JP2000094512A - エンボス化粧シートの製造装置 - Google Patents
エンボス化粧シートの製造装置Info
- Publication number
- JP2000094512A JP2000094512A JP26560798A JP26560798A JP2000094512A JP 2000094512 A JP2000094512 A JP 2000094512A JP 26560798 A JP26560798 A JP 26560798A JP 26560798 A JP26560798 A JP 26560798A JP 2000094512 A JP2000094512 A JP 2000094512A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- endless belt
- embossing
- heating
- roll
- Prior art date
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- Pending
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- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加熱間隔を長く取れるようにすると共に、搬
送されるシートに不必要なテンションを与えることなく
エンボス加工部まで搬送でき、連続的に高速で効率の良
いエンボス化粧シートの製造装置を提供する。 【解決手段】 エンボスロール22と加圧ロール23か
らなるエンボス加工部までのシート加熱部のシート搬送
手段として水平面から0〜60度の範囲で傾斜したエン
ドレスベルトコンベア20を使用するとともに、エンド
レスベルトコンベア20上でシートSを加熱するための
強熱ヒータ21を配置し、エンドレスベルトコンベア2
0から加熱溶融状態のシートSを剥離するためにスリッ
トノズル29からの圧空を利用した構成とする。加熱さ
れて次第に軟化するシートがエンドレスベルトコンベア
20の表面に付着することなく、エンボス加工部直前で
のエンドレスベルトコンベア20と軟化したシートの剥
離が容易となる。
送されるシートに不必要なテンションを与えることなく
エンボス加工部まで搬送でき、連続的に高速で効率の良
いエンボス化粧シートの製造装置を提供する。 【解決手段】 エンボスロール22と加圧ロール23か
らなるエンボス加工部までのシート加熱部のシート搬送
手段として水平面から0〜60度の範囲で傾斜したエン
ドレスベルトコンベア20を使用するとともに、エンド
レスベルトコンベア20上でシートSを加熱するための
強熱ヒータ21を配置し、エンドレスベルトコンベア2
0から加熱溶融状態のシートSを剥離するためにスリッ
トノズル29からの圧空を利用した構成とする。加熱さ
れて次第に軟化するシートがエンドレスベルトコンベア
20の表面に付着することなく、エンボス加工部直前で
のエンドレスベルトコンベア20と軟化したシートの剥
離が容易となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種家具や建築内
装材等に、装飾或いは表面保護の目的で貼着される化粧
シートに係り、特に表面に凹凸模様を有するエンボス化
粧シートの製造装置に関する。
装材等に、装飾或いは表面保護の目的で貼着される化粧
シートに係り、特に表面に凹凸模様を有するエンボス化
粧シートの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術を図1を参照して説明する。熱
可塑性樹脂からなり絵柄等の装飾が施された基材シート
1と熱可塑性樹脂からなる透明なトップシート2がヒー
トドラム3に送られ加熱積層される。ヒートドラム3で
積層されたエンボス加工用シート4は、複数のガイドロ
ール5,6,7に巻き回され、次に強熱ヒータ8で加熱
され、エンボス加工可能に軟化してから、凹凸パターン
を有するエンボスロール9と加圧ロール10の間に送ら
れてエンボス加工が施される。エンボス加工用シート4
は、エンボス加工する直前に軟化するように加熱しない
とデラミ不良が発生するので、強熱ヒータ8はエンボス
ロール9と加圧ロール10からなるエンボス加工部の手
前に配置される。バックアップロール11は加圧ロール
10の表面を冷却するために配置され、剥離ロール12
はエンボスロール9からシートを剥がすために配置され
る。エンボス加工された熱可塑性樹脂シートは、冷却ロ
ール等(図示せず)で冷却され、表面に凹凸模様の賦形
されたエンボス化粧シートが製造される。
可塑性樹脂からなり絵柄等の装飾が施された基材シート
