JP2000104430A - 自動車用フードロック構造 - Google Patents

自動車用フードロック構造

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JP2000104430A
JP2000104430A JP27370198A JP27370198A JP2000104430A JP 2000104430 A JP2000104430 A JP 2000104430A JP 27370198 A JP27370198 A JP 27370198A JP 27370198 A JP27370198 A JP 27370198A JP 2000104430 A JP2000104430 A JP 2000104430A
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JP
Japan
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latch
hood
secondary latch
hood lock
striker
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JP27370198A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Yamashita
哲生 山下
Akira Itakura
板倉  章
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フードロックのセカンダリーラッチの操作性
を向上し、セカンダリーラッチの材料費を低減する。 【解決手段】 フロントエンド3の上縁部分に、上向に
開いた操作用切欠4を設ける。フロントフード1のスト
ライカー10と係脱するセカンダリーラッチ40に、横
向板状の前方突出部46をラッチ部43よりも前方に突
出して設け、縦向板状の上方突出部47を前方突出部4
6の前端から上方に突出して設け、横向板状の操作部4
8を上方突出部47の上端から前方に突出して設ける。
操作部48を操作用切欠4に配置し、上方突出部47に
より操作用切欠4の後方を閉鎖する。フロントフード1
の前縁部分とフロントエンド3との隙間Sに手指を差し
込んでセカンダリーラッチ40を操作する際に、手探り
で容易に操作部48を探すことができ、手指を奥まで差
し込まなくても操作部48を操作することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のフロント
エンドの後側のフロントクロスメンバーに取り付けられ
るフードロックと、フロントフードに取り付けられるス
トライカーとが備えられ、フードロックに、手指により
操作される鍔状の操作部を有するセカンダリーラッチが
設けられた自動車用フードロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8、9に示すように、自動車のフロン
トエンド(フロントグリル、フロントバンパー等)10
3の後側のフロントクロスメンバー2には、フードロッ
ク120が取り付けられ、フロントフード1の前縁部分
には、ストライカー10が取り付けられている。そし
て、フードロック120には、車室内から操作されるプ
ライマリーラッチ30(図4参照)と車室外から操作さ
れるセカンダリーラッチ140とが設けられており、プ
ライマリーラッチ30又はセカンダリーラッチ140が
ストライカー10に係合すると、フロントフード1の前
縁部分が係止され、プライマリーラッチ30がストライ
カー10から離脱し、更に、セカンダリーラッチ140
がストライカー10から離脱すると、フロントフード1
の前縁部分が解放されるように構成されている。
【0003】セカンダリーラッチ140は、フロントク
ロスメンバー2に固定されるベース22に、ピン(回動
軸)27を介して回動自在に支持されている。そして、
セカンダリーラッチ140には、ピン27が配置される
基部141と、基部141の一方の横側から上方に突出
したラッチレバー142と、基部141の他方の横側か
ら上方に突出した操作レバー145とが一体に形成され
ており、ラッチレバー142の上端に、ストライカー1
0に係脱する鍔状のラッチ部43が横内側に突出して設
