JP2000093241A - 電解装置付システムキッチン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 除菌、漂白作用のある酸性水又は中性水を供
給することができる電解装置付システムキッチンを提供
する。 【解決手段】 酸性水及びアルカリ水を生成可能な電解
装置１１と、シンク１２に隣設され、ポンプ２０，２１
によって、酸性水又はアルカリ水が供給される除菌槽１
３とを備えてシステムキッチン１０が構成されている。
これによって、次亜塩素酸等の化学作用により、市販の
合成洗剤を用いなくても、ふきんやスポンジ等を除菌槽
１３内で除菌、漂白することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は電解装置付システム
キッチンに係り、更に詳しくは、除菌、漂白作用のある
酸性水又は中性水を生成可能な電解装置付システムキッ
チンに関する。

【０００２】

【従来の技術】一般家庭において、キッチンのカウンタ
ーや食卓等の汚れを拭き取るにはふきん等が用いられ、
食器等を洗浄するにはスポンジ等が用いられる。ここ
で、汚れたふきんやスポンジ等は、漂白剤等を含む市販
の合成洗剤が溶解若しくは希釈された水溶液の入った桶
等に一定時間浸け置かれて、除菌や漂白がされた上で再
利用される。その際、ふきんやスポンジが浸け置かれた
桶は、システムキッチンのシンク内やカウンター上に置
かれるのが一般的である。また、シンク内の排水口の周
囲には、カビやぬめりが発生しやすく、それを除去する
には、合成洗剤を用いることが一般的である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
資源の有効活用及び環境上の問題という面から、合成洗
剤を用いずにふきん等を除菌、漂白可能とする手段が求
められている。また、汚れたふきん等を除菌、漂白する
ためにそれらを桶等に一定時間浸け置く間は、この桶等
が置かれるシンク内やカウンター上にデッドスペースが
生じ、システムキッチンの使い勝手が悪くなるという不
都合がある。

【０００４】

【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その第１の目的は、除菌、漂白
作用のある酸性水又は中性水を供給することができる電
解装置付システムキッチンを提供することにある。

【０００５】本発明の第２の目的は、スペースの有効活
用が可能となる電解装置付システムキッチンを提供する
ことにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記第１の目的を達成す
るため、本発明は、酸性水、アルカリ水又は遊離塩素を
含む中性水の少なくとも一を生成可能な電解装置を設置
する、という構成を採っている。このような構成によれ
ば、除菌、漂白作用のある酸性水や中性水を供給するこ
とができ、これら酸性水や中性水に汚れたふきん等を浸
け置くことで、市販の合成洗剤を用いることなく、ふき
ん等を除菌、漂白することが可能となる。

【０００７】また、酸性水又は遊離塩素を含む中性水を
生成可能な電解装置に加え、前記酸性水又は中性水が供
給される除菌槽とをシステムキッチンに備える、という
構成を採っている。この構成によれば、前記第１の目的
を達成できることはもとより、ふきん等を浸け置く桶等
が不要となり、この桶の設置によるデッドスペースの発
生を抑制し、キッチンスペースを有効に活用できるとい
う第２の目的を達成することができる。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明において、陽極及び陰極を
含む電極装置を塩化ナトリウム水溶液が貯蔵されたシン
ク内に設置することで、当該シンク内に遊離塩素を含む
中性水を生成可能に設ける、という構成も併せて採用す
ることができる。このように構成することで、シンク
を、通常の用途の他に除菌、漂白作用のある中性水の生
成及び貯蔵スペースとしても利用することができ、シン
クを有効活用することができる。

【０００９】また、酸性水及び又は遊離塩素を含む中性
水を生成する電解装置を備え、この酸性水又は中性水を
前記排水口の近傍に供給可能に設ける、という構成も併
せて採用することができる。これにより、シンク内の排
水口の近傍に、汚れを分解し除去可能な酸性水又は中性
水が直接供給されることとなり、排水口の周囲の清掃が
一層簡易となる。

【００１０】なお、本明細書において、『酸性水』と
は、ｐＨ３以下となる水について用い、『アルカリ水』
とは、ｐＨ１１以上となる水について用いるものとす
る。

【００１１】

【実施例】以下、本発明に係る第１実施例を図面を参照
しながら説明する。

【００１２】［第１実施例］図１には、第１実施例に係
るシステムキッチンの概略斜視図が示されている。この
実施例は、システムキッチン１０に酸性水及びアルカリ
水を生成可能な電解装置１１を設け、この酸性水又はア
ルカリ水をシンク１２に隣設された除菌槽１３に供給可
能としたところに特徴を有する。