1と熱可塑性樹脂からなる透明なトップシート2がヒー
トドラム3に送られ加熱積層される。ヒートドラム3で
積層されたエンボス加工用シート4は、複数のガイドロ
ール5,6,7に巻き回され、次に強熱ヒータ8で加熱
され、エンボス加工可能に軟化してから、凹凸パターン
を有するエンボスロール9と加圧ロール10の間に送ら
れてエンボス加工が施される。エンボス加工用シート4
は、エンボス加工する直前に軟化するように加熱しない
とデラミ不良が発生するので、強熱ヒータ8はエンボス
ロール9と加圧ロール10からなるエンボス加工部の手
前に配置される。バックアップロール11は加圧ロール
10の表面を冷却するために配置され、剥離ロール12
はエンボスロール9からシートを剥がすために配置され
る。エンボス加工された熱可塑性樹脂シートは、冷却ロ
ール等(図示せず)で冷却され、表面に凹凸模様の賦形
されたエンボス化粧シートが製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のエンボ
ス化粧シートの製造装置においては、エンボス加工の直
前に熱可塑性樹脂シートを軟化温度まで加熱するため
に、エンボス加工部の手前に強熱ヒータを配置してい
る。しかし、軟化温度まで加熱された熱可塑性樹脂シー
トはテンションコントロールが困難であるため、シワが
発生したり、垂直搬送部では自重によるシート切れを起
こしたりする。このような問題を回避するには、強熱ヒ
ータを配置するためのガイドロールとガイドロールの間
隔或いはガイドロールとエンボス加工部の間隔を大きく
取ることができない。そのため、配置する強熱ヒータを
強力なものにするとか、シートの搬送速度を遅くして加
熱時間を長くするとか、シートを直接ヒートドラムで加
熱して軟化する等の手段が取られていたが、短い間隔で
短時間に軟化温度まで加熱すると熱可塑性樹脂シートの
軟化が不均一となり、エンボス加工された化粧シートの
品質に影響するという問題があり、シートの搬送速度を
遅くすると製造効率が落ちるという問題が生じ、また直
接ヒートドラムで加熱するとヒートドラムへのシートの
取られや、シート伸張時のシワの発生があった。
ス化粧シートの製造装置においては、エンボス加工の直
前に熱可塑性樹脂シートを軟化温度まで加熱するため
に、エンボス加工部の手前に強熱ヒータを配置してい
る。しかし、軟化温度まで加熱された熱可塑性樹脂シー
トはテンションコントロールが困難であるため、シワが
発生したり、垂直搬送部では自重によるシート切れを起
こしたりする。このような問題を回避するには、強熱ヒ
ータを配置するためのガイドロールとガイドロールの間
隔或いはガイドロールとエンボス加工部の間隔を大きく
取ることができない。そのため、配置する強熱ヒータを
強力なものにするとか、シートの搬送速度を遅くして加
熱時間を長くするとか、シートを直接ヒートドラムで加
熱して軟化する等の手段が取られていたが、短い間隔で
短時間に軟化温度まで加熱すると熱可塑性樹脂シートの
軟化が不均一となり、エンボス加工された化粧シートの
品質に影響するという問題があり、シートの搬送速度を
遅くすると製造効率が落ちるという問題が生じ、また直
接ヒートドラムで加熱するとヒートドラムへのシートの
取られや、シート伸張時のシワの発生があった。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、加熱間
隔を長く取れるようにすると共に、搬送される熱可塑性
樹脂シートに不必要なテンションを与えることなくエン
ボス加工部まで搬送でき、連続的に高速で効率の良いエ
ンボス化粧シートの製造が可能な製造装置を提供するこ
とにある。
されたものであって、その目的とするところは、加熱間
隔を長く取れるようにすると共に、搬送される熱可塑性
樹脂シートに不必要なテンションを与えることなくエン
ボス加工部まで搬送でき、連続的に高速で効率の良いエ
ンボス化粧シートの製造が可能な製造装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シートを加熱して軟化させた後、凹凸パ
ターンを有するエンボスロールと加圧ロールとの圧着に
より凹凸模様を賦形するエンボス化粧シートの製造装置
において、エンボスロールと加圧ロールからなるエンボ
ス加工部に至るシート加熱部のシート搬送手段として水
平面から0〜60度の範囲で傾斜したエンドレスベルト
コンベアを使用するとともに、エンドレスベルトコンベ
ア上でシートを加熱するための強熱ヒータを配置し、エ
ンドレスベルトから加熱溶融状態のシートを剥離するた
めに圧空を利用する構成とした。或いは、エンドレスベ
ルトから加熱溶融状態のシートを剥離するために圧空を
