JP2000112909A - 負荷分散管理システムおよび負荷分散管理方法 - Google Patents

負荷分散管理システムおよび負荷分散管理方法

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JP2000112909A
JP2000112909A JP10283757A JP28375798A JP2000112909A JP 2000112909 A JP2000112909 A JP 2000112909A JP 10283757 A JP10283757 A JP 10283757A JP 28375798 A JP28375798 A JP 28375798A JP 2000112909 A JP2000112909 A JP 2000112909A
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Shoichi Yoshikawa
彰一 吉川
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバコンピュータへのアクセス(問合せ)
を行うことなく、各サーバコンピュータの動作状況に基
づいた負荷分散を行うことを可能にする。 【解決手段】 処理履歴保存部50は、各処理要求に対
する処理履歴からなる処理履歴情報を記憶装置60に保
存する。処理先決定部40は、処理要求元クライアント
コンピュータ(いずれかのクライアントコンピュータ1
0)からの処理要求が発生した場合に、当該処理要求に
対する処理先サーバコンピュータ(所定のサーバコンピ
ュータ20)を記憶装置60内の処理履歴情報に基づい
て決定する。処理要求管理部30は、処理要求元クライ
アントコンピュータの処理要求を処理先サーバコンピュ
ータに転送し、当該処理先サーバコンピュータによる処
理結果を当該処理要求元クライアントコンピュータに転
送し、当該処理結果を反映した処理履歴を処理履歴保存
部50に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアントコン
ピュータ群(1台以上のクライアントコンピュータ)お
よびサーバコンピュータ群(複数台のサーバコンピュー
タ)からなるコンピュータシステムにおける負荷分散管
理システムおよび負荷分散管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の負荷分散管理システム
(負荷分散管理方法)では、クライアントコンピュータ
からの処理要求が発生した場合に、処理を複数台のサー
バコンピュータに順次に割り当てる方式か、処理要求の
発生時に各サーバコンピュータの動作状況を調べてその
調査を基に所定のサーバコンピュータに処理を割り当て
る方式かの、いずれかが採用されていた。すなわち、後
述する本発明のように、各サーバコンピュータに関する
処理履歴に基づいて「処理を行わせるべきサーバコンピ
ュータ」(本発明における「処理先サーバコンピュー
タ」)を選択する負荷分散管理システム(負荷分散管理
方法)は存在しなかった。
【0003】なお、上述のような従来の技術を使用した
製品としては、DCE(アメリカ合衆国 Transa
rc Corporation製)や,VisiBro
ker(アメリカ合衆国 Inprise Corpo
ration製)がある(それぞれの製品名は当該各社
の登録商標である)。ここで、DCEおよびVisiB
rokerは、共に、上記の「処理を複数台のサーバコ
ンピュータに順次に割り当てる方式」を利用している。
また、VisiBrokerは、この「処理を複数台の
サーバコンピュータに順次に割り当てる方式」と同時
に、上記の「動作状況の調査を基に所定のサーバコンピ
ュータに処理を割り当てる方式」を併用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の負荷分
散管理システム(負荷分散管理方法)には、以下に示す
ような問題点があった。
【0005】第1の問題点は、従来技術の「処理を複数
台のサーバコンピュータに順次に割り当てる方式」で
は、各サーバコンピュータの動作状況に基づいた負荷分
散を行うことができないということである。
【0006】このような問題点が生じる理由は、上記の
「処理を複数台のサーバコンピュータに順次に割り当て
る方式」では、各サーバコンピュータの動作状況を考慮
