JP2000115003A - デジタル放送受信装置 - Google Patents

デジタル放送受信装置

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JP2000115003A
JP2000115003A JP10278338A JP27833898A JP2000115003A JP 2000115003 A JP2000115003 A JP 2000115003A JP 10278338 A JP10278338 A JP 10278338A JP 27833898 A JP27833898 A JP 27833898A JP 2000115003 A JP2000115003 A JP 2000115003A
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circuit
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digital broadcast
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broadcast receiving
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JP10278338A
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Masayuki Tsuji
雅之 辻
Kenichi Taura
賢一 田浦
Masayuki Ishida
雅之 石田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体対象のデジタル放送サービスを受信す
るデジタル放送受信装置において、選局等による放送サ
ービス切替時に発生する空白時間を低減する。 【解決手段】 アンテナ1からの受信信号を入力して変
調信号を出力するチューナ2、チューナ2出力の変調信
号を復調し複数の符号化信号を取出す復調回路3と、復
調回路から出力される複数の符号化信号それぞれのイン
タリーブ処理を復元する複数のデインタリーブ手段4
と、各デインタリーブ手段の出力から少なくとも一系統
を選択する選択回路5、選択回路5から出力される信号
に対し送信側での処理に対応した復号処理を行う誤り訂
正復号回路6,多重分離回路7,情報源復号回路8と、
復号された信号を増幅し出力する増幅回路9とを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば携帯受信
端末や車載受信端末等の移動体を対象とするデジタル放
送サービスを受信するデジタル放送受信装置に関し、選
局等による放送サービスの切替時に発生する空白時間を
低減できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば郵政省放送行政報道資料
「2.6GHz帯衛星デジタル音声放送の暫定方式の策
定」1998年6月29日発表に記載の、伝送上の誤り
を軽減する手段として広く一般的なインタリーブ手段を
含むデジタル放送システムの送信側の構成例を示すブロ
ック構成図である。図中、40,50,60は情報源符
号化回路、41,51,61は多重化回路、42,5
2,62,47は誤り訂正符号化回路、43,53,6
3,48はインタリーブ回路、44は変調部、45は周
波数変換増幅回路、46は送信アンテナである。放送チ
ャンネルでは、各チャンネル毎にもとの音声/画像が情
報源符号化回路40,50,60で情報源符号化、多重
化回路41,51,61で多重化、誤り訂正符号化回路
42,52,62で誤り訂正符号化、インタリーブ回路
43,53,63でインタリーブ化される。受信機側で
の受信信号の分析及び拡散符号の同期検出、制御情報等
の伝送のために使用される、放送チャンネルと独立した
パイロットチャンネルでは、制御信号が、誤り訂正符号
化回路47で誤り訂正符号化、インタリーブ回路48で
インタリーブ化される。上記操作を経てインタリーブ化
された各信号は変調部44で変調され、それぞれが合成
されて周波数変換増幅回路45で周波数変換増幅された
後、放送信号として送信アンテナ46から発せられる。
【0003】図9は図8の送信側に対する受信装置の構
成を示すブロック構成図である。図において、1は受信
アンテナ、2はチューナ、30は復調回路、4はデイン
タリーブ回路、6は誤り訂正復号回路、7は多重分離回
路、8は情報源復号回路、9は増幅回路、10は出力部
であり、4〜10で情報源のソースデータの伝送に関わ
る放送チャンネルの復号再生系が構成される。一方、1
1はデインタリーブ回路、12は誤り訂正復号回路、1
4は選局操作スイッチ、70は制御回路であり、11〜
14,70で受信装置の制御や受信を容易にするための
データ伝送に関わるパイロットチャンネルの復号及び受
信装置の操作系が構成される。
【0004】受信アンテナ1で受信した受信信号はチュ
