JP2000104148A - 耐摩耗性金属複合体 - Google Patents

耐摩耗性金属複合体

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JP2000104148A
JP2000104148A JP10278391A JP27839198A JP2000104148A JP 2000104148 A JP2000104148 A JP 2000104148A JP 10278391 A JP10278391 A JP 10278391A JP 27839198 A JP27839198 A JP 27839198A JP 2000104148 A JP2000104148 A JP 2000104148A
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waste sand
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casting
resistant metal
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JP10278391A
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English (en)
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Katsumi Takagi
克己 高木
Shuji Inoue
修次 井上
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた耐摩耗性を有し、かつ、安価に製造す
ることができる、耐摩耗性金属複合体を提供する。 【解決手段】 鋳物廃砂11を所定形状に成形してなる
多孔質の鋳物廃砂成形体1と、鋳物廃砂成形体1の内部
の空隙内に含浸された金属2とよりなる。耐摩耗性金属
複合体7の表面には、鋳物廃砂が露出している。鋳物廃
砂成形体は、その内部に、アルミナ繊維等の無機繊維1
2を含浸していることが好ましい。金属2としては、例
えばアルミニウム等を用いる。した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のシリン
ダブロック、ピストンや、制動装置であるディスクブレ
ーキロータ等の耐摩耗性が必要とされる部材に用いられ
る耐摩耗性金属複合体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関のシリンダブロック、ピ
ストンや、ディスクブレーキロータ等の摺動部には、耐
摩耗性金属複合体が用いられている。かかる耐摩耗性金
属複合体としては、従来、例えば、特開平6−3224
59号公報に開示されているごとく、アルミナ短繊維及
びムライト粒子からなる強化材をアルミニウムに添加し
て耐摩耗性を向上させた摺動部材がある。
【0003】また、米国特許5228494号には、ア
ルミニウム溶湯にグラファイト、フライアッシュ、オイ
ルアッシュ等の強化粒子を混合して耐摩耗性を向上させ
た金属複合体が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の耐摩耗性金属複合体においては、以下の問題があ
る。即ち、前者の摺動部材においては、アルミナ短繊
維、ムライト粒子のコストが高い。そのため、低コスト
で耐摩耗性金属複合耐を製造することは困難である。
【0005】また、後者の金属複合体は、鋳造時に強化
粒子が沈殿して強化粒子の濃度格差が生じないようにす
るため、強化粒子を含むアルミニウム溶湯を金型内に注
ぐとともにこれを攪拌しなければならない。そのため、
溶解時の操作が煩雑となる。
【0006】更に、金属複合体の全体を米国特許522
8494号に開示されている方法により強化する方法も
あるが、この場合には、金属複合体の不必要な部分まで
加工しなければならず、難削性となる。
【0007】本発明はかかる従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、優れた耐摩耗性を有し、かつ、安価に製
造することができる、耐摩耗性金属複合体を提供するこ
とを技術的課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るためになされた請求項1の発明は、鋳物廃砂を所定形
状に成形してなる多孔質の鋳物廃砂成形体と、該鋳物廃
砂成形体の内部の空隙内に含浸された金属とよりなり、
かつ上記鋳物廃砂が表面に露出していることを特徴とす
る耐摩耗性金属複合体である。
【0009】本発明の耐摩耗性金属複合体は、鋳物廃砂
を利用したものである。特に、産業廃棄物である鋳物廃
砂を利用することによりリサイクル又は省エネルギーに