することなく、各処理要求に係る処理を単に各サーバコ
ンピュータに順次に割り当てているにすぎないためであ
る。
【0007】第2の問題点は、従来技術の「動作状況の
調査を基に所定のサーバコンピュータに処理を割り当て
る方式」では、上記の第1の問題点を解消することはで
きるが、そのために処理要求が発生する毎に毎回全ての
サーバコンピュータへの問合せが発生するということで
ある。
【0008】このような問題点が生じる理由は、上記の
「動作状況の調査を基に所定のサーバコンピュータに処
理を割り当てる方式」では、処理要求が発生する毎にそ
の時点における全てのサーバコンピュータの動作状況が
確認された上で処理を割り当てるべきサーバコンピュー
タが選択されているためである。
【0009】本発明の目的は、上述の点に鑑み、サーバ
コンピュータへのアクセス(問合せ)を行うことなく自
動的に各サーバコンピュータの動作状況に基づいた負荷
分散を行うことができる負荷分散管理システム(負荷分
散管理方法)を提供することにある。
【0010】なお、本発明の負荷分散管理システム(負
荷分散管理方法)に関する特許公報としては、特開平8
−44677号公報および特開平9−50417号公報
がある。
【0011】上述の特開平8−44677号公報に記載
された技術(分散処理システム)は、サーバ計算機(サ
ーバコンピュータ)に対する柔軟性のある負荷分散を可
能にする技術である点で、本発明と類似している。しか
し、当該技術は、クライアント計算機(クライアントコ
ンピュータ)上で動作するプログラム(コンピュータプ
ログラム)およびサーバ計算機上で動作するプログラム
に組み込まれる技術である点で、クライアントコンピュ
ータおよびサーバコンピュータに組み込まれることなく
単独で動作する技術である本発明とは、その構成等を異
にするものである。
【0012】また、上述の特開平9−50417号公報
に記載された技術(クライアントIPアドレス動的変更
方式)は、上記の「動作状況の調査を基に所定のサーバ
コンピュータに処理を割り当てる方式」に該当する技術
であり、サーバコンピュータへの問合せによってその動
作状況を調べること(処理要求が発生する毎に全てのサ
ーバコンピュータへの問合せが発生すること)のない本
発明とは、その構成等を異にするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の負荷分散管理シ
ステムは、クライアントコンピュータ群およびサーバコ
ンピュータ群からなるコンピュータシステムにおいて、
各処理要求に対する処理先サーバコンピュータの処理履
歴からなる処理履歴情報を記憶装置に保存する処理履歴
保存部と、処理要求元クライアントコンピュータからの
処理要求が発生した場合に当該処理要求に対する処理先
サーバコンピュータを前記処理履歴保存部によって前記
記憶装置に保存されている処理履歴情報に基づいて決定
する処理先決定部と、処理要求元クライアントコンピュ
ータの処理要求を前記処理先決定部によって決定された
処理先サーバコンピュータに転送し、当該処理先サーバ
コンピュータによる処理結果を当該処理要求元クライア
ントコンピュータに転送し、当該処理結果を反映した処
理履歴を前記処理履歴保存部に転送する処理要求管理部
とを有する。
【0014】ここで、より具体的には、上記の処理要求
管理部は、処理要求元クライアントコンピュータからの
処理要求を受け入れる処理要求受入れ手段と、処理先サ
ーバコンピュータを処理先決定部に問い合わせる処理先
問合せ手段と、前記処理先問合せ手段の問合せに基づい
て前記処理先決定部により決定された処理先サーバコン
ピュータに処理要求を転送し、当該処理先サーバコンピ
ュータによる処理結果を処理要求元クライアントコンピ
ュータに転送し、当該処理結果を反映した当該処理先サ
ーバコンピュータの処理履歴を前記処理履歴保存部に転
送する処理転送手段とを備える。
【0015】また、本発明の負荷分散管理方法は、処理
要求元クライアントコンピュータからの処理要求を受け
入れる処理要求受入れ処理ステップと、前記処理要求受
入れ処理ステップで受け入れられた処理要求に対する処
理先サーバコンピュータの問合せを行う処理先問合せ処
理ステップと、前記処理先問合せ処理ステップにおける
問合せを契機として処理履歴情報を取得して当該処理履
歴情報に基づいて当該問合せに対する処理先サーバコン
