JP2000096133A - 熱処理装置および熱処理方法 - Google Patents

熱処理装置および熱処理方法

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JP2000096133A
JP2000096133A JP10267130A JP26713098A JP2000096133A JP 2000096133 A JP2000096133 A JP 2000096133A JP 10267130 A JP10267130 A JP 10267130A JP 26713098 A JP26713098 A JP 26713098A JP 2000096133 A JP2000096133 A JP 2000096133A
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heat treatment
cracking
gas
methanol
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Kiyoshi Nakamura
清志 中村
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Osaka Oxygen Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メタノール分解触媒が充填された一次分解炉
で窒素ガスとメタノールの混合原料ガスを分解し、該一
次分解炉で発生した分解ガスを、該熱処理炉の徐冷室ま
たは冷却室の熱源を利用した二次分解炉で分解して熱処
理雰囲気ガスを発生させることにより、取り扱いが容易
で操作が簡便な、鋼を連続的に熱処理炉するガス熱処理
装置及び方法を提供する。 【解決手段】 予熱室1、加熱室2、徐冷室3、冷却室
4を有する連続式熱処理炉5に、熱処理雰囲気ガスを導
入して被熱処理材の熱処理を行う装置である。窒素ガス
とメタノールの混合原料ガスを分解するためにメタノー
ル分解触媒が充填された一次分解炉11と、熱処理炉5
の徐冷室3もしくは冷却室4に配設されておりメタノー
ル分解触媒が充填された二次分解炉とを有し、一次分解
炉11で発生した分解ガスが二次分解炉21へ送入さ
れ、二次分解炉21内で発生した熱処理雰囲気ガスが熱
処理炉内へ送入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼等の被熱処理材
を連続的に熱処理するガス熱処理法及びその装置に関す
る。更に詳しくは、窒素ガスを利用してメタノールを噴
霧し、メタノール分解触媒を用いて発生させた熱処理雰
囲気ガスと窒素ガスをベースにした雰囲気ガスにより熱
処理を行う方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に鋼を連続的に熱処理する連続式
の熱処理方法においては、特開平4−259324号公
報に開示されているように、LPG、天然ガスなどの炭
化水素ガスを変成炉を用いて、CO20〜24%、H2
30〜40%を含む浸炭性ガス(以下RXガスと称す
る)に変成して行う方法と、炭化水素ガスを完全燃焼又
は、不完全燃焼させて水分を除去し変成するガス(CO
1.5〜10%、H2O0.8〜1.0%、以下DXガ
スと称する)を用いて連続式熱処理炉の各ゾーン(予熱
室、加熱室、徐冷室、冷却室)に送入して雰囲気制御を
行う方法が行われてきた。
【0003】またこれらのRXガス、DXガス等はそれ
ぞれの発生CO,H2ガスの成分が異なるため、熱処理方
法又は熱処理を行う鋼種により使い分けられている。
【0004】一方、バッチ式の熱処理炉においては、変
成炉によるRXガス ,DXガス等の発生方法以外に、操
作性の簡便さから、特開昭54−64033号公報に開
示されているように、メタノール等の浸炭用有機液体を
熱処理炉に滴注して有機液体から熱分解させて発生させ
たガスを用いる方法が行われている。
【0005】更に、特開昭54−64033号公報では
滴注したメタノールを触媒を用いて分解させることが開
示されている。
【0006】しかし、従来の連続式熱処理炉に使用され
