JP2000082599A - 円形加速器用電磁石 - Google Patents

円形加速器用電磁石

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JP2000082599A
JP2000082599A JP10248139A JP24813998A JP2000082599A JP 2000082599 A JP2000082599 A JP 2000082599A JP 10248139 A JP10248139 A JP 10248139A JP 24813998 A JP24813998 A JP 24813998A JP 2000082599 A JP2000082599 A JP 2000082599A
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coil
correction
electromagnet
magnetic field
correction coil
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JP10248139A
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English (en)
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Tetsuya Matsuda
哲也 松田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円形加速器用電磁石において、補正コイルの
発生磁界を増強させる。 【解決手段】 電磁石の中心に注入されたビームを偏向
させてビーム軌道面上を周回させる磁界を発生させる主
コイル5と、ビーム軌道面上を周回中にビ−ムに電界を
与え、ビーム進行方向に加速する加速空洞と、ビームの
周回方向に沿って前記加速空洞と交互に配置される磁極
3を備え、磁極3の外周と主コイル5との間に補正コイ
ル17を挿入した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は患部に照射する荷
電粒子を取り出す円形加速器用電磁石に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の円形加速器用電磁石として、Pr
oposal for a Manufacturin
g Prototype SUPERCONDUCTI
NGCYCLOTRON for Advanced
Cancer Therapy,MSUC−−874
L,Ferbruary、1993、p2、Fig1.
1に示されたものが知られている。
【0003】図12は従来の円形加速器用電磁石の全体
構成を示す斜視図である。図において、1は電磁石、2
は電磁石1の中心、3は磁極、5は主コイル(図の例で
は超電導コイル)、6はZ軸であり、円形加速器用電磁
石の中心軸である。7は加速空洞、9はヨーク天板、1
0がヨーク、11は磁極外周部、12は補正鉄板であ
る。
【0004】磁極3は通常鉄で構成する。Z軸に沿って
対称に配置した磁極3間には大きな吸引電磁力がZ軸方
向に働くため、磁極3を分厚い鉄であるヨーク天板9及
び、ヨーク10で支持する。このためヨーク天板9、ヨ
ーク10の重量の合計は、一般的に数十トンになる。
【0005】図13は実験物理学講座28、加速器(共
立出版) 11章p448 の図11−76図に示され
た別の円形加速器用電磁石である。図において、13は
磁極面補正コイル、15は加速空洞部補正コイルであ
る。
【0006】図14は図13に示す円形加速器用電磁石
において、特に磁極3及び磁極面補正コイル13の断面
図を模式的に示した図である。円形加速器用電磁石のZ
軸の中点をミッドプレーン14と呼ぶが、磁極面補正コ
イル13は、磁極3とミッドプレーン14間の磁極表面
にコイル巻線を配置する。ミッドプレーン14は、加速
されるビームが周回する面であり、ビーム軌道面とも呼
ぶ。なお、R軸が径方向である。
【0007】図15は同じく図13に示す円形加速器用
電磁石において、特に加速空洞部7及び加速空洞部補正
コイル15,16の断面図を模式的に示した図である。
加速空洞部補正コイル15は、加速空洞7とミッドプレ
ーン14との間にコイル巻線を、加速空洞部補正コイル
16は加速空洞7とヨーク天板9との間にコイル巻線を
挿入する。
【0008】図16は図12に示す円形加速器用電磁石
