JP2000108562A - 非接触型ｉｃカードおよび非接触型ｉｃカードシステム - Google Patents
非接触型ｉｃカードおよび非接触型ｉｃカードシステムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ＩＣカードリーダライタなどのＩＣカード用装
置を用いなくてもＩＣカード内のＩＣチップにデータを
伝達することが可能であり、また、予めＩＣカード内の
ＩＣチップに記録されているデータあるいはＩＣチップ
が演算処理したデータ以外のデータをＩＣカードリーダ
ライタなどのＩＣカード用装置へ伝達することが可能で
ある非接触型ＩＣカードおよびそれを用いた非接触型Ｉ
Ｃカードシステムを提供する。 【解決手段】ＩＣチップ１２と、ＩＣチップに接続され
たアンテナ１１と、ＩＣチップにデータを入力するため
のデータ入力手段１４と、データ入力手段から入力され
たデータをＩＣチップに伝達するインターフェース１３
とを有する構成のＩＣカードとする。
置を用いなくてもＩＣカード内のＩＣチップにデータを
伝達することが可能であり、また、予めＩＣカード内の
ＩＣチップに記録されているデータあるいはＩＣチップ
が演算処理したデータ以外のデータをＩＣカードリーダ
ライタなどのＩＣカード用装置へ伝達することが可能で
ある非接触型ＩＣカードおよびそれを用いた非接触型Ｉ
Ｃカードシステムを提供する。 【解決手段】ＩＣチップ１２と、ＩＣチップに接続され
たアンテナ１１と、ＩＣチップにデータを入力するため
のデータ入力手段１４と、データ入力手段から入力され
たデータをＩＣチップに伝達するインターフェース１３
とを有する構成のＩＣカードとする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子（ＩＣ
チップ）を搭載したＩＣカードおよびＩＣカードシステ
ムに関し、特にＩＣカードリーダライタなどのＩＣカー
ド用装置と無線通信により非接触方式で信号の授受など
を行う非接触型ＩＣカードおよびＩＣカードシステムに
関する。
チップ）を搭載したＩＣカードおよびＩＣカードシステ
ムに関し、特にＩＣカードリーダライタなどのＩＣカー
ド用装置と無線通信により非接触方式で信号の授受など
を行う非接触型ＩＣカードおよびＩＣカードシステムに
関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、情報処理の効率化やセキュリティ
ーの観点から、データの記録、処理を行う半導体素子
（ＩＣチップ）を搭載したＩＣカードが普及しつつあ
る。このようなＩＣカードには、カードの外部端子と外
部処理装置の端子とを接続してデータの送受信を行う接
触型と、電磁波でデータの送受信を行うアンテナコイル
とデータ処理のための半導体素子を内蔵し、外部処理装
置との間の読み書きをいわゆる無線方式で実現できる非
接触型がある。非接触型としては、ＩＣ回路の駆動電力
がデータの送受信のように電磁波により供給され、バッ
テリを内蔵しないタイプが開発されている。
ーの観点から、データの記録、処理を行う半導体素子
（ＩＣチップ）を搭載したＩＣカードが普及しつつあ
る。このようなＩＣカードには、カードの外部端子と外
部処理装置の端子とを接続してデータの送受信を行う接
触型と、電磁波でデータの送受信を行うアンテナコイル
とデータ処理のための半導体素子を内蔵し、外部処理装
置との間の読み書きをいわゆる無線方式で実現できる非
接触型がある。非接触型としては、ＩＣ回路の駆動電力
がデータの送受信のように電磁波により供給され、バッ
テリを内蔵しないタイプが開発されている。
【０００３】図３は、従来例である非接触型ＩＣカード
１およびＩＣカード用装置（ＩＣカードリーダライタ）
２を有するＩＣカードシステムの構成図であり、非接触
型ＩＣカード１とＩＣカードリーダライタ２はそれぞれ
非接触方式でデータの授受などを行うためのアンテナコ
イルを有しており、ＩＣカード１のアンテナコイル１１
とＩＣカードリーダライタ２のアンテナコイル２１は、
例えば、ほぼ同じ大きさ、同じ形状を有している。ま
た、ＩＣカードリーダライタ２は上位機器３に接続され
ている。上位機器３から送られた命令やデータなどは、
ＩＣカードリーダライタ２内に設けられた入出力回路や