ピュータを決定する処理先決定処理ステップと、前記処
理要求受入れ処理ステップで受け入れられた処理要求を
前記処理先決定処理ステップで決定された処理先サーバ
コンピュータに転送する処理要求転送処理ステップと、
前記処理要求転送処理ステップで転送された処理要求に
基づいて行われる処理先サーバコンピュータによる処理
の処理結果を受け入れる処理結果受入れ処理ステップ
と、処理先サーバコンピュータの処理結果に基づいて今
回の処理要求に対する処理履歴を生成し当該処理履歴を
記憶装置内の処理履歴情報に追加して保存する処理履歴
保存処理ステップと、処理先サーバコンピュータの処理
結果を処理要求元クライアントコンピュータに転送する
処理結果転送処理ステップとからなる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】(1) 第1の実施の形態 図1は、本発明の第1の実施の形態に係る負荷分散管理
システムの構成を示すブロック図である。
【0018】図1を参照すると、本実施の形態に係る負
荷分散管理システムは、1台以上のクライアントコンピ
ュータ10および複数台のサーバコンピュータ20から
なるコンピュータシステムにおいて、クライアントコン
ピュータ10からの処理要求とサーバコンピュータ20
からの処理結果との管理等を行う処理要求管理部30
と、処理先サーバコンピュータ(その内容の詳細につい
ては後述する)を決定する処理先決定部40と、各処理
要求に対する処理先サーバコンピュータの処理履歴から
なる処理履歴情報を記憶装置60に保存する処理履歴保
存部50と、記憶装置60とを含んで構成されている。
【0019】処理要求管理部30は、処理要求受入れ手
段31と、処理先問合せ手段32と、処理転送手段33
とを含んで構成されている。
【0020】処理先決定部40は、処理先決定手段41
を含んで構成されている(処理先決定処理(ステップ4
01参照)の要求の受付けは処理先決定手段41以外の
部分で行われる)。
【0021】処理履歴保存部50は、処理履歴保存手段
51を含んで構成されている(処理履歴保存処理(ステ
ップ501参照)の要求の受付けは処理履歴保存手段5
1以外の部分で行われる)。
【0022】これらの手段は、それぞれ概略、以下のよ
うに動作する。
【0023】処理要求受入れ手段31は、処理要求を行
うクライアントコンピュータ10(処理要求元クライア
ントコンピュータ)からの処理要求を受け入れる。
【0024】処理先問合せ手段32は、処理要求受入れ
手段31で受け入れられた処理要求を転送する先となる
(当該処理要求に係る処理を行うべき)サーバコンピュ
ータ20(処理先サーバコンピュータ)をどのサーバコ
ンピュータ20にすべきかを処理先決定部40に問い合
わせる。
【0025】処理転送手段33は、処理先サーバコンピ
ュータで処理された処理結果を受け入れ、処理要求元ク
ライアントコンピュータにその処理結果を転送し、その
処理に関する処理履歴情報を処理履歴保存部50に転送
する。
【0026】処理先決定手段41は、記憶装置60に保
存されている処理履歴情報を取得し、その処理履歴情報
に基づいて処理先サーバコンピュータを決定する。
【0027】処理履歴保存手段51は、処理履歴情報を
記憶装置60に保存する。ここで、処理履歴情報とは、
各処理要求に対する、処理先サーバコンピュータのコン
ピュータ識別子と、その処理を行うのに使用された資源
(リソース)に関するリソース情報(処理時間(実処理
時間および応答時間),CPU(Central Pr
ocessing Unit)負荷(CPU使用率),
およびメモリ使用量) とからなる処理履歴を、過去の処
理要求の数だけ有する情報である。なお、リソース情報
の内容としては、上記の処理時間,CPU負荷,および
メモリ使用量の他に、ファイルI/O(Input/O
utput)使用率,ネットワーク負荷率,およびネッ
トワークデータ転送量等が考えられ、上記に限定される
ものではない。
【0028】図2は、処理要求管理部30の処理を示す
流れ図である。この処理は、処理要求受入れ処理ステッ
プ301と、処理先問合せ処理ステップ302と、処理
要求転送処理ステップ303と、処理結果受入れ処理ス
テップ304と、処理結果転送処理ステップ305とか
らなる。
【0029】図3は、処理先決定部40の処理を示す流
れ図である。この処理は、処理先決定処理ステップ40
