JP2000090266A - 紙葉類押印処理装置、紙葉類押印処理方法、郵便物押印処理装置及び郵便物押印処理方法 - Google Patents

紙葉類押印処理装置、紙葉類押印処理方法、郵便物押印処理装置及び郵便物押印処理方法

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JP2000090266A
JP2000090266A JP10260447A JP26044798A JP2000090266A JP 2000090266 A JP2000090266 A JP 2000090266A JP 10260447 A JP10260447 A JP 10260447A JP 26044798 A JP26044798 A JP 26044798A JP 2000090266 A JP2000090266 A JP 2000090266A
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JP10260447A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Manabe
一寿 眞部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 郵便物に対して宛名ラベルへの押印を回避で
き、区分処理の際の処理率の向上を図ることができる郵
便物押印処理装置を提供する。 【解決手段】 切手と宛名ラベルとが隣接して配置され
ている郵便物Pを搬送する搬送経路2と、搬送される郵
便物Pを検知する第1のセンサ7と、前記郵便物Pに配
置された切手及び宛名ラベルを検知する切手位置検知部
3及び宛名ラベル位置検知部4と、所定の押印パターン
で押印を行う押印部5と、前記押印部5の押印パターン
の情報と、第1のセンサ7及び切手位置検知部3及び宛
名ラベル位置検知部4の検知結果とを基に押印位置を決
定し、前記押印部5を制御して郵便物に対する前記宛名
ラベルに侵入しない配置で切手に対する押印を実行させ
る制御部とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙葉類押印処理装
置、紙葉類押印処理方法、郵便物押印処理装置及び郵便
物押印処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、葉書や封書等の郵便物における切
手に押印(消印)を行う郵便物押印処理装置において
は、郵便物のある一定の範囲内に切手が存在するか否か
を検知して、切手が存在する判定された場合には、その
郵便物の切手に対して日付、郵便局名等が付されるよう
に消印処理を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の郵便物押印処理装置においては、郵便物に対す
る押印位置が一定であるため、消印が宛名ラベル上にか
かってしまい、宛名ラベルの住所文字等まで消印され
て、その後に行われる区分処理のための宛名ラベルの読
取り処理に支障が生じて、郵便物の区分処理率の低下を
招いてしまうという問題があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、紙葉類や郵便物に対して宛名ラベル等のように
押印処理不可領域への押印を回避でき、後続して行われ
る区分処理の際の処理率の向上を図ることができる紙葉
類押印処理装置、紙葉類押印処理方法、郵便物押印処理
装置及び郵便物押印処理方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
押印処理領域と押印処理不可領域とが隣接して配置され
ている紙葉類を搬送する搬送手段と、搬送手段により搬
送される紙葉類を検知する紙葉類検知手段と、搬送手段
により搬送される紙葉類に配置された押印処理領域及び
押印処理不可領域を検知する領域検知手段と、所定の押
印パターンで押印を行う押印手段と、前記押印手段の押
印パターンの情報と、前記紙葉類検知手段及び領域検知
手段の検知結果とを基に押印位置を決定し、前記押印手
段を制御して紙葉類に対する前記押印処理不可領域に侵
入しない配置で前記押印処理領域に対する前記押印パタ
ーンによる押印を実行させる制御手段とを有することを
特徴とする紙葉類押印処理装置である。
