JP2000116771A - 計量された流体を供給するための装置 - Google Patents

計量された流体を供給するための装置

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JP2000116771A
JP2000116771A JP11232821A JP23282199A JP2000116771A JP 2000116771 A JP2000116771 A JP 2000116771A JP 11232821 A JP11232821 A JP 11232821A JP 23282199 A JP23282199 A JP 23282199A JP 2000116771 A JP2000116771 A JP 2000116771A
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inlet port
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Terence Edward Weston
テレンス、エドワード、ウェストン
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Weston Medical Ltd
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Weston Medical Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 計量された流体を患者に供給するための既存
の医療装置の欠点を克服して、加圧流体とともに使用す
る計量ディスペンサを提供する。 【解決手段】 医療用の移動式ポンプは、流体の供給源
と計量装置とを有し、計量装置はロータ1を有してい
る。ロータ内には、ロータの軸線に対して直角に延びた
ボア4内で作動するピストン3が収容され、ピストン3
は計量される流体によって駆動される。ロータは、入口
ポートおよび出口ポートを有するステータ内に保持され
ている。ロータが回転すると、ボアの第1端が入口ポー
ト11と流体連通し、ピストンは、加圧流体上を作動
し、ボア内を入口ポートの方へ移動する。ロータが更に
回転すると、ボアの第1端が出口ポート12と流体連通
した状態でボアの第2端が入口ポートと流体連通し、ピ
ストンは流体を排出させるため、出口ポートの方向に移
動すし、ロータを前後に回転させて、計量された量の流
体を排出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体計量装置を有
する装置に関し、より詳細には、計量された流体を患者
に供給する医療装置に関する。流体計量装置は、人類の
発明のうち最古で且つ種々の発明の1つである。主要な
種類は、燃料噴射システム(すなわち、加圧流体の流量
を制御する固定又は可変レストリクタ(例えば、ニード
ル弁)、一定レベルに到達すると所定量の水を排出する
自動水槽、および蠕動ポンプのような圧送と結合した計
量)に使用されるような、容量形ディスペンサである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】計量装置は、健康産業
において広範に使用されている。典型的な用途は、患者
の血液流に直接薬剤を供給するためのシリンジポンプで
あり、ステップモータが親ねじを駆動させてシリンジの
プランジャを移動させ、薬剤を分配する。計量は、モー
タの速度(従って、プランジャの移動頻度)を制御する
ことによって達成される。これらのシリンジポンプは、
多くの欠点を有している。第1に、これらのシリンジポ
ンプは、比較的高価である。第2に、計量精度が、プラ
ンジャの直径に依存するが、プランジャの直径は、製造
者が異なると変動することがある。第3に、特に低流量
では、プランジャが、くっつくことがあり、これにより
供給量が変動する。第4に、流れに対して大きな抵抗が
ある場合には、ステップモータに駆動信号が伝達されて
も、常に駆動シャフトが移動するとは限らない。シリン
ジポンプの長所としては、設定および維持が容易であ
り、かなり信頼性があり、一般的に使用し易い。
【0003】病院で広範に使用されている移動式薬剤供
給装置用の別の種類の計量ポンプは、蠕動ポンプであ
