JP2000085330A - 車両用リヤサスペンション装置 - Google Patents

車両用リヤサスペンション装置

Info

Publication number
JP2000085330A
JP2000085330A JP10257163A JP25716398A JP2000085330A JP 2000085330 A JP2000085330 A JP 2000085330A JP 10257163 A JP10257163 A JP 10257163A JP 25716398 A JP25716398 A JP 25716398A JP 2000085330 A JP2000085330 A JP 2000085330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
width direction
suspension device
wheel
coupling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10257163A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiteru Minagawa
芳輝 皆川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP10257163A priority Critical patent/JP2000085330A/ja
Publication of JP2000085330A publication Critical patent/JP2000085330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G7/00Pivoted suspension arms; Accessories thereof
    • B60G7/008Attaching arms to unsprung part of vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2200/00Indexing codes relating to suspension types
    • B60G2200/10Independent suspensions
    • B60G2200/13Independent suspensions with longitudinal arms only
    • B60G2200/132Independent suspensions with longitudinal arms only with a single trailing arm
    • B60G2200/1322Independent suspensions with longitudinal arms only with a single trailing arm with a wishbone or triangular arm
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2200/00Indexing codes relating to suspension types
    • B60G2200/40Indexing codes relating to the wheels in the suspensions
    • B60G2200/462Toe-in/out
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/14Mounting of suspension arms
    • B60G2204/148Mounting of suspension arms on the unsprung part of the vehicle, e.g. wheel knuckle or rigid axle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/41Elastic mounts, e.g. bushings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト、重量、スペース効率を犠牲にしない
で、走行安定性を向上させることを可能とする。 【解決手段】 一端が車体側1に弾性体21を介して上
下揺動自在に支持されたサスペンションアーム3と、回
転自在に支持した車輪の回転中心に対し前後少なくとも
二箇所で可撓性を有する結合具21,23によりサスペ
ンションアーム3に結合された車輪支持部材5と、前後
の結合具21,23は、車輪への横入力F1又は前後入
力の少なくとも一方に対し車幅方向内側への撓み量にお
いて前の結合具21が後ろの結合具23よりも大きく、
且つ前の結合具21には、車幅方向外側への変位を規制
する手段45を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用リヤサスペ
ンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用リヤサスペンション装置と
しては、例えば図20に示すトレーリングアームタイプ
のサスペンション装置が一般に知られている。即ち、車
体側にマウントされたサブフレーム1に左右のトレーリ
ングアームであるサスペンションアーム3が支持され、
このサスペンショアーム3に左右の車輪支持部材5が支
持されている。左右のサスペンションアーム3はそれぞ
れ弾性ブッシュ7a,7bによってサブフレーム1に取
り付けられている。サスペンションアーム3の中間部に
は車両のバネ上の支承を行うコイルスプリング9が設け
られ、その背後に車両のバネ上とバネ下の相対運動の制
振作用を行なうショックアブソーバ11が設けられてい
る。
【0003】従って、車輪支持体5に支持された図示し
ない車輪の上下動に伴ってサスペンションアーム3はサ
ブフレーム1に対しブッシュ7a,7bを中心にして上
下方向に揺動することができる。
【0004】しかしながら、車両の旋回時に車輪に発生
する横力に対してサスペンションアーム3を車体側であ
るサブフレーム1に支持する弾性体としてのブッシュ7
a,7bが撓むことになり、図21に示すように横力F