1からなる。
【0030】図4は、処理履歴保存部50の処理を示す
流れ図である。この処理は、処理履歴保存処理ステップ
501からなる。
【0031】次に、図2,図3,および図4の流れ図を
参照して、図1に示すように構成された本実施の形態に
係る負荷分散管理システムの全体の動作について詳細に
説明する。
【0032】まず、処理要求管理部30内の処理要求受
入れ手段31は、本実施の形態に係る負荷分散管理シス
テムが適用されるコンピュータシステム上の1台以上の
クライアントコンピュータ10のうちの任意のクライア
ントコンピュータ10(処理要求元クライアントコンピ
ュータ)からの処理要求を受け入れて取得する(ステッ
プ301)。ここで、この時に受け入れられる「処理要
求」は、処理内容を特定するための処理名称および処理
に使用されるデータである処理情報からなる。
【0033】次に、処理先問合せ手段32は、処理先決
定部40に処理先問合せ(処理要求元クライアントコン
ピュータからの処理要求を処理するサーバコンピュータ
20、すなわち処理先サーバコンピュータの問合せ)を
行い(ステップ302)、後述するステップ401の処
理で生成される処理先情報(処理先サーバコンピュータ
を特定するための情報)を取得する。ここで、この時に
受け取る「処理先情報」とは、処理先サーバコンピュー
タを識別するための情報(コンピュータ識別子)が該当
する。
【0034】処理先決定部40は、処理要求管理部30
からの処理先問合せ(ステップ302参照)を受け取
り、処理先決定手段41によって処理先サーバコンピュ
ータを決定して処理先情報を生成し、その処理先情報を
処理要求管理部30に返送する(ステップ401)。
【0035】ここで、処理先決定処理(ステップ40
1)では、処理履歴保存部50によって記憶装置60に
保存されている処理履歴情報が抽出(取得)され、その
処理履歴情報に基づき、複数台あるサーバコンピュータ
20の中から処理先サーバコンピュータが決定され、そ
の処理先サーバコンピュータを示す処理先情報(処理先
サーバコンピュータのコンピュータ識別子を示す情報)
が生成される。
【0036】ここで、処理先決定手段41によるステッ
プ401における処理先サーバコンピュータの決定の基
準としては、以下に示すようなものがある。
【0037】すなわち、処理先決定手段41は、記憶装
置60から取得した処理履歴情報を参照して、過去の処
理要求に対する実処理時間の短さ,応答時間の短さ,C
PU負荷の小ささ,およびメモリ使用量の小ささの観点
から、最適なサーバコンピュータ20を処理先サーバコ
ンピュータとして決定する。具体的には、例えば、次の
a〜dに示すような決定方法が考えられる。 a.過去の処理要求に対する実処理時間が最短のサーバ
コンピュータ20を処理先サーバコンピュータとして決
定する。 b.過去の処理要求に対する応答時間が最短のサーバコ
ンピュータ20を処理先サーバコンピュータとして決定
する。 c.過去の処理要求に対するCPU負荷(CPU使用
率)が最小のサーバコンピュータ20を処理先サーバコ
ンピュータとして決定する。 d.過去の処理要求に対するメモリ使用量が最小のサー
バコンピュータ20を処理先サーバコンピュータとして
決定する。
【0038】また、上記のa〜dの全要素(実処理時
間,応答時間,CPU負荷,およびメモリ使用量)の2
以上について一定の優先順位を付けて順次判断していく
ことや、全要素の2以上の組み合わせを総合的に判断す
ることにより、最適なサーバコンピュータ20を処理先
サーバコンピュータとして決定することも可能である。
【0039】なお、先に述べたように、処理履歴情報中
のリソース情報の内容の要素としては、上記のa〜dに
示す各要素の他に、ファイルI/O使用率,ネットワー
ク負荷率,およびネットワークデータ転送量等が考えら
れる。このような他の要素をリソース情報として有する
処理履歴情報を使用する場合には、これら他の要素が上
記の実処理時間等の各要素と同様に考慮されて、最適な
サーバコンピュータ20が処理先サーバコンピュータと
して決定される。具体的には、例えば、次のe〜gに示
すような決定方法が考えられる。 e.過去の処理要求に対するファイルI/O使用率が最
小のサーバコンピュータ20を処理先サーバコンピュー
タとして決定する。 f.過去の処理要求に対するネットワーク負荷率が最小
のサーバコンピュータ20を処理先サーバコンピュータ