る。蠕動ポンプは、流体を収容するエラストマーチュー
ブ(チューブの一端が、圧送される流体のリザーバに接
続されている)と、間隔を隔てた少なくとも一対のロー
ラ(ローラが、チューブに押付けられて流体塊を捕捉
し、チューブに沿って移動して、流体塊を出口の方へ移
動させる)とによって構成されている。このようなポン
プは、ドラム又は線形トラックのまわりに多数のローラ
を使用しており、各流体塊が供給されるので、流体の供
給が僅かに途切れる。ローラの通過の後にチューブが跳
ねることによって、吸引される。蠕動ポンプは、ポンプ
チューブが新しいときには正確な流量を供給するが、チ
ューブ材料は急速にその弾性を失い、流量が低下する。
さらに、チューブは、頻繁に取り換えなければ、割れる
ことが多い。蠕動ポンプの長所は、設定および維持が簡
単であり、グランドやスライディングシールが不用であ
り、チューブがしばしば、ローラを含む使い捨てカート
リッジ内に収容され、そして比較的廉価であることであ
る。
【0004】病院で極く普通に使用されている別の計量
装置は、静脈(IV)点滴セットに関連して使用される
極めて簡単なドリップコントローラである。基本装置
は、点滴薬剤容器から延びている弾性チューブを部分的
に塞ぐように調整されるクランプによって構成されてい
る。流量は、可視チャンバ内の滴数を数えることによっ
て測定され、設備は、滴流量を電子的に監視する。ドリ
ップコントローラは、ポンプよりも複雑ではなく、容器
を供給レベル以上に固定することによって、流体は加圧
される。ドリップコントローラは、可動部分を有してお
らず、維持の問題が殆どない。しかしながら、薬剤が消
費されるにつれて圧力ヘッドが変化するので、流量は低
下し、コントローラをしばしば調整する必要がある。種
々の種類のチューブクランプが使用されているが、最初
にセットした後は、軟らかいチューブ材料はクリープ
し、更に調整しなければならない。また、ドリップコン
トーラは、粘性溶液について使用したとき、問題を有し
ている。より精巧なコントローラを使用して可変レスト
リクタを制御するが、流量範囲を手頃なコストで正確に
カバーする適当な計量装置は殆どない。
【0005】最初の2つの例に関して、ポンプは、閉塞
した場合に、供給側に圧力を形成し、圧力警告装置は必
須である。最後の計量装置の例でも、閉塞した下流によ
り流れが停止するので、警報装置は必須である。
【0006】薬剤に使用される別の計量装置は、薬剤を
平均径約5ミクロンの微細な滴のスプレーで連続的に供
給するのに使用される計量吸入器(MDI)である。一
般に、この装置は、液化ガス噴射剤と混合された薬剤を
収容しており、まず計量された混合物をバルクから隔離
し、次いで噴射剤を殆ど爆発のように噴射させ、薬剤を
微細なスプレーとして消散させながら、大気に開放す
る。最近まで、このようなMDIは、噴射剤としてCF
Cの使用に完全に依存していたが、このような化学作用
によって発生するオゾンの消耗によって、WO91/1
4468号に記載されている計量薬剤を霧化するのに非
常な高圧を使用する、本発明者による装置のような、M
DIを付勢する新しい方法が見い出されている。しかし
ながら、この装置は、MDIと比較して嵩が大きい。何
故ならば、これらの装置が、圧縮し、ラッチ止めし、要
求に応じて解放して薬剤を分配しなければならない、ば
ね押し式のピストンを使用しているからである。
【0007】上述のクランプ式のコントローラに加え
て、他の型式のコントローラには、粘度に反応するニー
ドル弁があり、ニードル弁は、流れ抵抗を増大させ、こ
のような頻繁な(粘度に非常に反応する)可変オン・オ
フ弁の流れを妨げる粒子汚染を受ける。
【0008】それ故、薬剤を計量する2つの基本的な方
法がある。すなわち、第1の方法は、IV点滴セットの
チューブクランプのように、加圧流体の流量を制御する
方法であり、第2の方法は、シリンジポンプのように、
容量形ポンプによる方法である。前者は通常、廉価であ
るが不正確であり、後者は、その反対である。一般に、
例えば、容器内に加圧ガスと一緒に貯蔵することによっ
て、或いは流体の閉鎖バッグ上に重りを置くことによっ
て、流体を加圧するのは、簡単であり廉価である。しか
しながら、本発明者の知るところによれば、広範な供給
量にわたって正確に分配するのに十分な精度及び/又は
安定性を備えた流れ制御要素は、現在のところない。