けられ、操作レバー145の上端に、手指により操作さ
れる縦向鍔状の操作部148が、側縁のフランジ部分か
ら前方に突出して設けられている。そして、ラッチ部4
3がストライカー10と係合した状態では、フロントフ
ード1の前縁部分がフロントエンド103と隙間Sを開
けた状態で係止され、フロントフード1の前縁部分とフ
ロントエンド103との隙間Sから操作者が手指を差し
込んで操作部148を介してセカンダリーラッチ140
を回動させると、ラッチ部43がストライカー10から
離脱して、フロントフード1の前縁部分が解放されるよ
うに構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】自動車のフロントエン
ド103の上縁は操作者の目の位置より下方に配置され
ており、操作者は、フロントフード1の前縁部分とフロ
ントエンド103との隙間Sから手指を差し込んで、手
探りで操作部148を探すようにしてセカンダリーラッ
チ140を操作しなけらばならない。ところが、フロン
トエンド103の上縁は横向直線状に形成され、フード
ロック120のセカンダリーラッチ140の操作部14
8はフロントエンド103の上縁部分よりも後方に配置
されているため、セカンダリーラッチ140を操作する
際には、手指をフロントエンド103の上縁よりも奥ま
で(エンジンルーム内に)差し込む必要があるため、操
作性が悪く、また、セカンダリーラッチ140の操作部
148の配置は車種により異なっているため、操作部1
48の配置を知らない操作者にとっては特に操作し難い
等の問題があった。
【0005】また、セカンダリーラッチ140のラッチ
レバー142は、ラッチ部43をピン(回動軸)27よ
りも上方に配置するように上下に長く形成されるため、
セカンダリーラッチ140に加工される板状中間品のラ
ッチレバー構成部分は、上下方向の長さを大きくする必
要があり、一方、操作部148は、操作レバー145の
側縁のフランジ部分から前方に突出した縦向板状に形成
されるため、板状中間品の操作レバー構成部分は横方向
の幅を大きくする必要がある。従って、セカンダリーラ
ッチ140に加工される板状中間品は、上下方向、横方
向に広がった形状になるため、このような板状中間品を
板状素材から製作する場合、板状素材の無駄になる部分
が多く、すなわち、歩留りが悪くなり、セカンダリーラ
ッチ140の材料費が高くなる等の問題があった。
【0006】本発明は、このような問題に鑑み、フード
ロックのセカンダリーラッチを容易に操作することがで
きると共に、セカンダリーラッチの材料費を低減するこ
とができる自動車用フードロック構造を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、自動車のフロントエンドの後側のフロントクロスメ
ンバーに取り付けられるフードロックと、フロントフー
ドに取り付けられるストライカーとが備えられ、フード
ロックには、フロントクロスメンバーに固定されるベー
スと、ベースに回動軸を介して回動自在に支持されたセ
カンダリーラッチとが設けられ、セカンダリーラッチに
は、ストライカーに係脱する鉤状のラッチ部と、手指に
より操作される鍔状の操作部とが一体に形成され、ラッ
チ部がストライカーに係合するとフロントフードが係止
され、フロントフードの前縁部分とフロントエンドとの
隙間から操作者が手指を差し込んで操作部を介してセカ
ンダリーラッチを回動させると、ラッチ部がストライカ
ーから離脱してフロントフードが解放される自動車用フ
ードロック構造において、フロントエンドの上縁部分に
は、上向に開いた操作用切欠が設けられ、セカンダリー
ラッチには、前方突出部がラッチ部よりも前方に突出し
て設けられ、上方突出部が、前方突出部の前端から上方
に突出して操作用切欠の後方を閉鎖するように設けら
れ、操作部は、上方突出部の上端から前方に突出して操
作用切欠に配置されるように設けられた構成となってい
る。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、フロント
フードの前縁部分とフロントエンドとの隙間に手指を差
し込んでセカンダリーラッチを操作する際に、フロント
エンドの上縁部分に操作用切欠が設けられ、セカンダリ
ーラッチの操作部が前方突出部を介して操作用切欠に配
置されているため、手探りで容易に操作部を探すことが