の磁極3、補正鉄板12の断面図を模式的に示した図で
ある。次に円形加速器用電磁石の動作について、主に図
12に示す円形加速器用電磁石を用いて説明する。図1
2の例ではビームを偏向させる磁界を発生する主コイル
5は超電導コイルであり、1対のソレノイドコイルで形
成されている。
【0009】電磁石の中心2に入射されたビームは、主
コイル5が発生する磁界により偏向され図15に示すビ
ーム軌道面14上を周回する間、加速空洞7にてビーム
進行方向(円周方向)の電界を受けビーム進行方向(径
方向R)に加速される。電磁石の中心2の近傍から磁極
外周部11直前の範囲では、加速空洞7を通過する度
に、ビームが加速されビームのエネルギーが大きくな
る。ビームのエネルギーが大きくなるとビームの軌道半
径は大きくなる。即ち軌道は螺旋を描きながら大きくな
る。
【0010】ビームの軌道半径が磁極外周部11付近に
なると、加速空洞7がなくなるため、ビームは加速され
なくなる。また、磁極3がなくなるため磁界は急速に減
少する。これにより、ビームはもはや偏向されることな
くほぼ直進し、電磁石の外部に取り出される。この磁界
が急激に減少しはじめる位置を、以下ではビーム取り出
し半径と呼ぶ。このビーム取り出し半径は、ほぼ磁極外
周部11の半径に等しい。なお、図12、13の例では
加速空洞7と磁極3とは周方向に交互に配置する。これ
らの図に示す例では、加速空洞7と磁極3とはZ軸に対
し3回対称に交互に配置している。
【0011】次に、AVFサイクロトロンについて説明
する。このタイプの円形加速器では、加速空洞7の周波
数を一定にする。これにより加速空洞のQ値を上げ、大
きな加速電界を得ることが可能になる。加速空洞の周波
数を一定にするにはビームの周回周波数を一定にする必
要がある。ビームの周回周波数wとZ軸方向の磁界(周
方向へ平均した磁界)Bz(r)とは、以下の関係があ
る。
【0012】w=qBz(r)/m
【0013】ここで、qは荷電粒子の電荷であり、mは
ビームの質量である。ビームの質量mはビームのエネル
ギーの増加即ちビームの軌道半径rの増加と共に増加す
る。ビームの周回周波数wを一定にするには、Bzもr
と共に増加する磁界分布にする必要がある。この磁界を
等時性磁界と呼ぶ。実際の周方向に平均した磁界は、正
確にこの磁界に合わせる必要がある。
【0014】なお、図12に示す磁極3の目的の一つは
上記等時性磁界の作成である。このため、rが大きくな
るとともに磁極3とビーム軌道面間のギャップを小さく
したり、rと共に磁極3の幅を広くする等を行う。特
に、ビーム取り出し半径である磁極外周部11近傍にお
いて、上記ギャップは数10mmと僅かな隙間になる。
【0015】厳密にこの径方向と共に増加する磁界を得
るには、現状の3次元磁界計算コードでは精度が不足し
ている。このため、磁界測定の実測に基づき、磁界分布
を補正する必要がある。
【0016】以上は、磁界Bz(r)を等時性磁界へ近
づけるには補正が必要なことを述べた。次に、補正が必
要な別の磁界について述べる。径方向の半径が一定位置
における、周方向への磁界分布Bz(θ)において、C
OSθあるいはSINθで変化する磁界を1次のハーモ
ニック磁界と呼ぶ。この磁界が存在すると、ビームの共
鳴が生じ荷電粒子径が増大し荷電粒子が失われる。
【0017】特に、この1次のハーモニック磁界はビー
ムの取り出し半径近傍で小さな値にする必要がある。こ
の磁界もある仕様(通常1から2Gauss程度)まで
補正する必要がある。取り出し半径近傍の最大磁界は、
超電導電磁石の場合最大4T程度にあるため、この値は
非常に厳しい値である。このため、等時性磁界作成と同
様に磁界測定に基づく補正が必要である。
【0018】以下、これらの磁界の補正の手段につい
て、図13から図16を用いて述べる。図13には、等
時性磁界補正用のコイルが種々示されている。まず、1
3は磁極面に配置する磁極面補正コイルである。この磁
極面補正コイル13の断面を模式的に示した図が図14
である。磁極面補正コイル13により、Z方向の磁界を
発生させることができる。電流を変えたコイルを多数配
置すれば、径方向に沿って変化する種々の磁界分布を発
生でき、上記等時性磁界を発生できる。
【0019】次に、図13には加速空洞部補正コイル1
5がある。この加速空洞部補正コイル15は加速空洞部
近傍の空いたスペースに配置される。加速空洞部補正コ
イル15の断面を模式的に示した図が図15である。図
15において、加速空洞部補正コイル15はミッドプレ