【0009】これらの課題は、供給量を設定値と比較
し、それに応じて制御要素を調整するように、フィード
バックを行うことによって、克服することができる。こ
のようにして得られた装置は、複雑で大きく高価であ
り、そして一般に小流量の場合には不適当である。多く
の用途について、基本的な課題は、種々の粘度に適した
広範な範囲に適合し、製造コストが非常に低廉な、正確
な計量装置がないということである。今日使用されてい
る方法には、流体の流れ内に配置され、流量に応じて回
転するインペラ、ドップラー効果装置、および熱、超音
波、光学、重力器具がある。これらの装置の殆どは、粘
度に対する感受性、密度、層流から乱流への変化、計量
導管内の可変速度形体、および環境変化のような深刻な
欠点を有している。計量科学における非常な進歩によ
り、特別な用途については、これらの課題が全て克服さ
れたが、これらは常に、限定された範囲内、或いは限外
濾過のような困難な流体条件の下での利用に限られる。
【0010】
【課題を解決するための手段】種々の流体計量条件につ
いて1つの解決策はないが、当該技術分野において著し
い進歩が見い出された。
【0011】本発明は、主として、ピストンを収容する
ロータを有し、ピストンが、ロータの軸線に対して横方
向に延びたボア内で自由に振動し、計量される流体によ
ってピストンが駆動される、加圧流体とともに使用する
計量ディスペンサを提供することによって、計量された
流体を患者に供給するための既存の医療装置の欠点の幾
つかを克服することを目的としている。好ましくは、ロ
ータは、入口ポートおよび出口ポートを有し、加圧流体
源に接続されたステータ内に密封状態に保持されてい
る。ロータが回転すると、ロータは、ボアの第1端がス
テータの入口ポートと流体連通し、第2端が出口ポート
と流体連通する位置と、第1端が出口ポートに接続さ
れ、第2端が入口ポートに接続される位置との間を移動
する。ロータを前後に回転させて計量された流体を連続
的に分配してもよく、或いは同じ方向に連続的に又は断
続的に回転させて計量された流体を連続的に分配しても
よい。かくして、機械化された例は、ロータが回転しピ
ストンが振動すると、正確に計量された量の流体を供給
する。ロータの回転速度によって許容される時間内にピ
ストンを全行程移動させるのに十分な圧力がなければな
らないが、広範な作動範囲が可能である。低圧の用途で
は、ピストンは、摩擦損失を微少量まで減少させるた
め、ボア内に小さな隙間を有しているのがよく、質量
は、慣性損失を最小にする程に小さいのがよい。
【0012】本発明の1つの実施の形態では、このよう
な計量装置を備えた移動式医療ポンプが提供され、加圧
流体源は好ましくは、後述するような「バッグ・イン・
カン」型式のものである。別の実施の形態では、このよ
うな計量装置を備えた医療用点滴ポンプが提供され、流
体源の圧力は好ましくは、重力によって得られる。
【0013】ロータは、手動で作動させてもよく、電
気、エア、時計作動式、液圧、重力式を含むモータによ
って作動させてもよい。IV点滴のような或る用途で
は、計量要素は、使い捨てできることを意図している。
その主な利点は、装置を滅菌する必要がないことであ
り、計量要素の使用サイクルが非常に短く、製造コスト
を廉価にすることができ、駆動ユニットのような高価な
部分を保持して新しい計量要素とともに使用することが
できることである。
【0014】ピストンの振動数及び/又は位置を測定
し、それに応じて警報装置又は流量ディスプレーを作動
させるのに、検出器を取付けるのがよい。改良は、計量
要素を簡素にし廉価にするため、駆動ユニットの一部で
もよい。構造上の理由のため、ステータとロータの役割
を逆転させる(すなわち、ピストンが円筒形のステータ
内を振動し、ロータがシリンダの外側を回転する)のが
好ましい。
【0015】第1の好ましい実施の形態は、短い円筒形
のロータを提供し、ロータが、その回転軸線に対して直
角に貫通した円筒形ボアを有している。ピストンが、ボ
ア内に置かれており、計量すべき流体の漏洩を阻止する
のに十分な程小さい隙間を有している。(この隙間は、
流体の粘度と圧力に応じて変えてもよい。)ロータは、
入口ポートおよび出口ポートを有するステータ内に密封
状態に保持されている。ロータが回転すると、ロータの
ボアの各端は、圧力入口ポートに交互に向けられる。そ