ーナ2に入力され変調されて変調信号が出力される。チ
ューナ2から出力される変調信号は復調回路30に入力
され、パイロットチャンネルと選択された放送チャンネ
ルが復調される。復調回路30からの放送チャンネル出
力は、デインタリーブ回路4に入力されてインタリーブ
処理から復元される。デインタリーブ回路4の出力は誤
り訂正復号回路6に入力され誤り訂正復号処理が施され
る。誤り訂正復号回路6の出力は多重分離回路7に入力
され、多重化された信号が分離される。多重分離回路7
の出力は情報源復号回路8に入力され、復号されて伝送
側の情報源と同様の信号となる。情報源復号回路8出力
は増幅回路9で増幅され、出力部10から出力される。
【0005】復調回路30からのパイロットチャンネル
出力は、デインタリーブ回路11に入力されてインタリ
ーブ処理から復元される。デインタリーブ回路11の出
力は誤り訂正復号回路12に入力され誤り訂正復号処理
が施される。誤り訂正復号回路12の出力と選局操作ス
イッチ14の出力は制御回路70に入力され、選局等の
受信装置の各種制御を行う。選局操作スイッチ14によ
る選局の結果に基づき、制御回路70によって復調回路
30における放送チャンネルの選局が行われる。
【0006】移動体受信環境では、場合によっては頻繁
に受信電波が瞬断するので、受信信号にバースト状の誤
りが発生する。そのため、送信側でデータを並べ替える
インタリーブ化を行ってから伝送し、受信側でデインタ
リーブすることにより、誤りが分散して軽減されるよう
にしている。図10はこの一連の動作を説明する説明図
である。(a)のデータ列に対し(b)のように並べ替
えを行うと、例えば(c)のように誤りが発生しても並
べ替えを元に戻せば誤りは分散する。さらに誤り訂正復
号により訂正されることが期待できる。並べ替えの期
間、即ちインタリーブの深さが長いほど、長い誤りに耐
えることが出来る。このようなことからインタリーブの
深さは予想される瞬断時間より長い期間設定される。こ
の期間は、その放送システムがどの程度の期間の受信条
件悪化に耐えうるかという性能と関係するため、一般に
数秒間にも及ぶ長い時間が設定される。
【0007】また、送信側で例えばMPEG2で複数の
情報源をそれぞれ符号化し、各情報源に対応するパケッ
トをトランスポート・ストリームの形で多重化する場合
には、多重分離回路7では多重化されたパケットを分離
し、情報源復号回路8ではMPEG2の復号化を行うこ
とになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のデジタル放送受
信装置は以上のように構成されているので、瞬断による
不具合を防止するための時間、インタリーブの深さによ
り、放送サービスを切替受信する場合に、必ずインタリ
ーブ期間相当分以上の待ち時間が必要となるという問題
点があった。即ち、選局等により放送サービスを切替す
る際にインタリーブの深さに起因する空白時間が発生す
るという問題点があった。
【0009】この発明は以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、予め少なくとも幾つかの放送チ
ャンネルについてデインタリーブまでの処理を行うよう
受信装置を構成することにより、放送サービス切替時に
発生する空白時間を低減できるデジタル放送受信装置を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のデジタル放送受
信装置は、複数系統の放送サービスに対し個別に情報源
符号化、多重化、誤り訂正符号化、及びインタリーブの
各処理を施した後、それぞれを変調して合成した変調信
号を伝送するデジタル放送の受信装置であって、その第
1の構成は、アンテナで受信した信号を入力して変調信
号を出力するチューナと、上記チューナから出力される
変調信号を復調して複数の符号化信号を取り出す復調手
段と、上記復調手段から出力される複数の符号化信号そ
れぞれのインタリーブ処理を復元する複数のデインタリ
ーブ手段と、上記各デインタリーブ手段の出力から少な
くとも一系統を選択する選択手段と、上記選択手段から
出力される信号に対し送信側での処理に対応した復号処
理を行う誤り訂正復号、多重分離手段、情報源復号の各
手段と、復号された信号を増幅し出力する増幅出力手段
とを備えたものである。
【0011】本発明のデジタル放送受信装置の第2の構
成は第1の構成において、選局のための情報を予め設定
するプリセット同調手段を備え、上記復調手段で上記の
予め設定された複数の放送サービスの変調信号を復調し
てその符号化信号を上記デインタリーブ手段に入力する
ように構成したものである。
【0012】本発明のデジタル放送受信装置の第3の構
成は第1の構成において、上記複数系統の放送サービス
の中に含まれる共用チャンネル用のデインタリーブ手段
を備え、上記復調手段で上記共用チャンネル分を含む複
数の符号化信号を取り出し、上記共用チャンネルの符号
化信号を常時上記デインタリーブ回路に出力するように
