JP2000102998A - 表面強化発泡体およびその製造方法 - Google Patents

表面強化発泡体およびその製造方法

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JP2000102998A JP27618098A JP27618098A JP2000102998A JP 2000102998 A JP2000102998 A JP 2000102998A JP 27618098 A JP27618098 A JP 27618098A JP 27618098 A JP27618098 A JP 27618098A JP 2000102998 A JP2000102998 A JP 2000102998A
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cooling
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Kiyokazu Ishiwatari
喜代和 石渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡体の表面における防水性および汚れ付着
防止効果が安定して得られるとともに、発泡体と付加部
材との接合強度を向上させることができるようにした発
泡体およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 発泡体本体2の表層部分に、厚さ0.0
5〜0.5mmの非発泡層または極低発泡層からなる表
面皮膜3を形成してなることを特徴とする表面強化発泡
体1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表層部分に強固な表
面皮膜が形成された発泡体およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】発泡体の製造方法としては、押出発泡成
形法や発泡性ビーズを用いた型物発泡成形法など各種の
発泡成形法が知られており、いずれの方法においても得
られる発泡体の表面には、発泡されていないか、又は発
泡倍率が非常に低いスキン層が薄く形成されている。こ
のようなスキン層は発泡体を板材や容器として使用する
際に、発泡体へ水分が浸透するのを防止したり、汚れの
付着を防止するなどの効果を奏する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに発泡成形過程で形成されたスキン層は非常に薄いた
め強度が低く、摩擦等の外力により容易に剥離したり破
壊されるという問題があった。特に発泡倍率が10倍以
上の高発泡体においてはスキン層の厚さがせいぜい0.
01mm程度と極めて薄い。したがって、摩擦等の外力
によってスキン層が壊れ易く、発泡体表面における防水
や汚れ付着を防止する効果が損なわれ易かった。また成
形後に切断を行った場合には切断面にスキン層が形成さ
れていないので、この切断面から水が浸透したり、切断
面が汚れ易いなどの不具合があり、このために用途が限
られてしまうといった問題があった。またスキン層の強
度が弱いため、発泡体の表面上に各種部品や治具等の付
加部材を接合させる場合に十分な接合強度が得られない
という不満もあった。
【0004】また発泡体の表面に各種のフィルム体やシ
ート状体を接着することによって皮膜を形成し、防水性
および汚れ付着防止性を付与する方法も知られている
が、この方法で形成された皮膜は発泡体と別体であるた
め接着強度に不満があり、外力によって剥離しやすい、
付加部材の十分な接合強度が得らない等の問題があっ
た。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、発泡体の表面における防水性および汚れ付着防止効
果が安定して得られるとともに、発泡体と付加部材との
接合強度を向上させることができるようにした発泡体お
よびその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の表面強化発泡体は、発泡体本体の表層部分
に、厚さ0.05〜0.5mmの非発泡層または極低発