【0006】請求項2記載の発明は、搬送手段により搬
送される紙葉類を検知するとともに、紙葉類に配置され
ている押印処理領域と押印処理不可領域とを検知し、紙
葉類に押印を行う押印手段の押印パターンの情報と、前
記紙葉類、押印処理領域及び押印処理不可領域の検知結
果を基に押印位置を決定し、前記押印手段により紙葉類
に対する前記押印処理不可領域に侵入しない配置で前記
押印処理領域に対する前記押印パターンによる押印を実
行することを特徴とする紙葉類押印処理方法である。
【0007】請求項1記載の発明によれば、制御手段が
押印手段の押印パターンの情報と、前記紙葉類検知手段
及び領域検知手段の検知結果とを基に押印位置を決定
し、押印手段を制御して紙葉類に対する押印処理不可領
域に侵入しない配置で押印処理領域に対する押印パター
ンによる押印を実行させるので、押印処理不可領域への
押印パターンの押印を確実に回避でき、押印処理不可領
域の文字情報等に押印パターンによる影響が生じないの
で、後続して行われる区分処理の際の処理率の向上を図
ることができる。
【0008】請求項2記載の発明によれば、紙葉類に押
印を行う押印手段の押印パターンの情報と、前記紙葉
類、押印処理領域及び押印処理不可領域の検知結果を基
に押印位置を自動的に決定し、押印処理不可領域の文字
情報等に押印パターンによる影響を生じさせることのな
い押印処理領域への押印処理を実現できる紙葉類押印処
理方法を提供できる。
【0009】請求項3記載の発明は、押印処理領域と押
印処理不可領域とが隣接して配置されている紙葉類を搬
送する搬送手段と、搬送手段により搬送される紙葉類を
検知する紙葉類検知手段と、搬送手段により搬送される
紙葉類に配置された押印処理領域を検知する光学的に検
知する押印処理領域検知手段と、前記紙葉類に配置され
た押印処理不可領域を光学的に検知する押印処理不可領
域検知手段と、所定の押印パターンで押印を行う押印手
段と、前記押印手段の押印パターンの情報と、前記紙葉
類検知手段、押印処理領域検知手段及び押印処理不可領
域検知手段の検知結果とを基に押印位置を決定し、前記
押印手段を制御して紙葉類に対する前記押印処理不可領
域に侵入しない配置で前記押印処理領域に対する前記押
印パターンによる押印を実行させる制御手段とを有する
ことを特徴とする紙葉類押印処理装置である。
【0010】請求項4記載の発明は、搬送手段により搬
送される紙葉類を検知するとともに、紙葉類に配置され
ている押印処理領域と押印処理不可領域とを押印処理領
域検知手段、押印処理不可領域検知手段により光学的に
検知し、紙葉類に押印を行う押印手段の押印パターンの
情報と、前記紙葉類、押印処理領域及び押印処理不可領
域の検知結果を基に押印位置を決定し、前記押印手段に
より紙葉類に対する前記押印処理不可領域に侵入しない
配置で前記押印処理領域に対する前記押印パターンによ
る押印を実行することを特徴とする紙葉類押印処理方法
である。
【0011】請求項3記載の発明によれば、制御手段が
押印手段の押印パターンの情報と、前記紙葉類検知手段
及び押印処理領域検知手段、押印処理不可領域検知手段
の光学的な検知結果とを基に押印位置を決定し、押印手
段を制御して紙葉類に対する押印処理不可領域に侵入し
ない配置で押印処理領域に対する押印パターンによる押
印を実行させるので、押印処理不可領域への押印パター
ンの押印を確実に回避でき、押印処理不可領域の文字情
報等に押印パターンによる影響が生じないので、後続し
て行われる区分処理の際の処理率の向上を図ることがで
きる。また、押印処理領域と押印処理不可領域とは、押
印処理領域検知手段、押印処理不可領域検知手段により
光学的に、即ち、非接触で検知されるので、紙葉類の搬
送を妨げることもない。
【0012】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の場合と同様、紙葉類に押印を行う押印手段の
押印パターンの情報と、前記紙葉類、押印処理領域及び
押印処理不可領域の光学的な検知結果を基に押印位置を
自動的に決定し、押印処理不可領域の文字情報等に押印
パターンによる影響を生じさせることのない押印処理領
域への押印処理を実現できる紙葉類押印処理方法を提供
できる。
【0013】請求項5記載の発明は、切手と宛名ラベル
