JP2000098536A - X線画像形成システム - Google Patents

X線画像形成システム

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JP2000098536A
JP2000098536A JP10267628A JP26762898A JP2000098536A JP 2000098536 A JP2000098536 A JP 2000098536A JP 10267628 A JP10267628 A JP 10267628A JP 26762898 A JP26762898 A JP 26762898A JP 2000098536 A JP2000098536 A JP 2000098536A
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ray
pixel
image
laser
flat panel
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JP10267628A
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Sumiya Nagatsuka
澄也 長束
Koji Amitani
幸二 網谷
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Konica Minolta Inc
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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】各画素間の読み出すことができない領域(デッ
ドスペース)の部分も独自のデータを持つことになり、
鮮鋭性が向上する。 【解決手段】X線画像を撮影して得られるX線エネルギ
ーを直接電荷に変換してX線用半導体フラットパネルデ
ィテクタ2の各画素70に蓄積して捕獲し、この蓄積さ
れた各画素70の電荷を各画素70間に配置されたスイ
ッチング素子の作動により各画素70のデータライン毎
に読み出し、撮影したX線画像を画像信号として取り出
すことが可能なX線画像形成システムにおいて、X線用
半導体フラットパネルディテクタ2の各画素をアクティ
ブデータで出力し、各画素70間のデッドスペース71
はアクティブデータを用いて補間して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医療診断を行う
際のX線撮影に用いられるX線画像形成システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】医療診断を行う際のX線撮影に用いられ
るX線画像形成システムとして、例えばX線画像を撮影
して得られるX線エネルギーを直接電荷に変換してX線
用半導体フラットパネルディテクタの各画素に蓄積して
捕獲し、この蓄積された各画素の電荷を各画素間に配置
されたスイッチング素子の作動により前記各画素のデー
タライン毎に読み出し、撮影したX線画像を画像信号と
して取り出しX線画像を形成するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
X線画像形成システムでは、発光を利用する他のX線画
像形成システムと異なり、X線画像情報が殆どぼけるこ
とがなく、位置情報としても正確に検知できるため、極
めて鮮鋭性に優れたX線画像を得ることができる。しか
し、その反面各画素毎のデータを独立に読み出す目的で
各画素間にスイッチング素子を配置しているため、原理
的に読み出すことができない領域(デッドスペース)が
必ず存在し、このデッドスペースの部分に一致したデー
タを読み出せないことがあり、画像の鮮鋭性が低下す
る。
【0004】また、デッドスペースを含む画像をそのま
ま例えばCRTに表示したり、プリントしたりする場合
には、デッドスペースが各画素のアクティブデータに置
換されてしまう等の問題がある。
【0005】この発明は、前記実情に鑑みなされたもの
で、各画素間の読み出すことができない領域(デッドス
ペース)の部分も独自のデータを持つことになり、鮮鋭
性が向上するX線画像形成システムを提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0007】請求項1記載の発明は、『X線画像を撮影
して得られるX線エネルギーを直接電荷に変換してX線
用半導体フラットパネルディテクタの各画素に蓄積して
捕獲し、この蓄積された各画素の電荷を各画素間に配置
されたスイッチング素子の作動により前記各画素のデー
