JP2000091823A - アンテナ用雌端子 - Google Patents

アンテナ用雌端子

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JP2000091823A
JP2000091823A JP10253522A JP25352298A JP2000091823A JP 2000091823 A JP2000091823 A JP 2000091823A JP 10253522 A JP10253522 A JP 10253522A JP 25352298 A JP25352298 A JP 25352298A JP 2000091823 A JP2000091823 A JP 2000091823A
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JP
Japan
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antenna
elastic contact
female terminal
male terminal
contact piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP10253522A
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English (en)
Inventor
Masato Sakata
正人 坂田
Masayuki Nakamura
雅之 中村
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雄端子が斜めに挿抜されたり、あるいは雄端
子が横方向にこじられたりしても、弾性接触片がへたる
ことのない雌端子を提供する。 【解決手段】 筒状部材11と、この筒状部材の内側に組
み込まれたバネ部材12とからなり、バネ部材12が周方向
に間隔をあけて配置された複数本の弾性接触片13を有
し、各弾性接触片13が拡径方向に弾性変形可能になって
いるアンテナ用雌端子において、筒状部材11の内面に、
弾性接触片13の間に位置するように複数の突起15が形成
され、これらの突起15の内接円の直径が、アンテナの雄
端子部が挿入されたときに弾性接触片13が弾性変形可能
範囲の途中までしか弾性変形できないように設定されて
いるっもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機などの
移動体通信機器に用いられるアンテナ用雌端子に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機などの移動体通信機器
がその利便性から急速に普及している。これらの機器に
は電波を送受信するため、図5に示すように機器筐体1
から引き出したり引っ込めたりすることができるアンテ
ナ2が取りつけられている。このアンテナ2は、ホイッ
プアンテナ3の先端側にヘリカルアンテナ4を取りつけ
たものである。
【0003】アンテナ2は機器筐体1内にある送受信部
と電気的導通をとるため、機器筐体1に雌端子5を取り
つけると共に、ホイップアンテナ3とヘリカルアンテナ
4の基端部にそれぞれ雄端子6、7を取りつけてあり、
図5(a)のようにアンテナ2を引き出したときはホイ
ップアンテナ3の雄端子6が雌端子5と導通し、(b)
のようにアンテナ2を引っ込めたときはヘリカルアンテ
ナ4の雄端子7が雌端子5と導通するようになってい
る。このようなアンテナは例えば米国特許第5,204,687
号明細書に記載されている。
【0004】機器筐体1に取りつけられる雌端子5は従
来、図6または図8のような構造であった。すなわち図
6の雌端子5は、機器筐体にねじ込み等により取りつけ
られる導電性の筒状部材11の内側に図7のような導電性
のバネ部材12を組み込んだものである。図7のバネ部材
12は両持ちバネ型で、周方向に間隔をあけて配置された
複数本の弾性接触片13の両端を環状連結片14によって支
持し、各弾性接触片13を内向きに湾曲させて拡径方向に
弾性変形できるようにしたものである。
【0005】また図8の雌端子5は、筒状部材11の内側
に図9のようなバネ部材12を組み込んだものである。図
9のバネ部材12は片持ちバネ型で、周方向に間隔をあけ
て配置された複数本の弾性接触片13の片端を環状連結片
14によって支持したものである。各弾性接触片13を内向
きに湾曲させて拡径方向に弾性変形できるようにした点
は上記と同じである。
【0006】いずれの型のバネ部材12も、雌端子5の中
に挿入されたホイップアンテナの雄端子6又はヘリカル
アンテナの雄端子7と接触して電気的に導通するだけで
なく、雄端子6又は7をしっかりと保持する働きをす
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の雌
端子は、雄端子が斜めに挿抜されたり、あるいは雄端子
が挿入された状態でアンテナが横方向にこじられたりす
