JP2000083330A - 分散型電源設備 - Google Patents

分散型電源設備

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JP2000083330A
JP2000083330A JP10249476A JP24947698A JP2000083330A JP 2000083330 A JP2000083330 A JP 2000083330A JP 10249476 A JP10249476 A JP 10249476A JP 24947698 A JP24947698 A JP 24947698A JP 2000083330 A JP2000083330 A JP 2000083330A
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power
distributed
power supply
inverter
distributed power
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JP10249476A
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Mitsuru Matsukawa
満 松川
Yukio Shimomura
幸男 下村
Norio Sakae
紀雄 栄
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 系統停電時に複雑な制御を行うことなく、各
分散型電源の直流電力を極力有効に利用して重要負荷に
交流又は直流の非常電源を給電する。 【解決手段】 各分散型電源16a〜16nに設けら
れ,系統正常時に太陽電池17等の直流電力を連系運転
の交流電力に変換して出力し,系統停電時に前記直流電
力をスルーパスして出力する連系運転用インバータ18
と、各電源16a〜16nのインバータ18の出力の共
通の通電路に設けられた交直両用のバッテリ充電器25
と、この充電器25の直流出力が供給され,系統正常時
は各電源16a〜16nの連系運転の交流電力により充
電され,系統停電時は各電源16a〜16nを介した直
流電力により充電される共通の電力貯蔵用バッテリ31
と、系統停電時に充電器25の直流出力及びバッテリ3
1の貯蔵電力に基づく交流又は直流の非常電源を重要負
荷33に給電する非常電源用インバータ32とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、系統停電時に複数
の分散型電源の太陽電池等の直流電力に基づいて重要負
荷に非常電源を給電する分散型電源設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽光発電装置,燃料電池等の直
流発電の分散型電源は、インバータを介して電力系統に
接続され、電力系統の正常時(系統正常時)は系統電源
に同期して連系運転され、災害等により電力系統が停電
する非常時(系統停電時)は系統から解列されて自立運
転される。
【0003】そして、複数の分散型電源を電力系統に接
続し、系統停電時に各分散型電源を連系運転から自立運
転に切換え、各分散型電源の自立運転の出力によって重
要負荷(非常用負荷)に給電する場合、複数の分散型電
源の非同期運転による横流の発生等の弊害を防止して十
分な電力を確保する必要がある。
【0004】前記の弊害を防止するため、本願出願人は
特願平8−327851号等の出願により共通の1台の
制御装置を用いて各分散型電源を同期して自立運転する
ことを既に発明している。
【0005】この既出願の従来設備はほぼ図4に示すよ
うに構成され、複数の分散型電源1a,1b,…,1n
は、それぞれ太陽電池2,補助電源用のバッテリ3及び
これらの直流電力を交流電力に変換する電圧形連系イン
バータとしてのインバータ4を備える。
【0006】また、連系保護装置としての系統連系保護
リレー5が計器用変圧器6を介して電力系統7に接続さ
れ、系統連系保護リレー5は系統電源8の過電圧,不足