【００１３】前記電解装置１１は、図２の模式図に示さ
れるように、塩化ナトリウム水溶液を貯蔵する貯塩槽１
４と、この貯塩槽１４からの塩化ナトリウム水溶液を電
気分解する電解槽１５と、この電解槽１５で生成された
酸性水、アルカリ水をそれぞれ貯蔵する生成水タンク１
７，１８と、これら生成水タンク１７，１８の生成水を
除菌槽１３に供給するためのポンプ２０，２１とを備え
て構成されている。電解槽１５には、陽極２３、陰極２
４がそれぞれ配置されるとともに、それらの間にイオン
の透過を許容可能な隔膜２５が設けられている。

【００１４】貯塩槽１４は、電解装置１１の本体側から
引き出し可能に設けられており、貯塩槽１４を引き出す
ことにより、塩化ナトリウム水溶液が直接投入されるよ
うになっており、或いは、固体の塩化ナトリウム及び水
が投入された後、それらを攪拌することで塩化ナトリウ
ム水溶液が生成されるようになっている。なお、貯塩槽
１４は、これに限定されるものではなく、例えば、所定
のタイミングで固体の塩化ナトリウムを自動的に電解槽
１５に供給可能にしてもよく、この場合には、電解槽１
５に水が供給され、そこで塩化ナトリウムが生成される
ことになる。

【００１５】電解槽１５に塩化ナトリウム水溶液が入っ
ている状態で、スイッチ２６（図１参照）を操作し、図
示しない電流供給装置によって所定の電流が陽極２３，
陰極２４に与えられると、陽極２３側には塩素ガスが発
生するとともに、次亜塩素酸を含む酸性水が生成され、
この酸性水が生成水タンク１７に溜まる。その一方、陰
極２４側にはアルカリ水である水酸化ナトリウム水溶液
が生成され、この水酸化ナトリウム水溶液が生成水タン
ク１８に溜まる。また、酸性水又はアルカリ水の除菌槽
１３への供給は、スイッチ２６（図１参照）のＯＮ、Ｏ
ＦＦによって選択的に操作可能になっている。具体的に
は、酸性水供給用のスイッチ２６ＡをＯＮにすれば、ポ
ンプ２０が作動し、供給管２７を介して酸性水が除菌槽
１３に供給される。その一方、アルカリ水供給用のスイ
ッチ２６Ｂ（図１参照）をＯＮにすれば、ポンプ２１が
作動し、供給管２７を介してアルカリ水が除菌槽１３に
供給される。除菌槽１３の底壁には、栓付の排水口２８
（図１参照）が設けられており、使用済みの酸性水及び
アルカリ水を排水可能となっている。また、前記塩素ガ
スは、図示しないファン等の排出手段によって屋外に排
出可能となっている。

【００１６】このような実施例によれば、汚れたふきん
やスポンジ等を除菌槽１３に置き、除菌効果を高めるた
め、アルカリ水で予洗いをし、その後、排水口２８に栓
をし、除菌槽１３に酸性水を溜めて、ふきんやスポンジ
等を浸け置くことで、次亜塩素酸等の化学作用により、
市販の合成洗剤を用いなくても、ふきんやスポンジ等を
除菌、漂白することが可能となる。また、除菌槽１３
は、図示しない蓋をすれば、その上面も調理スペース等
に活用することができ、キッチンスペースの有効活用が
可能となる。また、除菌槽１３に水道水をも供給できる
ようにすれば、除菌槽１３を第２のシンクとしても活用
することができ、一層幅広い利用価値を得ることができ
る。

【００１７】次に、本発明の第２ないし第７実施例につ
いて説明する。なお、以下の説明において、前記第１実
施例と同一若しくは同等の構成部分については同一符号
を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にする。

【００１８】［第２実施例］図３には、第２実施例に係
るシステムキッチンのシンクの一部拡大斜視図が示され
ており、図４には、図３のＡ−Ａ線矢視断面図が示され
ている。この第２実施例は、電解装置１１からの酸性水
をシンク１２の排水口２９の近傍に供給可能としたとこ
ろに特徴を有する。すなわち、排水口２９の周囲には穴
部２９Ａが設けられ、酸性水供給用のスイッチ２６Ａ
（図１参照）をＯＮにすれば、ポンプ２０が作動し、生
成水タンク１７（図２参照）の酸性水が、先端側が各穴
部２９Ａに接続可能に分岐した供給ホース３０を介して
各穴部２９Ａに供給される。