変調回路などの電子回路２２を介して、所定周波数の搬
送信号に変換して、ＩＣカードリーダライタ２のアンテ
ナコイル２１に流される電流が誘起する電磁場φによる
電磁誘導などにより、非接触型ＩＣカード１に命令やデ
ータなどを伝達する。
１およびＩＣカード用装置（ＩＣカードリーダライタ）
２を有するＩＣカードシステムの構成図であり、非接触
型ＩＣカード１とＩＣカードリーダライタ２はそれぞれ
非接触方式でデータの授受などを行うためのアンテナコ
イルを有しており、ＩＣカード１のアンテナコイル１１
とＩＣカードリーダライタ２のアンテナコイル２１は、
例えば、ほぼ同じ大きさ、同じ形状を有している。ま
た、ＩＣカードリーダライタ２は上位機器３に接続され
ている。上位機器３から送られた命令やデータなどは、
ＩＣカードリーダライタ２内に設けられた入出力回路や
変調回路などの電子回路２２を介して、所定周波数の搬
送信号に変換して、ＩＣカードリーダライタ２のアンテ
ナコイル２１に流される電流が誘起する電磁場φによる
電磁誘導などにより、非接触型ＩＣカード１に命令やデ
ータなどを伝達する。
【０００４】上記の電磁場φにより、非接触型ＩＣカー
ド１のアンテナコイル１１に電流が誘起される。アンテ
ナコイル１１は、非接触型ＩＣカード１に内蔵され、送
受信回路や変調（復調）回路などの電子回路を備えるＩ
Ｃチップに１２に接続している。
ド１のアンテナコイル１１に電流が誘起される。アンテ
ナコイル１１は、非接触型ＩＣカード１に内蔵され、送
受信回路や変調（復調）回路などの電子回路を備えるＩ
Ｃチップに１２に接続している。
【０００５】また、非接触型ＩＣカード１からＩＣカー
ドリーダライタ２への命令やデータなどの伝達も行われ
る。この場合は上記とは逆の手順で、ＩＣカードのアン
テナコイル１１中を流れる電流により誘起される電磁場
φによりＩＣカードリーダライタのアンテナコイル２１
に電流が発生する。
ドリーダライタ２への命令やデータなどの伝達も行われ
る。この場合は上記とは逆の手順で、ＩＣカードのアン
テナコイル１１中を流れる電流により誘起される電磁場
φによりＩＣカードリーダライタのアンテナコイル２１
に電流が発生する。
【０００６】また、非接触型ＩＣカード１内にアンテナ
コイル１１と接続して整流回路や蓄電池などを備え、デ
ータの送受信のようにＩＣカードのアンテナコイル１１
とＩＣカードリーダライタのアンテナコイル２１との電
磁結合によりＩＣ回路の駆動電力が供給されるようにす
ることもできる。
コイル１１と接続して整流回路や蓄電池などを備え、デ
ータの送受信のようにＩＣカードのアンテナコイル１１
とＩＣカードリーダライタのアンテナコイル２１との電
磁結合によりＩＣ回路の駆動電力が供給されるようにす
ることもできる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の非接触型ＩＣカードにおいては、ＩＣカード内の
ＩＣチップにデータを伝達する方法としては、ＩＣカー
ドリーダライタなどのＩＣカード用装置を用いるしかな
い。また、ＩＣカードリーダライタへ伝達するデータと
しては、予めＩＣカード内のＩＣチップに記録されてい
るデータあるいはＩＣチップが演算処理したデータ以外
は伝達することができない。
従来の非接触型ＩＣカードにおいては、ＩＣカード内の
ＩＣチップにデータを伝達する方法としては、ＩＣカー
ドリーダライタなどのＩＣカード用装置を用いるしかな
い。また、ＩＣカードリーダライタへ伝達するデータと
しては、予めＩＣカード内のＩＣチップに記録されてい
るデータあるいはＩＣチップが演算処理したデータ以外
は伝達することができない。
【０００８】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、本発明の目的は、ＩＣカードリーダライタなどのＩ
Ｃカード用装置を用いなくてもＩＣカード内のＩＣチッ
プにデータを伝達することが可能であり、また、予めＩ
Ｃカード内のＩＣチップに記録されているデータあるい
はＩＣチップが演算処理したデータ以外のデータをＩＣ
カードリーダライタなどのＩＣカード用装置へ伝達する
ことが可能である非接触型ＩＣカードおよびそれを用い
た非接触型ＩＣカードシステムを提供することである。
り、本発明の目的は、ＩＣカードリーダライタなどのＩ
