JP2000113650A - 音声再生装置 - Google Patents

音声再生装置

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JP2000113650A
JP2000113650A JP10284552A JP28455298A JP2000113650A JP 2000113650 A JP2000113650 A JP 2000113650A JP 10284552 A JP10284552 A JP 10284552A JP 28455298 A JP28455298 A JP 28455298A JP 2000113650 A JP2000113650 A JP 2000113650A
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Takao Terajima
隆夫 寺島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 語学学習を行なう場合、一方のチャネルから
他方のチャネルに切り替えた際には対応する単語,文章
の先頭から再生させるために、チャネルを切り替えた場
合は切り替えられたチャネルにおいていわゆる頭出しを
行なうことにより対応する単語,文章の先頭から再生す
る操作を行なう必要が有った。 【解決手段】 同時に再生されるべきL及びRチャネル
の音声情報を記録した光磁気ディスク14から読み出され
た音声情報を再生する D/A変換回路11と、いずれか一方
のチャネルの音声情報のみを D/A変換回路11に再生させ
るように切り替えるチャネル切り替えキー209 と、一方
のチャネルのみが D/A変換回路11から再生されている間
に他方のチャネルに所定時間以上にわたって所定音量以
下である状態が継続することを検出する無音部検出回路
21と、再生されるべきチャネルが一方から他方へ切り替
えられた場合に、無音部検出回路21により検出された無
音部の直後の音声情報から D/A変換回路11に再生させる
MD制御回路19とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声再生装置、特に
CD,MD等のディスク媒体から左右両チャネルの音声信号
を個別に再生することが可能な音声再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音声再生装置を利用して語学学習を行な
う際の音声再生方法としては、一つの言語で単語,文章
等を再生した後に続けて他の言語で同一内容の単語,文
章を再生する方法と、記録媒体の左右両チャネルそれぞ
れに異なる言語で同一内容の音声を記録しておき、交互
に再生する方法とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで後者の場合、
一方のチャネルから他方のチャネルに切り替えた際には
対応する単語,文章の先頭から再生されなければ語学学
習としての意味が無い。このため、チャネルを切り替え
た場合は切り替えられたチャネルにおいていわゆる頭出
しを行なうことにより対応する単語,文章の先頭から再
生する操作を行なう必要が有り、非常に面倒であった。
【0004】特に近年では、外国映画のテレビジョン放
送に際して左右両チャネルで異なる言語で放送されるい
わゆる二カ国語放送が一般化しており、個人的にその両
チャネルの音声信号をMDの左右チャネルそれぞれに録音
して語学学習に利用することも容易に可能な状況になっ
ているが、上述のような再生チャネルの切り替えの他に
頭出しの操作も行なわねばならないため、煩わしいと思
うユーザも多い。
【0005】本発明は上述のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、再生チャネルを切り替えた場合に自動
的に頭出しが行なわれるようにして上述のような面倒な
操作を不要とした音声再生装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明の音声再生装
置は、記録媒体に記録された少なくとも2チャネルの音
声情報を前記記録媒体から読み出す読み出し部と、該読
み出し部により読み出された少なくとも2チャネルの音
声情報が与えられた場合にそれを再生する音声再生部
と、前記少なくとも2チャネルの内のいずれか1チャネ
ルの音声情報を選択して前記音声再生部に再生させる切
