JP2000082343A - 電力ケーブル複合架空地線 - Google Patents
電力ケーブル複合架空地線Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
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- Communication Cables (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電力ケーブル複合架空地線全体として十分高
い許容温度を確保しつつ、そのサイズを小さく抑える。 【解決手段】 電力ケーブル複合架空地線1の架空地線
として、許容温度が150℃より高い金属線(アルミ覆
鋼線6、7など)を用い、電力ケーブル4の導体2外周
の絶縁被覆3として、熱変形温度が150℃より高い耐
熱プラスチックを用いる。内蔵する電力ケーブル4の絶
縁被覆の耐熱温度が高くなり、電力ケーブル4の耐熱温
度が高くなるので、架空地線(アルミ覆鋼線6、7の部
分)の発熱温度が高くてなっても、電力ケーブル4を損
傷しない。これにより、電力ケーブル複合架空地線全体
として十分高い許容温度を確保しつつ、そのサイズを小
さく抑えることができる。
い許容温度を確保しつつ、そのサイズを小さく抑える。 【解決手段】 電力ケーブル複合架空地線1の架空地線
として、許容温度が150℃より高い金属線(アルミ覆
鋼線6、7など)を用い、電力ケーブル4の導体2外周
の絶縁被覆3として、熱変形温度が150℃より高い耐
熱プラスチックを用いる。内蔵する電力ケーブル4の絶
縁被覆の耐熱温度が高くなり、電力ケーブル4の耐熱温
度が高くなるので、架空地線(アルミ覆鋼線6、7の部
分)の発熱温度が高くてなっても、電力ケーブル4を損
傷しない。これにより、電力ケーブル複合架空地線全体
として十分高い許容温度を確保しつつ、そのサイズを小
さく抑えることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、架空地線と電力
ケーブルとを複合させた電力ケーブル複合架空地線に関
し、特に、架空送電線路における鉄塔に設置された航空
障害灯等への電力供給を行う電力ケーブルを複合させた
電力ケーブル複合架空地線に関する。
ケーブルとを複合させた電力ケーブル複合架空地線に関
し、特に、架空送電線路における鉄塔に設置された航空
障害灯等への電力供給を行う電力ケーブルを複合させた
電力ケーブル複合架空地線に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧架空送電線路の架空地線に電
力ケーブルを複合させることにより、当該高圧架空送電
線路における鉄塔に設置された航空障害灯等への電力供
給を行う方法が提案されている(特願平5−17759
9号「絶縁ケーブル複合架空地線およびこれを用いた配
電方法」、特願平8−45652号「電力線と光通信線
を複合した架空地線」)など)が、この種の既知の電力
ケーブル複合架空地線においては、電力ケーブル自体に
ついては、特別な配慮は払われていない。すなわち、そ
の電力ケーブルは一般的な電力ケーブル、例えば、導体
外周に架橋ポリエチレン(XLPE)等の通常の絶縁被
覆を設けた電力ケーブルである。
力ケーブルを複合させることにより、当該高圧架空送電
線路における鉄塔に設置された航空障害灯等への電力供
給を行う方法が提案されている(特願平5−17759
9号「絶縁ケーブル複合架空地線およびこれを用いた配
電方法」、特願平8−45652号「電力線と光通信線
を複合した架空地線」)など)が、この種の既知の電力
ケーブル複合架空地線においては、電力ケーブル自体に
ついては、特別な配慮は払われていない。すなわち、そ
の電力ケーブルは一般的な電力ケーブル、例えば、導体
外周に架橋ポリエチレン(XLPE)等の通常の絶縁被
覆を設けた電力ケーブルである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単に架空地線
に架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル等の一般的な電力
ケーブルを複合させた場合、例えばアルミ覆鋼線を用い
た架空地線の許容温度が少なくとも300℃より高い温
度であるのに対して、架橋ポリエチレンの耐熱温度が9
0℃程度であるので、電力ケーブル複合架空地線全体と
しての許容温度が、架橋ポリエチレンの耐熱温度である
