JP2000085103A - 印刷方法及び印刷装置 - Google Patents

印刷方法及び印刷装置

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JP2000085103A JP26217098A JP26217098A JP2000085103A JP 2000085103 A JP2000085103 A JP 2000085103A JP 26217098 A JP26217098 A JP 26217098A JP 26217098 A JP26217098 A JP 26217098A JP 2000085103 A JP2000085103 A JP 2000085103A
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敏則 三村
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弥 平井
Toshiaki Yamauchi
敏明 山内
Masaru Yamauchi
大 山内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーンマスクの貫通孔に充填した印刷ペ
ーストの版離れ工程において、高アスペクト条件下でも
確実に印刷ペーストが版離れし転写不良を減少させる印
刷方法及び印刷装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の印刷方法は、(c)に示すよう
に、スクリーンマスク4をスキージ7で掻いて印刷ペー
ストとしてのクリーム半田1を移動させるとともに、被
印刷体としてのプリント回路基板2に当接しているこの
スクリーンマスク4に形成した貫通孔5にクリーム半田
1を充填し、(d)に示すように、スクリーンマスク4
の貫通孔5に充填したクリーム半田1に気体Gを吹き付
けて押し出しながらスクリーンマスク4とプリント回路
基板2とを離間させて、(e)に示すように、クリーム
半田1をプリント回路基板2に転写するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーンマスク
に形成した貫通孔を介して印刷ペーストを被印刷体に転
写する印刷方法及び印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷装置としては、例えば、被印
刷体としてのプリント回路基板に電子部品を実装するた
めに、プリント回路基板のランド上に印刷ペーストとし
てのクリーム半田を転写するものがある。
【0003】この印刷装置では、図10(a)に示すよ
うに、クリーム半田1を転写しようとするプリント回路
基板2のランドに対応するよう所定の印刷パターンに従
って貫通孔5が形成されたスクリーンマスク4を、プリ
ント回路基板2のランドの上にクリーム半田1を印刷す
るようプリント回路基板2に当接させた状態で、スクリ
ーンマスク4をスキージ7で掻いてクリーム半田1をス
クリーンマスク4の貫通孔5に充填し、この充填したク
リーム半田1をプリント回路基板2のランド3に転写し
ている。
【0004】ここで、従来の印刷方法として、例えば、
クリーム半田1をプリント回路基板2のランド3の上に
転写する平板孔版(スクリーン)式の印刷方法について
具体的に説明する。
【0005】この平板孔版式の印刷方法では、図10
(a),(b)に示すように、クリーム半田1を転写し
ようとするプリント回路基板2のランド3に対応するよ
う所定の印刷パターンに従って貫通孔5が形成されたス
クリーンマスク(メタルマスク)4をプリント回路基板
2の上の所定位置に位置させて接触させ、スクリーンマ
スク4の上の一端にクリーム半田1を供給する。
【0006】次いで、図10(c),図11(a)に示
すように、スキージ7でこのクリーム半田1をスクリー
ンマスク4の一端から所定の移動方向Xに移動させるこ
とにより、図11(b)に示すように、スクリーンマス
ク4の貫通孔5にクリーム半田1を充填する。
【0007】次いで、図10(d),図11(c)に示
すように、スクリーンマスク4をプリント回路基板2か
ら取り外し、図10(e),図11(d)に示すよう
に、スクリーンマスク4の貫通孔5に充填したクリーム
半田1をプリント回路基板2のランド3上に転写させて
クリーム半田層8をプリント回路基板2のランド3の上
に形成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印刷方法では、図11(c)に示すように、スクリーン
マスク4を基板2から離すときに、クリーム半田1の外
周部がスクリーンマスク4に引っ張られ、図11(d)
に示すように、転写後のクリーム半田層8の形状が安定
しない問題がある。この転写形状の不安定現象は、クリ