電圧等を検出してその検出出力を制御装置(メインコン
トローラ)9に供給する。
【0007】この制御装置9は各分散型電源1a〜1n
のインバータ4の共通の運転制御装置であり、系統連系
保護リレー5の検出出力等に基づき、運転モードの切換
信号や同期信号等を各分散型電源1a〜1nのインバー
タ4に供給してこれらのインバータ4を連系運転、自立
運転等に制御する。
【0008】そして、最大電力点追尾制御(Pmax制
御)で太陽電池2の直流電力を取出す各インバータ4
は、系統正常時、連系運転の制御により太陽電池2及び
バッテリ3の直流電力を系統電源5に同期した系統周波
数の交流電力に変換し、この交流電力を電力系統7の各
負荷に給電する。
【0009】また、系統停電時は、自立運転の制御によ
り、設定された系統周波数の同一電圧の交流電力を非常
電源として発生し、この非常電源を、各インバータ4の
出力の共通の通電路(AC配電線路)10を介して電力
系統7から切離された状態の1又は複数の所定の負荷,
すなわち重要負荷11に給電する。
【0010】なお、図中の12は分散型電源1a〜1n
のインバータ4から負荷までの抵抗(R),リアクタン
ス(L),キャパシタンス(C)の分布回路である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記図4の従来設備の
場合、とくに系統停電時、各分散型電源1a〜1nに制
御装置9から同期信号等を供給して各分散型電源1a〜
1nの自立運転を制御し、各分散型電源1a〜1nの出
力電圧の位相,振幅を等しくして負荷分担のアンバラン
スを防止する必要があり、制御装置9を用いた複雑な制
御を要する問題点がある。
【0012】また、各分散型電源1a〜1nの出力イン
ピーダンス(負荷インピーダンス)が等しければ、各分
散型電源1a〜1nの負荷分担が等しく、横流の発生等
を防止することができるが、実際には各分散型電源1a
〜1nから重要負荷11までの距離は等しくなく、各分
散型電源1a〜1nと重要負荷11との間の配電線の長
さが分散型電源1a〜1nによって異なることから、各
分散型電源1a〜1nの出力インピーダンスが等しくな
らず、各分散型電源1a〜1nの負荷分担のアンバラン
スを防止することは極めて困難である。
【0013】そして、重要負荷11が分散型電源1a〜
1n全体の出力容量より小さくても、前記の負荷分担の
アンバランスにより分散型電源1a〜1nの一部が過負
荷状態になると、全ての分散型電源1a〜1nの運転を
停止しなければならなくなり、分散型電源1a〜1nの
直流電力を有効に利用して重要負荷11に給電すること
ができない問題点がある。
【0014】さらに、分散型電源1a〜1nのバッテリ
3にそれぞれの太陽電池2の直流電力が個別に貯蔵さ
れ、系統停電時等に各バッテリ3の貯蔵電力が分散型電
源1a〜1nそれぞれのインバータ4により交流電力に
変換されるが、各バッテリ3の電力貯蔵量が分散型電源
1a〜1nによって異なることから、最も早く放電する
バッテリ3によって負荷給電時間が制限され、この点か
らも分散型電源1a〜1nの直流電力を有効に利用する
ことができない問題点がある。
【0015】なお、各分散型電源1a〜1nのバッテリ
3の容量を十分に大きくして前記の制限が生じないよう
にしようとすると、極めて大型かつ高価になる。
【0016】そして、前記図4の従来設備においては、
重要負荷11が交流負荷に限られ、直流の重要負荷につ
いては系統停電時の非常電源の給電が行えない問題点も
ある。
【0017】本発明は、系統停電時に各分散型電源の運
転の同期をとる複雑な制御等を行うことなく、各分散型
電源の直流電力を極力有効に利用して交流又は直流の重
要負荷に非常電源を給電し得るようにすることを課題と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の分散型電源設備においては、各分散型電
源に設けられ,系統正常時に太陽電池等の直流電力を連
系運転の交流電力に変換して出力し,系統停電時に前記
直流電力をスルーパスして出力する連系運転用インバー