として決定する。 g.過去の処理要求に対するネットワークデータ転送量
が最小のサーバコンピュータ20を処理先サーバコンピ
ュータとして決定する。
【0040】また、この時点で上記のような判定を行う
ために十分な処理履歴情報が記憶装置60に存在しない
場合には、処理先決定手段41は処理先サーバコンピュ
ータをあらかじめ定められた任意の方法(例えば、あら
かじめ設定されている各サーバコンピュータ20の識別
番号(コンピュータ識別子)の順序)で決定することが
できる。
【0041】次に、処理要求管理部30内の処理転送手
段33は、処理要求受入れ処理(ステップ301参照)
で受け入れた処理要求を処理先問合せ処理(ステップ3
02参照)に基づいて取得した処理先情報で識別される
サーバコンピュータ20、すなわち処理先サーバコンピ
ュータに転送する(ステップ303)。
【0042】これにより、処理先サーバコンピュータ
は、当該処理要求に基づく所定の処理を行い、その処理
結果を処理要求管理部30に返却する。
【0043】処理要求管理部30内の処理転送手段33
は、処理先サーバコンピュータからの処理結果を受け入
れ、処理履歴保存部50にその処理結果に基づく処理履
歴(今回の処理要求に対する処理履歴)を転送する(ス
テップ304)。ここで、「処理履歴」とは、先にも述
べたように、当該処理要求に対する、処理先サーバコン
ピュータのコンピュータ識別子と、その処理を行うのに
使用された資源に関するリソース情報(処理時間(実処
理時間および応答時間),CPU負荷,およびメモリ使
用量) とからなる情報である。
【0044】処理履歴保存部50は、処理要求管理部3
0からの処理履歴を受け付け、処理履歴保存手段51に
よって今回の処理要求に対する処理履歴を追加した処理
履歴情報を記憶装置60に保存する(ステップ50
1)。
【0045】最後に、処理要求管理部30内の処理転送
手段33は、処理要求元クライアントコンピュータに対
して、処理結果受入れ処理(ステップ304参照)で受
け取った処理結果を転送(返却)する(ステップ30
5)。ここでの「処理結果」とは、処理が行われたか否
かを判定するための情報や、処理先サーバコンピュータ
による処理によって新たに生成されたデータである処理
情報が該当する。
【0046】以上のようにして、処理要求元クライアン
トコンピュータは、処理履歴情報に基づいた最適なサー
バコンピュータ20である処理先サーバコンピュータに
処理を行わせることができ、その処理結果を得ることが
可能となる。
【0047】なお、本実施の形態に係る負荷分散管理シ
ステムでは、処理要求管理部30と処理先決定部40と
処理履歴保存部50とがそれぞれ独立して構成されてい
るため、以下のaおよびbに示すような利点が生じる。
【0048】a.処理先決定部30を個別に実装するこ
とにより、負荷分散のための処理先サーバコンピュータ
の決定方法を適宜置き換えることが可能になる。
【0049】b.処理要求管理部30,処理先決定部4
0,および処理履歴保存部50の各々を、独立したプロ
グラム(分離したプログラム)としても実装(提供)で
き、共通したプログラム(同一のプログラム)としても
実装(提供)できる。
【0050】(2) 第2の実施の形態 図5は、本発明の第2の実施の形態に係る負荷分散管理
方法の構成を示す流れ図である。
【0051】本実施の形態に係る負荷分散管理方法は、
処理要求元クライアントコンピュータからの処理要求を
受け入れる処理要求受入れ処理ステップ501と、処理
要求受入れ処理ステップ501で受け入れられた処理要
求に対する処理先サーバコンピュータの問合せを行う処
理先問合せ処理ステップ502と、処理先問合せ処理ス
テップ502における問合せを契機として処理履歴情報
を取得して当該処理履歴情報に基づいて当該問合せに対
する処理先サーバコンピュータを決定する処理先決定処
理ステップ503と、処理要求受入れ処理ステップ50
1で受け入れられた処理要求を処理先決定処理ステップ
503で決定された処理先サーバコンピュータに転送す
る処理要求転送処理ステップ504と、処理要求転送処
理ステップ504で転送された処理要求に基づいて行わ
れる処理先サーバコンピュータによる処理の処理結果を
受け入れる処理結果受入れ処理ステップ505と、処理
先サーバコンピュータの処理結果に基づいて今回の処理
要求に対する処理履歴を生成し当該処理履歴を記憶装置