1、サスペンションアーム3の長さをLとしたとき、サ
スペンションアーム3にモーメントM=F1×Lが作用
し、トレーリングアーム3、及び車輪13が実線図示か
ら破線図示のように変位し、トーアウト傾向を強めると
いう問題があった。
【0005】これを解決するには、ブッシュ7a,7b
の車両前後方向の剛性を無限に大きくすれば良いが、逆
に路面の小突起を乗り越すとき等の乗り心地、いわゆる
ハーシュネスが悪化し、あるいは路面からの振動や騒音
が車室内に伝達され易くなり、快適性を損ねる恐れがあ
る。
【0006】上記横入力F1に対するトーアウトとブッ
シュ7a,7bの車両前後方向剛性とのトレードオフを
解決する手段としては、例えばマルチリンクのようにリ
ンクやブッシュの数を増やして設計の自由度を高める手
段もあるが、かかる手段はコスト、重量、スペース効率
の点で不利なため、比較的小さな車両には搭載し難いと
いう問題がある。
【0007】そこで、コスト、重量、スペース効率を犠
牲にしない範囲で上記課題の解決を図ろうとした従来例
として、特開昭59−199312号公報に記載された
図22に示すようなものがある。この図22に示す車両
用リヤサスペンション装置は、サブフレーム1にブッシ
ュ7a,7bを介して上下回動自在に支持されたサスペ
ンションアーム3に対し車輪支持体5の車輪中心よりも
後方の部分15を回転自在に支持し、前の部分17はブ
ッシュ19を介して支持したものである。
【0008】従って、車両旋回時などに車輪13に横力
Fが入ると、図23に示すように車輪支持体5の前の部
分17においてブッシュ19が弾性変形し、車輪支持体
5が後方の部分15を中心にして実線図示の状態から破
線図示の状態へ回転し、これに伴って車輪13も実線図
示の状態から破線図示の状態へと変位し、サスペンショ
ンアーム3を支持するブッシュ7a,7bに前後方向の
弾性変形があっても車輪13のトーアウト傾向を抑制す
ることができる。
【0009】しかしながら、かかる構成においては、例
えば車両制動時などに車輪13に図24のように前後方
向入力F2が入ると、車輪支持体5とトレーリングアー
ム3との間に介設された弾性体19が車幅方向外側へ撓
んでしまい、車輪13は図24の実線図示から破線図示
のように変位してトーアウト傾向を強めるという問題が
あった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コスト、重
量、スペース効率の点で有利でありながら、車両旋回
時、車両制動時のいずれにおいても車輪のトーアウト傾
向を抑制することのできる車両用リヤサスペンション装
置の提供を課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一端
が車体側に弾性体を介して上下揺動自在に支持されたサ
スペンションアームと、回転自在に支持した車輪の回転
中心に対し前後少なくとも二箇所で可撓性を有する結合
具により前記サスペンションアームに結合された車輪支
持部材と、前記前後の結合具は、前記車輪への横入力又
は前後入力の少なくとも一方に対し車幅方向内側への撓
み量において前の結合具が後ろの結合具よりも大きく、
且つ前の結合具には、車幅方向外側への変位を規制する
手段を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載の車両用
リヤサスペンション装置であって、前記前の結合具は、
車幅方向内側後方に向かう軸線を持つブッシュで構成さ
れたことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、請求項2記載の車両用
リヤサスペンション装置であって、前記前の結合具は、
内筒及び外筒間にゴムを有し、該外筒は前記サスペンシ
ョンアームに嵌合固着されると共に、前記内筒の車幅方
向外端に前記車輪支持部材がボルトにより締結され、且
つ内筒の車幅方向内端に前記外筒側に当接するストッパ
を設けたことを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、請求項1記載の車両用
リヤサスペンション装置であって、前記前の結合具は、
車幅方向に向かう軸線を持つ内筒及び外筒間にゴムを有
し、該外筒は前記サスペンションアームの取付孔に嵌合
固着されると共に、前記内筒の車幅方向外端に前記車輪
支持部材がボルトにより締結され、且つ前記内筒、外
筒、及び取付孔が車幅方向外側に向かって径が小さくな
るテーパを有していることを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、請求項3又は4記載の
車両用リヤサスペンション装置であって、前記前の結合
具は、前記サスペンションアームと前記車輪支持部材と
の対向間に介在するゴム部を有することを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、請求項1記載の車両用
リヤサスペンション装置であって、前記両結合具は、車
両前後方向へ可撓の部材で構成され、前記後の結合具
は、前記サスペンションアームへの結合点と車輪支持部
材への結合点とを結ぶ線が車輪中心線に対して角度θ1
を持つように車幅方向外側前方へ傾斜設定され、前記前
の結合具は、前記サスペンションアームへの結合点と車
輪支持部材への結合点とを結ぶ線が車輪中心線に対し前
記角度θ1より大きな角度θ2を持つように車幅方向外
側後方へ傾斜設定されたことを特徴とする。
【0017】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かに記載の車両用リヤサスペンション装置であって、前
記前の結合具は、前記車輪中心線と略同高さに設定され
ていることを特徴とする。
【0018】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かに記載の車両用リヤサスペンション装置であって、前
記後の結合具は、主可撓軸が略車両鉛直上下方向を向い
ていることを特徴とする。
【0019】請求項9の発明は、請求項1記載の車両用
リヤサスペンション装置であって、前記前の結合具は、
主可撓軸が車両中心線に対して車両前方内側から同後方
外側へ、且つ車両前方下側から同後方上側へ傾斜設定さ
れたことを特徴とする。
【0020】請求項10の発明は、請求項6又は8若し
