JP2000109125A - 電子部品収納用キャリアテープ - Google Patents

電子部品収納用キャリアテープ

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JP2000109125A
JP2000109125A JP10283796A JP28379698A JP2000109125A JP 2000109125 A JP2000109125 A JP 2000109125A JP 10283796 A JP10283796 A JP 10283796A JP 28379698 A JP28379698 A JP 28379698A JP 2000109125 A JP2000109125 A JP 2000109125A
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JP
Japan
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bga
carrier tape
storage
side wall
solder ball
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JP10283796A
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English (en)
Inventor
Kenji Miyagawa
健志 宮川
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田ボール端子部を有する電子部品をがたつ
きなく収納するキャリアテープを提供する。 【解決手段】可撓性のある基材からなるキャリアテープ
の収納部の側壁の内面形状を曲面とし、そこに電子部品
を嵌着固定することにより電子部品をがたつきなく収納
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品、特に底
面に半田ボールを並べた端子部を有する電子部品の保管
又は搬送等を行うのに有用なキャリアテープに関する。
【0002】
【従来技術】底面に半田ボール端子部を有する電子部品
(以下「BGA」という。)の収納容器には、その半田
ボール端子部を保護する必要性からインジェクショント
レーが提案され(例えば特開平7−112785号公
報)実用化されている。しかしながら、インジェクショ
ントレーはコストが高く、また実装効率が悪いため、B
GAが小型化、薄型化されるにつれ、低コストで実装効
率の高いキャリアテープでの保管、搬送等の要求が高ま
っている。
【0003】これまでに提案されたキャリアテープはそ
のほとんどがBGAの裏面半田ボール端子部とキャリア
テープ収納部内底面とを直接接触させないようにした支
持構造に関するものである。例えば、収納部内底面にB
GAの載置棚を設ける(特開平8−11930号公報、
特開平9−270433号公報、特開平10−1200
75号公報、特開平10−120077号公報)、収納
部内底面に凸型形状のリブを設ける(特開平9−124
092号公報)、収納部側壁の内面を直線的な傾斜面に
すると共に、その収納部内底面にはエラストマーからな
る独立発泡構造の吸着層を配置する(特開平10−16
7377号公報)などである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、BGA
の小型化、薄型化が進むにつれてその下面周囲のフラン
ジ部や端子ピッチが小さく、狭くなり従来の支持構造で
は十分な保持力でBGAを支持することができないか、
又は実装効率が悪くなる問題があった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、小型化、薄型化されたBGAであ
っても、半田ボール端子部を収納部内底面に直接接触さ
せることなく、十分な保持力と実装効率をもって収納す
ることのできる電子部品収納用キャリアテープの開発に
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、B
GAを収容する収納部を複数備え、該収納部には該電子
部品を収納部内でがたつかないよう、固定されるような
支持手段が施されてなるキャリアテープにおいて、収納
部側壁の内面形状を曲面とすることによって上記支持手
段を達成してなることを特徴とするキャリアテープであ
り、特に収納部側壁の内面形状を内側に凸、内側に凹、
波型のいずれかの曲面としたキャリアテープである。ま
た、本発明は、収納部側壁を可撓性に富んだ合成樹脂で
構成したものであり、更には収納部内底面に緩衝材が配
置されてなるキャリアテープである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら更に詳
しく本発明について説明する。図1は、本発明のキャリ
アテープの一実施態様の部分概略平面図であり、図2は
他の実施態様の部分概略平面図である。図3は図1のキ
ャリアテープにBGAを収納した際のA−A’断面図で
