JP2000107058A - 入浴装置 - Google Patents

入浴装置

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JP2000107058A
JP2000107058A JP27984398A JP27984398A JP2000107058A JP 2000107058 A JP2000107058 A JP 2000107058A JP 27984398 A JP27984398 A JP 27984398A JP 27984398 A JP27984398 A JP 27984398A JP 2000107058 A JP2000107058 A JP 2000107058A
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Japan
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backrest
stool
bathing
hot water
seat
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JP27984398A
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English (en)
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Hideo Shimizu
秀男 清水
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CAPPELINE BUONO KK
Original Assignee
CAPPELINE BUONO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シャワー浴以外の入浴形態にも適用できるよう
にする。耐久性能を高める。 【解決手段】背もたれ1と腰掛2とを備えた。背もたれ
1,腰掛2が一体成形され、背もたれ1の表側に腰掛2
が配置され背もたれ1の裏側が設置壁面への取付面とな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、入浴した人が着
座することができる腰掛を備えた入浴装置に係る技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】 一般に、入浴の際には、血圧上昇等が
起こることから、危険のない安定した姿勢を保持するこ
とが要求される。また、入浴形態については、湯水に体
全体を浸けるものから湯水を体の全体または一部に噴射
したりするものまで、多様化する傾向にある。
【0003】湯水を体の全体または一部に噴射する入浴
形態の1つであるシャワー浴は、皮膚病予防等の健康面
の要請から簡便な体の洗清浄化を目的に使用されること
が多い。従って、健康な人のみならず病人,高齢者,身
体障害者等にとっても、定期的なシャワー浴が必要にな
る。然しながら、シャワー浴に供せられる設備は、通
常、健康な人を前提として設計され、病院等に設置され
る移動,リフト機構を備えた特殊なものを除き、病人,
高齢者,身体障害者等の使用に際して介助を必要とする
ものがほとんどである。また、最近、長時間のシャワー
浴について、保温治療効果や精神的リラックス効果も認
められるようになってきている。
【0004】このため、病人,高齢者,身体障害者等が
あまり介助を必要とせずに入浴することができたり、健
康な人でも疲労せずに長時間入浴することができたりす
るように、腰掛を備えた入浴装置の開発が要望されるよ
うになってきている。
【0005】従来、腰掛を備えた入浴装置としては、特
開平8−103391号公報に記載のものが知られてい
【0006】この入浴装置は、背もたれと腰掛とを備
え、腰掛が背もたれに折畳み可能に支持されるととも
に、背もたれに腰掛に着座した人の背部へ湯水を噴射す
るシャワーノズルが複数個取付けられてなる。
【0007】この従来の入浴装置では、腰掛けに着座し
た人に対して、特別な操作を行うことなしに、背部の複
数箇所に湯水が噴射されることになる。従って、病人,
高齢者,身体障害者等があまり介助を必要とせずにシャ
ワー浴することができたり、健康な人でも疲労せずに長
時間シャワー浴することができたりするという要望を充