タライン毎に読み出し、撮影したX線画像を画像信号と
して取り出すことが可能なX線画像形成システムにおい
て、前記X線用半導体フラットパネルディテクタの各画
素をアクティブデータで出力し、前記各画素間のデッド
スペースは前記アクティブデータを用いて補間して出力
することを特徴とするX線画像形成システム。』であ
る。
【0008】この請求項1記載の発明によれば、X線用
半導体フラットパネルディテクタの各画素をアクティブ
データで出力し、各画素間のデッドスペースはアクティ
ブデータを用いて補間して出力し、デッドスペース部も
デッドスペース部独自のデータを持つことになり、デッ
ドスペースを含む画像をそのまま例えばCRTに表示し
たり、プリントしたりすることがなくなり、画像の鮮鋭
性が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明のX線画像形成シ
ステムの実施の形態を、図面に基づいて説明するが、こ
の発明は、この実施の形態に限定されるものではないこ
とは明らかである。
【0010】図1はX線画像形成システムの概略構成
図、図2はX線用半導体フラットパネルディテクタ(F
PD)を示す概略断面図、図3はX線用半導体フラット
パネルディテクタ(FPD)を示す概略平面図である。
【0011】X線画像形成システムは、図1に示すよう
に、X線管1から照射されるX線により被写体60の撮
影を行い、X線画像をX線用半導体フラットパネルディ
テクタ(FPD)2に捕獲する。このX線用半導体フラ
ットパネルディテクタ(FPD)2からX線画像を画像
信号として取り出し、画像処理部3で画像処理してネッ
トワーク4に送る。ネットワーク4には液晶ディスプレ
イ5等の画像表示部やレーザイメージャー6等の画像の
ハードコピー出力部等が接続されており、液晶ディスプ
レイ5にX線画像を表示したり、レーザイメージャー6
でX線画像をプリントして出力する。
【0012】X線用半導体フラットパネルディテクタ
(FPD)2は、図2及び図3に示すように構成され
る。
【0013】X線用半導体フラットパネルディテクタ
(FPD)2は、図2に示すように、ガラス板等の誘電
基板層20に、光導電層21、誘電層22、前面導電層
23を順に積層して構成される。誘電基板層20上に
は、複数の第1の微小導電電極マイクロプレート24が
設けられる。複数の第1の微小導電電極マイクロプレー
ト24上には、静電容量誘電材25が形成されている。
X線用半導体フラットパネルディテクタ(FPD)2か
ら誘電層22を除いてもX線画像を形成することができ
る。
【0014】さらに、誘電基板層20上には、2個の電
極26,27とゲート28を有する複数のトランジスタ
29が積層されている。さらに、誘電基板層20上に
は、複数の第2の微小導電電極マイクロプレート30が
積層されている。
【0015】図3に示すように、少なくとも1つのトラ
ンジスタ29は、複数の第2の微小導電電極マイクロプ
レート30をXアドレスライン41とYセンスライン4
2に接続している。電荷蓄積キャパシタ36は、第1の
微小導電電極マイクロプレート24、第2の微小導電電
極マイクロプレート30及び静電容量誘電材25によっ
て形成されている。第2の微小導電電極マイクロプレー
ト30はトランジスタ29の電極27にも接続されてい
る。第1の微小導電電極マイクロプレート24はアース
に接続されている。
【0016】トランジスタ29は双方向スイッチの働き
をし、バイアス電圧がXアドレスライン41を介してゲ
ートに印加されたかどうかに応じて、Yセンスライン4
2と電荷蓄積キャパシタ36との間に電流を流す。
【0017】複数の第2の微小導電電極マイクロプレー
ト30間のスペースには、導電電極またはXアドレスラ
イン41、及び導電電極またはYセンスライン42が配
置されている。Xアドレスライン41とYセンスライン
42は、図示のように相互に対してほぼ直交するように
配置されている。Xアドレスライン41とYセンスライ
ン42は、リード線またはコネクタを通して、X線用半
導体フラットパネルディテクタ(FPD)2のサイドま
たはエッジに沿って個別にアクセス可能になっている。
【0018】Xアドレスライン41の各々は、バイアス
電圧をラインに、したがって、アドレスされるXアドレ
スライン41に接続されたされたトランジスタ29のゲ
ートに印加することによって順次にアドレスされる。こ
れにより、トランジスタ29は導通状態になり、対応す
る電荷蓄積キャパシタ36に蓄積された電荷はYセンス
ライン42に流れると共に、電荷検出器46の入力側に
流れる。電荷検出器46はYセンスライン42上で検出
された電荷に比例する電圧出力を発生する。電荷検出器