ている変成炉による雰囲気ガスの発生方法では、(1)
変成炉の操作に熟練を要すると共に、変成炉の立ち上げ
までに長時間を要する、(2)空気と混合すると爆発の
危険性が高い、(3)COガスを大量に含んでいるた
め、配管等のリークチェックを行ってガス漏洩の有無を
確認するなどの作業環境上の配慮が必要になる、という
問題がある。
【0007】このような変成炉の問題を解決するため、
メタノール等を直接炉内に滴注する方法と、原料ガスと
空気の混合ガスを炉内の所定温度領域に送入する炉内変
成方式が最近実用化されてきている。
【0008】しかし、これら炉内変成方式においても連
続式熱処理炉に用いるときには、次の様な問題点があっ
た。
【0009】A.メタノール滴注式の場合 (1)連続熱処理炉にはほとんどが雰囲気攪拌ファンが
ないため、メタノールを炉内に滴注しても炉内に均一な
雰囲気が得られない。
【0010】また、炉内の冷却室にメタノールを滴注し
ても炉内温度が低いため、このゾーンでは滴注液体の熱
分解反応が起こり難く、還元ガスを得ることが難しい。 (2)連続炉徐冷室の炉材は耐熱鋼あるいは煉瓦で構成
されており、特に、炉材が耐熱鋼の場合は、滴注液体に
直接触れて冷却されると劣化するおそれがある。 (3)メタノールの熱分解には大きな熱量(1.073Kcal/
l)を要し、大量の雰囲気ガスを必要とする雰囲気ガスの
供給装置に用いるには不適である。
【0011】B.炭化水素系ガスと空気との混合ガスを
用いた炉内変成の場合 (1)連続炉で必要とする大量のガスを発生させること
が困難であり、炉本体の密閉度を向上させるために大が
かりな改造を要する。 (2)ガス発生量が少ないため、炉内圧力が負圧にな
り、爆発の危険性を伴う。 (3)炉内雰囲気の調整に時間を要する。
【0012】また、メタノール分解方法の一種として、
メタノール分解触媒を用いてメタノールの分解を促進さ
せて雰囲気ガスを得る方法があるが、完全にCO+H2
に転換することは困難であり、メタノールからCO+H
2への転換率は通常では約90%程度で、残りの10%
は副生成物である。このため、この副生成物により、必
要とする成分の雰囲気ガスを得られなかったりする問題
があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたものであり、その目的とすると
ころは、取り扱いが容易で操作が簡便な、鋼等の被熱処
理材を連続的に熱処理する熱処理法及び装置を提供する
ことにある。
【0014】本発明の他の目的は、連続炉で必要とする
大量のガスを発生させることができる熱処理装置及びそ
の方法を提供することにある。
【0015】本発明のさらに他の目的は、連続炉徐冷室
の炉材を劣化するおそれがなく、またスーチングが起こ
り難く、必要とする熱処理雰囲気ガスを得られる熱処理
装置及びその方法を提供することにある。
【0016】本発明のさらに他の目的は、連続式熱処理
炉の各ゾーンに雰囲気ガスを流すことができる熱処理装
置及びその方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の熱処理装置は、
予熱室、加熱室、徐冷室、冷却室を有する連続式熱処理
炉に、熱処理雰囲気ガスを導入して被熱処理材の熱処理
を行う装置において、窒素ガスとメタノールの混合原料
ガスを分解するためにメタノール分解触媒が充填された
一次分解炉と、該熱処理炉の徐冷室もしくは冷却室の少
なくともいずれか一方に配設されておりメタノール分解
触媒が充填された二次分解炉とを有し、該一次分解炉で
発生した分解ガスが二次分解炉へ送入され、該二次分解
炉内で発生した熱処理雰囲気ガスが該熱処理炉内へ送入
され、そのことにより上記目的が達成される。
【0018】一つの実施態様では、前記二次分解炉が分
解ガス供給路と、窒素ガス供給路と、メタノール分解触
媒を保持する触媒筒とを備え、メタノール分解触媒によ
って一次分解炉からの分解ガスが二次分解されて生成す
る熱処理雰囲気ガスが窒素ガス供給路からの窒素ガス流
によって該熱処理炉内へ送られる。
【0019】一つの実施態様では、前記二次分解炉が、
窒素ガスの噴出口を有し、該窒素ガス噴出口に前記二次