足している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 前述の従来の入浴装
置では、シャワー浴専用に構成されているため、他の入
浴形態に適用することができないという問題点がある。
また、腰掛の背もたれへの支持部が湯水との接触で劣化
しやすいため、耐久性能が低いという問題点がある。ま
た、腰掛に着座した人の前部,側部にはほとんど湯水が
噴射されないため、手持ちで操作するハンドシャワーを
補助使用しなければならないという問題点がある。
【0009】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、シャワー浴以外の入浴形態にも適用する
ことができて耐久性能の高い入浴装置を提供することを
第1の課題とする。さらに、腰掛に着座した人の体全体
に湯水が噴射される入浴装置を提供することを第2の課
題とする
【0010】
【課題を解決するための手段】 前述の第1の課題を解
決するため、本発明に係る入浴装置は、次のような手段
を採用する。
【0011】即ち、請求項1に記載のように、背もたれ
と腰掛とを備えた入浴装置において、背もたれ,腰掛が
一体成形され、背もたれの表側に腰掛が配置され背もた
れの裏側が設置壁面への取付面となっていることを特徴
とする。
【0012】この手段では、背もたれを大型浴槽の側壁
に取付ける等のように、設置壁面の選択で各種の入浴形
態に対応することができる。また、腰掛の背もたれへの
支持部分に湯水との接触で劣化するような部材が設けら
れていないため、長期の使用が可能になる。
【0013】また、請求項2に記載のように、請求項1
の入浴装置において、背もたれは腰掛に着座する人の体
幅よりも広幅に形成され、背もたれの側縁部に手すりが
取付けられていることを特徴とする。
【0014】この手段では、腰掛への着座や腰掛からの
立上がりの際に手すりを掴むことができる。
【0015】また、請求項3に記載のように、請求項1
または2の入浴装置において、背もたれと腰掛とに保温
用ヒータが内蔵されていることを特徴とする。
【0016】この手段では、背もたれと腰掛とが保温さ
れる。
【0017】さらに、前述の第2の課題を解決するた
め、本発明に係る入浴装置は、次のような手段を採用す
る。
【0018】即ち、請求項4に記載のように、背もたれ
と腰掛とを備え、背もたれに湯水を噴射するシャワーノ
ズルが複数個取付けられてなる入浴装置において、背も
たれは腰掛に着座する人の体幅よりも広幅に形成され、
シャワーノズルの一部は腰掛に着座した人の側方から湯
水を噴射するように背もたれの側縁部に配置されている
ことを特徴とする。
【0019】この手段では、シャワーノズルの一部から
噴射された湯水が体の側部,前部に掛かることになる。
このシャワーノズルは、腰掛に着座する人の体幅よりも
広幅に形成された背もたれの側縁部に容易に取付けられ
る。
【0020】また、請求項5に記載のように、請求項4
の入浴装置において、腰掛は上下位置が調整可能である
ことを特徴とする。
【0021】この手段では、シャワー浴者の座高に応じ
て腰掛の上下位置が調整される。
【0022】また、請求項6に記載のように、請求項4
の入浴装置において、腰掛は背もたれに折畳み収納可能
であることを特徴とする。
【0023】この手段では、腰掛の不要時に腰掛が背も
たれに収納される。
【0024】また、請求項7に記載のように、請求項4
〜6のいずれかの入浴装置において、背もたれの側縁部
に手すりが取付けられていることを特徴とする。
【0025】この手段では、腰掛への着座や腰掛からの
立上がりの際に手すりを掴むことができる。
【0026】また、請求項8に記載のように、背もたれ
と腰掛とを備え、背もたれに湯水を噴射するシャワーノ
ズルが複数個取付けられてなる入浴装置において、背も
たれは腰掛に着座する人の体幅よりも広幅に形成され、
シャワーノズルの一部は腰掛に着座した人の側方から湯
水を噴射するように背もたれの側縁部に配置され、背も
たれと腰掛とに保温用ヒータが内蔵されていることを特
徴とする
【0027】この手段では、背もたれと腰掛とが保温さ
れる。
【0028】また、請求項9に記載のように、請求項8
の入浴装置において、腰掛は上下位置が調整可能である
ことを特徴とする。
【0029】この手段では、シャワー浴者の座高に応じ
て腰掛の上下位置が調整される。
