JP2000091845A - コルピッツ発振回路及び無線通信端末装置 - Google Patents

コルピッツ発振回路及び無線通信端末装置

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JP2000091845A
JP2000091845A JP10256144A JP25614498A JP2000091845A JP 2000091845 A JP2000091845 A JP 2000091845A JP 10256144 A JP10256144 A JP 10256144A JP 25614498 A JP25614498 A JP 25614498A JP 2000091845 A JP2000091845 A JP 2000091845A
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circuit
oscillation
power
oscillation circuit
power supply
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JP10256144A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Chimoto
克彦 知本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入後の立ち上がり時間を短縮しつつ、
安定して動作するコルピッツ発振回路を提供することを
目的とする。 【解決手段】 増幅回路の出力信号を帰還する帰還用コ
ンデンサと、帰還用コンデンサとともに共振回路を構成
する水晶振動子と、発振開始前に上記水晶振動子の一端
を電源供給ラインに接続し、発振開始後に接地電位点に
接続するスイッチング手段とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コルピッツ発振回
路及び無線通信端末装置に係り、さらに詳しくは、帰還
用コンデンサ及び水晶振動子を備えて所定の周波数信号
を発生するコルピッツ発振回路、並びに、このコルピッ
ツ発振回路を用いた無線通信端末装置の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図16は、携帯電話に用いられる従来の
コルピッツ発振回路の一構成例を示した図である。図中
のR1〜R3はトランジスタTrのバイアス抵抗であ
り、R4は出力抵抗であり、Xtは水晶振動子である。
C1、C2は、トランジスタTrの出力信号をトランジ
スタTrのベース、エミッタ端子間へ正帰還するための
帰還用コンデンサである。C4は直流成分の出力を遮断
する結合コンデンサであり、C5は電源供給ライン、接
地電位点間を交流的に等価にするためのバイパスコンデ
ンサである。C5は図示しない電源回路内に配置されて
いてもよい。
【0003】Cv1は、バリキャップと呼ばれる可変容
量ダイオードであり、アノードへの印加電圧である周波
数制御信号Vfによってその容量が変化する。C3は周
波数制御信号Vfによる直流成分をカットするためのコ
ンデンサである。C3及びCv1の直列回路は、その接
続点への周波数制御信号Vfにより制御される電圧制御
可変容量コンデンサとして機能する。この発振回路の出
力信号Voの周波数は、C1、C2、C3、Cv1及び
Xtからなる共振回路の共振周波数に相当するため、周
波数制御信号Vfにより出力信号Voの周波数を制御す
ることができる。
【0004】図17は、図16に示した発振回路につい
て電源投入直後の動作を説明するための等価回路であ
る。図中のCbcはトランジスタTrのベース、コレク
タ端子間の容量であり、水晶振動子Xtの影響は無視し
ている。発振回路に電源を投入すると過渡期を経て定常
状態に至る。定常状態における水晶振動子Xtの端子間
電圧Vxは、抵抗R2の端子間電圧に等しくなり、抵抗
R1、R2の分圧比によって求めることができる。定常
状態に至るまでの過渡期の初期においては次式(1)で
表されるVxが水晶振動子Xtに印加される。
【0005】
【数1】
【0006】C1、C2の値は、必要とされる発振周波
数によって異なるが、一般的には、数十pF程度であ
る。これに対し、トランジスタTrのベース、コレクタ
間の容量Cbcは数pFである。従って、CnはCbc
に比べて十分に大きく、式(1)の分母は分子に比べて
十分に大きいことになり、電源投入直後の水晶振動子V
xには、電源電圧Vccに比べて小さな電圧しか印加す