分解されて生成した熱処理雰囲気ガスの流路が連通して
いる。
【0020】一つの実施態様では、前記一次分解炉内の
温度が300℃〜400℃であり、該一次分解炉内にメ
タノールが窒素ガス中で霧状に送られて、前記メタノー
ル分解触媒により水素と一酸化炭素に分解される。
【0021】一つの実施態様では、前記二次分解炉が配
設される前記熱処理炉内の温度が300℃〜900℃で
ある。
【0022】本発明の熱処理方法は、予熱室、加熱室、
徐冷室、冷却室を有する連続式熱処理炉に、熱処理雰囲
気ガスを導入して被熱処理材の熱処理を行う方法におい
て、窒素ガスと霧状のメタノールの混合原料ガスを、メ
タノール分解触媒が充填された一次分解炉内に送入して
分解ガスを生成し、該熱処理炉の徐冷室もしくは冷却室
の少なくともいずれか一方に配設されておりメタノール
分解触媒が充填された二次分解炉内に、該一次分解炉で
発生した分解ガス及び窒素ガスを送入して、二次分解炉
内で発生した熱処理雰囲気ガスを該熱処理炉内へ送入す
ることを特徴とし、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0023】次に、本発明の作用について説明する。
【0024】低温度域(例えば、300℃〜400℃)
に加熱した一次分解炉内に、窒素ガス圧力を利用しメタ
ノールを霧状にして投入する。低温低圧下で銅−ニッケ
ル等のメタノール分解触媒と霧状メタノールとの接触時
間を保ちながら、第1段階として、メタノールを熱分解
し水素と一酸化炭素を発生させる。しかし、この方法に
おいても、一般的に用いられるメタノール分解触媒を使
用すると、完全な分解ガスは得られない。このため、よ
り完全な分解ガスを得るために、第2段階として熱処理
炉の徐冷室または冷却室にメタノール分解触媒(白金−
ニッケル系等の触媒)が充填された二次分解炉を配設す
る。
【0025】このように、メタノール分解ガスを2段階
で分解することにより、従来、未分解ガスの問題で実用
的ではなかったメタノールを用いた方法が可能となり、
かつ炉本体の損傷を防ぎ熱処理雰囲気ガスとして適用が
可能となる。
【0026】また、窒素ガスを利用したインジェクター
方式により分解ガスの吹き出し方向に方向性を持たせ、
連続式熱処理炉の各ゾーンに供給し、インジェクターで
の窒素ガス量をコントロールすることにより、各ゾーン
に送入するCO、H2ガス量を調整することができる。
この場合、各ゾーンでのCO、H2ガス濃度はベースと
なる窒素ガス量でコントロールすることができる。この
方法により、従来問題視されてきたメタノール分解での
副生成物の発生を極力抑え、且つ熱処理で問題となるす
すの発生を抑えることと、連続炉での徐冷室または冷却
室に還元ガスを供給することが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明を実施形態に基づいて具体
的に説明する。
【0028】図1はこの発明の連続ガス熱処理装置の全
体概略図を示すもので、連続熱処理炉5内には、被熱処
理材を送るコンベアが配設され、該被熱処理材の移動方
向の上流側から順に予熱室1、加熱室2、徐冷室3、冷
却室4が設けられている。このような各室からなる連続
式熱処理炉5に、ガス流量計31〜35と、流量調整弁
36〜41を備えたガス供給パネル42介して、窒素ガ
スとメタノールの流量をコントロールしつつ送るように
構成されている。
【0029】すなわち、原料液体であるメタノールは、
バルブ39にてコントロールされ、一次メタノール分解
炉11に、窒素流量調整弁40により流量調整される窒
素ガスとともにインジェクターを介して噴霧状に送入さ
れる。
【0030】この一次メタノール分解炉(一次分解炉と
もいう)11は、メタノール分解触媒が充填された触媒
筒とヒータ等とを有し、また安全機構として、温度異
常、圧力異常時にはメタノールを遮断し、窒素ガスのみ
流れる機構がガス供給パネル内に設けられている(図示
せず)。一次分解炉11内の温度は300℃〜400℃
に設定され、またメタノール分解触媒としては、例え
ば、銅−ニッケル触媒を用いることができる。
【0031】この一次分解炉11内にメタノールが窒素