くは9記載の車両用リヤサスペンション装置であって、
前記前後の結合具は、可撓の板材で構成されたことを特
徴とする。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明では、車両旋回時等の横
力に対しては、車幅方向内側への撓み量において、前の
結合具が後の結合具よりも大きいため、車輪のトーアウ
ト傾向を抑制することができ、走行安定性を向上させる
ことができる。
【0022】又、前の結合具は車幅方向外側への変位が
規制されるため、制動時など車輪に前後力が入るときに
も、車輪のトーアウト傾向を抑制することができ、緊急
時など旋回中に急制動を行なう場合でも走行安定性を向
上させることができる。
【0023】更に、サスペンションアームを車体側に上
下揺動自在に支持する弾性体の前後剛性は低くすること
ができるため、ハーシュネスといった小突起乗り越え時
の乗り心地も向上させることができる。
【0024】このように従来の構成ではトレードオフ関
係にあった操縦安定性と乗り心地の向上とを、コスト、
重量、スペース効率を犠牲にせず両立させることができ
る。
【0025】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、前の結合具は車輪への横入力又は前後入力の
少なくとも一方に対し、車幅方向内側後方へ向かう軸線
に沿って撓むことができ、より確実にトーアウト傾向を
抑制することができる。
【0026】請求項3の発明では、請求項2の発明の効
果に加え、車輪への横入力又は前後入力の少なくとも一
方に対し、前の結合具は内筒及び外筒間のゴムが撓むこ
とにより、車輪のトーアウト傾向を抑制することができ
る。
【0027】又、制動時などの前後入力に対しては前の
結合具の内筒側のストッパが外筒側の車幅方向内端に当
接して車幅方向外側への変位を規制し、トーアウト傾向
を抑制することができる。
【0028】さらに、サスペンションアームに嵌合固着
された前の結合具の内筒に車輪支持部材をボルトによっ
て簡単に締結固定することができ、締結が容易でコスト
低減を図ることができ、また重量、スペース効率の点で
も有利な構造となる。
【0029】請求項4の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、車輪への横入力又は前後入力の少なくとも一
方に対し、前の結合具は車幅方向に向かう軸線に沿って
内筒及び外筒間のゴムが撓み、車輪のトーアウト傾向を
抑制することができる。
【0030】又、制動時などの前後入力に対してはテー
パを有する内筒がゴムを介して外筒に押し付けられるこ
とにより、車幅方向外側への変位が規制され、車輪のト
ーアウト傾向を抑制することができる。
【0031】制動時に車輪に前後力が加わると、車輪支
持部材に回転トルクが働く。この力は車輪中心より前方
にある前の結合具には車両の上から下へ働く力として作
用する。ところで、前の結合具は内筒及び外筒がテーパ
を有しているため、この力に対してやはり車幅方向内側
へスライドしようとする分力が生じる。その結果、車輪
はトーイン方向を向くことになるので、制動時の走行安
定性を向上させることができる。逆に、加速時には制動
時と反対向きの駆動トルクが車輪支持部材に加わる。こ
の力は前の結合具に車両の下から上へ働く力として作用
する。そして、この力に対してもやはり前の結合具は車
幅方向内側へスライドしようとする分力が生じ、トーア
ウト傾向を抑制することができる。
【0032】さらに、組み付けに際しては、サスペンシ
ョンアームに嵌合固着された前の結合具の内筒に対し、
車輪支持部材をボルトにより締結することができ、簡単
な取付けによってコスト低減を図ることができる。また
重量、スペース効率的にも有利な構造となる。
【0033】請求項5の発明では、請求項3又は請求項
4の発明の効果に加え、前の結合具が車輪への横入力な
どによって撓んだとき、サスペンションアームと車輪支
持部材との間のメタル接触を避けることができ、異音の
発生を防止することができ、また耐久性を向上させるこ
とができる。
【0034】請求項6の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、角度θ1より角度θ2のほうが大きいことに
より、前の結合具の撓み量が後の結合具の撓み量よりも
大きくなり、車輪のトーアウト傾向を抑制することがで
きる。
【0035】又、前後の結合具は単に車両前後方向へ可
撓な部材で構成されるだけであるため、コスト、重量、
スペース効率上、更に有利な構造となる。
【0036】請求項7の発明では、請求項1〜6のいず
れかの発明の効果に加え、前の結合具を後の結合具より
も確実に大きく撓めることができ、車輪のトーアウト傾
向をより確実に抑制することができる。
【0037】請求項8の発明では、請求項1〜7のいず
れかの発明の効果に加え、後の結合具の主可撓軸は略車
両上下方向を向いていることにより、後の結合具の主可
撓軸を中心に前の結合具を確実に車幅方向内側へ撓める
ことができ、より確実な効果を得ることができる。
【0038】請求項9の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、制動時には車輪に前後力が加わると共に、車
輪支持部材に回転トルクが加わる。この力は前の結合具
には上から下へ働く力として作用する。ところで、前の
結合具の可撓軸は傾斜設定されているため、車輪支持部
材の前方は車輪中心に対し車幅方向内側へ引き込まれ、
同上方は車輪中心に対してやや車幅方向外側へ変位す
る。即ち、車輪支持部材はトーイン及びポジティブキャ
ンバ方向へ変位することになるので、制動時の走行安定
性をより向上させることができる。
【0039】請求項10の発明では、請求項6又は8若
しくは9の発明の作用に加え、前後の結合具が可撓の板
材で構成されることにより、構造が簡単であり、コス
ト、重量、スペース効率の点で極めて有利な構造とな
る。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づいて説明する。尚、図20〜図24
で説明した構成と対応する構成部分には同符号を付して
説明し、重複した説明は省略する。
【0041】(第1実施例)図1〜図3は本発明の第1
実施例を示している。図1は車両用リヤサスペンション
