JP2000113268A - 紙葉類搬送装置および紙葉類識別装置 - Google Patents

紙葉類搬送装置および紙葉類識別装置

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JP2000113268A
JP2000113268A JP10286702A JP28670298A JP2000113268A JP 2000113268 A JP2000113268 A JP 2000113268A JP 10286702 A JP10286702 A JP 10286702A JP 28670298 A JP28670298 A JP 28670298A JP 2000113268 A JP2000113268 A JP 2000113268A
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roller
pressing
paper
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JP10286702A
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Ikuo Takeuchi
郁雄 竹内
Yutaka Nagasawa
豊 長沢
Kuninao Matsuura
邦尚 松浦
Riichi Kato
利一 加藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気情報を有する紙葉類を磁気センサに押し
付けながら搬送し、磁気情報を読み取って識別する紙葉
類搬送装置及び紙葉類識別装置を提供する。 【解決手段】 搬送ローラ2a,2bが磁気情報31を
印刷した紙葉類3を矢印方向に搬送する。磁気情報読取
部6は搬送ローラ2a,2b間に設置されて磁気情報3
1を読み取る。紙葉類押圧部7は磁気情報読取部6に対
向配置され、ローラ71の円周上に均等配置した複数枚
の弾性材料から成るシート8を有し、シート8はローラ
71の法線方向に対し反回転方向に所定角度傾けて設置
される。増速手段9は搬送ローラ2a,2bの搬送速度
よりもローラ71外周速度を高速にする。紙葉類識別部
10は磁気情報31により紙葉類3の真偽、金種等を判
別する。紙葉類を柔軟なシートで押付けながら高速搬送
でき、磁気情報を細かいピッチで正確に読み取ることが
できると共に紙葉類が詰まることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙葉類搬送装置およ
び紙葉類識別装置に係り、特に、紙葉類の高速搬送に好
適であり、また、紙葉類の磁気情報を読取って紙葉類を
識別するのに好適な紙葉類搬送装置および紙葉類識別装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙幣や有価証券等の紙葉類は偽造を防止
するために様々な特徴を有しており、現金自動取引装置
等に搭載された従来の紙葉類識別装置は、搬送された紙
葉類が本物か偽物かを識別するために、紙葉類が有する
複数の特徴を、それぞれの特徴を検知することができる
検知手段で検知し、各検知手段の検知結果とそれぞれの
特徴の判別基準との比較を行っていた。
【0003】しかし、紙葉類の偽造技術が高度化し、特
に、複写技術の進歩によって精巧なコピーが可能となっ
たために、複写では再現できない磁気印刷された磁気情
報を、正確に識別して紙葉類の真偽を判別することが重
要になってきた。
【0004】これに対して、紙葉類に印刷されている磁
気情報を識別するために、特開平2−50289号公報
に開示されている紙幣認識装置のように、磁気センサの
両側に設置されたテンションローラおよびウレタンロー
ラで紙葉類を搬送する構成とし、磁気センサの直下に柔
軟性羽根が放射状に設けられた回転可能なスイーパを対
接配置していた。このスイーパによって紙葉類を磁気セ
ンサに密着させることにより磁気量の検出精度を高め
て、紙葉類の認識率を向上していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】銀行などに設置されて
いる現金自動取引装置等には、紙幣などの搬送中の紙葉
類を識別する紙葉類識別装置が搭載されている。搬送中
の紙葉類は、その紙葉類の状態によって、搬送路面内の