ガスとともに霧状に送られてくると、メタノール分解触
媒により水素と一酸化炭素に分解され、得られたN2
CO、H2の混合ガスは配管12を通じ、連続式熱処理
炉5内に配設された二次分解炉21に送入される。この
二次分解炉21は、連続式熱処理炉5の徐冷室3及び/
もしくは冷却室4に配設することができる。二次分解炉
21が配設される連続式熱処理炉5内の温度は300℃
〜900℃が好ましく、さらに好ましくは600℃〜9
00℃である。
【0032】二次分解炉21が配設される室の温度が3
00℃未満であると、メタノールの熱分解反応が進みに
くく分解効率が低下し、900℃を越えると二次分解炉
の構成部材の劣化を起こすおそれがある。従って、二次
分解炉21は連続式熱処理炉5内の低温領域である冷却
室4に配設することもできるが、二次分解炉21は該熱
処理炉内の熱源を利用するために比較的高い室内に配設
するのがよく、600℃〜900℃程度である徐冷室3
に配設するのが効率的である。
【0033】二次分解炉21は、図3〜図5に示すよう
に、炉壁に取り付けられるフランジ22aを有する触媒
筒22と窒素ガスを利用したベンチュリー管インジェク
ター30で構成されている。ベンチュリーインジェクタ
ーの噴出口26は二つあり、熱処理炉5の加熱室2と冷
却室4にそれぞれ向けられ、二次分解炉21で得られた
分解雰囲気ガスの流量を窒素ガス流量調整バルブ37,
38で調節することにより、それぞれの各ゾーンへ送入
することが可能である。
【0034】図3〜図5に示すように、二次分解炉21
は、一次分解炉からの分解ガスの流入口23と窒素ガス
流入口24を有する筒体25と、該筒体25内に配設さ
れたメタノール触媒筒22と、筒体25の底部に配設さ
れた噴出口26とを有する。分解ガス流入口23から筒
体25内へ送入された分解ガスは触媒筒22内へ送ら
れ、触媒筒22内に充填されたメタノール分解触媒によ
って分解された一酸化炭素及び水素を含む還元ガスは、
触媒筒22内を通過して筒体25内へ送られる。窒素ガ
ス流入口24に連通する窒素ガス管27は噴出口26に
連通されている。触媒筒22はその下部で噴出口26に
連通し、従って、窒素ガス管27から噴出口26へ送ら
れた窒素ガスの流れによって触媒筒22内の還元ガスは
熱処理雰囲気ガスとなって噴出口26から外部へ噴出さ
れる。この噴出口26は、上記したように加熱室2およ
び冷却室4へそれぞれ向いており、熱処理雰囲気ガスは
熱処理炉内へ分配される。
【0035】なお、連続炉での雰囲気ガスが外部へ漏れ
ることを極力抑えるために、連続炉出口付近にカーテン
ボックス18が取り付けられ、さらに連続炉の入口、出
口には安全上のフレームカーテン16,17が設置され
ている。また、安全機構とし、炉本体の炉内温度異常も
しくは停電時等にはメタノールをガス供給パネル内で遮
断し、同時に窒素ガスで炉内をパージするシステムとな
っている。
【0036】以下の表1及び表2に、従来の滴注方式
と、本発明の二次分解炉を利用した方式の結果を示して
いる。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】表1及び表2の結果から、本発明の方法に
よれば、水素及び一酸化炭素を加熱室、徐冷室及び冷却
室の各室へ分配できていることがわかる。
【0040】図6は二次分解炉の他の実施形態を示す。
【0041】この二次分解炉は、筒体25内に触媒筒2
2を配設し、筒体25の下部に対向する外部に向けて開
口する少なくとも2以上の噴出口26を設けて構成され
ている。窒素ガスの流入口24は直接筒体25内に開口
し、触媒筒22で生成する還元ガスと窒素ガスが筒体2
5内で混合して、混合ガス(熱処理雰囲気ガス)が噴出
口26から熱処理炉5内へ噴出するように構成されてい
る。該噴出口26は上記実施形態と同様に加熱室2およ
び冷却室4へそれぞれ向いている。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、窒素ガスとメタノール
の混合原料ガスを分解するためにメタノール分解触媒が
充填された一次分解炉と、該一次分解炉で発生した分解