り替え部とを備えた音声再生装置において、前記切り替
え部によりいずれか1チャネルの音声情報が選択されて
いる場合に、選択されているチャネル以外のチャネルの
音声情報に所定時間以上にわたって所定音量以下である
状態が継続する無音部分を検出する検出部と、前記切り
替え部により選択されているチャネルが他のチャネルへ
切り替えられた場合に、切り替えられた後のチャネルの
前記検出部により検出された無音部分の次の音声情報か
ら前記読み出し部に音声情報を読み出させて前記音声再
生部に再生させる再生制御部とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】このような第1の発明では、1チャネルの
みの再生状態から他のチャネルのみの再生状態へ、また
その逆へ切り替えた際に、新たに切り替えられた方のチ
ャネルの過去に所定時間以上の無音部分、即ち所定時間
以上連続して音量が所定値以下である部分が存在した場
合にはその直後から再生が開始される。このため、記録
媒体の両チャネルの対応する範囲に、たとえば一方のチ
ャネルに日本語の音声を、他方のチャネルにその日本語
に対応する英語の音声をそれぞれ記録しておくことによ
り、日本語の音声を再生した後にチャネルを切り替える
のみでその日本語に対応する英語の音声が先頭から自動
的に再生される。
【0008】また第2の発明の音声再生装置は、記録媒
体に記録された同時に再生されるべき少なくとも2チャ
ネルの音声情報を前記記録媒体から読み出す読み出し部
と、該読み出し部により読み出された少なくとも2チャ
ネルの音声情報を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶さ
れた前記少なくとも2チャネルの音声情報が与えられた
場合にそれを再生する音声再生部と、前記少なくとも2
チャネルの内のいずれか1チャネルの音声情報を選択し
て前記音声再生部に再生させる切り替え部とを備えた音
声再生装置において、前記切り替え部によりいずれか1
チャネルの音声情報が選択されている場合に、選択され
ているチャネル以外のチャネルの音声情報に所定時間以
上にわたって所定音量以下である状態が継続する場合に
その末尾の前記記憶部での記憶位置の情報を検出する検
出部と、前記切り替え部により選択されているチャネル
が他のチャネルへ切り替えられた場合に、切り替えられ
た後のチャネルの前記検出部により検出された記憶位置
の次の記憶位置から音声情報を前記音声再生部に再生さ
せる再生制御部とを備えたことを特徴とする。
【0009】このような第2の発明では、記録媒体から
読み出された音声情報が一旦記憶部に記憶された後に再
生出力されるので、1チャネルのみの再生状態から他の
チャネルのみの再生状態へ、またその逆へ切り替えた際
に、新たに切り替えられた方のチャネルの過去に所定時
間以上の無音部分、即ち所定時間以上連続して音量が所
定値以下である部分が存在した場合にはその末尾のアド
レスの次のアドレスを先頭として音声情報が記憶部から
読み出されて再生が開始される。このため、処理手順が
非常に簡単になり、また記録媒体からの音声情報の読み
出しを行なう必要が無いので電力消費量も削減される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る音声
再生装置の具体的な装置構成例を示すブロック図であ
り、記録媒体としてMDを使用した記録・再生の双方が可
能なMDレコーダとして構成されている例が示されてい
る。但し、再生のみが可能なMDプレーヤとして構成する
ことも勿論可能である。
【0011】参照符号1はアナログの音声信号が入力さ
れる入力端子である。この入力端子1にたとえばVTR の
音声出力端子を接続することにより外国映画の二カ国語
放送の両チャネルの音声信号の入力が可能である。この
入力端子1から入力されたアナログ音声信号は A/D変換
回路2によりデジタル音声信号に変換され、 ATRAC処理
回路3により ATRAC方式で圧縮・高能率符号化され、デ
ジタル信号処理回路4によりインタリーブされ、誤り訂
正符号が付加され、更にサブコード信号が付加された圧
縮デジタルデータに変換される。
【0012】この圧縮デジタルデータは一時記憶用 RAM
5に一時蓄積される。なお、デジタル信号処理回路4は
MD制御回路19の制御により、 RAM5に蓄積されている圧
縮デジタルデータを読み出してヘッドドライブ回路6へ