泡層からなる表面皮膜を形成してなることを特徴とす
る。前記表面皮膜は前記発泡体本体の表面を加熱圧縮す
ることによって好ましく形成される。好ましくは前記発
泡体本体の発泡倍率が10倍以上である。また本発明の
表面強化発泡体の製造方法は、発泡体本体の表面を加熱
圧縮後、冷却することによって、該発泡体本体の表層部
分に、厚さ0.05〜0.5mmの非発泡層または極低
発泡層からなる表面皮膜を形成することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は本発明の表面強化発泡体の第1の実施例を示した
ものである。本実施例の表面強化発泡体(以下、単に発
泡体ということもある)1は、発泡体本体2の表層部分
に表面皮膜3が形成されたものである。発泡体本体2
は、各種の発泡プラスチックを用いることができ、例え
ばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ
ウレタン等を基材としたものを好ましく用いることがで
きる。発泡法および成形法は周知の手法を適宜採用する
ことができ、発泡体本体2の形状も任意である。本実施
例において発泡体本体2は板状に成形されている。発泡
体本体2の発泡倍率は、基材の種類、用途等に応じて適
宜設定することができるが、発泡倍率を10倍以上とす
ると断熱効率が良く、軽量となるので好ましい。
【0008】表面皮膜3は、発泡体本体2の表面を加熱
圧縮して表層部分に脱気を生じせしめることによって形
成されたもので、発泡による気泡構造が破壊されて気泡
構造が無くなった非発泡層、または気泡構造は残ってい
るが発泡体本体2に比べて発泡倍率が大幅に低減された
極低発泡層からなっており、あるいはこれらが連続して
形成されていてもよい。表面皮膜3の発泡倍率は、元の
発泡体本体2の発泡倍率の1/3以下、好ましくは1/
5以下、さらに好ましくは1/10であり、低いほど表
面皮膜3の防水性および汚れ付着防止性が増す。本発明
において表面皮膜3の厚さとは、発泡体本体2の表層部
分において発泡倍率が発泡体本体2よりも低くなってい
る部分の厚さである。表層皮膜3が薄過ぎると十分な強
度が得られないので、表層皮膜3の厚さは0.05mm
以上が好ましい。また表面皮膜3は発泡体本体2の加熱
圧縮により形成されるものであり、加熱し過ぎて発泡体
本体2自身に変形が生じない範囲で厚く形成することが
できるが、厚過ぎると表面強化発泡体1自身の厚さが薄
くなるうえ、断熱効果が低下したり軽量性が損なわれた
りするので0.5mm以下とすることが好ましい。
【0009】このような表面強化発泡体1は、発泡体本
体2の表面を加熱圧縮後、冷却して、発泡体本体2の表
層部分に表面皮膜3を形成することによって得られる。
図2は表面強化発泡体1の製造方法の第1の例を示した
ものである。この例では、まず図2(a)に示すよう
に、発泡体本体2の表面を剥離フィルム11で覆い、図
2(b)に示すように剥離フィルム11の上から発泡体
本体2に、高温に加熱された板状の加熱体12を押し当
てることによって、発泡体本体2の表面を加熱しながら
圧縮する。これにより発泡体本体2の表層部分において
脱気が生じ、この脱気が生じた部分が表面皮膜3とな
る。表面皮膜3の厚さはこの加熱圧縮工程における加熱
温度、圧縮量、および加熱圧縮時間によって変化し、得
ようとする表面皮膜3の厚さによって、これらの条件を
適宜設定することができる。例えば高温・高圧縮とする
ほど表面皮膜3は厚くなり、低温・低圧縮とすれば形成
される表面皮膜3は薄くなる。ただし、加熱体12の温
度が高すぎると発泡体本体2が溶融してしまい、また低
すぎると所望の厚さの表面皮膜3が形成されない、ある
いは表面皮膜3の形成に時間がかかるといった不都合が
生じる。したがって発泡体本体2の加熱温度は、発泡体
本体2の溶融温度より低い温度帯で溶融温度に近い温
度、具体的には発泡体本体2の[溶融温度−10℃]か
ら[溶融温度+50℃]の温度に設定される。例えば発
泡体本体2がポリプロピレンからなる場合には200℃
付近が好ましい。また剥離フィルム11としては、発泡
体本体2との剥離性が良好であり、かつ加熱圧縮工程に
おける加熱温度より融点が高い材料からなるものが使用
され、例えばテフロンシート、アルミ箔等が用いられ