Ｃカード用装置を用いなくてもＩＣカード内のＩＣチッ
プにデータを伝達することが可能であり、また、予めＩ
Ｃカード内のＩＣチップに記録されているデータあるい
はＩＣチップが演算処理したデータ以外のデータをＩＣ
カードリーダライタなどのＩＣカード用装置へ伝達する
ことが可能である非接触型ＩＣカードおよびそれを用い
た非接触型ＩＣカードシステムを提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の非接触型ＩＣカードは、ＩＣチップと、前
記ＩＣチップに接続されたアンテナと、前記ＩＣチップ
にデータを入力するためのデータ入力手段と、前記デー
タ入力手段から入力されたデータを前記ＩＣチップに伝
達するインターフェースとを有する。
め、本発明の非接触型ＩＣカードは、ＩＣチップと、前
記ＩＣチップに接続されたアンテナと、前記ＩＣチップ
にデータを入力するためのデータ入力手段と、前記デー
タ入力手段から入力されたデータを前記ＩＣチップに伝
達するインターフェースとを有する。
【００１０】上記の本発明の非接触型ＩＣカードによれ
ば、ＩＣチップにデータを入力するためのデータ入力手
段と、データ入力手段から入力されたデータをＩＣチッ
プに伝達するインターフェースとを有することから、Ｉ
ＣカードリーダライタなどのＩＣカード用装置を用いな
くてもＩＣカード内のＩＣチップにデータを伝達するこ
とが可能であり、また、予めＩＣチップに記録されてい
るデータあるいはＩＣチップが演算処理したデータ以外
のデータであるデータ入力手段から入力したデータをＩ
Ｃカード用装置へ伝達することが可能である。
ば、ＩＣチップにデータを入力するためのデータ入力手
段と、データ入力手段から入力されたデータをＩＣチッ
プに伝達するインターフェースとを有することから、Ｉ
ＣカードリーダライタなどのＩＣカード用装置を用いな
くてもＩＣカード内のＩＣチップにデータを伝達するこ
とが可能であり、また、予めＩＣチップに記録されてい
るデータあるいはＩＣチップが演算処理したデータ以外
のデータであるデータ入力手段から入力したデータをＩ
Ｃカード用装置へ伝達することが可能である。
【００１１】上記の本発明の非接触型ＩＣカードは、好
適には、前記データ入力手段が、前記非接触型ＩＣカー
ドの表面に形成された操作ボタンである。ＩＣカードの
表面に形成された操作ボタンを操作することで容易にデ
ータを入力することが可能である。また、さらに好適に
は、前記操作ボタンが、感圧シートを内蔵する圧力感知
式ボタンである。これにより、操作ボタンの薄型化が可
能となり、操作ボタンを有していても薄型化することが
できる。
適には、前記データ入力手段が、前記非接触型ＩＣカー
ドの表面に形成された操作ボタンである。ＩＣカードの
表面に形成された操作ボタンを操作することで容易にデ
ータを入力することが可能である。また、さらに好適に
は、前記操作ボタンが、感圧シートを内蔵する圧力感知
式ボタンである。これにより、操作ボタンの薄型化が可
能となり、操作ボタンを有していても薄型化することが
できる。
【００１２】また、上記の目的を達成するため、本発明
の非接触型ＩＣカードシステムは、アンテナを有する非
接触型ＩＣカードと、アンテナを有するＩＣカード用装
置を有し、前記非接触型ＩＣカードのアンテナと前記Ｉ
Ｃカード用装置のアンテナとの無線通信により信号の授
受を行うＩＣカードシステムであって、前記ＩＣカード
は、カード内に内蔵するＩＣチップにデータを入力する
ためのデータ入力手段と、前記データ入力手段から入力
されたデータを前記ＩＣチップに伝達するインターフェ
ースとを有し、前記ＩＣカードのアンテナと前記ＩＣカ
ード用装置のアンテナとの無線通信により前記ＩＣチッ
プに伝達されたデータを前記ＩＣカード用装置へ伝達す
る。
の非接触型ＩＣカードシステムは、アンテナを有する非
接触型ＩＣカードと、アンテナを有するＩＣカード用装
置を有し、前記非接触型ＩＣカードのアンテナと前記Ｉ
Ｃカード用装置のアンテナとの無線通信により信号の授
受を行うＩＣカードシステムであって、前記ＩＣカード
は、カード内に内蔵するＩＣチップにデータを入力する
ためのデータ入力手段と、前記データ入力手段から入力
されたデータを前記ＩＣチップに伝達するインターフェ