とが隣接して配置されている郵便物を搬送する搬送手段
と、搬送手段により搬送される郵便物を検知する郵便物
検知手段と、搬送手段により搬送される郵便物に配置さ
れた切手及び宛名ラベルを検知する領域検知手段と、所
定の押印パターンで押印を行う押印手段と、前記押印手
段の押印パターンの情報と、前記郵便物検知手段及び領
域検知手段の検知結果とを基に押印位置を決定し、前記
押印手段を制御して郵便物に対する前記宛名ラベルに侵
入しない配置で前記切手に対する前記押印パターンによ
る押印を実行させる制御手段とを有することを特徴とす
る郵便物押印処理装置である。
【0014】請求項6記載の発明は、搬送手段により搬
送される郵便物を検知するとともに、郵便物に配置され
ている切手と宛名ラベルとを検知し、郵便物に押印を行
う押印手段の押印パターンの情報と、前記郵便物、切
手、宛名ラベルの検知結果を基に押印位置を決定し、前
記押印手段により郵便物に対する前記宛名ラベルに侵入
しない配置で前記切手に対する前記押印パターンによる
押印を実行することを特徴とする郵便物押印処理方法で
ある。
【0015】請求項5記載の発明によれば、制御手段が
押印手段の押印パターンの情報と、前記郵便物検知手段
及び領域検知手段の検知結果とを基に押印位置を決定
し、押印手段を制御して郵便物に対する宛名ラベルに侵
入しない配置で切手に対する押印パターンによる押印を
実行させるので、宛名ラベルの押印パターンの押印を確
実に回避でき、宛名ラベルの宛名文字情報等に押印パタ
ーンによる影響が生じないので、後続して行われる郵便
物の区分処理の際の処理率の向上を図ることができる。
【0016】請求項6記載の発明によれば、郵便物に押
印を行う押印手段の押印パターンの情報と、前記郵便
物、切手及び宛名ラベルの検知結果を基に押印位置を自
動的に決定し、宛名ラベルの宛名文字情報等に押印パタ
ーンによる影響を生じさせることのない切手への押印処
理を実現できる郵便物押印処理方法を提供できる。
【0017】請求項7記載の発明は、切手と宛名ラベル
とが隣接して配置されている郵便物を搬送する搬送手段
と、搬送手段により搬送される郵便物を検知する郵便物
検知手段と、搬送手段により搬送される郵便物に配置さ
れた切手を検知する切手位置検知手段と、前記郵便物に
配置された宛名ラベルを検知する宛名ラベル位置検知手
段と、所定の押印パターンで押印を行う押印手段と、前
記押印手段の押印パターンの情報と、前記郵便物検知手
段、切手位置検知手段及び宛名ラベル位置検知手段の検
知結果とを基に押印位置を決定し、前記押印手段を制御
して郵便物に対する前記宛名ラベルに侵入しない配置で
前記切手に対する前記押印パターンによる押印を実行さ
せる制御手段とを有することを特徴とする郵便物押印処
理装置である。
【0018】請求項8記載の発明は、搬送手段により搬
送される郵便物を検知するとともに、郵便物に配置され
ている切手と宛名ラベルとを光学的に検知し、郵便物に
押印を行う押印手段の押印パターンの情報と、前記郵便
物、切手、宛名ラベルの検知結果を基に押印位置を決定
し、前記押印手段により郵便物に対する前記宛名ラベル
に侵入しない配置で前記切手に対する前記押印パターン
による押印を実行することを特徴とする郵便物押印処理
方法である。
【0019】請求項7記載の発明によれば、制御手段が
押印手段の押印パターンの情報と、前記郵便物検知手段
及び切手位置検知手段、切手位置検知手段の光学的な検
知結果とを基に押印位置を決定し、押印手段を制御して
郵便物に対する宛名ラベルに侵入しない配置で切手に対
する押印パターンによる押印を実行させるので、宛名ラ
ベルへの押印パターンの押印を確実に回避でき、宛名ラ
ベルの文字情報等に押印パターンによる影響が生じない
ので、後続して行われる区分処理の際の処理率の向上を
図ることができる。また、切手と宛名ラベルとは、切手
位置検知手段と切手位置検知手段により光学的に、即
ち、非接触で検知されるので、郵便物の搬送を妨げるこ
ともない。
【0020】請求項8記載の発明によれば、請求項6記
載の発明の場合と同様、郵便物に押印を行う押印手段の
押印パターンの情報と、前記郵便物、切手及び宛名ラベ
ルの光学的な検知結果を基に押印位置を自動的に決定
し、宛名ラベルの宛名文字情報等に押印パターンによる
影響を生じさせることのない切手への押印処理を実現で