貢献できる。
【0010】即ち、上記耐摩耗性金属複合体は、鋳物廃
砂を成形してなる鋳物廃砂成形体の内部に金属を含浸さ
せたものである。また、鋳物廃砂は主にSiOからな
っており、一般的に硬質物の粒状体である。従って、鋳
物廃砂を所望の体積率に凝集して多孔質状の鋳物廃砂成
形体とし、この鋳物廃砂成形体の骨組みを維持しつつ内
部に溶融金属を含浸させることにより、鋳物廃砂を所望
の位置に配置することが可能となる。特に金属複合体の
摺動面に鋳物廃砂を露出させることにより、金属複合体
の耐摩耗性を著しく向上させることができる。
【0011】そのため、上記金属複合体は、鋳物廃砂成
形体により強度が補強されるとともに、鋳物廃砂の持つ
硬質成分によって耐摩耗性も向上する。それ故、上記金
属複合体を摺動面に用いた場合には、優れた耐摩耗性を
発揮することができる。
【0012】また、鋳物廃砂成形体は耐摩耗性金属複合
体と同一形状でもよく、また耐摩耗性金属複合耐よりも
小さい形状でもよい。後者の場合は耐摩耗性金属複合体
における鋳物廃砂成形体が埋設された部分だけについて
特に耐摩耗性及び強度を高めることができる。
【0013】鋳物廃砂は、例えば、軽合金及び鋳鉄工場
等より出る産業廃棄物であり、非常に安価に入手でき
る。そのため、耐摩耗性金属複合体を安価に製造するこ
とができる。
【0014】本発明における耐摩耗性金属複合体は、鋳
物廃砂に金属を含浸させるものであるから、一種の鋳造
品である。また、本発明で使用する鋳物廃砂は、鋳造工
程において砂中子として使用するものや砂型の廃棄分で
ある。従って、鋳物廃砂が発生する鋳造工場内に上記耐
摩耗性金属複合体を製造するラインを敷設することで、
本発明で使用する鋳物廃砂の製造費用及び運搬費用も節
減でき、よりコスト低減に寄与することができる。
【0015】また、鋳物廃砂は、一般に1μm〜数百μ
mの粒径である。鋳物廃砂は、耐摩耗性金属複合体の均
一な特性を得るため、成形前に適当な大きさに分級して
用いることが好ましい。
【0016】例えば、鋳物廃砂の粒径が1〜100μm
である場合には、鋳物廃砂の凝集が少なくまた相手部材
に対する金属複合体の攻撃性が少ない摺動面が得られ
る。
【0017】一方、鋳物廃砂の粒径が1μm以下である
場合には、鋳物廃砂成形体中に鋳物廃砂の凝集が発生
し、摺動面にムラが生じるおそれがある。また、鋳物廃
砂の粒径が100μmを越える場合には、相手部材に対
する金属複合体の攻撃性が増加して、相手部材の摩耗が
増加するおそれがある。
【0018】また、請求項2の発明のように、上記鋳物
廃砂成形体は、その内部に無機繊維を含有していること
が好ましい。これにより、耐摩耗性金属複合体の耐摩耗
性を確保しつつ、鋳物廃砂成形体の成形性を向上させる
ことができる。
【0019】この場合、請求項3の発明のように、上記
無機繊維は、アルミナ繊維、アルミナ−シリカ繊維のい
ずれかであることが好ましい。アルミナ繊維、アルミナ
−シリカ繊維は、他の無機繊維よりもアスペクト比が大
きく、比較的耐摩耗性が優れているので、耐摩耗性金属
複合体の強度及び耐摩耗性をより一層高くすることがで
きる。
【0020】次に、請求項4の発明のように、上記金属
は、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、及
び銅(Cu)のグループから選ばれる1種又は2種以上
であることが好ましい。鋳物廃砂成形体に含浸する金属
を上記金属とすることにより、安価で軽量な耐摩耗性金
属複合体を得ることができる。
【0021】
【実施の形態】(実施形態例1)本発明の実施形態例に
かかる耐摩耗性金属複合体について、図1〜図4を用い
て説明する。
【0022】本例の耐摩耗性金属複合体7は、図1に示
すごとく、鋳物廃砂11を成形してなる多孔質の鋳物廃
砂成形体1と、鋳物廃砂成形体1の内部の空隙内に含浸
された金属2とよりなる。耐摩耗性金属複合体7の摺動
面70には、鋳物廃砂11が表面に露出する位置まで表
面切削を施してある。
【0023】耐摩耗性金属複合体7は、20重量%の鋳
物廃砂成形体1と、80重量%の金属2とからなる。
【0024】鋳物廃砂成形体1は、図2に示すように鋳
物廃砂11と、無機繊維12とからなる。鋳物廃砂の成
分は、Al5重量%、SiO90重量%、Fe
2重量%、CaO0.5重量%、その他(Mg
O、KO、NaO、TiO等)である。無機繊維
12としては、アルミナ繊維を用いる。また、金属2は
アルミ鋳物合金(JIS規格AC4CH)である。尚、
図中符号13はバインダーである。
【0025】次に、耐摩耗性金属複合体7の製造方法に
ついて説明する。
【0026】まず、鋳物廃砂を集塵機等から採取し、粒
径1〜40μmに分級する。次いで、鋳物廃砂11と無
機繊維12とを同量ずつ混合し、この混合物を例えばス
ラリー法により円盤の形状に成形して、図2に示すよう
