JP2000113500A - ディスク記録再生装置 - Google Patents

ディスク記録再生装置

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JP2000113500A
JP2000113500A JP10278359A JP27835998A JP2000113500A JP 2000113500 A JP2000113500 A JP 2000113500A JP 10278359 A JP10278359 A JP 10278359A JP 27835998 A JP27835998 A JP 27835998A JP 2000113500 A JP2000113500 A JP 2000113500A
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Masaki Mochizuki
聖樹 望月
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイムシフト記録再生時において、再生開始
位置の指定を不要にすると共に、再生開始までの待ち時
間を減らし、さらに、ディスク容量不足により途中で記
録が途切れてしまうことを防ぎ、以前に記録されている
データに影響を与えず、安定なタイムシフト記録再生を
可能とする。 【解決手段】 光ディスク1に対して各々独立した記録
及び/又は再生が可能な第1の光ヘッドH1,第2の光
ヘッドH2と、第1,第2の光ヘッドH1,H2をそれ
ぞれ独立に光ディスク1上の半径位置に移動させるフィ
ード送りモータ11,31と、第1の光ヘッドH1にて
光ディスク1への記録を開始すると直ちに、第2の光ヘ
ッドH2を第1の光ヘッドH1が記録を開始した半径位
置近傍に移動させるシステムコントローラ5とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ディスク
等のディスク状記録媒体に映像信号及び/又は音声信号
等を記録再生するディスク記録再生装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の映像信号や音声信号を記録再生す
る光学的記録再生装置では、通常、記録再生を単独ヘッ
ドを用いて行っている。これに対し、特開平6−162
557号公報に記載の光学的記録装置や、特開平5−1
28528号公報に記載の光ディスク装置、特開平5−
205285号公報に記載の光情報処理装置及びシステ
ムに示されるように、一枚の光ディスクに対して2つ以
上のヘッドを同時に動作させる技術がある。これら公報
記載の技術によれば、アクセス速度の向上や、データの
転送速度を2倍以上にしたり、複数の映像の連続記録再
生、同時記録再生、追いかけ再生ということが可能にな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
公報記載の技術では、例えば第1のヘッドで記録した情
報を、ある時間だけシフトさせて第2のヘッドで再生す
るようなタイムシフト記録再生を行う場合、すなわち、
第1のヘッドで記録を開始し、任意の時間が経過した後
に第2のヘッドで追いかけて再生をしようとする場合、
当該追いかけ再生を行うための第2のヘッドの再生開始
位置を改めて指定せねばならず、また、追いかけ再生の
開始までの待ち時間が長くなってしまっている。
【0004】さらに、それら公報記載の技術には、タイ
ムシフト記録再生を行っている時に、例えば、光ディス
クの残り容量が無くなった場合の処理については何ら示
されていない。このように、タイムシフト記録再生時に
光ディスクの残り容量が無くなると、記録が途中で途切
れてしまうことになる。また、光ディスクの残り容量が
無くなった場合に、例えば、記録済みの領域を勝手に上
書きしてしまうことを許してしまうと、本来残しておく
べきデータが誤って消されてしまうことになり、好まし
くない。
【0005】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、第1のヘッドで記録を行うと同時に第2のヘ
ッドで再生を行うタイムシフト記録再生時において、第
2のヘッドの再生開始位置の指定を不要にすると共に、
再生開始までの待ち時間を減らし、さらに、ディスク容
量不足により途中で記録が途切れてしまうことを防ぎ、
以前に記録されているデータに影響を与えず、安定なタ
イムシフト記録再生を可能とするディスク記録再生装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディスク記
録再生装置は、上述の課題を解決するために、ディスク
状記録媒体に対して各々独立した記録及び/又は再生が
可能な少なくとも第1,第2の2つのヘッドと、少なく
とも第1,第2の2つのヘッドをそれぞれ独立にディス
ク状記録媒体上の半径位置に移動させるヘッド移動手段
と、第1のヘッドにてディスク状記録媒体への記録を開
始すると直ちに、第2のヘッドを第1のヘッドが記録を
開始した半径位置近傍に移動させる制御手段とを有して
なる。
【0007】この場合の本発明のディスク記録再生装置
は、第1のヘッドが記録を開始したディスク状記録媒体
上のセクタ位置を記憶する記録開始位置記憶手段を備
え、第2のヘッドを、第1のヘッドが記録を開始したセ
クタ位置に対応するトラック上で再生待機状態とする。
【0008】また、本発明に係るディスク記録再生装置
は、上述の課題を解決するために、ディスク状記録媒体
に対して各々独立した記録及び/又は再生が可能な少な
くとも第1,第2の2つのヘッドと、少なくとも第1,
第2の2つのヘッドをそれぞれ独立にディスク状記録媒