ースとを有し、前記ＩＣカードのアンテナと前記ＩＣカ
ード用装置のアンテナとの無線通信により前記ＩＣチッ
プに伝達されたデータを前記ＩＣカード用装置へ伝達す
る。
【００１３】上記の本発明の非接触型ＩＣカードシステ
ムによれば、システムを構成するＩＣカードがＩＣチッ
プにデータを入力するためのデータ入力手段と、データ
入力手段から入力されたデータをＩＣチップに伝達する
インターフェースとを有することから、予めＩＣチップ
に記録されているデータあるいはＩＣチップが演算処理
したデータ以外のデータであるＩＣカードのデータ入力
手段から入力したデータをＩＣカード用装置へ伝達する
ことが可能である。
ムによれば、システムを構成するＩＣカードがＩＣチッ
プにデータを入力するためのデータ入力手段と、データ
入力手段から入力されたデータをＩＣチップに伝達する
インターフェースとを有することから、予めＩＣチップ
に記録されているデータあるいはＩＣチップが演算処理
したデータ以外のデータであるＩＣカードのデータ入力
手段から入力したデータをＩＣカード用装置へ伝達する
ことが可能である。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
いて図面を参照して説明する。
【００１５】図１は、本実施形態にかかる非接触型ＩＣ
カード１およびＩＣカード用装置（ＩＣカードリーダラ
イタ）２を有するＩＣカードシステムの構成図であり、
非接触型ＩＣカード１とＩＣカードリーダライタ２はそ
れぞれ非接触方式でデータの授受などを行うためのアン
テナコイルを有しており、ＩＣカード１のアンテナコイ
ル１１とＩＣカードリーダライタ２のアンテナコイル２
１は、例えば、ほぼ同じ大きさ、同じ形状を有してい
る。ＩＣカード１のアンテナコイル１１は、ＩＣカード
１に内蔵され、送受信回路、変調（復調）回路、制御回
路、記憶装置などの電子回路を備えるＩＣチップに１２
に接続している。また、ＩＣカード１には、例えばカー
ド表面に形成された圧力感知式の操作ボタンであるデー
タ入力手段１４が形成されており、データ入力手段１４
から入力されるデータをＩＣチップ１２に伝達するイン
ターフェース１３が、ＩＣチップ１２とデータ入力手段
１４のそれぞれに接続して形成されている。カード表面
の操作ボタンとしては、例えば数字キーやアルファベッ
トキー、あるいは、データをＩＣチップに書き込む機能
やデータを消去する機能などを有する機能キーなどを備
えることができる。
カード１およびＩＣカード用装置（ＩＣカードリーダラ
イタ）２を有するＩＣカードシステムの構成図であり、
非接触型ＩＣカード１とＩＣカードリーダライタ２はそ
れぞれ非接触方式でデータの授受などを行うためのアン
テナコイルを有しており、ＩＣカード１のアンテナコイ
ル１１とＩＣカードリーダライタ２のアンテナコイル２
１は、例えば、ほぼ同じ大きさ、同じ形状を有してい
る。ＩＣカード１のアンテナコイル１１は、ＩＣカード
１に内蔵され、送受信回路、変調（復調）回路、制御回
路、記憶装置などの電子回路を備えるＩＣチップに１２
に接続している。また、ＩＣカード１には、例えばカー
ド表面に形成された圧力感知式の操作ボタンであるデー
タ入力手段１４が形成されており、データ入力手段１４
から入力されるデータをＩＣチップ１２に伝達するイン
ターフェース１３が、ＩＣチップ１２とデータ入力手段
１４のそれぞれに接続して形成されている。カード表面
の操作ボタンとしては、例えば数字キーやアルファベッ
トキー、あるいは、データをＩＣチップに書き込む機能
やデータを消去する機能などを有する機能キーなどを備
えることができる。
【００１６】上記のＩＣカード１において、データ入力
手段１４から入力されたデータは、インターフェース１
３を介してＩＣチップ１２に伝達され、ＩＣチップ１２
内の制御回路、あるいはＡＳＫ（Ａｍｐｌｉｔｕｄｅ
Ｓｈｉｆｔ Ｋｅｙｉｎｇ）方式やＰＳＫ（Ｐｈａｓｅ
Ｓｈｉｆｔ Ｋｅｙｉｎｇ）方式等の所定の変調方式
により変調する変調回路などの電子回路を介して、所定
周波数の搬送信号に変換され、ＩＣカード１のアンテナ
コイル１１に流される電流が誘起する電磁場φによる電
磁誘導によりＩＣカードリーダライタ２に伝達される。
また、データ入力手段１４から入力されたデータをＩＣ