あり、図4は図1のキャリアテープに更に緩衝材が配置
された場合におけるBGAを収納した際のA−A’断面
図である。
【0008】図5及び図6は、収納部側壁の内面形状の
実施態様を示す部分拡大断面図であり、図7は図5の収
納部にBGAを収納した際の支持部分の拡大図である。
また、図8は従来技術における代表的な支持機構の部分
拡大図である。
【0009】本発明のキャリアテープ1の基本構造は、
合成樹脂製のフィルム又はシートからなる基材2に、複
数個の収納部4と、送り穴3が設けられてなるものであ
る。このようなキャリアテープにおいて、収納部側壁5
の内面形状を図5、図6のような曲面とし、この曲面で
BGAの端面を支持したものである。本発明の支持構造
によれば、BGAの半田ボール端子部81が収納部内底
面6に接していても保管、搬送時等にBGA8ががたつ
くことがなく、傷付きや汚染を防止することができ、更
には従来のように載置棚やリブなどを収納部内底面6に
設けなくても半田ボール端子部81が浮いた状態でBG
A8を保持することができ、BGAの更なる小型化・薄
型化に対応することが可能となる。
【0010】特に、収納部側壁に可撓性に富む合成樹脂
を用いBGAを収納部内に押し込むと、収納部側壁が撓
みBGA端面に接し、その撓み力によってBGAをより
確実に保持することができる。
【0011】本発明においては、収納部側壁の全てが曲
面を有している必要はなく、例えば収納部の平面形状が
矩形であれば、収納部の相対する二壁が曲面を持ってい
ればよい。また、壁面が曲面を持つとは図2に示すよう
にその全体が曲面を持っていてもよいが、図1に示すよ
うにその一部に曲面を配したものでも良い。
【0012】また、図4に示すように、収納部内底面6
上に緩衝材を配置することによって、半田ボール端子部
が収納部内底面と接触した際の傷つきないしは汚染をよ
り確実に防止することが可能となる。
【0013】本発明における緩衝材は、収納部内底面全
体に配置することもできるし、一部分のみに配置するこ
ともできる。更には、基材寸法や、収納部と送り穴の大
きさ、形状、個数、形成位置等についても制約はなく、
BGAの大きさ、BGAの大きさ、搬送条件等によって
適切に選択される。
【0014】本発明で使用される基材2は、その表面抵
抗値が107Ω以下程度のものが好ましく、合成樹脂か
らなるフィルム又はシートの表面に導電塗料や帯電防止
剤を塗布したフィルム又はシート、若しくは合成樹脂中
に導電性フィラーを含有するフィルム又はシートを用い
ることができる。
【0015】合成樹脂としては、スチレン系樹脂、耐衝
撃性ポリスチレン樹脂、ABS樹脂やスチレン−ブタジ
エン共重合体樹脂などのスチレンモノマーと他のモノマ
ーの共重合体樹脂など、塩化ビニル系樹脂、例えばポリ
塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体など
の塩化ビニルモノマーと他のモノマーの共重合体樹脂な
ど、オレフィン系樹脂、例えば、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、エチレンモノマーやプロピレンモノ
マーと他のモノマーの共重合体樹脂など、芳香族ポリエ
ステル系樹脂、例えばポリエチレンテレフタレート樹
脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂など、ポリアミド
系樹脂、例えばナイロン6樹脂、ナイロン66樹脂な
ど、及びその他の樹脂として、ポリカーボネート樹脂、
ポリフェニレンエーテル樹脂、液晶ポリマーなどであ
り、これらを単独で用いることも可能であるが、数種類
を複合してもちいることも可能である。
【0016】これら合成樹脂のうち、特に十分な可撓性
を有し且つキャリアテープへの成形加工性を考慮する
と、スチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂を主成分とするものを用いるのが好ましい。
【0017】導電塗料や帯電防止剤としては、その塗布
するフィルム又はシートと十分な密着性を有するもので
あれば良く、導電性フィラーとしては、カーボンブラッ
ク、カーボンファイバー、金属ファイバー、金属粉末、
金属酸化物粉末、金属フレークなどが使用される。
【0018】本発明において基材となるフィルム又はシ
ートはその全体を同一の材料で構成することも可能であ
るが、上述の導電フィラーによって十分な表面抵抗値を
得る場合には、合成樹脂中に導電フィラーを多量に添加
する必要があり、合成樹脂の有する可撓性や成形加工性
を損なうため、フィルム又はシートを多層構成とし、導
電フィラーを多量に含まない可撓性に富んだ樹脂層の片
面もしくは両面に導電性フィラーを多量に含有させた十
分な表面抵抗値を有する層を積層するのが良い。
【0019】本発明で使用される緩衝材としては、BG
Aの半田ボール端子部が接触しても半田ボールに傷つき
ないしは汚染することを防止することのできる材質であ
るとこが必要であり、例えば、合成ゴム、天然ゴム、ポ
リウレタンフォーム、不織布等の衝撃吸収材、ポリアセ
タール等の摺動性材料を用いることができる。緩衝材を