体上の半径位置に移動させるヘッド移動手段と、第1の
ヘッドが記録を開始したディスク状記録媒体上の記録開
始位置を記憶する記録開始位置記憶手段と、少なくとも
第1,第2の2つのヘッドのディスク状記録媒体上での
セクタ位置を監視するヘッド位置監視手段と、ヘッド移
動手段及び各ヘッドの動作を制御する制御手段とを有
し、第1のヘッドがディスク状記録媒体に記録を開始し
た後任意の時間経過後に、第2のヘッドにて記録開始位
置から第1のヘッドが記録した後を追いかけ再生し、当
該追いかけ再生動作中には第1のヘッドが第2のヘッド
に先行し且つ第2のヘッドと第1のヘッドの間隔を所定
間隔に保つようにする。
【0009】この場合の本発明のディスク記録再生装置
は、追いかけ再生動作中に第2のヘッドが第1のヘッド
の記録位置に追いついたならば、少なくとも第2のヘッ
ドの再生動作を中断し、入力信号をそのまま出力信号と
する。
【0010】また、本発明に係るディスク記録再生装置
は、上述の課題を解決するために、ディスク状記録媒体
に対して各々独立した記録及び/又は再生が可能な少な
くとも第1,第2の2つのヘッドと、少なくとも第1,
第2の2つのヘッドをそれぞれ独立にディスク状記録媒
体上の半径位置に移動させるヘッド移動手段と、第1の
ヘッドが記録を開始したディスク状記録媒体上の記録開
始位置を記憶する記録開始位置記憶手段と、少なくとも
第1,第2の2つのヘッドのディスク状記録媒体上での
セクタ位置を監視するヘッド位置監視手段と、ヘッド移
動手段及び各ヘッドの動作を制御する制御手段とを有
し、第1のヘッドがディスク状記録媒体に記録を開始し
た後任意の時間経過後に、第2のヘッドにて記録開始位
置から第1のヘッドが記録した後を追いかけ再生し、第
1のヘッドで記録中にディスク状記録媒体の最終記録可
能領域に達したとき、記録開始位置から第2のヘッドが
再生している位置までの間の再生済み領域を、第1のヘ
ッドにて追いかけ記録をする。
【0011】この場合の本発明のディスク記録再生装置
は、追いかけ記録動作中には、第2のヘッドが第1のヘ
ッドに先行し且つ第1のヘッドと第2のヘッドの間隔を
所定間隔に保つようにする。また、追いかけ記録動作中
に、第1のヘッドが第2のヘッドの再生位置から所定の
間隔まで近づいたならば、第2のヘッドを強制的に通常
再生動作状態とする。さらに、追いかけ記録動作中に、
第1のヘッドが第2のヘッドの再生位置から所定の間隔
まで近づいたならば、記録可能領域を確保するためのメ
ッセージを発生する。なお、所定の間隔は任意に設定可
能である。
【0012】さらに、前記追いかけ記録動作中に、第1
のヘッドが第2のヘッドの再生位置から所定の間隔まで
近づいたならば、第2のヘッドを強制的に通常再生動作
状態としたり、或いは記録領域を確保するためのメッセ
ージを発生する。さらに、前記所定間隔を任意に設定す
る。さらにまた、前記追いかけ記録動作時の画像情報を
前記追いかけ再生動作開始時まで表示させるようにす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスク記録
再生装置の好ましい実施の形態について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0014】図1には、本発明に係るディスク記録再生
装置の一実施の形態として、ディスク状記録媒体に光デ
ィスク1を用い、当該光ディスク1に映像信号や音声信
号を記録再生する光ディスク記録再生装置の概略構成例
を示す。
【0015】この図1において、光ディスク1は、チャ
ッキング機構2によりチャッキングされ、回転軸4を介
してスピンドルモータ3により所定の回転数で回転駆動
される。当該スピンドルモータ3を挟んで相対する位置
には、第1の光ヘッドH1及び第2の光ヘッドH2が配
設されている。このスピンドルモータ3は、システムコ
ントローラ5により制御されるスピンドルモータ駆動ア
ンプ7により駆動される。
【0016】これら第1の光ヘッドH1及び第2の光ヘ
ッドH2としては、それぞれを記録再生可能なヘッド、
或いは、一方を記録再生可能で他方を再生専用のヘッ
ド、若しくは、一方を記録専用で他方を再生専用のヘッ
ドとすることが可能である。また、光ヘッドの個数も2
個に限らず、さらに多数個とすることも可能である。な
お、本実施の形態では、説明を簡略化するために、第1
の光ヘッドH1を記録再生可能なヘッドとし、第2の光
ヘッドH2を再生専用ヘッドであるとして説明を進め
る。
【0017】これら第1の光ヘッドH1及び第2の光ヘ
ッドH2は、それぞれがフィード送りモータ11,フィ
ード送りモータ31によって光ディスク1の半径方向に
個々に独立して移動可能になされている。すなわち、シ
ステムコントローラ5が、フィード送りモータ駆動アン
プ21,37を制御して当該フィード送りモータ11,
31を駆動することにより、第1,第2の光ヘッドH
1,H2は光ディスク1の半径方向にそれぞれ独立して
動かされる。
【0018】また、これら第1の光ヘッドH1と第2の
光ヘッドH2の各位置は、それぞれ対応して設けられて
いるヘッド位置監視部22及び38によって各々監視さ
れると共に、システムコントローラ5からの指令により
それぞれ位置決めされる。
【0019】記録開始位置記憶部6は、後述するよう
に、第1の光ヘッドH1が記録を開始した位置を記憶
し、第2の光ヘッドH2の追いかけ再生時の再生開始位
置をシステムコントローラ5に与える。
【0020】操作入力部8は、記録開始ボタンや再生開
始ボタン、早送りボタン、早戻しボタン、一時停止ボタ
ン、停止ボタン、後述する追いかけ再生ボタン等の各種