る。あるいは剥離フィルム12を用いる代わりに、発泡
体本体2の表面に適宜の離型剤を塗布してもよい。
【0010】次に、加熱圧縮工程に続いて発泡体本体2
を冷却し、冷却後、図2(c)に示すように剥離フィル
ム11を剥離、除去することによって、表層部分に表面
皮膜3が形成された表面強化発泡体1が得られる。この
冷却工程は放冷によって行ってもよいが、剥離フィルム
11の上から発泡体本体2に低温の板状の冷却体(図示
せず)を押し当てて、冷却しながら圧縮することが好ま
しい。このように冷却と同時に圧縮を行えば表面外観に
優れた発泡体1が得られる。冷却体の温度は低いほど冷
却に要する時間が短くて済むが、好ましくは10〜50
℃の温度に設定される。
【0011】図3は表面強化発泡体1の製造方法の第2
の例を示したものである。この例が上記第1の例と大き
く異なる点は、高温の加熱ロール14を備えた加熱ゾー
ン15と、低温の冷却ロール16を備えた冷却ゾーン1
7を備えた装置を用い、発泡体本体2を、回転している
加熱ロール14、続いて冷却ロール16に接触させつつ
走行させることにより、加熱圧縮工程および冷却工程を
連続して行うようにした点である。加熱ロール14およ
び冷却ロール16は、外面が発泡体本体2に対して剥離
性を有する材質で構成されていることが好ましい。加熱
ロール14は所定の加熱温度に保持されるとともに、対
向する2つの加熱ロール14の間隔は発泡体本体2の厚
さより若干小さく設定されており、これら2つの加熱ロ
ール14間を発泡体本体2が通過する際に、発泡体本体
2の表面が加熱圧縮されるようになっている。加熱ロー
ル14の温度、対向する加熱ロール間の間隔、加熱ロー
ルの外径および回転速度などを調整することによって、
この加熱圧縮工程における加熱温度、圧縮量、および加
熱圧縮時間を適宜設定することができる。また冷却ロー
ル16は所定の冷却温度に保持されるとともに、対向す
る2つの冷却ロール16の間隔は加熱圧縮後の発泡体本
体2の厚さより若干小さく設定されており、2つの冷却
ロール16間に発泡体本体2が通過する際に、発泡体本
体2の表面が冷却圧縮されるようになっている。また冷
却ロール16の温度、対向する冷却ロール間の間隔、冷
却ロールの外径および回転速度などは、加熱ゾーン15
における加熱圧縮条件および発泡体本体2の走行速度に
応じて、好ましい冷却条件が得られるように適宜調整す
ることができる。この例において、加熱ロール14およ
び冷却ロール16の外面が剥離性を有する材質からなる
場合は、剥離フィルム11は不要である。
【0012】図4は表面強化発泡体1の製造方法の第3
の例を示したものである。この例が上記第1の例と大き
く異なる点は、加熱ゾーン21と冷却ゾーン23を備え
たコンベアー19を用いることによって、加熱圧縮工程
および冷却工程を連続して行うようにした点である。コ
ンベヤー19はベルト18を備えており、発泡体本体2
は2つのベルト18によって挟持され、ベルト18の走
行によって加熱ゾーン21および冷却ゾーン23へ順に
移動されるようになっている。ベルト18は耐熱性を有
するとともに、発泡体本体2に対して剥離性を有する材
質で構成されており、好ましくはスチールベルトが用い
られる。加熱ゾーン21では、対向する板状の加熱体2
0の間を、2つのベルト18がこの加熱体20に接しな
がら走行するようになっている。また対向する加熱体2
0の間隔は発泡体本体2の厚さより若干小さく設定され
ており、ベルト18に挟持された発泡体本体2がこの加
熱ゾーン21を通過する際に、加熱体20からの熱がベ
ルト18を介して供給され、発泡体本体2の表面が加熱
圧縮される。また冷却ゾーン23では、対向する板状の
冷却体22の間を、2つのベルト18がこの冷却体22
に接しながら走行するようになっており、対向する冷却
体22の間隔は加熱圧縮後の発泡体本体2の厚さより若
干小さく設定されている。したがって発泡体本体2がこ
の冷却ゾーン23を通過する際に、発泡体本体2の表面
の熱がベルト18を介して冷却体22に奪われ、発泡体
本体2が冷却圧縮される。加熱圧縮条件および冷却条件
は、加熱体20および冷却体22の温度、加熱ゾーン2
1および冷却ゾーン23の長さ、対向する加熱体20の
