JP2000109099A - 滅菌袋 - Google Patents

滅菌袋

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JP2000109099A
JP2000109099A JP10284130A JP28413098A JP2000109099A JP 2000109099 A JP2000109099 A JP 2000109099A JP 10284130 A JP10284130 A JP 10284130A JP 28413098 A JP28413098 A JP 28413098A JP 2000109099 A JP2000109099 A JP 2000109099A
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Yasushi Ishikawa
泰 石川
Nobumasa Tsutsui
宣政 筒井
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BUAAYU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 袋本体が膨張したときに密閉状態が破られる
ことがなく、収納された被滅菌物を取り出す際に通気性
シートを剥がしやすい滅菌袋を提供する。 【解決手段】 被滅菌物18を収納した滅菌袋10を滅
菌室に入れ、通気性シート13を通じて滅菌用ガスを流
入させ、その後滅菌室内の気体を排出する真空工程を行
う。真空工程において、袋本体11の気体が排出しにく
いため内圧が外圧より高まり、袋本体11が膨張する。
このときシール部14は袋本体11の周縁(固着部17)
よりも内側であるため、内圧がシール部14に及ぼす力
は剪断力となる。剪断力によりシール部14を破壊する
にはピール力によりシール部14を破壊する場合より大
きな力が必要となる。このため、シール部破壊時の剥離
力を小さくしたまま剪断耐久性を大きくでき、袋本体1
1が膨張したときにシール部14に剪断力が働いたとし
てもその剪断力に耐えられるように設計できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被滅菌物(例えば
注射針、シリンジ、各種カテーテル、各種カニューレな
どの医療器具等)を滅菌するために用いられる滅菌袋に
関する。
【0002】
【従来の技術】滅菌袋は、細菌や外力に対して十分な耐
力を有すると共に、内部に収納された医療用品等の被滅
菌物を容易に取り出せることが要求される。例えば、図
8〜図10に示す滅菌袋60は、表面シート65と裏面
シート66の周縁を略コ字状に溶着して袋本体61と
し、この袋本体61の開口部62を通気性シート63で
覆い、この通気性シート63を袋本体61に剥離可能な
状態で接着したものが知られている。この滅菌袋60は
開口部62が袋本体11の表面積の数分の1であり、被
滅菌物68に対して広すぎないため、通気性シート63
を剥がしたときに誤って収納されていた被滅菌物68が
落下するおそれが少ないことから、広く利用されてい
る。
【0003】このような滅菌袋60を用いて例えばエチ
レンオキシド等の滅菌用ガスによる滅菌を行う場合、ま
ず、被滅菌物68が密閉収納された滅菌袋60を滅菌器
の滅菌室に入れる。続いて、滅菌室内を陰圧にした後、
加温下(約50℃)で滅菌用ガスを供給し、所定時間そ
の状態を保持する。このとき、袋本体61には通気性シ
ート63を介して滅菌用ガスが充満する。その後、滅菌
室内の気体を排出する(真空工程)。次いで、滅菌室に
空気を加圧状態になるまで供給する(愎圧工程)。この
愎圧工程により袋本体61には通気性シート63を介し
て空気が充満する。そして、この真空工程と愎圧工程を
繰り返すことにより、滅菌袋60内の滅菌用ガスを完全
に排出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】滅菌袋60は、通気性
シート53を介して気体を流出入させるため、滅菌室の
真空工程、愎圧工程における気体の流出入の抵抗が大き
い。このため、真空工程に移行したとき、滅菌室内は速
やかに真空になるものの、袋本体61内の気体はスムー
ズに排出されず、袋本体61の内圧が外圧に対して相対
