JP2000083800A - ポストの取付構造 - Google Patents

ポストの取付構造

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JP2000083800A
JP2000083800A JP10258176A JP25817698A JP2000083800A JP 2000083800 A JP2000083800 A JP 2000083800A JP 10258176 A JP10258176 A JP 10258176A JP 25817698 A JP25817698 A JP 25817698A JP 2000083800 A JP2000083800 A JP 2000083800A
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Yusuke Takechi
裕介 武智
Tokuji Kimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 門扉への取り付け施工性に優れ、しかも人手
がかからず省施工化を達成することができると共に、ポ
ストの取り付け強度を向上させて施工後におけるポスト
の揺れやぐらつき等を防止できるポストの取付構造を提
供する。 【解決手段】 ポスト本体5の前面5aからポスト口金
4側に向かってネジ挿入孔7を有するボス12を突設す
る。投入口2周辺の門扉部分1aにボス挿入孔13と位
置決め用ネジ挿通孔11とを穿設する。ポスト口金4に
ボス挿入孔13に対応するネジ螺合孔9と位置決め用ネ
ジ挿通孔11に対応する位置決め用ネジ螺合孔10とを
穿設する。位置決め用ネジ14を位置決め用ネジ挿通孔
11から位置決め用ネジ螺合孔10に螺入してポスト口
金4を門扉1に位置決めする。ポスト本体5のボス12
をボス挿入孔13に挿入してポスト本体5を門扉1に位
置決めし、固定ネジ6をボス12のネジ挿入孔7からポ
スト口金4のネジ螺合孔9に螺入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、門扉に固定される
ポストの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】都市部の狭少面積の土地に住宅を建てる
際に、ポストが取り付け可能な門柱を建て込んだりする
例と、極力狭いスペースで門扉を取り付ける例などがあ
るが、狭いスペースにポストが取り付け可能な門柱を建
て込むことは難しく、近年はむしろ門扉にポストを組み
込んだりする場合が増加している。
【0003】門扉にポストを組付けるにあたっては、図
9に示すように、門扉1に投入口2を設け、投入口2の
外側に投入口蓋25を有するポスト口金4、内側にポス
ト本体5をそれぞれ配置し、固定ネジ6をポスト本体5
のネジ挿入孔7′から投入口2周辺の門扉部分1aに形
成されたネジ挿通孔8′を通してポスト口金4のネジ螺
合孔9に螺入するようにしている。
【0004】ここで、従来のポスト本体5はステンレス
の板金物で形成されているために、門扉1への取付部に
公差が生じ易く、しかも板金の強度が弱いことから、製
造上のピッチを確保するのが難しくなり、このため従来
ではポスト本体5のネジ挿入孔7′は長孔やバカ孔等で
構成されている。また、門扉1が面格子のような場合も
同様に製造上のピッチを確保するのが難しいため、ネジ
挿通孔8′は長孔等で形成されている。なお、ポスト口
金4はダイキャスト製の加工品であるため、製造上のピ
ッチが確保されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のポス
ト本体5のネジ挿入孔7′及び門扉1のネジ挿通孔8′
はそれぞれ長孔等で形成されているために、固定ネジ6
をポスト本体5のネジ挿入孔7′から門扉1のネジ挿通
孔8′を通してポスト口金4のネジ螺合孔9に螺入させ
る際に、固定ネジ6が上下左右に逃げてしまい、ポスト
口金4のネジ螺合孔9に入れ難いものとなり、しかも、
門扉1の厚みによってポスト本体5のネジ挿入孔7′と
ポスト口金4のネジ螺合孔9とが離れているため、固定
ネジ6をポスト口金4のネジ螺合孔9に一層入れ難くな
り、特に図10のように門扉1が中空形材のような場合