【００１９】このような第２実施例によれば、カビやぬ
めりが発生しやすい排水口２９の周囲や内部に酸性水が
直接供給されるため、市販の合成洗剤を用いることな
く、排水口２９の回りに付着したカビやぬめりを簡単に
除去することができる。なお、酸性水のみならず、電解
装置１１によって生成されたアルカリ水をも排水口２９
の周囲に供給可能となる構成を採用してもよく、このよ
うな構成にすれば、排水口２９の回りに付着したカビや
ぬめりの除去を一層簡易に行うことができる。

【００２０】［第３実施例］図５には、第３実施例に係
るシステムキッチンの概略斜視図が示されている。この
第３実施例は、電解装置１１及び除菌槽１３を、システ
ムキッチンの延出方向端部から立設されたウオール部３
１に設けたところに特徴を有する。すなわち、第３実施
例に係るシステムキッチンは、酸性水、アルカリ水をそ
れぞれ除菌槽１３に供給可能な水栓３２，３３が設けら
れた電解装置１１を除菌槽１３の上部に配置したもので
ある。本実施例においても、前記第１実施例と同様の効
果を得ることができる。

【００２１】［第４実施例］図６には、第４実施例に係
るシステムキッチンの概略斜視図が示されている。この
第４実施例は、酸性水及びアルカリ水を生成する電解装
置３５を、キッチンルームの壁面に据え付けられるウオ
ールキャビネット３７に昇降可能に設けたところに特徴
を有する。

【００２２】前記電解装置３５は、第１実施例等におけ
る電解装置１１と同様に、塩化ナトリウム水溶液から酸
性水及びアルカリ水が生成可能となっている。但し、陽
極２３、陰極２４及び隔膜２５を含む電解槽３８と、酸
性水、アルカリ水が収容される容器３９，４０とが着脱
可能に設けられている。ここで、電解装置３５は、常時
はウオールキャビネット３７内に収容されており、電解
装置３５により生成された酸性水やアルカリ水が必要な
ときは、スイッチ４１Ａを操作すると、図示しない駆動
機構により電解装置３５が自動的に降下するようになっ
ている。その状態で、酸性水やアルカリ水が溜まった容
器３９，４０を電解装置３５から取り出すことができ、
酸性水やアルカリ水を適宜使用することが可能となる。
また、電気分解の結果、陽極２３から発生した塩素ガス
は、スイッチ４１Ｂの操作によって、図示しないファン
等でダクト４２から排出可能となっている。なお、電解
槽３８から容器３９，４０への酸性水及びアルカリ水の
供給は、電解槽３８に水栓を設けて容器３９，４０に各
々入れる他、しゃくし等によって容器３９，４０に入れ
てもよい。

【００２３】このような第４実施例によれば、第１実施
例と同様に、市販の合成洗剤によらないふきん等の除
菌、漂白が可能になる他、電解装置３５をウオールキャ
ビネット３７内に収容可能としたため、キッチンのカウ
ンター３４（図１参照）の内部スペースの有効活用が可
能となる。

【００２４】なお、電解装置３５の昇降は電動式に限定
されず、手動式としてもよい。また、電解装置３５を、
図７に示されるような態様としてもよい。すなわち、電
解装置３５の手前側に、図示しない電解槽にアクセス可
能な塩化ナトリウム水の注入口４３Ａを設けるととも
に、電解装置３５により生成された酸性水、アルカリ水
の給水口４３Ｂ，４３Ｃをそれぞれ設けることも可能で
ある。更に、このような給水口４３Ｂ，４３Ｃを有する
電解装置３５をカウンター３４（図１参照）の内部スペ
ースに出し入れ可能となるように設けてもよい。

【００２５】［第５実施例］図８には、第５実施例に係
るシステムキッチンの概略斜視図が示されている。この
第５実施例は、シンク１２に隣設された除菌槽４４を電
解装置１１の電解槽としたところに特徴を有する。

【００２６】除菌槽４４の中央部付近には、陽極２３、
陰極２４、及び隔膜２５が配置されており、これらはカ
バー４５に収容されている。除菌槽４４に塩化ナトリウ
ム水溶液が満たされた状態で、それを蓋４７で閉蓋し、
スイッチ４６の操作により図示しない電流供給装置から
陽極２３、陰極２４に電流が与えられると、陽極２３が
位置する側の除菌槽４４Ａには酸性水が溜まり、陰極２
４が位置する側の除菌槽４４Ｂにはアルカリ水が溜まる
ようになっている。なお、除菌槽４４の側壁には、水道
水を供給可能な給水口４８が設けられており、この給水
口４８からの水に固体の塩化ナトリウムを添加すること
で塩化ナトリウム水溶液を生成可能となる。