の結果、ピストンがボア内を振動し、ステータの出口ポ
ートから流体を排出させる。ロータは、モータとギアボ
ックスによって駆動され、容易に交換できるように、計
量ディスペンサに取り外し可能に取付けられている。流
体の汚染を回避するため、ロータとステータは潤滑され
ておらず、構造材料は、摩擦を最小にし流体と適合する
ように選定されている。モータには、速度コントローラ
が取付けられており、速度コントローラによって、計量
ディスペンサの出力を変えることができる。
【0016】第2の好ましい実施の形態は、高圧で作動
するようになっている点を除いて、第1の実施の形態の
装置と同様な装置である。ロータは、切頭円錐形であ
り、同様な形態のステータ内で合致している。ロータ
は、500バールまでの圧力で密封接触圧を確保するよ
うに、ばねによって付勢されている。高圧のため、ピス
トンは、ボア内に密封状態で嵌め込まれており、すなわ
ちピストンとボアとの間の大きな漏洩を阻止する微小隙
間を有している。ロータとステータとの間の大きな接触
圧のため、潤滑剤による流体の汚染が許容される場合に
は二硫化モリブデンのような潤滑剤を使用してもよい
が、各材料は、潤滑剤のない乾燥摩擦に適合している。
【0017】
【発明の実施の形態】図1(a)〜図1(c)は、キャ
ビティが構成され、コネクタ5、6を有するステータ2
と、ロータ1とを示しており、ロータ1は、ロータ1の
回転軸線と直角に配置され、ピストン3を収容する横方
向ボア4を有している。ロータ1には、駆動シャフト9
が連結されている。ロータ1は、横断面が円形であり、
図1(a)〜図1(c)に示される実施の形態では、略
円筒形である。ボア4の各端は、ロータ1の周囲の分配
溝7と流体連通している。ステータ2は、コネクタ5で
終わっている出口ポート12と、コネクタ6で終わって
いる入口ポート11とを有している。(図示されている
形体では、ポートは、機能に関しては、交換可能である
ことに留意されたい。)ピストン3は、流体が環状毛管
から漏洩しないように、僅かな隙間をもってボア4に嵌
め込まれており、ピストン3は、組立後に、ロータ1に
挿入されたストップピン10によって制限されるのがよ
い。或いは、ピストン3は、ステータ2に当接させるこ
とによって、停止させてもよい。ピン10が取付けられ
ている場合には、調時回路やアラーム等を作動させるの
に、ピンを使用してもよい。図1(c)を参照すると、
ロータ1は、保持リップ8によって、ステータ2内に保
持されており、駆動シャフト9は、プラグイン駆動手段
(図示せず)に適合するようになっている。好ましく
は、ロータ1は、ポリメチルメタクリレート又は同様な
硬質プラスチックのような透明材料で形成されており、
ステータ2は、PTFE又はポリプロピレンのような低
摩擦弾性プラスチック材料で形成されている。低圧の場
合には、ロータ1のステータ2内での僅かな締り嵌め
が、回転シールとして作用するのに十分であるが、圧力
が高くなる程、別の低摩擦シールが必要となる。
【0018】次に図3(a)を参照すると、入口ポート
6が、加圧流体源に接続されており、ロータ1は、一方
の終端行程位置で示されている。図3(a)に示される
ように、ピストン3の左方のボア4の容積は、空気のみ
で占められており、ポート11、12は、溝7を互いに
分離するランド7a、7bによってそれぞれ閉鎖されて
いる。ロータ1が時計回りに回転すると、ボア4の端Y
は、一方の溝7を介して、入口ポート11に接続する
(図3(b)参照)。ボア4の端Yに至るピストンの側
の加圧流体17は、ピストン3を、ボア4に沿ってボア
4の端Zの方向に付勢し、ピストンの前方の空気は、他
方の溝7およびポート12から排出される。ロータ1を
図3(c)の位置に更に回転させると、流体が端Zのと
ころでボアに入り、ピストン3は、反対方向に移動し
て、流体を溝7を介してポート12から排出させる。も
ちろん、ロータ1を連続的に回転させてもよく、そのよ
うにすると、ロータ1の回転速度によって決定される速
度で計量された量の流体17が連続的に排出される。か
くして、ピストン3に最初に作用してピストンを移動さ
せる流体が、ピストン3によって作用される流体になる
ことが分かる。(ロータの回転速度によって決まる)利
用可能な時間内に、(回転毎に2度の)ピストンの各行
程を行うのに十分な流体圧力がある場合には、装置は、