チップ１２内の記憶領域に格納することも可能である。
手段１４から入力されたデータは、インターフェース１
３を介してＩＣチップ１２に伝達され、ＩＣチップ１２
内の制御回路、あるいはＡＳＫ（Ａｍｐｌｉｔｕｄｅ
Ｓｈｉｆｔ Ｋｅｙｉｎｇ）方式やＰＳＫ（Ｐｈａｓｅ
Ｓｈｉｆｔ Ｋｅｙｉｎｇ）方式等の所定の変調方式
により変調する変調回路などの電子回路を介して、所定
周波数の搬送信号に変換され、ＩＣカード１のアンテナ
コイル１１に流される電流が誘起する電磁場φによる電
磁誘導によりＩＣカードリーダライタ２に伝達される。
また、データ入力手段１４から入力されたデータをＩＣ
チップ１２内の記憶領域に格納することも可能である。
【００１７】上記の電磁場φにより、ＩＣカードリーダ
ライタ２のアンテナコイル２１に電流が誘起され、入出
力回路、制御回路、あるいは変調回路などの電子回路２
２を介して、ＩＣカードリーダライタ２に接続されてい
る上位機器３にデータを伝達する。
ライタ２のアンテナコイル２１に電流が誘起され、入出
力回路、制御回路、あるいは変調回路などの電子回路２
２を介して、ＩＣカードリーダライタ２に接続されてい
る上位機器３にデータを伝達する。
【００１８】また、従来と同様に、非接触型ＩＣカード
１とＩＣカードリーダライタ２との間での命令やデータ
などの伝達も行われる。例えばＩＣカードリーダライタ
２からＩＣカード１にデータを伝達するには、ＩＣカー
ドリーダライタ２のアンテナコイル２１中を流れる電流
により誘起される電磁場φによりＩＣカード１のアンテ
ナコイル１１に電流を発生させることでデータを伝達す
る。
１とＩＣカードリーダライタ２との間での命令やデータ
などの伝達も行われる。例えばＩＣカードリーダライタ
２からＩＣカード１にデータを伝達するには、ＩＣカー
ドリーダライタ２のアンテナコイル２１中を流れる電流
により誘起される電磁場φによりＩＣカード１のアンテ
ナコイル１１に電流を発生させることでデータを伝達す
る。
【００１９】逆に、ＩＣカード１からＩＣカードリーダ
ライタ２にデータを伝達するには、ＩＣカード１のアン
テナコイル１１中を流れる電流により誘起される電磁場
φによりＩＣカード１のアンテナコイル１１に電流を発
生させることでデータを伝達する。
ライタ２にデータを伝達するには、ＩＣカード１のアン
テナコイル１１中を流れる電流により誘起される電磁場
φによりＩＣカード１のアンテナコイル１１に電流を発
生させることでデータを伝達する。
【００２０】また、非接触型ＩＣカード１内にアンテナ
コイル１１と接続して整流回路や蓄電池などを備え、デ
ータの送受信のようにＩＣカードのアンテナコイル１１
とＩＣカードリーダライタのアンテナコイル２１との電
磁結合によりＩＣ回路の駆動電力が供給されるようにす
ることもできる。また、ＩＣカード１のデータ入力手段
を駆動させるための電力も、上記と同様に電磁結合によ
りＩＣカードリーダライタから供給されるようにするこ
ともできる。
コイル１１と接続して整流回路や蓄電池などを備え、デ
ータの送受信のようにＩＣカードのアンテナコイル１１
とＩＣカードリーダライタのアンテナコイル２１との電
磁結合によりＩＣ回路の駆動電力が供給されるようにす
ることもできる。また、ＩＣカード１のデータ入力手段
を駆動させるための電力も、上記と同様に電磁結合によ
りＩＣカードリーダライタから供給されるようにするこ
ともできる。
【００２１】上記の本実施形態の非接触型ＩＣカードお
よびそれを用いた非接触型ＩＣカードシステムによれ
ば、ＩＣカードがＩＣチップにデータを入力するための
データ入力手段と、データ入力手段から入力されたデー
タをＩＣチップに伝達するインターフェースとを有する
ことから、ＩＣカードリーダライタなどのＩＣカード用
装置を用いなくてもＩＣカード内のＩＣチップにデータ
を伝達することが可能であり、また、予めＩＣチップに
記録されているデータあるいはＩＣチップが演算処理し
たデータ以外のデータであるデータ入力手段から入力し
たデータをＩＣカード用装置へ伝達することが可能であ
る。
よびそれを用いた非接触型ＩＣカードシステムによれ
ば、ＩＣカードがＩＣチップにデータを入力するための
データ入力手段と、データ入力手段から入力されたデー
タをＩＣチップに伝達するインターフェースとを有する