構成したものである。
【0013】本発明のデジタル放送受信装置の第4の構
成は第1ないし第3のいずれかの構成において、上記複
数のデインタリーブ手段に上記復調手段から出力される
複数の放送チャンネル分の符号化信号を順次切り替えて
入力することによりチャンネルサーチを行うように構成
したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、送信機側で、複数系統
の放送サービス(音声・画像)に対して個別に情報源符
号化、多重化、誤り訂正符号化、及びインタリーブの各
処理を施した後、それぞれを変調して合成した変調信号
を発信して伝送するデジタル放送を受信する装置であ
る。本装置の第1の構成においては、アンテナで受信し
た受信信号を入力して変調信号を出力するチューナの出
力を、復調手段により復調して複数の符号化信号を取り
出し、複数設けたデインタリーブ手段により上記複数の
符号化信号それぞれに個別にデインタリーブ処理を行っ
て選択手段に入力する。選択手段により選ばれたデイン
タリーブ後の信号は、誤り訂正復号、多重分離、情報源
復号の各処理により元の音声/画像信号に復元され、増
幅手段を経て出力される。従来装置と異なり、受信した
複数系統の放送チャンネルのうち、予め少なくともいく
つかの放送チャンネルについてデインタリーブまでの処
理を行い、それらを受信装置における選局に基づいて選
択して以後の処理を行うので、瞬断の対策としてのイン
タリーブの深さに起因する選局時の空白時間を大幅に短
縮できる効果がある。
【0015】また、第2の構成においては、アンテナで
受信した受信信号を入力して変調信号を出力するチュー
ナの出力を、復調手段により復調してプリセット同調手
段で予め設定された複数の符号化信号を取り出し、それ
ぞれ個別にデインタリーブ処理を行って選択手段に入力
する。選択手段により選ばれたデインタリーブ後の信号
は、誤り訂正復号、多重分離、情報源復号の各処理によ
り元の音声/画像信号に復元され、増幅手段を経て出力
される。上記効果に加え、使用頻度の高いチャンネルを
プリセットすることができるので、予めデインタリーブ
するための必要系統数を少なく設定できる。
【0016】また、第3の構成においては、アンテナで
受信した受信信号を入力して変調信号を出力するチュー
ナの出力を、復調手段により復調して共用チャンネルを
常時含む複数の符号化信号を取り出し、それぞれ個別に
デインタリーブ処理を行って選択手段に入力する。選択
手段により選ばれたデインタリーブ後の信号は、誤り訂
正復号、多重分離、情報源復号の各処理により元の音声
/画像信号に復元され、増幅手段を経て出力される。上
記空白時間短縮効果に加え、放送チャンネルと共用チャ
ンネルの切替時にも空白期間を発生することがない。
【0017】さらに、第4の構成においては、アンテナ
で受信した受信信号を入力して変調信号を出力するチュ
ーナの出力を、復調手段により復調して複数の符号化信
号を取り出す。復調される放送チャンネルはパイロット
チャンネル系の制御手段により順次切り替えられる。取
り出された符号化信号はそれぞれ個別にデインタリーブ
処理を行って選択手段に入力する。チャンネルサーチ動
作により選択手段により選ばれたデインタリーブ後の信
号は、誤り訂正復号、多重分離、情報源復号の各処理に
より元の音声/画像信号に復元され、増幅手段を経て出
力される。チャンネルサーチする際の空白時間を大幅に
短縮させることができる。
【0018】実施の形態1.図1は本発明の実施の形態
1の移動体デジタル放送受信装置を示すブロック構成図
である。図において、1は受信アンテナ、2はチュー
ナ、3は復調回路、4はデインタリーブ回路、5は選択
回路、6は誤り訂正復号回路、7は多重分離回路、8は
情報源復号回路、9は増幅回路、10は出力部であり、
4〜10により放送チャンネル系統が構成される。復調
回路3の放送チャンネル系統の出力とデインタリーブ回
路4はそれぞれ複数存在する。11はデインタリーブ回
路、12は誤り訂正復号回路、13は制御回路、14は
選局操作スイッチであり、11〜14によりパイロット
チャンネルの複合及び受信装置の操作系が構成される。
【0019】本実施の形態1においては、受信アンテナ
1により受信された放送信号はチューナ2に入力され変
調信号が出力される。チューナ2から出力される変調信
号は復調回路3に入力され、予め決められた数(複数)
の選択された放送チャンネルが復調される。復調回路3
の複数の放送チャンネル出力は、それぞれデインタリー
ブ回路4に入力されてインタリーブ処理から復元され
る。それぞれのデインタリーブ回路4の出力は選択回路
5に入力される。一方、復調回路3ではパイロットチャ
ンネルも復調されて出力され、デインタリーブ回路11
に入力されてインタリーブ処理から復元される。デイン
タリーブ回路11の出力は誤り訂正復号回路12に入力
され誤り訂正復号処理が施される。誤り訂正復号回路1
2の出力は制御回路13に入力され、選局操作スイッチ