でき、手指を奥方まで差し込まなくても操作部を操作す
ることができる。また、フロントエンドの操作用切欠の
後方がセカンダリーラッチの上方突出部により閉鎖され
ているため、手指が必要以上に奥まで差し込まれること
を防止することができ、セカンダリーラッチの操作性が
向上する。
【0009】また、請求項2に記載の発明においては、
セカンダリーラッチは、縦向板状の基部構成部分と基部
構成部分から上方に直線形に突出した縦向板状のラッチ
レバー構成部分及び操作レバー構成部分とを有する板状
中間品から製作され、回動軸は、基部構成部分に配置さ
れ、ラッチ部は、ラッチレバー構成部分の上端に形成さ
れ、前方突出部、上方突出部および操作部は、操作レバ
ー構成部分の曲げ加工により、それぞれ横向板状、縦向
板状、横向板状に形成されている。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、前方突出
部、上方突出部、操作部に加工される操作レバー構成部
分が、基部構成部分からラッチレバー構成部分と同一側
に直線形に突出して形成されるため、セカンダリーレバ
ーに加工される板状中間品の横方向の長さを比較的小さ
くすることができ、従って、板状素材から多数の板状中
間品を製作することができるため、セカンダリーラッチ
の材料費を低減することができる。また、操作部が横向
板状に形成されているため、操作部を上方に押し上げる
ようにして、セカンダリーラッチを一層容易に操作する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
るフードロック構造の二次係止状態を示す側面図、図2
は、図1のA矢視図である。図3は、図1のフードロッ
ク構造の一次係止状態を示す側面図、図4は、図3のB
矢視図である。そして、図5は、図1中のセカンダリー
ラッチの側面図(a)、正面図(b)、平面図(c)で
あり、図6は、図5のセカンダリーラッチに加工される
板状中間品の正面図である。また、図7は、図1のフー
ドロック構造が適用される自動車の斜視図である。
【0012】図7に示すように、本発明の実施の形態に
係るフードロック構造が適用される自動車には、フロン
トフード1が、前縁側を上下に昇降させる形で後縁側を
回動自在に支持されて、フロントエンド(フロントグリ
ル、フロントバンパー等)3の後方のエンジンルームの
上方を開閉するように設けられている。そして、図1、
3に示すように、フロントフード1の前縁部分は、フロ
ントエンド3との間に隙間Sを開けた状態(二次係止状
態)か、完全に閉まった状態(一次係止状態)で、フロ
ントエンド3の後方のフロントクロスメンバー2に係止
されるように構成されている。なお、フロントクロスメ
ンバー2には、高熱部品であるラジエーター(図示省
略)等が支持される。
【0013】フロントフード1の前縁部分の下面(内
面)には、前後向の被係止部と上下向の突出部とからな
る略コ字形のストライカー10が下方(内方)に突出し
て設けられている。そして、フロントエンド3の後側の
フロントクロスメンバー2には、フードロック20が、
フロントフード1のストライカー10と係脱するように
取り付けられている。また、図1、2に示すように、フ
ロントエンド3の上縁部分には、上向に開いた操作用切
欠4が設けられている。なお、フロントエンド3の上縁
部分は、一次係止状態ではフロントフード1の前縁部分
により前方から覆われ、二次係止状態ではフロントフー
ド1の前縁部分との隙間Sから前方に露出する。
【0014】図1〜4に示すように、フードロック20
は、ベース22、プライマリーラッチ30、セカンダリ
ーラッチ40等をもって構成されている。ベース22に
は、上下に長く上向に開いたストライカー挿入切欠24
を有する縦向板状のラッチ支持部23と、ラッチ支持部
23の上端、下端から後方に突出した横向板状の突出部
28、28、29と、突出部28、28、29の後端か
ら上向又は下向に突出した縦向板状のフランジ部28
f、28f、29fとが一体に形成されている。そし
て、ベース22は、ラッチ支持部23をフロントエンド
3の上端部分とフロントクロスメンバー2の上端部分と
の間に配置するように、フロントクロスメンバー2の上
端部分前面にフランジ部28f、28f、29fを介し
て固定されており、ラッチ支持部23のストライカー挿