装置の要部を示した概略平面図、図2は同側面図、図3
は図2のIII−III線矢視概略断面図である。
【0042】これら図1,図3のように、サスペンショ
ンアーム3は、一端が車体側であるサブフレーム1に弾
性体としてのブッシュ7a,7bを介して上下揺動自在
に支持され、該トレーレイングアーム3の後端側に前後
の結合具21,23により車輪13を支持した車輪支持
部材5が結合されている。
【0043】前記前後の結合具21,23は可撓性を有
し、車輪中心線と略同高さに設定され、車輪13への横
入力又は前後入力の少なくとも一方に対し車幅方向内側
への撓み量において前の結合具21が後の結合具23よ
りも大きく、且つ前の結合具21には車幅方向外側への
変位を規制する手段(後述)が設けられている。
【0044】前記前の結合具21は車幅方向内側後方へ
向かう軸線25を持つブッシュで構成され、内筒27及
び外筒29間にゴム31を有している。外筒29はサス
ペンションアーム3の取付孔33に嵌合固着されてい
る。
【0045】前記内筒27の両端には雌ねじ穴35,3
7が設けられ、内筒27の車幅方向外端に前記車輪支持
部材5の前端側に突設したブラケット部5aが嵌合さ
れ、雌ねじ部35にボルト39が締結され、車輪支持部
材5のブラケット部5aがサスペンションアーム3に結
合されている。
【0046】そして、前の結合具21には外筒29の車
幅方向外側にゴム部41が周状、又は周方向所定間隔に
設けられ、車輪支持部材5のブラケット5aに当接して
いる。従って、車輪支持部材5とサスペンションアーム
3との対向間にゴム部41が介在する構成となってい
る。
【0047】前記内筒27の車幅方向内側の雌ねじ部3
7にはボルト43が締結され、円板状のストッパ45が
固定されている。ストッパ45の外周はサスペンション
アーム3の車幅方向内側面にも当接するようになってい
る。このストッパ45によって前の結合具21の車幅方
向外側への変位を規制する手段を構成している。
【0048】前記後の結合具23は可撓の板材で構成さ
れ、車輪中心線と平行な直線47に対し、角度θ1をも
って設定され、主可撓軸は略車両鉛直上下方向を向いて
いる。また、後の結合具23は、端縁部が折り曲げられ
てトレーリングアーム3側に溶接などによって固定さ
れ、この後の結合具23に対し車輪支持部材5の後端側
がボルトナット49によって締結固定されている。
【0049】尚、図示はしないが、車輪支持部材5又は
サスペンションアーム3には車体を上下方向に保持する
スプリングと、緩衝装置であるショックアブソーバとが
配設されている。
【0050】次に作用を説明する。まず、車両旋回時な
どに車輪13に図4のように横力F1が入った場合を考
える。
【0051】車輪接地点に横力F1が入力されたとき、
サスペンションアーム3全体は図21で説明したよう
に、トーアウト方向へ向こうとする。一方、車輪支持部
材5は前の結合具21の軸線25が車幅方向内側後方へ
向かうよう傾いているため、車輪支持部材5への入力F
1の一部が前の結合具21の内筒27を車幅方向内側へ
スライドさせる力f1として働く。
【0052】このとき、後の結合具23はその可撓軸を
略車両鉛直上下方向にもつことから、前の結合具21の
内筒27の変位に見合っただけ撓みが生じ、その結果、
車輪支持部材5はサスペンションアーム3に対しトーイ
ン方向へ変位することになる。これにより、車輪13の
トーアウト傾向を抑制することができるため、車両旋回
時など横力F1が入るときの走行安定性を向上させるこ
とができる。
【0053】次に、図5のように、制動時などに車輪1
3に前後力F2が入力されたとき、サスペンションアー
ム3全体はやはりトーアウトの方向へ向こうとする。一
方、車輪支持部材5は前の結合具21の軸線25が前記
のように傾いているため、横力F1入力時と同様に前後
力F2の一部f2により内筒27を車幅方向内側へスラ
イドさせる力f21として働く。
【0054】この時、前の結合具21には車幅方向外向
きへの力f22も作用するが、この力f22に対しては
ストッパ45が外筒29側に当接するなどして変位を許
さず、後の結合具23は横力F1入力時と同様に前の結
合具21の変位に見合っただけ撓みが生じるので、車輪
支持部材5はサスペンションアーム3に対してトーイン
方向へ向こうとする。これにより車輪13のトーアウト
傾向を抑制することができる。従って、車両制動時など
前後入力が入るときの走行安定性を向上させることがで
きる。
【0055】しかも、この第1実施例では、前の結合具
21を傾けて取付け、後の結合具23を板材で形成する
だけで良いため、コスト、重量、スペース効率上、極め
て有利な構造となる。又、車輪支持部材5の結合をボル
ト39及びボルトナット49によって行なうことができ
るため、その結合を極めて容易に行なうことができ、か
かる点からもコスト低減を図ることができる。更に、ト
レーリングアーム3はトーアウト側への変位を許容する
ことができるため、ブッシュ7a,7bの前後剛性を低
くすることもでき、ハーシュネスといった小突起乗り越
し時の乗り心地も向上させることができる。
【0056】前後の結合具21,23は車輪中心線と略
同高さに設定されているため、車輪支持部材5に入力さ
れる横力F1や前後力F2に対して上記、作用効果を確
実に奏させることができ、また両結合具21,23の設
定も容易となる。
【0057】このように、従来ではトレードオフ関係に
あった操縦安定性と乗り心地の向上をコスト、重量、ス
ペース効率を犠牲にせず両立させることができる。
【0058】車輪支持部材5がサスペンションアーム3
に対しトーイン方向へ動くとき、車輪支持部材5のブラ
ケット部5aはゴム部41に押し付けられるから、ブラ
ケット部5aが前の結合部21の外筒33の端部などへ
メタル接触することがなく、異音を招くことがなく、ま
た耐久性も向上させることができる。
【0059】(第2実施例)図6,図7は第2実施例を
示している。
【0060】本実施例はトーションビーム式リヤサスペ
ンション装置を例に説明している。即ち、車輪13を回
転可能に支持する車輪支持部材5は、前後の結合具5
1,23によってサスペンションアーム3に結合され、
サスペンションアーム3の前端は弾性体であるブッシュ
7を介して車体側であるサブフレーム1に上下揺動自在
