JP2000088531A - 薄膜の膜厚計測装置及び薄膜の膜厚計測方法 - Google Patents
薄膜の膜厚計測装置及び薄膜の膜厚計測方法Info
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Abstract
に成膜される膜厚を測定し、制御する薄膜の膜厚計測装
置及びその方法を提供する。 【解決手段】 回転ドラム8に基板を配置して基板上
に薄膜を形成させる装置における薄膜の膜厚計測装置1
0であって、基板上に配置された測定用ガラスと、中空
軸とした回転ドラム8の回転軸2と、回転軸2内及びこ
の回転軸2の軸延長上にそれぞれ配置された全反射ミラ
ー3,4と、ハーフミラー6を介して回転軸延長上に配
置された全反射ミラー4に照射する光源5と、回転軸延
長上に配置された全反射ミラー4からの光をハーフミラ
ー6を介して受光する受光器7と、を備える。
Description
に係り、特に回転ドラムタイプの膜厚形成装置に使用さ
れる薄膜の膜厚計測装置に関するものである。
によって任意の光学特性を設計できることは一般的に知
られている。光学多層膜の設計は、基本的に、多層膜層
数、各層の屈折率、各層の厚み、これらの組み合わせか
らなっており、所望の分光特性を設計し、これを基にし
て最適化を行なっている。
物質固有の特性から決められることが多く、安定した屈
折率を得るために成膜時の条件の安定化に努力を払って
いる。誘導体多層薄膜を制御する時には、各層の厚みを
制御するといってもよいほどである。そこで、設計され
た誘導体多層薄膜を成膜する上で、各層の光学膜厚(n
d)を精密に制御することが、任意の分光特性を製作す
る上で重要なことである。
抗加熱、或いは電子銃蒸発源を用いた真空蒸着を用いる
方法が主に取られていた。例えば、図9で示す技術で
は、真空蒸着装置100に、測定用ガラス110と、公
転ド−ムや自公転ドーム120と、蒸発源130と、を
形成している。そして、公転ド−ムや自公転ドーム12
0上の基板をのせる基板ドームの中心に、上記測定用ガ
ラス110を配置し、前もって調べておいた測定用ガラ
ス110と基板との光学膜厚比の関係から基板上の最終
膜厚を察知する方法を採用している。この技術は、再現
性の良さから多くの生産装置に使われている。
においても、図10で示すように、上記蒸着法と同様な
最終膜厚測定方法も一部取られていた。なお符号140
はスパッタリングターゲットである。
タリング装置は、大型化が難しく、膜厚分布も悪く、量
産効果が得られにくいという不都合があった。このため
に、図11で示すような回転ドラムタイプのスパッタリ
ング装置160が用いられるようになった。
60は、装置内に回転ドラム170と、スパッタリング
180を配設している。この装置で、誘電体多層薄膜を
スパッタリングで成膜するとき、一般に、蒸着に比べ、
成膜速度(d/s)や屈折率(n)の安定性が高い理由
から、時間による最終膜厚制御法が主に用いられてき
た。
は、時間による最終膜厚制御方法であっても十分であっ
た。しかし、数十層におよぶ高精度な誘電体多層薄膜を
成膜するとき、各層の誤差をより精密に制御することが
必要となる。このとき、各層の許容誤差は各層におい
て、+/−0.01%〜+/−0.05%である。スパ
ッタリングは、その特性上スパッタリングターゲットの
エロージョン形状、放電状況や真空の時間的な変化によ
って成膜速度は、徐々に変化していってしまい、この変
化が多層膜として完成されたときに、その多層薄膜の誤
差が許容範囲を越えてしまい問題となる。
リング装置においてもリアルタイムで基板に成膜される
膜厚を測定し、制御する技術が必要とされている。そこ
で、本発明の出願時において公知ではないが、本発明者
らは、回転ドラムタイプのスパッタリング装置を考えた
ときに装置の中心軸は、公転ドームと同様に動かない点