14による選局に基づいて、復調回路3及び選択回路5
を制御する信号を発生する。 復調回路3では、全ての
放送チャンネルを復調する場合を除いては、制御回路1
3からの制御信号に基づいて放送チャンネルを復調す
る。選択回路5では、制御回路13からの制御信号に基
づき、複数のデインタリーブ回路4の出力信号から選択
を行う。選択回路5出力の信号は誤り訂正復号回路6に
入力され誤り訂正復号処理が施される。誤り訂正復号回
路6出力は多重分離回路7に入力され、多重化された信
号が分離される。多重分離回路7出力は情報源復号回路
8に入力され、復号されて伝送側の情報源と同じ信号、
元の音声/画像信号が復元される。情報源復号回路8の
出力は増幅回路9で増幅され、出力部10から出力され
る。
【0020】従来例と同様に、送信側で例えばMPEG
2で複数の情報源をそれぞれ符号化し、各情報源に対応
するパケットをトランスポート・ストリームの形で多重
化する場合には、多重分離回路7では多重されたパケッ
トを分離し、情報源復号回路8ではMPEG2の復号化
を行うことになる。
【0021】図2は本実施の形態1における復調回路3
の構成の一例、符号分割多重方式を用いた場合を示すブ
ロック構成図である。同図中、101,103,11
3,123は乗算器、102は第1の逆拡散符号発生器
1、104は第2aの逆拡散符号発生器、114は第2
bの逆拡散符号発生器、124は第2cの逆拡散符号発
生器、105,115,125,106はQPSK(4
相位相変調)復調回路である。図に示すように放送チャ
ンネル系としては複数の組み合わせを用意して、複数の
復調出力を出す。
【0022】図3はこの符号分割多重方式による送信側
の変調部44の構成を示すブロック構成図であり、図4
はこの変調及び復調の動作を説明する図である。図3に
おいて、200,210,220,203はQPSK変
調回路、201,211,221,204,206は乗
算器、202は第2aの拡散符号発生器、212は第2
bの拡散符号発生器、222は第2cの拡散符号発生
器、207は第1の拡散符号発生器、205は加算回路
である。図8に示すように放送チャンネル系では同様の
回路構成が複数組あり、それぞれについて情報源の信号
が符号化、多重化、誤り訂正符号化、インタリーブ化さ
れた後、この図3に示す構成の変調部44に供給され
る。パイロットチャンネルでは各種制御信号が誤り訂正
符号化、インタリーブ化された後に変調部44に供給さ
れる。
【0023】放送チャンネル1を例に説明する。図3に
おける入力をQPSK変調回路200により変調するこ
とにより図4(a)のような狭帯域のスペクトルとな
る。2度の拡散符号との乗算により(b)のようにスペ
クトルは拡散される。この第2aの拡散符号発生器20
2側はチャンネル識別用で、第1の拡散符号発生器20
7側はマルチパス合成用である。放送チャンネル全てと
パイロットチャンネルの拡散によって、図3の変調部4
4からの出力は図4(c)に示すように拡散されたスペ
クトルの合成となる。図2の復調回路3において、放送
チャンネル1の場合、逆拡散符号発生器1と逆拡散符号
発生器2a出力との乗算により図4(d)のようにチャ
ンネル1についてのみ逆拡散される。
【0024】上述したように、本実施の形態1の受信装
置においては、予め複数の放送チャンネルについてデイ
ンタリーブまでの処理を行っておき、それらデインタリ
ーブ後の信号を受信装置における選局に基づいて選択
し、以後の処理を行い元の信号に復元するよう構成した
ので、瞬断の対策としてのインタリーブの深さに起因す
る選局時の空白時間を大幅に短縮できる効果がある。
【0025】実施の形態2.図5は本発明の実施の形態
2の移動体デジタル放送受信装置を示すブロック構成図
であり、図1の実施の形態1の構成にプリセット同調回
路15を追加したものである。カーラジオ等の移動受信
装置では選局即ち放送サービスの切り替えを容易にする
ためにプリセットの機能を備えることが一般的であり、
またユーザが任意に設定可能になっている。従って、プ
リセット同調回路15により、予めプリセットされた複
数の放送サービスに対して復調を行い、取りだした複数
の符号化信号をデインタリーブするように構成してい
る。後の動作は上記実施の形態1と同様である。予めプ
リセット同調回路15に基づき複数の放送チャンネルに
ついてデインタリーブまでの処理を行い、それらを選局
に基づいて選択して以後の処理を行うので、上記実施の
形態1と同様、選局時の空白時間を大幅に短縮できる効
果がある。さらに、使用頻度の高いチャンネルをプリセ
ットすることができるので、予めデインタリーブするた
めの必要系統数を少なく設定できる。デインタリーブ回
路4を少なくできる。
【0026】実施の形態3.図6は本発明の実施の形態
3の移動体デジタル放送受信装置を示すブロック構成図
であり、図1の実施の形態1の構成に、放送チャンネル
系統に含まれる共用チャンネル専用のデインタリーブ回
路16を追加している。共用チャンネルを他の放送チャ
ンネルと分けて常に復調し、デインタリーブ回路16に