【0030】また、請求項10に記載のように、請求項
8の入浴装置において、腰掛は背もたれに折畳み収納可
能であることを特徴とする。
【0031】この手段では、腰掛の不要時に腰掛が背も
たれに収納される。
【0032】また、請求項11に記載のように、請求項
8〜10のいずれかの入浴装置において、背もたれの側
縁部に手すりが取付けられていることを特徴とする。
【0033】この手段では、腰掛への着座や腰掛からの
立上がりの際に手すりを掴むことができる。
【0034】また、請求項12に記載のように、背もた
れと腰掛とを備え、背もたれに湯水を噴射するシャワー
ノズルが複数個取付けられてなる入浴装置において、背
もたれは腰掛に着座する人の体幅よりも広幅で座高より
も背高に形成され、シャワーノズルの一部は腰掛に着座
した人の側方から湯水を噴射するように背もたれの側縁
部に配置され、シャワーノズルの他の一部は腰掛に着座
した人の上方からうたせ湯式に湯水を噴射するように背
もたれの上縁部に配置されていることを特徴とする。
【0035】この手段では、腰掛に着座した人の上方か
ら温泉設備にあるようなうたせ湯式に湯水が噴射され
る。このシャワーノズルは、腰掛に着座する人の座高よ
りも背高に形成された背もたれの上縁部に容易に取付け
られる。
【0036】また、請求項13に記載のように、請求項
12の入浴装置において、腰掛は上下位置が調整可能で
あることを特徴とする。
【0037】この手段では、シャワー浴者の座高に応じ
て腰掛の上下位置が調整される。
【0038】また、請求項14に記載のように、請求項
12の入浴装置において、腰掛は背もたれに折畳み収納
可能であることを特徴とする。
【0039】この手段では、腰掛の不要時に腰掛が背も
たれに収納される。
【0040】また、請求項15に記載のように、請求項
12〜14のいずれかの入浴装置において、背もたれの
側縁部に手すりが取付けられていることを特徴とする。
【0041】この手段では、腰掛への着座や腰掛からの
立上がりの際に手すりを掴むことができる。
【0042】また、請求項16に記載のように、背もた
れと腰掛とを備え、背もたれに湯水を噴射するシャワー
ノズルが複数個取付けられてなる入浴装置において、背
もたれは腰掛に着座する人の体幅よりも広幅で座高より
も背高に形成され、シャワーノズルの一部は腰掛に着座
した人の側方から湯水を噴射するように背もたれの側縁
部に配置され、シャワーノズルの他の一部は腰掛に着座
した人の上方から霧状に湯水を噴射するように背もたれ
の上縁部に配置されていることを特徴とする。
【0043】この手段では、腰掛に着座した人の上方か
らスチームバスのような霧状の湯水が噴射される。この
シャワーノズルは、腰掛に着座する人の座高よりも背高
に形成された背もたれの上縁部に容易に取付けられる。
【0044】また、請求項17に記載のように、請求項
16の入浴装置において、腰掛は上下位置が調整可能で
あることを特徴とする。
【0045】この手段では、シャワー浴者の座高に応じ
て腰掛の上下位置が調整される。
【0046】また、請求項18に記載のように、請求項
16の入浴装置において、腰掛は背もたれに折畳み収納
可能であることを特徴とする。
【0047】この手段では、腰掛の不要時に腰掛が背も
たれに収納される。
【0048】また、請求項19に記載のように、請求項
16〜18のいずれかの入浴装置において、背もたれの
側縁部に手すりが取付けられていることを特徴とする。
【0049】この手段では、腰掛への着座や腰掛からの
立上がりの際に手すりを掴むことができる。
【0050】また、請求項20に記載のように、背もた
れと腰掛とを備え、背もたれに湯水を噴射するシャワー
ノズルが複数個取付けられてなる入浴装置において、背
もたれは腰掛に着座する人の体幅よりも広幅で座高より
も背高に形成され、シャワーノズルの一部は腰掛に着座
した人の側方から湯水を噴射するように背もたれの側縁
部に配置され、背もたれの上縁部に腰掛に着座した人の
頭部を覆うフードが出没可能に取付けられていることを
特徴とする。
【0051】この手段では、腰掛に着座した人の頭部を
フードで覆うことで、上方から噴射される湯水よる頭部
の水濡れが避けられる。このフードは、腰掛に着座する
人の座高よりも背高に形成された背もたれの上縁部に容
易に取付けられる。また、このフードは、不要時に背も
たれに後退される。