出力する。ヘッドドライブ回路6は、スピンドルモータ
15により回転している光磁気ディスク14に記録用磁気ヘ
ッド13が圧縮デジタルデータを記録するための信号に変
換して出力する。
【0013】一方、光磁気ディスク14に記録されている
信号は、光ピックアップ16が半導体レーザをスピンドル
モータ15により回転している光磁気ディスク14に照射す
ることによりその反射光の光信号として読み出され、ア
ナログの電気信号に変換されてRFアンプ回路7に与えら
れる。RFアンプ回路7では入力されたアナログの電気信
号をデジタル信号に変換すると共に光ピックアップ16の
サーボ制御のためのトラッキングエラー信号の生成も行
なう。RFアンプ回路7から出力されたデジタル信号はデ
ジタル信号処理回路8により誤り符号の訂正処理等が行
なわれて RAM9に一時記憶される。
【0014】なお、上述の光ピックアップ16,RFアンプ
回路7,デジタル信号処理回路8等により、読み出し部
が構成される。
【0015】参照符号18はサーボ制御回路であり、上述
のトラッキングエラー信号に従って送りモータ17を駆動
制御することにより、光ピックアップ16を光磁気ディス
ク17に対してその径方向に移動させてトラッキングサー
ボ制御を行なう。またこのサーボ制御回路18は上述のス
ピンドルモータ15の回転制御、換言すれば光磁気ディス
ク14の回転制御も行なう。
【0016】デジタル信号処理回路8はMD制御回路19の
制御により、 RAM9に蓄積されているデジタルデータを
読み出して ATRAC処理回路10へ出力する。 ATRAC処理回
路10は与えられたデジタルデータを ATRAC方式により伸
長して元のデジタ音声信号に復号して D/A変換回路11へ
出力する。 D/A変換回路11は与えられたデジタル音声信
号をアナログ音声信号に変換して出力端子12へ出力す
る。なお、この D/A変換回路11には、後述する操作キー
20の内のステレオキー208 及びチャネル切り替えキー20
9 が操作された場合にMD制御回路19から出力される制御
信号が与えられており、両チャネルの同時出力(ステレ
オ出力),L(左)チャネルのみの出力,R(右)チャ
ネルのみの出力のいずれかの状態に制御される。
【0017】なお、 ATRAC処理回路10, D/A変換回路11
等により再生部が構成される。
【0018】操作キー20には上述のステレオキー208 及
びチャネル切り替えキー209 の他に、録音キー200 、停
止キー201 、後方頭出しキー202 、再生キー203 、前方
頭出しキー204 、一時停止キー205 、音量調節キー206
(+) 及び207(−) 等が配列されている。
【0019】録音キー200 は再生キー203 と同時に押圧
操作することにより録音(記録)を開始し、停止キー20
1 は録音時または再生時に押圧操作することにより録音
または再生を停止し、後方頭出しキー202 は再生時に押
圧操作することにより一つ前の頭出し位置へ戻って再生
を継続し、再生キー203 は停止時に押圧操作することに
より再生を開始し、前方頭出しキー204 は再生時に押圧
操作することにより一つ先の頭出し位置へ進んで再生を
継続し、一時停止キー205 は録音時または再生時に押圧
操作することにより録音または再生を一時停止し、音量
調節キー206(+) 及び207(−) はそれぞれを押圧操作す
ることにより音量を増大または減少する。
【0020】なお、チャネル切り替えキー209 は一例と
して、両チャネル選択状態(ステレオ状態)またはRチ
ャネル選択状態において押圧操作された場合にLチャネ
ル選択状態へ遷移し、Lチャネル選択状態において押圧
操作された場合にRチャネル選択状態へ遷移する。ま
た、ステレオキー208 は上述のようなチャネル切り替え
キー209 の操作によりLまたはRのいずれかのチャネル
が選択されている状態において押圧操作されることによ
り、両チャネル選択状態(ステレオ状態)に遷移する。
そして、これらの選択された状態はMD制御回路19に記
憶されると共に D/A変換回路11が制御されることによ
り、選択された状態に対応した音声信号の出力状態に制
御される。
【0021】参照符号21は無音部検出回路であり、 D/A
変換回路11がそれに入力されるデジタル音声信号の一方
のチャネルのみを選択して出力する状態に制御されてい
る場合に、選択されていないチャネルの音声信号の音量
レベルが所定値以下であるか否かを調べ、所定値以下で