【００２７】このような第５実施例によれば、前記第１
実施例の効果を得ることができる他、カウンター３４下
のスペースの有効活用を図ることができる。また、上部
開放型の除菌槽４４を電解槽としたから、電気分解の際
に陽極２３から発生する塩素ガスを大気中に自然拡散さ
せることができ、システムキッチン内の塩素ガスの滞留
を防止することができる。

【００２８】なお、前記第５実施例においては、除菌槽
４４をシンク１２に隣設したが、本発明はこれに限られ
ず、例えば、図９に示されるように、除菌槽４４をカウ
ンター３４内部に収容可能な引き出し式としてもよい。

【００２９】以上の各実施例において、酸性水が接触す
る部位には、その腐食を回避するために樹脂等の部材で
成形若しくはコーティングすることが望ましい。

【００３０】［第６実施例］図１０には、第６実施例に
係るシステムキッチンの概略斜視図が示されており、図
１１には、図１０のＡ−Ａ矢視断面図が示されている。
この第６実施例は、遊離塩素を含む中性水を生成可能な
電解装置５１を用い、シンク１２に隣設された上部開放
型の除菌槽５２を電解装置５１の電解槽としたところに
特徴を有する。

【００３１】前記除菌槽５２の内部には、図１０中奥行
側に陽極２３及び陰極２４が設けられている。すなわ
ち、除菌槽５２に塩化ナトリウム水溶液が満たされた状
態で、それを蓋４７で閉蓋し、スイッチ５３の操作によ
り、図示しない電流供給装置から所定の電流が陽極２
３，陰極２４に与えられると、陽極２３側に塩素ガスが
発生するとともに、除菌槽５２内に遊離塩素を含む中性
水が生成されるようになっている。すなわち、除菌槽５
２には、陽極２３と陰極２４との間に隔膜が設けてられ
ていないため、陽極２３側に生成された次亜塩素酸が陰
極２４側のナトリウムイオンと反応して中和され、中性
水である次亜塩素酸ナトリウム水溶液が生成される。こ
こで、この次亜塩素酸ナトリウム水溶液中には、ナトリ
ウムイオンと未反応の次亜塩素酸等も含まれているた
め、除菌槽５２内には、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩
素酸等の遊離塩素を含む中性水が生成されることとな
る。なお、除菌槽５２の側壁には、水道水を供給可能な
給水口５４が設けられており、この給水口５４からの水
に、固体の塩化ナトリウムを添加することで塩化ナトリ
ウム水溶液が生成可能となる。また、除菌槽５２の底壁
には、栓５５Ａを有する排水口５５が設けられており、
使用済みの中性水を排水可能となっている。

【００３２】このような第６実施例によれば、汚れたふ
きんやスポンジ等を除菌槽５２で生成された中性水に浸
け置くことで、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸の化
学作用により、ふきんやスポンジを除菌、漂白すること
が可能となる。また、中性水を使用するため、除菌槽５
２としてステンレス等の適用が可能となる。更に、上部
開放型の除菌槽５２を電解槽としたから、陽極２３から
発生する塩素ガスを大気中に自然拡散させることができ
る。

【００３３】なお、前記第６実施例では、中性水を生成
可能な電解装置５１の電解槽を除菌槽５２とした場合を
図示説明したが、本発明はこれに限らず、第１実施例の
ように、電解装置５１をカウンター３４の内部に収容す
るタイプをも採用可能である。また、第２実施例のよう
に、電解装置５１からの中性水を排水口２９の周囲に供
給可能としたタイプを採用することも可能である。更
に、第３及び第４実施例のように、電解装置５１をウオ
ール部３１（図５参照）やウオールキャビネット３７
（図６参照）に設けることも可能である。

【００３４】［第７実施例］図１２及び図１３には、第
７実施例に係るシステムキッチンの概略斜視図が示され
ている。これらの図において、この第７実施例は、シン
ク１２内にスライド可能に設けられたまな板５９の裏面
に形成された除菌槽６０に、塩化ナトリウム水溶液を満
たした後、陽極２３及び陰極２４を含む電極装置６１を
設置することで、除菌槽６０内に遊離塩素を含む中性水
を生成可能としたところに特徴を有する。