よりインタリーブ処理から復元し選択回路5に入力する
ように構成している。共用チャンネルとは各放送チャン
ネルから共用できる情報を専門に伝送するチャンネルで
あり、各放送チャンネルから必要に応じて切り替えて使
用する。各放送チャンネルと共用チャンネルの切り替え
は選択回路5により行う。この時、切り替えの制御は、
受信中の放送チャンネルと共用チャンネルの切り替えの
情報を、例えばパイロットチャンネルを通じて伝送する
等の方法をとる。予め複数の放送チャンネルと共用チャ
ンネルについてデインタリーブまでの処理を行い、それ
らを受信装置における選局に基づいて選択して以後の処
理を行うので、上記実施の形態1と同様、選局時の空白
時間を大幅に短縮できる効果がある。さらに、放送チャ
ンネルと共用チャンネルの切り替わりにも空白期間を発
生することがない。
【0027】実施の形態4.図7は本発明の実施の形態
4の移動体デジタル放送受信装置に係わるチャンネルサ
ーチの手法例を示す動作説明図である。装置構成として
は図1,図5,図6に示す実施の形態1〜3と同様であ
り、制御回路13の動作が特徴的となる。図7におい
て、例えば放送チャンネル数を6、デインタリーブ回路
の並列数を3とした場合を示している。復調回路3で
は、最初にCh1を復調してその符号化信号をデインタ
リーブ回路aに、Ch2を復調してその符号化信号をデ
インタリーブ回路bに、Ch3を復調してその符号化信
号をデインタリーブ回路cにと順に切り替えて出力し、
チャンネルサーチ動作により選択回路5ではデインタリ
ーブ回路a,b,cの各出力を順に切り替えてゆく。復
調回路3では、Ch1の後にはCh4、Ch2の後には
Ch5、Ch3の後にはCh6というようにサーチの選
択が終わった部分から順次次のチャンネルを復調して該
当するデインタリーブ回路へ出力する。さらに、復調回
路3について図2の符号分割多重方式の例で説明すれ
ば、第2a,第2b,第2cの逆拡散符号発生器10
4,114,124における逆拡散符号を順次切り替え
ていくことにより実現される。予め複数の放送チャンネ
ルについてデインタリーブまでの処理を行い、それらを
受信装置における選局に基づいて選択して以後の処理を
行っており、しかもチャンネルサーチ動作として復調回
路と選択回路を連携して動作させることにより、瞬断の
対策としてのインタリーブの深さに起因する空白時間を
大幅に短縮させてチャンネルサーチできる効果がある。
【0028】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示す様な効果を奏する。
【0029】本発明のデジタル放送受信装置の第1の構
成は、複数系統の放送サービスに対し個別に情報源符号
化、多重化、誤り訂正符号化、及びインタリーブの各処
理を施した後、それぞれを変調して合成した変調信号を
伝送するデジタル放送の受信装置において、アンテナで
受信した信号を入力して変調信号を出力するチューナ
と、上記チューナから出力される変調信号を復調して複
数の符号化信号を取り出す復調手段と、上記復調手段か
ら出力される複数の符号化信号それぞれのインタリーブ
処理を復元する複数のデインタリーブ手段と、上記各デ
インタリーブ手段の出力から少なくとも一系統を選択す
る選択手段と、上記選択手段から出力される信号に対し
送信側での処理に対応した復号処理を行う誤り訂正復
号、多重分離手段、情報源復号の各手段と、復号された
信号を増幅し出力する増幅出力手段とを備えたものとす
ることにより、予め複数の放送チャンネルについてデイ
ンタリーブまでの処理を行い、それらを受信装置におけ
る選局に基づいて選択して以後の処理を行うので、瞬断
の対策としてのインタリーブの深さに起因する選局時の
空白時間を大幅に低減できる効果がある。
【0030】本発明のデジタル放送受信装置の第2の構
成は第1の構成において、選局のための情報を予め設定
するプリセット同調手段を備え、上記復調手段で上記の
予め設定された複数の放送サービスの変調信号を復調し
てその符号化信号を上記デインタリーブ手段に入力する
ように構成したので、選局時の空白時間を大幅に低減で
きるとともに、使用頻度の高いチャンネルをプリセット
できるので、予めデインタリーブするための必要系統数
を少なく設定できる。
【0031】本発明のデジタル放送受信装置の第3の構
成は第1の構成において、上記複数系統の放送サービス
の中に含まれる共用チャンネル用のデインタリーブ手段
を備え、上記復調手段で上記共用チャンネル分を含む複
数の符号化信号を取り出し、上記共用チャンネルの符号
化信号を常時上記デインタリーブ回路に出力するように
構成したので、選局時の空白時間を大幅に低減できると
ともに、放送チャンネルと共用チャンネルの切り替え時
にも空白期間を発生することがない。
【0032】本発明のデジタル放送受信装置の第4の構
成は第1ないし第3のいずれかの構成において、上記複
数のデインタリーブ手段に上記復調手段から出力される
複数の放送チャンネル分の符号化信号を順次切り替えて