ることができなかった。
【0007】電源投入直後の振動子電流は振動子の印加
電圧に比例する。このため、小さな電圧しか印加するこ
とができなければ、電源投入から出力信号Voが安定す
るまでの時間(立ち上がり時間)が長くなってしまうと
いう問題があった。また、水晶振動子の等価抵抗が大き
い場合には発振不発が生じやすいという問題があった。
【0008】一般に携帯電話等の無線通信端末装置は、
電源として電池を使用している。このため、消費電力を
小さくし、可能な限り長期間動作させることが求められ
る。このため、待ち受け時には発振回路への電源供給を
停止するスリープ機能を備えている場合が多い。この様
なスリープ機能を備えた無線通信端末装置は、待ち受け
中に、基地局により定められた所定の時間間隔で発振回
路へ電源投入を行う。そして、基地局からの無線信号を
受信した後に再び発振回路への電源供給を中断する動作
を繰り返し、消費電力を小さくしている。
【0009】ところが、基地局との無線通信は、発振回
路が定常状態に達した後に行う必要がある。このため、
発振回路の立ち上がり時間が長ければ、それだけ早く電
源投入を行う必要があり、スリープ期間が短くなる。即
ち、同じ電池を用いた場合でも、発振回路の立ち上がり
時間が長いほど、待ち受け時の消費電力が多くなり、平
均待ち受け時間が短くなってしまうという問題があっ
た。
【0010】この様な問題を解決するために提案された
発振回路の一構成例が、特開平9−223930号公報
に開示されている。図18は、この公報に記載された従
来の発振回路を示した図である。この発振回路は、水晶
振動子Xtの一端が、電源ライン側に接続されている点
で、接地電位点側に接続されている図16に示した発振
回路とは異なる。しかしながら、電源ラインと接地電位
点は、交流的には等価であることから、図18の回路
も、図16と同様の発振回路として動作する。
【0011】図19は、図18に示した発振回路につい
て電源投入直後の動作を説明するための等価回路であ
る。ここでは、水晶振動子Xt及び可変容量コンデンサ
Cv2の影響は無視している。水晶振動子Xtの端子間
には、過渡期の初期において次式(2)で表される電圧
Vxが印加される。
【数2】
【0012】水晶振動子Xtを電源ライン側に接続した
ので、(2)の分子はCbcではなくCnとなってい
る。上述の通り、CnはCbcに比べて十分に大きいた
め、式(2)の分母、分子はほぼ等しくなって、水晶振
動子Xtにはほぼ電源電圧Vccが印加されることにな
る。従って、図16の回路に比べ電源投入後の立ち上が
り時間を短くすることができる。
【0013】ところが、図18に示した発振回路では、
水晶振動子Xtが接地電位点に接続されていないことか
ら、電池からの出力電圧の変動や電源用レギュレータ回
路で発生するノイズや種々の外来ノイズなどの影響を受
けやすい。即ち、立ち上がり時間は短くなるが、定常状
態に達した後の動作が不安定になり易いという問題があ
った。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたものであり、電源投入後の立ち上がり
時間を短縮しつつ、定常状態への到達後も安定して動作
するコルピッツ発振回路を提供することを目的とする。
また、無線通信時の動作の信頼性を低下させることな
く、発振回路への電源供給期間を短縮し消費電力を低減
した通信端末装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によるコルピッツ
発振回路は、増幅回路の出力信号をこの増幅回路の入力
端子へ帰還する帰還用コンデンサと、帰還用コンデンサ
とともに共振回路を構成する水晶振動子と、発振開始前
に水晶振動子の一端を電源供給ラインに接続し、発振開
始後に接地電位点に接続するスイッチング手段とを備え
て構成される。
【0016】また、本発明によるコルピッツ発振回路
は、水晶発振子及びスイッチング手段の接続点と電源供
給ラインとの間にコンデンサを接続して構成される。
【0017】また、本発明による無線通信端末装置は、
発振回路の出力信号に基づき動作する受信回路を備え、
発振回路に対し間欠的に電源を供給し、電源供給時に受
信回路により無線信号を受信する無線通信端末装置であ
って、上記発振回路が、増幅回路の出力信号をこの増幅
回路の入力端子へ帰還する帰還用コンデンサと、帰還用
コンデンサとともに共振回路を構成する水晶振動子と、
発振開始前に水晶振動子の一端を電源供給ラインに接続
し、発振開始後に接地電位点に接続するスイッチング手