は固定ネジ6が引掛かって取り付けがより面倒になる。
しかも、ポスト口金4とポスト本体5は門扉1を挟んで
その両側に設置されるために、1人がポスト口金4を支
え、別の1人が門扉1の内側からポスト本体5を支えて
ポスト本体5のネジ挿入孔7′をポスト口金4のネジ螺
合孔9に位置合わせした状態で、固定ネジ6を挿入する
必要があり、施工に人手を要するものとなる。
【0006】またポスト3の施工後において、図11に
示すように、ポスト本体5の上部だけが固定ネジ6で締
め付けられているにすぎないため、固定ネジ6の締め付
け部から郵便物を取り出す際に力がかかる部分、つまり
ポスト本体5の郵便物取り出し口19までの距離が長く
なり、このため、郵便物を取り出すたびにポスト本体5
に揺れやぐらつき等が発生し、使い勝手が悪くなるとい
う問題がある。なお図12に示すように、ボルト60と
ナット61とでポスト本体5の下部を門扉1に固定する
ことにより、ポスト本体5の揺れ等を防止することが行
われているが、ポスト本体5の門扉1への固定に手間が
かかる上に、道路側にナット61が露出して見栄えが悪
くなるという問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、門扉への取り付け
施工性に優れ、しかも人手がかからず省施工化を達成す
ることができると共に、ポストの取り付け強度を向上さ
せて施工後におけるポストの揺れやぐらつき等を防止で
きるようにしたポストの取付構造を提供するにあり、別
の目的とするところは、外観を損なうことなく、取り付
け後におけるポスト本体の揺れやぐらつき等を簡単に防
止できるようにしたポストの取付構造を提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、門扉1に投入口2を設け、投入口2の外側
に投入口蓋を有するポスト口金4、内側にポスト本体5
をそれぞれ配置し、固定ネジ6をポスト本体5に形成さ
れたネジ挿入孔7から投入口2周辺の門扉部分1aに形
成された開口部を通してポスト口金4に形成されたネジ
螺合孔9に螺入させるようにしたポストの取付構造にお
いて、ポスト本体5の前面5aからポスト口金4側に向
かってネジ挿入孔7を有するボス12を突設し、投入口
2周辺の門扉部分1aに上記ボス12が挿入されるボス
挿入孔13と位置決め用ネジ挿通孔11とをそれぞれ穿
設し、ポスト口金4に上記ボス挿入孔13に対応するネ
ジ螺合孔9と上記位置決め用ネジ挿通孔11に対応する
位置決め用ネジ螺合孔10とをそれぞれ穿設し、位置決
め用ネジ14を上記位置決め用ネジ挿通孔11から位置
決め用ネジ螺合孔10に螺入することによりポスト口金
4が門扉1に位置決めされ、ポスト本体5のボス12を
門扉部分1aのボス挿入孔13に挿入することによりポ
スト本体5が門扉1に位置決めされると共に、固定ネジ
6がボス12に設けたネジ挿入孔7からポスト口金4の
ネジ螺合孔9に螺入されていることを特徴としており、
このように構成することで、先ず固定ネジ6の挿入前に
は、位置決め用ネジ14によってポスト口金4を門扉1
に仮止めでき、続いてポスト本体5から突出させたボス
12を門扉1のボス挿入孔13に挿入してポスト本体5
を門扉1に仮止めした状態で組み立てることができるの
で、門扉1の内側からポスト3の取り付け作業を1人で
行うことができるようになり、また固定ネジ6の挿入時
には、ボス12によってポスト本体5のネジ挿入孔7と
ポスト口金4のネジ螺合孔9とが位置決めされるので、
固定ネジ6が従来のように上下左右に逃げてしまうこと
がなく、固定ネジ6のネジ螺合孔9への螺入がスムーズ
となる。さらにポスト本体5の取り付け後には、ボス1
2が補強の役目をすることによって、ポスト3に揺れや
ぐらつき等が生じるのを防止できるようになる。
【0009】また、ポスト本体5に設けられたボス12
が、固定ネジ6をポスト口金4のネジ螺合孔9に案内す
るためのガイドを兼ねているのが好ましく、このように
構成することで、固定ネジ6を真っ直ぐ挿入できてネジ
螺合孔9に螺入できるので、たとえ門扉1の厚みが大き
くても、ポスト口金4及びポスト本体5の取り付けがき
わめて容易となる。
【0010】また、上部がポスト口金4に固定されてい