ガスを該熱処理炉の徐冷室または冷却室の熱源を利用し
た二次分解炉に送入し、ここで熱処理雰囲気ガスを発生
させるので、以下の効果を有する。 (1)連続熱処理炉での被熱処理材の焼結、焼き入れ、
光輝処理等の各種熱処理において、変成ガスより安全で
環境面で優れる雰囲気ガスが得られる。 (2)二次分解炉から吹き出され雰囲気ガスが加熱室、
冷却室に送入され、均一な雰囲気ガスが得られる。 (3)雰囲気ガス組成の変更等に柔軟に対応できる。 (4)メンテナンスが容易である。 (5)窒素ガスをベースにしているため、炭化水素系ガ
スと空気との混合ガスを用いた炉内変成方式より安全で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱処理装置の一実施形態の概略図であ
る。
【図2】図1で示す熱処理装置の模式図である。
【図3】本発明で使用する二次分解炉の一実施形態の正
面図である。
【図4】図3で示す二次分解炉の側面図である。
【図5】図3で示す二次分解炉の底面図である。
【図6】本発明で使用する二次分解炉の他の実施形態の
正面図である。
【符号の説明】
1 予熱室 2 加熱室 3 徐冷室 4 冷却室 5 連続式熱処理炉 11 一次分解炉 21 二次分解炉

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予熱室、加熱室、徐冷室、冷却室を有す
    る連続式熱処理炉に、熱処理雰囲気ガスを導入して被熱
    処理材の熱処理を行う装置において、 窒素ガスとメタノールの混合原料ガスを分解するために
    メタノール分解触媒が充填された一次分解炉と、該熱処
    理炉の徐冷室もしくは冷却室の少なくともいずれか一方
    に配設されておりメタノール分解触媒が充填された二次
    分解炉とを有し、該一次分解炉で発生した分解ガスが二
    次分解炉へ送入され、該二次分解炉内で発生した熱処理
    雰囲気ガスが該熱処理炉内へ送入されることを特徴とす
    る、熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記二次分解炉が分解ガス供給路と、窒
    素ガス供給路と、メタノール分解触媒を保持する触媒筒
    とを備え、該メタノール分解触媒によって一次分解炉か
    らの分解ガスが二次分解されて生成する熱処理雰囲気ガ
    スが窒素ガス供給路からの窒素ガス流によって該熱処理
    炉内へ送られることを特徴とする、請求項1に記載の熱
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記二次分解炉が、窒素ガスの噴出口を
    有し、該窒素ガス噴出口に前記二次分解されて生成した
    熱処理雰囲気ガスの流路が連通していることを特徴とす
    る、請求項1又は2に記載の熱処理装置。
  4. 【請求項4】 前記一次分解炉内の温度が300℃〜4
    00℃であり、該一次分解炉内にメタノールが窒素ガス
    中で霧状に送られて、前記メタノール分解触媒により水
    素と一酸化炭素に分解されることを特徴とする、請求項
    1に記載の熱処理装置。
  5. 【請求項5】 前記二次分解炉が配設される前記熱処理
    炉内の温度が300℃〜900℃であることを特徴とす
    る、請求項1に記載の熱処理装置。
  6. 【請求項6】 予熱室、加熱室、徐冷室、冷却室を有す
    る連続式熱処理炉に、熱処理雰囲気ガスを導入して被熱
    処理材の熱処理を行う方法において、 窒素ガスと霧状のメタノールの混合原料ガスを、メタノ
    ール分解触媒が充填された一次分解炉内に送入して分解
    ガスを生成し、該熱処理炉の徐冷室もしくは冷却室の少
    なくともいずれか一方に配設されておりメタノール分解
    触媒が充填された二次分解炉内に、該一次分解炉で発生
    した分解ガス及び窒素ガスを送入して、二次分解炉内で
    発生した熱処理雰囲気ガスを該熱処理炉内へ送入するこ
    とを特徴とする、熱処理方法。
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