ーン14と加速空洞7間にコイル巻線を、図13で図示
されないが、加速空洞部補正コイル16は加速空洞7と
ヨーク天板9間にコイル巻線を配置する。
【0020】但し、加速空洞部補正コイル15、16
は、一般に周方向に対し磁極が存在するため、周方向に
沿って全面的に配置できず、図13の例では、3回対称
配置になる。これらのコイルも磁極面補正コイル13と
同様に、多数のコイルを配置し、各コイルの電流値を変
化させることにより、等時性磁界を補正することができ
る。
【0021】ところで、図13の例では、主コイル5は
常電導電磁石であり、磁界強度は最大でも2T程度であ
る。この場合、補正は加速空洞部補正コイル15,16
でも充分対応可能であった。ところが、図12の様な超
電導コイルの場合には、磁界強度が4T近くなり、補正
のための磁界強度も大きくする必要がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、図12
で示す様な超電導コイルの場合は、磁界強度が4T近く
なると、図13に示した加速空洞部補正コイルでは磁界
強度が足らず、補正が完全にできない場合がある。即
ち、図14に示すように磁極面補正コイル13では磁極
3とミッドプレーン14間の隙間にコイル巻線を配置す
るが、この隙間は以前述べた様に、取り出し半径位置で
は数10mmと狭い。
【0023】また、通常磁極は常温のため、磁極面補正
コイルは常電導コイルであり、大きな磁界の発生には、
大きな断面積が必要である。従って、大断面積の磁極面
補正コイルを上記隙間に挿入できず大きな磁界強度を得
ることができないという問題がある。図15に示す加速
空洞部補正コイル15の場合も同様な問題点が生じる。
【0024】更に、図15に示す加速空洞部補正コイル
16の場合は、加速空洞7とヨーク天板9間に大きな隙
間があるため大断面積のコイルの配置可能である。しか
しながら、加速空洞部補正コイル16の配置場所がビー
ム軌道面14から離れているため、ビーム軌道面14に
ある大きさの磁界を発生させようとした場合、大きな起
磁力が必要であるという問題点があった。
【0025】上記の様に、常電導のコイルでのハーモニ
ック磁界の補正に限界があるため、図12に示す円形加
速器用電磁石では補正鉄板12を磁極3の表面に貼るこ
とによりハーモニック磁界を補正していた。この様子を
模式的に示した図が、図16である。磁極3の外周部1
1に補正鉄板12を貼る様子が示されている。この補正
鉄板12は、特に1次のハーモニック磁界の補正に有効
で、周方向に鉄を非対称に貼ることにより、誤差磁界を
補正できる。
【0026】しかしながら、図12に示す様に、磁極3
はヨーク天板9に支持されており、ヨーク天板9はヨー
ク10に支持されている。補正鉄板12で磁界分布を補
正して誤差磁界を補正しようとすると、図12に示す様
にヨーク天板9をヨーク10から分解し、手作業で補正
鉄板12を磁極3の外周部11の表面に貼る必要があ
る。ところがこのヨーク天板9、磁極3は重量が一般に
数十トンと非常に大きく、ヨーク天板9の分解には大変
な手間を要し、容易に補正鉄板12を磁極3の外周部1
1の表面に貼ることができないという問題点がある。
【0027】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、特にビーム取り出し半径付近
で、磁界を補正するために充分な強度の磁界を発生させ
ることができる補正コイルを備えた円形加速器用電磁石
を得ることを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る円
形加速器用電磁石は、電磁石の中心に注入されたビーム
を偏向させてビーム軌道面上を周回させる磁界を発生さ
せる主コイルと、ビーム軌道面上を周回中にビ−ムに電
界を与え、ビーム進行方向に加速する加速空洞と、前記
ビームの周回方向に沿って前記加速空洞と交互に配置さ
れる磁極を備え、前記磁極の外周と前記主コイルとの間
に補正コイルを挿入したものである。
【0029】請求項2の発明に係る円形加速器用電磁石
は、補正コイルを磁極の周面方向に沿って複数に分割し
て挿入し、この分割した補正コイルの少なくとも一部で
電流値または電流方向を異ならせたものである。
【0030】請求項3の発明に係る円形加速器用電磁石
は、ビームの周回面を対称面とし、この対称面を介して
対向配置された第1の補正コイル群と第2の補正コイル
群の間で電流値が同一の補正コイルを電流源に対して直
列接続したものである。