るポスト本体5の下部に、門扉1の裏面に固定される振
れ止め金具15が取り付けられ、この振れ止め金具15
は、ポスト本体5内から外部への突出寸法Aが可変とな
った横片16と、横片16に連設されて引掛け又は粘着
により門扉1に取り付けられる縦片17とを備えている
のが好ましく、このように構成することで、振れ止め金
具15によってポスト本体5の耐荷重性を向上させるこ
とができ、郵便物を取り出すたびにポスト本体5に揺れ
やぐらつき等が発生するのを防止できると共に、引掛け
或いは粘着によって振れ止め金具15の門扉1への固定
が容易となり、道路側からの見栄えも良くなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
すると、図1に示すように、門扉1に投入口2が設けら
れ、投入口2の外側に投入口蓋25を有するポスト口金
4、内側にポスト本体5がそれぞれ配置され、固定ネジ
6及び位置決め用ネジ14によって門扉1に取り付けら
れる。
【0012】ここで、門扉1は、例えば鋳物、アルミ形
材、木製、樹脂その他の各種材料で構成されている。投
入口2周辺の門扉部分1aには、後述するポスト本体5
のボス12が挿入されるボス挿入孔13と、ネジ挿通孔
8と、後述する位置決め用ネジ14が挿通される位置決
め用ネジ挿通孔11とがそれぞれ穿設されている。この
実施形態では、投入口2の上部に横方向に間隔をあけて
複数個(この例では3個)のボス挿入孔13が穿孔され
ており、投入口2の下部両側にはネジ挿通孔8、下部中
央には位置決め用ネジ挿通孔11がそれぞれ穿孔されて
いる。これらボス挿入孔13、ネジ挿通孔8及び位置決
め用ネジ挿通孔11の数及びその位置は特に限定されな
い。
【0013】ポスト本体5は、樹脂製或いは板金製の箱
体で構成されている。図3は樹脂で構成され、ボス7が
フランジ21に一体成形された場合を示しており、図4
は板金で構成され、ボス7が溶接によりフランジ21に
固着された場合を示している。いずれの場合も、ポスト
本体5の前面5a上部には、郵便物差し入れ口18が形
成され、ポスト本体5の背面には取り出し蓋20で開閉
される郵便物取り出し口19が形成されている。ポスト
本体5の郵便物差し入れ口18よりも上部には、ポスト
本体5の幅方向全長に亘ってフランジ21が突設され、
このフランジ21にポスト口金4側に向かってネジ挿入
孔7を有するボス12が突設されている。ここでは、図
5に示すように、フランジ21の前面には前記門扉1の
3個のボス挿入孔13に各々対応する位置にボス12が
それぞれ突設されており、各ボス12の中心にネジ挿入
孔7が穿孔されている。また、ポスト本体5の郵便物差
し入れ口18の下部両側には、前記門扉1の2個のネジ
挿通孔8に対応する位置にボスを持たないネジ挿入孔7
が穿孔されている。
【0014】ここで上記各ボス12は、ポスト本体5の
前面5aよりも突出して、ネジ挿入孔7から挿入される
固定ネジ6をポスト口金4のネジ螺合孔9に対して位置
決めする役目と、ポスト本体5の門扉1への取り付け強
度を補強する役目とを備え、さらには、固定ネジ6をポ
スト口金4のネジ螺合孔9に案内するガイドとしての役
目を兼ね備えている。なお、図2に示すように、各ボス
12の外径寸法dを、ボス挿入孔13の内径寸法Dより
も若干小さく設定するようにしてもよいものであり、こ
れによりボス12の周囲には若干の隙間22が形成され
て、門扉1とポスト本体5とが異材料で構成されている
場合において温度による伸縮が生じても、ボス12の周
囲の隙間が逃げとなり、伸縮を吸収して歪みやクラック
等の発生を防止できるようになる。なお、門扉1とポス
ト本体5とは同じ材料で構成されてもよいものであり、
また、各ボス12の周囲に隙間が生じないようにしても
よいものである。
【0015】ポスト口金4は、例えばダイキャスト製の
加工品からなり、その外周部には雌ネジ加工によって、
上記ボス挿入孔13に対応する複数のネジ螺合孔9と上
記位置決め用ネジ挿通孔11に対応する位置決め用ネジ
螺合孔10とがそれぞれ穿設されている。この実施形態
では、図1に示すように、ポスト口金4の上下両側に前
記門扉1の3個のボス挿入孔13及び2個のネジ挿通孔
8に各々対応するネジ螺合孔9が形成されていると共