90℃程度に制限されてしまう。
に架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル等の一般的な電力
ケーブルを複合させた場合、例えばアルミ覆鋼線を用い
た架空地線の許容温度が少なくとも300℃より高い温
度であるのに対して、架橋ポリエチレンの耐熱温度が9
0℃程度であるので、電力ケーブル複合架空地線全体と
しての許容温度が、架橋ポリエチレンの耐熱温度である
90℃程度に制限されてしまう。
【0004】図5は、500KV送電線用架空地線のサ
イズとこれに短絡・地絡等の事故電流が流れた時の該架
空地線の発熱温度との関係を示した例である。一般に、
架空地線のサイズは抗張力、電流容量などで決定され、
電流容量は許容温度で決まる。例えば、図5に示す例の
場合、電力ケーブル複合架空地線の内蔵する電力ケーブ
ルの耐熱温度が150℃より十分に高ければ、架空地線
のサイズは260mm 2程度でよいのに対し、耐熱温度
が90℃程度である上記の一般的な電力ケーブルが複合
された架空地線では、その所要サイズが570mm2程
度以上と、大サイズのものとなってしまう。これに対し
て、500KV送電線用架空地線の標準的なサイズは2
50〜300mm2である。つまり、架空地線に一般的
な電力ケーブル(すなわち耐熱温度が90℃程度の電力
ケーブル)を複合したものにおいては、上述の通り架空
地線のサイズが570mm2以上と大サイズとなってし
まい、これに伴い例えば鉄塔をより堅固なものにしなけ
ればならなくなる等、経済的負担が増大するものとな
る。
イズとこれに短絡・地絡等の事故電流が流れた時の該架
空地線の発熱温度との関係を示した例である。一般に、
架空地線のサイズは抗張力、電流容量などで決定され、
電流容量は許容温度で決まる。例えば、図5に示す例の
場合、電力ケーブル複合架空地線の内蔵する電力ケーブ
ルの耐熱温度が150℃より十分に高ければ、架空地線
のサイズは260mm 2程度でよいのに対し、耐熱温度
が90℃程度である上記の一般的な電力ケーブルが複合
された架空地線では、その所要サイズが570mm2程
度以上と、大サイズのものとなってしまう。これに対し
て、500KV送電線用架空地線の標準的なサイズは2
50〜300mm2である。つまり、架空地線に一般的
な電力ケーブル(すなわち耐熱温度が90℃程度の電力
ケーブル)を複合したものにおいては、上述の通り架空
地線のサイズが570mm2以上と大サイズとなってし
まい、これに伴い例えば鉄塔をより堅固なものにしなけ
ればならなくなる等、経済的負担が増大するものとな
る。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、十分高い耐熱温度を確保しつつ、サイズを小さく抑
えることのできる電力ケーブル複合架空地線を提供する
ことを目的とする。
で、十分高い耐熱温度を確保しつつ、サイズを小さく抑
えることのできる電力ケーブル複合架空地線を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、架空地線と電力ケーブルとを複合させた電力ケー
ブル複合架空地線において、前記架空地線として、許容
温度が150℃より高い金属線を用い、前記電力ケーブ
ルの導体の外周の絶縁被覆として、熱変形温度が150
℃より高い耐熱プラスチックを用いたことを特徴とす
る。
明は、架空地線と電力ケーブルとを複合させた電力ケー
ブル複合架空地線において、前記架空地線として、許容
温度が150℃より高い金属線を用い、前記電力ケーブ
ルの導体の外周の絶縁被覆として、熱変形温度が150
℃より高い耐熱プラスチックを用いたことを特徴とす
る。
【0007】請求項2は、請求項1記載の電力ケーブル
複合架空地線において、電力ケーブルをアルミパイプ内
に収容し、前記アルミパイプの外周に架空地線として前
記金属線を撚り合わせたことを特徴とする。
複合架空地線において、電力ケーブルをアルミパイプ内
に収容し、前記アルミパイプの外周に架空地線として前
記金属線を撚り合わせたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図4に示した実施例を参照して説明する。図1は本発
明の第1実施例の電力ケーブル複合架空地線1の横断面
図である。この電力ケーブル複合架空地線1は、導体と
しての耐熱硬銅線2の外周に、熱変形温度が150℃よ
り高い耐熱プラスチックによる絶縁被覆3を施した電力
ケーブル4を中心に配置し、この電力ケーブル4を、例