横ずれ(シフト)や回転(スキュー)が発生することが
あるし、搬送される紙葉類が、表面が上か裏面が上か、
また、その向きがどちらか(例えば、紙葉類が短辺方向
に搬送された場合、どちらの長辺が先頭で搬送される
か)は不定である。
【0006】また、搬送される紙幣などの紙葉類に印刷
されている磁気情報は、紙葉類の種類によって印刷され
ている位置や大きさ、およびパターンが異なっている。
特に、海外の紙葉類では、磁気印刷が全体の図柄のごく
一部分にのみ用いられている場合が多い。
【0007】このように、搬送路上に存在する場所が特
定できない紙葉類に印刷されている磁気情報を、正確に
検出して紙葉類を識別するためには、搬送路上のどこに
磁気情報が存在しても、その磁気情報を検出することが
できるように、搬送路上に磁気センサを数多く配置して
細かいピッチで磁気情報を検出する必要がある。
【0008】しかし、上記従来技術では、磁気センサの
直下に柔軟性羽根が放射状に設けられた回転可能なスイ
ーパを対接配置し、この磁気センサの両側にテンション
ローラおよびウレタンローラを設置して紙葉類を搬送す
る構成にしている。
【0009】そのため、磁気センサの両側にテンション
ローラおよびウレタンローラを必ず配置する必要があ
り、テンションローラおよびウレタンローラの寸法によ
って、搬送路上に配置できる磁気センサの数および磁気
センサの間隔が制約される。このため、磁気情報を細か
いピッチで検出することができず、紙葉類を正確に識別
できないという問題があった。
【0010】本発明の目的は、紙葉類の搬送姿勢や紙葉
類に印刷された磁気情報の存在する位置や大きさに拘わ
らず、搬送された紙葉類が詰まることなく高速搬送が可
能であり、紙葉類の磁気情報を細かいピッチで検出する
ことができる紙葉類搬送装置および紙葉類識別装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の紙葉類搬送装置は、紙葉類を搬送する搬送
手段と、前記紙葉類を押圧して搬送する押圧搬送手段
と、前記押圧搬送手段に対向して紙葉類を挟持する挟持
手段とを備え、前記押圧搬送手段は、複数枚の弾性シー
トがローラの円周上に法線方向に対して反回転方向に傾
いて設置され、前記ローラ中心から弾性シート先端まで
の距離が、前記ローラ中心から前記挟持手段までの距離
よりも大きいことを特徴とするものである。
【0012】また、紙葉類を搬送する搬送手段と、前記
搬送手段で搬送された紙葉類を案内する案内部材とを備
えた紙葉類搬送装置において、前記紙葉類を押圧して搬
送する押圧搬送手段と、前記押圧搬送手段に対向して紙
葉類を挟持する挟持手段とを備え、前記押圧搬送手段
は、ローラの円周上に均等に配置した複数枚の弾性材料
から成るシートを有し、前記シートは前記ローラの法線
方向に対して反回転方向に傾いて設置され、前記ローラ
中心から弾性シート先端までの距離は、前記ローラ中心
から前記挟持手段までの距離よりも大きいことを特徴と
するものである。
【0013】また、前記押圧搬送手段は、前記ローラの
外周速度が、前記搬送手段の搬送速度より高速であるこ
とを特徴とする。また、前記押圧搬送手段のローラ外周
速度が、前記搬送手段の搬送速度より高速になる増速手
段を有することを特徴とするものである。
【0014】また、本発明の紙葉類識別装置は、磁気情
報を有する紙葉類を搬送する搬送手段と、前記紙葉類の
磁気情報を読み取る磁気情報読取手段と、前記磁気情報
読取手段に対向して設置され、前記磁気情報読取手段に
紙葉類を押圧する紙葉類押圧手段とを備え、前記紙葉類
押圧手段は、複数枚の弾性シートがローラの円周上に法
線方向に対して反回転方向に傾いて設置され、前記ロー
ラ中心から弾性シート先端までの距離が、前記ローラ中
心から前記磁気情報読取手段までの距離よりも大きいこ
とを特徴とするものである。
【0015】また、磁気情報を有する紙葉類を搬送する
搬送手段と、前記紙葉類の磁気情報を読み取る磁気情報
読取手段と、前記磁気情報読取手段に対向して設置さ
れ、前記磁気情報読取手段に紙葉類を押圧する紙葉類押
圧手段とを備え、前記紙葉類押圧手段は、ローラの円周
上に均等に配置した複数枚の弾性材料から成るシートを
有し、前記シートは前記ローラの法線方向に対して反回
転方向に傾いて設置され、前記シートが前記紙葉類を前