に、門扉1の位置決め用ネジ挿通孔11に対応する位置
決め用ネジ螺合孔10が形成されている。
【0016】しかして、ポスト3を門扉1に取り付ける
にあたっては、先ず、位置決め用ネジ14を位置決め用
ネジ挿通孔11から位置決め用ネジ螺合孔10に螺入す
ることによりポスト口金4を投入口2周辺の門扉部分1
aに対して位置決めする。次に、ポスト本体5のボス1
2を門扉部分1aのボス挿入孔13に挿入することによ
り、ポスト本体5を門扉1に対して位置決めする。その
後、位置決め用ネジ14を残したまま、ポスト本体1の
ボス12を門扉1のボス挿入孔13に嵌め込み、固定ネ
ジ6をポスト本体1のボス12に設けたネジ挿入孔7及
びボスを持たないネジ挿入孔7から挿入して、ポスト口
金4のネジ螺合孔9に螺入させることにより、ポスト本
体1を門扉1を介してポスト口金4に固定でき、ポスト
3の門扉1への取り付けが完了する。
【0017】このように、固定ネジ6の挿入前に、位置
決め用ネジ14によってポスト口金4を門扉1に仮止め
し、ポスト本体5から突出させたボス12を門扉1のボ
ス挿入孔13に挿入してポスト本体5を門扉1に仮止め
した状態で組み立てるようにしたから、門扉1の内側か
らポスト3の取り付け作業を1人で行うことができるよ
うになり、作業に人手を要せず、省施工化を達成するこ
とができる。しかも、固定ネジ6の挿入時には、ボス1
2によってポスト本体5のネジ挿入孔7とポスト口金4
のネジ螺合孔9とが位置決めされているので、固定ネジ
6が従来のように上下左右に逃げてしまうことがなく、
従って、固定ネジ6をポスト口金4のネジ螺合孔9にス
ムーズに螺入することができる。またこの実施形態にお
いては、ボス12が固定ネジ6をポスト口金4のネジ螺
合孔9に案内するためのガイドを兼ねているので、固定
ネジ6を真っ直ぐ挿入できてネジ螺合孔9に螺入できる
ので、たとえ門扉1の厚みが大きくても、ポスト口金4
及びポスト本体5の取り付けがきわめて容易となる。さ
らに、位置決め用ネジ螺合孔10はポスト口金4の略中
央位置に設けられているので、1つの位置決め用ネジ1
4によってポスト口金4をバランス良く仮止めできると
いう利点がある。
【0018】さらに、ポスト本体5の取り付け後には、
ボス12が補強の役目をし、且つ位置決め用ネジ14が
固定ネジとして機能するので、ポスト本体5の上部をネ
ジにより門扉1に取り付けた構造でありながら、門扉1
への取付部の強度を一層増大させることができ、ポスト
3に揺れやぐらつき等が生じるのを防止できるという利
点もある。
【0019】図6〜図8は、上記構成のポスト本体5の
下部に、門扉1の裏面に固定される振れ止め金具15を
取り付けた場合を示している。ポスト本体5の上部を門
扉1に取り付ける構造は前記図1の実施形態と同様であ
る。ポスト本体5の揺れやぐらつき等を防止するための
振れ止め金具15は、アルミニウムなどの金属或いは樹
脂などからなり、図7に示すように、ポスト本体5内か
ら外部への突出寸法A(飛び出し量)が可変となった横
片16と、横片16に連設されて引掛け又は粘着により
門扉1に取り付けられる縦片17とで構成されている。
つまり、格子や面体柄等によって門扉1と縦片17との
距離が変わるので、振れ止め金具15の突出寸法Aを調
整する必要があり、この実施形態では、振れ止め金具1
5の突出寸法Aを調整する手段として、ポスト本体5の
底部に横片16と平行な方向に長孔30を形成し、固定
ネジ31を長孔30の下方から挿入して固定ネジ31の
先端を横片16のネジ螺合孔32に螺入させてあり、固
定ネジ31を緩めることで縦片17の突出寸法Aが調整
可能となり、固定ネジ31を締め付けることで縦片17
をその調整位置で固定できるようになっている。
【0020】しかして、ポスト本体5の下部を振れ止め
金具15により門扉1に固定したので、ポスト3の施工
後において耐荷重性を向上させることができ、従って、
郵便物を取り出すたびにポスト本体5に揺れやぐらつき
等が発生するのを防止でき、使い勝手が良くなる。ま
た、振れ止め金具15の縦片17を門扉1に対して引掛
け或いは粘着によって門扉1に固定することによって、
振れ止め金具15の門扉1への固定が容易となる。ここ
で図7(a)は縦片17をポスト本体5の前面5a下部