ーム半田1の物性、スクリーンマスク4の張力、スクリ
ーンマスク4がプリント回路基板2から離れるスピード
等、様々な因子の影響を受ける。なお、図10(e)に
示すクリーム半田層8は長方形状で図示しているがこの
形状は理想的な場合を示すものであり、実際にはクリー
ム半田層8は図11(d)に示すような崩れた形状とな
っている。
【0009】さらに、近年の電子機器の軽薄短小化に伴
い、回路基板の製造工程においても電子デバイスの小型
化や実装パターンのファイン化が益々求められている。
同様に、クリーム半田1の印刷工程においても、益々、
印刷条件の厳しい高アスペクト比での転写が要求されて
いる。このアスペクト比とは、貫通孔5の側面積の開口
面積に対する割合のことで、転写の難易度を示すもので
ある。このような高アスペクト比が求められている条件
下では、図11(d)に示すように、前述の転写形状の
不安定現象はもとより、クリーム半田1の大半がスクリ
ーンマスク4の貫通孔5の内側に残留し、十分にプリン
ト回路基板2に転写されない転写不良を招くという問題
がある。
【0010】本発明は、スクリーンマスクの貫通孔に充
填した印刷ペーストの版離れ工程において、高アスペク
ト条件下でも確実に印刷ペーストが版離れし転写不良を
減少させる印刷方法及び印刷装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷方法は、ス
クリーンマスクをスキージで掻いて印刷ペーストを移動
させるとともに、被印刷体に当接しているこのスクリー
ンマスクに形成した貫通孔に印刷ペーストを充填し、前
記スクリーンマスクの貫通孔に充填した印刷ペーストに
気体を吹き付けて押し出しながら前記スクリーンマスク
と被印刷体とを離間させて印刷ペーストを被印刷体に転
写するものである。
【0012】本発明によると、スクリーンマスクの貫通
孔に充填した印刷ペーストの版離れ工程において、高ア
スペクト条件下でも確実に印刷ペーストが版離れし転写
不良を減少させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、スクリーンマスクをスキージで掻いて印刷ペースト
を移動させるとともに、被印刷体に当接しているこのス
クリーンマスクに形成した貫通孔に印刷ペーストを充填
し、前記スクリーンマスクの貫通孔に充填した印刷ペー
ストに気体を吹き付けて押し出しながら前記スクリーン
マスクと被印刷体とを離間させて印刷ペーストを被印刷
体に転写する印刷方法としたものであり、スクリーンマ
スクの貫通孔に充填した印刷ペーストの版離れ工程にお
いて、貫通孔に充填した印刷ペーストを吹付け手段の気
体吹き出し口から吹き出す気体で効果的に押し出すこと
ができ、スクリーンマスクの貫通孔に充填した印刷ペー
ストが版離れし易くすることができ、高アスペクト条件
下においても、印刷ペーストを被印刷体に安定して供給
することができ、良好な印刷ペーストを被印刷体に転写
することができる。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明は、スクリ
ーンマスクと被印刷体とを当接させて配置し、前記スク
リーンマスク上の印刷ペーストをスキージで掻いてこの
スクリーンマスクに形成した貫通孔に充填し、前記スク
リーンマスクの貫通孔に充填した印刷ペーストに気体を
吹き付けて押し出しながら前記スキージの移動方向の上
手側のスクリーンマスクを突き上げて前記スクリーンマ
スクと被印刷体とを離間させて印刷ペーストを被印刷体
に転写する印刷方法としたものであり、高アスペクト条
件下においても、印刷ペーストを被印刷体に安定して供
給することができ、良好な印刷ペーストを被印刷体に転
写することができる。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、スクリ
ーンマスクと被印刷体とを隙間をあけて配置し、前記ス
クリーンマスク上の印刷ペーストをスキージで掻くこと
でこのスクリーンマスクを前記被印刷体に押圧して当接
させるとともにこのスクリーンマスクに形成した貫通孔
に印刷ペーストを充填し、前記スクリーンマスクの貫通
孔に充填した印刷ペーストに気体を吹き付けて押し出し
ながら前記スキージを移動させて前記スクリーンマスク
と被印刷体とを離間して印刷ペーストを被印刷体に転写
する印刷方法としたものであり、スクリーンマスクと被
印刷体との間に隙間を持たせた状態で位置合わせし転写
を行うオフセット印刷の場合であっても、同様の効果を
有する。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、スクリ
ーンマスク上の印刷ペーストをスキージで掻いてこのス
クリーンマスクの貫通孔に充填し、この貫通孔に充填し
た印刷ペーストを被印刷体に転写する印刷装置におい