【0052】また、請求項21に記載のように、請求項
20の入浴装置において、腰掛は上下位置が調整可能で
あることを特徴とする。
【0053】この手段では、シャワー浴者の座高に応じ
て腰掛の上下位置が調整される。
【0054】また、請求項22に記載のように、請求項
20の入浴装置において、腰掛は背もたれに折畳み収納
可能であることを特徴とする。
【0055】この手段では、腰掛の不要時に腰掛が背も
たれに収納される。
【0056】また、請求項23に記載のように、請求項
20〜22のいずれかの入浴装置において、背もたれの
側縁部に手すりが取付けられていることを特徴とする。
【0057】この手段では、腰掛への着座や腰掛からの
立上がりの際に手すりを掴むことができる。
【0058】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係る入浴装置の
実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0059】図1,図2は、本発明に係る入浴装置の実
施の形態(1)を示すものである。
【0060】この実施の形態では、背もたれ1,腰掛2
が合成樹脂材,金属材,陶材等により一体的に成形され
ている。
【0061】背もたれ1の表側には、中央よりもやや下
方に腰掛2が配置されている。背もたれ1の裏側には、
腰掛2に掛かる荷重に対応するための補強板15が固定
されて設置壁面への取付面となっている。
【0062】この実施の形態によると、このように背も
たれ1の裏側が設置壁面への取付面として構成されてい
るため、浴室等の壁面以外に大型浴槽の側壁等任意の設
置壁面への取付が可能である。従って、シャワー浴以外
の入浴にも使用することができる。
【0063】また、湯水が背もたれ1,腰掛2に掛かっ
ても、背もたれ1への腰掛2の支持部分が劣化すること
がない。従って、長期の使用が可能になり、耐久性能が
高くなる。なお、シャワー浴以外の入浴(例えば、湯水
に背もたれ1への腰掛2の支持部分が浸かるような場
合)でも、劣化の不具合が生ずることがない。
【0064】図3〜図5は、本発明に係る入浴装置の実
施の形態(2)を示すものである。
【0065】この実施の形態では、背もたれ1,腰掛2
1の基本構造が前述の実施の形態(1)と同様に構成さ
れている。
【0066】この実施の形態の背もたれ1,腰掛2は、
所望の各種合成樹脂材で一体成形されてなるもので、例
えば表面をアクリル材aとしてアクリル材aの裏面にポ
リエステル材bを積層補強してなる。
【0067】背もたれ1は、前面の幕板1aと幕板1a
の周囲の側板1bとによりほぼ長方形の箱形に形成さ
れ、裏側に設置壁面となる浴室等の壁面Wとの間に配管
等のための間隙Sが確保されるようになっている。この
背もたれ1は、図4に詳細に示されるように、コンクリ
ート壁Waにアスファルト防水層Wbを塗装した壁面W
にステンレス性の筒形のアンカ3を打込み、幕板1aの
長手辺沿いに設けられた凹状のボルト挿通孔1cに挿通
されたステンレス性のボルト4をアンカ3に締付けるこ
とにより、壁面Wに固定されている。なお、ボルト挿通
孔1cと壁面Wとの間には、前記間隙Sの押潰れを防止
するスペースブロック5が介装されている。また、防水
性を確保するために、ボルト挿通孔1cにはキャップ1
dが嵌合されてボルト4の頭部をシールし、スペースブ
ロック5と壁面Wとの間にシーリング材6がモールドさ
れ、側板1bと壁面Wに張詰められたタイル7との間に
コーキング材8が充填されている。
【0068】従って、前述の実施の形態(1)と同様
に、任意の設置壁面への取付が可能で、シャワー浴以外
の入浴にも使用することができる。
【0069】背もたれ1(幕板1a)の横幅は、人間の
体幅よりも少し広幅に形成されている。また、背もたれ
1(幕板1a)の縦高は、人間の座高よりもかなり背高
に形成されている。
【0070】幕板1aの上縁部の中央には、腰掛2に着
座した人Mの上方から温泉設備にあるようなうたせ湯式
に湯水を噴射するシャワーノズル1eが取付けられてい
る。このシャワーノズル1eの両側には、腰掛2に着座
した人Mの上方からスチームバスのように霧状の湯水を
噴射するシャワーノズル1fが取付けられている。
【0071】幕板1aの両側縁部には、腰掛2に着座し
た人Mの側方から湯水を噴射するシャワーノズル1gが
片側3個の合計5個が取付けられている。このシャワー