えば光ファイバ複合架空地線(OPGW)のようにアル
ミパイプ5内に収容し、このアルミパイプ5の外側に、
許容温度が少なくとも150℃より高い(実際には30
0℃より高い)アルミ覆鋼線(図示例では截頭扇形アル
ミ覆鋼線6および丸形のアルミ覆鋼線7)を2層に撚り
合わせた構造である。
〜図4に示した実施例を参照して説明する。図1は本発
明の第1実施例の電力ケーブル複合架空地線1の横断面
図である。この電力ケーブル複合架空地線1は、導体と
しての耐熱硬銅線2の外周に、熱変形温度が150℃よ
り高い耐熱プラスチックによる絶縁被覆3を施した電力
ケーブル4を中心に配置し、この電力ケーブル4を、例
えば光ファイバ複合架空地線(OPGW)のようにアル
ミパイプ5内に収容し、このアルミパイプ5の外側に、
許容温度が少なくとも150℃より高い(実際には30
0℃より高い)アルミ覆鋼線(図示例では截頭扇形アル
ミ覆鋼線6および丸形のアルミ覆鋼線7)を2層に撚り
合わせた構造である。
【0009】前記の熱変形温度が150℃より高い耐熱
プラスチックとしては、一般にエンジニアリングプラス
チックと呼ばれるポリ・フッ化・アルコキシなどを用い
ることができ、また、さらに耐熱温度の高い材料とし
て、一般にスーパーエンジニアリングプラスチックと呼
ばれるポリ・エーテル・エーテル・ケトンなどを用いる
ことができる。表1に示した通り、従来の電力ケーブル
の絶縁被覆に一般に用いられている架橋ポリエチレンの
耐熱温度が連続加熱で90℃、瞬時加熱で230℃であ
るのに対して、上記のポリ・フッ化・アルコキシおよび
ポリ・エーテル・エーテル・ケトンの耐熱温度は、連続
加熱で200℃および250℃、瞬時加熱で250℃お
よびお300℃であり、耐熱温度が十分大である。
プラスチックとしては、一般にエンジニアリングプラス
チックと呼ばれるポリ・フッ化・アルコキシなどを用い
ることができ、また、さらに耐熱温度の高い材料とし
て、一般にスーパーエンジニアリングプラスチックと呼
ばれるポリ・エーテル・エーテル・ケトンなどを用いる
ことができる。表1に示した通り、従来の電力ケーブル
の絶縁被覆に一般に用いられている架橋ポリエチレンの
耐熱温度が連続加熱で90℃、瞬時加熱で230℃であ
るのに対して、上記のポリ・フッ化・アルコキシおよび
ポリ・エーテル・エーテル・ケトンの耐熱温度は、連続
加熱で200℃および250℃、瞬時加熱で250℃お
よびお300℃であり、耐熱温度が十分大である。
【0010】
【表1】
【0011】上記の電力ケーブル複合架空地線1によれ
ば、架空地線(アルミ覆鋼線6、7)の許容温度が少な
くとも150℃より高く(実際には300℃より高
い)、かつ、内蔵する電力ケーブル4の絶縁被覆3が耐
熱プラスチックでその耐熱温度が150℃より高いの
で、電力ケーブル複合架空地線全体としての許容温度は
少なくとも150℃より高い。例えば図5の例では、架
空地線のサイズは260mm 2程度でよい。したがっ
て、この電力ケーブル複合架空地線1によれば、十分高
い耐熱温度を確保しつつ、その全体のサイズを小さく抑
えることが可能となる。
ば、架空地線(アルミ覆鋼線6、7)の許容温度が少な
くとも150℃より高く(実際には300℃より高
い)、かつ、内蔵する電力ケーブル4の絶縁被覆3が耐
熱プラスチックでその耐熱温度が150℃より高いの
で、電力ケーブル複合架空地線全体としての許容温度は
少なくとも150℃より高い。例えば図5の例では、架
空地線のサイズは260mm 2程度でよい。したがっ
て、この電力ケーブル複合架空地線1によれば、十分高
い耐熱温度を確保しつつ、その全体のサイズを小さく抑
えることが可能となる。
【0012】なお、アルミパイプの外側にアルミ覆鋼線
を撚り合わせた架空地線が高い許容温度を有すること
は、光ファイバ複合架空地線などで確認済みであり、上
記の実施例では、アルミパイプ5の中に耐熱温度の高い
電力ケーブル4を収納していることにより、一層高い許
容温度を有する電力ケーブル複合架空地線を構成するこ
とが可能となっている。また、電力ケーブル4がアルミ
パイプ5内に収容されているので、雨水や直射日光に曝
されることがなく、耐候性も良好である。
を撚り合わせた架空地線が高い許容温度を有すること
は、光ファイバ複合架空地線などで確認済みであり、上
記の実施例では、アルミパイプ5の中に耐熱温度の高い
電力ケーブル4を収納していることにより、一層高い許
容温度を有する電力ケーブル複合架空地線を構成するこ
とが可能となっている。また、電力ケーブル4がアルミ