段とを備えて構成される。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
よるコルピッツ発振回路の一構成例を示した図である。
図中のSWpはpチャネルMOSトランジスタ、SWn
はnチャネルMOSトランジスタである。なお、従来の
発振回路に相当する構成部分には、同一符号を付して説
明を省略する。
【0019】SWp、SWnは水晶振動子Xtの一端
を、電源ライン又は接地電位点に選択的に接続するスイ
ッチング手段である。すなわち、切替制御信号Vsが低
レベルの場合には、トランジスタSWpがオン、トラン
ジスタSWnがオフとなる一方、高レベルの場合には、
トランジスタSWnがオン、トランジスタSWpがオフ
となる。
【0020】まず、電源投入前に切替制御信号Vsを低
レベルにして、電源投入により水晶振動子Xtが電源ラ
イン側に接続される状態で電源投入を行う。図2は、電
源投入直後の動作を説明するための等価回路である。こ
こでは、水晶振動子Xt及びトランジスタSWp、SW
nの影響は無視している。また、電源投入時のVf端子
はハイインピーダンス状態であるものとする。水晶振動
子Xtの端子間には、過渡期の初期においては次式
(3)で表される電圧Vxが印加される。
【0021】
【数3】
【0022】式(3)の分子はCbcではなくCn+C
mであり、CnはCbcに比べて十分に大きいことか
ら、式(3)の分母、分子はほぼ等しくなる。従って、
電源投入直後の水晶振動子Xtにはほぼ電源電圧Vcc
が印加されることになり、図18に示した従来の回路と
同様に電源投入後の立ち上がり時間を短くすることがで
きる。このことは、コンデンサC3と可変容量素子Cv
1の影響を無視すれば、式(3)が式(2)に等しくな
ることからも理解できる。
【0023】その後、定常状態に達し発振動作が安定す
れば、切替制御信号Vsを高レベルとし、水晶振動子X
tの接続を電源側から接地電位側へ切り替える。この
時、発振動作が停止することがないように、発振周期よ
りも十分に短い時間で切り替えることが必要になる。例
えば、20MHzの発振を行っている場合であれば、発
振周期は50nsであるのに対し、MOSトランジスタ
SWp、SWnによる切替時間は数ns以下であるた
め、発振を維持しながら切り替えることができる。
【0024】この様にして、電源投入直後に水晶発振子
の一端が電源供給ライン側に接続されていれば、発振回
路の立ち上がり時間を短くすることができ、不発を防止
して発振回路の起動を安定して行うことができる。ま
た、発振動作の開始後に(好ましくは発振動作の安定化
後に)水晶発振子の一端を接地電位点側に接続すること
により、ノイズ等の影響を受けることない安定した発振
動作を行わせることができる。
【0025】図2では、トランジスタSWpが理想的な
スイッチング手段であるものとして説明したが、図3は
水晶振動子Xt及びトランジスタSWpの容量を考慮し
た等価回路であり、この図を用いて電源投入直後の動作
をさらに説明する。
【0026】図中のCpは、トランジスタSWpのソー
ス、ドレイン端子間の容量である。トランジスタSWp
のゲート端子には図示しない容量がさらに直列に接続さ
れていると考えられるため、ゲート端子と、ソース又は
ドレイン端子間の容量の影響は無視する。水晶振動子X
tは、一般にコイルLo、コンデンサCo及び抵抗ro
の直列回路(不図示)と、コンデンサCxとを並列接続
した回路として表される。コンデンサCxは1〜3pF
程度であり、ここでは水晶振動子Xtの等価容量として
コンデンサCxのみを考慮する。水晶振動子Xtの端子
間には、過渡期の初期においては次式(4)で表される
電圧Vxが印加される。
【0027】
【数4】
【0028】一般的にCjは小さいため、式(3)の場
合と同様、Cbcにはほぼ電源電圧Vccが印加され、
水晶振動子Xtへの印加電圧VxはCpとCxの比によ
って決まる。即ち、CpがCxと同程度の大きさであれ
ば、印加電圧Vxは電源電圧Vccのほぼ半分になり、
CpがCxに比べて十分に大きければ、印加電圧Vxは
ほぼ電源電圧Vccとなる。
【0029】なお、MOSトランジスタSWp、SWn
のオン抵抗は、小さい方が望ましい。携帯電話の発振回
路の場合、等価抵抗が数十Ω程度の水晶振動子が使用さ
れていることが多いため、これに比べて十分に小さなオ
ン抵抗を持つMOSトランジスタ、例えば、オン抵抗が
1Ω以下のものを使用すれば、オン抵抗が問題となるこ
とはない。
【0030】本実施の形態では、可変容量ダイオードC
v1及びC3の直列回路を水晶振動子Xtに並列に接続