60(図1参照)内の処理履歴情報に追加して保存する
処理履歴保存処理ステップ506と、処理先サーバコン
ピュータの処理結果を処理要求元クライアントコンピュ
ータに転送する処理結果転送処理ステップ507とから
なる。なお、処理要求転送処理ステップ504の処理と
処理結果受入れ処理ステップ505の処理との間に、処
理先サーバコンピュータによる処理(処理要求元クライ
アントコンピュータからの処理要求に対する処理)が存
在する。
【0052】ここで、本実施の形態におけるステップ5
01〜507の各処理は、上述した第1の実施の形態に
係る負荷分散管理システムにおける図2,図3,および
図4の流れ図中のステップ301,ステップ302,ス
テップ401,ステップ303,ステップ304,ステ
ップ501,およびステップ305の各処理と同様の内
容を有する。したがって、ここでは、各処理の内容につ
いては、その詳しい説明を割愛する。
【0053】(3) 第3の実施の形態 図6は、本発明の第3の実施の形態に係る負荷分散管理
システムの構成を示すブロック図である。
【0054】図6を参照すると、本発明の第3の実施の
形態に係る負荷分散管理システムは、1台以上のクライ
アントコンピュータ10および複数台のサーバコンピュ
ータ20からなるコンピュータシステムに適用されもの
であり、図1に示した第1の実施の形態に係る負荷分散
管理システムに対して、負荷分散プログラム(コンピュ
ータプログラム)を記録した記録媒体70をコンピュー
タ80に備える点が異なっている。この記録媒体70
は、磁気ディスク,半導体メモリ,その他の記録媒体で
あってよい。
【0055】負荷分散プログラムは、記録媒体70から
コンピュータ80に読み込まれ、コンピュータ80の動
作を、クライアントコンピュータ10からの処理要求と
サーバコンピュータ20からの処理結果との管理等を行
う処理要求管理部30,処理先サーバコンピュータを決
定する処理先決定部40,および各処理要求に対する処
理先サーバコンピュータの処理履歴からなる処理履歴情
報を記憶装置60に保存する処理履歴保存部50として
制御する。負荷分散プログラムの制御によるコンピュー
タ80の動作は、第1の実施の形態における処理要求管
理部30,処理先決定部40,および処理履歴保存部5
0の動作と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛
する。
【0056】ここで、第1の実施の形態の説明において
述べたように、処理要求管理部30と処理先決定部40
と処理履歴保存部50とは、同一のプログラムとしても
各々異なるプログラムとしても提供することが可能であ
る。したがって、処理要求管理部30に係るプログラム
と処理先決定部40に係るプログラムと処理履歴保存部
50に係るプログラムとは、同一の記録媒体としても、
各々別の記録媒体としても、提供することが可能にな
る。
【0057】
【発明の効果】先に述べたように、従来の負荷分散管理
システム(負荷分散管理方法)は、クライアントコンピ
ュータからの処理要求が発生した場合に、処理を複数台
のサーバコンピュータに順次に割り当てる方式か、処理
要求が発生する毎に全てのサーバコンピュータの動作状
況を調べるために全てのサーバコンピュータに対して問
合せを行う方式かの、いずれかが採用されていた。
【0058】これに対して、上述したような本発明によ
ると、処理要求が発生した際に全てのサーバコンピュー
タの状況を問い合わせるという必要がなくなり、かつ、
処理可能なサーバコンピュータに対して適切に負荷を分
散することが可能になるという効果が生じる。すなわ
ち、サーバコンピュータへのアクセス(問合せ)を行う
ことなく自動的に各サーバコンピュータの動作状況に基
づいた負荷分散を行うことができるという効果がある。
【0059】このような効果が生じる理由は、あらかじ
め保存されている処理履歴情報に基づいて、各処理要求
に対する処理先サーバコンピュータを決定することがで
きるようにしたためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る負荷分散管理
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の処理要求管理部の処理を示す流れ図で
ある。
【図3】図1中の処理先決定部の処理を示す流れ図であ
る。