利用するのに代え、フローターを利用するようにした。
め、本発明は、シートを加熱して軟化させた後、凹凸パ
ターンを有するエンボスロールと加圧ロールとの圧着に
より凹凸模様を賦形するエンボス化粧シートの製造装置
において、エンボスロールと加圧ロールからなるエンボ
ス加工部に至るシート加熱部のシート搬送手段として水
平面から0〜60度の範囲で傾斜したエンドレスベルト
コンベアを使用するとともに、エンドレスベルトコンベ
ア上でシートを加熱するための強熱ヒータを配置し、エ
ンドレスベルトから加熱溶融状態のシートを剥離するた
めに圧空を利用する構成とした。或いは、エンドレスベ
ルトから加熱溶融状態のシートを剥離するために圧空を
利用するのに代え、フローターを利用するようにした。
【0006】加熱されるエンボス加工用シートは、エン
ドレスベルトコンベアに支持されながら搬送されるの
で、シートに不必要なテンションを与えることなく、シ
ート加熱部の間隔を自由に設定できる。また、シート加
熱部の間隔を長くできるので、シートを軟化させるため
の強熱ヒータを複数配置可能となり、シートを段階的に
加熱して軟化することができるので、加熱のための温度
制御が容易となり、シートを均一に軟化することが可能
となる。また、エンドレスベルトコンベアから加熱溶融
状態のシートを剥離するのに圧空又はフローターを利用
することにより、軟化したシートがエンドレスベルトコ
ンベアの表面に付着することなく、エンボス加工部直前
でのエンドレスベルトコンベアからの剥離が容易とな
る。
ドレスベルトコンベアに支持されながら搬送されるの
で、シートに不必要なテンションを与えることなく、シ
ート加熱部の間隔を自由に設定できる。また、シート加
熱部の間隔を長くできるので、シートを軟化させるため
の強熱ヒータを複数配置可能となり、シートを段階的に
加熱して軟化することができるので、加熱のための温度
制御が容易となり、シートを均一に軟化することが可能
となる。また、エンドレスベルトコンベアから加熱溶融
状態のシートを剥離するのに圧空又はフローターを利用
することにより、軟化したシートがエンドレスベルトコ
ンベアの表面に付着することなく、エンボス加工部直前
でのエンドレスベルトコンベアからの剥離が容易とな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図2は本発明に係るエンボス化粧
シートの製造装置の一例を示す概略構成図である。同図
においてSはエンボス加工用シートで、20はエンドレ
スベルトコンベア、21は強熱ヒータ、22はエンボス
ロール、23は加圧ロール、24は剥離ロール、25,
26は冷却ロール、27は乾燥ゾーンをそれぞれ表して
いる。また、28は加圧ロール23の内部を循環する冷
却水の入ったパンである。29は加圧熱風を吹き付ける
ためのスリットノズルで、エンドレスベルトコンベア2
0の排出端からエンボス加工用シートSを剥離する作用
を行う。
シートの製造装置の一例を示す概略構成図である。同図
においてSはエンボス加工用シートで、20はエンドレ
スベルトコンベア、21は強熱ヒータ、22はエンボス
ロール、23は加圧ロール、24は剥離ロール、25,
26は冷却ロール、27は乾燥ゾーンをそれぞれ表して
いる。また、28は加圧ロール23の内部を循環する冷
却水の入ったパンである。29は加圧熱風を吹き付ける
ためのスリットノズルで、エンドレスベルトコンベア2
0の排出端からエンボス加工用シートSを剥離する作用
を行う。
【0008】エンボス加工用シートSは、熱可塑性樹脂
からなり絵柄等の装飾が施された基材シートと、同じく
熱可塑性樹脂からなる透明なトップシートとを積層した
ものである。この熱可塑性樹脂シートを形成する樹脂と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリカボネート、ナイロン、
ポリスチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン
ビニルアルコール共重合体等の熱可塑性樹脂が挙げられ
る。
からなり絵柄等の装飾が施された基材シートと、同じく
熱可塑性樹脂からなる透明なトップシートとを積層した
ものである。この熱可塑性樹脂シートを形成する樹脂と
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリカボネート、ナイロン、
ポリスチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン
ビニルアルコール共重合体等の熱可塑性樹脂が挙げられ
る。
【0009】エンドレスベルトコンベア20は、耐熱
性、軟化した加工用シートSとの剥離性を考慮して、ス