記磁気情報読取手段に押し付けながら搬送することによ
り、前記磁気情報読取手段が搬送される紙葉類の磁気情
報を読み取るとともに、前記ローラの外周速度を前記搬
送手段の搬送速度より高速にする増速手段を有すること
を特徴とするものである。また、前記磁気情報読取手段
および前記紙葉類押圧手段は、前記紙葉類搬送路の幅方
向の同軸上に、複数組が配置されていることを特徴とす
るものである。
【0016】本発明によれば、弾性のあるシートが紙葉
類を磁気情報読取手段に押し付けながら、シートと紙葉
類との摩擦力によって紙葉類を搬送することができる。
また、シートを取り付けたローラの外周速度を増速し、
搬送手段の搬送速度より高速にして紙葉類を押圧搬送す
ることができる。
【0017】また、そのため、搬送路の幅方向に複数個
の紙葉類押圧手段および磁気情報読取手段を配置するこ
とにより、他の搬送手段を省略することが可能になる。
また、紙葉類の搬送姿勢や、紙葉類に印刷された磁気情
報の位置や大きさに拘わらず、搬送された紙葉類が磁気
情報読取手段で詰まることなく、紙葉類に印刷された磁
気情報を細かいピッチで検出することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。図1は、本発明に係る紙葉類識別
装置の一実施形態の要部を示す構成図である。以下で
は、紙幣に印刷された磁気記録を正確に識別するための
紙葉類識別装置について説明するが、本発明は、磁気記
録のない紙葉類を搬送する紙葉類搬送装置においても、
紙葉類の高速搬送に好適に適用されるものである。
【0019】図1において、搬送路1には所定の空隙を
有するガイド1a、1b、1c、1dが設けてあり、上
流側の搬送ローラ2aおよび下流側の搬送ローラ2b
が、紙葉類3を矢印の方向に搬送する。
【0020】紙葉類3には磁気情報31が印刷されてい
る。搬送ローラ2aおよび2bに対向する位置に、押え
ローラ4aおよび4bが設けてあり、押えローラ4aお
よび4bは、バネ5aおよび5bで支持されている。磁
気情報読取部6は搬送ローラ2aおよび2bの間に設置
されており、搬送された紙葉類3に印刷されている磁気
情報31を読み取る。
【0021】紙葉類押圧部7は磁気情報読取部6に対向
して設けられ、ローラ71の半径rは、ローラ71の中
心から磁気情報読取部6までの距離よりも、所定の量
(オーバラップ量)OV、本実施形態では0.5mmだ
け大きくしてある。なお、オーバラップ量OVは、シー
トの磨耗を考慮して設定する。
【0022】ローラ71は、円周上に均等に配置した複
数枚、本実施形態では16枚の弾性材料を備え、弾性材
料としては、本実施形態では硬度73度のウレタン製の
ゴムから成るシート8を用いている。なお、このシート
は、1枚以上3枚以下が、常に紙葉類に当たっているこ
とが望ましい。
【0023】次に、図2を用いてシート8の形状と磁気
情報読取部6との位置関係を説明する。シート8は、ロ
ーラ71の法線方向に対して反回転方向に、所定の角度
θだけ傾けて設置する。
【0024】この角度θは、ローラ71の外径によって
異なり、本実施形態では、外径24mmの場合の値で、
約37度傾いてシート8が設置されている。シート8の
付け根が最も磁気情報読取部6に近づいた位置で、シー
ト8の先端が紙葉類3に当たる状態でのシートの傾斜角
度以上に設定することが望ましい。
【0025】紙葉類押圧部7は、シート8で紙葉類3を
磁気情報読取部6に押し付けるとともに、シート8と紙
葉類3との摩擦力によって紙葉類3を搬送する。本実施
形態では、シート8と紙葉類3との摩擦係数を1.3と
しており、常に紙葉類3と磁気情報読取部6との摩擦係
数より大きくしておく必要がある。
【0026】増速手段9は、溝数の異なる溝付きプーリ
91および92と、歯付きベルト93とから成ってお
り、搬送ローラ2aおよび2bによる搬送速度よりも、
紙葉類押圧部7のローラ71の外周の速度を高速にす
る。本実施形態では1.3倍から1.5倍に高速にする。
【0027】紙葉類識別部10は、磁気情報読取部6が
読取った磁気情報31に基づき、図示していないデータ
ベースを用いて、搬送された紙葉類3の真偽、金種等を
判別する。
【0028】次に、図3の処理フローを用いて、図1に
示した装置の動作を説明する。紙葉類3は、上流側の搬
送ローラ2aと押えローラ4aとにより挟持されて、搬