操作ボタンからなり、ユーザによって操作されるもので
ある。システムコントローラ5は、当該操作入力部8か
らの操作情報に応じて、光ディスク記録再生装置の各部
の動作を制御する。
【0021】なお、本実施の形態では、スピンドルモー
タ制御、レーザ制御、光ヘッドのフォーカス及びトラッ
キング制御、入出力データ処理コントロールなどの光デ
ィスク記録再生装置に共通の機能ブロックについては説
明を省略してある。
【0022】記録時における第1の光ヘッドH1への映
像信号や音声信号等の入力信号は、端子13を介してA
/D(アナログ/ディジタル)変換器14に送られ、当
該A/D変換器14にてディジタル変換された後、フォ
ーマット変換器15に送られる。フォーマット変換器1
5では、A/D変換後の入力信号のフォーマットを光デ
ィスク用のフォーマットに変換し、そのフォーマット変
換後の信号を変調器16に送る。変調器16では、光デ
ィスク用のフォーマットの信号を、光ディスクへの記録
に適した信号に変調し、その変調信号を第1の光ヘッド
H1に送る。これにより、当該第1の光ヘッドH1にて
光ディスク1に信号が記録されることになる。
【0023】一方、再生時における第1の光ヘッドH1
からの再生波形信号は、復調器17に送られて復調さ
れ、フォーマット変換器18にて元のフォーマットのデ
ィジタル信号に戻され、更にD/A(ディジタル/アナ
ログ)変換器19によってアナログの映像信号や音声信
号等に変換される。このアナログ映像信号や音声信号等
は、出力信号として端子20から後段の図示しないモニ
タ装置やスピーカ等に送られ、映像及び音声が再生され
る。
【0024】また、再生時において、第2の光ヘッドH
2からの再生波形信号は、復調器33に送られて復調さ
れ、フォーマット変換器34にて元のフォーマットのデ
ィジタル信号に戻され、更にD/A変換器35によって
アナログの映像信号や音声信号等に変換される。このア
ナログ映像信号や音声信号等は、出力信号として端子3
6から後段の図示しないモニタ装置やスピーカ等に送ら
れ、映像及び音声が再生される。
【0025】以下、上述したような構成を有する光ディ
スク記録再生装置の一使用例として、例えば家庭での使
用を想定し、テレビジョン放送番組を視聴中に何らかの
用事ができて番組途中を見ることができなくなったよう
な場合に、当該番組をその時点から録画しておいて後か
ら視聴するような使用状況を例に挙げて、本実施の形態
の光ディスク記録再生装置の動作説明を行う。
【0026】なお、従来のビデオテープレコーダのよう
なテープ記録再生装置において、録画した番組を視聴す
るには一旦記録を停止させてから記録開始位置までテー
プを巻き戻して再生する必要があるため、例えば上述し
たように何らかの用事で席を立っている間に録画した部
分を、その用事を済ませた後に視聴するような場合、番
組の途中を飛ばしたくなければ、ほんの数分間の用事の
ためにその番組が終わるまで待ってから、改めてその続
きを見ることになり、時間が無駄になる。
【0027】これに対して、本実施の形態の光ディスク
記録再生装置のように、記録媒体としてディスク状記録
媒体(光ディスク1)を使用し、さらにそれぞれ独立に
動作可能な第1,第2のヘッド(第1,第2の光ヘッド
H1,H2)を用意すれば、例えば、第1の光ヘッドH
1で光ディスク1への録画を行っている時に、第2の光
ヘッドH1にて光ディスク1の任意の記録位置を再生で
きるため、第1の光ヘッドH1にて録画した部分を、あ
るだけ時間シフトさせて第2の光ヘッドH2で再生する
ようなタイムシフト記録再生を行うこと、すなわち、第
1の光ヘッドH1で記録を開始し、任意の時間が経過し
た後に第2の光ヘッドH2で追いかけ再生を行うように
することが可能となる。したがって、例えば上述したよ
うに何らかの用事で席を立っている間に録画した部分
を、その用事を済ませた後に視聴するような場合であっ
ても、番組の途中を飛ばすことなく、その番組の終わり
までを全て視聴することができ、真の意味のタイムシフ
ト記録再生が可能となる。
【0028】またその場合、第1の光ヘッドH1にて記
録を開始した位置に、予め第2の光ヘッドH2をその記
録開始位置に移動しておき、後に再生開始の指示がなさ
れた時に、その記録開始位置から自動的に再生を開始さ
せるようにしておけば、再生開始の指示から再生動作ま
での待ち時間を最小にすることが可能となる。
【0029】さらに、上述したように何らかの用事で席
を立っている間に録画した部分を、当該用事を終わらせ
た後、直ぐに視聴するようなタイムシフト記録再生用途
での使用を考えた場合、第1の光ヘッドH1で録画中の
一連の情報を第2の光ヘッドH2で追いかけ再生するこ
とが多いと予想され、従って多くの場合は既に再生した
領域を再び記録に使っても差し支えないと考えられる。
すなわち、大事な番組を録画する場合は、予め録画のた
めの準備をしておくのが普通であり、そうでないタイム
シフト記録再生のような偶発的な記録の場合には、特に
残しておきたい理由がなければすぐに上書きして消して
しまっても構わないと考えられ、むしろ、追いかけ再生
した(視聴した)領域を再び記録可能領域に用いるの
は、それ以前に記録された他のデータを消してしまうよ
りも好ましい。
【0030】このようなことから、本実施の形態では、
タイムシフト記録再生を行っている場合において、例え
ば、光ディスクの残り容量が無くなったような場合、追
いかけ再生した(視聴した)後の領域を再び記録可能領
域に用いることで、光ディスク1の容量不足によって途
中で記録が途切れてしまうことを防ぎ、以前に記録され
ているデータに影響を与えず、安定なタイムシフト記録
再生を実現可能としている。