【0031】請求項4の発明に係る円形加速器用電磁石
は、補正コイルは円筒状の巻枠にコイル巻線を巻回して
形成した後に、円筒内に磁極挿入させたものである。
【0032】請求項5の発明に係る円形加速器用電磁石
は、回転ガントリーに搭載された際に、補正コイルの電
流値を前記回転ガントリーの回転角度に応じて可変させ
る制御手段を備えたものである。
【0033】請求項6の発明に係る円形加速器用電磁石
において、補正コイルは磁極とビーム軌道面との間に配
置したものである。
【0034】請求項7の発明に係る円形加速器用電磁石
において、補正コイルは加速空洞表面近傍に配置したも
のである。
【0035】
【発明の実施の形態】実施の形態1 以下、この発明の実施の形態1を図について説明する。
図1は本実施の形態に係る円形加速器用電磁石の断面図
である。尚、図中、図14〜16と同一符号は同一又は
相当部分を示す。本実施の形態においては、磁極3の外
周面11と主コイル5の間に補正コイル17を挿入して
いる。従来は、磁極面補正コイル13は図14に示すよ
うに磁極3の平面部とミッドプレート14との間に、或
いは図15に示すように加速空洞部補正コイル15を加
速空洞7とミッドプレート14との間ないし加速空洞部
補正コイル16を加速空洞7とヨーク天井9との間に挿
入していた。
【0036】本実施の形態は図14に示す従来の位置に
も加え、補正コイル17を磁極3の外周面11と主コイ
ル5との間にも挿入する。これにより、各補正コイル1
3,17が発生する磁界を全合計で増加させることが可
能である。これにより、磁極面補正コイル3のコイル径
を大きくする必要が無く。また図16に示す補正鉄板1
2を用いる必要がなくなる。
【0037】図1の例では、補正コイル17はソレノイ
ド型コイルの例を示した。この補正コイル17は主コイ
ル5とは異なる位置にあるため、異なる分布を有する。
従って、補正コイル17に流す電流の値の調整により、
等時性磁界への補正が可能である。
【0038】補正コイル17は、超電導コイルである主
コイル5の近傍に配置され冷却が容易であるため常電導
コイルで構成しても良い。しかし、より大きな磁界を得
ようとするならば超電導コイルで構成しても良い。な
お、主コイル5を超電導コイルで構成した場合は、磁極
3は4T程度と完全飽和の状態にある。従って、補正コ
イル17の磁界分布はほぼ空心コイルと同様に扱える。
【0039】また、図1の例では補正コイル17は1対
のみ示したが、2対以上で構成しても良い。更に、補正
コイル17は一般に一対のコイルを、ミッドプレーン1
4に対して対称に配置して構成する。
【0040】なお、Z軸に沿った非対称磁界を補正する
場合であれば、補正コイル17をミッドプレーン14に
対し非対称に配置しても良い。
【0041】実施の形態2 図2(a)はZ軸を中心とした円周方向20に図1に示
す補正コイル17を21〜26、27〜32に分割し、
ミッドプレート14に対して対称に配置した状態を示
す。ここで、分割したコイル21〜26をそれぞれ第1
の補正コイル〜第6の補正コイル、コイル27〜32を
それぞれ第7の補正コイル7〜第12の補正コイル12
と呼ぶ。
【0042】尚、図2(b)において、33は超電導コ
イルである主コイル5を収納するクライオスタットの壁
面である。
【0043】実施の形態1では、補正コイル17による
等時性磁界への補正の例であった。本実施の形態は、補
正コイル17による取り出し半径近傍の1次ハーモニッ
ク磁界の補正について述べる。
【0044】図2(a)の補正コイル17は、ミッドプ
レーン14に対し対称に配置し、かつ周方向に沿って分
割して配置した第1の補正コイル21〜第6の補正コイ
ル26、第7の補正コイル27〜第12の補正コイル3
2を有する。ミッドプレーン14に対し対称に配置した
第1の補正コイル21から第6の補正コイル26と、第
7の補正コイル7から第12の補正コイル32のそれぞ
れに電流が、図2(b)に示す様に同じ大きさで同方向
に流れるようにする。これら補正コイルに流れる電流の
リーターンは、図2(b)に示す様によりミッドプレー
ン14から離れた位置になる。図2(b)に示すコイル
巻線配置の断面図から明らかなように磁界の取り出し半
径近傍でZ方向の磁界を発生できる。
【0045】なお、図2(b)において、主コイル5を
超電導コイルの場合で示しているため、33は超電導コ
イルを収納するクライオスタットの壁面を表している。
しかし、主コイル5は常電導コイルでも良い。なお、磁
極3が存在するが、実施の形態1でも述べた様に、主コ