ある場合には検出信号をMD制御回路19に知らせる。MD制
御回路19は、この無音部検出回路21から与えられる検出
信号が所定時間以上継続した場合にその最後の音声信号
の RAM9でのアドレスを記憶する。
【0022】なお、チャネル切り替えキー209 及びMD制
御回路19により切り替え部が構成され、MD制御回路19は
再生制御部として機能する。また、本実施の形態におい
ては、記録用と再生用とにそれぞれ ATRAC処理回路3と
10、デジタル信号処理回路4と8、 RAM5と9を備えて
いるが、それぞれ1個ずつ備える構成としてMD制御回路
19により記録時と再生時とで共用するようにしてもよ
い。更に、再生専用のMDプレーヤとして構成する場合に
は、参照符号1乃至13の各構成要素が不要になる。
【0023】次に、上述のような構成の本発明の音声再
生装置の再生時の基本的な動作について説明する。
【0024】光磁気ディスク14から光ピックアップ16に
より読み出された光信号はRFアンプ回路7によってデジ
タル信号に変換されてデジタル処理回路8へ入力され、
誤り訂正等の処理を施された後に RAM9に一時記憶され
る。この RAM9に一時記憶されたデータはMD制御回路19
からの指示に応じてデジタル信号処理回路8により読み
出されて ATRAC処理回路10に与えられて伸長処理され、
元のデジタル音声信号に復号されて D/A変換回路11に与
えられる。 D/A変換回路11は与えられたデジタル音声信
号をアナログ音声信号に変換して出力端子12へ出力す
る。従って、出力端子12にヘッドフォンまたはアクティ
ブスピーカを接続することにより、光磁気ディスク14に
記録されている音声信号を音声として聞くことが可能に
なる。
【0025】次に、チャネル切り替えに伴う動作につい
て、その手順を示すLチャネル選択時の図2のフローチ
ャート、Rチャネル選択時の図3のフローチャート及び
無音部検出の手順を示す図4のフローチャートを参照し
て説明する。
【0026】但し、音楽を再生するような場合には、そ
れ以前に引き続いてまたはステレオキー208 の操作によ
り当然ステレオ状態が選択されるので、MD制御回路19は
D/A変換回路11に制御信号を与えて両チャネルの音声信
号を同時に出力端子12へ再生出力させる。勿論、この状
態においてチャネル切り替えキー209 を操作することに
より、LチャネルまたはRチャネルのみの音声信号を出
力させることが可能である。
【0027】これに対して、たとえばLチャネルに日本
語の音声が、Rチャネルにそれに対応する英語の音声が
それぞれ記録されている光磁気ディスク14が再生される
場合には以下のような手順で処理が行なわれる。
【0028】いまたとえばチャネル切り替えキー209 の
操作によりステレオ状態から日本語の音声信号が記録さ
れているLチャネルが選択されたとする。この場合は図
2のフローチャートに示されている手順で処理が行なわ
れる。
【0029】MD制御回路19は D/A変換回路11に制御信号
を与えることにより、 D/A変換回路11に ATRAC処理回路
10から入力されている両チャネルの音声信号の内のLチ
ャネルの音声信号のみを出力端子12へ出力させる (ステ
ップS11)。この状態においては、光磁気ディスク14に記
録されている日本語の音声のみが出力端子12から出力さ
れることになる。
【0030】なおこの間、選択されていないRチャネル
の音声信号は D/A変換回路11からは出力されないが、 A
TRAC処理回路10から D/A変換回路11へは入力されている
ので、無音部検出回路21はその選択されていないRチャ
ネルの音量レベルが所定値以下であるか否かを検出して
いる (ステップS12)。その詳細は図4のフローチャート
に示されている。
【0031】図4においてはまず、選択されていないチ
ャネルの音量レベルが所定レベル以上から所定レベル以
下に変化したか否かが調べられる (ステップS41)。この
結果、そのような変化が有った場合には (ステップS41
で”YES")、計時が開始 (ステップS42)されてリターン
し、そのような変化が無かった場合には (ステップS41
で”NO")、選択されていないチャネルの音量レベルが所
定レベル以下から所定レベル以上に変化したか否かが調
べられる (ステップS43)。この結果、そのような変化が
有った場合には (ステップS43 で”YES")、計時が終了