【0031】本発明実施の形態の光ディスク記録再生装
置において、上述したようなタイムシフト記録再生を行
う際の各種の動作例を、以下の図2以降の各図を用いて
説明する。
【0032】先ず、第1の動作例として、テレビジョン
放送番組を視聴中に何らかの用事ができて番組途中を見
ることができなくなったような場合において、番組をそ
の時点から録画するようにし、用事を済ませた後に記録
開始位置からの追いかけ再生を行うと共に記録も続行す
るようにした場合の動作を、図2を用いて説明する。
【0033】テレビジョン放送番組を視聴中に何らかの
用事ができて番組途中を見ることができなくなったよう
な場合において、図2に示すように、例えば時刻t1に
てユーザが操作入力部8の記録開始ボタンを押すと、そ
のボタンが押された時点でシステムコントローラ5は、
光ディスク1上の記録可能領域を探し、フィード送りモ
ータ駆動アンプ21を制御して、フィード送りモータ1
1を駆動し、第1の光ヘッドH1を当該記録可能領域に
移動させる。
【0034】またこのとき、端子13には、現在のテレ
ビジョン放送番組の映像及び音声信号が供給されてお
り、これら信号がA/D変換器14,フォーマット変換
器15,変調器16を介して第1の光ヘッドH1に送ら
れる。
【0035】これにより、光ディスク1には、時刻t1
以降のテレビジョン放送番組の映像及び音声の記録が開
始されることになる。図2の例では、当該光ヘッドH1
が記録を開始したときの光ディスク1上での記録開始位
置のアドレスが”0001”であった場合を示してい
る。なお、ここに言うアドレスとは、光ディスク1上の
セクタ(或いはトラック)アドレスを指す。
【0036】また、当該光ディスク1への記録が開始さ
れたとき、ヘッド位置監視部22からは、その記録開始
位置のアドレス”0001”が記録開始位置記憶部6に
送られる。この記録開始位置のアドレス”0001”
は、記録開始位置記憶部6に記憶されると共に、システ
ムコントローラ5にも送られる。システムコントローラ
5は、当該記録開始位置のアドレス”0001”に基づ
いて、フィード送りモータ駆動アンプ37を制御してフ
ィード送りモータ31を駆動し、第2の光ヘッドH2を
当該記録開始位置の近傍に移動させ、さらにアドレス”
0001”のトラック上で再生待機状態とする。
【0037】次に、例えばユーザが用事を済ませて席に
戻り、テレビジョン放送番組の続きを見ることを望む場
合、ユーザは操作入力部8上の追いかけ再生ボタンを押
す。
【0038】ここで、例えば時刻t2で操作入力部8の
追いかけ再生ボタンが押されたとすると、そのボタンが
押された時点でシステムコントローラ5は、アドレス”
0001”のトラック上で再生待機状態になっていた第
2の光ヘッドH2を再生状態に移行させる。
【0039】これにより、当該光ディスク1からは、先
に第1の光ヘッドH1が時刻t1から記録を開始したテ
レビジョン放送番組の映像及び音声が再生されることに
なる。また、このときの第2の光ヘッドH2は、予めア
ドレス”0001”のトラック上で再生待機状態になっ
ているため、追いかけ再生ボタンが押された時刻t2で
直ちに再生を開始でき、したがって再生待ち時間を必要
としない追いかけ再生が実現される。
【0040】当該第2の光ヘッドH2によって光ディス
ク1から読み出された再生信号は、復調器33,フォー
マット変換器34,D/A変換器35に順に送られ、端
子36から再生映像及び音声信号が出力されることにな
る。
【0041】この図2の例では、第2の光ヘッドH2に
よる追いかけ再生が開始された後も、第1の光ヘッドH
1による記録は続行されている。したがって、時刻t2
以降は光ヘッドH2にて追いかけ再生された映像及び音
声が連続して得られることになる。
【0042】なお、記録開始ボタンが押された時点での
静止画像を図示しない静止画メモリに取り込み、追いか
け再生ボタンが押される迄の間、画面に表示するように
してもよい。また、その場面から先を現在記録中である
旨を単独のメッセージ、または静止画面に重ねて表示す
るようにしてもよい。
【0043】また、第2の光ヘッドH2は、追いかけ再
生のみに使用されるものではなく、例えば追いかけ再生
中に当該追いかけ再生を解除して通常の再生動作を行わ
せることも勿論可能であり、したがって、第1の光ヘッ
ドH1で記録を行っている最中に、光ディスク上の任意
の位置を再生することも可能である。
【0044】次に、第2の動作例として、第2の光ヘッ
ドH2による追いかけ再生中に、例えばコマーシャル部
分などを飛ばすために早送りボタンを押して早送り再生
を行うようにした場合の動作を、図3を用いて説明す
る。
【0045】このように、第2の光ヘッドH2による追
いかけ再生中に、例えばコマーシャル部分などを飛ばす
ために早送りボタンを押して早送り再生を行うようにす
ると、追いかけ再生中の第2の光ヘッドH2による再生
位置が、第1の光ヘッドH1の記録位置に追いついてし
まう虞がある。すなわち例えば図3に示すように、時刻
t10で第1の光ヘッドH1による記録が開始され、ま
た記録開始位置のアドレスが”0001”であるような
場合において、例えば第2の光ヘッドH2によって時刻
t11からアドレス”0001”以降の追いかけ再生が
開始され、その後、当該追いかけ再生中に何度か早送り
再生がなされることで、第2の光ヘッドH2による再生
位置が、第1の光ヘッドH1の現在の記録位置のアドレ
ス”0800”に追いついてしまうようなことが起きる
場合がある。
【0046】本実施の形態の光ディスク記録再生装置で
は、上述のような追いかけ再生位置が記録位置に追いつ
くような事態の発生を防止するために、ヘッド位置監視