イル5は4T近い磁界であり、完全飽和の状態にあるた
め、ほぼ空心コイルに近い磁界を補正コイル17により
発生できる。
【0046】更に、周方向に分割した第1の補正コイル
21〜第6の補正コイル26、第7の補正コイル27〜
第12の補正コイル32は、図2(c)に示す様に電流
を変化させる。特に、Z軸に対し180度回転対称位置
の補正コイル、例えば第1の補正コイル21と第4の補
正コイル24とは電流の大きさは同じであるが、電流の
向きは反転させる。この電流分布により周方向にCOS
θで変化する磁界を発生できる。この発生磁界を示した
図が図3のコサインカーブで示す図である。θ方向にC
OSθで変化していることが分かる。
【0047】この磁界は1次ハーモニック磁界35と呼
ばれている。磁極3の製作誤差等により、この磁界が発
生した場合、この磁界とは反対方向の磁界が発生する様
に第1の補正コイル21から第12の補正コイル32を
上記の様に周方向に変化させた電流分布で励磁すれば、
上記誤差磁界を補正できる。また、コイルであるので、
各コイルの電流を順次変化させることにより1次のハー
モニック磁界の位相、強度がどの様な成分になっても補
正鉄板12を設けることなく、1次のハーモニック誤差
磁界を補正できる。
【0048】補正コイル17は周方向に6分割の例を示
したが、周方向に更に細かく分割すれば、より細かく1
次ハーモニック磁界の位相は制御可能である。また、補
正コイル17を更に細かく分割し、コイルの電流も周方
向にCOS(2θ)に比例する様にして電流を流せば、
図3の下図に示す様に、周方向にCOS(2θ)で変化
する磁界、2次のハーモニック磁界を発生できる。これ
により、磁極等の製作誤差で発生する2次のハーモニッ
ク誤差磁界の補正が可能になる。以下、コイルの分割数
を増加させることにより、更に高次の磁界も発生可能で
ある。
【0049】また、上記電流に加え、各コイルとも同方
向の電流を加えれば、周方向には一様で、径方向に変化
する磁界を与えることができ、等時性磁界への補正にも
利用できる。なお、図2(a)の例では、第1の補正コ
イル21〜第6の補正コイル26のコイル巻線、第7の
補正コイル27〜第12の補正コイル32のコイル巻線
はZ軸を中心に周方向全周に沿って連続的に存在してい
るが、間欠的に存在させても良い。
【0050】実施の形態3 補正コイル17に電流を流し磁界を発生させる場合、補
正コイル17の分割数が増加するほど各補正コイルに電
流を流す電源の数が増加しコストアップの要因となっ
た。本実施の形態では、補正コイル17の分割数の増加
に関わらず電源の数を低減させる電源の設置方法につい
て説明する。図4は本実施の形態における電源と補正コ
イル17との接続方法を示す図である。図において40
は補正コイルに磁界発生の電流を流す電源である。
【0051】実施の形態2では、図2(c)により、1
次のハーモニック磁界を発生する補正コイル17のコイ
ル電流の向きについて説明した。これをまとめると、以
下の様な2種類の電流配置がある。 図2(c)に示す様に、Z軸に対し180度回転対称
位置の補正コイル、例えば第1の補正コイル21と第4
の補正コイル24とは、電流の大きさは同じであるが、
電流の向きは反対である。 図2(a)に示す、ミッドプレーン14に対し対称に
配置した、第1の補正コイル21から第6の補正コイル
26の電流と、第7の補正コイル27から第12の補正
コイル32の電流は、同じ大きさで同方向に流れる様に
配置する。従って、、とも、電流の大きさは同じで
ある。従って、電源40を共通化できる。この様子を示
した図が図4である。この結果、電源40をコイルに直
列に接続すれば、電源40の個数を低減できる。更に、
図4の上の図と下の図も電流が同じため、直列に接続で
きる。。即ち、4個のコイルを直列に接続でき、電源の
数をコイル数の1/4に低減できる。
【0052】実施の形態4 補正コイル17は図2に示す様に、複雑な構造であり、
固定化されたクライオスタットの壁面を介しての巻線作
業は容易でない。本実施の形態では、容易な巻線作業に
よる補正コイルの製作方法について説明する。
【0053】図5(a)〜(c)は本実施の形態におけ
る補正コイルの巻線方法を説明する図である。図におい
て、42は巻枠、44は補正コイル17を構成するコイ
ル巻線である。補正コイル17の製作時、図5(a)に
示す様に、まず巻枠42にコイル巻線44を巻回する。
この場合、巻枠42にはコイル巻線44を巻くための溝