送路1上を搬送される(ステップ100)。
【0029】紙葉類3の先端が紙葉類押圧部7に到達す
ると、紙葉類押圧部7が紙葉類3を磁気情報読取部6に
押し当てて、磁気情報読取部6が紙葉類3の磁気情報3
1の読み取りを開始するとともに、搬送ローラ2aの搬
送力、およびシート8と紙葉類3との摩擦力によって、
紙葉類3を下流側に搬送する(ステップ101)。
【0030】次いで、紙葉類3の先端が下流側の搬送ロ
ーラ2bに到達すると、紙葉類押圧部7が紙葉類3を磁
気情報読取部6に押し当てて、磁気情報読取部6が紙葉
類3の磁気情報31の読み取りを継続するとともに、紙
葉類3は搬送ローラ2bと押えローラ4bとによって挟
持されて、搬送ローラ2aおよび2bの搬送力で搬送路
1上を搬送される。
【0031】紙葉類3の後端が、搬送ローラ2aと押え
ローラ4aとの挟持から離れると、紙葉類押圧部7が紙
葉類3を磁気情報読取部6に押し当てて、磁気情報読取
部6が紙葉類3の磁気情報31の読み取りをさらに継続
するとともに、搬送ローラ2bの搬送力およびシート8
と紙葉類3との摩擦力によって紙葉類3を下流側に搬送
する(ステップ102)。
【0032】次に、紙葉類3の後端が紙葉類押圧部7か
ら離れると、磁気情報読取部6が紙葉類3の磁気情報3
1の読み取りを終了するとともに、搬送ローラ2bの搬
送力で紙葉類3を下流側に搬送する(ステップ10
3)。
【0033】磁気情報読取部6が紙葉類3の磁気情報3
1の読み取りを終了すると、図示していないデータベー
スを用いて、紙葉類3に印刷された磁気情報31のパタ
ーンを処理する(ステップ104)。
【0034】このとき、図示していない測定手段で計測
された搬送路1上の紙葉類3のスキュー角度やシフト量
に基づいてデータベースの基本パターンを補正すること
により紙葉類3の真偽、金種等を識別することができ
る。
【0035】本実施形態によれば、可撓性シートで紙葉
類を磁気情報読取部に押し付けるので、紙葉類に付着し
た異物等で磁気情報読取部の検出面を傷つけないよう
に、押圧力を緩和することができる。また、磁気情報読
取部に付着したごみ等をシートで除去することができる
ので、磁気情報読取部の信頼性を高めることができると
いう効果がある。
【0036】また、搬送路の搬送速度よりも紙葉類押圧
部のローラの外周の速度を高速にするので、紙葉類の先
端が紙葉類押圧部に到達したときに、紙葉類が紙葉類押
圧部で詰まることがなく、紙葉類識別装置の信頼性を高
めることができるという効果がある。また、紙葉類押圧
部のシートを傾斜させているので、シートの磨耗が少な
く、紙葉類押圧部の耐久性を高めることができるという
効果がある。
【0037】次に、図4を用いて、本発明の他の実施形
態を説明する。図4は本発明に係る紙葉類識別装置の他
の実施形態を示す構成図である。装置を上面から見た図
であり、ガイド、押えローラおよびバネとシートは省略
してある。また、図1と符号が同じものは、図1と同じ
機能を有するので一部説明を省略する。
【0038】磁気情報読取部60は複数の磁気センサ6
1を内蔵しており、各磁気センサ61が搬送された紙葉
類3に印刷されている磁気情報31を読み取る。各磁気
センサで読取った磁気情報は紙葉類識別部10に送られ
る。紙葉類押圧部70のローラ71は、磁気情報読取部
60に内蔵された磁気センサ61に対向して複数個設け
られている。
【0039】また、図4に示した装置は、図1に示した
装置と同様に、図3に示す処理フローで動作する。図1
の装置と異なるのは、紙葉類3の真偽、金種等の識別時
に、搬送路1上の紙葉類3のスキュー角度やシフト量に
基づいて、使用する磁気情報読取部の磁気センサを選択
した後、データベースの基本パターンを補正することで
ある。
【0040】本実施形態によれば、紙葉類押圧部を支持
するための特別な機構を必要とせず、また、磁気情報読
取部での紙葉類の搬送機構を必要としないので、搬送機
構を簡単にすることができる。また、複数のローラを有
する紙葉類押圧部を小形に実現することができるので、
搬送路の幅方向に細かいピッチで磁気センサを配置する
ことができ、紙葉類の真偽、金種等の識別精度を向上す
ることができるという効果がある。
【0041】次に、図5を参照して、本発明の適用例を
説明する。図5は、本発明を適用した現金自動取引装置
の構成図である。入金時に現金自動取引装置300の入