に着目した。これを利用して、透過測定用光学系によっ
て測定する技術が考えられる。
しては、概略を示す図12のように、測定用ガラス11
0と、光源ランプ190と、受光器200と、回転ドラ
ム170と、透過光受光部(図示せず)を主要構成要素
とした装置210が考えられる。
光学系の装置210の問題点は、図13で示すように、
回転ドラム170はスパッタリング中に測定用ガラス1
10が回転しているために、測定用ガラス110を測定
する時間が非常に短く、S./N比が悪いということに
ある。また、測定時に測定用ガラス10は回転している
ために、測定用ガラス110に入射する光の角度が随時
変わってしまい、光学的に正確な測定はできないという
不都合がある。
る技術であっても、上述のような問題は同様に残ってし
まう。反射測光の場合は、上記不都合に加えて、回転ド
ラム170の振れ、振動が測定に大きな影響を与えてし
まうという不都合もある。
膜測定の上面図、図14は反射光学系における薄膜測定
の上面図であり、図13及び図14における符号110
は測定用ガラス1、符号170は回転ドラム、符号19
0は光源、符号120は受光器である。
れたものであり、リアルタイムで基板に成膜される膜厚
を測定し、制御する薄膜の膜厚計測装置及びその方法の
提供を目的とする。
発明によれば、回転ドラムに基板を配置して基板上に薄
膜を形成させる装置における薄膜の膜厚計測装置であっ
て、前記基板上に配置された測定用ガラスと、中空軸と
した前記回転ドラムの回転軸と、前記回転軸内及び該回
転軸の軸延長上にそれぞれ配置された全反射ミラーと、
ハーフミラーを介して前記回転軸延長上に配置された前
記全反射ミラーに照射する光源と、前記回転軸延長上に
配置された全反射ミラーからの光をハーフミラーを介し
て受光する受光器と、を備えた構成とすることによって
解決される。
ば、回転ドラムに基板を配置して基板上に薄膜を形成さ
せる装置における薄膜の膜厚計測装置であって、前記基
板上に配置された測定用ガラスと、中空軸とした前記回
転ドラムの回転軸と、光源と接続され前記回転軸内に導
入された光ファイバーと、該光ファイバーから前記光源
光を前記測定用ガラスへ照射し反射した反射測光を受光
して回転軸から受光器へ導く光ファイバーと、を備えて
なる構成とすることによって解決される。
導入された光ファイバーの端部を、前記測定用ガラスの
直前の位置まで配置するように構成すると、より好適で
ある。
ば、回転ドラムに基板を配置して基板上に薄膜を形成さ
せる装置における薄膜の膜厚計測方法であって、前記基
板上に測定用ガラスを配置し、前記回転ドラムの回転軸
を中空とし、光源からの測定光を前記中空回転軸を介し
て基板上に配置された測定用ガラスへ照射し、反射光を
前記中空回転軸を介して受光器で受光することによって
解決される。
れば、回転ドラムに基板を配置して基板上に薄膜を形成
させる装置における薄膜の膜厚計測方法であって、前記
基板上に測定用ガラスを配置し、前記回転ドラムの回転
軸を中空とし、光源と接続した光ファイバーを前記回転
軸内に導入し、前記光ファイバーを介して前記光源光を
前記測定用ガラスへ照射し、反射した反射測光を光ファ
イバーによって受光器へ導く構成とすることにより解決
される。
によれば、回転ドラムに基板を配置して基板上に薄膜を
形成させる装置における薄膜の膜厚計測方法であって、
前記基板上に測定用ガラスを配置し、前記回転ドラムの
回転軸を中空とし、光源と接続した光ファイバーを前記
回転軸内に導入し、さらに光ファイバーの端部を、前記
測定用ガラスの直前の位置まで配置し、前記光ファイバ
ーを介して前記光源光を前記測定用ガラスへ照射し、反
射した反射測光を光ファイバーによって受光器へ導く構
成とすることにより解決される。
ムの回転軸を中空にして、この回転軸を利用したもの
で、回転軸が動かない点を利用したものである。つま