て、前記スキージの移動方向の上手側に前記スクリーン
マスクに気体を吹き付る吹付け手段を設けた印刷装置と
したものであり、貫通孔に充填した印刷ペーストを吹付
け手段の気体吹き出し口から吹き出す気体で効果的に押
し出すことができ、スクリーンマスクの貫通孔に充填し
た印刷ペーストが版離れし易くすることができる。
【0017】本発明の請求項5に記載の発明は、スキー
ジの移動方向の上手側にこのスキージの移動に連動して
スクリーンマスクを被印刷体から離間するスクリーンマ
スク持ち上げ手段を設けた請求項4記載の印刷装置とし
たものであり、高アスペクト条件下においても、印刷ペ
ーストを被印刷体に安定して供給することができ、良好
な印刷ペーストを被印刷体に転写することができる。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は、往路で
印刷ペーストを掻く往路用スキージと復路で印刷ペース
トを掻く復路用スキージとを設け、往路用スキージの移
動方向の上手側と復路用スキージの移動方向の上手側の
それぞれに吹付け手段を設けた請求項4または請求項5
に記載の印刷装置としたものであり、スキージの移動方
向によってスキージと吹付け手段とを反転させる必要が
なく、往路と復路のいずれにおいても印刷ペーストを転
写することができるので、転写工程を大幅に短時間化す
ることができる。
【0019】本発明の請求項7に記載の発明は、スキー
ジの後端がスキージの前端に比べてこのスキージの移動
方向の上手側に位置するよう傾斜させたスキージの前端
の近傍でこのスキージの移動方向の上手側に近接させて
吹付け手段の気体吹き出し口を設けた請求項4から請求
項6のいずれかに記載の印刷装置としたものであり、ス
クリーンマスクの印刷ペーストをスキージで掻いた後す
ぐに貫通孔の印刷ペーストに気体吹き出し口から気体を
吹付けることができる。
【0020】本発明の請求項8に記載の発明は、吹付け
手段を、気体が供給される入力ポートと気体吹き出し口
との間に気体溜り部を設けて気体吹き出し口の全域から
均等に気体が吹き出すよう構成した請求項4から請求項
7のいずれかに記載の印刷装置としたものであり、気体
吹き出し口の全域から均等に気体を吹き出すことがで
き、スクリーンマスクの貫通孔ごとに気体吹き出し口を
位置合わせして気体を吹付けたりする作業を不必要とす
ることができる。
【0021】本発明の請求項9に記載の発明は、吹付け
手段を、その気体吹き出し口をスクリーンマスクに接触
させるよう構成した請求項4から請求項8のいずれかに
記載の印刷装置としたものであり、貫通孔の印刷ペース
トに効率よく気体を吹付けることができ、効果的に押出
圧力を作用させることができる。
【0022】以下、本発明の印刷方法及び印刷装置を具
体的な実施の形態に基づいて説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1の印刷装置は、
図1に示すように、スキージ7の移動方向Xの上手側
に、スクリーンマスク4に気体Gを吹き付る吹付け手段
6と、スキージ7の移動に連動して被印刷体としてのプ
リント回路基板2からスクリーンマスク4を離間するス
クリーンマスク持ち上げ手段9とを設けたものである。
【0023】吹付け手段6の気体吹き出し口6aは、例
えば、スキージ7に平行に配置され、この吹付け手段6
はスキージ7と一体となって移動方向Xに移動するよう
構成されている。また、気体Gには、例えば、空気など
がある。
【0024】ここで、本発明の実施の形態1の印刷方法
として、例えば、印刷ペーストとしてのクリーム半田1
をプリント回路基板2のランド3上に転写する平板孔版
(スクリーン)式印刷について具体的に説明する。
【0025】まず、図1(a),(b)に示すように、
スクリーンマスク(メタルマスク)4には、クリーム半
田1を転写しようとするプリント回路基板2のランド3
の位置に貫通孔5が対応するよう所定の印刷パターンに
従ってこれらの貫通孔5が形成されており、このスクリ
ーンマスク4をプリント回路基板2の上の所定位置に位
置させて接触させる。このとき、プリント回路基板2と
スクリーンマスク4の位置合わせをより精密にするため
に、プリント回路基板2とスクリーンマスク4とを隙間
がないように合わせ込んでいる。
【0026】次に、図1(a)に示すように、スクリー
ンマスク4の上の一端にクリーム半田1を供給する。ス
キージ7の移動を開始する前に、図1(b)に示すよう
に、スクリーンマスク持ち上げ手段9により、スキージ
7の移動方向Xの上手側のスクリーンマスク4をプリン
ト回路基板2の基板面より1mm〜2mm程度の高さに
突き上げて持ち上げる。このとき、スキージ7の存在す
るスクリーンマスク4の部分では、このスキージ7でス
クリーンマスク4を押え込んでいる。
【0027】図1(c),図2(a)に示すように、ス