出金口301から投入された紙葉類3は、1枚ずつに分
離されて搬送ルート302で搬送される。
【0042】本発明の紙葉類識別装置を組み込んだ鑑別
装置303は、搬送された紙葉類3を鑑別する。このと
き、紙葉類3に印刷されているべき磁気情報が識別され
れば、本物と判断して収納ルート304で搬送し、現金
自動取引装置300内の収納庫305に収納する。紙葉
類3に印刷されているべき磁気情報が識別されなけれ
ば、本物ではないと判断して返却ルート306で搬送
し、入出金口301から返却する。
【0043】本例によれば、搬送路上の位置が特定でき
ない紙葉類に印刷された磁気情報を、細かいピッチで検
出することができるので、紙葉類を正確に識別すること
ができるという効果がある。
【0044】本例では、増速手段は溝数の異なる2個の
溝付きプーリと歯付きベルトとで構成して、搬送ローラ
による搬送速度よりも紙葉類押圧部のローラの外周速度
を高速にしたが、これに限るものではない。
【0045】すなわち、ギヤを使用してもよく、また、
搬送ローラによる搬送速度よりも紙葉類押圧部のローラ
の外周速度を高速にできれば、搬送ローラと紙葉類押圧
部のローラとを別々の駆動手段で回転させてもよいし、
紙葉類押圧部のローラの外径を搬送ローラの外径より大
きくして回転させてもよい。
【0046】また、本例では、磁気情報読取部に紙葉類
押圧部を対向させたが、搬送機構の構成はこれに限るも
のではなく、紙葉類の案内部材に紙葉類押圧部を対向さ
せてもよい。
【0047】また、本例では、弾性材としてゴムを用い
たが、これに限るものではなく、押圧力と搬送力が得ら
れれば、他の材質の物でもよいし、形状も本例に限るも
のではない。
【0048】また、本例の現金自動取引装置では、入金
時の紙葉類識別動作を説明したが、これに限るものでは
なく、出金時等でも同様に紙葉類に印刷されている磁気
情報を識別することにより紙葉類を正確に鑑別できる。
【0049】また、本例では、磁気情報読取部に紙葉類
押圧部で紙葉類を押圧して搬送したが、磁気情報を読み
取る磁気センサに限らず、紙葉類を接触させて紙葉類の
情報を読み取る他のセンサにも適応できる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、磁気情報を細かいピッ
チで読み取ることができるので、紙葉類の搬送姿勢や紙
葉類に印刷された磁気情報の存在する位置、大きさに拘
わらず、搬送された紙葉類を正確に識別することができ
る。
【0051】また、紙葉類を柔軟なシートで磁気情報読
取部に押し付けながら高速に搬送することができるの
で、紙葉類が詰まることがなく、高信頼で安価な紙葉類
識別装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類識別装置の一実施形態を示す構
成図である。
【図2】磁気情報読取部と紙葉類押圧部の位置関係を示
す図である。
【図3】本発明の紙葉類識別装置の処理フローを示す図
である。
【図4】本発明の紙葉類識別装置の他の実施形態を示す
構成図である。
【図5】本発明における紙葉類識別手段または紙葉類搬
送手段を組み込んだ現金自動取引装置の一例を示す構成
図である。
【符号の説明】
1 搬送路 2a、2b 搬送ローラ 3 紙葉類 4a、4b 押さえローラ 6、60 磁気情報読取部 7、70 紙葉類押圧部 8 シート 9 増速手段 10 紙葉類識別部 31 磁気情報 61 磁気センサ 71 ローラ 300 現金自動取引装置 303 鑑別装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 邦尚 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 (72)発明者 加藤 利一 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式会 社日立製作所情報機器事業部内 Fターム(参考) 3E041 AA01 AA02 AA03 AA04 BA11 BB07 BC04 EA05 3F049 CA02 DA14 EA13 LA08 LA11 LB04 LB09 3F106 EA01 LA08 LA11 LB04 LB09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を搬送する搬送手段と、前記紙葉