ると、弾性接触片が弾性変形可能範囲の限界まで変形し
てしまい(つまり弾性接触片13がその湾曲がなくなるほ
ど筒状部材12の内面に押しつけられてしまい)、その結
果として弾性接触片の塑性変形が起こり、バネ力が低下
して、十分に雄端子を保持する力がなくなってしまう
(へたってしまう)という問題がある。
【0008】本発明の目的は、以上の問題点に鑑み、雄
端子が斜めに挿抜されたり、あるいは雄端子が横方向に
こじられたりしても、弾性接触片がへたることのない雌
端子を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、機器筐体に取りつけられアンテナの雄端子部
が挿入される筒状部材と、この筒状部材の内側に組み込
まれた導電性のバネ部材とからなり、前記バネ部材が周
方向に間隔をあけて配置された複数本の弾性接触片を有
し、各弾性接触片が拡径方向に弾性変形可能になってい
るアンテナ用雌端子において、前記筒状部材の内面に、
前記弾性接触片の間に位置するように複数の突起が形成
され、これらの突起の内接円の直径が、アンテナの雄端
子部が挿入されたときに弾性接触片が弾性変形可能範囲
の途中までしか弾性変形できないように設定されている
ことを特徴とするものである。
【0010】このようにすると、雄端子が斜めに挿抜さ
れたり、横方向にこじられたりした場合には、雄端子が
突起に当たって弾性接触片を必要以上に押し広げること
がなくなるので、弾性接触片の塑性変形、バネ力の低下
が起こりにくく、雄端子の保持力を維持することが可能
となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1ないし図4は本発明に係
るアンテナ用雌端子の一実施形態を示す。この雌端子5
は従来同様、機器筐体に取りつけられアンテナの雄端子
部が挿入される筒状部材11と、この筒状部材11の内側に
組み込まれた導電性のバネ部材12とから構成される。バ
ネ部材12は図4に示すように周方向に間隔をあけて配置
された複数本の弾性接触片13の片端を環状連結片14によ
って支持し、各弾性接触片13を内向きに湾曲させて拡径
方向に弾性変形できるようにしたもので、図9のものと
同様である。
【0012】この雌端子5の特徴は、筒状部材11の内面
に、前記弾性接触片13の間に位置するように複数の突起
15が形成されていることである。突起15は軸線方向に細
長く、その幅は弾性接触片13の間隔より狭く設定されて
いる。これらの突起15は、その内接円の直径D(図3参
照)が前記弾性接触片13の最小の内接円の直径d(図4
参照)より大きくなるように形成されている。
【0013】このため雄端子が挿入されない状態では、
図1および図2に示すように弾性接触片13の中間部が突
起15の内周面より内側に突出しており、アンテナの雄端
子部が挿入されたときでも弾性接触片13は突起15の内周
面と同じレベルまでしか弾性変形できないことになる。
つまり雄端子が斜めに挿抜されたり、横方向にこじられ
たりしても、弾性接触片13は弾性変形可能範囲の途中ま
でしか弾性変形できないことになり、このため弾性接触
片13の塑性変形、バネ力の低下が起こりにくくなる。
【0014】なお、弾性接触片13の環状連結片14側の端
部は図4に示すように幅広になっている。この幅広部13
Wは突起15と突起15の間に挟まれて周方向のガタをなく
すと共に、弾性接触片13が突起15と接触せずに弾性変形
できるようにするためのものである。
【0015】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。内径3.6 mm
の筒状部材11の内面に、図3のように4か所に突起15を
形成した。突起15の内径(内接円の直径)Dは2.9 mmと
した。突起15と突起15の間は溝16になっており、溝16の
底面の内径は3.6 mmである。筒状部材11の材質はアルミ
ニウムとしたが、黄銅、ステンレス等の金属あるいは樹
脂であってもよい。バネ部材12は図4のように弾性接触
片13を4枚とし、周方向に等間隔に設けた。環状連結片
14の外径は3.6 mmとし、弾性接触片13の最小内接円の内
径dは2.38mmとした。バネ部材12の材質はベリリウム銅
としたが、りん青銅、ステンレスバネ鋼などでもよい。
このバネ部材12を図1のように筒状部材11に組み込んで
雌端子5とした。この雌端子5に挿入されるアンテナ側
の雄端子の外径は2.75mmとした。
【0016】したがってこの雌端子5に雄端子が普通に
挿入されると、弾性接触片13の内径dは、挿入前の内径
2.38mmから2.75mmまで押し広げられることになり、バネ
力が作用して雄端子をしっかりと保持することができ
る。また雄端子が斜めに挿入されたり、横方向にこじら
れたりした場合には、雄端子の外周面が突起15の内面に
当たるので、弾性接触片13が突起15の内径2.9 mmより大
きく変形することはない。ちなみに突起15のない従来の
雌端子では、雄端子が斜めに挿入されたり、横方向にこ
じられたりすると、弾性接触片13が筒状部材11の内径3.