的に高くなり、袋本体61は外側に向かって大きく膨張
する。このとき、袋本体61の周縁に設けられたシール
部64において図11に示すように通気性シート63と
裏面シート66とを剥離させる力(剥離力あるいはピー
ル力)が作用して両者が引き裂かれ、シール部64の密
閉状態が破られることがあった。
【0005】一方、このような剥離力が作用して密閉状
態が破られるのを防止する対策としては、シール部64
における剥離強さを大きくすることが考えられるが、か
かる対策を施した場合には滅菌袋60から被滅菌物68
を取り出す際に通気性シート63が剥がしにくくなると
いう問題があった。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、袋本体が膨張したときに密閉状態が破
られることがなく、しかも、被滅菌物を取り出す際に通
気性シートを剥がしやすい滅菌袋を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、請求項1記載の発明は、袋本体と、前
記袋本体に設けられた開口部と、前記開口部を覆うよう
に設けられた通気性シートと、前記通気性シートと前記
袋本体とを剥離可能な状態で接着するシール部とを備
え、前記通気性シートを通じて滅菌用ガスを前記袋本体
に充満させることにより前記袋本体に収納された被滅菌
物を滅菌する滅菌袋であって、前記袋本体が膨張したと
き、前記シール部には前記袋本体の内圧により前記通気
性シートと略平行方向の剪断力が作用するような構造と
した滅菌袋である。
【0008】本発明の滅菌袋では、例えば従来の技術の
欄で述べたように、滅菌室内を陰圧にした後、滅菌用ガ
スを供給して、通気性シートを介して袋本体に滅菌用ガ
スを充満させ、その後真空工程において滅菌室内の気体
を排出するような場合、真空工程に移行したとき、滅菌
室内は速やかに真空になるものの、袋本体内の気体はス
ムーズに排出されず、袋本体の内圧が外圧に対して相対
的に高くなるため、袋本体は外側に向かって大きく膨張
する。このように袋本体が膨張したとき、シール部には
袋本体の内圧によりピール力ではなく通気性シートと略
平行方向の剪断力(以下単に剪断力という)が働く。剪
断力によりシール部が破壊される場合には、ピール力に
よりシール部が破壊される場合(この場合図11に示す
ようにシール部のシール面全体ではなく一端にピール力
が働く)に比べて、大きな力が必要となる。このため、
シール部破壊時のピール力を小さくしたままでも、剪断
力に対する耐久性(以下剪断耐久性という)を大きくす
ることができるので、袋本体が膨張したときの内圧によ
りシール部に剪断力が働いたとしてもその剪断力によっ
てはシール部が破壊されないようにすることができる。
例えば、シール部の面積を適宜調節すれば、この効果を
有効に得ることができる。
【0009】このように、本発明の滅菌袋によれば、シ
ール部破壊時のピール力を小さくしたまま剪断耐久性を
大きくすることができるので、滅菌袋の通気性シートを
引き剥がして被滅菌物を取り出す際の引き剥がし操作を
容易に行うことができ、また、例えば滅菌する際の真空
工程において袋本体の内圧によりシール部に剪断力が働
いたとしても、滅菌袋の密閉状態が破られるおそれがな
いという効果が得られる。
【0010】請求項2記載の発明は、袋本体と、前記袋
本体に設けられた開口部と、前記開口部を覆うように設
けられた通気性シートと、前記通気性シートと前記袋本
体とを剥離可能な状態で接着するシール部とを備え、前
記通気性シートを通じて滅菌用ガスを前記袋本体に充満
させることにより前記袋本体に収納された被滅菌物を滅
菌する滅菌袋であって、前記シール部は前記袋本体の周
縁よりも内側に設けられていることを特徴とする。この
滅菌袋では、シール部が袋本体の周縁よりも内側に設け
られているため、例えば上述の真空工程の場合のように
袋本体が膨張したとき、シール部には袋本体の内圧によ
り剪断力が働く。したがって、請求項1の滅菌袋と同様
の効果を奏する。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の滅菌袋であって、前記シール部のうち前記通気性シ
ートを前記袋本体から剥離する剥離開始部分の接着面積
を他の部分よりも広くすると共に剥離強さを他の部分よ