した発振回路について説明したが、この様な周波数制御
のための回路を備えることなく構成することもでき、さ
らに、図12と同様、可変容量素子を水晶振動子Xtに
直列に接続して構成してもよい。
【0031】また、本実施の形態では、スイッチング手
段としてMOSトランジスタSWp、SWnを用いて説
明したが、発振周期よりも十分に短い時間で切り替える
ことができれば、その他のスイッチング手段を用いるこ
ともでき、例えば、バイポーラトランジスタを用いて構
成してもよい。
【0032】また、本実施の形態で例示した様に電源投
入時のVf端子はハイインピーダンス状態であることが
望ましいが、その他の状態、例えば、所定の電圧を印加
している状態であってもよい。
【0033】実施の形態2.図4は、本発明によるコル
ピッツ発振回路の他の構成例を示した図である。この発
振回路は、コンデンサCaを備えている点で、図1に示
した発振回路とは異なる。コンデンサCaは、その一端
が水晶振動子XtのトランジスタSWp、SWn側端子
に接続され、他端が電源供給ラインに接続されている。
即ち、トランジスタSWpに並列となる様にソース、ド
レイン端子間に接続されている。
【0034】図5は、電源投入直後の動作を説明するた
めの等価回路である。水晶振動子Xtの端子間には、過
渡期の初期において次式(5)で表される電圧Vxが印
加される。なお、ここでは、トランジスタTrのベー
ス、コレクタ端子間の容量Cbcに印加される電圧をV
ccと近似して簡略化している。
【0035】
【数5】
【0036】式(5)は、式(4)のCpをCp+Ca
に置き換えて簡略化した式であり、水晶振動子Xtの端
子間電圧は、Caによる影響分だけ増大する。即ち、C
p+CaがCxと同程度の大きさであれば、水晶振動子
Xtへの印加電圧Vxは電源電圧Vccのほぼ半分にな
り、Cp+CaがCxに比べて十分に大きければ、印加
電圧Vxはほぼ電源電圧Vccとなる。従って、トラン
ジスタSWpの容量Cpが小さい場合であっても、比較
的大きな容量をもつコンデンサCaを並列に接続するこ
とにより、電源投入後の立ち上がり時間を短くすること
ができる。
【0037】次に、図4の発振回路について、定常状態
における発振動作へのコンデンサCaの影響について説
明する。図6は、図4の発振回路のトランジスタSWp
をオフし、トランジスタSWnをオンした状態における
交流等価回路である。図中のCnは、トランジスタSW
nのソース、ドレイン端子間の容量である。
【0038】電源供給ラインと接地電位点は交流的に等
価であるため、図6に示した通り、水晶発振子Xtに
は、Cn及びCaの並列回路が直列に接続されているこ
とになる。従って、この発振回路はCn及びCaを備え
ていてもコルピッツ発振回路として機能し、Cn及びC
aはその発振周波数に影響を与えることになる。従っ
て、C1〜C3及びCv1の容量を適切に選択すること
により、所望の発振周波数を得るコルピッツ発振回路を
構成することができる。
【0039】実施の形態1の発振回路について同様に考
えると、トランジスタSWpの端子間容量Csdは大き
い方が望ましく、トランジスタSWnの端子間容量Cs
dは小さい方が望ましいことがわかる。
【0040】実施の形態3.図7は、本発明によるコル
ピッツ発振回路の他の構成例を示した図である。この発
振回路は、カスコード型コルピッツ発振回路にスイッチ
ング手段を設けた回路である。図中のTr1、Tr2は
カスコード接続されたNPN型トランジスタ、R11、
R21、R12及びR22はそのバイアス抵抗、C6は
トランジスタTr2をベース接地にするためのバイパス
コンデンサである。
【0041】トランジスタTr2のベース端子と接地電
位点との間には、大容量のコンデンサC6が用いられて
いるため、水晶振動子Xtの一端を接地電位点に接続し
た状態で電源を投入すると、電源投入直後の水晶振動子
Xtには、電源電圧Vccに比べ低い電圧しか印加する
ことができない。
【0042】このため、上記の実施例と同様、切替制御
信号Vsにより、電源投入時には水晶振動子Xtの一端
を電源供給ラインに接続して、立ち上がり時間を短くす
ることができる。また、発振動作の開始後に(好ましく
は発振動作の安定化後に)水晶振動子Xtの一端を接地
電位点に接続すれば、ノイズの影響を受けることなく安
定して動作させることができる。
【0043】実施の形態4.図8は、本発明によるコル
ピッツ発振回路の他の構成例を示した図である。この発
振回路は、オーバトーン発振回路にスイッチング手段を
設けた回路であり、コンデンサC7とコイルL1の並列