パイプ5内に収容されているので、雨水や直射日光に曝
されることがなく、耐候性も良好である。
【0013】図2は本発明の第2実施例の電力ケーブル
複合架空地線11の横断面図である。この電力ケーブル
複合架空地線11は、架空地線として前記のアルミ覆鋼
線でなく、亜鉛めっき鋼線や耐熱アルミ合金線あるいは
耐熱硬銅線等の、許容温度が150℃より高い他の耐熱
金属線(截頭扇形の耐熱金属線16および円形の耐熱金
属線17の2層)を用いたものである。
複合架空地線11の横断面図である。この電力ケーブル
複合架空地線11は、架空地線として前記のアルミ覆鋼
線でなく、亜鉛めっき鋼線や耐熱アルミ合金線あるいは
耐熱硬銅線等の、許容温度が150℃より高い他の耐熱
金属線(截頭扇形の耐熱金属線16および円形の耐熱金
属線17の2層)を用いたものである。
【0014】上記の各実施例では、電力ケーブル4をア
ルミパイプ5の中に収納しているが、図3に示した電力
ケーブル複合架空地線21のように、電力ケーブル4の
周囲に直接アルミ覆鋼線6、7を撚り合わせたものでも
よい。この場合も、電力ケーブル4の絶縁被覆3に上記
と同様な耐熱温度が150℃より高い耐熱プラスチック
を用いることにより、電力ケーブル複合架空地線21の
サイズを小さく抑えることができる。
ルミパイプ5の中に収納しているが、図3に示した電力
ケーブル複合架空地線21のように、電力ケーブル4の
周囲に直接アルミ覆鋼線6、7を撚り合わせたものでも
よい。この場合も、電力ケーブル4の絶縁被覆3に上記
と同様な耐熱温度が150℃より高い耐熱プラスチック
を用いることにより、電力ケーブル複合架空地線21の
サイズを小さく抑えることができる。
【0015】上述の各実施例では、電力ケーブル4を電
力ケーブル複合架空地線1、11、21の中心に配置し
ているが、図4に示す電力ケーブル複合架空地線31の
ように、電力ケーブル4を光ファイバ複合架空地線32
にスパイラル状に巻き付けた構成でもよい。図4におい
て、33は光ファイバケーブル、34はアルミパイプ、
6は截頭扇形アルミ覆鋼線、7は円形アルミ覆鋼線であ
る。この構成でも、電力ケーブル4の絶縁被覆3に耐熱
プラスチックを用いることにより、電力ケーブル複合架
空地線31のサイズを小さく抑えることができる。この
実施例の電力ケーブル複合架空地線31は、電力ケーブ
ル4が電線外周にあるので、耐候性は前述の各実施例の
ものより低くなるが、電力ケーブル4の当該電力ケーブ
ル複合架空地線31からの取り出しは容易であり、分岐
させる場合の作業性がよい。
力ケーブル複合架空地線1、11、21の中心に配置し
ているが、図4に示す電力ケーブル複合架空地線31の
ように、電力ケーブル4を光ファイバ複合架空地線32
にスパイラル状に巻き付けた構成でもよい。図4におい
て、33は光ファイバケーブル、34はアルミパイプ、
6は截頭扇形アルミ覆鋼線、7は円形アルミ覆鋼線であ
る。この構成でも、電力ケーブル4の絶縁被覆3に耐熱
プラスチックを用いることにより、電力ケーブル複合架
空地線31のサイズを小さく抑えることができる。この
実施例の電力ケーブル複合架空地線31は、電力ケーブ
ル4が電線外周にあるので、耐候性は前述の各実施例の
ものより低くなるが、電力ケーブル4の当該電力ケーブ
ル複合架空地線31からの取り出しは容易であり、分岐
させる場合の作業性がよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の電力ケーブル複合架空地線によ
れば、架空地線として許容温度が150℃より高い金属
線を用い、電力ケーブルの導体外周の絶縁被覆として熱
変形温度が150℃より高い耐熱プラスチックを用いて
いるので、内蔵する電力ケーブルの絶縁被覆の耐熱温度
すなわち電力ケーブルの耐熱温度は高い。したがって、
架空地線の発熱温度が高くなっても、電力ケーブルを損
傷しない。このため、電力ケーブル複合架空地線全体と
して十分高い許容温度を確保しつつ、そのサイズを小さ
く抑えることができる。
れば、架空地線として許容温度が150℃より高い金属
線を用い、電力ケーブルの導体外周の絶縁被覆として熱
変形温度が150℃より高い耐熱プラスチックを用いて
いるので、内蔵する電力ケーブルの絶縁被覆の耐熱温度
すなわち電力ケーブルの耐熱温度は高い。したがって、
架空地線の発熱温度が高くなっても、電力ケーブルを損
傷しない。このため、電力ケーブル複合架空地線全体と
して十分高い許容温度を確保しつつ、そのサイズを小さ
く抑えることができる。