【００３５】前記電極装置６１は、コンセントを電源と
し、任意の場所に移動可能なポータブルタイプとなって
いる。ここで、中性水を生成する場合には、図１３に示
されるようにまな板５９裏返して除菌槽６０を表出させ
た上で、この除菌槽６０内に塩化ナトリウム水溶液を入
れ、更にその中に電極装置５７を設置する。この状態
で、電極装置６１をコンセントに接続すると、除菌槽６
０内の塩化ナトリウム水溶液が電気分解して遊離塩素を
含む中性水が生成される。

【００３６】このような第６実施例によっても、前記第
６実施例と同様の効果を得ることができる他、ポータブ
ルタイプの電極装置６１を用い、シンク１２内に設けら
れたまな板５９の裏面を除菌槽６０としたから、シンク
１２の有効利用を図ることができる。

【００３７】なお、前記第６実施例においては、スライ
ド式のまな板５９の裏面を除菌槽６０としたが、本発明
はこれに限られず、シンク１２内にスライド可能に設け
られた野菜ボール等の内部を除菌槽としてもよい。

【００３８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
酸性水、アルカリ水又は遊離塩素を含む中性水の少なく
とも一を生成可能な電解装置を設置したから、市販の合
成洗剤を用いることなく、ふきん等を除菌、漂白するこ
とが可能となる。

【００３９】また、前記酸性水又は中性水が供給される
除菌槽をも備えたから、ふきん等を浸け置く桶等が不要
となり、この桶の設置によるデッドスペースの発生を抑
制し、キッチンのスペースを有効活用することができ
る。

【００４０】更に、陽極及び陰極を含む電極装置を塩化
ナトリウム水溶液が貯蔵されたシンク内に設置すること
で、当該シンク内に遊離塩素を含む中性水を生成可能に
設けたから、シンクを、通常の用途の他に除菌、漂白作
用のある中性水の生成及び貯蔵スペースとしても利用す
ることができ、シンクの有効的活用を図ることができ
る。

【００４１】また、酸性水及び又は遊離塩素を含む中性
水を生成する電解装置を備え、この酸性水又は中性水を
前記排水口の近傍に供給可能に設けたから、排水口の周
囲の清掃が一層簡易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 第１実施例に係るシステムキッチンの概略斜
視図。

【図２】 電解装置を示す模式図。

【図３】 第２実施例に係るシステムキッチンのシンク
の一部概略斜視図。

【図４】 図３のＡ−Ａ線矢視断面図。

【図５】 第３実施例に係るシステムキッチンの概略斜
視図。

【図６】 第４実施例に係るシステムキッチンの概略斜
視図。

【図７】 第４実施例の変形例を示すシステムキッチン
の概略斜視図。

【図８】 第５実施例に係るシステムキッチンの概略斜
視図。

【図９】 第５実施例の変形例を示すシステムキッチン
の概略斜視図。

【図１０】 第６実施例に係るシステムキッチンの概略
斜視図。

【図１１】 図１０のＡ−Ａ線矢視断面図。

【図１２】 第７実施例に係るシステムキッチンの概略
斜視図。

【図１３】 使用状態を示すシステムキッチンの概略斜
視図。

【符号の説明】

１０・・・システムキッチン、１１・・・電解装置、１
２・・・シンク、１３・・・除菌槽、２３・・・陽極、
２４・・・陰極、２９・・・排水口、３５・・・電解装
置、４４・・・除菌槽、５１・・・電解装置、５２・・
・除菌槽、６０・・・除菌槽、６１・・・電極装置、

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 雅裕 静岡県浜松市西山町1370番地 ヤマハリビ ングテック株式会社内 (72)発明者 野島 良之 静岡県浜松市西山町1370番地 ヤマハリビ ングテック株式会社内 Ｆターム(参考） 2D061 BA04 BC06 BC13 3B060 CA04 EA03 FA02

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 酸性水、アルカリ水又は遊離塩素を含む
   中性水の少なくとも一を生成可能な電解装置を設置した
   ことを特徴とする電解装置付システムキッチン。
2. 【請求項２】 酸性水又は遊離塩素を含む中性水を生成
   可能な電解装置と、前記酸性水又は中性水が供給される
   除菌槽とを備えたことを特徴とする電解装置付システム
   キッチン。
3. 【請求項３】 陽極及び陰極を含む電極装置を塩化ナト
   リウム水溶液が貯蔵されたシンク内に設置することで、
   当該シンク内に遊離塩素を含む中性水を生成可能に設け
   たことを特徴とする電解装置付システムキッチン。
4. 【請求項４】 酸性水又は遊離塩素を含む中性水を生成
   する電解装置を備え、この酸性水又は中性水を前記排水
   口の近傍に供給可能に設けたことを特徴とする電解装置
   付システムキッチン。