りも弱くしたことを特徴とする。この滅菌袋では、シー
ル部のうち剥離開始部分につき、剥離強さを他の部分よ
りも弱くし、その代わりに面積を他の部分よりも広くし
たため、剥離開始部分の剪断耐久性は他の部分と同等に
できる。このため、袋本体が膨張したとき、この剥離開
始部分から密閉状態が破られやすいことはない。また、
剥離開始部分の剥離強さは他の部分よりも弱いため、通
気性シートを引き剥がす際、他の部分に比べて引き剥が
し易くなる。したがって、請求項1の滅菌袋の効果がよ
り顕著に得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。 [第1実施形態]図1は本実施形態の滅菌袋の斜視図、
図2は図1のA−A断面図、図3は滅菌袋から通気性シ
ートを剥がした状態の斜視図、図4は本実施形態の滅菌
袋の正面図である。
【0013】この滅菌袋10は、袋本体11と、袋本体
11に設けられた開口部12と、開口部12を覆うよう
に設けられた通気性シート13と、袋本体11と通気性
シート13とを剥離可能に接着するシール部14とを備
えている。袋本体11は、例えばポリエチレンフィルム
等の高分子フィルムからなる表面シート15と裏面シー
ト16とを重ね合わせ、その周縁全周を熱溶着等で固着
して固着部17を形成することにより、袋状に形成され
ている。開口部12は、袋本体11の表面シート15の
一部(例えば1/4〜1/2程度)を略長方形状に切り
取ることにより形成されている。通気性シート13は、
開口部12の面積よりも大きく形成された略長方形状の
不織布等からなるシートであり、開口部12の周囲に設
けられたシール部14により袋本体11の表面シート1
5に剥離可能な状態で接着されている。シール部14
は、袋本体11の固着部17よりも内側にて、所定のシ
ール幅をもって開口部12の外周に沿って形成されてい
る。このシール部14は開口部12の周縁から数mm離
れて形成されている。なお、図4においてシール部14
は斜線領域として示した。
【0014】次に、本実施形態の滅菌袋10を用いて滅
菌用ガス(例えばエチレンオキシド)で滅菌する場合に
ついて説明する。まず、滅菌袋10内に注射針、シリン
ジ、各種カテーテル、各種カニューレなどの医療器具を
被滅菌物18として密閉収納したあと、この滅菌袋10
を図示しない滅菌器の滅菌室に入れる。続いて、滅菌室
内を陰圧にした後、加温下(約50℃)で滅菌用ガスを
供給し、所定時間その状態を保持する。このとき、袋本
体11には通気性シート13を介して滅菌用ガスが充満
される。その後、滅菌室内の気体を排出する(真空工
程)。この真空工程により袋本体11内の滅菌用ガスは
通気性シート13を介して排出される。次いで、滅菌室
に空気を加圧状態になるまで供給する(愎圧工程)。こ
の愎圧工程により袋本体11内には通気性シート13を
介して空気が充満される。そして、この真空工程と愎圧
工程を繰り返すことにより、袋本体11内の滅菌用ガス
を完全に排出する。
【0015】上記真空工程において滅菌室内の気体を排
出する場合、滅菌室内は速やかに真空になるものの、袋
本体11内の気体は抵抗の大きな通気性シート13を介
して排出されるためスムーズに排出されず、袋本体11
の内部圧力が外部圧力に比べて相対的に高くなり、袋本
体11は外側に向かって大きく膨張する(図5参照)。
しかし、シール部14は袋本体11の周縁よりも内側に
設けられているため、内圧がシール部14に及ぼす力は
図5の拡大図に示すように通気性シート13と略平行方
向の剪断力となる。
【0016】一方、剪断力によりシール部14を破壊す
るには、ピール力によりシール部14を破壊する場合
(この場合、シール部14を指等で引き剥がすときのよ
うにシール部14の一端にピール力を加えてシール部1
4を破壊するものとする)に比べて、大きな力が必要と
なる。このため、シール部14を破壊するときのピール
力を小さくしたまま、剪断耐久性を大きくすることがで
き、袋本体11が膨張したときの内圧によりシール部1
4に剪断力が働いたとしてもその剪断力によってはシー
ル部14が破壊されないように設計することができる。
【0017】したがって、滅菌袋10によれば、シール
部14を破壊するときのピール力が小さいため、通気性