り、本発明は、回転ドラムに基板を配置して基板上に薄
膜を形成させる装置における薄膜の膜厚計測装置であ
る。
軸とした前記回転ドラムの回転軸と、前記回転軸内及び
該回転軸の軸延長上にそれぞれ配置された全反射ミラー
と、ハーフミラーを介して前記回転軸延長上に配置され
た前記全反射ミラーに照射する光源と、前記回転軸延長
上に配置された全反射ミラーからの光をハーフミラーを
介して受光する受光器と、を備えた構成とする。
も同じ位置で回転するため、回転軸の所定の位置と、測
定用ガラスの位置は常に一定の位置となる。このため回
転軸の所定の位置から光を照射すれば、常に一定の反射
光を得ることが可能となる。このため、光源からの照射
光をハーフミラーを介して回転軸の軸延長上に配設され
た全反射ミラーで中空の回転軸内の全反射ミラーへ導
き、この全反射ミラーで反射させて測定用ガラスへ照射
する。次に、測定用ガラスで反射した反射光を回転軸内
の全反射ミラーで反射し、回転軸の軸延長上に配設され
た全反射ミラーでさらに反射して、ハーフミラーを介し
て、受光器へ導き、受光器で計測する。これにより、リ
アルタイムで基板に成膜される膜厚を測定し、制御する
薄膜の膜厚計測が可能となる。
に、光源と接続されて転軸内に光ファイバーを入し、こ
のァイバーから光源光を測定用ガラスへ照射し、光ファ
イバーにより測定用ガラスからの反射測光を受光して回
転軸から受光器へ導くように構成すると、測定用ガラス
の所定位置への照射が可能となり、装置の振動その他の
要因に影響されにくい状態として、照射光及び反射光を
導くことが可能となる。また中空の回転軸内の影響を考
えずに済む。
導入された光ファイバーの端部を、前記測定用ガラスの
直前の位置まで配置するように構成すると、より精度の
良い反射光の測定が可能となるだけでなく、測定用ガラ
スの所定の部位の反射光を得ることが可能となる。
の範囲、以下に説明する実施例の説明等において、より
明確になるものである。
する。なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限
定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変す
ることができるものである。
のであり、図1は回転ドラムを用いた薄膜形成装置の概
略説明図、図2は薄膜の膜厚計測装置を説明する概略構
成図である。また図7は光学膜を蒸着したガラスの反射
の説明図、図8は誘導体単層薄膜の光学的膜厚に対する
反射率変化のグラフ図である。
で示すように、回転ドラム8に基板を配置して基板上に
薄膜を形成させる薄膜形成装置10に使用されるもので
ある。なお図1中、符号9はスパッタ、符号11は真空
槽である。
と、回転軸2と、全反射ミラー3,4と、光源5と、ハ
ーフミラー6と、受光器7と、を主要構成要素とする。
ラム8に保持された基板ホルダ(図示せず)に保持され
た基板上に配置されている。
回転ドラム8を回動するための中心軸であり、回転軸2
の端部は軸受け(図示せず)により軸支されている。本
例の回転軸2は中空軸としている。ない回転軸2の回転
駆動は公知の手段により行う。公知の手段としては、例
えば回転制御が可能なモータの出力軸に直接連結した
り、モータの出力軸に歯車やベルト等の減速装置を介し
て連結したり、各種の手段を用いることが可能である。
の所定箇所と、回転軸2の軸延長上に対向してそれぞれ
配置されている。すなわち、回転軸2内に配置される全
反射ミラー3は、図2で示すように、測定用ガラス1に
照射光及び反射光が当たるような位置に配置されてい
る。
角度で、且つ測定用ガラス1の中心と全反射ミラー3の
中心位置が一致するように配置されている。また回転軸
2の軸延長上に配置される全反射ミラー4は、上記回転
軸2内に配置される全反射ミラー3と対向して、その角
度が90度となるように配置されている。本例では回転