46の出力は順次にサンプリングされて、アドレスした
Xアドレスライン41上のマイクロキャパシタの電荷分
布を表す画像信号が得られ、各マイクロキャパシタは1
つのイメージ画素を表す。Xアドレスライン41上の画
素のあるラインから信号が読み出されると、電荷増幅器
はリセットライン49を通してリセットされる。次のX
アドレスライン41がアドレスされ、このプロセスは、
すべての電荷蓄積キャパシタ36がサンプリングされ
て、イメージ全体が読み出されるまで繰り返される。
【0019】次に、図1乃至図3のX線画像をX線用半
導体フラットパネルディテクタ(FPD)2に捕獲し、
このX線用半導体フラットパネルディテクタ(FPD)
2からX線画像を画像信号として取り出すX線画像形成
システムは、図4に示すようにX線画像を撮影し、この
撮影したX線画像をX線用半導体フラットパネルディテ
クタ(FPD)2に捕獲し、このX線用半導体フラット
パネルディテクタ(FPD)2から撮影したX線画像を
画像信号として取り出すように構成されている。
【0020】図4は撮影したX線画像を画像信号として
取り出すX線画像形成システムの概略構成図である。
【0021】X線画像形成システムでは、X線画像を撮
影する撮影手段50を備え、画像処理部3がX線用半導
体フラットパネルディテクタ(FPD)2から画像信号
として取り出される撮影したX線画像の画像処理を行う
画像処理手段51を構成しており、撮影手段50の作動
により例えば1秒間に複数回の連続撮影を行い、X線用
半導体フラットパネルディテクタ(FPD)2を用いて
血管造影等に最適な連続撮影によるX線画像を得ること
ができる。
【0022】また、X線用半導体フラットパネルディテ
クタ(FPD)2に応じて残像消去特性データを予め記
憶した記憶手段52を備え、画像処理手段51は、残像
消去特性データに基づきX線画像のデータの残像部分を
除く補正を行っても良い。
【0023】このように、X線用半導体フラットパネル
ディテクタ(FPD)2特有の残像消去特性を撮影条件
に応じて予め記憶しておき、その残像消去特性を用い
て、残像レベルを画素単位で予測し、前回までの撮影に
よる各画像から残像レベルの予測値を差し引きした画素
値を画像処理手段51のメモリに記憶し、液晶ディスプ
レイ5やレーザイメージャー6に出力してもよい。X線
用半導体フラットパネルディテクタ(FPD)2を用い
て特に連続X線撮影を行う場合は、静止画撮影に比べて
残留電荷の消去に十分な時間がとれないが、残像消去特
性データに基づきX線画像のデータの残像部分を除く補
正を行うことで、残像の影響の少ない良好な画像が得ら
れ、診断能が向上する。
【0024】また、記憶手段52には、複数の使用する
X線用半導体フラットパネルディテクタ(FPD)2に
応じて求めた残像消去特性データを予めフラットパネル
ディテクタの識別標識53と対応させて記憶しておき、
使用するX線用半導体フラットパネルディテクタ(FP
D)2の識別標識53を検出する識別標識検出手段54
と、検出された識別標識53に基づき使用するX線用半
導体フラットパネルディテクタ(FPD)2の残像消去
特性データを選択する制御手段55とを備えていてもよ
く、その場合は、選択された残像消去特性データに基づ
きX線画像のデータの残像部分を除く補正を行うことが
できる。使用するX線用半導体フラットパネルディテク
タ(FPD)2の識別標識53に基づき残像消去特性デ
ータを選択することで、使用するX線用半導体フラット
パネルディテクタ(FPD)2に応じてX線画像のデー
タの残像部分を除く補正を行うことができ、より残像の
影響の少ない良好な画像が得られ、診断能が向上する。
【0025】このようにX線画像形成システムでは、図
5に示すようにX線画像を撮影して得られるX線エネル
ギーを直接電荷に変換してX線用半導体フラットパネル
ディテクタ(FPD)2の各画素70に蓄積して捕獲
し、この蓄積された各画素70の電荷を各画素間に配置
されたトランジスタ29で構成されるスイッチング素子
の作動により各画素70のデータライン毎に読み出し、
撮影したX線画像を画像信号として取り出すことが可能
である。
【0026】ところで、図6に示すように、各画素70
毎のデータを独立に読み出すために、各画素70間にス
イッチング素子を配置しているため、原理的に読み出す
ことができない領域(デッドスペース)71が必ず存在
し、このデッドスペース71がアクティブデータに置換
され、デッドスペース71を含む画像をそのまま例えば
CRTに表示したり、プリントしたりする。この場合に
は、デッドスペース71が各画素70のアクティブデー
タA1,A2・・・に置換されてしまう。