クリーンマスク4を押え込みながらスキージ7で掻くこ
とでスクリーンマスク4の上のクリーム半田1をスクリ
ーンマスク4の一端から移動方向Xに移動させて、スク
リーンマスク4の貫通孔5にクリーム半田1を充填す
る。このとき、貫通孔5のクリーム半田1は、図2
(b)に示すように、スクリーンマスク4の上面まで充
填されている。
【0028】次に、図1(d),図2(c)に示すよう
に、スクリーンマスク4の貫通孔5に充填されたクリー
ム半田1を吹付け手段6の気体吹き出し口6aから吹き
出す気体Gで押し出しながら、スキージ7が移動方向X
に移動してこのスキージ7が通過したところから順次に
スクリーンマスク4がプリント回路基板2から離間し、
貫通孔5に充填されたクリーム半田1をプリント回路基
板2に転写し、図1(e),図2(d)に示すように、
クリーム半田層8をプリント回路基板2のランド3の上
に形成している。
【0029】なお、スキージ7が移動方向Xの下手側に
位置するスクリーンマスク持ち上げ手段9の方まで完全
に移動し、プリント回路基板2の転写が終了し、転写し
ようとする次のプリント回路基板2をセットすると、ス
キージ7と吹付け手段6とを水平方向に180度反転さ
せ、下手側に位置するスクリーンマスク持ち上げ手段9
を前述のように突き上げ、スキージ7と吹付け手段6と
を移動方向Xと反対側に移動させてクリーム半田1をプ
リント回路基板2に転写する。
【0030】ここで、版離れストロークと印刷ペースト
の版離れ状態について説明する。従来のクリーム半田1
の版離れ工程では、図3(a)に示すように、クリーム
半田1が貫通孔5に充填されたスクリーンマスク4をプ
リント回路基板2から離していくと、プリント回路基板
2に接触している部分のクリーム半田1はプリント回路
基板2に転写されるが、クリーム半田1の大半がスクリ
ーンマスク4の貫通孔5に残留し、プリント回路基板2
に転写されたクリーム半田1の量は少なく、かつ、クリ
ーム半田層8aが大きく変形し転写形状不良となってい
る。
【0031】また、吹付け手段6での気体Gの吹き付け
時間が版離れ時間(スクリーンマスク厚み/版離れ速
度)を超えてしまうと、図3(b)に示すように、スク
リーンマスク4の貫通孔5に残留するクリーム半田1の
量は少なくなるが、貫通孔5からのクリーム半田1が潰
れてしまい、転写終了後のクリーム半田層8bが転写形
状不良となってしまう。
【0032】本実施の形態1の吹付け手段6は、適切な
吹き付け力で気体吹き付け距離がスクリーンマスク4の
厚み以内となるように設定しており、図3(c)に示す
ように、適切な吹き付け力で気体吹き付け距離がスクリ
ーンマスク4の厚み以内であれば、貫通孔5からのクリ
ーム半田1が潰れることなく、良好な転写形状のクリー
ム半田層8を得ることができる。具体的には、スクリー
ンマスク4の厚みTmに対して剥離距離t1に気体Gが
達するまで吹付け手段6で気体Gを吹付けている。
【0033】このように構成したため、スクリーンマス
ク4の貫通孔5に充填したクリーム半田1の版離れ工程
において、貫通孔5に充填したクリーム半田1を吹付け
手段6の気体吹き出し口6aから吹き出す気体で効果的
に押し出すことができ、スクリーンマスク4の貫通孔5
に充填したクリーム半田1が版離れし易くすることがで
き、高アスペクト条件下においても、クリーム半田1を
プリント回路基板2の上に安定して供給することがで
き、良好なクリーム半田層8をプリント回路基板2に転
写することができる。
【0034】(実施の形態2)本実施の形態2の印刷装
置の吹付け手段6は、図4に示すように、スキージ7の
後端7aがスキージ7の前端7bに比べてこのスキージ
7の移動方向Xの上手側に位置するよう傾斜させたスキ
ージ7の前端7bの近傍でこのスキージ7の移動方向X
の上手側に近接させて気体吹き出し口6aを設け、気体
Gが供給される入力ポート6bと気体吹き出し口6aと
の間に気体溜り部6cを設けて気体吹き出し口6aの全
域から均等に気体Gが吹き出すよう構成したものであ
る。
【0035】なお、この実施の形態2の印刷装置は、前
述の実施の形態1の吹付け手段6を除いては同様に構成
しているので、ここでは吹付け手段6の以外についての
具体的な説明を省略する。
【0036】この吹付け手段6は、図4(a)に示すよ
うに、スキージ7の移動方向Xの上手側に近接させて設
けられており、気体吹き出し口6aと気体溜り部6cと
を内部に備えたブロック6eと、気体を気体溜り部6c
に入力する複数の入力ポート6bとで構成されている。
【0037】また、吹付け手段6にスキージ7を取り付
ける前の状態を、図4(b)に示す。この吹付け手段6
の長手方向は、例えば、左右対称に構成されているの
で、ここではその左側のみを図示している。
【0038】気体吹き出し口6aの長手方向の長さ6d