きる郵便物押印処理方法を提供できる。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項5又は7記
載の郵便物押印処理装置において、前記制御手段は、押
印手段の押印パターンの情報と、切手位置検知手段及び
切手位置検知手段の検知結果とを基にして、前記押印パ
ターンが宛名ラベルに侵入しない形状となるように押印
パターンのパターン変更を行うことを特徴とするもので
ある。
【0022】この発明によれば、前記制御手段による制
御の基に押印パターンが宛名ラベルに侵入しない形状と
なるようにパターン変更が行われるので、切手と宛名ラ
ベルとの種々の配置状態に広範に対応できる。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項5又は7
記載の郵便物押印処理装置において、 前記制御手段
は、押印手段の押印パターンの情報と、切手位置検知手
段及び宛名ラベル位置検知手段の検知結果とを基に、前
記押印パターンが宛名ラベルに侵入しないように押印パ
ターンによる押印を高速度で実行させることを特徴とす
るするものである。
【0024】この発明によれば、前記制御手段による制
御の基に、前記押印パターンによる押印を高速度で実行
するので、切手と宛名ラベルとの間隔が狭小の場合にも
押印パターンが宛名ラベルに侵入することを回避するこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0026】図1は、本発明の実施の形態の郵便物押印
処理装置である押印機の構成を示すものである。
【0027】この押印機において、郵便物Pは図1中の
供給部1から搬送経路2上を押印処理領域である切手を
検知する切手位置検知部3、押印処理不可領域である宛
名ラベルを検知する宛名ラベル位置検知部4、押印処理
を行う押印部5の順に通過し、区分ゲート6により集積
部7に区分集積される。
【0028】切手位置検知部3の前段には郵便物Pの通
過を検知する第1のセンサ7が設けられ、押印部5の前
段には郵便物Pの通過を検知する押印開始センサとして
機能する第2のセンサ8が設けられている。
【0029】また、宛名ラベル位置検知部4の後段に
は、分岐ゲート27、正転搬送部28及び逆転搬送部2
9が設けられ、さらに、正転搬送部28及び逆転搬送部
29には、切手位置検知部3A、宛名ラベル位置検知部
4Aが設けられている。
【0030】上述したように上流側の切手位置検知部
3、宛名ラベル位置検知部4と、下流側の切手位置検知
部3A、宛名ラベル位置検知部4Bとを別個に設けたの
は、切手の貼付位置が表裏不定で搬送される郵便物Pら
対応するためである。
【0031】前記押印部5は、例えば図2に示すように
インクジェット式で、2段構成又は並列構成に印字パタ
ーンPtを変更することが可能になっている。
【0032】前記切手位置検知部3による切手位置の検
出方法としては、色検知と残光検知が挙げられる。まず
色検知について図3に従って説明する。
【0033】まず、郵便物Pの探索範囲に光源11から
光を照射し、その反射光を切手位置検知部3に設けた3
色分解部12により受光し、色識別部13で、切手Pc
の色(赤、青、緑)を識別するとともに、色幅検出部1
4で色幅を検出する。
【0034】次に、所定の搬送速度で移動する切手Pc
からの反射光から、白(紙葉部分)から有色(切手Pc
部分)に変化する位置(切手Pcの上端位置)と、有色
から白に変化する位置(切手Pcの下端位置)とのレベ
ル信号を切手位置検知部3により検知し、これらの検知
結果から切手Pcの長さLも検出し、さらに切手Pcの
枚数も検出して、記憶部15に記憶するとともに、制御
部30に送る。
【0035】一方、記念切手のような切手Pc等では、
紫外線をあてると発光し、その後しばらく発光し続ける
(残光)特殊なインクが使われている。
【0036】このため、切手Pcに紫外線を照射し、切
手Pcからの光の残光レベルを所定の判定レベルyを採
用して切手位置検知部3により検知することで、図4に
示すように何も絵柄の無い切手Pcの両端のミシン目m
の位置だけが突出したレベル信号Smを得ることがで
き、色検知の場合と同様にして切手Pcの上端位置X
1、下端位置X2 を検出することができる。
【0037】宛名ラベル位置検知部4による宛名ラベル