に形成された凹段部33内に引き寄せて固定ネジ31に
て横片16を固定し、縦片17の前面を両面テープ34
によって面格子1Aに粘着させた場合を示しており、図
7(b)は縦片17を格子孔35に引掛け、振れ止め金
具15を矢印方向イに引き寄せて固定ネジ31を締め付
けて横片16を固定することにより、格子1Bに対して
縦片17を係止した場合を示している。従って、粘着の
場合は振れ止め金具15全体が門扉1の外側に露出しな
くなり、引掛けの場合も縦片17のみが格子孔35から
外側に僅かに露出するにすぎず、従来のナットが露出す
る場合と比較して道路側からの見栄えが良くなる。さら
に、振れ止め金具15はポスト本体5からの突出寸法A
が可変となっているので、1種類の振れ止め金具15で
門扉1の異なる種類や厚み等に十分に対応できるという
利点もある。なお、図8は振れ止め金具15の他例を示
している。この例では、横片16が両端部を残して切り
欠かれており、軽量化と材料の合理化とが図られてい
る。
【0021】
【発明の効果】上記のように本発明のうち請求項1記載
の発明は、門扉に投入口を設け、投入口の外側に投入口
蓋を有するポスト口金、内側にポスト本体をそれぞれ配
置し、固定ネジをポスト本体に形成されたネジ挿入孔か
ら投入口周辺の門扉部分に形成されたネジ挿通孔を通し
てポスト口金に形成されたネジ螺合孔に螺入させるよう
にしたポストの取付構造において、ポスト本体の前面か
らポスト口金側に向かってネジ挿入孔を有するボスを突
設し、投入口周辺の門扉部分に上記ボスが挿入されるボ
ス挿入孔と位置決め用ネジ挿通孔とをそれぞれ穿設し、
ポスト口金に上記ボス挿入孔に対応するネジ螺合孔と上
記位置決め用ネジ挿通孔に対応する位置決め用ネジ螺合
孔とをそれぞれ穿設し、位置決め用ネジを上記位置決め
用ネジ挿通孔から位置決め用ネジ螺合孔に螺入すること
によりポスト口金が門扉に位置決めされ、ポスト本体の
ボスを門扉部分のボス挿入孔に挿入することによりポス
ト本体が門扉に位置決めされると共に、固定ネジがボス
に設けたネジ挿入孔からポスト口金のネジ螺合孔に螺入
されているので、先ず、固定ネジの挿入前には、位置決
め用ネジによってポスト口金を門扉に仮止めでき、ポス
ト本体から突出させたボスを門扉のボス挿入孔に挿入し
てポスト本体を門扉に仮止めした状態で組み立てること
ができるので、門扉の内側から1人でポストの取り付け
作業を行うことができ、作業に人手を要せず、省施工化
を達成することができる。しかも、固定ネジの挿入時に
は、ボスによってポスト本体のネジ挿入孔とポスト口金
のネジ螺合孔とが位置決めされているので、固定ネジが
従来のように上下左右に逃げてしまうことがなく、従っ
て、固定ネジをポスト口金のネジ螺合孔にスムーズに螺
入することができる。さらにポスト本体の取り付け後に
は、ボスが補強の役目をすることによって、ポスト本体
の上部をネジにより門扉に取り付けた構造でありなが
ら、門扉への取付部の強度を増大させることができ、ポ
ストに揺れやぐらつき等が生じるのを防止できるもので
ある。
【0022】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、ポスト本体に設けられたボスが、固定
ネジをポスト口金のネジ螺合孔に案内するためのガイド
を兼ねているので、固定ネジを真っ直ぐ挿入できてネジ
螺合孔に螺入できるので、たとえ門扉の厚みが大きくて
も、ポスト口金及びポスト本体の取り付けがきわめて容
易となる。
【0023】また請求項3記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、上部がポスト口金に固定されているポ
スト本体の下部に、門扉の裏面に固定される振れ止め金
具が取り付けられ、この振れ止め金具は、ポスト本体内
から外部への突出寸法が可変となった横片と、横片に連
設されて引掛け又は粘着により門扉に取り付けられる縦
片とを備えているので、振れ止め金具によってポスト本
体の耐荷重性を向上させることができ、従って、郵便物
を取り出すたびにポスト本体に揺れやぐらつき等が発生
するのを防止でき、使い勝手が良くなる。また、振れ止
め金具の縦片を門扉に対して引掛け或いは粘着によって
門扉に固定することによって、振れ止め金具の門扉への