テンレス製又はセラミック製のベルトを用いたものを使
用するのが好ましい。エンドレスベルトコンベア20は
水平でよいが、傾斜させるならば水平面から0〜60度
の範囲とする。その理由は、自重によるシートの伸びや
切れを防止するためである。この例では、上流側から下
流側にかけて僅かに上昇するように傾斜している。
性、軟化した加工用シートSとの剥離性を考慮して、ス
テンレス製又はセラミック製のベルトを用いたものを使
用するのが好ましい。エンドレスベルトコンベア20は
水平でよいが、傾斜させるならば水平面から0〜60度
の範囲とする。その理由は、自重によるシートの伸びや
切れを防止するためである。この例では、上流側から下
流側にかけて僅かに上昇するように傾斜している。
【0010】エンドレスベルトコンベア20の上面に対
向して配置される強熱ヒータ21には、遠赤ヒータ、近
赤ヒータ、セラミックヒータ等の加熱効率の良いものを
用いるようにする。シートSを徐々に加熱するために強
熱ヒータの配置数を増加してもよく、また上流から下流
に沿って強熱ヒータ21の熱量を次第に大きくしてもよ
い。
向して配置される強熱ヒータ21には、遠赤ヒータ、近
赤ヒータ、セラミックヒータ等の加熱効率の良いものを
用いるようにする。シートSを徐々に加熱するために強
熱ヒータの配置数を増加してもよく、また上流から下流
に沿って強熱ヒータ21の熱量を次第に大きくしてもよ
い。
【0011】エンボス加工部を構成するエンボスロール
22は、その表面に凹凸パターンが形成されており、通
常は金属製で2重構造で、内部に表面冷却用の冷却水が
循環するようになっている。また、エンボスロール22
と共にエンボス加工部を構成する加圧ロール23は、そ
の表面にシリコンゴム等の弾性部材が被覆されており、
パン28の冷却水をロール内部に循環させて表面を冷却
するが、表面がシリコンゴム等の熱電導率の悪い材料で
被覆されているために、表面温度を下げるため表面を冷
却したバックアップロール等(図示せず)を加圧ロール
の表面に接触するように配置して冷却してもよい。
22は、その表面に凹凸パターンが形成されており、通
常は金属製で2重構造で、内部に表面冷却用の冷却水が
循環するようになっている。また、エンボスロール22
と共にエンボス加工部を構成する加圧ロール23は、そ
の表面にシリコンゴム等の弾性部材が被覆されており、
パン28の冷却水をロール内部に循環させて表面を冷却
するが、表面がシリコンゴム等の熱電導率の悪い材料で
被覆されているために、表面温度を下げるため表面を冷
却したバックアップロール等(図示せず)を加圧ロール
の表面に接触するように配置して冷却してもよい。
【0012】エンボス加工されたシートを、冷却して硬
化するための冷却ロール25,26は、内部に冷却水が
循環する構造のもので、その配置数は必要に応じて決定
すればよい。また、乾燥ゾーン27は公知のものでよ
い。
化するための冷却ロール25,26は、内部に冷却水が
循環する構造のもので、その配置数は必要に応じて決定
すればよい。また、乾燥ゾーン27は公知のものでよ
い。
【0013】図3は本発明に係るエンボス化粧シートの
製造装置の他の例を示す概略構成図である。同図におい
て図2と同様な部分には同じ符号を付してその説明を省
略する。この例で示す装置は、エンドレスベルトコンベ
ア20の傾斜が図2の装置と逆になっている。すなわ
ち、上流側から下流側にかけて下降するように傾斜して
いる。そして、エンドレスベルトコンベア20の排出端
とシートSとの剥離のため、加圧ロール23がフロータ
ーになっており、軟化したシートSとコンベア表面の剥
離のためシートSを押し上げるようになっている。
製造装置の他の例を示す概略構成図である。同図におい
て図2と同様な部分には同じ符号を付してその説明を省
略する。この例で示す装置は、エンドレスベルトコンベ
ア20の傾斜が図2の装置と逆になっている。すなわ
ち、上流側から下流側にかけて下降するように傾斜して
いる。そして、エンドレスベルトコンベア20の排出端
とシートSとの剥離のため、加圧ロール23がフロータ
ーになっており、軟化したシートSとコンベア表面の剥
離のためシートSを押し上げるようになっている。
【0014】
【実施例】厚さ0.1mmの着色塩化ビニル(理研ビニ
ル製「Rタイプ着色PVC」)からなる基材シートにグ
ラビア印刷で絵柄を施し、その上に厚さ0.8mmの透
明塩化ビニル(理研ビニル製「Rタイプ透明PVC」)
からなるトップシートを加熱積層したものをエンボス加
工用シートとし、この貼り合わせを行いながら、図2に
示した如き装置によりエンボス加工を施した。
ル製「Rタイプ着色PVC」)からなる基材シートにグ
ラビア印刷で絵柄を施し、その上に厚さ0.8mmの透