軸2の延長上で各々45度の角度(双方で90度)で配
置されている。
2の軸延長上に配置される全反射ミラー4と水平方向で
対向するように配置されている。そしてこのハーフミラ
ー6の後方には、光源5が配設されている(換言すると
光源5の前方にハーフミラー6が配設されることにな
る)。本例の光源5は、図示しない電源と、この電源に
接続された投光器とから構成されている。
射ミラー3及び回転軸2延長上に配置された全反射ミラ
ー4からの測定光を、ハーフミラー6を介して受光し、
この受光された測定光の光量の変化により膜厚を計測す
るものである。なお受光器7の前面に固定式フィルター
ホルダ・フィルターチェンジャ等を配置するなど、受光
器7は公知のものを用いることが可能である。
ラー6を介して前記回転軸2延長上に配置された全反射
ミラー4に照射し、この全反射ミラー4で反射された測
定光は回転軸2内に配置される全反射ミラー3によっ
て、測定用ガラス1に照射され、この測定用ガラス1で
反射した光を、さらに全反射ミラー3で反射して、上記
回転軸2延長上に位置する全反射ミラー4へ導く。この
全反射ミラー4に導かれた測定光は、ハーフミラー6で
反射され、受光器7へ導入される。
及び図8で示すように、ガラス等に透明な物質を蒸着等
すると、光学膜表面で反射する光と、ガラスと光学膜の
境界で反射する光が干渉を起こし全体としてのエネルギ
ー反射率(以下「反射率」という)が光学的膜厚(以下
「膜厚」という)により変化する。このような光学膜が
屈折率nsの透明基板に形成された場合、その反射率
は、所定の式により表すことが可能である(媒質の屈折
率を1とする)。反射率は膜厚ndがλ/4の整数倍に
なる所にピークを示すので、このような光量変化を利用
して膜厚を計測する。
反射ミラー3,4(さらにはハーフミラー6)で受光器
7側へ導き、膜厚ndがλ/4の整数倍になる所のピー
クの変化、光量変化を利用して膜厚を計測するものであ
る。
ミラーとの位置関係は、上述の位置関係に限定されるも
のではなく、光源からの照射光がハーフミラーから全反
射ミラーへ照射され、測定用ガラスからの反射光を全反
射ミラーで反射し、さらにハーフミラーで受光器7側へ
反射光を導入できれば、特に位置関係については、限定
されるものではない。
ーフミラー6で分けた例を示しており、全反射ミラー
3,4は回転軸2内及び回転軸2の延長上に各1つ配設
した例を示しているが、回転軸2延長上に配置された全
反射ミラー4を二つ配設し、光源5からの照射光の反射
を行う全反射ミラーと、測定用ガラス1で反射された測
定光をハーフミラー6側へ反射する全反射ミラーとを別
個に配設することもできる。
も、上記回転軸2延長上に配置された全反射ミラー4と
同様に、照射光側と測定光側とを別々に配設することも
できる。
薄膜の膜厚計測装置を説明する概略構成図である。また
図4は大気側光ファイバーと真空側ファイバーを示す概
略構成説明図、図5は他の大気側光ファイバーと真空側
ファイバーを示す概略構成説明図、図6は図5の部分拡
大図である。前記実施例では、全反射ミラーを用いた例
を示しているが、本例では光ファイバーを用いた例を示
すものである。なお前記図1及び図2で示す実施例と同
様部材には同一符号を付してその説明を省略する。
導入された光ファイバー20と、この光ファイバー20
から光源光を測定用ガラス1へ照射し、測定用ガラス1
で反射した反射測光(測定光)を受光して、中空の回転
軸2から受光器7へ光ファイバー20によって導くよう
に構成したものである。なお、本例では、光ファイバー
を大気側光ファイバー21と真空側ファイバー22に分
けて説明する。
ファイバー22の関係は、図4で示すように構成されて
いる。即ち、大気側光ファイバー21と真空側ファイバ
ー22は、機械的に離れているが、真空側光ファイバー
22は、回転ドラムと共に回転している。回転ドラム8