回路を備えている点で図1に示した発振回路とは異な
る。L1、C2及びC7からなる回路は、水晶振動子X
tの所定のn(奇数)次オーバートーン発振周波数にお
いて容量性となり、基本発振周波数を含むn次未満のオ
ーバートーン発振周波数において誘導性となる回路であ
る。従って、図8の回路は、n次オーバートーン周波数
において図1と同様のコルピッツ発振回路として動作す
る。
【0044】この様なオーバートーン発振回路につい
て、上記の実施例と同様、電源投入時には水晶振動子X
tの一端を電源供給ラインに接続して、立ち上がり時間
を短くすることができる。また、発振動作の開始後に
(好ましくは発振動作の安定化後に)水晶振動子Xtの
一端を接地電位点に接続すれば、ノイズの影響を受ける
ことなく安定して動作させることができる。
【0045】実施の形態5.図9は、本発明によるコル
ピッツ発振回路の他の構成例を示した図である。この発
振回路は、増幅回路としてインバータ(反転増幅器)を
用いたコルピッツ発振回路にスイッチング手段を設けた
ものである。図中のINVはインバータ、Cinはイン
バータの入力容量であり、C1、C3及びCv1が帰還
用コンデンサである。
【0046】まず、トランジスタSWp、SWnを備え
ることなく、コンデンサC1の左端を接地電位点に固定
的に接続した発振回路の場合について説明する。電源投
入前のインバータINVの入出力端子間に電位差はな
く、水晶振動子Xtには電圧が印加されていない。電源
投入によりインバータINVの入出力端子間には電位差
が生じ、この電位差が水晶振動子Xtの印加電圧とな
る。従って、電源を投入してからインバータINVが立
ち上がるまで、水晶振動子Xtに電圧を印加することが
できない。
【0047】次に、図9に示した発振回路の動作につい
て説明する。電源の投入前に、切替制御信号Vsを低レ
ベルにしておくことにより、電源投入時にトランジスタ
SWpがオンし、水晶振動子Xtの一端がコンデンサC
1を介して電源供給ラインに接続される。その後、イン
バータINVが立ち上がり、発振動作が開始した後に
(好ましくは発振動作の安定化後に)切替制御信号Vs
を高レベルに変化させ、コンデンサC1を介して水晶振
動子Xtを接地電位点に接続する。
【0048】図10は、この場合の電源投入直後の動作
を説明するための等価回路である。図中のCxは水晶振
動子の等価容量、CinはインバータINVの入力容量
である。ここでは、インバータINVの出力容量の影響
は無視する。電源投入直後の水晶発振子Xtの端子間に
は、次式(6)で表される電圧Vxが印加される。
【0049】
【数6】
【0050】水晶振動子の等価容量Cxは1〜3pF程
度であるのに対し、帰還用コンデンサC3、Cv1は数
十pF程度であるため、CmはCxに比べて十分に大き
い。従って、水晶振動子Vtへの印加電圧Vxは、C1
と(Cin+Ck)の比によって決まる。即ち、C1が
(Cin+Ck)と同程度の大きさであれば、印加電圧
Vxは電源電圧Vccのほぼ半分になり、C1が(Ci
n+Ck)に比べて十分に大きければ、印加電圧Vxは
ほぼ電源電圧Vccとなる。
【0051】従って、C1、Cin、Ckとして適切な
容量値を選択することにより、水晶振動子Xtの一端を
コンデンサC1を介して接地電位点に固定的に接続する
従来の発振回路に比べ、電源投入直後における水晶振動
子Xtへの印加電圧を高めることができる。また、発振
動作の開始後に水晶振動子Xtの一端を接地電位点に接
続すれば、従来の発振回路と同様、安定して動作させる
ことができる。
【0052】実施の形態5.図11は、本発明によるコ
ルピッツ発振回路の他の構成例を示した図である。この
発振回路は、図9の回路と同様、インバータを用いたコ
ルピッツ発振回路にスイッチング手段を設けて構成さ
れ、図9の回路ではインバータINVの入力側にスイッ
チング手段を設けているのに対し、図11の回路ではイ
ンバータINVの出力側にスイッチング手段を設けてい
る点で異なる。
【0053】図11に示した発振回路の動作について説
明する。電源の投入前に、切替制御信号Vsを低レベル
にしておくことにより、電源投入時にトランジスタSW
pがオンし、水晶振動子XtがコンデンサC2を介して
電源供給ラインに接続される。その後、インバータIN
Vが立ち上がり、発振動作が開始した後に(好ましくは
発振動作の安定化後に)切替制御信号Vsを高レベルに
変化させ、コンデンサC2を介して水晶振動子Xtを接
地電位点に接続する。
【0054】図12は、この場合の電源投入直後の動作
を説明するための等価回路である。図中のCxは水晶振