【0017】請求項2によれば、電力ケーブルが電力ケ
ーブル複合架空地線の中心においてアルミパイプ内に収
納されているので、許容温度が一層高い電力ケーブル複
合架空地線を得ることができる。また、耐候性も良好で
ある。
ーブル複合架空地線の中心においてアルミパイプ内に収
納されているので、許容温度が一層高い電力ケーブル複
合架空地線を得ることができる。また、耐候性も良好で
ある。
【図1】本発明の第1実施例の電力ケーブル複合架空地
線を示す横断面図である。
線を示す横断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の電力ケーブル複合架空地
線を示す横断面図である。
線を示す横断面図である。
【図3】本発明の第3実施例の電力ケーブル複合架空地
線を示す横断面図である。
線を示す横断面図である。
【図4】本発明の第4実施例の電力ケーブル複合架空地
線を示す横断面図である。
線を示す横断面図である。
【図5】500KV送電線用架空地線のサイズとその発
熱温度(架空地線に短絡・地絡等の事故電流が流れ時の
架空地線の発熱温度)との関係を説明するグラフであ
る。
熱温度(架空地線に短絡・地絡等の事故電流が流れ時の
架空地線の発熱温度)との関係を説明するグラフであ
る。
1、11、21、31 電力ケーブル複合架空地線 2 耐熱硬銅線(導体) 3 絶縁被覆(耐熱プラスチック) 4 電力ケーブル 5 アルミパイプ 6 截頭扇形のアルミ覆鋼線(AC線) 7 円形のアルミ覆鋼線(AC線) 16 截頭扇形の耐熱金属線 17 円形の耐熱金属線 32 光ファイバ複合架空地線 33 光ファイバ
フロントページの続き (72)発明者 小島 泰雄 東京都江東区木場1−5−1 株式会社フ ジクラ内 (72)発明者 田代 勉 東京都江東区木場1−5−1 株式会社フ ジクラ内 (72)発明者 長谷川 正毅 東京都江東区木場1−5−1 株式会社フ ジクラ内 (72)発明者 沢田 広隆 東京都江東区木場1−5−1 株式会社フ ジクラ内 (72)発明者 吉野 明 静岡県沼津市双葉町9番1号株式会社フジ クラ沼津事業所内 (72)発明者 木内 信 東京都千代田区内幸町1−1−3 東京電 力株式会社内 Fターム(参考) 5G307 EE03 EF01 EF10 5G309 KA01 LA01 LA06
Claims (2)
- 【請求項1】 架空地線と電力ケーブルとを複合させた
電力ケーブル複合架空地線において、前記架空地線とし
て、許容温度が150℃より高い金属線を用い、前記電
力ケーブルの導体の外周の絶縁被覆として、熱変形温度
が150℃より高い耐熱プラスチックを用いたことを特
徴とする電力ケーブル複合架空地線。 - 【請求項2】 前記電力ケーブルをアルミパイプ内に収
容し、前記アルミパイプの外周に架空地線として前記金
属線を撚り合わせたことを特徴とする請求項1記載の電
力ケーブル複合架空地線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10250595A JP2000082343A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 電力ケーブル複合架空地線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10250595A JP2000082343A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 電力ケーブル複合架空地線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000082343A true JP2000082343A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17210232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10250595A Pending JP2000082343A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 電力ケーブル複合架空地線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000082343A (ja) |
Cited By (4)
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