【0027】請求項1記載の発明の実施の形態では、図
7に示すようにX線用半導体フラットパネルディテクタ
(FPD)2の各画素70をアクティブデータAで出力
し、各画素70間のデッドスペース71はアクティブデ
ータAを補間して補間データDとして出力する。例え
ば、画素70のアクティブデータA1とA2のデッドス
ペース71は、補間データD1として出力し、画素70
のアクティブデータA2とA3のデッドスペース71
は、補間データD2として出力する。データの補間は、
例えば特開平4−179370号、特開平4−1803
54号及び特開平4−180355号等に開示される濃
度補正が用いられる。
【0028】このようにX線用半導体フラットパネルデ
ィテクタ(FPD)2の各画素70をアクティブデータ
Aで出力し、各画素70間のデッドスペース71はアク
ティブデータAを補間し補間データDとして出力し、デ
ッドスペース部もデッドスペース部独自のデータを持つ
ことになり、鮮鋭性が向上する。
【0029】また、補間に時間がかかる場合には、図8
に示すように例えば、画素70のアクティブデータA1
とA2のデッドスペース71は、補間データとして出力
し、画素70のアクティブデータA2とA3のデッドス
ペース71は、補間しないで出力する。また、画素70
のアクティブデータA1とA11のデッドスペース71
は、補間データとして出力し、画素70のアクティブデ
ータA11とA21のデッドスペース71は、補間しな
いで出力する。このように、補間に時間がかかる場合に
は、画素70がデッドスペース71を減らすように配置
される。
【0030】このX線画像形成システムで得られた画像
情報は、医療診断分野のMR,CT,RI等の画像出力
装置として用いられている、走査型レーザ露光装置(一
般的な呼称としてレーザーイメージャとも呼ばれる)を
用いて画像信号によりレーザービーム強度を変調し、従
来のハロゲン化銀写真感光材料や熱現像ハロゲン化銀感
光材料に露光したあと、適切な現像処理過程を経て、画
像のハードコピーを得ることができる。
【0031】この走査型レーザー露光装置は、レーザー
光源としてルビーレーザー、YAGレーザー、ガラスレ
ーザーなど固体レーザー;He―Neレーザー、Arイ
オンレーザー、Krイオンレーザザー、CO2レーザ
ー、COレーザー、He−Cdレーザー、N2レーザ
ー、エキシマーレーザーなどの気体レーザー 、InG
aPレーザー、AlGaAsレーザー、GaAsレーザ
ー、InGaAsレーザー、InAsPレーザー、Cd
SnP2レーザー、GaSbレーザー、GaNレレーザ
ーなど半導体レーザー、化学レーザー、色素レーザーが
あげられる。
【0032】本発明で用いられるハロゲン化銀写真感光
材料はポリエステル、3酢酸アセート、ポリエチレンナ
フタレート、ポリカーボネートそしてポリノルボルネン
系樹脂等の着色あるいは無着色の透明な高分子材料を支
持体に、接着性を付与する下引き層を塗布し、更にその
上に支持体の片面もしくは両面にハロゲン化銀粒子を分
散したゼラチンなどの高分子層(感光層)が塗設され
る。
【0033】片面のみにハロゲン化銀粒子などを含む感
光層が塗設される場合は、該層の別の面にハレーション
防止塗料、帯電防止剤、マット剤などを必要に応じて含
むゼラチン層を塗設することができる。この層のゼラチ
ンなどの高分子膜は該感光材料が環境の湿度変化や水中
での処理中に強いカールを起こさないように、その膜厚
を調整することができる。この感光材料で用いられ感光
層はハロゲン化銀粒子を分散する。このハロゲン化銀、
塩化銀、塩臭化銀などの組成であって、形態はサイコロ
状、8面体、その粒径分布は狭いものから広いものまで
目的によって選択できる。ジャガイモ状、球状、棒状、
平板状などで、平均粒径は球状のハロゲン化銀粒子とし
て換算して0.1〜1μmが好ましい。平板状の場合は
平均アスペクト比が100:1〜2:1のものを用いる
ことができる。ハロゲン化銀粒子の内部と表面のハロゲ
ン組成の異なる多重層構造のコア/シェル型粒子を用い
ることが好ましい。
【0034】このハロゲン化銀粒子の製造方法は、特開
昭59−177535号、同59−17844号、同6
0−35726、同60−147727号等を参考にす
ることができる。これらのハロゲン化銀粒子はハイポや
セレン化合物、テルル化合物、そして金化合物を用いて
化学増感することが好ましく、ハロゲン化銀粒子生成時
にイリジウム化合物やその他金属イオン、そしで増感色
素を添加することができる。感光材料に用いられる増感
色素の分光極大波長は500〜1500nmであり、シ
アニン色素やメロシアニン色素が一般に用いられ、その
構造等については、例えばC.E.K.Mees,T.