明塩化ビニル(理研ビニル製「Rタイプ透明PVC」)
からなるトップシートを加熱積層したものをエンボス加
工用シートとし、この貼り合わせを行いながら、図2に
示した如き装置によりエンボス加工を施した。
【0015】エンドレスベルトコンベアのベルトとして
0.5mm厚のステンレスベルトを使用した。また、強
熱ヒータとして近赤外の短波長ヒータを使用し、上流側
と下流側のヒータ部の長さをそれぞれ1mとした。そし
て、エンボス加工直前のシート温度が150℃になるよ
うに設定し、シートの搬送速度50m/分でエンボス加
工を施した。この時、加圧ロールはパンに入れた水を循
環させながら冷却した。このようにエンボス化粧シート
の製造を実施し、良好な結果を得た。
0.5mm厚のステンレスベルトを使用した。また、強
熱ヒータとして近赤外の短波長ヒータを使用し、上流側
と下流側のヒータ部の長さをそれぞれ1mとした。そし
て、エンボス加工直前のシート温度が150℃になるよ
うに設定し、シートの搬送速度50m/分でエンボス加
工を施した。この時、加圧ロールはパンに入れた水を循
環させながら冷却した。このようにエンボス化粧シート
の製造を実施し、良好な結果を得た。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加熱されるエンボス加工用シートは、エンドレスベルト
コンベアに支持されながら搬送されるので、シートに不
必要なテンションを与えることなく、シート加熱部の間
隔を自由に設定できることから、直接シートを加熱する
ヒートドラムが不必要となり、ヒートドラムへのシート
の取られの問題が発生しない。また、シート加熱部を長
くできるので、シートを軟化させるための強熱ヒータを
複数配置可能となり、シートを段階的に加熱して軟化す
ることができることから、加熱のための温度制御が容易
となり、シートを均一に軟化することが可能となる。ま
た、エンドレスベルトコンベアから加熱溶融状態のシー
トを剥離するのに圧空又はフローターを利用することに
より、軟化したシートがエンドレスベルトコンベアの表
面に付着することなく、エンボス加工部直前でのエンド
レスベルトコンベアからの剥離が容易となる。シートが
エンドレスベルトコンベア上に支持されるので、シート
がロール間に支持される場合に発生する空気の流れ等に
よるシートのシワの発生を防止できる。
加熱されるエンボス加工用シートは、エンドレスベルト
コンベアに支持されながら搬送されるので、シートに不
必要なテンションを与えることなく、シート加熱部の間
隔を自由に設定できることから、直接シートを加熱する
ヒートドラムが不必要となり、ヒートドラムへのシート
の取られの問題が発生しない。また、シート加熱部を長
くできるので、シートを軟化させるための強熱ヒータを
複数配置可能となり、シートを段階的に加熱して軟化す
ることができることから、加熱のための温度制御が容易
となり、シートを均一に軟化することが可能となる。ま
た、エンドレスベルトコンベアから加熱溶融状態のシー
トを剥離するのに圧空又はフローターを利用することに
より、軟化したシートがエンドレスベルトコンベアの表
面に付着することなく、エンボス加工部直前でのエンド
レスベルトコンベアからの剥離が容易となる。シートが
エンドレスベルトコンベア上に支持されるので、シート
がロール間に支持される場合に発生する空気の流れ等に
よるシートのシワの発生を防止できる。
【図1】エンボス化粧シートの製造装置の従来例を示す
概略図である。
概略図である。
【図2】本発明に係るエンボス化粧シートの製造装置の
一例を示す概略図である。
一例を示す概略図である。
【図3】本発明に係るエンボス化粧シートの製造装置の
他の例を示す概略図である。
他の例を示す概略図である。
1 基材シート 2 トップシート 3 ヒートドラム 4 エンボス加工用シート 5,6,7 ガイドロール 8 強熱ヒータ 9 エンボスロール 10 加圧ロール 11 バックアップロール 12 剥離ロール S エンボス加工用シート 20 エンドレスベルトコンベア 21 強熱ヒータ 22 エンボスロール 23 加圧ロール 24 剥離ロール 25,26 冷却ロール 27 乾燥ゾーン 28 パン 29 スリットノズル
Claims (2)
- 【請求項1】 シートを加熱して軟化させた後、凹凸パ
ターンを有するエンボスロールと加圧ロールとの圧着に
より凹凸模様を賦形するエンボス化粧シートの製造装置
において、エンボスロールと加圧ロールからなるエンボ
ス加工部に至るシート加熱部のシート搬送手段として水
平面から0〜60度の範囲で傾斜したエンドレスベルト
コンベアを使用するとともに、エンドレスベルトコンベ