【図4】図1中の処理履歴保存部の処理を示す流れ図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る負荷分散管理
方法の構成を示す流れ図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る負荷分散管理
システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 クライアントコンピュータ 20 サーバコンピュータ 30 処理要求管理部 31 処理要求受入れ手段 32 処理先問合せ手段 33 処理転送手段 40 処理先決定部 41 処理先決定手段 50 処理履歴保存部 51 処理履歴保存手段 60 記憶装置 70 記録媒体 80 コンピュータ 501 処理要求受入れ処理ステップ 502 処理先問合せ処理ステップ 503 処理先決定処理ステップ 504 処理要求転送処理ステップ 505 処理結果受入れ処理ステップ 506 処理履歴保存処理ステップ 507 処理結果転送処理ステップ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントコンピュータ群およびサー
    バコンピュータ群からなるコンピュータシステムにおい
    て、各処理要求に対する処理先サーバコンピュータの処
    理履歴からなる処理履歴情報を記憶装置に保存する処理
    履歴保存部と、処理要求元クライアントコンピュータか
    らの処理要求が発生した場合に当該処理要求に対する処
    理先サーバコンピュータを前記処理履歴保存部によって
    前記記憶装置に保存されている処理履歴情報に基づいて
    決定する処理先決定部と、処理要求元クライアントコン
    ピュータの処理要求を前記処理先決定部によって決定さ
    れた処理先サーバコンピュータに転送し、当該処理先サ
    ーバコンピュータによる処理結果を当該処理要求元クラ
    イアントコンピュータに転送し、当該処理結果を反映し
    た処理履歴を前記処理履歴保存部に転送する処理要求管
    理部とを有することを特徴とする負荷分散管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 処理要求元クライアントコンピュータか
    らの処理要求を受け入れる処理要求受入れ手段と、処理
    先サーバコンピュータを処理先決定部に問い合わせる処
    理先問合せ手段と、前記処理先問合せ手段の問合せに基
    づいて前記処理先決定部により決定された処理先サーバ
    コンピュータに処理要求を転送し、当該処理先サーバコ
    ンピュータによる処理結果を処理要求元クライアントコ
    ンピュータに転送し、当該処理結果を反映した当該処理
    先サーバコンピュータの処理履歴を前記処理履歴保存部
    に転送する処理転送手段とを備える処理要求管理部を有
    することを特徴とする請求項1記載の負荷分散管理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 処理履歴情報が各処理要求に対する処理
    先サーバコンピュータのコンピュータ識別子ならびに当
    該処理先サーバコンピュータの当該処理要求に対する処
    理に関する処理時間,CPU負荷,およびメモリ使用量
    からなることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の負荷分散管理システム。
  4. 【請求項4】 処理履歴情報を参照して過去の処理要求
    に対する実処理時間の短さ,応答時間の短さ,CPU負
    荷の小ささ,およびメモリ使用量の小ささの観点から最
    適なサーバコンピュータを処理先サーバコンピュータと
    して決定する処理先決定部を有することを特徴とする請
    求項3記載の負荷分散管理システム。
  5. 【請求項5】 処理要求元クライアントコンピュータか
    らの処理要求を受け入れる処理要求受入れ処理ステップ
    と、前記処理要求受入れ処理ステップで受け入れられた
    処理要求に対する処理先サーバコンピュータの問合せを
    行う処理先問合せ処理ステップと、前記処理先問合せ処
    理ステップにおける問合せを契機として処理履歴情報を
    取得して当該処理履歴情報に基づいて当該問合せに対す