H.James著、The theory of th
e photographic Process,第3
版198〜201ページ(マクミラン、ニューヨーク、
1986)に記載されている。
【0035】また、感光層に保存中や現像処理中のカブ
リ上昇を抑制する種々の含窒素有機化合物や硫黄原子を
含有するメルカブト化合物を含有することが好ましい。
さらに感光層中にイラジエイションを防止する染料を含
有することができる。また、現像処理後の膜面に凹凸を
与えて外光の反射を抑えるための非感光性のハロゲン化
銀粒子を含有することができる。感光層の上層には感光
層を保護するゼラチン保護層を塗設することができ、こ
の層には目的に応じて帯電防止剤、マット剤、スベリ剤
などを含有せしめることができる。そして感光層ならび
にその保護層中にゼラチン鎖を架橋して膜面を強化する
硬膜材を含有することが好ましい。
【0036】本発明のハロゲン化銀感光材料は自動現像
機を用いて現像処理することが好ましく、処理時間(D
ry to Dry)は10〜210秒で処理すること
ができる。自動現像機で用いる現像液には現像種液とし
て特開平4ー154641、特開平4ー16841号記
載のジヒドロキシベンゼン類や3ーピラゾリドン類、ま
たアスコルベン酸類を用いることが好ましい。保恒剤と
して亜流酸塩、アルカリ剤として水酸化塩や炭酸塩が特
開昭61ー28708号や特開昭60ー93439号記
載の緩衝剤とともに用いられる。溶解剤としてグリコー
ル類、銀スラッジ防止剤としてスルフィド、ジスルフィ
ルド化合物やトリアジンが用いられる。
【0037】有機抑制剤はアゾール系有機防止剤、無機
抑制剤は臭化カリウム等L.F.A.メイソン著「フォ
トグラフィック・プロセッシング・ケミストリー」フォ
ーカルプレス社刊(1966年)226〜229頁記載
の化合物を用いることができる。また、有機キレート
剤、ジアルデヒド系現像硬膜剤を含むことができる。現
像処理をする時の現像液の補充量は5〜15ml/4つ
切り1枚が好ましい。定着液としては当業界で一般的に
用いられる定着素材を含むことができ、キレート剤や定
着硬膜剤、そして定着促進剤を含むことができる。
【0038】特開平9ー311407号記載の、上記の
ようなウェット処理を行わずに熱現像を行うハロゲン化
銀感光材料を用いることができる。この感光材料は支持
体上に少なくとも1層の感光層を有し、有機銀塩、感光
性はハロゲン化銀粒子、銀イオンのための還元剤及びバ
インダーを含有する熱現像感光材料である。この感光材
料のハロゲン化銀粒子の組成は沃臭化銀、臭化銀、塩臭
化銀もしくは臭化銀で有り、立方体、8面体、球状、ジ
ャガイモ状で平均粒径は球形粒子として換算して0.2
〜0.10μmが好ましい。更にハロゲン化銀粒子にハ
イポやセレンそして金化合物で化学増感を施し、400
〜1500nmに感色性を付与する分光増感色素を用い
ることが好ましい。
【0039】この感光材料では、感光材料の保存中のカ
ブリの上昇を抑制するために有機カルボン酸塩やイソシ
アネート化合物を含有することが好ましい。感光材料に
用いる有機銀塩は炭素数が10〜30の長鎖カルボン酸
銀塩が好ましい。その例としてベヘン酸銀、ステアリン
酸銀、オレイン酸銀、ラウリン酸銀、カノロン酸銀、ミ
リスチン酸銀、パルチミン酸銀、マレイン酸銀、フマル
酸銀、酒石酸銀、リノール酸銀、酪酸銀及び樟脳酸銀及
びこの混合物である。
【0040】有機銀塩のための還元剤は、フェニドンや
ハイドロキノン等のジヒドロキシベンゼン類が用いられ
る。そのほかに広範囲の還元剤を用いることができ、例
えばアミドオキシム類、アジン類、脂肪族カルボン酸ア
リールヒドロアジドとアスコルビン酸との組み合わせ等
である。また、感光材料の感光層の上に保護膜を塗設す
ることが好ましく、この保護膜には帯電防止剤やマット
剤、スベリ剤等を目的に応じて添加することができる。
【0041】これら感光層及び保護層は、接着性を付与