間隔、対向する冷却体22の間隔、およびベルト18の
走行速度等の条件を調整することによって適宜設定する
ことができる。この例において、加熱体20および冷却
体22と発泡体本体2との間にはベルト18が介在して
いるので剥離フィルム11は不要である。
【0013】なお、表面強化発泡体1の形状は上記実施
例のものに限らず任意の形状とすることができる。図5
は本発明の表面強化発泡体の第2の実施例を一部断面視
して示したものである。この実施例の表面強化発泡体3
1は上記第1の実施例の発泡体1とは形状が異なってお
り、上部が開口している箱型に形成されている。図中符
号32は発泡体本体、33は表面皮膜であり、これらは
上記第1の実施例における発泡体本体2および表面皮膜
3とそれぞれ同様に構成される。このような表面強化発
泡体31は、例えば図2に示した上記第1の例の製造方
法において、対向する2つの加熱体12の形状を、一方
は発泡体本体32の内側底面32a、内側周面32b、
および開口部端面32cに当接する形状、他方は発泡体
本体32の外側底面32dおよび外側周面32eに当接
する形状とすることによって製造することができる。ま
た冷却体の形状も加熱体と同様の形状とする。
【0014】上記実施例の発泡体1,31にあっては、
発泡体本体2,32の表層部分に、加熱圧縮により脱気
された表面皮膜3,33が形成されている。したがっ
て、この表面皮膜3,33により発泡体1,31内部へ
水が浸透するのが防止され、また発泡体1,31表面に
汚れが付着するのが防止される。しかもこの表面皮膜
3,33は発泡体本体2,32と一体に形成されてお
り、従来のスキン層よりも厚いので、スキン層に比べて
強度が向上しており、外力よって容易に剥離しない。特
に発泡体本体2,32が発泡倍率10倍以上の高発泡体
である場合には、発泡成形時に形成されるスキン層が極
めて薄いので、表面皮膜3,33を形成することによる
表層部分の強度向上効果が大きい。このように本実施例
の発泡体1,31は表層部分に強度に優れた表面皮膜
3,33を有するので、これらに各種部品や治具等の付
加部材を接合させる場合に十分な接合強度が得られる。
よって、従来は強度的に問題があって実用化が困難であ
った各種の付加部材を備えた発泡体製品を実現すること
が可能となる。このように本実施例の表面強化発泡体
1,31は、防水性、汚れ付着防止性を有することか
ら、各種の容器体として好適である。また断熱材として
使用する場合も、防水性を有するので水分の浸透により
断熱効率が低下するのを防止することができるので好ま
しい。さらに表面皮膜3,33の強度が優れているので
信頼性が高く、汚れ付着防止性を有するうえに繰り返し
水洗することも可能であるので、食品用、医療用の容器
など衛生面の配慮が必要な製品にも適用可能である。
【0015】また上記の発泡体の製造方法の例によれ
ば、発泡体本体2の表面を加熱圧縮後、冷却することに
よって表面皮膜3を形成することができる。したがっ
て、発泡体本体2の所望の面に、また成形後に切断した
切断面であっても表面皮膜3を簡単な工程で形成するこ
とができる。しかも、加熱圧縮条件および冷却条件を調
整することによって表面皮膜3の厚さを容易に制御する
ことができる。また特に上記第1の例の製造方法は、加
熱体12および冷却体の形状を変更することによって、
板状以外の各種形状の発泡体本体2に容易に対応するこ
とができるという利点を有している。また、上記第2お
よび第3の例の製造方法は、加熱圧縮工程と冷却工程を
連続して行うことができるので製造効率が良いという利
点を有している。
【0016】
【実施例】以下、具体的な実施例を示して本発明の効果
を明らかにする。 (実施例1)ポリプロピレンからなる板状の発泡体本体
2を用意した。この発泡体本体2の発泡倍率は30倍で
あった。まず図2(a)に示すように、発泡体本体2の
上面および下面にテフロン製の剥離フィルム11を配
し、図2(b)に示すようにして、剥離フィルム11の
上から温度約200℃の加熱体12を3秒間押し当て
た。この後、加熱した面に30℃の冷却体(図示せず)
を10秒間押し当てて冷却を行った。そして図2(c)
に示すように、剥離フィルム11を剥離、除去したとこ
ろ、発泡体本体2の上面および下面にそれぞれ厚さ0.