ことから、ＩＣカードリーダライタなどのＩＣカード用
装置を用いなくてもＩＣカード内のＩＣチップにデータ
を伝達することが可能であり、また、予めＩＣチップに
記録されているデータあるいはＩＣチップが演算処理し
たデータ以外のデータであるデータ入力手段から入力し
たデータをＩＣカード用装置へ伝達することが可能であ
る。
【００２２】また、上記の非接触型ＩＣカードおよびそ
れを用いた非接触型ＩＣカードシステムによれば、例え
ばドアの開閉システムなどにおいて、専用のＩＣカード
を所持し、そのＩＣカードを用いて暗証番号を入力する
ことでドアの開閉を許可するシステムを構成することが
でき、この場合、ドア開閉管理のセキュリティ性をより
高めることができる。
れを用いた非接触型ＩＣカードシステムによれば、例え
ばドアの開閉システムなどにおいて、専用のＩＣカード
を所持し、そのＩＣカードを用いて暗証番号を入力する
ことでドアの開閉を許可するシステムを構成することが
でき、この場合、ドア開閉管理のセキュリティ性をより
高めることができる。
【００２３】実施例 図２は本実施例にかかる非接触型ＩＣカードの構成を示
す概略図である。ＩＣカードリーダライタと非接触方式
でデータの授受などを行うためのアンテナコイル１１と
ＩＣチップ１２を有するＩＣモジュールＭがカード内に
埋め込まれている。また、カード表面には、０〜９まで
の数字キー、「Ｗｒｉｔｅ」キー、「Ｓｅｎｄ」キー、
「Ｒｅｔｕｒｎ」キー、および、「Ｃｌｅａｒ」キーか
ら構成され、感圧シートを内蔵する圧力感知式フラット
パネル操作ボタン１４が設けられている。これらの各キ
ーは、図示しないインターフェースによりＩＣチップと
接続されている。さらに、カードに電源が供給されてい
ることを確認するためにＬＥＤ１５が設けられている。
す概略図である。ＩＣカードリーダライタと非接触方式
でデータの授受などを行うためのアンテナコイル１１と
ＩＣチップ１２を有するＩＣモジュールＭがカード内に
埋め込まれている。また、カード表面には、０〜９まで
の数字キー、「Ｗｒｉｔｅ」キー、「Ｓｅｎｄ」キー、
「Ｒｅｔｕｒｎ」キー、および、「Ｃｌｅａｒ」キーか
ら構成され、感圧シートを内蔵する圧力感知式フラット
パネル操作ボタン１４が設けられている。これらの各キ
ーは、図示しないインターフェースによりＩＣチップと
接続されている。さらに、カードに電源が供給されてい
ることを確認するためにＬＥＤ１５が設けられている。
【００２４】上記のＩＣカードの圧力感知式フラットパ
ネル操作ボタン１４の駆動電力は、ＩＣチップの駆動電
力と同様に、電磁結合によりＩＣカードリーダライタか
ら供給される。また、これらの駆動電力が供給された時
点においてＬＥＤ１５が点灯（あるいは一定時間点灯し
た後に消灯）し、これらの駆動電力が供給されて操作ボ
タン１４が使用可能であることを知らせることができ
る。
ネル操作ボタン１４の駆動電力は、ＩＣチップの駆動電
力と同様に、電磁結合によりＩＣカードリーダライタか
ら供給される。また、これらの駆動電力が供給された時
点においてＬＥＤ１５が点灯（あるいは一定時間点灯し
た後に消灯）し、これらの駆動電力が供給されて操作ボ
タン１４が使用可能であることを知らせることができ
る。
【００２５】上記のＩＣカードにおいて、フラットパネ
ル操作ボタン１４が押されると、押されたキーに対応す
るデータがインターフェースに伝達される。例えば、
「０」と押された場合、８ビット信号「０００００００
０」がインターフェースに伝達される。次に、ＩＣチッ
プのＬＤ命令にてインターフェースに記憶されているデ
ータを読み取らせることにより、フラットパネル操作ボ
タン１４から入力されたデータをＩＣに伝達することが
できる。フラットパネル操作ボタン１４の「Ｓｅｎｄ」
が押された場合には、ＩＣはＳｅｎｄ命令に従い、所定
のアドレスに記憶されているデータをＩＣカードリーダ
ライタに伝達する。また、「Ｗｒｉｔｅ」キーが押され
た場合には、あるデータをＩＣのメモリに記憶する。
「Ｃｌｅａｒ」キーが押された場合には、現在入力中の
データを消去する。
ル操作ボタン１４が押されると、押されたキーに対応す
るデータがインターフェースに伝達される。例えば、
「０」と押された場合、８ビット信号「０００００００
０」がインターフェースに伝達される。次に、ＩＣチッ