な鋳物廃砂成形体1を得た。
【0027】次いで、図3に示すごとく、鋳物廃砂成形
体1を金型3のキャビティー30内に配置した。そし
て、キャビティー30内に溶融した金属2を注入し、キ
ャビティー30の上方から上型31により約600kg
/cmの圧力で加圧した。これにより、鋳物廃砂15
重量%とアルミナ繊維5重量%とからなる鋳物廃砂成形
体にアルミ鋳物合金を含浸させ、耐摩耗性金属複合体を
得た。
【0028】次に、得られた耐摩耗性金属複合体におい
て、使用すべき摺動面に予め鋳物廃砂11が露出してい
る場合はそのまま使用できるが、図4に示すように摺動
面が含浸金属で覆われているような場合には、この面を
切削して鋳物廃砂11を露出させて摺動面となし、図1
に示すような耐摩耗性金属複合体7とする。
【0029】(比較例)本例の耐摩耗性金属複合体は、
鋳物廃砂を用いることなくアルミナ−シリカ粒子10重
量%と、アルミナ繊維5重量%にアルミダイカスト合金
(JIS規格ADC12)85重量%を含浸させたもの
である。
【0030】(実験例)本例においては、上記実施形態
例1及び比較例にて製造した耐摩耗性金属複合体の耐摩
耗性評価及び相手攻撃性評価を行った。評価に当って
は、両耐摩耗性金属複合体の摺動面と相手材とを摺動さ
せ、耐摩耗性金属複合体の摩耗痕から測定される摩耗
量、及び、相手材の重量変化を測定し、摩耗量を耐摩耗
性の、相手材の重量変化を相手攻撃性の評価の指標とし
た。
【0031】測定は図5に示すリング・オン・ブロック
摩耗試験機5を用いて行った。即ち、耐摩耗性金属複合
体7を固定具51に固定し、2.5lbの荷重を与え、
この荷重が付与された状態で、耐摩耗性金属複合体7の
摺動面70に回転運動する相手部材56を押し付けて摺
動させた。相手部材56は、回転速度1100rpmで
回転させた。相手部材56としては、高クロム鋼にガス
窒化処理をしてなるピストンリングを想定した材料を用
いた。このようにして、耐摩耗性金属複合体7に発生し
た摩耗痕を工具顕微鏡により測定し、摩耗量を求めた。
【0032】また、相手部材について上記摩耗試験を行
う前後の重量変化を測定し、その差(摩耗量)から摺動
による相手部材56への相手攻撃性を求めた。耐摩耗性
金属複合体の摺動面に対して相手部材を摺動させる摺動
時間は60分間とした。実施形態例1と比較例の耐摩耗
性金属複合体の組成及び、上記実験結果を、表1に示
す。
【0033】表1より知られるように、実施形態例1の
耐摩耗性金属複合体7(実施形態例1)は、摩耗痕が
0.657(mm)と低かった。また、相手部材56の
摩耗量は0.1mg以下と少なかった。これに対し、比
較例のものは、摩耗痕が0.833mm、相手部材56
の摩耗量が0.9mgと大きく、耐摩耗性において実施
形態例1のものよりも劣ることが明らかである。
【0034】このように、実施形態例の耐摩耗性金属複
合体が上記のごとく優れた性質を有するのは、以下の理
由によるものと考えられる。即ち、図1に示すごとく、
耐摩耗性金属複合体7は、硬質物である鋳物廃砂11及
び無機繊維12の一部が摺動面70に露出して分散して
いるため、耐摩耗性金属複合体自身の摩耗量が少なくな
る。また、鋳物廃砂はアルミナ−シリカ粒子に比べ硬さ
が低いため、相手攻撃性にも優れていると考えられる。
【0035】
【表1】
【0036】(実施形態例2)本例は、本発明にかかる
耐摩耗性金属複合体を、内燃機関のエンジンブロックの
一部に適用した応用例である。
【0037】上記エンジンブロックの製造方法を説明す
ると、まず、図6に示すごとく、ダイカスト鋳造に使用
するエンジンブロック鋳造用の金型6を準備する。該金
型6は、固定型62と可動型61とからなり、これらの
内側にはキャビティ610が設けられている。また、固
定型62と可動型61とは、支持板602、601によ
り支持されている。
【0038】キャビティ610には、シリンダ部及びロ
ア部を形成するための中子611、612が配置されて
いる。シリンダ部形成用の中子611は、可動型61に
固定される。ロア部形成用の中子612は、固定型62
に固定される。固定型62には、溶融した金属2を注入
するための注入口627が開口している。
【0039】一方、鋳物廃砂と短繊維とを、実施形態例
1と同様に混合し、成形して鋳物廃砂成形体1を得る。
鋳物廃砂成形体1は円筒形状であり、エンジンブロック
のシリンダ部の内径とほぼ同形状の内径を有する。
【0040】次に、シリンダ部形成用の中子611に、
鋳物廃砂成形体1を装着する。
【0041】次いで、固定型62の注入口627から、
溶融した金属2を、押出管626に注入する。押出管6
26の中の溶融した金属2を、加圧用のピストン628
によりゆっくり押圧して、キャビティ610内に注入す
る。キャビティ610内のほぼ全体に金属2が充填され
た後、更に加圧用ピストン628を押し入れて溶融した