あるいは突起等が設けられていれば、巻線が容易であ
る。また、第1補正コイル21〜第12の補正コイル3
2毎にコイル巻線44を別途製作しておき、巻枠42に
コイル巻線44をネジ止め等により取り付けても良い。
【0054】巻枠42にコイル巻線44を巻回して補正
コイル17を作成後に、図5(b)に示す様に、補正コ
イル17を取り付けた巻枠42を、電磁石に挿入後、3
の磁極3及びヨーク天板10を挿入すれば良い。完成後
の電磁石を図5の左下図に示す。
【0055】実施の形態5 図6は円形加速器用電磁石を搭載した回転ガントリーの
全体構成を示す斜視図である。図において、50は回転
ガントリー、52は回転ガントリーの回転角θgであ
り、水平面からの角度である。54はビーム輸送系であ
り、56はビームを照射する患者である。
【0056】図7は回転ガントリーに円形加速器用電磁
石を搭載した場合に発生する1次ハーモニック磁界を説
明する図である。図において、58は円形加速器用電磁
石の中心Z軸、60は主コイル5の中心Z軸、62は円
形加速器用電磁石の中心Z軸と主コイルの中心Z軸との
ずれδである。
【0057】次に、回転ガントリーについて概説する。
円形加速器用電磁石1から取り出されたビームは、ビー
ム輸送系54を通過し、ガン患者56に照射される。ビ
ームを患部に集中して照射するため、ビームは回転させ
て照射する必要がある。このため、回転ガントリー50
が必要である。回転ガントリー50はビーム照射系54
を回転させる必要があり大型になる。
【0058】これを小型化するため、図6の例では回転
ガントリー50に円形加速器用電磁石1を搭載した構造
を採る。なお、回転ガントリー50に円形加速器用電磁
石1を搭載するため、円形加速器用電磁石1のZ軸は水
平方向を向く。
【0059】上記、回転ガントリー50に円形加速器用
電磁石1を搭載し、かつ主コイル5を超電導コイルとし
た場合、1次のハーモニック磁界が新たに発生する。こ
の発生の理由について図7で説明する。主コイル(超電
導コイル)5を常温空間に対して支持するサポート部
は、熱侵入を低減させるため極力細い構成としている。
このためサポート部は重力により、径方向に撓む。その
ため、図7では円形加速器用電磁石1の中心軸であるZ
軸は水平方向を向いており、径方向は上下方向となる。
【0060】一方、磁極3はヨーク天板9、ヨーク10
に固定している。このヨーク天板9は従来例でも述べた
様に、分厚い鉄で構成しているため、重力による撓みは
無視できる。即ち、円形加速器用電磁石1の中心Z軸5
8と磁極3の中心軸とは一致する。
【0061】これらにより、主コイル中心軸60と円形
加速器用電磁石1の中心Z軸58とは図7に示す様にδ
ずれることになる。円形加速器用電磁石1の中心Z軸を
基準とし、例えば取り出し半径で周方向に1周した分布
を評価すると、このずれδにより、図7の下図に示す様
に、1次のハーモニック磁界35が発生する。
【0062】回転ガントリー50が回転しなければ、補
正コイル17でこのまま補正すれば良いが、実際には回
転ガントリー50は回転する。このため、円形加速器用
電磁石1の中心Z軸58を基準にすると主コイル5が左
記Z軸に対し回転する様に見える。即ち、回転毎に1次
のハーモニック磁界の位相がずれる様に見える。このた
め、1次のハーモニック磁界を補正鉄板で補正すること
は不可能で、補正コイルで1次のハーモニック磁界を、
回転ガントリーの回転角に応じてアクティブに補正する
必要がある。
【0063】このように補正を行うため、図8に示した
制御装置を用いる。図において、64は回転ガントリー
50の回転角θg(図6の52)の検出装置であり、エ
ンコーダ等である。66はこの回転ガントリー50の回
転角θgに基づき、補正コイル68の電流値を決定し、
電源40から出力される電流を制御する制御部、68は
補正コイルである。
【0064】回転ガントリー50の回転角θgに対応し
て、1次のハーモニック磁界の大きさを予め磁界測定等
で把握しておく。これにより、補正コイル68の電流値
も決まる。回転ガントリー50の回転角θgから、制御
部66は電源電流値を決定し、電源40から出力電流値
を制御する。なお、上記例ではエンコーダ等により回転
角を実測すると述べたが、回転角は実測値ではなく、設
定値を用いても良い。
【0065】実施の形態6 図9は補正コイル17の回転ガントリー50の回転角θ
gに対応した電流を示した図である。上記実施の形態5
では、回転ガントリー50の回転角θgに応じて、アク
ティブに補正コイル68の電流値を変化させると述べ