動子の等価容量、CotはインバータINVの出力容量
である。ここでは、インバータINVの入力容量の影響
は無視する。電源投入直後の水晶発振子Xtの端子間に
は、次式(7)で表される電圧Vxが印加される。
【0055】
【数7】
【0056】上述の通り、CmはCxに比べて十分に大
きいので、水晶振動子Vtへの印加電圧Vxは、C2と
(Cot+Ck)の比によって決まる。即ち、C2が
(Cot+Ck)と同程度の大きさであれば、印加電圧
Vxは電源電圧Vccのほぼ半分になり、C2が(Co
t+Ck)に比べて十分に大きければ、印加電圧Vxは
ほぼ電源電圧Vccとなる。
【0057】従って、C2、Cot、Ckとして適切な
容量値を選択することにより、水晶振動子Xtの一端を
コンデンサC2を介して接地電位点に固定的に接続する
発振回路に比べ、電源投入直後における水晶振動子Xt
への印加電圧を高めることができる。また、発振動作の
開始後に水晶振動子Xtの一端を接地電位点に接続すれ
ば、従来の発振回路と同様、安定して動作させることが
できる。
【0058】実施の形態6.図13は、本発明による無
線通信端末装置の一構成例を示したブロック図である。
図中の1はアンテナ、2はアンテナ共用器、3は受信
部、4は送信部、5は周波数シンセサイザ、6はベース
バンド信号処理部である。
【0059】アンテナ1により受信した信号は、アンテ
ナ共用器2を介して受信部3に入力される。この受信信
号は、受信部3内において、高周波増幅器30により増
幅された後、受信ミキサ31によりシンセサイザ5の出
力信号Vcと混合され、無線周波数からベースバンド周
波数へダウンコンバートされる。その後、フィルタ32
により不要な周波数成分が除去され、復調器33により
復調されて、ベースバンド信号処理部6へ出力される。
【0060】一方、ベースバンド処理部6からの送信信
号は送信部4に入力される。この送信信号は、送信部4
において、変調器42により変調された後、送信ミキサ
41によりシンセサイザ5の出力信号Vcと混合され、
ベースバンド周波数から無線周波数へアップコンバート
される。その後、送信電力増幅器40により増幅され
て、アンテナ共用器2へ出力される。
【0061】ベースバンド処理部6は、受信信号処理回
路60、制御回路61及び送信信号処理回路62により
構成される。受信信号処理回路60は、受信部3の出力
信号を音声信号に変換して受話器へ出力する。また、送
信信号処理回路62は、送話器からの音声信号を変換し
て送信部4へ出力する。従って、受信部3及び受信信号
処理回路60により受信回路を構成し、送信部4及び送
信信号処理回路62により送信回路を構成している。制
御回路61は、マイコン、DSP等により構成され、受
信信号処理回路60及び送信信号処理回路62を制御す
るとともに、シンセサイザ5を制御する。
【0062】図14は、図13に示したシンセサイザ5
の一構成例を示したブロック図である。図中の50は電
圧制御温度補償水晶発振器(VCTCXO)、51は位
相比較器、52はローパスフィルタ(LPF)、53は
電圧制御発振器(VCO)、54、55は可変分周器で
ある。発振器50は、図1、4、7〜9、11に示した
回路により構成される。
【0063】発振器50は、上記実施の形態に示したコ
ルピッツ発振回路により構成され、制御回路61からの
切替制御信号Vs及び周波数制御信号Vfが入力されて
いる。なお、発振器50において温度補償を行う方法と
しては、例えば、C1、C2又はC3として、トランジ
スタTr、ダイオードCv1等の容量変化を相殺する温
度特性を有したコンデンサを使用することができる。
【0064】51〜54は、発振器50の出力信号Vo
の周波数を基準とした信号Vcを生成するいわゆるPL
L(Phase Locked Loop)回路である。即ち、位相比較
器51には、発振器50の出力信号Voを分周器55に
より分周した信号と、発振器53の出力信号Vcを可変
分周器54により分周したフィードバック信号とが入力
され、位相比較器51の出力はローパスフィルタ52に
より平滑化され制御電圧として発振器53へ入力され
る。このPLL回路の出力信号Vcは、受信部3及び送
信部4へ出力される。
【0065】この無線通信端末装置の待ち受け時の動作
について説明する。待ち受け時には、シンセサイザ5に
対し間欠的に電源投入が行われる。即ち、制御回路61
が所定の時間間隔でシンセサイザ5の電源を投入し、基
地局からの無線通信信号を受信した後、再び電源を遮断
する。
【0066】無線通信信号を受信する際、制御回路61