1mmの表面皮膜3が形成されていた。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の表面強化発
泡体によれば、発泡体本体の表層部分に、厚さ0.05
〜0.5mmの非発泡層または極低発泡層からなる表面
皮膜が形成されているので、この表面皮膜により発泡体
内部へ水が浸透するのが防止され、また発泡体表面に汚
れが付着するのが防止される。しかも表面皮膜の厚さが
厚いので強度に優れており、防水効果、汚れ付着防止効
果が安定して得られるとともに、発泡体の表面に各種部
品や治具等の付加部材を接合させる場合には十分な接合
強度が得られる。また前記表面皮膜は前記発泡体本体の
表面を加熱圧縮して好ましく形成され、このようにして
形成された表面皮膜は発泡体本体と一体に形成されてい
るので強度に優れており、外力よって容易に剥離しな
い。特に発泡体本体が発泡倍率10倍以上の高発泡体で
ある場合には、表面皮膜を形成することによる表層部分
の強度向上効果が大きい。
【0018】また本発明の表面強化発泡体の製造方法
は、発泡体本体の表面を加熱圧縮後、冷却することによ
って、発泡体本体の表層部分に、厚さ0.05〜0.5
mmの非発泡層または極低発泡層からなる表面皮膜を形
成するものである。したがって、発泡体本体の所望の面
に、また成形後に切断した切断面であっても表面皮膜を
簡単な工程で形成することができ、発泡体の表層部分に
高強度の表面皮膜を簡単な工程で形成することができ
る。また、加熱圧縮条件および冷却条件を調整すること
によって表面皮膜の厚さを容易に制御することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の表面強化発泡体の第1の実施例を示
す斜視図である。
【図2】 本発明の表面強化発泡体の製造方法の第1の
例を示す説明図である。
【図3】 本発明の表面強化発泡体の製造方法の第2の
例を示す説明図である。
【図4】 本発明の表面強化発泡体の製造方法の第3の
例を示す説明図である。
【図5】 本発明の表面強化発泡体の第2の実施例を一
部断面視して示した斜視図である。
【符号の説明】
1,31…表面強化発泡体、2,32…発泡体本体、
3,33…表面皮膜 12,20…加熱体、14…加熱ロール、16…冷却ロ
ール、22…冷却体
フロントページの続き Fターム(参考) 4F074 AA24 AA97 CC03Z CC04Z CC05Z CD04 DA02 DA19 DA23 DA59 4F100 AK07 AR00A AR00B AR00C BA03 BA07 BA10B BA10C BA15 BA26 DJ01A DJ01B DJ01C EJ172 EJ422 GB17 JA14B JA14C JA15A JD05 JK06 JL06 YY00A YY00B YY00C 4F212 AA11 AG03 AG20 UA15 UB30 UC06 UW26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡体本体の表層部分に、厚さ0.05
    〜0.5mmの非発泡層または極低発泡層からなる表面
    皮膜を形成してなることを特徴とする表面強化発泡体。
  2. 【請求項2】 前記表面皮膜が前記発泡体本体の表面を
    加熱圧縮して形成されたものであることを特徴とする請
    求項1記載の表面強化発泡体。
  3. 【請求項3】 前記発泡体本体の発泡倍率が10倍以上
    であることを特徴とする請求項1記載の表面強化発泡
    体。
  4. 【請求項4】 発泡体本体の表面を加熱圧縮後、冷却す
    ることによって、該発泡体本体の表層部分に、厚さ0.
    05〜0.5mmの非発泡層または極低発泡層からなる
    表面皮膜を形成することを特徴とする表面強化発泡体の
    製造方法。
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