位置(又は宛名ラベルPLに付されている文字位置)
は、図5に示すように、搬送経路2を構成する搬送ベル
ト2aにより搬送される郵便物Pに光を照射し、郵便物
Pの紙葉部分と宛名ラベルPLとの反射光のレベル差か
ら検出することができる。即ち、宛名ラベルPL部分は
紙葉部分よりも光の反射率が高いため、郵便物P自体の
画像情報を撮像し、ある一定の処理で2値化することに
よりその宛名ラベル位置X3 を容易に検出することがで
きる。
【0038】この場合、郵便物Pの紙葉部分が濃い色の
場合には、宛名ラベルPLの位置を検知し、郵便物Pの
紙葉部分が薄い色の場合には、宛名ラベルPLに付され
ている住所文字等の文字位置を検知する。
【0039】このようにして切手位置(上端位置X1 、
下端位置X2 )及び宛名ラベル位置X3 を得て、これら
上端位置X1 、下端位置X2 、宛名ラベル位置X3 によ
り制御部30は押印部5の郵便物Pに対する押印位置を
調節するようになっている。
【0040】図6に本実施の形態の押印機のブロック図
を図6に示す。
【0041】次に、本実施の形態の押印機において、例
えば図2に示すようなインクジェット式の押印部5を用
いた場合の処理の流れを図7、図8を参照して説明す
る。
【0042】まず、使用する押印部5の印字パターンP
tは例えば図2のような2段構成のものを用意する。
【0043】郵便物Pが第1のセンサ7を通過し、さら
に切手位置検知部3を通過すると、切手位置検知部3
は、既述したような手段で上端位置X1 、下端位置X2
の情報を得る(ステップS1)。
【0044】制御部30は、前記上端位置X1 の情報か
らデフォルトの押印開始位置(X1+a)を決定する
(ステップS2)。また、宛名ラベル位置検知部4は、
郵便物Pが通過する際に、既述したような手段で宛名ラ
ベルPLの位置X3 の情報を得る(ステップS3)。
【0045】次に、制御部30、下端位置X2 と宛名ラ
ベルPLの位置X3 の情報から切手Pcと宛名ラベルP
Lの位置関係を判断し(ステップS4)、もし、図8に
示すように前記印字パターンPtによる押印(消印)が
宛名ラベルPLにかかりそうな場合には、印字タイミン
グ(印字開始位置)a(−X1 <a)を調整(例えば前
記印字パターンPtによる押印を通常速度より高速で行
う等)して(ステップS5)、なるべく郵便物Pの上部
に押印し、図9に示すように押印が宛名ラベルPLにか
からないように調節する。
【0046】次に、再度切手Pcと宛名ラベルPLの位
置関係を判断し(ステップS6)、それでも宛名ラベル
PLを避けて押印することができないような場合には、
押印部5の印字パターンPtを2列に変更して(ステッ
プS7)、図10に示すように郵便物Pに押印する(ス
テップS8)。
【0047】また、図11に示すような場合(X1 <X
3 <X2 )には、押印部5の印字パターンPtを2列か
ら通常の2段印字に戻すことによって、宛名ラベルPL
へ押印がかかることを回避できる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、押印処理不可領域への
押印パターンの押印を確実に回避し、後続して行われる
区分処理の際の処理率の向上を図ることができる紙葉類
押印処理方法を提供することができる。
【0049】また、本発明によれば、押印手段の押印パ
ターンの情報と、紙葉類、押印処理領域及び押印処理不
可領域の検知結果を基に、押印位置を自動的に決定し、
押印処理不可領域の文字情報等に押印パターンによる影
響を生じさせることのない押印処理領域への押印処理を
効率良く実現できる紙葉類押印処理方法を提供すること
ができる。
【0050】さらに、本発明によれば、宛名ラベルへの
押印パターンの押印を確実に回避しつつ切手への押印を
実行でき、後続して行われる区分処理の際の処理率の向
上を図ることができる郵便物押印処理装置を提供するこ
とができる。
【0051】また、本発明によれば、押印手段の押印パ
ターンの情報と、郵便物、切手及びの検知結果を基に、
押印位置を自動的に決定し、宛名ラベルの文字情報等に
押印パターンによる影響を生じさせることのない切手へ
の押印処理を効率良く実現できる郵便物処理方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の押印機の構成を示す概略