部22,38から供給される第1の光ヘッドH1と第2
の光ヘッドH2の位置情報をシステムコントローラ5が
常時に監視し、常に追いかけ再生中の第2の光ヘッドH
2が記録中の第1の光ヘッドH1の記録位置を追い越さ
ないするようにコントロールすることを行う。
【0047】ここで、当該第2の動作例で挙げたよう
に、追いかけ再生中の第2の光ヘッドH2が記録中の第
1の光ヘッドH1に追いつくという状況は、追いかけ再
生により再生されている内容が、テレビジョン放送番組
の現在の放送内容に追いついたことを意味する。つま
り、第2の光ヘッドH2により追いかけ再生されている
内容が、現在のテレビジョン放送番組の内容に追いつい
たということは、その時点で第2の光ヘッドH2による
追いかけ再生動作を停止し、当該第1の光ヘッドH1に
て光ディスク1に記録している入力信号(テレビジョン
放送番組の現在の内容そのもの)を、そのままモニタ装
置やスピーカから出力すればよいことを意味している。
【0048】したがって、本実施の形態の光ディスク記
録再生装置のシステムコントローラ5は、例えば図3に
示すように第1の光ヘッドH1の記録位置のアドレス”
0800”に、第2の光ヘッドH2による追いかけ再生
位置のアドレスが追いついたことを、ヘッド位置監視部
22及び38からの情報によって検出したとき、第2の
光ヘッドH2の追いかけ再生動作を中止させ、入力信号
(時刻t13以降のテレビジョン放送番組の現在の内容
そのもの)を、そのままモニタ装置やスピーカから出力
するように制御する。
【0049】なお、第2の光ヘッドH2の追いかけ再生
動作を中止したときには、第1の光ヘッドH1による記
録動作を同時に中止するようにしても良く、また、第1
の光ヘッドH1による記録動作をそのまま続行するよう
にしても良い。但し、第2の光ヘッドH2の追いかけ再
生動作の中止と同時に第1の光ヘッドH1による記録動
作を中止するような場合は、当該記録動作を中止しても
良いかどうかをユーザに確認するために、確認メッセー
ジを出力(例えばモニタ装置に表示等)することが望ま
しい。
【0050】また、ディスク状記録媒体によっては、第
1の光ヘッドH1での記録直後の光ディスク上に第2の
光ヘッドH2からの再生光を照射すると、その記録済み
の部分が悪影響を受けてしまうような特性のものも存在
する。
【0051】このようなことから、第3の動作例とし
て、本実施の形態の光ディスク記録再生装置では、当該
記録直後の部分への再生光照射による悪影響の発生防止
のために、第1の光ヘッドH1から所定の間隔以内に第
2の光ヘッドH2が近づけないようにコントロールする
ことを行う。
【0052】この第3の動作例の場合における第2の光
ヘッドH2の動作制御は、上述の第2の動作例と同様に
することができ、例えば第1の光ヘッドH1から所定の
間隔以内に第2の光ヘッドH2が近づいたとき、第2の
光ヘッドH2による追いかけ再生動作を中止するような
コントロールが考えられる。
【0053】なお、第1の光ヘッドH1と第2の光ヘッ
ドH2の所定の間隔は、ディスク状記録媒体の特性に応
じて決定することが可能であり、また、ユーザが任意に
設定することも可能である。
【0054】次に、本実施の形態の光ディスク記録再生
装置の第4の動作例として、タイムシフト記録再生時に
例えば光ディスクの残り容量が無くなったような場合に
おいて、追いかけ再生した(視聴した)後の領域を再び
記録可能領域に用いるようにした場合の動作を、図4を
用いて説明する。
【0055】図2に示したような追いかけ再生を行って
いる場合は、ユーザが特に記録停止の指示を行わなけれ
ば、テレビジョン放送番組が終了するまで第1の光ヘッ
ドH1による記録を継続することになる。このとき例え
ば、光ディスク1の残記録可能領域が当該テレビジョン
放送番組の残り時間に対して十分であればよいが、そう
でない場合にはテレビジョン放送番組が終了する前に光
ディスク1の記録可能領域が無くなり、その結果、テレ
ビジョン放送番組を最後まで視聴(追いかけ再生による
視聴)することができなくなってしまう。
【0056】すなわち例えば、図4に示すように、時刻
t20で第1の光ヘッドH1による記録が開始され、ま
た記録開始位置のアドレスが”0001”であるような
場合において、例えば第2の光ヘッドH2によって時刻
t21からアドレス”0001”以降の追いかけ再生が
開始され、その後、第1の光ヘッドH1による記録が継
続されることで光ディスク1の残記録可能領域が徐々に
減少して行き、当該残記録可能領域の最終アドレス(例
えば”FFFF”)に達してしまうと、これ以上、新た
な記録ができなくなってしまう。
【0057】そこで、本実施の形態の光ディスク記録再
生装置のシステムコントローラ5は、図4に示すように
第1の光ヘッドH1が残記録可能領域の最終アドレス”
FFFF”に達したことを、ヘッド位置監視部22から
の情報によって検出した場合、第2の光ヘッドH2がア
ドレス”0001”からの追いかけ再生動作中であり、
且つ当該アドレス”0001”から追いかけ再生済みの
領域があることを確認した後、この第2の光ヘッドH2
による追いかけ再生にて既に再生し終わった光ディスク
1上の領域であるアドレス”0001”に第1の光ヘッ
ドH1をシークさせ、そのアドレス”0001”以降を
記録可能な領域として、当該第1の光ヘッドH1による
記録を継続(上書きを開始)するようなコントロールを
行う。
【0058】なお、第1の光ヘッドH1をアドレス”F
FFF”から”0001”まで戻す際には、記録が一時
中断することになるが、例えば入力のデータレートより
も記録のデータレートを速く設定して、入力データ用の