され (ステップS44)、そのような変化が無かった場合に
は (ステップS43 で”NO")、リターンする。
【0032】上述のステップS44 において計時が終了し
た場合には次に計時値が所定値以上であったか否かが調
べられ (ステップS45)、所定値以上でなかった場合には
(ステップS45 で”NO")、リターンするが、所定値以上
であった場合には (ステップS45 で”YES")、その間が
無音部であったとしてその最後のアドレスがMD制御回路
19に記憶される (ステップS46)。
【0033】上述のような無音部の検出を行ないつつ、
選択されているLチャネルの音声信号のみが D/A変換回
路11から出力される状態がチャネル切り替えキー209 の
操作によりRチャネルが選択されるまで (ステップS13
で"YES" )、またはステレオキー208 の操作によりステ
レオ再生が選択されるまで継続する (ステップS14 で"Y
ES" )。ステレオキー208 が操作された場合には通常の
ステレオ再生状態 (ステップS15)に戻るので説明は省略
する。
【0034】チャネル切り替えキー209 の操作によりR
チャネルが選択された時点で (ステップS13 で"YES"
)、Rチャネルに無音部、即ち所定時間以上連続して
音量レベルが所定値以下の状態があった場合には (ステ
ップS16 で"YES" )、その無音部の末尾のアドレスがMD
制御回路19に記憶されているので、Rチャネルのその次
のアドレスへジャンプし (ステップS17)、図3に示され
ているRチャネルの再生手順を実行する。Rチャネルに
無音部がなかった場合には (ステップS16 で"NO")、R
チャネルのその時点のLチャネルのアドレスと同じアド
レスへジャンプし (ステップS18)、同様に図3に示され
ているRチャネルの再生手順を実行する (ステップS1
9)。
【0035】一方、Rチャネルの再生は図3のフローチ
ャートに示されている手順で処理が行なわれる。
【0036】MD制御回路19は D/A変換回路11に制御信号
を与えることにより、 D/A変換回路11に ATRAC処理回路
10から入力されている両チャネルの音声信号の内のRチ
ャネルの音声信号のみを出力端子12へ出力させる (ステ
ップS21)。この状態においては、光磁気ディスク14に記
録されている英語の音声信号のみが出力端子12から出力
されることになる。
【0037】なおこの間、選択されていないLチャネル
の音声信号は D/A変換回路11からは出力されないが、 A
TRAC処理回路10から D/A変換回路11へは入力されている
ので、前述同様に、但しこの場合はLチャネルに無音部
があるか否かが検出される (ステップS22)。その詳細は
前述の図4に示されているフローチャートと同様である
ので、省略する。
【0038】このような無音部の検出を行ないつつ、選
択されているRチャネルの音声信号のみが D/A変換回路
11から出力される状態がチャネル切り替えキー209 の操
作によりLチャネルが選択されるまで (ステップS23
で"YES" )、またはステレオキー208 の操作によりステ
レオ再生が選択されるまで継続する (ステップS24 で"Y
ES" )。ステレオキー208 が操作された場合には通常の
ステレオ再生状態 (ステップS25)に戻るので説明は省略
する。
【0039】チャネル切り替えキー209 の操作によりL
チャネルが選択された時点で (ステップS23 で"YES"
)、Lチャネルに無音部があった場合には (ステップS
26 で"YES" )、その無音部の末尾のアドレスがMD制御
回路19に記憶されているので、Lチャネルのその次のア
ドレスへジャンプし (ステップS27)、図2に示されてい
るLチャネルの再生手順を実行する。Lチャネルに無音
部がなかった場合には (ステップS26 で"NO")、Lチャ
ネルのその時点のRチャネルのアドレスと同じアドレス
へジャンプし (ステップS28)、同様に図2に示されてい
るLチャネルの再生手順を実行する (ステップS29)。
【0040】従って、両チャネルの対応するアドレスの
範囲にたとえば日本語の音声とそれに対応する英語の音
声とを記録してある場合に、日本語の音声を再生させて
いる途中でチャネルを切り替えると、その日本語に対応
する英語の音声が先頭から再生されることになる。勿論
その逆も可能であることは言うまでもない。
【0041】次に、本発明の音声再生装置をユーザが実