図である。
【図2】本発明の実施の形態の押印機の押印部の印字パ
ターンを示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態の押印機における切手位置
検知部の色検知動作を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の押印機における切手位置
検知部による切手の残光検知を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態における郵便物の搬送状態
を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の押印機の制御系を示すブ
ロック図である。
【図7】本発明の実施の形態の押印機の押印動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態の押印機における押印部の
郵便物に対する押印位置を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態の押印機における押印部の
郵便物に対する押印位置の他例を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態の押印機における押印部
の郵便物に対する印字パターンを変更した場合の押印位
置を示す説明図である。
【図11】本発明の実施の形態の押印機における押印部
の郵便物に対する押印位置のさらに他例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
2 搬送経路 2a 搬送ベルト 3 切手位置検知部 4 宛名ラベル位置検知部 5 押印部 6 区分ゲート 7 第1のセンサ 8 第2のセンサ 11 光源 12 色分解部 13 色識別部 14 色幅検出部 15 記憶部 30 制御部 P 郵便物 Pc 切手

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押印処理領域と押印処理不可領域とが隣
    接して配置されている紙葉類を搬送する搬送手段と、 搬送手段により搬送される紙葉類を検知する紙葉類検知
    手段と、 搬送手段により搬送される紙葉類に配置された押印処理
    領域及び押印処理不可領域を検知する領域検知手段と、 所定の押印パターンで押印を行う押印手段と、 前記押印手段の押印パターンの情報と、前記紙葉類検知
    手段及び領域検知手段の検知結果とを基に押印位置を決
    定し、前記押印手段を制御して紙葉類に対する前記押印
    処理不可領域に侵入しない配置で前記押印処理領域に対
    する前記押印パターンによる押印を実行させる制御手段
    と、 を有することを特徴とする紙葉類押印処理装置。
  2. 【請求項2】 搬送手段により搬送される紙葉類を検知
    するとともに、紙葉類に配置されている押印処理領域と
    押印処理不可領域とを検知し、 紙葉類に押印を行う押印手段の押印パターンの情報と、
    前記紙葉類、押印処理領域及び押印処理不可領域の検知
    結果を基に押印位置を決定し、 前記押印手段により紙葉類に対する前記押印処理不可領
    域に侵入しない配置で前記押印処理領域に対する前記押
    印パターンによる押印を実行することを特徴とする紙葉
    類押印処理方法。
  3. 【請求項3】 押印処理領域と押印処理不可領域とが隣
    接して配置されている紙葉類を搬送する搬送手段と、 搬送手段により搬送される紙葉類を検知する紙葉類検知
    手段と、 搬送手段により搬送される紙葉類に配置された押印処理
    領域を検知する光学的に検知する押印処理領域検知手段
    と、 前記紙葉類に配置された押印処理不可領域を光学的に検
    知する押印処理不可領域検知手段と、 所定の押印パターンで押印を行う押印手段と、 前記押印手段の押印パターンの情報と、前記紙葉類検知
    手段、押印処理領域検知手段及び押印処理不可領域検知
    手段の検知結果とを基に押印位置を決定し、前記押印手
    段を制御して紙葉類に対する前記押印処理不可領域に侵
    入しない配置で前記押印処理領域に対する前記押印パタ
    ーンによる押印を実行させる制御手段と、 を有するこ