の中心には回転軸2が形成されているが、この回転軸2
は薄膜形成装置10を構成する真空槽11に真空シール
23を介して回動可能に配設されている。
は、回転軸2の中心位置で、ファイバー固定治具24,
24で固定されている。真空側ファイバー22の端部に
は、大気と真空とを分ける窓ガラス25が配置されてお
り、これにより真空槽11の真空が確保される。本例の
窓ガラス25は、窓ガラス25の反射を避けるために斜
めに配設されている。真空槽11より延出した回転軸2
の部分にはプーリ26aが形成されており、モータMの
出力軸に設けられた出力軸の回転プーリ26bとの間に
回転ベルト27が懸架されている。これによりモータM
の出力で回転軸2が、回転ベルト27を介して回動させ
るように構成されている。
2の回転中心に対応するように、不図示の固着手段によ
り固定されている。そして、大気側光ファイバー21
は、光源(投光器)5から光を出射し、真空側ファイバ
ー22からモニタ基板1の反射光を入射する。大気側光
ファイバー21と真空側ファイバー22は、機械的に分
離されているが、光学的には結合されている。つまり、
光ファイバーには、NA(光ファイバーは広がり角度を
もって光を出入射する)がある。
ァイバー22が離れているときに、その間にコリメータ
レンズ(不図示)を配置することにより、光の損失が少
なくなる。
ファイバーを示す概略構成説明図、図6は図5の部分拡
大図であり、上記図4と同様部材,配置には同一符号を
付してその説明を省略する。
を真空にした例を示すものである。本例では、真空側光
ファイバーの端部を真空シールすると共に、コネクタ部
で連結することができるように構成した例を示すもので
ある。これにより、真空シール部分の装置を小さくする
ことができると共に、真空槽11内に配置された真空側
光ファイバーの不具合があっても、交換が容易となる。
で示すように、オプティカルロッド31有するオプティ
カルロッドホルダー32を用いている。本例のオプティ
カルロッドホルダー32は、ステンレス(SUS303
製)からなり、内部が空洞である円筒体からなる。そし
て、端部のフランジ33に設けられたオプティカルロッ
ド取付孔34を貫いて通され、真空槽11内部側で六角
ナット35と次述する当接部37によりフランジ33に
固定される。オプティカルロッドホルダー32には、オ
プティカルロッドホルダー32とフランジ33が接する
面からなる当接部37にOリング36が設けられる。か
かるOリング36を設けることにより、光ファイバーを
接着剤でシールして真空を保つ従来の装置よりも確実
に、真空槽11内に空気が流れ込むことを防止すること
ができる。平目ローレット及びロックナットにより、オ
プティカルロッドホルダー32の真空槽11内側に着脱
可能に固定される。
ルロッド31を取り付けるためのオプティカルロッド取
付孔34が設けられる。オプティカルロッドホルダー3
2の真空槽11端側にはコネクター39が設けられてい
る。コネクター39は内部が空洞である円筒体からな
る。
面である円の円周を3等分する位置に3つの止めネジ3
9aが設けられる。コネクター39は、3つの止めネジ
39aによりオプティカルロッドホルダー32に固定さ
れる。コネクター39は、不図示の平目ローレット及び
ロックナットが螺合される。この平目ローレットには、
平目ローレット側係合部が形成され、平目ローレット側
係合部は、光ファイバー端部に形成されたファイバー側
係止部に係合される。かかる構成により、オプティカル
ロッドホルダー32と真空側ファイバー22が結合され
る。
はオプティカルロッド31が収納される。本例のオプテ
ィカルロッド31には、コア/クラッド径が1.6/
1.8mmの棒状のガラス、5/5.5mmの棒状のガ
ラスの2種類を用いる。本例のオプティカルロッド31
には、コア31aおよびクラッド31bのNA値が0.