タと、各分散型電源の連系運転用インバータの出力の共
通の通電路に設けられた交直両用のバッテリ充電器と、
バッテリ充電器の直流出力が供給され,系統正常時は各
分散型電源の連系運転の交流電力により充電され,系統
停電時は各分散型電源を介した前記直流電力により充電
される共通の電力貯蔵用バッテリと、系統停電時にバッ
テリ充電器の直流出力及び電力貯蔵用バッテリの貯蔵電
力に基づく交流又は直流の非常電源を重要負荷に給電す
る非常電源用インバータとを備える。
【0019】したがって、系統正常時は各分散型電源の
連系運転用インバータがそれぞれの太陽電池等の直流電
力を交流電力に変換し、この連系運転の交流電力が共通
の通電路を介して負荷給電されるとともにバッテリ充電
器に給電され、このバッテリ充電器により直流電力に変
換して共通の電力貯蔵用バッテリに貯蔵される。
【0020】また、系統停電時は各分散型電源の太陽電
池等の直流電力がそれぞれの連系運転用インバータを介
してそのまま共通の通電路に出力され、バッテリ充電器
を介して共通の電力貯蔵用バッテリに貯蔵されるととも
に、バッテリ充電器の直流出力及び共通の電力貯蔵用バ
ッテリの貯蔵電力に基づき、非常電源用インバータによ
り交流又は直流の非常電源が形成されて重要負荷に給電
される。
【0021】この場合、各分散型電源の直流電力が共通
の電力貯蔵用バッテリに一括して貯蔵され、系統停電
時、この貯蔵電力に基づき、各分散型電源の直流電力が
非常電源用インバータによって交流又は直流の非常電源
に変換されるため、各分散型電源の負荷分担のアンバラ
ンス等を考慮する必要がなく、各分散型電源に共通の制
御装置から同期信号等を供給したりする複雑な制御を行
うことなく、各分散型電源の直流電力を極力有効に利用
して交流又は直流の重要負荷に給電される。
【0022】また、各分散型電源の直流電力を共通の電
力貯蔵用バッテリに一括して貯蔵するため、各分散型電
源に個別に電力貯蔵用のバッテリを設ける必要がなく、
従来設備のように各分散型電源のバッテリによる給電時
間の制限がなく、各分散型電源の小型化等も図ることが
できる。
【0023】さらに、各分散型電源の連系運転用インバ
ータの出力の共通の通電路を、系統停電時に、各分散型
電源からバッテリ充電器への直流電力の輸送に利用する
ため、この直流電力輸送に専用の電線路を設ける必要も
ない。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態につき、図
1ないし図3を参照して説明する。図1に示すように、
電力系統13に連系トランス14,連系スイッチ15を
介して複数の分散型電源16a,16b,…,16nが
接続され、これらの分散型電源16a〜16nはそれぞ
れ太陽電池17と連系運転用インバータ18とからな
る。
【0025】このインバータ18は単相又は3相の電圧
形インバータからなり、この実施の形態にあっては図2
の(a)の連系運転の状態及び同図の(b)の自立運転
の状態に示すように、太陽電池17の直流電力を整流,
平滑するダイオード19,コンデンサ20及びDC/A
C変換の3相ブリッジ回路を形成する複数のスイッチン
グトランジスタ21からなり、図4のインバータ4と同
様のPmax制御で太陽電池17の直流電力を取出す。
【0026】また、電力系統13に計器用変圧器22を
介して連系保護装置としての系統連系保護リレー23が
接続され、このリレー23は系統13の系統電源24の
電圧等を監視し、連系スイッチ15に開閉制御の制御信
号Sを供給し、各分散型電源16a〜16nの連系
運転用インバータ18に系統正常(連系運転)/系統停
電(自立運転)の制御信号Sを供給する。
【0027】さらに、連系スイッチ15の分散型電源側
に交直両用のバッテリ充電器25が設けられ、この充電
器25は交流(AC),直流(DC)のいずれの入力に
も対応するため、図3に示すように入力側にダイオード
整流器26が設けられ、この整流器26の整流出力をコ
ンデンサ27を介してDC/DCチョッパからなるDC
/DC変換器28に供給する。
【0028】この変換器28は制御部29により運転制