入切欠24に、フロントフード1のストライカー10
(前後向の被係止部)が、ラッチ支持部23を前後に横
切る形で挿入されるようになっている。
【0015】そして、図4に示すように、ベース22の
ラッチ支持部23の後面側には、プライマリーラッチ3
0、ポール32、スプリング34、36、フードロック
ケーブル38等が取り付けられており、プライマリーラ
ッチ30は、ポール32、スプリング34と相俟って、
ストライカー10(被係止部)をストライカー挿入切欠
24の下端部分に係止し(一次係止状態にし)、フード
ロックケーブル38は、ポール32、スプリング36と
相俟って、一次係止状態を解除するように構成されてい
る。そして、図2に示すように、ラッチ支持部23の前
面側には、セカンダリーラッチ40、スプリング49等
が取り付けられており、セカンダリーラッチ40は、ス
プリング49と相俟って、ストライカー10(被係止
部)をストライカー挿入切欠24の上端部分に係止する
(二次係止状態にする)ように構成されている。
【0016】図5に示すように、フードロック20のセ
カンダリーラッチ40には、回動支持孔41aを有する
縦向板状の基部(回動支持部)41と、基部41の一方
の横側から上方に突出した直線形縦向板状のラッチレバ
ー42と、基部41の他方の横側から前上方に突出した
屈曲板状の操作レバー45とが一体に形成されている。
そして、ラッチレバー42の上端には、鉤状のラッチ部
43が横内側(回動支持孔41a側)に突出して設けら
れており、また、ラッチレバー42から基部41にかけ
て、ビード44が設けられている。そして、操作レバー
45には、横向板状の前方突出部46が基部41よりも
(ラッチ部43よりも)前方に突出して設けられ、その
前端から縦向板状の上方突出部47が上方に突出して設
けられ、その前端から横向板状(鍔状)の操作部48が
前方に突出して設けられている。そして、操作レバー4
5は、屈曲した前方突出部46、上方突出部47、操作
部48を上下に展開させた場合には、ラッチレバー42
と同様に、基部41から上方に突出した直線形縦向板状
になるように形成されている。
【0017】そして、図1、2に示すように、セカンダ
リーラッチ40は、基部41の回動支持孔41aを介し
て、ベース22のストライカー挿入切欠24の下方のピ
ン(回動軸)27により横方向へ回動自在に支持されて
おり、セカンダリーラッチ40の回動により、ラッチ部
43が、ストライカー挿入切欠24の前上部に対して横
側から突出後退して、ストライカー10(被係止部)と
係脱するように構成されている。そして、セカンダリー
レバー40は、ラッチ部43がストライカー挿入切欠2
4の前上部に突出する側(ストライカー10と係合する
側)へスプリング49により付勢されている。また、操
作部48は、フロントエンド3の上縁部分の操作用切欠
4に配置され、上方突出部47は、操作用切欠4の後方
を閉鎖するように配置されている。
【0018】また、図6に示すように、セカンダリーラ
ッチ40に加工される板状中間品50には、縦向板状の
基部構成部分51と、基部構成部分51の一方の横側か
ら上方に直線形に突出した縦向板状のラッチレバー構成
部分52と、基部構成部分51の他方の横側から上方に
直線形に突出した縦向板状の操作レバー構成部分55と
が一体に形成されている。そして、基部構成部分51、
ラッチレバー構成部分52、操作レバー構成部分55
は、それぞれ、基部41、ラッチレバー42、操作レバ
ー45に加工されるようにようになっている。即ち、回
動支持孔41aは、基部構成部分51に設けられ、ラッ
チ部43は、ラッチレバー構成部分52の上端に設けら
れ、操作レバー45の前方突出部46、上方突出部4
7、操作部48は、それぞれ、操作レバー構成部分55
を折曲位置56、57、58で曲げ加工することによっ
て製作される。
【0019】即ち、セカンダリーラッチ40の前方突出
部46、上方突出部47、操作部48を、それぞれ横向
板状、縦向板状、横向板状に形成することによって、前
方突出部46、上方突出部47、操作部48に加工され
る操作レバー構成部分55が、ラッチレバー構成部分5
2と同様に、基部構成部分51から上方に直線形に突出
して形成されるため、板状中間品50の横方向の長さを
比較的(操作部を縦向板状に形成する場合と比較して)
小さくすることができ、従って、板状素材から多数の板