2以上のものを用いる。コア5aにより伝達される光
が、コア31aとクラッド31bの境界で全反射するよ
うに、コア31aおよびクラッド31bのNA値を選定
する。この際、少なくともクラッド31bのNA値はコ
ア31aのNA値よりも大きくなるように選定される。
オプティカルロッド31とオプティカルロッドホルダー
32は接着剤(日電アネルバ製スーパーバックシール)
により接着される。
用のものと、反射用のものとを複数バンドルしたもので
もよいし、それぞれ別個のものとしてもよい。照射用の
ものと、反射用のものを別個にした場合には、それぞれ
回動可能なジョイントにより、回転軸2の外部の光ファ
イバと連結される。
の端部を測定用ガラス1に近接した位置まで配置するこ
とにより、より精度の良い反射光の測定が可能となる。
このため、ハンドルした光ファイバーを使うことによっ
てミラーを使う光学系よりも調整が簡単でなお且つ振動
に対しても強いシステムを作ることが可能となる。
ず、測定用ガラスを測定することが常時可能となり、
S./N比を十分確保することが可能となる。また測定
時に測定用ガラスに入射する光の角度の変化がなく、光
学的に正確な測定が可能である。
ムの振れ、振動が測定に与える影響を少なくすることが
可能である。そして、本発明はリアルタイムで基板に成
膜される膜厚を測定し、制御する薄膜の膜厚計測をする
ことが可能となる。
の概略説明図である。
明する概略構成図である。
を説明する概略構成図である。
概略構成説明図である。
示す概略構成説明図である。
る。
化のグラフ図である。
る。
明図である。
ング装置の説明図である。
置における薄膜の測定の説明図である。
ある。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 回転ドラムに基板を配置して基板上に薄
膜を形成させる装置における薄膜の膜厚計測装置であっ
て、前記基板上に配置された測定用ガラスと、中空軸と
した前記回転ドラムの回転軸と、前記回転軸内及び該回
転軸の軸延長上にそれぞれ配置された全反射ミラーと、
ハーフミラーを介して前記回転軸延長上に配置された前
記全反射ミラーに照射する光源と、前記回転軸延長上に
配置された全反射ミラーからの光をハーフミラーを介し
て受光する受光器と、を備えてなることを特徴とする薄
膜の膜厚計測装置。 - 【請求項2】 回転ドラムに基板を配置して基板上に薄
膜を形成させる装置における薄膜の膜厚計測装置であっ
て、前記基板上に配置された測定用ガラスと、中空軸と
した前記回転ドラムの回転軸と、光源と接続され前記回
転軸内に導入された光ファイバーと、該光ファイバーか
ら前記光源光を前記測定用ガラスへ照射し反射した反射
測光を受光して回転軸から受光器へ導く光ファイバー
と、を備えてなることを特徴とする薄膜の膜厚計測装
置。 - 【請求項3】 前記光源と接続され前記回転軸内に導入
された光ファイバーの端部を、前記測定用ガラスの直前
の位置まで配置したことを特徴とする請求項2記載の薄
膜の膜厚計測装置。 - 【請求項4】 回転ドラムに基板を配置して基板上に薄
膜を形成させる装置における薄膜の膜厚計測方法であっ
て、 前記基板上に測定用ガラスを配置し、前記回転ドラムの
回転軸を中空とし、 光源からの測定光を前記中空回転軸を介して基板上に配
置された測定用ガラスへ照射し、反射光を前記中空回転
軸を介して受光器で受光してなることを特徴とする薄膜
の膜厚計測方法。 - 【請求項5】 回転ドラムに基板を配置して基板上に薄
膜を形成させる装置における薄膜の膜厚計測方法であっ
て、 前記基板上に測定用ガラスを配置し、前記回転ドラムの
回転軸を中空とし、 光源と接続した光ファイバーを前記回転軸内に導入し、
前記光ファイバーを介して前記光源光を前記測定用ガラ
スへ照射し、反射した反射測光を光ファイバーによって
受光器へ導いてなることを特徴とする薄膜の膜厚計測方
法。 - 【請求項6】 回転ドラムに基板を配置して基板上に薄
膜を形成させる装置における薄膜の膜厚計測方法であっ
て、 前記基板上に測定用ガラスを配置し、前記回転ドラムの
回転軸を中空とし、 光源と接続した光ファイバーを前記回転軸内に導入し、
さらに光ファイバーの端部を、前記測定用ガラスの直前
の位置まで配置し、前記光ファイバーを介して前記光源
光を前記測定用ガラスへ照射し、反射した反射測光を光
ファイバーによって受光器へ導いてなることを特徴とす
る薄膜の膜厚計測方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27640498A JP4049458B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 薄膜の膜厚計測装置及び薄膜の膜厚計測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27640498A JP4049458B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 薄膜の膜厚計測装置及び薄膜の膜厚計測方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000088531A true JP2000088531A (ja) | 2000-03-31 |
JP4049458B2 JP4049458B2 (ja) | 2008-02-20 |
Family
ID=17568943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27640498A Expired - Fee Related JP4049458B2 (ja) | 1998-09-14 | 1998-09-14 | 薄膜の膜厚計測装置及び薄膜の膜厚計測方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4049458B2 (ja) |
Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
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