御され、この制御部29は制御信号Sと同様の系統
連系保護リレー23の系統正常/系統停止の制御信号S
及びコンデンサ27の端子間電圧(変換器28の入力
電圧),計器用変流器30により計測された変換器28
の直流の出力電流に基づき、分散型電源16a〜16n
の運転モードと、変換器28の直流出力により充電され
る共通の電力貯蔵用バッテリ31の充電状態とに基づ
き、つぎの表1に示す充電方式でバッテリ31を充電す
る。
【0029】
【表1】
【0030】さらに、バッテリ充電器25の直流出力側
に電力貯蔵用バッテリ31とともに非常電源用インバー
タ32が設けられ、このインバータ32の出力を重要負
荷33に給電する。
【0031】そして、この実施の形態においては、系統
正常時にも非常電源用インバータ32の出力を重要負荷
33に給電する。
【0032】すなわち、系統連系保護リレー23から非
常電源用インバータ32に制御信号Sと同様の制御
信号Sを供給し、重要負荷33が交流負荷であれ
ば、制御信号Sにより非常電源用インバータ32の
運転を制御し、このインバータ32により、系統正常時
は連系運転用インバータ18の出力と同様の交流電力を
形成して重要負荷33に供給し、系統停電時は正常時と
同様の交流電力を非常電源として形成し、この非常電源
を重要負荷33に供給する。
【0033】また、重要負荷33が直流負荷であれば、
系統正常時及び系統停電時に非常電源用インバータ33
をDC/DCコンバータとして運転し、重要負荷33が
要求する直流電力を形成し、系統停電時はこの直流電力
を非常電源として重要負荷33に給電する。
【0034】つぎに、系統正常時及び系統停電時の設備
全体の具体的な動作について説明する。 系統正常時 系統正常時は制御信号Sにより連系スイッチ15が
閉成され、制御信号S により各分散型電源16a〜
16nの連系運転インバータ18に連系運転のモードが
指令され、制御信号S,Sによりバッテリ充電
器25,非常電源用インバータ32にも連系運転のモー
ドが指令される。
【0035】そして、制御信号Sの連系運転の制御
により、各分散型電源16a〜16nの連系運転用イン
バータ18がインバータ動作して太陽電池17の直流電
力をPmax制御で取出し、系統電源24に同期した3
相の交流電力に変換する。
【0036】そして、各分散型電源16a〜16nの連
系運転用インバータ18から出力された交流電力が共通
の通電路34を通り、連系スイッチ15,連系トランス
14を介して電力系統13の各負荷に給電される。
【0037】また、通電路34の交流電力の一部がバッ
テリ充電器25に供給され、この充電器25は各分散型
電源16a〜16nの運転モードと非常電源用バッテリ
31の充電状態とに基づき、前記表1に示した充電方式
で非常電源用バッテリ31を満充電状態に充電する。
【0038】さらに、バッテリ充電器25の直流出力が
非常電源用インバータ32にも供給され、このインバー
タ32は重要負荷33が交流負荷であればインバータ動
作し、重要負荷33が直流負荷であればDC/DCコン
バータ動作し、制御信号S に基づく運転制御により重
要負荷33が要求する交流又は直流の電力を形成して重
要負荷33に給電する。
【0039】自立運転時 自立運転時は、制御信号Sにより連系スイッチ14
が開放され、制御信号S,S,Sにより各
分散型電源16a〜16nの連系運転用インバータ1
8,バッテリ充電器25,非常電源用インバータ32に
系統停電による自立運転モードが指令される。
【0040】このとき、各分散型電源16a〜16nの
連系運転用インバータ18は図2の(b)に示すよう
に、×印の4個のスイッチングトランジスタ21がオフ
して残りの2個のスイッチングトランジスタ21がオン
し、太陽電池17の直流電力がインバータ18を矢印線
に示すようにスルーパスする。
【0041】そして、各分散型電源16a〜16nの連
系運転用インバータ18をスルーパスして出力された直
流電力が共通の通電路34を通ってバッテリ充電器25
に供給され、このとき、電力貯蔵用バッテリ31が満充
電状態でなければ、バッテリ充電器25が直流電力をス