入力することによりチャンネルサーチを行うように構成
したので、チャンネルサーチに際してもインタリーブの
深さに起因する空白時間を大幅に低減できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のデジタル放送受信装
置の構成を示すブロック構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1のデジタル放送受信装
置の復調回路の一例を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係るデジタル放送送
信側変調部の一例を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1に係る変調・復調の一
例の動作を説明する説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態2のデジタル放送受信装
置の構成を示すブロック構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態3のデジタル放送受信装
置の構成を示すブロック構成図である。
【図7】 本発明の実施の形態4に係るデジタル放送受
信装置のチャンネルサーチ動作の説明図である。
【図8】 本発明に係る一般的なデジタル放送システム
の送信側の構成を示すブロック構成図である。
【図9】 従来例のデジタル放送受信装置の構成を示す
ブロック構成図である。
【図10】 本発明に係るインタリーブ及びデインタリ
ーブの動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 受信アンテナ、2 チューナ、3 復調回路、4
デインタリーブ回路、5 選択回路、6 誤り訂正復号
回路、7 多重分離回路、8 情報源復号回路、9 増
幅回路、10 出力部、11 デインタリーブ回路、1
2 誤り訂正復号回路、13 制御回路、14 選局操
作スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 雅之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J065 AA03 AB01 AC02 AE02 AG06 AH09 5K014 AA02 FA16 HA06 5K061 AA04 AA13 BB06 CC00 CC45

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数系統の放送サービスに対し個別に情
    報源符号化、多重化、誤り訂正符号化、及びインタリー
    ブの各処理を施した後、それぞれを変調して合成した変
    調信号を伝送するデジタル放送の受信装置であって、ア
    ンテナで受信した信号を入力して変調信号を出力するチ
    ューナと、上記チューナから出力される変調信号を復調
    して複数の符号化信号を取り出す復調手段と、上記復調
    手段から出力される複数の符号化信号それぞれのインタ
    リーブ処理を復元する複数のデインタリーブ手段と、上
    記各デインタリーブ手段の出力から少なくとも一系統を
    選択する選択手段と、上記選択手段から出力される信号
    に対し送信側での処理に対応した復号処理を行う誤り訂
    正復号、多重分離手段、情報源復号の各手段と、復号さ
    れた信号を増幅し出力する増幅出力手段とを備えたこと
    を特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 【請求項2】 選局のための情報を予め設定するプリセ
    ット同調手段を備え、上記復調手段で上記の予め設定さ
    れた複数の放送サービスの変調信号を復調してその符号
    化信号を上記デインタリーブ手段に入力するように構成
    したことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信
    装置。
  3. 【請求項3】 上記複数系統の放送サービスの中に含ま
    れる共用チャンネル用のデインタリーブ手段を備え、上
    記復調手段で上記共用チャンネル分を含む複数の符号化
    信号を取り出し、上記共用チャンネルの符号化信号を常
    時上記デインタリーブ回路に出力するように構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  4. 【請求項4】 上記複数のデインタリーブ手段に上記復
    調手段から出力される複数の放送チャンネル分の符号化
    信号を順次切り替えて入力することによりチャンネルサ
    ーチを行うように構成したことを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のデジタル放送受信装置。
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