ノズル1gは、幕板1aから少し突出している。また、
これ等のシャワーノズル1gの間には、手で掴むことの
できる手すり1hが取付けられている。
【0072】幕板1aの中央部の腰掛2に着座した人M
の背部,首部が当接する部分には、それぞれ窪1i,1
jが形成され、背部,首部に湯水を噴射するシャワーノ
ズル1k,1lが取付けられている。また、窪1jの上
側の腰掛2に着座した人Mの頭部よりも上方になる位置
には、頭部を覆うことのできるフード1mが出没可能に
取付けられている。
【0073】幕板1aの下縁部には、間隙Sの内部を点
検するための点検口1nが設けられている。
【0074】なお、腰掛2と前記窪1iと窪1i,1j
の間とには、保温用ヒータ9が内蔵されている。また、
背もたれ1近くの壁面Wには、給湯系を制御する操作ハ
ンドル10が設備されている。
【0075】この実施の形態によると、腰掛2に着座し
た人Mの全体に対して、特別な操作を行わなくても、各
種のシャワーノズル1e,1f,1g,1k,1lから
各種の噴射形態で体全体に湯水が掛けられることにな
る。従って、手持ちで操作するハンドシャワーを補助使
用しなくても、病人,高齢者,身体障害者等があまり介
助を必要とせずにシャワー浴することができたり、健康
な人でも疲労せずに長時間シャワー浴することができた
りすることになる。
【0076】また、シャワー浴する人Mの臀部,背部,
首部が当接する部分に保温用ヒータ9が備えられている
ため、冬期の使用始めの際等でも冷たい感触がなくなり
接触感覚が良好になる。
【0077】また、腰掛2への着座や腰掛2からの立上
がりの際には、手すり1hを掴んで安全,確実に動作す
ることができる。
【0078】なお、幕板1aがシャワー浴する人Mより
も大きく形成されてシャワーノズル1e,1f,1g,
1k,1lや手すり1h等が縁部に配置されているた
め、これ等がシャワー浴の邪魔になることはない。
【0079】さらに、この第1例では、図5に示すよう
にフード1mを突出させると、髪濡れを避けることがで
きる。
【0080】そして、このようなシャワー浴によって湯
水が背もたれ1,腰掛2に掛かっても、背もたれ1への
腰掛2の支持部分が劣化することがない。従って、長期
の使用が可能になり、耐久性能が高くなる。なお、シャ
ワー浴以外の入浴(例えば、湯水に背もたれ1への腰掛
2の支持部分が浸かるような場合)でも、劣化の不具合
が生ずることがない。
【0081】図6は、本発明に係る入浴装置の実施の形
態(3)を示すものである。
【0082】この実施の形態では、前述の実施の形態
(2)のシャワーノズル1gの一部に自在アーム1oを
備え、湯水の噴射方向,噴射角度等を自由に調整できる
ようにしてある。
【0083】この実施の形態によると、湯水の噴射範囲
を調整することができるため、体全体により確実に湯水
を掛けることができる。
【0084】図7は、本発明に係る入浴装置の実施の形
態(4)を示すものである。
【0085】この実施の形態では、背もたれ1の幕板1
aの下縁部に足踏ペダル11を備えて前記間隙Sに収容
したガスシリンダ12を制御するように構成して、腰掛
2を支持するアーム13をガスシリンダ12で昇降する
ようにしてある。
【0086】この実施の形態によると、シャワー浴する
人Mの座高に対応して、腰掛2の上下位置を調整するこ
とができる。従って、シャワー浴する人Mの体格にかか
わらず、好適な部位への湯水の噴射を得ることができる
汎用性が生ずる。
【0087】図8,図9は、本発明に係る入浴装置の実
施の形態(5)を示すものである。
【0088】この実施の形態では、腰掛2を座板部2a
と脚板部2bとから構成してヒンジ2cで連結して折畳
み可能にしてある。また、背もたれ1の幕板1aに折畳
まれた腰掛2を収納する収納部1pを設けてある。な
お、収納部1pには、座板部2aを上下にスライド可能
にするスライド用溝1qと、座板部2aを幕板1aから
突出保持するロック片1rとが設けられている。
【0089】この実施の形態によると、立ったままシャ
ワー浴する場合等の腰掛2が不要なときに、腰掛2を背
もたれ1に折畳み収納して邪魔にならないようにするこ
とができる。
【0090】図10,図11は、本発明の設備例を示し
たもので、背もたれ1をL字形,コ字形に延長してユニ
ット室化することもできる。なお、背もたれ1の延長部
分には、オーディオ機器等の各種機器14を装備するこ