    類を押圧して搬送する押圧搬送手段と、前記押圧搬送手
    段に対向して紙葉類を挟持する挟持手段とを備え、前記
    押圧搬送手段は、複数枚の弾性シートがローラの円周上
    に法線方向に対して反回転方向に傾いて設置され、前記
    ローラ中心から弾性シート先端までの距離が、前記ロー
    ラ中心から前記挟持手段までの距離よりも大きいことを
    特徴とする紙葉類搬送装置。
  2. 【請求項2】 紙葉類を搬送する搬送手段と、前記搬送
    手段で搬送された紙葉類を案内する案内部材とを備えた
    紙葉類搬送装置において、前記紙葉類を押圧して搬送す
    る押圧搬送手段と、前記押圧搬送手段に対向して紙葉類
    を挟持する挟持手段とを備え、前記押圧搬送手段は、ロ
    ーラの円周上に均等に配置した複数枚の弾性材料から成
    るシートを有し、前記シートは前記ローラの法線方向に
    対して反回転方向に傾いて設置され、前記ローラ中心か
    ら弾性シート先端までの距離は、前記ローラ中心から前
    記挟持手段までの距離よりも大きいことを特徴とする紙
    葉類搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の紙葉類搬送装
    置において、前記押圧搬送手段は、前記ローラの外周速
    度が、前記搬送手段の搬送速度より高速であることを特
    徴とする紙葉類搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の紙葉類搬
    送装置において、前記押圧搬送手段のローラ外周速度
    が、前記搬送手段の搬送速度より高速になる増速手段を
    有することを特徴とする紙葉類搬送装置。
  5. 【請求項5】 磁気情報を有する紙葉類を搬送する搬送
    手段と、前記紙葉類の磁気情報を読み取る磁気情報読取
    手段と、前記磁気情報読取手段に対向して設置され、前
    記磁気情報読取手段に紙葉類を押圧する紙葉類押圧手段
    とを備え、前記紙葉類押圧手段は、複数枚の弾性シート
    がローラの円周上に法線方向に対して反回転方向に傾い
    て設置され、前記ローラ中心から弾性シート先端までの
    距離が、前記ローラ中心から前記磁気情報読取手段まで
    の距離よりも大きいことを特徴とする紙葉類識別装置。
  6. 【請求項6】 磁気情報を有する紙葉類を搬送する搬送
    手段と、前記紙葉類の磁気情報を読み取る磁気情報読取
    手段と、前記磁気情報読取手段に対向して設置され、前
    記磁気情報読取手段に紙葉類を押圧する紙葉類押圧手段
    とを備え、前記紙葉類押圧手段は、ローラの円周上に均
    等に配置した複数枚の弾性材料から成るシートを有し、
    前記シートは前記ローラの法線方向に対して反回転方向
    に傾いて設置され、前記シートが前記紙葉類を前記磁気
    情報読取手段に押し付けながら搬送することにより、前
    記磁気情報読取手段が搬送される紙葉類の磁気情報を読
    み取るとともに、前記ローラの外周速度を前記搬送手段
    の搬送速度より高速にする増速手段を有することを特徴
    とする紙葉類識別装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の紙葉類識別装
    置において、前記磁気情報読取手段および前記紙葉類押
    圧手段は、前記紙葉類搬送路の幅方向の同軸上に、複数
    組が配置されていることを特徴とする紙葉類識別装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103282946A (zh) * 2011-01-14 2013-09-04 日立欧姆龙金融***有限公司 纸张类判别装置
JP2014099091A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 鑑別装置および回転体
KR101417733B1 (ko) * 2013-01-15 2014-07-10 기산전자 주식회사 계수기

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