バッファメモリを持たせるようにすれば、途切れの無い
データの記録が可能である。
【0059】一方、追いかけ再生中の第2の光ヘッドH
2がアドレス”FFFF”まで達したことを、ヘッド位
置監視部38からの情報によって検出した場合、システ
ムコントローラ5は、当該第2の光ヘッドH2の再生位
置を”0001”のアドレスまで戻し、このアドレス”
0001”以降を追いかけ再生するようにコントロール
する。
【0060】なお、この第2の光ヘッドH2をアドレ
ス”FFFF”から”0001”まで戻す際にも、再生
が一時中断することになるが、例えば出力のデータレー
トよりも再生のデータレートを速く設定して、出力デー
タ用のバッファメモリを持たせるようにすれば、途切れ
の無いデータの追いかけ再生が可能となる。
【0061】次に、本実施の形態の光ディスク記録再生
装置の第5の動作例として、第4の動作例のように第2
の光ヘッドH2による追いかけ再生後の領域を第1の光
ヘッドH1にて上書き記録(以下、追いかけ記録と呼
ぶ)している際に、例えば追いかけ再生を中断したり、
同じ位置を繰り返し再生したりした場合の動作を、図5
を用いて説明する。
【0062】第4の動作例のように、追いかけ再生済み
の領域を追いかけ記録している場合において、例えば追
いかけ再生を中断したり、繰り返し再生をしたりする
と、追いかけ記録中の第1の光ヘッドH1が追いかけ再
生中の第2の光ヘッドH2に追いついてしまうことがあ
る。
【0063】すなわち、図5に示すように、時刻t30
で第1の光ヘッドH1による記録が開始され、また記録
開始位置のアドレスが”0001”であるような場合に
おいて、例えば第2の光ヘッドH2によって時刻t31
からアドレス”0001”以降の追いかけ再生が開始さ
れ、その後、第1の光ヘッドH1による記録が継続され
ることで光ディスク1の残記録可能領域が徐々に減少し
て行き、当該残記録可能領域の最終アドレス(例えば”
FFFF”)に達したことにより、第1の光ヘッドH1
をアドレス”0001”まで戻し、このアドレス”00
01”以降を追いかけ記録しているとする。この状態に
おいて、例えば、時刻t32からt33までの間や時刻
t34からt35までの間、第2の光ヘッドH2による
追いかけ再生を中断したことによって、例えば第2の光
ヘッドH2による追いかけ再生中のアドレス”080
1”に第1の光ヘッドH1による追いかけ記録のアドレ
スが追いついてしまうと、第2の光ヘッドH2による追
いかけ再生が未だ行われていない領域を、第1の光ヘッ
ドH1による追いかけ記録で上書きしてしまうことにな
る。
【0064】このように第1の光ヘッドH1による追い
かけ記録位置が第2の光ヘッドH2による追いかけ再生
位置に達してしまうと、追いかけ記録のための記録可能
領域が確保できなくなるので、本実施の形態の光ディス
ク記録再生装置のシステムコントローラ5は、ヘッド位
置監視部22及び38によって第1の光ヘッドH1と第
2の光ヘッドH2の位置を監視し、常に追いかけ再生中
の第2の光ヘッドH2が、追いかけ記録中の第1の光ヘ
ッドH1よりも所定の間隔だけ先行するようにコントロ
ールを行う。
【0065】また、例えば、追いかけ再生中の第2のヘ
ッドH2により、繰り返し再生や早戻し動作などを行っ
た際には、追いかけ記録用の領域が狭められたり、追い
かけ記録の領域にまたがった再生が行われてしまう可能
性もある。
【0066】このような場合、本実施の形態の光ディス
ク記録再生装置のシステムコントローラ5は、ヘッド位
置監視部22及び38によって第1の光ヘッドH1と第
2の光ヘッドH2の位置を監視し、追いかけ記録中の第
1の光ヘッドH1から所定の間隔だけ先行する位置より
も当該第1のヘッドH1に近い側には追いかけ再生中の
第2のヘッドH2を近づけないようにコントロールす
る。
【0067】本実施の形態の光ディスク記録再生装置で
は、上述したようなコントロールを行うことで、追いか
け記録用の領域を確保することができるようにしてい
る。
【0068】なお、追いかけ記録中の第1の光ヘッドH
1と追いかけ再生中の第2の光ヘッドH2が所定の間隔
以内に近づくのは、追いかけ再生中の第2の光ヘッドH
2が再生を中断している場合等であると考えられる。
【0069】この場合は、例えば両者が所定の間隔以内
に近づいたときに、自動的に第2の光ヘッドH2の再生
を再開させるようなコントロールを行うようにすれば、
追いかけ記録用の領域を確保できる。図5の例で説明す
ると、第1の光ヘッドH1の追いかけ記録中のアドレス
が、第2の光ヘッドH2の再生中断前のアドレス”08
01”に近づいたとき、当該第2の光ヘッドH2の追い
かけ再生を自動的に再開させるようにする。
【0070】或いは、追いかけ記録中の第1の光ヘッド
H1が追いかけ再生中の第2の光ヘッドH2から所定の
間隔以内に近づいたときに、自動的な追いかけ再生の再
開コントロールを行うのではなく、追いかけ再生を急ぐ
よう促すメッセージや、光ディスクの入れ替えを促すメ
ッセージを発生し、モニタ装置等に表示することで、記
録可能領域を確保するようユーザに指示するようにして
も良い。
【0071】なお、この第5の動作例にて述べた所定の
間隔とは、例えば所定のアドレス間隔または所定のセク
タ間隔など任意に設定可能な間隔であり、この間隔は、
ディスク状記録媒体の熱安定性を勘案して一様に決めて
も良いし、また、ユーザが各自の使用形態に合わせて設
定するようにしても良い。図1の構成の場合は、所定の
間隔として最低でもディスク半周分の間隔があり、これ
をデフォルト値としておき、例えばユーザが席を頻繁に
外して追いかけ再生を頻繁に中断するような場合は長め