に支持されている。左右のサスペンションアーム3は車
輪13の逆相ストロークに対して捩じれる部材であるビ
ーム53によって結合され、その動きを規制されてい
る。55はビーム53とサスペンションアーム3との結
合を補強する板材である。
【0061】前記前後の結合具51,23は、車輪中心
線と略同高さに設定され、それぞれ可撓の板材で構成さ
れている。各結合具51,23の主可撓軸は略車両鉛直
上下方向を向き、後の結合具23は前記サスペンション
アーム3への結合点と車輪支持部材5への結合点とを結
ぶ線57(平面から見て板材23の略板厚中央を通って
いる)が車輪中心線と平行な線47に対して角度θ1を
もつように車幅方向外側前方へ傾斜設定されている。
【0062】前の結合具51は前記サスペンションアー
ム3への結合点と車輪支持部材5への結合点とを結ぶ線
59(平面から見て前の結合具51の板厚の中央を取っ
ている)が車両中心線と平行な線61に対し、前記角度
θ1より大きな角度θ2をもつように車幅方向外側後方
へ傾斜設定されている。
【0063】又、本実施例において、前後の結合具5
1,23は、端縁部が折り曲げられてサスペンションア
ーム3と車輪支持部材5とに溶接などによって固着され
ている。
【0064】そして、車両旋回時等、車輪13に図8の
ように横力F1が入力されると、前の結合具51が車幅
方向外側後方へ角度θ2をもって傾斜設定されているた
め、車輪支持部材5への入力F1の一部が前の結合具5
1を車幅方向内側へ撓ませる力として作用する。
【0065】一方、後の結合具23にも横力F1の一部
が作用して撓もうとするものの、車両平面視で角度θ2
がθ1より大きいため、前の結合具51の撓み量の方が
大きくなり、その結果、サスペンションアーム3に対し
車輪支持部材5はトーイン方向へ変位することになる。
これにより、全体的には車輪13のトーアウト傾向を抑
制することができ、車両旋回時など横力F1が入るとき
の走行安定性を向上させることができる。
【0066】次に図9のように車両制動時等、車輪13
に前後力F2が入る場合は、前後の結合具51,23は
車両後方へ引かれ、前の結合具51は角度θ2の設定に
より車両後方内側へ引かれて車幅方向内側へ撓もうとす
る。一方、後の結合具23は角度θ1の設定により、や
や車幅方向外側へ撓もうとする。
【0067】従って、この場合も車輪支持部材5はサス
ペンションアーム3に対してトーイン方向へ向くことに
なり、車輪13のトーアウト傾向を抑制することがで
き、車両制動時など前後力F2が入るときの走行安定性
を向上させることができる。
【0068】しかも本実施例では、前後の結合具51,
23とも可撓の板材で構成されているため、車輪支持部
材5及びサスペンションアーム3は特別な構造に設定す
る必要がなく、構造が極めて簡単であり、組み付けも容
易となり、大幅なコストダウンを図ることができる。ま
た重量、スペース効率の点でも極めて有利な構造とな
る。他の作用は第1実施例と略同様である。
【0069】(第3実施例)図10〜図16は第3実施
例を示している。図10は要部の概略平面図、図11は
同側面図、図12は図11のXII−XII線矢視概略
断面図である。
【0070】本実施例は第1実施例と同様に前の結合具
63をブッシュで構成したものである。即ち、前の結合
具63は車輪中心線と略平行な車幅方向に向かう軸線6
5を有し、内筒67及び外筒69間にゴム71を有して
いる。内筒67及び外筒69は車幅方向外側に向かって
径が小さくなるテーパを有している。外筒69はサスペ
ンションアーム3のテーパを有する取付孔33に嵌合固
着され、車幅方向内側の周フランジ69aが周方向等間
隔に配置されたボルト73によってサスペンションアー
ム3に締結固定されている。
【0071】一方、内筒67には車幅方向外側に取付用
のボス部67aが突設され、雌ねじ75が設けられてい
る。
【0072】そして、ボス部67aに車輪支持部材5の
ブラケット部5aが嵌め込まれ、雌ねじ75に座金77
を介してボルト79が締結されている。また車輪支持部
材5のブラケット部5aとサスペンションアーム3との
間にはドーナツ状の板81の表面にゴム部83を周状あ
るいは周方向所定間隔で複数有した緩衝材85が介設さ
れ、サスペンションアーム3と車輪支持部材5との対向
間にゴム部83を有し、両者間のメタル接触を避けるよ
うになっている。
【0073】かかる構造によって、車輪支持部材5のブ
ラケット部5aが前の結合具63を介し、サスペンショ
ンアーム3に結合されている。後の結合具23は図1〜
図5の第1実施例と同様の構成となっている。
【0074】そして、車両旋回時などに車輪13に図1
3のように横力F1が入ると、前の結合具63は車幅方
向内側へ開いている形状のため、前記横力F1に基づく
力fが前の結合具63をそのまま内側へ撓ませようとす
る。この時、後の結合具23はその可撓軸を略車両鉛直
上下方向にもつことから、前の結合具63の変位に見合
っただけ撓みが生じ、その結果、サスペンションアーム
3に対し車輪支持部材5がトーイン方向へ変位すること
になる。
【0075】これによって、全体として車輪13のトー
アウト傾向を抑制することができ、車両旋回時など横力
が入るときの走行安定性を向上させることができる。
【0076】次に、車両制動時など車輪13に図14の
ように前後力F2が入ると、前の結合具63にも同方向
に前後力F2に基づく力f2が働き、その分力として車
幅方向内向きへの力f21と、外向きへの力f22とが
働く。車幅方向外向きへの力f22に対しては、前の結
合具63がテーパ形状を有していることから、内筒67
がゴム71を押し潰すようにして外筒69に押し付けら
れ、車幅方向外側への移動が阻止される。又、車幅方向
内側への分力f21によって内筒67は車幅方向内側へ
変位する。このとき、後の結合具23は横入力時と同様
に前の結合具63の変位に見合った分だけ撓みが生じる
ので、車輪支持部材5はサスペンションアーム3に対し
てトーイン方向へ向くことになる。
【0077】従って、全体としては車輪13のトーアウ
ト傾向が抑制され、車両制動時など前後入力F2が入る
ときの走行安定性を向上させることができる。
【0078】更に、アクスルに加わるトルクに対して、
前の結合具63であるブッシュがテーパ形状をもってい
ることで生み出す作用について、図15、図16を用い