は、汎用プリント基板の幅に対応するように、例えば、
250mmとしている。それぞれの入力ポート6bから
の気体Gを気体溜り部6cに一度溜めるようにしてお
り、この気体溜り部6cによってこの気体吹き出し口6
aの全域から均等に気体Gが吹き出すようにしている。
【0039】この気体溜り部6cは、円筒形状でその長
手方向の両側の端部は密閉部材6fで密閉されている。
このように構成したため、スクリーンマスク4の上のク
リーム半田1をスキージ7で掻いた後すぐに貫通孔5の
クリーム半田1に気体吹き出し口6aから気体Gを吹付
けることができる。
【0040】また、吹付け手段6の気体吹き出し口6a
の全域から均等に気体を吹き出すことができるので、ス
クリーンマスク4の貫通孔5ごとに気体吹き出し口6a
を位置合わせして気体Gを吹付けたりする作業を不必要
とすることができる。
【0041】(実施の形態3)本実施の形態3の印刷装
置の吹付け手段は、図5に示すように、気体吹き出し口
6aの周囲に弾性体6gを設けたものである。
【0042】この弾性体6gには、例えば、シェア硬度
60°〜80°程度のウレタンゴム等を用いている。な
お、この実施の形態3の印刷装置は、前述の実施の形態
2の吹付け手段6に弾性体6gを追加していることを除
いては同様であるので、ここでは吹付け手段6の以外に
ついての具体的な説明を省略する。
【0043】スクリーンマスク4の貫通孔5に充填した
クリーム半田1の版離れ工程において、スキージ7でス
クリーンマスク4を掻いてこの貫通孔5にクリーム半田
1を充填してから、吹付け手段6の気体吹き出し口6a
の全体をスクリーンマスク4に当接させて、吹き付け領
域を密閉した状態で気体Gを吹付ける。
【0044】このように構成したため、スクリーンマス
ク4の目的の範囲内のみに気体Gを吹付け外部に漏れる
ことがないので、貫通孔5のクリーム半田1に効率よく
気体Gを吹付けることができ、吹き付け領域を密閉して
いない場合に比べて効果的に押出圧力を作用させること
ができる。
【0045】この実施の形態3では、気体吹き出し口6
aに設けた弾性体6gをスクリーンマスク4に接触させ
ているが、気体吹き出し口6aをスクリーンマスク4に
直接に接触させる場合であっても、弾性体6gを設けた
場合と比べるとやや劣るが押出圧力を作用させることが
できる。
【0046】(実施の形態4)本実施の形態4の印刷装
置は、図6(a)に示すように、往路Aで印刷ペースト
としてのクリーム半田1を掻く往路用スキージ7cと、
復路Bでクリーム半田1を掻く復路用スキージ7dとを
設け、往路用スキージ7cの移動方向の上手側と復路用
スキージ7dの移動方向の上手側のそれぞれに吹付け手
段6を設けたものである。
【0047】なお、図6(a)に示す印刷装置では、往
路用スキージ7cが往路Aに向かって移動しながらクリ
ーム半田1をプリント回路基板2に転写しており、復路
用スキージ7dが復路Bに向かって移動しながらクリー
ム半田1をプリント回路基板2に転写する場合では、復
路Bの移動方向の上手側のスクリーンマスク持ち上げ手
段9を突き上げる。
【0048】なお、この実施の形態4の印刷装置は、前
述の実施の形態2のスキージ7と吹付け手段6とを往路
用と復路用のそれぞれに設けていることを除いては同様
であるので、ここではこのスキージ7c,7dと吹付け
手段6の以外についての具体的な説明を省略する。
【0049】例えば、往路用のスキージ7cとその吹付
け手段6は、図6(b)に示すように、構成されてい
る。ここで、版離れストロークと印刷ペーストの版離れ
状態について説明する。
【0050】本実施の形態1の吹付け手段6は、適切な
吹き付け力で気体吹き付け距離がスクリーンマスクの厚
み以内となるように設定しており、図3(c)に示すよ
うに、適切な吹き付け力で気体吹き付け距離がスクリー
ンマスクの厚み以内であれば、貫通孔5からのクリーム
半田1が潰れることなく、良好な転写形状のクリーム半
田層8を得ることができる。具体的には、スクリーンマ
スク4の厚みTmに対して剥離距離t1に気体Gが達す
るまで吹付け手段6で気体Gを吹付けている。
【0051】ここで、スクリーンマスク4の厚みTmが
0.12mmの時の気体吹き付け距離と転写の難易度を
示すアスペクト比及び対象印刷パターンの関係について
説明する。
【0052】従来のクリーム半田1の版離れ工程では、
版離れ手段で版離れ速度制御を行い、図7に示すよう
に、例えば、アスペクト比が1.5程度までであれば、
従来方式の転写体積率が50%以上であるので従来方式
でもクリーム半田1の良好な転写が可能であるが、アス
ペクト比が1.5を超えるような難易度の高い転写にお
いては、従来方式の転写体積率が50%以下になってし
まい従来方式ではクリーム半田1の良好な転写を行うこ
とはできない。この転写体積率とは、プリント回路基板
2に転写されたクリーム半田1の体積(転写体積)に対