する下びき層を塗布したポリエステル、3酢酸アセー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリカーポネート、そ
してポリノルボルネン系樹脂等の着色あるいは無着色の
透明な高分子材料を支持体上に塗設する。感光層の塗布
をしていない支持体上にハレーション防止染料やマット
剤、帯電防止剤を含有したバッキング層を塗布すること
が好ましい。感光材料は走査型レーザ露光装置を用いて
画像信号が露光され、そして80℃以上200℃以下で
熱現像が行われる。
【0042】このX線画像形成システムで得られた画像
情報は、例えば特開平8ー282099号に記載されて
いるように、走査レーザ露光装置を用いて画像信号によ
り高密度レーザービームで露光することによって顕色成
分を有する転写層から受容層に転写することにより、ハ
ードコピーを得ることができる。
【0043】この走査型レーザー露光装置は、レーザー
光源としてルビーレーザー、YAGレーザー、ガラスレ
ーザー等固体レーザー、He−Neレーザー、Arイオ
ンレーザー、Krイオンレーザー、CO2レーザー、C
Oレーザー、He−Cdレーザー、N2レーザー、エキ
シマーレーザー等の気体レーザー、InGaPレーザ
ー、AlGaAsレーザー、GaAsレーザー、InG
aAsレーザー、InAsPレーザー、CdSnP2レ
ーザー、GaSbレーザー、GaNレーザー等半導体レ
ーザー、化学レーザー、色素レーザーがあげられる。レ
ーザー光は400〜1200nmである。
【0044】感光材料は3つの支持体から構成される。
第1の支持体上に顕色成分を設けた転写材料と、第3の
支持体を有した剥離材料を転写層と対面するように設
け、第1の支持体側から高密度エネルギー光を像用に露
光することによって、露光部分の支持体と転写層の結合
力をアブレーションによって低下させ、転写材料と剥離
材料を引き離して、転写層の露光部を剥離材料上に転写
した後、剥離材料の露光部の転写層と、第2の支持体上
に発色成分を含有する受容層を有した受容材料の受容層
側と重ね合わせ画像を形成することを特徴とする。ここ
で言うアブレーションとは、画像露光部分の転写層の破
壊はおこらず、支持体と転写層間の結合力のみが低下す
る、あるいはなくなる、あるいは画像露光部分の転写層
の一部が熱破壊して発散する等のほかに、画像露光部分
の転写層に亀裂が生じるまでの現象まで含む。
【0045】画像形成は、潜像形成時または潜像形成後
に発色成分と顕色成分を混合させることにより行われ、
さらに加熱または加圧することが好ましい。加熱する手
段はオープン、サーマルヘッド、ヒートロール、ホット
スタンプ、熱ペン等温度のみをかけるものでも、温度を
かけると同時に圧力をかけるものでも良い。第1層の顕
色成分は例えば、有機還元剤で第2の支持体の発色成分
は有機還元剤により発色する銀源である。有機還元剤は
例えばスクシンイミド、フタルイミド、2−メチルスク
シンイミド、ジチオウラシル、5−メチル−5−n−ペ
ンチルヒダトイン、フタルイミド等があげられる。銀源
としては脂肪族カルボン酸との銀塩(たとえばベヘン酸
銀、ステアリン酸銀、オレイン酸銀、ラウリン酸銀等で
ある。
【0046】また、特開平9−188073号記載の熱
転感熱記録方法を用いることができる。熱転写シートの
染料層面と熱転写受像シートの受容層面とが接するよう
に向かい合わせ、染料層と受容層の界面にサーマルヘッ
ド等の加熱印加手段により、画像情報に応じた熱エネル
ギーを与えることにより、染料層中の染料を受容層に移
行させる。さらに、移行した後に熱転写シートの背面側
からサーマルヘッド等の加熱印加手段により所定の熱エ
ネルギーを与えることにより、未反応染料の定着を行
う。
【0047】染料層の熱移行性の染料の具体例は、例え
ば特開昭59−78893号、同59−1090939
4号、同60−2398号の公開公報に記載されている
ものをあげることができる。染料層に用いられるバイン
ダー樹脂の代表例は、セルロース系、ポリアクリル酸