プのＬＤ命令にてインターフェースに記憶されているデ
ータを読み取らせることにより、フラットパネル操作ボ
タン１４から入力されたデータをＩＣに伝達することが
できる。フラットパネル操作ボタン１４の「Ｓｅｎｄ」
が押された場合には、ＩＣはＳｅｎｄ命令に従い、所定
のアドレスに記憶されているデータをＩＣカードリーダ
ライタに伝達する。また、「Ｗｒｉｔｅ」キーが押され
た場合には、あるデータをＩＣのメモリに記憶する。
「Ｃｌｅａｒ」キーが押された場合には、現在入力中の
データを消去する。
【００２６】本発明は上記の実施形態に限定されない。
例えば、ＩＣカードとＩＣカードリーダライタとの間の
データの授受は電磁結合の他、マイクロ波などの電磁波
により行うことも可能である。また、ＩＣチップとアン
テナコイルをモジュール化したＩＣモジュールを用いて
説明しているが、さらの他の構成要素を含めてモジュー
ル化してもよく、また、モジュール化しないで各部品を
ＩＣカード基材内に内蔵する構成とすることもできる。
実施形態においては非接触方式のＩＣカードについて説
明しているが、接触方式のＩＣモジュールをさらに有す
るハイブリッド方式のＩＣカードとすることもできる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を
行うことができる。
例えば、ＩＣカードとＩＣカードリーダライタとの間の
データの授受は電磁結合の他、マイクロ波などの電磁波
により行うことも可能である。また、ＩＣチップとアン
テナコイルをモジュール化したＩＣモジュールを用いて
説明しているが、さらの他の構成要素を含めてモジュー
ル化してもよく、また、モジュール化しないで各部品を
ＩＣカード基材内に内蔵する構成とすることもできる。
実施形態においては非接触方式のＩＣカードについて説
明しているが、接触方式のＩＣモジュールをさらに有す
るハイブリッド方式のＩＣカードとすることもできる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を
行うことができる。
【００２７】
【発明の効果】本発明の非接触型ＩＣカードおよびそれ
を用いた非接触型ＩＣカードシステムによれば、ＩＣカ
ードがＩＣチップにデータを入力するためのデータ入力
手段と、データ入力手段から入力されたデータをＩＣチ
ップに伝達するインターフェースとを有することから、
ＩＣカードリーダライタなどのＩＣカード用装置を用い
なくてもＩＣカード内のＩＣチップにデータを伝達する
ことが可能であり、また、予めＩＣチップに記録されて
いるデータあるいはＩＣチップが演算処理したデータ以
外のデータであるデータ入力手段から入力したデータを
ＩＣカード用装置へ伝達することが可能である。
を用いた非接触型ＩＣカードシステムによれば、ＩＣカ
ードがＩＣチップにデータを入力するためのデータ入力
手段と、データ入力手段から入力されたデータをＩＣチ
ップに伝達するインターフェースとを有することから、
ＩＣカードリーダライタなどのＩＣカード用装置を用い
なくてもＩＣカード内のＩＣチップにデータを伝達する
ことが可能であり、また、予めＩＣチップに記録されて
いるデータあるいはＩＣチップが演算処理したデータ以
外のデータであるデータ入力手段から入力したデータを
ＩＣカード用装置へ伝達することが可能である。
【図１】図１は本発明にかかる非接触型ＩＣカードおよ
びＩＣカード用装置（ＩＣカードリーダライタ）を有す
るＩＣカードシステムの構成図である。
びＩＣカード用装置（ＩＣカードリーダライタ）を有す
るＩＣカードシステムの構成図である。
【図２】図２は実施例にかかるＩＣカードの構成を示す
概略図である。
概略図である。
【図３】図３は従来例にかかる非接触型ＩＣカードおよ
びＩＣカード用装置（ＩＣカードリーダライタ）を有す
るＩＣカードシステムの構成図である。
びＩＣカード用装置（ＩＣカードリーダライタ）を有す
るＩＣカードシステムの構成図である。
１…非接触型ＩＣカード、１１…アンテナコイル、１２
…ＩＣチップ、１３…インターフェース、１４…データ
入力手段（フラットパネル操作ボタン）、１５…ＬＥ
Ｄ、２…ＩＣカードリーダライタ、２１…アンテナコイ
ル、２２…リーダライタ電子回路、３…上位機器、Ｍ…
ＩＣモジュール。