は、受信信号処理回路60からの誤差信号に基づき、シ
ンセサイザ5の発振周波数の誤差が低減する様に周波数
制御信号Vfを生成する。即ち、シンセサイザ5の出力
信号Vcの周波数に誤差が生じると、受信部3の出力信
号の周波数(ベースバンド周波数)に誤差が生じる。こ
の誤差を受信信号処理回路60が検出し誤差信号を生成
する。この誤差信号に基づいて、制御回路61が周波数
制御信号Vfを生成することにより、発振回路50の発
振周波数を調節し、シンセサイザ5の出力信号の周波数
誤差を低減させることができる。
【0067】また、制御回路61は、切替制御信号Vs
を生成する。切替制御信号Vsはシンセサイザ5の発振
動作の開始前、即ち、前電源投入前、電源投入時又は電
源投入直後には低レベルであり、電源投入直後の水晶振
動子Xtの一端が電源供給ラインに接続されてる。そし
て、発振動作の開始後(好ましくは発振動作が安定化し
た後)であって無線信号の受信開始前に高レベルに変化
し、無線通信信号の受信時には水晶振動子Xtの一端が
接地電位点へ接続される。
【0068】図15は、待ち受け時の動作の一例を示し
たタイミングチャートである。図中の(a)が受信部3
及び受信信号処理回路60の受信動作のタイミング、
(b)がシンセサイザ5への電源供給のタイミング、
(c)が制御部61による切替制御信号Vsの出力タイ
ミングを示している。ここでは、電源遮断時に切替制御
信号Vsを低レベル(L)に変化させておき、いつ電源
投入を行っても短時間に発振器50が立ち上がる様にし
ている。
【0069】発振器50が安定した発振を開始すれば、
切替制御信号Vsを高レベルへ変化させ、その後に受信
部3が無線信号の受信を開始する。この低レベルから高
レベルへの切り替えタイミングは、例えば、電源投入か
ら安定した発振状態に達するまでの時間を予め求めてお
いて判断してもよいし、受信部3からの出力信号の誤差
に基づいて判断してもよい。
【0070】なお、発振動作の開始時とは、発振回路の
出力信号Voとして所望の周波数信号が出力される時を
意味し、受信動作の開始時とは、受信部3及び受信信号
処理回路60がともに動作し、基地局からの送信データ
を受信した時を意味する。
【0071】また、本実施の形態では、発振器50に実
施の形態1〜5に示したコルピッツ発振回路を用いた場
合について説明したが、発振器53についても同様のコ
ルピッツ発振回路を用いることができる。
【0072】
【発明の効果】本発明によるコルピッツ発振回路は、発
振開始前の上記水晶振動子の端子間に大きな電圧を印加
することができ、発振開始後の水晶振動子の一端を接地
電位点に接続することができる。従って、電源投入時の
立ち上がり時間を短縮することができるとともに、その
後は安定して動作するコルピッツ発振回路を提供するこ
とができる。
【0073】また、本発明によるコルピッツ発振回路
は、水晶発振子及びスイッチング手段の接続点と電源供
給ラインとの間にコンデンサを接続して構成される。こ
のため、電源供給ライン、水晶発振子間の容量の小さい
スイッチング手段を用いても、電源投入時の立ち上がり
時間を短縮することができる
【0074】また、本発明による無線通信端末装置は、
電源投入時の立ち上がり時間を短縮しつつ安定動作する
発振回路を備えることにより、受信動作の信頼性を損な
うことなく電源供給時間を短縮して消費電力を軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコルピッツ発振回路の一構成例を
示した図である。
【図2】図1の発振回路について電源投入直後の動作を
説明するための等価回路である。
【図3】水晶振動子及びトランジスタの容量を考慮した
等価回路である。
【図4】本発明によるコルピッツ発振回路の他の構成例
を示した図である。
【図5】図4の発振回路について電源投入直後の動作を
説明するための等価回路である。
【図6】図4の発振回路のトランジスタSWpをオフ
し、トランジスタSWnをオンした状態における交流等
価回路である。
【図7】本発明によるコルピッツ発振回路の他の構成例
を示した図である。
【図8】本発明によるコルピッツ発振回路の他の構成例
を示した図である。
【図9】本発明によるコルピッツ発振回路の他の構成例
を示した図である。
【図10】図9の発振回路について電源投入直後の動作
を説明するための等価回路である。
【図11】本発明によるコルピッツ発振回路の他の構成
例を示した図である。
【図12】図11の発振回路について電源投入直後の動
作を説明するための等価回路である。
【図13】本発明による無線通信端末装置の一構成例を