系、ポリビニルアルコール系等から選ぶことができる。
受容層は昇華染料が定着しやすい樹脂が選ばれ、例えば
ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビ
ニリデン樹脂等から選ぶことができる。
【0048】更にピエゾ効果等により、入力する画像信
号に基づいてインク微粒子を像用に射出して画像を形成
する、いわゆるインクジェットによって画像を出力する
ことが可能であり、更に画像信号を光信号に置き換え
て、トナーによる画像を形成するゼログラフィの一つで
ある、いわゆるデジタルコピアーにより画像を出力する
ことができる。
【0049】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、X線用半導体フラットパネルディテクタの各画素を
アクティブデータで出力し、各画素間のデッドスペース
はアクティブデータを用いて補間して出力するから、デ
ッドスペース部もデッドスペース部独自のデータを持つ
ことになり、デッドスペースを含む画像をそのまま例え
ばCRTに表示したり、プリントしたりすることがなく
なり、画像の鮮鋭性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線画像形成システムの概略構成図である。
【図2】X線用半導体フラットパネルディテクタ(FP
D)を示す概略断面図である。
【図3】X線用半導体フラットパネルディテクタ(FP
D)を示す概略平面図である。
【図4】撮影したX線画像を画像信号として取り出すX
線画像形成システムの概略構成図である。
【図5】撮影したX線画像を画像信号として取り出すX
線画像形成システムの概略構成図である。
【図6】X線用半導体フラットパネルディテクタ(FP
D)の各画素毎のデッドスペースがアクティブデータに
置換して出力されることを説明する図である。
【図7】X線用半導体フラットパネルディテクタ(FP
D)の各画素をアクティブデータで出力し、各画素間の
デッドスペースはアクティブデータを補間して補間デー
タとして出力することを説明する図である。
【図8】補間に時間がかかる場合のX線用半導体フラッ
トパネルディテクタ(FPD)の各画素の配置を説明す
る図である。
【符号の説明】
1 X線管 2 フラットパネルディテクタ 3 画像処理部 4 ネットワーク 5 液晶ディスプレイ 6 レーザイメージャー 50 撮影手段 51 画像処理手段 52 記憶手段 70 画素 71 デッドスペース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G088 EE01 FF02 GG21 JJ05 KK29 KK32 LL12 MM04 2H013 AB08 AC01 AC03 2H123 AA52 5C024 AA11 CA11 FA01 FA11 GA07 GA31 HA08 HA24 HA27 JA02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線画像を撮影して得られるX線エネルギ
    ーを直接電荷に変換してX線用半導体フラットパネルデ
    ィテクタの各画素に蓄積して捕獲し、この蓄積された各
    画素の電荷を各画素間に配置されたスイッチング素子の
    作動により前記各画素のデータライン毎に読み出し、撮
    影したX線画像を画像信号として取り出すことが可能な
    X線画像形成システムにおいて、前記X線用半導体フラ
    ットパネルディテクタの各画素をアクティブデータで出
    力し、前記各画素間のデッドスペースは前記アクティブ
    データを用いて補間して出力することを特徴とするX線
    画像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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