状中間品50を製作することができるため、セカンダリ
ーラッチ40の材料費を低減することができる。なお、
セカンダリーラッチ40を支持するピン(回動軸)27
はストライカー挿入切欠24の下方に配置され、セカン
ダリーラッチ40のラッチ部43はストライカー挿入切
欠24の前上部に配置されるため、ラッチレバー42は
上下に長く形成する必要がある。従って、板状中間品5
0はラッチレバー構成部分52により上下方向の長さが
大きくなるため、操作レバー構成部分55が上下に長く
ても板状中間品50を小型化することができる。
【0020】このように構成されるフードロック構造に
おいて、フロントフード1をプライマリーラッチ30に
よる一次係止状態から解除するには、操作者は、車室内
からフードロックケーブル38を操作して、ポール3
2、スプリング36を介してプライマリーラッチ30を
回動させ、プライマリーラッチ30をストライカー10
から離脱させる(図3、4参照)。すると、ストライカ
ー10(被係止部)はストライカー挿入切欠24の上端
部分へ移動してセカンダリーラッチ40のラッチ部43
の下側に係止され、フロントフード1は二次係止状態に
なり、フロントフード1の前縁部分とフロントエンド3
との間には隙間Sが形成される(図1、2参照)。
【0021】そして、フロントフード1をセカンダリー
ラッチ40による二次係止状態から解除するには、操作
者は、フロントフード1の前縁部分とフロントエンド3
との隙間Sから手指を差し込んで、手指により操作部4
8を介してセカンダリーラッチ40を回動させるように
して、車室外からセカンダリーラッチ40を操作し、セ
カンダリーラッチ40のラッチ部43をストライカー1
0から離脱させる。この際、フロントエンド3の上縁部
分には操作用切欠4が設けられ、セカンダリーラッチ4
0の操作部48は操作用切欠4に配置されているため、
操作部48を容易に手探りで探すことができ、手指を奥
まで差し込まなくても操作部48を操作することができ
る。また、セカンダリーラッチ40の上方突出部47に
よりフロントエンド3の操作用切欠4の後方が閉鎖され
ているため、手指を必要以上に奥まで差し込むことを防
止することができ、セカンダリーラッチ40の操作性が
向上する。また、操作部48は横向板状に形成されてい
るので、操作部48を上方に押し上げるようにして、セ
カンダリーラッチ40を容易に操作することができる。
【0022】以上、本発明の実施の形態について述べた
が、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではな
い。例えば、上述の実施の形態では、板状中間品の直線
形板状の操作レバー構成部分を曲げ加工して、セカンダ
リーラッチの操作レバーの前方突出部、上方突出部、操
作部を、それぞれ、横向板状、縦向板状、横向板状に形
成した場合について述べたが、前方突出部、上方突出
部、操作部は、それぞれ、ラッチ部より前方に突出し、
操作用切欠の後方を閉鎖し、操作用切欠に配置されれ
ば、どのように構成してもよい。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、フロン
トフードの前縁部分とフロントエンドとの隙間に手指を
差し込んでセカンダリーラッチを操作する際に、フロン
トエンドの上縁部分に操作用切欠が設けられ、セカンダ
リーラッチの操作部が前方突出部を介して操作用切欠に
配置されているため、手探りで容易に操作部を探すこと
ができ、手指を奥まで差し込まなくても操作部を操作す
ることができる。また、フロントエンドの操作用切欠の
後方がセカンダリーラッチの上方突出部により閉鎖され
ているため、手指が必要以上に奥まで差し込まれること
を防止することができ、セカンダリーラッチの操作性が
向上する。
【0024】また、請求項2に記載の発明によれば、前
方突出部、上方突出部、操作部に加工される操作レバー
構成部分が、基部構成部分からラッチレバー構成部分と
同一側に直線形に突出して形成されるため、セカンダリ
ーレバーに加工される板状中間品の横方向の長さを比較
的小さく形成することができ、従って、板状素材から多
数の板状中間品を製作することができるため、セカンダ
リーラッチの材料費を低減することができる。また、操
作部が横向板状に形成されているため、操作部を上方に
押し上げるようにして、セカンダリーラッチを一層容易