6 mmまで押し広げられることになり、塑性変形を起こし
て、へたりやすい。
【0017】次に上記のように構成された雌端子5の試
験結果を説明する。試験は、雌端子5に、外径2.75mmの
ホイップアンテナ側雄端子6およびヘリカルアンテナ側
雄端子7を有するアンテナ2(図5参照)を挿通し、雌
端子5の中心軸線方向に対し30°傾けて、雄端子6およ
び7の挿入、抜出を繰り返し行い、このときの雄端子6
および7の挿入力と抜出力を測定した。その結果を表1
に示す。
【0018】
【表1】
【0019】比較のため、筒状部材の内面に突起のない
従来型の雌端子(寸法は同じ)について上記と同様な試
験を行った。その結果を表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】これらの結果によれば、従来型の雌端子は
斜め方向の挿入、抜出を100 回繰り返した段階で、挿入
力、抜出力が大幅に低下してしまったが、本発明の雌端
子は、斜め方向の挿入、抜出を1万回繰り返しても、雄
端子の保持力の低下が少ないことがわかる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、筒
状部材の内面に弾性接触片の弾性変形範囲を規制する突
起を設けたことにより、雄端子が斜めに挿抜されたり、
横方向にこじられたりしても、弾性接触片が弾性変形可
能範囲の途中までしか押し広げられないので、弾性接触
片の塑性変形、バネ力の低下が起こりにくく、雄端子の
保持力を維持できると共に、雄端子との良好な電気的導
通状態を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアンテナ用雌端子の一実施形態
を示す、(a)は半分切開正面図、(b)は底面図。
【図2】 図1の雌端子の内面の一部を示す斜視図。
【図3】 図1の雌端子を構成する筒状部材の、(a)
は半分切開正面図、(b)は底面図。
【図4】 図1の雌端子を構成するバネ部材の、(a)
は正面図、(b)は底面図。
【図5】 携帯電話機の、(a)はアンテナを引き出し
た状態を、(b)はアンテナを引っ込めた状態を示す説
明図。
【図6】 従来のアンテナ用雌端子の一例を示す断面
図。
【図7】 図6の雌端子に用いたバネ部材の斜視図。
【図8】 従来のアンテナ用雌端子の他の例を示す断面
図。
【図9】 図8の雌端子に用いたバネ部材の斜視図。
【符号の説明】
1:携帯電話機の筐体 2:アンテナ 3:ホイップアンテナ 4:ヘリカルアンテナ 5:雌端子 6:ホイップアンテナの雄端子 7:ヘリカルアンテナの雄端子 11:筒状部材 12:バネ部材 13:弾性接触片 14:環状連結片 15:突起 16:溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器筐体に取りつけられアンテナの雄端子
    部が挿入される筒状部材と、この筒状部材の内側に組み
    込まれた導電性のバネ部材とからなり、前記バネ部材が
    周方向に間隔をあけて配置された複数本の弾性接触片を
    有し、各弾性接触片が拡径方向に弾性変形可能になって
    いるアンテナ用雌端子において、 前記筒状部材の内面に、前記弾性接触片の間に位置する
    ように複数の突起が形成され、これらの突起の内接円の
    直径が、アンテナの雄端子部が挿入されたときに弾性接
    触片が弾性変形可能範囲の途中までしか弾性変形できな
    いように設定されていることを特徴とするアンテナ用雌
    端子。
JP10253522A 1998-09-08 1998-09-08 アンテナ用雌端子 Pending JP2000091823A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008301053A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Giga-Byte Communications Inc アンテナを有するタッチペンおよびタッチペンを有する電子装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008301053A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Giga-Byte Communications Inc アンテナを有するタッチペンおよびタッチペンを有する電子装置
JP4512118B2 (ja) * 2007-05-30 2010-07-28 ギガ−バイト コミュニケーションズ インコーポレイテッド アンテナを有するタッチペンおよびタッチペンを有する電子装置

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