固定が容易となり、しかも道路側からの見栄えが良くな
ると共に、振れ止め金具はポスト本体からの突出寸法が
可変となっているので、1種類の振れ止め金具で門扉の
異なる種類や厚み等に十分に対応できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す分解斜視図であ
る。
【図2】(a)は同上のポスト本体と門扉とポスト口金
との固定状態を説明する側面断面図、(b)は平面断面
図である。
【図3】同上のポスト本体が樹脂製である場合の斜視図
である。
【図4】同上のポスト本体が板金製である場合の斜視図
である。
【図5】同上のポスト本体を前面から見た正面図であ
る。
【図6】他の実施形態の説明図である。
【図7】(a)は面格子に振れ止め金具を粘着により取
り付けた状態を説明する断面図、(b)は格子孔に振れ
止め金具を引掛けた状態を説明する断面図である。
【図8】同上の振れ止め金具の他例を示す斜視図であ
る。
【図9】従来例の断面図である。
【図10】(a)(b)は他の従来例の固定ネジの引掛
かりを説明する断面図である。
【図11】従来のポスト本体のぐらつきを説明する側面
図である。
【図12】(a)(b)は更に他の従来例の斜視図及び
側面図である。
【符号の説明】
1 門扉 1a 門扉部分 2 投入口 3 ポスト 4 ポスト口金 5 ポスト本体 5a 前面 6 固定ネジ 7 ネジ挿入孔 8 ネジ挿通孔 9 ネジ螺合孔 10 位置決め用ネジ螺合孔 11 位置決め用ネジ挿通孔 12 ボス 13 ボス挿入孔 14 位置決め用ネジ 15 振れ止め金具 16 横片 17 縦片 A 突出寸法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門扉に投入口を設け、投入口の外側に投
    入口蓋を有するポスト口金、内側にポスト本体をそれぞ
    れ配置し、固定ネジをポスト本体に形成されたネジ挿入
    孔から投入口周辺の門扉部分に形成された開口部を通し
    てポスト口金に形成されたネジ螺合孔に螺入させるよう
    にしたポストの取付構造において、ポスト本体の前面か
    らポスト口金側に向かってネジ挿入孔を有するボスを突
    設し、投入口周辺の門扉部分に上記ボスが挿入されるボ
    ス挿入孔と位置決め用ネジ挿通孔とをそれぞれ穿設し、
    ポスト口金に上記ボス挿入孔に対応するネジ螺合孔と上
    記位置決め用ネジ挿通孔に対応する位置決め用ネジ螺合
    孔とをそれぞれ穿設し、位置決め用ネジを上記位置決め
    用ネジ挿通孔から位置決め用ネジ螺合孔に螺入すること
    によりポスト口金が門扉に位置決めされ、ポスト本体の
    ボスを門扉部分のボス挿入孔に挿入することによりポス
    ト本体が門扉に位置決めされると共に、固定ネジがボス
    に設けたネジ挿入孔からポスト口金のネジ螺合孔に螺入
    されて成ることを特徴とするポストの取付構造。
  2. 【請求項2】 ポスト本体に設けられたボスが、固定ネ
    ジをポスト口金のネジ螺合孔に案内するためのガイドを
    兼ねていることを特徴とする請求項1記載のポストの取
    付構造。
  3. 【請求項3】 上部がポスト口金に固定されているポス
    ト本体の下部に、門扉の裏面に固定される振れ止め金具
    が取り付けられ、この振れ止め金具は、ポスト本体内か
    ら外部への突出寸法が可変となった横片と、横片に連設
    されて引掛け又は粘着により門扉に取り付けられる縦片
    とを備えていることを特徴とする請求項1記載のポスト
    の取付構造。
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GB2492797A (en) * 2011-07-12 2013-01-16 Neil Christopher Ham Delivery drop box
GB2500977A (en) * 2012-02-21 2013-10-09 Julian Peter Bramley A delivery box

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