ルーパスし、各分散型電源16a〜16nの直流電力に
より電力貯蔵用バッテリ31が充電され、このバッテリ
31に各分散型電源16a〜16nの直流電力が一括し
て貯蔵される。
【0042】また、バッテリ充電器25の直流出力及び
電力貯蔵用バッテリ31の貯蔵電力が非常電源用インバ
ータ32に供給され、このインバータ32が系統正常時
と同様にインバータ動作又はDC/DCコンバータ動作
を行って交流又は直流の非常電源を形成し、この非常電
源を重要負荷33に給電する。
【0043】したがって、系統正常時は各分散型電源1
6a〜16nの連系運転用インバータ18を連系運転し
てそれらの交流電力を系統13の負荷に給電するととも
に、その一部の電力によりバッテリ充電器25を介して
電力貯蔵用バッテリ31を充電することができる。
【0044】また、系統停電時は各分散型電源16a〜
16nの直流電力を共通の通電路34を介してそのまま
バッテリ充電器25に直流輸送し、各分散型電源16a
〜16nの直流電力により電力貯蔵用バッテリ31を充
電するとともに、非常電源用インバータ32により交流
又は直流の非常電源を形成して重要負荷33に給電する
ことができる。
【0045】この場合、各分散型電源16a〜16nの
直流電力が共通の電力貯蔵用バッテリ31に一括して貯
蔵され、系統停電時に電力貯蔵用バッテリ31の貯蔵電
力を用いて非常電源用インバータ32が重要負荷33に
給電するため、従来設備のように系統停電時に各分散型
電源16a〜16nがそれぞれの直流電力を個別に交流
電力に変換する必要がなく、各分散型電源16a〜16
nに共通の制御装置から同期信号等を供給して位相,振
幅を合わせたりする複雑な制御が不要になる。
【0046】そして、従来設備のように各分散型電源1
6a〜16nの負荷分担等を考慮する必要がなく、各分
散型電源16a〜16nから重要負荷33までの距離が
異なっていても問題にならず、各分散型電源16a〜1
6nの直流電力を極力有効に利用して系統停電時に重要
負荷33に必要な電力を給電することができる。
【0047】しかも、電力貯蔵用バッテリ31を1個設
ければよいため、このバッテリ31に容量の大きいもの
を使用しても、各分散型電源16a〜16nに個別に図
4のバッテリ3のようなバッテリを設ける場合より、全
体として小型かつ安価に形成して十分な負荷給電が行
え、バッテリ管理も容易に行える。
【0048】さらに、系統停電時に各分散型電源16a
〜16nの太陽電池17の直流電力がそれぞれの連系運
転用インバータ18をスルーパスし、共通の通電路3
4,すなわち各分散型電源16a〜16n,連系スイッ
チ15,系統連系保護リレー23,バッテリ充電器25
を結ぶ系統正常時の交流配線路を通ってバッテリ充電器
25に輸送されるため、交流配線路を系統停電時の直流
輸送の配線路(直流配線路)に流用し、安価に形成する
ことができる利点もある。
【0049】ところで、前記実施の形態では系統正常時
も非常電源用インバータ32を運転してこのインバータ
32から重要負荷33に給電するようにしたが、重要負
荷33が交流負荷の場合、系統正常時は非常電源用イン
バータ32を停止し、図1の1点破線のルートにより共
通の通電路34の交流電力を重要負荷33に給電するよ
うにしてもよい。
【0050】そして、各部の構成は図1ないし図3のも
のに限られるものではなく、例えば各分散型電源が太陽
電池の代わりに燃料電池等を備えた場合にも適用するこ
とができるのは勿論である。
【0051】
【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏す
る。各分散型電源16a〜16nの直流電力が共通の電
力貯蔵用バッテリ31に一括して貯蔵され、系統停電
時、この貯蔵電力に基づき、各分散型電源16a〜16
nの直流電力が非常電源用インバータ32によって交流
又は直流の非常電源に変換されて重要負荷33に給電さ
れるため、各分散型電源の負荷分担等を考慮する必要が
なく、各分散型電源16a〜16nに共通の制御装置か
ら同期信号等を供給したりすることなく、各分散型電源
16a〜16nの直流電力を極力有効に利用して交流又