    る処理先サーバコンピュータを決定する処理先決定処理
    ステップと、前記処理要求受入れ処理ステップで受け入
    れられた処理要求を前記処理先決定処理ステップで決定
    された処理先サーバコンピュータに転送する処理要求転
    送処理ステップと、前記処理要求転送処理ステップで転
    送された処理要求に基づいて行われる処理先サーバコン
    ピュータによる処理の処理結果を受け入れる処理結果受
    入れ処理ステップと、処理先サーバコンピュータの処理
    結果に基づいて今回の処理要求に対する処理履歴を生成
    し当該処理履歴を記憶装置内の処理履歴情報に追加して
    保存する処理履歴保存処理ステップと、処理先サーバコ
    ンピュータの処理結果を処理要求元クライアントコンピ
    ュータに転送する処理結果転送処理ステップとを有する
    ことを特徴とする負荷分散管理方法。
  6. 【請求項6】 処理履歴情報が各処理要求に対する処理
    先サーバコンピュータのコンピュータ識別子ならびに当
    該処理先サーバコンピュータの当該処理要求に対する処
    理に関する処理時間,CPU負荷,およびメモリ使用量
    からなることを特徴とする請求項5記載の負荷分散管理
    方法。
  7. 【請求項7】 処理履歴情報を参照して過去の処理要求
    に対する実処理時間の短さ,応答時間の短さ,CPU負
    荷の小ささ,およびメモリ使用量の小ささの観点から最
    適なサーバコンピュータを処理先サーバコンピュータと
    して決定する処理先決定処理ステップを有することを特
    徴とする請求項6記載の負荷分散管理方法。
  8. 【請求項8】 クライアントコンピュータ群およびサー
    バコンピュータ群からなるコンピュータシステムにおい
    て、コンピュータを、各処理要求に対する処理先サーバ
    コンピュータの処理履歴からなる処理履歴情報を記憶装
    置に保存する処理履歴保存部,処理要求元クライアント
    コンピュータからの処理要求が発生した場合に当該処理
    要求に対する処理先サーバコンピュータを前記処理履歴
    保存部によって前記記憶装置に保存されている処理履歴
    情報に基づいて決定する処理先決定部,および処理要求
    元クライアントコンピュータの処理要求を前記処理先決
    定部によって決定された処理先サーバコンピュータに転
    送し、当該処理先サーバコンピュータによる処理結果を
    当該処理要求元クライアントコンピュータに転送し、当
    該処理結果を反映した処理履歴を前記処理履歴保存部に
    転送する処理要求管理部として機能させるためのプログ
    ラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 記録されるプログラムの機能の1つであ
    る処理要求管理部が、処理要求元クライアントコンピュ
    ータからの処理要求を受け入れる処理要求受入れ手段
    と、処理先サーバコンピュータを処理先決定部に問い合
    わせる処理先問合せ手段と、前記処理先問合せ手段の問
    合せに基づいて前記処理先決定部により決定された処理
    先サーバコンピュータに処理要求を転送し、当該処理先
    サーバコンピュータによる処理結果を処理要求元クライ
    アントコンピュータに転送し、当該処理結果を反映した
    当該処理先サーバコンピュータの処理履歴を前記処理履
    歴保存部に転送する処理転送手段とを備えることを特徴
    とする請求項8記載の記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003107215A1 (ja) * 2002-06-13 2003-12-24 富士通株式会社 負荷分散処理システム
US7912957B2 (en) 2003-02-21 2011-03-22 International Business Machines Corporation Autonomic service routing using observed resource requirement for self-optimization

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