た。この補正コイル68が主コイル5と磁極3間に配置
したコイル17であると、特に取り出し半径近傍の磁界
を発生できるため、この位置の補正が容易になる。
【0066】なお、円形加速器用電磁石のZ軸が水平方
向に向くため、補正コイル17のZ軸も図9(a)に示
す様に水平方向を向く。また、図9(b)は、コイル2
1、22、23、及び27、28、29に分割された補
正コイルにおける回転ガントリー50の回転角θgに応
じた電流変化も示す。図9(b)に示すコイル電流によ
り、回転ガントリー50の回転角θgに対応した1次の
ハーモニック磁界を発生させることができる。
【0067】実施の形態7 図10は磁極表面補正コイルを配置した円形加速器用電
磁石の一部断面図である。図において、80は磁極3と
ミッドプレーン14間に配置した磁極表面補正コイルで
ある。実施の形態5では、主コイル5と磁極3間に配置
した補正用コイルについて述べたが、本実施の形態では
別の形状のコイルによる補正コイルついて述べる。図1
0に示す磁極表面補正コイル80でも1次のハーモニッ
ク磁界を発生できる。この磁極表面補正コイル80は、
図13及び図14に示すの磁極表面の補正コイル13と
は異なる巻線方法になる。例えば図14に示す磁極表面
の補正コイル13は、等時性磁界の補正用であり、周方
向へは電流が変化しないとしていた。
【0068】しかし、図10に示す磁極表面コイル80
は、図2に示す補正コイル17と同様に、周方向にコイ
ルを分割し、周方向に電流が変化する様にコイル電流を
通電する。これにより、1次のハーモニック磁界を発生
できる。更に、回転ガントリー50の回転角θg毎に周
方向に分割された各コイルの電流値を変化させる。これ
により、回転ガントリー50の回転時に発生する1次ハ
ーモニック磁界をアクティブに補正できる。
【0069】実施の形態8 図11は本実施の形態に係る加速空洞表面補正コイルの
図である。82はヨーク天板9と加速空洞7の間に配置
した加速空洞表面コイルであり、84はミッドプレーン
14と加速空洞7の間に配置した加速空洞表面コイルで
ある。
【0070】本実施の形態では上記各実施の形態とは異
なる別の形状のコイルについて述べる。図11に示す様
に、加速空洞7近傍に配置した加速空洞表面コイル8
2,84でも1次のハーモニック磁界を発生できる。こ
のコイルは、図10に示した磁極表面コイル80と同様
に、周方向に電流が変化する様にコイルを分割(図2
(a)を参照)し、コイル電流を通電する。これによ
り、ミッドプレーン14上に1次のハーモニック磁界を
発生できる。
【0071】更に、回転ガントリー50の回転角θg毎
に周方向に分割されたコイル電流値を変化させる。これ
により、回転ガントリー50の回転時に発生する1次ハ
ーモニック磁界を実施の形態と同様にアクティブに補正
する。
【0072】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電磁石の中心
に注入されたビームを偏向させてビーム軌道面上を周回
させる磁界を発生させる主コイルと、ビーム軌道面上を
周回中にビ−ムに電界を与え、ビーム進行方向に加速す
る加速空洞と、前記ビームの周回方向に沿って前記加速
空洞と交互に配置される磁極を備え、前記磁極の外周と
前記主コイルとの間に補正コイルを挿入して円形加速器
用電磁石を構成したので、磁界を補正するための充分な
強度の磁界をビーム取り出し半径付近で発生させること
ができるという効果がある。
【0073】請求項2の発明によれば、補正コイルを磁
極の周面方向に沿って複数に分割して挿入し、この分割
した補正コイルの少なくとも一部で電流値または電流方
向を異ならせるようしたので、容易に1次のハーモニッ
ク誤差磁界を補正できるという効果がある。
【0074】請求項3の発明によれば、ビームの周回面
を対象面とし、この対象面を介して対向配置された第1
の補正コイル群と第2の補正コイル群間における補正コ
イルで電流値が同一の補正コイルを電流源に対して直列
接続したので、補正コイルの増加に拘わりなく電流源の
数を減少させることができるという効果がある。
【0075】請求項4の発明によれば、補正コイルは円
筒状の巻枠にコイル巻線を巻回して形成した後に、円筒
内に磁極挿入させることで、円形加速度器用電磁に対す
る補正コイルの組み込みが容易になるという効果があ
る。
【0076】請求項5の発明によれば、回転ガントリー
に搭載された際に、補正コイルの電流値を前記回転ガン
トリーの回転角度に応じて可変させる制御手段を備えた