ア上でシートを加熱するための強熱ヒータを配置し、エ
ンドレスベルトから加熱溶融状態のシートを剥離するた
めに圧空を利用したことを特徴とするエンボス化粧シー
トの製造装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の製造装置において、エン
ドレスベルトから加熱溶融状態のシートを剥離するため
に圧空を利用するのに代え、フローターを利用するよう
にしたエンボス化粧シートの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26560798A JP2000094512A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | エンボス化粧シートの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26560798A JP2000094512A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | エンボス化粧シートの製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000094512A true JP2000094512A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17419492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26560798A Pending JP2000094512A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | エンボス化粧シートの製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000094512A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006134892A1 (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-21 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | パターン複製装置、パターン複製方法及び剥離ローラ |
JP2006347014A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-28 | Dainippon Printing Co Ltd | パターン複製装置及び剥離ローラ |
KR101137183B1 (ko) | 2009-09-15 | 2012-04-19 | 이기봉 | 장식판재 제조장치 |
KR102064353B1 (ko) * | 2015-12-11 | 2020-01-09 | (주)엘지하우시스 | 바닥 장식재 제조 장치 및 그 제조 방법 |
KR102064351B1 (ko) * | 2015-12-11 | 2020-01-09 | (주)엘지하우시스 | 바닥 장식재 제조 장치 및 그 제조 방법 |
-
1998
- 1998-09-21 JP JP26560798A patent/JP2000094512A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006134892A1 (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-21 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | パターン複製装置、パターン複製方法及び剥離ローラ |
JP2006347014A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-28 | Dainippon Printing Co Ltd | パターン複製装置及び剥離ローラ |
KR101137183B1 (ko) | 2009-09-15 | 2012-04-19 | 이기봉 | 장식판재 제조장치 |
KR102064353B1 (ko) * | 2015-12-11 | 2020-01-09 | (주)엘지하우시스 | 바닥 장식재 제조 장치 및 그 제조 방법 |
KR102064351B1 (ko) * | 2015-12-11 | 2020-01-09 | (주)엘지하우시스 | 바닥 장식재 제조 장치 및 그 제조 방법 |
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