極めて正確に計量された量を供給する。連続的な回転の
代わりに、ロータを、前後に(例えば、180°にわた
って)振動させてもよい。
【0019】次に図2を参照すると、図1に示した装置
と同様であるが、ステータ22に密封状態に且つ回転可
能に組み立てられた切頭円錐形のロータ21を使用した
装置が示されている。ロータ21は、カラー40を備え
たシャフト29を有している。圧縮状態のディスクばね
41が、カラー40の面42に作用し、ステータ22の
スラスト面43に作用して、ロータ21の円錐形面を、
ステータ22の対応する円錐形面に密封状態に付勢す
る。計量ディスペンサは、上述のように作動する。円錐
形面に大きな接触圧が生ずるので、計量される流体との
良好な密封および適合性が得られるように、適当な材料
を選択するがよい。典型的には、ロータを、グラファイ
ト又は改質PTFEで形成するのがよく、ステータを、
ステンレス鋼で形成するのがよい。
【0020】図4に示される実施の形態は、溝7(従っ
て、レーン7a、7b)が省略されている点でのみ、図
1(a)〜図1(c)に示される実施の形態と相違して
いる。これは、ボア端がポート11、12と整列したと
き、流体がボア4に流出入することを意味している。同
様な変形を、図2の実施の形態に施してもよい。
【0021】装置を低圧で作動させようとする場合に
は、ピストンは、ボア内で僅かな隙間(典型的には、直
径の0.1%程度)を有していれば足りる。高圧で作動
させようとする場合には、シール(例えば、リップシー
ル又はOリング)及び/又は潤滑剤が必要とされる。
【0022】計量装置は、医療薬剤の加圧容器や引き続
き加圧される流体の容器と一体にしてもよく、或いは、
これらの容器に(例えば、クリンプ加工によって)恒久
的に固定し、又は取り外し可能に連結してもよい。後者
の簡単な例として、計量される液体を収容するIV点滴
バッグがある。このバッグは、支持スタンドに沿って患
者の上方に持ち上げるまで、或いはホルダ内に配置して
重り又はばねで加圧するまで、作動圧力を有しない。或
いは、計量装置を、医療用の広範な計量用途のため、加
圧パイプラインに挿入してもよい。本発明の計量装置が
特に価値を有する用途として、いわゆる「バック・イン
・カン」(bag-in-can)分配システムからの流体の計量
がある。これは、カンの内部に置かれた可撓性のバッグ
に流体(本発明の主要な例では、薬剤のような医療用流
体である)が保持されるシステムである。カンは、カン
自体を加圧する物質(例えば、液状のブタン、窒素のよ
うな加圧ガス)を収容しており、これによりバッグから
外部への出口を開放したとき、バッグに分配圧力が及ぼ
される。
【0023】図5は、本発明を備えた移動式ポンプを示
している。このポンプは、2つのユニットによって構成
されている。一方のユニットは、モータ51と、モータ
に電力を供給するバッテリ52と、モータの速度(従っ
て、ポンプの排出速度)を変化させるためのコントロー
ラ53とを備えたパワーパック50である。他方のユニ
ット60は、上述したような計量装置61と、ガス加圧
式「バッグ・イン・カン」ディスペンサ62とを備えて
いる。押しつぶし可能なバッグ63が、計量される流体
を収容しており、外部カン内のバッグのまわりの領域6
4が、加圧ガスを収容している。バッグは、コネクタ6
5によって計量装置に接続されている。使用の後、ディ
スペンサと計量装置を備えたユニットを廃棄し、パワー
パックに新しいユニットを取付けることができる。或い
は、両方とも廃棄してもよく、この場合には、接続を外
す必要がない。
【0024】「バッグ・イン・カン」技術の代わりに、
他の形態の加圧方法(例えば、ばね式のシリンジやゴム
バルーン)を使用してもよい。この後者の装置は、エア
ゾールとともに使用することが知られており、基本的
に、液状製品自体によって膨らませる(従って、ガスを
必要としない)薄肉弾性バルーンである。バルーンは、
液体内部に一定の圧力を及ぼしているので、出口弁が開
放されたときに製品が分配される。
【0025】図5が、移動できることを意図したポンプ
を示しているが、同じ原理を、非移動式ポンプ(例え
ば、ベッド脇に置くことを意図したポンプ)に使用して
もよい。
【0026】図6(a)および図6(b)は、点滴装置
を示している。この装置は、支持ポール70を備え、支