するスクリーンマスク4の開口部の容積の割合を示すも
のであり、印刷良否の判断指標に用いられる。
【0053】そこで、アスペクト比が1.5を超えるよ
うな難易度の高い転写においては、吹付け手段6で見か
け上アスペクト比が1.5程度またはそれ以下になるま
で行い、その後は従来の速度制御版離れ手段を用いて版
離れを行うのが最適である。これらのことから、図3
(c)に示すように、気体吹き出し口6aの気体Gを剥
離距離t1に達するまで吹付けるようスクリーンマスク
4の剥離距離t1を精密に制御する必要があることがわ
かる。なお、図7に示す気体吹き付け距離は、スクリー
ンマスク4の厚みTmが0.12mmの時にアスペクト
比を1.5以下にするための距離である。
【0054】このことから、図6(b)に示すように、
(式1)に基づいて、気体吹き出し口6aとスクリーン
マスク4との所定のクリアランスを設ける際の具体的な
寸法を算出する算出式を、(式1),(式2)に示す。
【0055】 Hn=Ln・tan(tan-1(H/L)) ・・・・ (式1) Hn<Tm ・・・・ (式2) なお、Hは離間しているスクリーンマスク4を押さえて
いる吹付け手段6の押え部とスクリーンマスク4とのク
リアランス、Lはスキージ7cの押え部から吹付け手段
6の押え部までの距離、Lnは気体吹き出し口6aの
幅、Lnは気体吹き出し口6aとスクリーンマスク4と
のクリアランス、Tmはスクリーンマスク4の厚みを示
す。
【0056】(式2)に示すHn<Tmを満たすよう
に、各寸法を設定する。図6(a)に示すように、スク
リーンマスク持ち上げ手段9の持ち上げストロークを、
例えば、2mm程度に十分長くし、スキージ7cとスク
リーンマスク4とを0.2mm程度のクリアランスを設
け、気体吹き出し口6aによりスクリーンマスク4の吹
き付け領域を押え込むことによって、剥離距離t1を精
密に制御することができる。
【0057】図7に示すように、これまでの実験結果か
ら印刷パターンの中でも貫通孔5の直径がφ0.2mm
以下のようなファインパターン部においては、従来方式
の印刷工程後の転写体積率はスクリーンマスク4の貫通
孔5の容積に対して、20%以下であったが、吹付け手
段6の気体吹き出し口6aからの気体Gの押し出し圧力
が0.05〜0.07kgf/cm2 程度であれば、6
0%程度に向上させることが判明している。つまり、版
離れ性を向上させるために、吹付け手段6の入力ポート
6bへの入力気体及び流量を所定の吹き出し圧力が得ら
れるように、あらかじめデータベースを持つ等の手段に
より制御するよう吹付け手段6を構成している。
【0058】ここで、気体吹き出し口6aとスクリーン
マスク4との距離を1mm,2mm,3mmにした場合
のエア押し圧力と流量の相関について、図8に示す。気
体吹き出し口6aとスクリーンマスク4との距離が小さ
い程、圧力は大きくなり、版離れの吹き出し効率は向上
する。例えば、クリーム半田1の場合の必要なエア押し
圧力は0.05〜0.07kgf/cm2 であり、気体
吹き出し口6aとスクリーンマスク4との距離が1mm
の場合には、エア流量が約230Nl/min必要であ
る。また、気体吹き出し口6aとスクリーンマスク4と
のクリアランスHnと、気体吹き出し口6aから出るエ
ア流量によって、エア押し圧力が大きく影響される。で
きるだけ少量のエア消費で所定のエア押し圧力(0.0
5〜0.07kgf/cm2 )を得るためには、クリア
ランスHnが0.2mm以下程度で行うのが好ましい。
【0059】また、図7に示すように、スクリーンマス
ク4の開口寸法φWが0.4〜1.0mmの場合の気体
吹き付け距離は0mmとしているが、これはアスペクト
比が1.5以下であるので、本発明を用いずに十分転写
できるためである。例えば、スクリーンマスク4の開口
寸法φWが0.3mmの場合の気体吹き付け距離は、ク
リーム半田1を充填した状態を0として7.5μmまで
版離れが行われる間気体を吹き付けている。
【0060】このように構成したため、スクリーンマス
ク4の貫通孔5に充填したクリーム半田1の版離れ工程
において、貫通孔5に充填したクリーム半田1を吹付け
手段6の気体吹き出し口6aから吹き出す気体で効果的
に押し出すことができ、スクリーンマスク4の貫通孔5
に充填したクリーム半田1が版離れし易くすることがで
き、高アスペクト条件下においても、クリーム半田1を
プリント回路基板2の上に安定して供給することがで
き、良好なクリーム半田層8をプリント回路基板2に転
写することができる。
【0061】また、この実施の形態4の印刷装置は、往
路Aと復路Bとでクリーム半田1を転写できるので、実
施の形態1の印刷装置のように、スキージ7の移動方向
Xによってスキージ7と吹付け手段6とを反転させる必
要がなく、往路Aと復路Bのいずれにおいてもクリーム