て説明する。なお、図15、図16は、図14のXV−
XV矢視断面図である。
【0079】車両制動時には車輪13に前後力が加わる
と共に、アクスルに回転トルクが加わる。
【0080】この力は、図15のように車輪中心より前
方にある前の結合具63には車両の上から下へ働く力F
3として作用する。ここで、前の結合具63はテーパ形
状をしているため、この力F3に対してやはり車幅方向
内側への分力F31と車幅方向外側への分力F32とが
働く。車幅方向外側への分力F32に対しては、内筒6
7がゴム67を介して外筒71に押し付けられることに
より、内筒67の車幅方向外側への変位が規制される。
【0081】車幅方向内側への分力F31によって、内
筒67は車幅方向内側へ変位し、これによって車輪支持
部材5はサスペンションアーム3に対してトーイン方向
へ向くことになり、全体として車輪13のトーアウト傾
向が抑制され、車両制動時の走行安定性を向上させるこ
とができる。
【0082】逆に加速時には、図16のように制動時と
反対向きの駆動トルクがアクスルに加わる。この力は車
輪中心より前方にある前の結合具63に対しては車両の
下から上へ働く力F4として作用し、図15の場合と同
様に車幅方向内側への分力F41と車幅方向外側への分
力F42とが働き、車幅方向内側への分力F41によっ
て車輪支持部材5は車幅方向内側へ変位し、図15の場
合と同様に車輪支持部材5がサスペンションアーム3に
対してトーイン方向を向くことになり、全体として車輪
13のトーアウト傾向が抑制され、加速時の走行安定性
を向上させることができる。
【0083】車輪支持部材5がトーイン方向へ動くと
き、ブラケット部5aと共にプレート81が動き、ゴム
部83に押し付けられるようになるため、ブラケット部
5aがサスペンションアーム3にメタル接触することが
なく、異音の発生を防止し、耐久性を向上させることが
できる。
【0084】他の作用効果は第1実施例と略同様であ
る。
【0085】(第4実施例)図17,図18は第4実施
例を示し、図17は要部の概略平面図、図18は要部の
概略側面図である。
【0086】本実施例では、第2実施例と同様にいわゆ
るトーションビーム式リヤサスペンションを例にしたも
のである。従って、全体的には第2実施例と略同様の構
成を有している。
【0087】第2実施例と異なる部分は、前の結合具8
7である。前の結合具87は可撓の板材で構成されてい
るが、その主可撓軸89が車両中心線に対して図17の
平面で見て車両前方内側から同後方外側へ、且つ図18
の側面から見て車両前方下側から同後方上側へ傾斜設定
されたものである。
【0088】前後の結合具87,23は第2実施例と同
様にその端縁部が折り曲げられて車輪支持部材5及びサ
スペンションアーム3に突当てられ、溶接などによって
固着されている。
【0089】そして、車輪13に横力、前後力が加わっ
た場合には、第2実施例と略同様の作用、効果を奏する
ことができる。
【0090】制動時に車輪13に前後力が加わると共に
アクスルに回転トルクが加わると、この力は車輪中心よ
り前方にある前の結合具87には車両の上から下へ働く
力として作用する。ここで、前の結合具87の主可撓軸
89は斜めを向いているため、図19(a),(b)の
スケルトン図のように車輪支持部材5の前部は車輪中心
に対し車幅方向内側へ引き込まれ、同上部は車輪中心に
対してやや外側へ変位する。
【0091】即ち、車輪支持部材5はサスペンションア
ーム3に対しトーイン及びポジティブキャンバ方向へ変
位し、制動時の走行安定性をより向上させることができ
る。他の作用効果は第2実施例と略同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の概略平面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例に係り、要部の概略側面図
である。
【図3】本発明の第1実施例に係り、図2のIII−I
II線矢視における概略断面図である。
【図4】図3と同様な断面における作用説明図である。
【図5】図3と同様な断面における作用説明図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る要部の概略平面図で
ある。
【図7】本発明の第2実施例に係り、要部の概略側面図
である。
【図8】第2実施例に係る作用説明図である。
【図9】第2実施例に係る作用説明図である。
【図10】本発明の第3実施例に係る要部の概略平面図
である。
【図11】第3実施例に係る要部の概略側面図である。
【図12】第3実施例に係り、図11のXII−XII
線矢視における断面図である。
【図13】第3実施例に係る作用説明図である。
【図14】第3実施例に係る作用説明図である。
【図15】図14のXV−XV線矢視断面における作用
説明図である。
【図16】図15と同断面の作用説明図である。
【図17】本発明の第4実施例に係る要部の概略平面図
である。
【図18】第4実施例に係る要部の概略側面図である。
【図19】第4実施例に係り、(a)は平面から見た作
用説明のスケルトン図であり、(b)は側面から見た作
用説明のスケルトン図である。
【図20】従来例に係る車両用リヤサスペンション装置
の概略斜視図である。
【図21】従来例に係る作用説明図である。
【図22】他の従来例に係る車両用リヤサスペンション
装置の概略平面図である。
【図23】他の従来例の作用説明図である。
【図24】他の従来例の作用説明図である。
【符号の説明】
1 サブフレーム(車体側) 3 サスペンションアーム 5 車輪支持部材 21,51,63,87 前の結合具 25,65 軸線 27,67 内筒 29,69 外筒 31,71 ゴム 45 ストッパ 39,79 ボルト 89 主可撓軸

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が車体側に弾性体を介して上下揺動
    自在に支持されたサスペンションアームと、 回転自在に支持した車輪の回転中心に対し前後少なくと
    も二箇所で可撓性を有する結合具により前記サスペンシ
    ョンアームに結合された車輪支持部材と、 前記前後の結合具は、前記車輪への横入力又は前後入力
    の少なくとも一方に対し車幅方向内側への撓み量におい