は直流の重要負荷33に給電することができる。
【0052】また、各分散型電源16a〜16nの直流
電力を共通の電力貯蔵用バッテリ31に一括して貯蔵す
るため、各分散型電源16a〜16nに個別に電力貯蔵
用のバッテリを設ける必要がなく、従来設備のように各
分散型電源のバッテリによる給電時間の制限がなく、各
分散型電源16a〜16nの小型化を図ることができる
利点もある。
【0053】さらに、各分散型電源16a〜16nの連
系運転用インバータ18の出力の共通の通電路34を、
系統停電時に、各分散型電源16a〜16nからバッテ
リ充電器25への直流電力の輸送に利用するため、この
直流電力輸送に専用の電線路を設ける必要もない。
【0054】したがって、系統停電時に各分散型電源1
6a〜16nの運転の同期をとったりすることなく、各
分散型電源16a〜16nの直流電力を極力有効に利用
して重要負荷33に交流又は直流の非常電源を給電する
新規な分散型電源設備を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態のブロック結線図であ
る。
【図2】(a),(b)は図1の分散型電源の連系運転
インバータの系統正常時,系統停止時それぞれの動作説
明用の結線図である。
【図3】図1のバッテリ充電器の詳細な結線図である。
【図4】従来設備のブロック結線図である。
【符号の説明】
13 電力系統 16a〜16n 分散型電源 17 太陽電池 18 連系運転用インバータ 25 バッテリ充電器 31 電力貯蔵用バッテリ 32 非常電源用インバータ 33 重要負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/35 H02M 7/48 N H02M 7/48 H01L 31/04 K (72)発明者 栄 紀雄 京都市右京区梅津高畝町47番地 日新電機 株式会社内 Fターム(参考) 5F051 JA17 KA01 KA03 KA05 KA10 5G003 AA01 AA06 BA04 CA02 CC02 DA03 GB03 GB06 5G015 FA05 FA10 GA11 GB06 HA04 HA14 JA24 JA32 JA55 JA64 KA05 5G066 AE11 BA03 CA09 DA08 FA02 FB15 HA08 HA11 HA24 HB03 HB04 HB06 HB09 JA02 JB03 LA01 MA04 5H007 BB05 BB07 CA01 CB05 CC09 DA04 DC05 GA06 GA09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系統正常時は電力系統に複数の分散型電
    源を接続し、前記各分散型電源の太陽電池等の直流電力
    を系統電源に同期した連系運転の交流電力に変換して負
    荷給電し、系統停電時は前記各分散型電源を前記電力系
    統から解列し、前記各分散型電源の前記直流電力に基づ
    く非常電源を重要負荷に給電する分散型電源設備におい
    て、 前記各分散型電源に設けられ,系統正常時に前記直流電
    力を前記連系運転の交流電力に変換して出力し,系統停
    電時に前記直流電力をスルーパスして出力する連系運転
    用インバータと、 前記各分散型電源の前記連系運転用インバータの出力の
    共通の通電路に設けられた交直両用のバッテリ充電器
    と、 前記バッテリ充電器の直流出力が供給され,系統正常時
    は前記各分散型電源の前記連系運転の交流電力により充
    電され,系統停電時は前記各分散型電源を介した前記直
    流電力により充電される共通の電力貯蔵用バッテリと、 系統停電時に前記バッテリ充電器の直流出力及び前記電
    力貯蔵用バッテリの貯蔵電力に基づく交流又は直流の前
    記非常電源を前記重要負荷に給電する非常電源用インバ
    ータとを備えたことを特徴とする分散型電源設備。
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