持ポール70には、ポールに沿って上下に調節できる保
持ブラケット72によって、モータユニット71が取付
けられている。モータユニット71は、モータ73と、
モータに電力を供給するバッテリ74と、モータの速度
(従って、流量)を変えるためのコントローラとを備え
ている。図面は、係止可能な流量コントローラ75と、
流量を表示するためのディスプレー76と、ステータス
・インジケータ77とを備えている。第2のユニット8
0が、モータユニットに取り外し可能にクリップ止めさ
れており、上述のような計量装置85を備えている。こ
れは、加圧流体の入口81から患者に接続される流体出
口82までの流体を計量する。図面は、計量装置のロー
タ内でのピストン84の位置を検出するための検出器8
4を示している。他の検出器(例えば、屈折率検出器)
に関連して、計量装置内の液体の有無を検出するため、
これらを使用して、機能障害を表示する適当な警報装置
(例えば、可聴警報装置、可視警報装置、或いは、これ
らの両方)を作動させることができる。このような警報
装置を、上述の移動式ポンプに備えてもよい。
【0027】作動に際して、まず、装置を、患者に接続
せずに、好ましくは高速で作動させ、パイプ内の空気を
パージしてから、患者に接続する。
【0028】図5および図6は、モータを示している
が、上述のような型式のモータ以外のモータを使用して
もよい。実際には、或る状況の下では、モータを使用せ
ずに、装置を人力で作動させる。これは一般には、医療
薬剤を分配する装置では適当ではないが、他の製品(例
えば、練り歯磨き、ハンドクリーム、工業製品)を分配
するには、手動ディスペンサが適当であることもあり、
このような分配装置は、本発明の範囲内にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の種々の状態を示した図であ
り、図1(a)は、平面図、図1(b)は、図1(a)
の線B−Bに沿った断面図、図1(c)は、図1(a)
の線C−Cに沿った断面図である。
【図2】高圧で作動するようになっている第2の実施の
形態を示した図である。
【図3】計量ディスペンサの作動順序を示した図であ
る。
【図4】別の実施の形態を示した、図1bと同様な図で
ある。
【図5】本発明の装置を備えた移動式ポンプを示した図
である。
【図6】本発明の装置を備えた点滴装置を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 ロータ 2 ステータ 3 ピストン 4 ボア 5、6 コネクタ 9 駆動シャフト 11 入口ポート 12 出口ポート

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動式医療用ポンプであって、医療用流体
    の加圧供給源と、流体計量装置とを備え、流体計量装置
    が、キャビティを構成する内壁をもつ第1の部材と、キ
    ャビティ内に設けられ、貫通ボアを有する第2の部材
    と、ボアに沿って移動し、各側に第1のボア領域と第2
    のボア領域を構成するピストンと、流体をキャビティに
    供給するための流体入口ポートと、流体をキャビティか
    ら排出するための流体出口ポートとを備え、第1および
    第2の部材が、流体入口ポートが第1のボア領域と連通
    し、流体出口ポートが第2のボア領域と連通する第1の
    位置と、流体入口ポートが第2のボア領域と連通し、流
    体出口ポートが第1のボア領域と連通する第2の位置と
    の間で、回転軸線を中心として互いに回転可能であるこ
    とを特徴とするポンプ。
  2. 【請求項2】流体源が、恒久的な圧力を受けていること
    を特徴とする請求項1に記載のポンプ。
  3. 【請求項3】流体源が、加圧ガスによって囲まれた押し
    つぶし可能な容器であることを特徴とする請求項2に記
    載のポンプ。
  4. 【請求項4】流体源が、流体に分配圧力を及ぼすように
    なった弾性膨張可能な容器を備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載のポンプ。
  5. 【請求項5】流体源が、ばね押し式のシリンジを備えて
    いることを特徴とする請求項1に記載のポンプ。
  6. 【請求項6】第1の部材と第2の部材との相対回転が、