際に操作して語学学習を行なう場合の動作状態につい
て、一例としてLチャネルに日本語の音声が、Rチャネ
ルにそれに対応する英語の音声がそれぞれ記録される場
合について、図5のタイミングチャートを参照して説明
する。
【0042】ユーザがチャネル切り替えキー209 の操作
によりLチャネルのみが再生されるようにして再生キー
203 を操作して再生を開始させると、若干の無音部の後
に日本語の文章J1が D/A変換回路11からアナログの音声
信号として出力される。ユーザはこれをヘッドフォン
で、またはアクティブスピーカで再生して聞くことが出
来る。なおこの日本語の文章J1に対応してRチャネルに
記録されている英語の文章はE1である。この日本語の文
章J1の再生が終了した時点でユーザがチャネル切り替え
キー209 を操作すると、再生チャネルがLチャネルから
Rチャネルに切り替えられる。
【0043】上述のLチャネルの日本語の文章J1が再生
されている間に、それに対応するRチャネルの部分の内
の無音部分、具体的には再生開始時点から英語の文章E1
の先頭部分までが無音部検出回路21により無音部として
検出されてその末尾の RAM9でのアドレスがMD制御回路
19に記憶されている。従って、再生チャネルがLチャネ
ルからRチャネルに切り替えられた時点では、Rチャネ
ルの英語の文章E1の先頭部分から再生が再開される。
【0044】この英語の文章E1の再生が終了した時点で
ユーザが再度チャネル切り替えキー209 を操作すると、
再生チャネルがRチャネルからLチャネルへ切り替わる
が、上述のRチャネルが再生されている間にLチャネル
には無音部分は無いので、チャネル切り替えキー209 が
操作された時点に対応する部分からLチャネルの再生が
再開される。
【0045】以下、ユーザがチャネル切り替えキー209
を操作する都度、同様の手順により日本語の文章J2,英
語の文章E1,日本語の文章J3,英語の文章E3の順で再生
される。但し、音声部分の途中から再生が開始された場
合には、その音声部分の先頭より若干前の無音部分まで
再生開始位置を戻すか、またはその次の音声部分から再
生を開始すればよい。
【0046】なお、上述の実施の形態のように、記録媒
体としてMDを利用する場合には、約1/5のデータ量に
圧縮されたオーディオデータが記録媒体に記録されてい
るため、その再生に際してはある程度の量のデータを前
もって記録媒体であるMDから読み出して RAM9に記憶さ
せておき、必要に応じて伸長して再生するようにしてい
る。このため、 RAM9に記憶されている状態のデータの
指定されたアドレスからの部分を再生するという処理は
非常に容易でありまた電力消費量も小さいため、バッテ
リを電源とする携帯型の音声再生装置に非常に有効であ
る。
【0047】またMDレコーダのみならず、CDプレーヤに
おいても近年では振動による音飛びを防止する目的であ
る程度の容量のメモリに予めデジタルデータを記憶させ
ておく構成が多く採用されているため、上述のMDレコー
ダと同様の効果を奏することが可能になっている。
【0048】更に、記録媒体としてはMD,CD,DVD のよ
うなディスク媒体のみならず、それぞれに対応する再生
装置であればDAT, DAC等のデジタルオーディオテープは
勿論のこと、通常のアナログオーディオテープを使用す
ることも可能である。また更に、記録媒体としてDVD を
使用する場合には、最大で8チャネルまでの音声記録が
可能であるので、それらの8チャネルの音声を任意に切
り替えられるように構成してもよい。更にまた、記録媒
体に記録される音声信号は語学学習のための音声である
必要は無い。
【0049】
【発明の効果】以上に詳述したように第1の発明の音声
再生装置によれば、一方のチャネルのみの再生状態から
他方のチャネルのみの再生状態へ、またその逆へ切り替
えた際に、新たに切り替えられた方のチャネルの過去に
所定時間以上の無音部分、即ち所定時間以上連続して音
量が所定値以下である部分が存在した場合にはその直後
から再生が開始される。このため、記録媒体の両チャネ
ルの対応する部分に、たとえば一方のチャネルに日本語
の音声を、他方のチャネルにその日本語に対応する英語
の音声をそれぞれ記録しておくことにより、日本語の音
声を再生した後にチャネルを切り替えるのみでその日本
語に対応する英語の音声が先頭から自動的に再生される
ので、語学学習等の用途に好適である。
【0050】また第2の発明の音声再生装置によれば、