…ＩＣチップ、１３…インターフェース、１４…データ
入力手段（フラットパネル操作ボタン）、１５…ＬＥ
Ｄ、２…ＩＣカードリーダライタ、２１…アンテナコイ
ル、２２…リーダライタ電子回路、３…上位機器、Ｍ…
ＩＣモジュール。
Claims (4)
- 【請求項１】ＩＣチップと、 前記ＩＣチップに接続されたアンテナと、 前記ＩＣチップにデータを入力するためのデータ入力手
段と、 前記データ入力手段から入力されたデータを前記ＩＣチ
ップに伝達するインターフェースとを有する非接触型Ｉ
Ｃカード。 - 【請求項２】前記データ入力手段が、前記非接触型ＩＣ
カードの表面に形成された操作ボタンである請求項１記
載の非接触型ＩＣカード。 - 【請求項３】前記操作ボタンが、感圧シートを内蔵する
圧力感知式ボタンである請求項２記載の非接触型ＩＣカ
ード。 - 【請求項４】アンテナを有する非接触型ＩＣカードと、
アンテナを有するＩＣカード用装置を有し、前記非接触
型ＩＣカードのアンテナと前記ＩＣカード用装置のアン
テナとの無線通信により信号の授受を行うＩＣカードシ
ステムであって、 前記ＩＣカードは、カード内に内蔵するＩＣチップにデ
ータを入力するためのデータ入力手段と、前記データ入
力手段から入力されたデータを前記ＩＣチップに伝達す
るインターフェースとを有し、 前記ＩＣカードのアンテナと前記ＩＣカード用装置のア
ンテナとの無線通信により前記ＩＣチップに伝達された
データを前記ＩＣカード用装置へ伝達する非接触型ＩＣ
カードシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28694998A JP2000108562A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 非接触型ｉｃカードおよび非接触型ｉｃカードシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28694998A JP2000108562A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 非接触型ｉｃカードおよび非接触型ｉｃカードシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000108562A true JP2000108562A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17711049
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28694998A Pending JP2000108562A (ja) | 1998-10-08 | 1998-10-08 | 非接触型ｉｃカードおよび非接触型ｉｃカードシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000108562A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020075815A (ko) * | 2001-03-24 | 2002-10-07 | 구홍식 | 전자 카드 키 및 그를 이용한 출입통제 시스템과 그 방법 |
-
1998
- 1998-10-08 JP JP28694998A patent/JP2000108562A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020075815A (ko) * | 2001-03-24 | 2002-10-07 | 구홍식 | 전자 카드 키 및 그를 이용한 출입통제 시스템과 그 방법 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051006 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070919 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070925 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080205 |