示したブロック図である。
【図14】図13のシンセサイザ5の一構成例を示した
ブロック図である。
【図15】待ち受け時の動作の一例を示したタイミング
チャートである。
【図16】携帯電話に用いられる従来のコルピッツ発振
回路の一構成例を示した図である。
【図17】図16の発振回路について電源投入直後の動
作を説明するための等価回路である。
【図18】従来のコルピッツ発振回路の他の構成例を示
した図である。
【図19】図18の発振回路について電源投入直後の動
作を説明するための等価回路である。
【符号の説明】
C1、C2 コンデンサ Tr トランジスタ Xt 水晶振動子 SWp、SWn スイッチング手段 3、60 受信回路 50 発振回路 Vo 発振回路の出力信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J079 AA04 BA22 BA41 DA13 FA02 FA05 FA13 FA14 FA21 FB03 FB25 FB29 FB35 FB48 GA02 GA04 GA09 KA05 KA08 5J081 AA03 BB01 BB10 CC04 CC44 DD03 DD15 EE05 EE18 FF21 FF23 FF25 GG01 KK04 KK22 KK23 LL05 LL08 MM01 5K061 AA00 AA02 BB12 CC02 CC08 CC13 CC15 CC25 JJ01 JJ02 JJ05 JJ09 JJ11 JJ12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】増幅回路と、この増幅回路の出力信号を入
    力端子へ帰還する帰還用コンデンサと、上記帰還用コン
    デンサとともに共振回路を構成する水晶振動子と、発振
    開始前に上記水晶振動子の一端を電源供給ラインに接続
    し、発振開始後に接地電位点に接続するスイッチング手
    段とを備えたことを特徴とするコルピッツ発振回路。
  2. 【請求項2】上記スイッチング手段は、電源供給ライン
    への電源供給に基づいて上記水晶振動子の一端を電源供
    給ラインに接続することを特徴とする請求項1に記載の
    コルピッツ発振回路。
  3. 【請求項3】上記スイッチング手段は、上記帰還用コン
    デンサを介して上記水晶振動子に接続され、上記水晶振
    動子の一端を上記帰還用コンデンサを介して電源供給ラ
    インまたは接地電位点に選択的に接続することを特徴と
    する請求項1に記載のコルピッツ発振回路。
  4. 【請求項4】上記水晶発振子及び上記スイッチング手段
    の接続点と、電源供給ラインとの間にコンデンサを接続
    したことを特徴とする請求項1に記載のコルピッツ発振
    回路。
  5. 【請求項5】発振回路の出力信号に基づき動作する受信
    回路を備え、発振回路に対し間欠的に電源を供給し、電
    源供給時に上記受信回路により無線信号を受信する無線
    通信端末装置において、上記発振回路が、増幅回路と、
    この増幅回路の出力信号を入力端子へ帰還する帰還用コ
    ンデンサと、上記帰還用コンデンサとともに共振回路を
    構成する水晶振動子と、発振開始前に上記水晶振動子の
    一端を電源供給ラインに接続し、発振開始後に接地電位
    点に接続するスイッチング手段とを備えたことを特徴と
    する無線通信端末装置。
  6. 【請求項6】上記受信回路は、上記水晶振動子の一端が
    接地電位点に接続された後に受信動作を開始することを
    特徴とする請求項5に記載の無線通信端末装置。
  7. 【請求項7】上記水晶発振子及び上記スイッチング手段
    の接続点と、上記電源供給ラインとの間にコンデンサを
    接続したことを特徴とする請求項5に記載の無線通信端
    末装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006023082A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Daishinku Corp 圧電振動デバイスの発振検査器、製造装置および発振検査方法
WO2008044747A1 (fr) * 2006-10-06 2008-04-17 Nsc Co., Ltd. Oscillateur commandé en tension

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