記録媒体から読み出された音声情報が一旦記憶手段に記
憶された後に再生出力されるので、一方のチャネルのみ
の再生状態から他方のチャネルのみの再生状態へ、また
その逆へ切り替えた際に、新たに切り替えられた方のチ
ャネルの過去に所定時間以上の無音部分、即ち所定時間
以上連続して音量が所定値以下である部分が存在した場
合にはその直後の音声情報が記憶手段から読み出されて
再生が開始される。このため、処理手順が非常に簡単に
なりまた電力消費量も削減されるので、携帯型の装置に
好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声再生装置の一構成例を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の音声再生装置の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明の音声再生装置の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の音声再生装置の動作手順を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明の音声再生装置をユーザが実際に操作し
て語学学習を行なう場合の動作状態を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
7 RFアンプ回路 8 デジタル信号処理回路 9 RAM 10 ATRAC処理回路 11 D/A変換回路 14 光磁気ディスク 16 光ピックアップ 19 MD制御回路 21 無音部検出回路 209 チャネル切り替えキー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録された少なくとも2チャ
    ネルの音声情報を前記記録媒体から読み出す読み出し部
    と、 該読み出し部により読み出された少なくとも2チャネル
    の音声情報が与えられた場合にそれを再生する音声再生
    部と、 前記少なくとも2チャネルの内のいずれか1チャネルの
    音声情報を選択して前記音声再生部に再生させる切り替
    え部とを備えた音声再生装置において、 前記切り替え部によりいずれか1チャネルの音声情報が
    選択されている場合に、選択されているチャネル以外の
    チャネルの音声情報に所定時間以上にわたって所定音量
    以下である状態が継続する無音部分を検出する検出部
    と、 前記切り替え部により選択されているチャネルが他のチ
    ャネルへ切り替えられた場合に、切り替えられた後のチ
    ャネルの前記検出部により検出された無音部分の次の音
    声情報から前記読み出し部に音声情報を読み出させて前
    記音声再生部に再生させる再生制御部とを備えたことを
    特徴とする音声再生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に記録された同時に再生される
    べき少なくとも2チャネルの音声情報を前記記録媒体か
    ら読み出す読み出し部と、 該読み出し部により読み出された少なくとも2チャネル
    の音声情報を記憶する記憶部と、 該記憶部に記憶された前記少なくとも2チャネルの音声
    情報が与えられた場合にそれを再生する音声再生部と、 前記少なくとも2チャネルの内のいずれか1チャネルの
    音声情報を選択して前記音声再生部に再生させる切り替
    え部とを備えた音声再生装置において、 前記切り替え部によりいずれか1チャネルの音声情報が
    選択されている場合に、選択されているチャネル以外の
    チャネルの音声情報に所定時間以上にわたって所定音量
    以下である状態が継続する場合にその末尾の前記記憶部
    での記憶位置の情報を検出する検出部と、 前記切り替え部により選択されているチャネルが他のチ
    ャネルへ切り替えられた場合に、切り替えられた後のチ
    ャネルの前記検出部により検出された記憶位置の次の記
    憶位置から音声情報を前記音声再生部に再生させる再生
    制御部とを備えたことを特徴とする音声再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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