シート13を引き剥がして被滅菌物18を取り出す際の
引き剥がし操作を容易に行えるし、また、剪断耐久性が
高いため、滅菌する際の真空工程において袋本体11の
内圧によりシール部14に剪断力が働いたとしても、滅
菌袋60の密閉状態が破られるおそれがないという効果
が得られる。
【0018】ここで、本実施形態の上記効果が具体的な
データに裏付けされたものであることを以下に説明す
る。本実施形態の滅菌袋10につき、図4の二点鎖線で
示す部分を切り取り、これを図6に示す試験片A(シー
ル幅10mm、試験片のシール長さ15mm)とした。
一方、従来の滅菌袋60につき、図8の二点鎖線で示す
部分を切り取り、これを図6に示す試験片B(シール幅
10mm、試験片のシール長さ15mm)とした。な
お、両滅菌袋10、60とも、シール部14、64の接
着方法は同様とした。
【0019】試験片Aにつき、図6に示すように、袋本
体11の表面シート15と通気性シート13とをシール
部14に対して略平行に引っ張ることによりシール部破
壊時の剪断力を測定したところ、500gfを越えても
シール部14は破壊されなかったが通気性シート13及
び表面シート14が伸び始めた。このため、シール部破
壊時の剪断力は>500gfとした。一方、試験片Bに
つき、図6に示すように、袋本体61の裏面シート66
と通気性シート63とをシール部64に対して略直角に
引っ張ることによりシール部破壊時のピール力を測定し
たところ、150〜300gfであった。この結果か
ら、シール部破壊時のピール力が小さくても、シール部
破壊時の剪断力は大きいことがわかった。
【0020】本実施形態の滅菌袋10では袋本体11の
内圧がシール部14に及ぼす力は剪断力であるため、袋
本体11の内圧がシール部14に及ぼす力がピール力で
ある従来の滅菌袋60に比べて、真空工程において密閉
状態が破られるおそれが小さく、また、通気性シート1
3を引き剥がす場合には、従来の滅菌袋60と略同程度
の力で引き剥がすことができるため、容易に引き剥がす
ことができることが実験的にも裏付けられた。
【0021】次に、滅菌袋10の製造工程について説明
する。表面シート15に開口部12を形成するための
ミシン目を入れ、続いて通気性シート13と表面シート
15とをシール部14にて剥離可能に接着する。表面
シート15のうちミシン目内の部分を除去して開口部1
2を形成する。この表面シート15と裏面シート16
とで被滅菌物18を挟み込み、この状態で両シート1
5,16の周縁を熱溶着して固着部17を形成する。以
上の工程〜を行うことにより、被滅菌物18を密閉
した滅菌袋10が得られる。なお、上記、の工程に
代えて、次の工程を採用してもよい。即ち、’開口部
12のない表面シート15と通気性シート13とをシー
ル部14にて剥離可能に接着する。’表面シート15
側からレーザを表面シート15の厚さ分だけ照射して開
口部12を形成する。あるいは”表面シート15と通
気性シート13との間に開口面積より僅かに大きなレー
ザ反射板を挟み込み、この状態で両者をシール部14に
て剥離可能に接着する。”表面シート15側からレー
ザをレーザ反射板の外郭よりわずかに内側に沿って照射
して開口部12を形成する。
【0022】上述した製造方法のほかに、開口部12を
設けた表面シート15と裏面シート16とを重ね合わ
せ、両シート15、16の周縁を熱溶着した後、被滅菌
物を開口部12から袋本体11内に入れ、その後、通気
性シート13と表面シート15とをシール部14にて接
着する方法も考えられるが、この場合には、開口部12
を通気性シート13で完全に密閉することが難しいた
め、上述した製造方法を採用することが好ましい。
【0023】[第2実施形態]図7は第2実施形態の滅
菌袋の正面図である。第2実施形態の滅菌袋20は、シ
ール部24のうち剥離開始部分25のシール幅を他の部
分よりも広く(例えば他の部分に比べて1.5〜3倍)
することで、剥離開始部分25のシール面積を他の部分
よりも広くし、且つ、剥離開始部分25の剥離強さを他
の部分より弱くしたこと以外は、第1実施形態と同様の
構成である。このため、第1実施形態と同様の構成要素
については同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0024】剥離開始部分25は、他の部分よりも剥離