とが可能である。
【0091】以上、図示した実施の形態の外に、 ユニ
ット化して浴室等の施工の際に組込むこともできるし、
浴室等の施工の後に増設施工することもできる。
【0092】
【発明の効果】 以上のように、本発明に係る入浴装置
は、請求項1〜3について、背もたれを大型浴槽の側壁
に取付ける等により設置壁面を選択することができ、腰
掛の背もたれへの支持部分に湯水との接触で劣化するよ
うな部材が設けられていないため、シャワー浴以外の入
浴形態にも適用することができて耐久性能が高く長期の
使用が可能になる効果がある。
【0093】さらに、請求項4〜23について、シャワ
ーノズルの一部から噴射された湯水が体の側部,前部に
掛かるため、腰掛に着座した人の体全体に湯水が噴射さ
れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る入浴装置の実施の形態(1)を
示す斜視図である。
【図2】 図1の縦断面図である。
【図3】 本発明に係る入浴装置の実施の形態(2)を
示す設備状態の斜視図である。
【図4】 図1の要部の拡大断面図である。
【図5】 図1の他の要部の動作図である。
【図6】 本発明に係る入浴装置の実施の形態(3)を
示す設備状態の斜視図である。
【図7】 本発明に係る入浴装置の実施の形態(4)を
示す設備状態の要部の断面図である。
【図8】 本発明に係る入浴装置の実施の形態(5)を
示す設備状態の要部の断面図である。
【図9】 図8の正面図である。
【図10】本発明の設備例を示す簡略化した斜視図であ
る。
【図11】図10の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 背もたれ 1e,1f,1g,1k,1l シャワーノズル 1h 手すり 2 腰掛 9 保温用ヒータ

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背もたれと腰掛とを備えた入浴装置にお
    いて、背もたれ,腰掛が一体成形され、背もたれの表側
    に腰掛が配置され背もたれの裏側が設置壁面への取付面
    となっていることを特徴とする入浴装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の入浴装置において、背もたれ
    は腰掛に着座する人の体幅よりも広幅に形成され、背も
    たれの側縁部に手すりが取付けられていることを特徴と
    する入浴装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の入浴装置において、
    背もたれと腰掛とに保温用ヒータが内蔵されていること
    を特徴とする入浴装置。
  4. 【請求項4】 背もたれと腰掛とを備え、背もたれに湯
    水を噴射するシャワーノズルが複数個取付けられてなる
    入浴装置において、背もたれは腰掛に着座する人の体幅
    よりも広幅に形成され、シャワーノズルの一部は腰掛に
    着座した人の側方から湯水を噴射するように背もたれの
    側縁部に配置されていることを特徴とする入浴装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の入浴装置において、腰掛は上
    下位置が調整可能であることを特徴とする入浴装置。
  6. 【請求項6】 請求項4の入浴装置において、腰掛は背
    もたれに折畳み収納可能であることを特徴とする入浴装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかの入浴装置にお
    いて、背もたれの側縁部に手すりが取付けられているこ
    とを特徴とする入浴装置。
  8. 【請求項8】 背もたれと腰掛とを備え、背もたれに湯
    水を噴射するシャワーノズルが複数個取付けられてなる
    入浴装置において、背もたれは腰掛に着座する人の体幅
    よりも広幅に形成され、シャワーノズルの一部は腰掛に
    着座した人の側方から湯水を噴射するように背もたれの
    側縁部に配置され、背もたれと腰掛とに保温用ヒータが
    内蔵されていることを特徴とする入浴装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の入浴装置において、腰掛は上