    とを特徴とする紙葉類押印処理装置。
  4. 【請求項4】 搬送手段により搬送される紙葉類を検知
    するとともに、紙葉類に配置されている押印処理領域と
    押印処理不可領域とを光学的に検知し、 紙葉類に押印を行う押印手段の押印パターンの情報と、
    前記紙葉類、押印処理領域及び押印処理不可領域の検知
    結果を基に押印位置を決定し、 前記押印手段により紙葉類に対する前記押印処理不可領
    域に侵入しない配置で前記押印処理領域に対する前記押
    印パターンによる押印を実行することを特徴とする紙葉
    類押印処理方法。
  5. 【請求項5】 切手と宛名ラベルとが隣接して配置され
    ている郵便物を搬送する搬送手段と、 搬送手段により搬送される郵便物を検知する郵便物検知
    手段と、 搬送手段により搬送される郵便物に配置された切手及び
    宛名ラベルを検知する領域検知手段と、 所定の押印パターンで押印を行う押印手段と、 前記押印手段の押印パターンの情報と、前記郵便物検知
    手段及び領域検知手段の検知結果とを基に押印位置を決
    定し、前記押印手段を制御して郵便物に対する前記宛名
    ラベルに侵入しない配置で前記切手に対する前記押印パ
    ターンによる押印を実行させる制御手段と、 を有することを特徴とする郵便物押印処理装置。
  6. 【請求項6】 搬送手段により搬送される郵便物を検知
    するとともに、郵便物に配置されている切手と宛名ラベ
    ルとを検知し、 郵便物に押印を行う押印手段の押印パターンの情報と、
    前記郵便物、切手及び宛名ラベルの検知結果を基に押印
    位置を決定し、 前記押印手段により郵便物に対する前記宛名ラベルに侵
    入しない配置で前記切手に対する前記押印パターンによ
    る押印を実行することを特徴とする郵便物押印処理方
    法。
  7. 【請求項7】 切手と宛名ラベルとが隣接して配置され
    ている郵便物を搬送する搬送手段と、 搬送手段により搬送される郵便物を検知する郵便物検知
    手段と、 搬送手段により搬送される郵便物に配置された切手を検
    知する切手位置検知手段と、 前記郵便物に配置された宛名ラベルを検知する宛名ラベ
    ル位置検知手段と、 所定の押印パターンで押印を行う押印手段と、 前記押印手段の押印パターンの情報と、前記郵便物検知
    手段、切手位置検知手段及び宛名ラベル位置検知手段の
    検知結果とを基に押印位置を決定し、前記押印手段を制
    御して郵便物に対する前記宛名ラベルに侵入しない配置
    で前記切手に対する前記押印パターンによる押印を実行
    させる制御手段と、 を有することを特徴とする郵便物押印処理装置。
  8. 【請求項8】 搬送手段により搬送される郵便物を検知
    するとともに、郵便物に配置されている切手と宛名ラベ
    ルとを光学的に検知し、 郵便物に押印を行う押印手段の押印パターンの情報と、
    前記郵便物、切手、宛名ラベルの検知結果を基に押印位
    置を決定し、 前記押印手段により郵便物に対する前記宛名ラベルに侵
    入しない配置で前記切手に対する前記押印パターンによ
    る押印を実行することを特徴とする郵便物押印処理方
    法。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、押印手段の押印パター
    ンの情報と、切手位置検知手段及び宛名ラベル位置検知
    手段の検知結果とを基に、前記押印パターンが宛名ラベ
    ルに侵入しない形状となるように押印パターンのパター
    ン変更を行うことを特徴とする請求項5又は7記載の郵
    便物押印処理装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、押印手段の押印パタ
    ーンの情報と、切手位置検知手段及び宛名ラベル位置検
    知手段の検知結果とを基に、前記押印パターンが宛名ラ
    ベルに侵入しないように押印パターンによる押印を高速
    度で実行させることを特徴とする請求項5又は7記載の
    郵便物押印処理装置。
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