収納部内底面の全体又は一部に配置するには、接着剤を
用いても良く、また用いなくても良い。接着剤としては
ポリウレタン系、酢酸ビニル系、アクリル系等のものを
用いることができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例をあげて具体的に本発明を説明
する。
【0021】実施例1 耐衝撃性ポリスチレン樹脂(電気化学工業社製HI−E
4)にカーボンブラック(ライオンAKZO社製ケッチ
ェンブラックEC)12重量%をバンバリーミキサーに
て混練し、導電性ポリスチレン樹脂を得た。次に押出機
を用いたマルチマニホールド法により該導電性ポリスチ
レン樹脂を前述の耐衝撃性ポリスチレン樹脂の両面に積
層し、厚さ300μmの導電性多層シートを得た。該導
電性多層シートを圧空成形法し図1、図5に示すキャリ
アテープを得た。
【0022】実施例2 ポリカーボネート樹脂(帝人化成社製パンライトL−1
225)にカーボンファイバー(大阪ガス社製GC−0
3J−601)8重量%を二軸押出機により混練し導電
性ポリカーボネート樹脂を得た。次に押出機により厚さ
300μmの導電性シートを得た。該導電性シートを圧
空成形し図2、図6に示すキャリアテープを得た。
【0023】実施例3 ポリフェニレンエーテル樹脂(GEプラスチックス社製
ノリル731)65重量%、耐衝撃性ポリスチレン樹脂
(電気化学工業社製HI−RQ)15重量%、カーボン
ブラック(電気化学工業社製デンカブラック粒状)を二
軸押出機にて混練し導電性ポリフェニレンエーテル樹脂
を得た。次に押出機により厚さ300μmの導電性シー
トを得た。シートを圧空成形し実施例1と同形状の成形
品を得、更に収納部内底面に厚さ100μmの発泡ポリ
ウレタンを市販のアクリル系接着剤により貼着し、図4
に示すキャリアテープを得た。
【0024】比較例 実施例1のシートを使用し、圧空成形により側壁が図8
に示す形状のキャリアテープを得た。比較例においては
図7で示すような裏面の極周辺まで端子部を有するBG
Aの収納は困難であったが、各実施例においては同様の
BGAをその端子部を汚染することなく収納することが
でき、実装時に半田不良等を発生することがなかった。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、小型化、薄型化された
BGAであっても、その半田ボール端子部が収納部内で
ガタつくことがなく、十分な保持力と実装効率をもって
収納することのできるキャリアテープを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キャリアテープの部分概略平面図。
【図2】 キャリアテープの部分概略平面図。
【図3】 図1にBGAを収納した際のA−A’断面
図。
【図4】 緩衝材を配置した図1にBGAを収納した際
のA−A’断面図。
【図5】 収納部側壁の部分拡大図。
【図6】 収納部側壁の部分拡大図。
【図7】 BGAを収納した際の収納部側壁の部分拡大
図。
【図8】 代表的な従来技術における収納部側壁の部分
拡大図。
【符号の説明】
1 キャリアテープ 2 基材 3 送り穴 4 収納部 5 収納部側壁 6 収納部内底面 7 緩衝材 8 BGA 81 BGAの端子部 9 底穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半田ボール端子部を有する電子部品を収
    納する収納部を複数備え、該収納部には該電子部品を支
    持する手段が施されてなるキャリアテープにおいて、収
    納部側壁の内面形状を曲面とすることによって該支持す
    る手段とすることを特徴とする電子部品収納用キャリア
    テープ。
  2. 【請求項2】 収納部側壁の内面形状が、内側に凸、内
    側に凹及び波型から選ばれた少なくともひとつの曲面を
    有することを特徴とする請求項1記載の電子部品収納用
    キャリアテープ。
  3. 【請求項3】 収納部側壁が可撓性に富んだ合成樹脂で
    構成されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の電子部品収納用キャリアテープ。
  4. 【請求項4】 収納部内底面に緩衝材が配置されてなる
    ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記
    載の電子部品収納用キャリアテープ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006312479A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Goto Seiko:Kk 電子部品収容用トレイ
JP2011195161A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Tdk Corp 電子部品連及び電子部品連用収納帯

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