    て前の結合具が後ろの結合具よりも大きく、且つ前の結
    合具には、車幅方向外側への変位を規制する手段を設け
    たことを特徴とする車両用リヤサスペンション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用リヤサスペンショ
    ン装置であって、 前記前の結合具は、車幅方向内側後方に向かう軸線を持
    つブッシュで構成されたことを特徴とする車両用リヤサ
    スペンション装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用リヤサスペンショ
    ン装置であって、 前記前の結合具は、内筒及び外筒間にゴムを有し、該外
    筒は前記サスペンションアームに嵌合固着されると共
    に、前記内筒の車幅方向外端に前記車輪支持部材がボル
    トにより締結され、且つ内筒の車幅方向内端に前記外筒
    側に当接するストッパを設けたことを特徴とする車両用
    リヤサスペンション装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両用リヤサスペンショ
    ン装置であって、 前記前の結合具は、車幅方向に向かう軸線を持つ内筒及
    び外筒間にゴムを有し、該外筒は前記サスペンションア
    ームの取付孔に嵌合固着されると共に、前記内筒の車幅
    方向外端に前記車輪支持部材がボルトにより締結され、
    且つ前記内筒、外筒、及び取付孔が車幅方向外側に向か
    って径が小さくなるテーパを有していることを特徴とす
    る車両用リヤサスペンション装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の車両用リヤサスペ
    ンション装置であって、 前記前の結合具は、前記サスペンションアームと前記車
    輪支持部材との対向間に介在するゴム部を有することを
    特徴とする車両用リヤサスペンション装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の車両用リヤサスペンショ
    ン装置であって、 前記両結合具は、車両前後方向へ可撓の部材で構成さ
    れ、前記後の結合具は、前記サスペンションアームへの
    結合点と車輪支持部材への結合点とを結ぶ線が車輪中心
    線に対して角度θ1を持つように車幅方向外側前方へ傾
    斜設定され、前記前の結合具は、前記サスペンションア
    ームへの結合点と車輪支持部材への結合点とを結ぶ線が
    車輪中心線に対し前記角度θ1より大きな角度θ2を持
    つように車幅方向外側後方へ傾斜設定されたことを特徴
    とする車両用リヤサスペンション装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の車両用
    リヤサスペンション装置であって、 前記前の結合具は、前記車輪中心線と略同高さに設定さ
    れていることを特徴とする車両用リヤサスペンション装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の車両用
    リヤサスペンション装置であって、 前記後の結合具は、主可撓軸が略車両鉛直上下方向を向
    いていることを特徴とする車両用リヤサスペンション装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の車両用リヤサスペンショ
    ン装置であって、 前記前の結合具は、主可撓軸が車両中心線に対して車両
    前方内側から同後方外側へ、且つ車両前方下側から同後
    方上側へ傾斜設定されたことを特徴とする車両用リヤサ
    スペンション装置。
  10. 【請求項10】 請求項6又は8若しくは9記載の車両
    用リヤサスペンション装置であって、 前記前後の結合具は、可撓の板材で構成されたことを特
    徴とする車両用リヤサスペンション装置。
JP10257163A 1998-09-10 1998-09-10 車両用リヤサスペンション装置 Pending JP2000085330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10257163A JP2000085330A (ja) 1998-09-10 1998-09-10 車両用リヤサスペンション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10257163A JP2000085330A (ja) 1998-09-10 1998-09-10 車両用リヤサスペンション装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000085330A true JP2000085330A (ja) 2000-03-28

Family

ID=17302581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10257163A Pending JP2000085330A (ja) 1998-09-10 1998-09-10 車両用リヤサスペンション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000085330A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1405740A1 (en) * 2001-06-21 2004-04-07 Bridgestone Corporation Axle with rubber cushion
US7334805B2 (en) 2004-12-23 2008-02-26 Donghee Industrial Co., Ltd. Wheel angle adjustment apparatus for automobile suspension system
JP2009241846A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Equos Research Co Ltd サスペンションシステム