半田1を転写することができるので、転写工程を大幅に
短時間化することができる。
【0062】なお、前述の各実施の形態では、スクリー
ンマスク4を被印刷体としてのプリント回路基板2に当
接させる平板孔版式印刷としているが、図9に示すよう
に、図1(b)に示すスクリーンマスク持ち上げ機構9
に替えて、スクリーンマスク4とプリント回路基板2と
の間に隙間を持たせた状態で位置合わせして転写を行う
オフセット印刷方式を採用する場合であっても、同様の
効果を有する。なお、図9に示す印刷装置では、往路用
スキージ7cが往路Aに向かって移動しながらクリーム
半田1をプリント回路基板2に転写しているが、復路用
スキージ7dが復路Bに向かって移動しながらクリーム
半田1をプリント回路基板2に転写することが可能であ
ることは、言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明の印刷方法によれ
ば、スクリーンマスクをスキージで掻いて印刷ペースト
を移動させるとともに、被印刷体に当接しているこのス
クリーンマスクに形成した貫通孔に印刷ペーストを充填
し、前記スクリーンマスクの貫通孔に充填した印刷ペー
ストに気体を吹き付けて押し出しながら前記スクリーン
マスクと被印刷体とを離間させて印刷ペーストを被印刷
体に転写することにより、スクリーンマスクの貫通孔に
充填した印刷ペーストの版離れ工程において、貫通孔に
充填した印刷ペーストを吹付け手段の気体吹き出し口か
ら吹き出す気体で効果的に押し出すことができ、スクリ
ーンマスクの貫通孔に充填した印刷ペーストが版離れし
易くすることができ、高アスペクト条件下においても、
印刷ペーストを被印刷体に安定して供給することがで
き、良好な印刷ペーストを被印刷体に転写することがで
きる。
【0064】また、スクリーンマスクと被印刷体との間
に隙間を持たせた状態で位置合わせし転写を行うオフセ
ット印刷の場合であっても、スクリーンマスクと被印刷
体とを隙間をあけて配置し、前記スクリーンマスク上の
印刷ペーストをスキージで掻くことでこのスクリーンマ
スクを前記被印刷体に押圧して当接させるとともにこの
スクリーンマスクに形成した貫通孔に印刷ペーストを充
填し、前記スクリーンマスクの貫通孔に充填した印刷ペ
ーストに気体を吹き付けて押し出しながら前記スキージ
を移動させて前記スクリーンマスクと被印刷体とを離間
して印刷ペーストを被印刷体に転写することにより、同
様の効果を有する。
【0065】また、本発明の印刷装置によれば、スキー
ジの移動方向の上手側に前記スクリーンマスクに気体を
吹き付る吹付け手段を設けたことにより、本発明の印刷
方法を実現することができる。
【0066】また、往路で印刷ペーストを掻く往路用ス
キージと復路で印刷ペーストを掻く復路用スキージとを
設け、往路用スキージの移動方向の上手側と復路用スキ
ージの移動方向の上手側のそれぞれに吹付け手段を設け
た印刷装置の場合では、スキージの移動方向によってス
キージと吹付け手段とを反転させる必要がなく、往路と
復路のいずれにおいても印刷ペーストを転写することが
できるので、転写工程を大幅に短時間化することができ
る。
【0067】また、スキージの後端がスキージの前端に
比べてこのスキージの移動方向の上手側に位置するよう
傾斜させたスキージの前端の近傍でこのスキージの移動
方向の上手側に近接させて吹付け手段の気体吹き出し口
を設けた印刷装置の場合では、スクリーンマスクの印刷
ペーストをスキージで掻いた後すぐに貫通孔の印刷ペー
ストに気体吹き出し口から気体を吹付けることができ
る。
【0068】また、吹付け手段を、気体が供給される入
力ポートと気体吹き出し口との間に気体溜り部を設けて
気体吹き出し口の全域から均等に気体が吹き出すよう構
成した印刷装置の場合では、気体吹き出し口の全域から
均等に気体を吹き出すことができるので、スクリーンマ
スクの貫通孔ごとに気体吹き出し口を位置合わせして気
体を吹付けたりする作業を不必要とすることができる。
【0069】また、吹付け手段を、その気体吹き出し口
をスクリーンマスクに接触させるよう構成した印刷装置
の場合では、スクリーンマスクの目的の範囲内のみに気
体を吹付けて外部に漏れることがないので、貫通孔の印
刷ペーストに効率よく気体を吹付けることができ、効果
的に押出圧力を作用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の印刷装置の要部の概略
構成図
【図2】同実施の形態1のクリーム半田を転写する印刷
工程を示す拡大断面図
【図3】同実施の形態1の気体吹付けによるクリーム半
田の変形状態を示す説明図
【図4】本発明の実施の形態2の吹付け手段の要部の断
面図
【図5】本発明の実施の形態3の吹付け手段の要部の断
面図
【図6】本発明の実施の形態4の印刷装置の要部の断面