に操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るフードロック構造の
二次係止状態を示す側面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図1のフードロック構造の一次係止状態を示す
側面図である。
【図4】図3のB矢視図である。
【図5】図1中のセカンダリーラッチの側面図(a)、
正面図(b)、平面図(c)である。
【図6】図5のセカンダリーラッチに加工される板状中
間品の正面図である。
【図7】図1のフードロック構造が適用される自動車の
斜視図である。
【図8】従来のフードロック構造の二次係止状態を示す
側面図である。
【図9】図8のC矢視図である。
【符号の説明】
1 フロントフード 2 フロントクロスメンバー 3 フロントエンド(フロントグリル、フロントバンパ
ー) 4 操作用切欠 10 ストライカー 20 フードロック 22 ベース 23 ラッチ支持部 24 ストライカー挿入切欠 27 ピン(回動軸) 28、29 突出部 28f、29f フランジ部 30 プライマリーラッチ 32 ポール 34、36 スプリング 38 フードロックケーブル 40 セカンダリーラッチ 41a 回動支持孔 42 ラッチレバー 43 ラッチ部 44 ビード 45 操作レバー 46 前方突出部 47 上方突出部 48 操作部 49 スプリング 50 板状中間品 51 基部構成部分 52 ラッチレバー構成部分 55 操作レバー構成部分 56、57、58 折曲位置 S 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のフロントエンドの後側のフロン
    トクロスメンバーに取り付けられるフードロックと、フ
    ロントフードに取り付けられるストライカーとが備えら
    れ、前記フードロックには、前記フロントクロスメンバ
    ーに固定されるベースと、前記ベースに回動軸を介して
    回動自在に支持されたセカンダリーラッチとが設けら
    れ、前記セカンダリーラッチには、前記ストライカーに
    係脱する鉤状のラッチ部と、手指により操作される鍔状
    の操作部とが一体に形成され、前記ラッチ部が前記スト
    ライカーに係合すると前記フロントフードが係止され、
    前記フロントフードの前縁部分と前記フロントエンドと
    の隙間から操作者が手指を差し込んで前記操作部を介し
    て前記セカンダリーラッチを回動させると、前記ラッチ
    部が前記ストライカーから離脱して前記フロントフード
    が解放される自動車用フードロック構造において、前記
    フロントエンドの上縁部分には、上向に開いた操作用切
    欠が設けられ、前記セカンダリーラッチには、前方突出
    部が前記ラッチ部よりも前方に突出して設けられ、上方
    突出部が、前記前方突出部の前端から上方に突出して前
    記操作用切欠の後方を閉鎖するように設けられ、前記操
    作部は、前記上方突出部の上端から前方に突出して前記
    操作用切欠に配置されるように設けられたことを特徴と
    する自動車用フードロック構造。
  2. 【請求項2】 セカンダリーラッチは、縦向板状の基部
    構成部分と前記基部構成部分から上方に直線形に突出し
    た縦向板状のラッチレバー構成部分及び操作レバー構成
    部分とを有する板状中間品から製作され、回動軸は、前
    記基部構成部分に配置され、ラッチ部は、前記ラッチレ
    バー構成部分の上端に形成され、前方突出部、上方突出
    部および操作部は、前記操作レバー構成部分の曲げ加工
    により、それぞれ横向板状、縦向板状、横向板状に形成
    されたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用フー
    ドロック構造。
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JP2010163767A (ja) * 2009-01-14 2010-07-29 Hino Motors Ltd フードロック装置
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