強さが弱いものの、その分シール面積を広くして、他の
部分と同等の剪断耐久性が得られるように設計されてい
る。例えば、剥離開始部分25につき、シール幅を他の
部分に比べてN倍(Nは整数)としたならば、剥離強さ
を他の部分の1/Nとしてもよい。
【0025】本実施形態の滅菌袋20では、剥離開始部
分25の剪断耐久性は他の部分と同等であるため、袋本
体11が膨張したとき、特にこの剥離開始部分25から
密閉状態が破られやすいことはない。また、剥離開始部
分25の剥離強さは他の部分よりも弱いため、通気性シ
ート13を引き剥がす際、他の部分に比べて引き剥がし
易くなる。
【0026】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、上記実施形態では開口部12を比較的小さ
い面積(表面シート15の1/4〜1/2)として形成
したが、シール部14が袋本体11の周縁つまり固着部
17よりも内側に設けられている限り、開口部12はど
のような形状に形成してもよい。例えば、開口部12を
袋本体11の周縁つまり固着部17よりも僅かに内側に
なるように形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の滅菌袋の斜視図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 第1実施形態の滅菌袋から通気性シートを剥
がした状態の斜視図である。
【図4】 第1実施形態の滅菌袋の正面図である。
【図5】 第1実施形態の滅菌袋の真空工程時の断面図
である。
【図6】 試験片A、Bの説明図である。
【図7】 第2実施形態の滅菌袋の正面図である。
【図8】 従来の滅菌袋の斜視図である。
【図9】 図8のA−A断面図である。
【図10】 従来の滅菌袋から通気性シートを剥がした
状態の斜視図である。
【図11】 従来の滅菌袋の真空工程時の断面図であ
る。
【符号の説明】
10・・・滅菌袋、11・・・袋本体、12・・・開口
部、13・・・通気性シート、14・・・シール部、1
5・・・表面シート、16・・・裏面シート、17・・
・固着部、18・・・被滅菌物。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋本体と、 前記袋本体に設けられた開口部と、 前記開口部を覆うように設けられた通気性シートと、 前記通気性シートと前記袋本体とを剥離可能な状態で接
    着するシール部と を備え、前記通気性シートを通じて滅菌用ガスを前記袋
    本体に充満させることにより前記袋本体に収納された被
    滅菌物を滅菌する滅菌袋であって、 前記袋本体が膨張したとき、前記シール部には前記袋本
    体の内圧により前記通気性シートと略平行方向の剪断力
    が働くことを特徴とする滅菌袋。
  2. 【請求項2】 袋本体と、 前記袋本体に設けられた開口部と、 前記開口部を覆うように設けられた通気性シートと、 前記通気性シートと前記袋本体とを剥離可能な状態で接
    着するシール部とを備え、前記通気性シートを通じて滅
    菌用ガスを前記袋本体に充満させることにより前記袋本
    体に収納された被滅菌物を滅菌する滅菌袋であって、 前記シール部は前記袋本体の周縁よりも内側に設けられ
    ていることを特徴とする滅菌袋。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の滅菌袋であって、 前記シール部のうち前記通気性シートを前記袋本体から
    剥離する剥離開始部分の接着面積を他の部分よりも広く
    すると共に剥離強さを他の部分よりも弱くしたことを特
    徴とする滅菌袋。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10240117B2 (en) * 2011-06-30 2019-03-26 Sartorius Stedim Biotech Gmbh Bioreactor container and integrity check method for bioreactor containers

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