【図7】同実施の形態4のアスペクト比による転写体積
率を示す図
【図8】同実施の形態4の気体吹き出し口の入力空気流
量と吹き出し圧力の特性図
【図9】各実施の形態とは別の印刷装置を示す概略断面
【図10】従来の印刷装置の要部の概略構成図
【図11】従来のクリーム半田を転写する印刷工程を示
す拡大断面図
【符号の説明】
6 吹付け手段 6a 気体吹き出し口 6b 入力ポート 6c 気体溜り部 6e ブロック 6f 密閉部材 6g 弾性体 7 スキージ 7c 往路用スキージ 7d 復路用スキージ 9 スクリーンマスク持ち上げ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 敏明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山内 大 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C035 AA06 FC10 FD00 FD02 FD19 FD27 FD35 FD37 FF26 5E319 BB05 CC33 CD29 5E343 EE25 FF04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーンマスクをスキージで掻いて印刷
    ペーストを移動させるとともに、被印刷体に当接してい
    るこのスクリーンマスクに形成した貫通孔に印刷ペース
    トを充填し、 前記スクリーンマスクの貫通孔に充填した印刷ペースト
    に気体を吹き付けて押し出しながら前記スクリーンマス
    クと被印刷体とを離間させて印刷ペーストを被印刷体に
    転写する印刷方法。
  2. 【請求項2】スクリーンマスクと被印刷体とを当接させ
    て配置し、 前記スクリーンマスク上の印刷ペーストをスキージで掻
    いてこのスクリーンマスクに形成した貫通孔に充填し、 前記スクリーンマスクの貫通孔に充填した印刷ペースト
    に気体を吹き付けて押し出しながら前記スキージの移動
    方向の上手側のスクリーンマスクを突き上げて前記スク
    リーンマスクと被印刷体とを離間させて印刷ペーストを
    被印刷体に転写する印刷方法。
  3. 【請求項3】スクリーンマスクと被印刷体とを隙間をあ
    けて配置し、 前記スクリーンマスク上の印刷ペーストをスキージで掻
    くことでこのスクリーンマスクを前記被印刷体に押圧し
    て当接させるとともにこのスクリーンマスクに形成した
    貫通孔に印刷ペーストを充填し、 前記スクリーンマスクの貫通孔に充填した印刷ペースト
    に気体を吹き付けて押し出しながら前記スキージを移動
    させて前記スクリーンマスクと被印刷体とを離間して印
    刷ペーストを被印刷体に転写する印刷方法。
  4. 【請求項4】スクリーンマスク上の印刷ペーストをスキ
    ージで掻いてこのスクリーンマスクの貫通孔に充填し、
    この貫通孔に充填した印刷ペーストを被印刷体に転写す
    る印刷装置において、 前記スキージの移動方向の上手側に前記スクリーンマス
    クに気体を吹き付る吹付け手段を設けた印刷装置。
  5. 【請求項5】スキージの移動方向の上手側にこのスキー
    ジの移動に連動してスクリーンマスクを被印刷体から離
    間するスクリーンマスク持ち上げ手段を設けた請求項4
    記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】往路で印刷ペーストを掻く往路用スキージ
    と復路で印刷ペーストを掻く復路用スキージとを設け、
    往路用スキージの移動方向の上手側と復路用スキージの
    移動方向の上手側のそれぞれに吹付け手段を設けた請求
    項4または請求項5に記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】スキージの後端がスキージの前端に比べて
    このスキージの移動方向の上手側に位置するよう傾斜さ
    せたスキージの前端の近傍でこのスキージの移動方向の
    上手側に近接させて吹付け手段の気体吹き出し口を設け
    た請求項4から請求項6のいずれかに記載の印刷装置。
  8. 【請求項8】吹付け手段を、気体が供給される入力ポー
    トと気体吹き出し口との間に気体溜り部を設けて気体吹
    き出し口の全域から均等に気体が吹き出すよう構成した
    請求項4から請求項7のいずれかに記載の印刷装置。
  9. 【請求項9】吹付け手段を、その気体吹き出し口をスク
    リーンマスクに接触させるよう構成した請求項4から請
    求項8のいずれかに記載の印刷装置。
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