に設定したり、また例えば、追いかけ記録を最大限活用
したい場合はデフォルト値のままにしておいたり、さら
に例えば、ディスク状記録媒体の熱安定のためにはディ
スク半周分の時間では足りない場合はさらに長めに設定
する、などの場合が考えられる。
【0072】なお、上述した本発明の実施の形態では記
録領域は連続しているものとして説明しているが、ディ
スク状記録媒体の場合は飛び飛びに空き領域があって
も、記録用、再生用にバッファメモリを用意し、記録再
生の動作速度を適切に制御して光ヘッドを高速に移動さ
せることによって連続した領域と同様な連続記録が可能
である。したがって、本実施の形態においても、飛び飛
びの領域への記録や、追いかけ再生、追いかけ記録は同
様にして可能であることはもちろんである。
【0073】また、本発明は上述した実施の形態に限定
されることはなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しな
い範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であ
ることは勿論であり、ディスク状記録媒体も光ディスク
に限らず、磁気ディスク媒体にも適用できる。
【0074】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明に係るディスク
記録再生装置は、各々独立した記録及び/又は再生が可
能な少なくとも第1,第2の2つのヘッドと、各ヘッド
をそれぞれ独立にディスク状記録媒体上の半径位置に移
動させるヘッド移動手段と、第1のヘッドにて記録を開
始すると直ちに、第2のヘッドを第1のヘッドの記録開
始位置近傍に移動させる制御手段とを有してなることに
より、第1のヘッドで記録中に第2のヘッドで追いかけ
再生をするような場合にその再生開始までの待ち時間を
減らすことができ、且つ、再生開始位置の指定を不要に
することができる。
【0075】請求項2に記載の本発明に係るディスク記
録再生装置は、第1のヘッドが記録を開始したセクタ位
置を記憶する記録開始位置記憶手段を備え、第2のヘッ
ドをそのセクタ位置に対応するトラック上で再生待機状
態とすることにより、第1のヘッドで記録中に第2のヘ
ッドで追いかけ再生をするような場合にその再生開始ま
での待ち時間を減らすことができ、且つ、再生開始位置
の指定を不要にすることができる。
【0076】請求項3に記載の本発明に係るディスク記
録再生装置は、各々独立した記録及び/又は再生が可能
な少なくとも第1,第2の2つのヘッドと、各ヘッドを
それぞれ独立にディスク状記録媒体上の半径位置に移動
させるヘッド移動手段と、第1のヘッドが記録を開始し
たディスク状記録媒体上の記録開始位置を記憶する記録
開始位置記憶手段と、各ヘッドのディスク状記録媒体上
でのセクタ位置を監視するヘッド位置監視手段と、ヘッ
ド移動手段及び各ヘッドの動作を制御する制御手段とを
有し、第1のヘッドが記録を開始した後任意の時間経過
後に、第2のヘッドにてその記録開始位置から第1のヘ
ッドが記録した後を追いかけ再生し、当該追いかけ再生
動作中には第1のヘッドが第2のヘッドに先行し且つ第
2のヘッドと第1のヘッドの間隔を所定間隔に保つよう
にすることにより、追いかけ再生中に第2のヘッドが第
1のヘッドを追い越さないようにすることが可能であ
る。
【0077】請求項4に記載の本発明に係るディスク記
録再生装置は、追いかけ再生動作中に第2のヘッドが第
1のヘッドの記録位置に追いついたならば、少なくとも
第2のヘッドの再生動作を中断し、入力信号をそのまま
出力信号とすることで、第2のヘッドによる再生動作を
中断しても、引き続き出力信号を得ることが可能であ
る。
【0078】請求項5に記載の本発明に係るディスク記
録再生装置は、各々独立した記録及び/又は再生が可能
な少なくとも第1,第2の2つのヘッドと、各ヘッドを
それぞれ独立にディスク状記録媒体上の半径位置に移動
させるヘッド移動手段と、第1のヘッドが記録を開始し
た記録開始位置を記憶する記録開始位置記憶手段と、各
ヘッドのディスク状記録媒体上でのセクタ位置を監視す
るヘッド位置監視手段と、ヘッド移動手段及び各ヘッド
の動作を制御する制御手段とを有し、第1のヘッドが記
録を開始した後任意の時間経過後に、第2のヘッドにて
その記録開始位置から第1のヘッドが記録した後を追い
かけ再生し、第1のヘッドで記録中に最終記録可能領域
に達したとき、記録開始位置から第2のヘッドが再生し
ている位置までの間の領域を第1のヘッドにて追いかけ
記録をすることにより、追いかけ再生の再生済み領域を
活用してディスク容量不足により途中で記録が途切れる
ことを防止でき、また、以前に記録されているデータに
影響を与えず、安定な追いかけ再生及び追いかけ記録が
可能である。
【0079】請求項6に記載の本発明に係るディスク記
録再生装置は、追いかけ記録動作中には、第2のヘッド
が第1のヘッドに先行し且つ第1のヘッドと第2のヘッ
ドの間隔を所定間隔に保つようにすることにより、追い
かけ記録中に第1のヘッドが第2のヘッドを追い越さな
いようにすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク記録再生装置の一実施の
形態である光ディスク記録再生装置の概略構成例を示す
ブロック図である。
【図2】本実施の形態の光ディスク記録再生装置の第1
の動作例の説明に用いる図である。
【図3】本実施の形態の光ディスク記録再生装置の第2
の動作例の説明に用いる図である。
【図4】本実施の形態の光ディスク記録再生装置の第4
の動作例の説明に用いる図である。
【図5】本実施の形態の光ディスク記録再生装置の第5