    モータによって行われることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1項に記載のポンプ。
  7. 【請求項7】取り外し可能に接続された2つのユニット
    を備え、一方のユニットが、流体源と、流体計量装置と
    を備え、他方のユニットが、モータを備えていることを
    特徴とする請求項6に記載のポンプ。
  8. 【請求項8】他方のユニットが、モータのパワーパック
    を更に備えていることを特徴とする請求項7に記載のポ
    ンプ。
  9. 【請求項9】非移動式に修正されていることを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれか1項に記載のポンプ。
  10. 【請求項10】医療用点滴装置であって、点滴流体の源
    に接続される流体入口と、患者に接続される流体出口
    と、流体計量装置とを備え、流体計量装置が、キャビテ
    ィを構成する内壁をもつ第1の部材と、キャビティ内に
    設けられ、貫通ボアを有する第2の部材と、ボアに沿っ
    て移動し、各側に第1のボア領域と第2のボア領域を構
    成するピストンと、前記流体入口に接続され、流体をキ
    ャビティに供給するための流体入口ポートと、前記流体
    出口に接続され、流体をキャビティから排出するための
    流体出口ポートとを備え、第1および第2の部材が、流
    体入口ポートが第1のボア領域と連通し、流体出口ポー
    トが第2のボア領域と連通する第1の位置と、流体入口
    ポートが第2のボア領域と連通し、流体出口ポートが第
    1のボア領域と連通する第2の位置との間で、回転軸線
    を中心として互いに回転可能であることを特徴とする装
    置。
  11. 【請求項11】スタンドと、スタンドに沿って装置の残
    部の垂直位置を調整するための手段とを備えていること
    を特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】スタンドに取付けられ、ディスプレー手
    段を有する第1のユニットと、第1のユニットに取り外
    し可能に接続され、前記流体計量装置を有する第2のユ
    ニットとを備えていることを特徴とする請求項10又は
    11に記載の装置。
  13. 【請求項13】流体の形態の洗面用化粧品又は工業製品
    を分配するための手動式分配装置であって、洗面用化粧
    品又は工業製品の供給源と、流体計量装置とを備え、流
    体計量装置が、キャビティを構成する内壁をもつ第1の
    部材と、キャビティ内に設けられ、貫通ボアを有する第
    2の部材と、ボアに沿って移動し、各側に第1のボア領
    域と第2のボア領域を構成するピストンと、流体をキャ
    ビティに供給するための流体入口ポートと、流体をキャ
    ビティから排出するための流体出口ポートとを備え、第
    1および第2の部材が、流体入口ポートが第1のボア領
    域と連通し、流体出口ポートが第2のボア領域と連通す
    る第1の位置と、流体入口ポートが第2のボア領域と連
    通し、流体出口ポートが第1のボア領域と連通する第2
    の位置との間で、回転軸線を中心として互いに回転可能
    であることを特徴とする装置。
JP11232821A 1998-08-19 1999-08-19 計量された流体を供給するための装置 Pending JP2000116771A (ja)

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GBGB9818111.8A GB9818111D0 (en) 1998-08-19 1998-08-19 Device for metered fluid delivery
GB9818111.8 1998-08-19

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EP0980690A3 (en) 2000-03-01
GB9818111D0 (en) 1998-10-14
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