金属2を加圧する(図示略)。
【0042】この加圧により、キャビティ610内に充
填された金属2が、鋳物廃砂成形体1の空隙の内部に含
浸する。含浸が完了した後、金属2を凝固させる。これ
により、キャビティ610内に、耐摩耗性金属複合体か
らなるエンジンブロック鋳造体が形成される。
【0043】金属が凝固した後、図7に示すごとく、エ
ンジンブロック鋳造体71をキャビティから取出す。次
いで、シリンダ部74の内径部分749を、図6に示す
F−F線に沿って切削するとともに、その切削部を機械
的又は化学的に研磨する。これにより、図8に示すごと
く、シリンダ部74の摺動面70に鋳物廃砂11を露出
させてなるエンジンブロック72を得る。
【0044】エンジンブロック72のシリンダ部74内
においては、相手部材であるピストンリング791を付
けたピストン79が往復運動する。ピストンリング79
1は、シリンダ部74の摺動面70に対して摺動する。
ピストン79の往復運動は、エンジンブロック72のロ
ア部75の内部に配置されたロッド(図示略)を通じ
て、各作動部に伝達される。
【0045】本例のエンジンブロック72は、摺動面7
0に鋳物廃砂11が露出しているため、摩耗量が少な
い。また、摺動面70に露出した鋳物廃砂11が、シリ
ンダ部74のアルミダイカスト合金とピストンリング7
91とが直接接触することを防ぐため、摺動面70での
焼き付けもなく、摺動面70の摩擦係数も低く安定して
いる。
【0046】また、図6に示すごとく、補強材である鋳
物廃砂成形体1は予め円筒形状に成形し、中子611に
装着し、ダイカストで加圧鋳造する。従って、エンジン
ブロックの鋳造が容易である。
【0047】また、鋳物廃砂は軽量かつ安価であるた
め、エンジンブロックを軽量かつ安価に得ることができ
る。
【0048】また、鋳物廃砂成形体を用いて溶融金属を
含浸させることにより、鋳物廃砂成形体が任意の形状及
び密度で耐摩耗性金属複合体の内部に配置されるので、
図8に示すごとく、エンジンブロック72の中でも特に
ピストンリング791により摺動を受けるシリンダ部7
4の強度を向上させることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、優れた耐摩耗性を有
し、かつ、安価に製造することできる、耐摩耗性金属複
合体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1及び実験例における、耐摩耗性金
属複合体の断面説明図。
【図2】実施形態例1における、鋳物廃砂成形体の製造
方法を示す説明図。
【図3】実施形態例1における、耐摩耗性金属複合体の
鋳造方法を示す説明図
【図4】実施形態例1における、摺動面が含浸金属で覆
われた耐摩耗性金属複合体の断面説明図。
【図5】実験例における、リング・オン・ブロック摩耗
試験機の説明図。
【図6】実施形態例2における、エンジンブロックの鋳
造方法を示す説明図。
【図7】実施形態例2における、エンジンブロック鋳造
体の説明図。
【図8】実施形態例2における、エンジンブロックの説
明図。
【符号の説明】
1・・・鋳物廃砂成形体 10・・・空隙 11・・・鋳物廃砂 12・・・無機繊維 2・・・金属 3・・・成形型 7・・・耐摩耗性金属複合体 70・・・摺動面 72・・・エンジンブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02F 1/00 F02F 1/00 E 5/00 5/00 E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳物廃砂を所定形状に成形してなる多孔
    質の鋳物廃砂成形体と、該鋳物廃砂成形体の内部の空隙
    内に含浸された金属とよりなり、かつ上記鋳物廃砂が表
    面に露出していることを特徴とする耐摩耗性金属複合
    体。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記鋳物廃砂成形体
    は、その内部に無機繊維を含有していることを特徴とす
    る耐摩耗性金属複合体。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記無機繊維は、ア
    ルミナ繊維、アルミナ−シリカ繊維のいずれかであるこ
    とを特徴とする耐摩耗性金属複合体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    上記金属は、アルミニウム(Al)、マグネシウム(M
    g)、及び銅(Cu)のグループから選ばれる1種又は
    2種以上であることを特徴とする耐摩耗性金属複合体。
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