の動作例の説明に用いる図である。
【符号の説明】
1…光ディスク、2…チャッキング機構、3…スピンド
ルモータ、4…回転軸、5…システムコントローラ、6
…記録開始位置記憶部、7…スピンドルモータ駆動アン
プ、8…操作入力部、11,31…フィード送りモー
タ、13…入力端子、14…A/D変換器、15,1
8,34…フォーマット変換器、16…変調器、17,
33…復調器、19,35…D/A変換器、21,37
…フィード送りモータ駆動アンプ、20,36…出力端
子、H1…第1の光ヘッド、H2…第2の光ヘッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体に対して各々独立し
    た記録及び/又は再生が可能な、少なくとも第1,第2
    の2つのヘッドと、 前記少なくとも第1,第2の2つのヘッドをそれぞれ独
    立にディスク状記録媒体上の半径位置に移動させるヘッ
    ド移動手段と、 前記第1のヘッドにて前記ディスク状記録媒体への記録
    を開始すると直ちに、前記第2のヘッドを第1のヘッド
    が記録を開始した半径位置近傍に移動させる制御手段と
    を有することを特徴とするディスク記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のヘッドが記録を開始したディ
    スク状記録媒体上のセクタ位置を記憶する記録開始位置
    記憶手段を備え、 前記第2のヘッドを、前記第1のヘッドが記録を開始し
    たセクタ位置に対応するトラック上で再生待機状態とす
    ることを特徴とする請求項1記載のディスク記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 ディスク状記録媒体に対して各々独立し
    た記録及び/又は再生が可能な、少なくとも第1,第2
    の2つのヘッドと、 前記少なくとも第1,第2の2つのヘッドをそれぞれ独
    立にディスク状記録媒体上の半径位置に移動させるヘッ
    ド移動手段と、 前記第1のヘッドが記録を開始したディスク状記録媒体
    上の記録開始位置を記憶する記録開始位置記憶手段と、 前記少なくとも第1,第2の2つのヘッドのディスク状
    記録媒体上でのセクタ位置を監視するヘッド位置監視手
    段と、 前記ヘッド移動手段及び各ヘッドの動作を制御する制御
    手段とを有し、 前記第1のヘッドが前記ディスク状記録媒体に記録を開
    始した後任意の時間経過後に、前記第2のヘッドにて前
    記記録開始位置から前記第1のヘッドが記録した後を追
    いかけ再生し、当該追いかけ再生動作中には前記第1の
    ヘッドが第2のヘッドに先行し且つ前記第2のヘッドと
    第1のヘッドの間隔を所定間隔に保つことを特徴とする
    ディスク記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記追いかけ再生動作中に前記第2のヘ
    ッドが第1のヘッドの記録位置に追いついたならば、少
    なくとも前記第2のヘッドの再生動作を中断し、入力信
    号をそのまま出力信号とすることを特徴とする請求項3
    記載のディスク記録再生装置。
  5. 【請求項5】 ディスク状記録媒体に対して各々独立し
    た記録及び/又は再生が可能な、少なくとも第1,第2
    の2つのヘッドと、 前記少なくとも第1,第2の2つのヘッドをそれぞれ独
    立にディスク状記録媒体上の半径位置に移動させるヘッ
    ド移動手段と、 前記第1のヘッドが記録を開始したディスク状記録媒体
    上の記録開始位置を記憶する記録開始位置記憶手段と、 前記少なくとも第1,第2の2つのヘッドのディスク状
    記録媒体上でのセクタ位置を監視するヘッド位置監視手
    段と、 前記ヘッド移動手段及び各ヘッドの動作を制御する制御
    手段とを有し、 前記第1のヘッドが前記ディスク状記録媒体に記録を開
    始した後任意の時間経過後に、前記第2のヘッドにて前
    記記録開始位置から前記第1のヘッドが記録した後を追
    いかけ再生し、前記第1のヘッドで記録中にディスク状
    記録媒体の最終記録可能領域に達したとき、前記記録開
    始位置から前記第2のヘッドが再生している位置までの
    間の再生済み領域を、前記第1のヘッドにて追いかけ記
    録をすることを特徴とするディスク記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記追いかけ記録動作中には、前記第2
    のヘッドが第1のヘッドに先行し且つ第1のヘッドと第
    2のヘッドの間隔を所定間隔に保つことを特徴とする請
    求項5記載のディスク記録再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074332A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd テレビ機能付き携帯端末装置及びプログラム
US7310295B2 (en) 2002-11-05 2007-12-18 Sharp Kabushiki Kaisha Optical disk drive device and method for correcting tilt of optical pickup
CN100365714C (zh) * 2004-02-24 2008-01-30 索尼株式会社 光盘装置

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