    下位置が調整可能であることを特徴とする入浴装置。
  10. 【請求項10】 請求項8の入浴装置において、腰掛は
    背もたれに折畳み収納可能であることを特徴とする入浴
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれかの入浴装置
    において、背もたれの側縁部に手すりが取付けられてい
    ることを特徴とする入浴装置。
  12. 【請求項12】 背もたれと腰掛とを備え、背もたれに
    湯水を噴射するシャワーノズルが複数個取付けられてな
    る入浴装置において、背もたれは腰掛に着座する人の体
    幅よりも広幅で座高よりも背高に形成され、シャワーノ
    ズルの一部は腰掛に着座した人の側方から湯水を噴射す
    るように背もたれの側縁部に配置され、シャワーノズル
    の他の一部は腰掛に着座した人の上方からうたせ湯式に
    湯水を噴射するように背もたれの上縁部に配置されてい
    ることを特徴とする入浴装置。
  13. 【請求項13】 請求項12の入浴装置において、腰掛
    は上下位置が調整可能であることを特徴とする入浴装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項12の入浴装置において、腰掛
    は背もたれに折畳み収納可能であることを特徴とする入
    浴装置。
  15. 【請求項15】 請求項12〜14のいずれかの入浴装
    置において、背もたれの側縁部に手すりが取付けられて
    いることを特徴とする入浴装置。
  16. 【請求項16】 背もたれと腰掛とを備え、背もたれに
    湯水を噴射するシャワーノズルが複数個取付けられてな
    る入浴装置において、背もたれは腰掛に着座する人の体
    幅よりも広幅で座高よりも背高に形成され、シャワーノ
    ズルの一部は腰掛に着座した人の側方から湯水を噴射す
    るように背もたれの側縁部に配置され、シャワーノズル
    の他の一部は腰掛に着座した人の上方から霧状に湯水を
    噴射するように背もたれの上縁部に配置されていること
    を特徴とする入浴装置。
  17. 【請求項17】 請求項16の入浴装置において、腰掛
    は上下位置が調整可能であることを特徴とする入浴装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項16の入浴装置において、腰掛
    は背もたれに折畳み収納可能であることを特徴とする入
    浴装置。
  19. 【請求項19】 請求項16〜18のいずれかの入浴装
    置において、背もたれの側縁部に手すりが取付けられて
    いることを特徴とする入浴装置。
  20. 【請求項20】 背もたれと腰掛とを備え、背もたれに
    湯水を噴射するシャワーノズルが複数個取付けられてな
    る入浴装置において、背もたれは腰掛に着座する人の体
    幅よりも広幅で座高よりも背高に形成され、シャワーノ
    ズルの一部は腰掛に着座した人の側方から湯水を噴射す
    るように背もたれの側縁部に配置され、背もたれの上縁
    部に腰掛に着座した人の頭部を覆うフードが出没可能に
    取付けられていることを特徴とする入浴装置。
  21. 【請求項21】 請求項20の入浴装置において、腰掛
    は上下位置が調整可能であることを特徴とする入浴装
    置。
  22. 【請求項22】 請求項20の入浴装置において、腰掛
    は背もたれに折畳み収納可能であることを特徴とする入
    浴装置。
  23. 【請求項23】 請求項20〜22のいずれかの入浴装
    置において、背もたれの側縁部に手すりが取付けられて
    いることを特徴とする入浴装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007116832A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Toto Ltd. シャワー浴装置
JP2017205136A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 修三 山下 トリプルシャワーヘッド

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