WO2010069303A1 (de) * 2008-12-18 2010-06-24 Zf Friedrichshafen Ag Verbundlenkerachse für ein fahrzeug
CN102275483A (zh) * 2010-06-13 2011-12-14 Zf腓特烈港股份公司 车辆用的组合拉杆轴
DE102011013265A1 (de) * 2011-03-07 2012-09-13 Benteler Automobiltechnik Gmbh Kraftfahrzeugachse mit virtueller Lenkachse
JP2016068752A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 富士重工業株式会社 サスペンション装置
JP2016141394A (ja) * 2015-02-02 2016-08-08 ベンテラー・アウトモビールテヒニク・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング モジュール式に設定可能なアクスル調整部を有するアクスル装置、その製造のための方法及びトーションビームアクスルを有する原動機付き車両

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1405740A1 (en) * 2001-06-21 2004-04-07 Bridgestone Corporation Axle with rubber cushion
EP1405740A4 (en) * 2001-06-21 2005-12-14 Bridgestone Corp AXLE WITH RUBBER PAD
US7334805B2 (en) 2004-12-23 2008-02-26 Donghee Industrial Co., Ltd. Wheel angle adjustment apparatus for automobile suspension system
JP2009241846A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Equos Research Co Ltd サスペンションシステム
WO2010069303A1 (de) * 2008-12-18 2010-06-24 Zf Friedrichshafen Ag Verbundlenkerachse für ein fahrzeug
CN102275483A (zh) * 2010-06-13 2011-12-14 Zf腓特烈港股份公司 车辆用的组合拉杆轴
CN102275483B (zh) * 2010-06-13 2015-10-21 Zf腓特烈港股份公司 车辆用的组合拉杆轴
DE102011013265A1 (de) * 2011-03-07 2012-09-13 Benteler Automobiltechnik Gmbh Kraftfahrzeugachse mit virtueller Lenkachse
JP2016068752A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 富士重工業株式会社 サスペンション装置
JP2016141394A (ja) * 2015-02-02 2016-08-08 ベンテラー・アウトモビールテヒニク・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング モジュール式に設定可能なアクスル調整部を有するアクスル装置、その製造のための方法及びトーションビームアクスルを有する原動機付き車両
US9821624B2 (en) 2015-02-02 2017-11-21 Benteler Automobiltechnik Gmbh Axle arrangement with modularly fixable axle setting, and method for the production thereof, and motor vehicle with twist beam axle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7997599B2 (en) Suspension system for a vehicle
US4415178A (en) Suspension for motor vehicles
JP5435148B2 (ja) 車両のサスペンション装置
US8087682B2 (en) Suspension device for a wheel and method for supporting a wheel
KR102387695B1 (ko) 차량 서스펜션
JP3550908B2 (ja) フロントサスペンション装置
JP3488989B2 (ja) フロントサスペンション装置
JP5050623B2 (ja) サスペンションリーフスプリング用シャックル構造
US10556474B2 (en) Front suspension structure of automotive vehicle
CN110475681B (zh) 汽车后悬架构造
KR101027409B1 (ko) 차량용 현가 시스템
JP2000085330A (ja) 車両用リヤサスペンション装置
KR100461602B1 (ko) 자동차의 서스펜션용 부쉬
JPH111110A (ja) フロントサスペンション装置
JPS6248602B2 (ja)
JPH1016526A (ja) トルクアーム式リヤサスペンション
KR20060037647A (ko) 차량의 토션빔식 현가장치 및 그 제조방법
JP2009126206A (ja) サスペンション装置
JP2007106193A (ja) 操舵輪用サスペンション装置
JP2003014037A (ja) 車両のダイナミックダンパ
JP2002002247A (ja) 自動車のリアサスペンション装置
KR102681386B1 (ko) 차량의 언더스티어 유도장치
US20240217291A1 (en) Suspension and off-road vehicle
JP4673179B2 (ja) 車両用サスペンション構造
JPH0737928Y2 (ja) 自動車の後輪懸架装置