ので、回転ガントリーの回転角に応じた1次のハーモニ
ック磁界をアクティブに補正できるという効果がある。
【0077】請求項6の発明によれば、補正コイルを磁
極とビーム軌道面との間に配置したことで、回転ガント
リーの回転角に応じた1次のハーモニック磁界をアクテ
ィブに補正できるという効果がある。
【0078】請求項7の発明によれば、補正コイルを加
速空洞表面近傍に配置したことで、回転ガントリーの回
転角に応じた1次のハーモニック磁界をアクティブに補
正できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項1の円形加速器用電磁石の断
面図である。
【図2】 本発明の請求項2の補正コイルの図である。
【図3】 本発明の請求項2の補正コイルが発生する磁
界である。
【図4】 本発明の請求項3の補正コイルの電源との結
線図である。
【図5】 本発明の請求項4の補正コイルの組立法の図
である。
【図6】 本発明の請求項5の円形加速器用電磁石の斜
視図である。
【図7】 本発明の請求項5の誤差磁界発生の説明図で
ある。
【図8】 本発明の請求項5の構成図である。
【図9】 本発明の請求項6の補正コイルと補正コイル
に流れる電流波形図である。
【図10】 本発明の請求項7の円形加速器用電磁石の
断面図である。
【図11】 本発明の請求項8の円形加速器用電磁石の
断面図である。
【図12】 従来の発明の円形加速器用電磁石の斜視図
である。
【図13】 従来の発明の円形加速器用電磁石の断面図
である。
【図14】 従来の発明の円形加速器用電磁石の断
面図である。
【図15】 従来の発明の円形加速器用電磁石の斜視図
である。
【図16】 従来の発明の円形加速器用電磁石の斜視図
である。
【符号の説明】
1 電磁石、3 磁極、5 主コイル、6 Z軸、7
加速空洞、11 磁極外周部、13 磁極面補正コイ
ル、14 ミッドプレーン、15 加速空洞部補正コイ
ル(1)、16 加速空洞部補正コイル(2)、17
補正コイル、20円周方向、35 1次ハーモニック磁
界、36 2次ハーモニック磁界、42巻枠、44 コ
イル巻線、50 回転ガントリー、52 回転ガントリ
ーの回転角θg。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石の中心に注入されたビームを偏向
    させてビーム軌道面上を周回させる磁界を発生させる主
    コイルと、ビーム軌道面上を周回中にビ−ムに電界を与
    え、ビーム進行方向に加速する加速空洞と、前記ビーム
    の周回方向に沿って前記加速空洞と交互に配置される磁
    極を備え、前記磁極の外周と前記主コイルとの間に補正
    コイルを挿入したことを特徴とする円形加速器用電磁
    石。
  2. 【請求項2】 補正コイルを磁極の周面方向に沿って複
    数に分割して挿入し、この分割した補正コイルの少なく
    とも一部で電流値または電流方向を異ならせたことを特
    徴とする請求項1に記載の円形加速器用電磁石。
  3. 【請求項3】 ビームの周回面を対称面とし、この対称
    面を介して対向配置された第1の補正コイル群と第2の
    補正コイル群との間で電流値が同一の補正コイルを電流
    源に対して直列接続したことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の円形加速器用電磁石。
  4. 【請求項4】 補正コイルは円筒状の巻枠にコイル巻線
    を巻回して形成した後に、円筒内に磁極挿入させること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の円形
    加速器用電磁石。
  5. 【請求項5】 回転ガントリーに搭載された際に、補正
    コイルの電流値を前記回転ガントリーの回転角度に応じ
    て可変させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の円形加速器用電磁石。
  6. 【請求項6】 補正コイルは磁極面とビーム軌道面との
    間に配置したことを特徴とする請求項5に記載の円形加
    速器用電磁石。
  7. 【請求項7】 補正コイルは加速空洞表面近傍に配置し
    たことを特徴とする請求項5に記載の円形加速器用電磁
    石。
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