JP2000081730A - 電子写真用トナ―バインダ― - Google Patents

電子写真用トナ―バインダ―

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JP2000081730A
JP2000081730A JP18415599A JP18415599A JP2000081730A JP 2000081730 A JP2000081730 A JP 2000081730A JP 18415599 A JP18415599 A JP 18415599A JP 18415599 A JP18415599 A JP 18415599A JP 2000081730 A JP2000081730 A JP 2000081730A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー化した際に、耐熱保存性および低温定
着性が良好で、ホットオフセット発生温度が高く、かつ
画像性に優れるトナーバインダーを提供する。 【解決手段】 反応性官能基(a)を有するスチレン−
アクリル系樹脂(A)と(a)と反応する官能基(b)
を有するスチレン系樹脂またはスチレン−アクリル系樹
脂(B)とからなる電子写真用トナーバインダーにおい
て、(A)は重量平均分子量が20万〜200万である
高分子量体(C)と重量平均分子量が3000〜500
00である低分子量体(D)からなり、(D)中の
(a)の当量(Eq/g)は(C)中の(a)の当量の50
%以下であり、(a)が酸無水基、水酸基、イソシアネ
ート基、アミノ基、グリシジル基の群から選ばれる反応
性官能基である電子写真用トナーバインダー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真用トナーバ
インダーに関する。
【0002】
【従来の技術】粉体の乾式トナーによる電子写真用プロ
セスでは紙等の上に転写されたトナーを定着するため
に、接触加熱型定着器(ヒートロール)を用いる方法、
加熱体と紙等の間にフィルムまたはベルトを介する方法
(例えば特開平4−70688号公報および特開平4−
12558号公報)が広く採用されている。この方法で
は、定着下限温度(以下MFTと略す)は低いことが望
ましく(低温定着性)、また、ヒートロール表面、フィ
ルムまたはベルトへのホットオフセットが発生する温度
(以下HOTと略す)は高いことが望ましい(耐ホット
オフセット性)。また、鮮明な画像を得るためには、摩
擦帯電量の高いトナーが好ましい(帯電特性)。
【0003】従来、この乾式トナーのバインダー成分と
して、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリル共重合
体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が一般に使用さ
れ、中でも粉砕性、帯電性等の性能と、コストの点から
ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂が、広
く使用されている。低温定着性、耐ホットオフセット性
を満足させるためには、樹脂の分子量分布を広くするこ
とにより改良する方法が多く提案されている。分子量分
布を広げる方法としては、ビニル系樹脂では、ビニル系
架橋剤を使用する方法(特開昭61−215558号公
報、特開昭63−44665号公報、特開昭63−22
3014号公報、特開平4−202307号公報)や、
分子量分布において、高分子部分と低分子部分に2つの
ピークを有するバインダー(特公昭63−32180
号、特公昭63−32382号公報)あるいは、カルボ
キシル基含有ビニル樹脂をグリシジル化合物で架橋させ
たバインダー(特開平6−11890号公報、特開平6
−222612号公報)などが提唱されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、単に架橋構造を含有するバインダーや、単に高分子
量体と低分子量体からなるバインダーでは、トナー化工
程の混練で、架橋部分や、高分子部分が激しく分子切断
され、トナーの溶融弾性が低くなりやすいため、耐ホッ
トオフセット性を維持するために、架橋成分や高分子量
体成分を多く使用することになり、樹脂の溶融粘度が上
がり、トナーの低温定着性が不充分となる。また、ポリ
マー中の官能基の反応を利用して架橋させる従来の方法
では、HOTを上げるために、官能基量を増やし、バイ
ンダーの架橋度を上げると、極性基の量が増え、バイン
ダーの帯電特性が不十分となる。以上のように従来の技
術では、近年のコピー機やファクシミリ、プリンタの高
画質を求められる要望や、ハードの高速化、小型化に伴
う、より耐ホットオフセット性、より低温定着性を求め
る動向に充分に対応できているとは言いがたい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するものであって、トナー化した際に帯電特性に優れ
るトナーバインダーであり、かつ従来より、ホットオフ
セット発生温度が高く、かつ低温定着性に優れるトナー
バインダーを得ることを目的に鋭意検討した結果本発明
に到達した。すなわち、本発明は反応性官能基(a)を
有するスチレン−アクリル系樹脂(A)と(a)と反応
する官能基(b)を有するスチレン系樹脂またはスチレ
ン−アクリル系樹脂(B)とからなる電子写真用トナー
バインダーにおいて、(A)は重量平均分子量が20万
〜200万である高分子量体(C)と重量平均分子量が
3000〜50000である低分子量体(D)からな
り、(D)中の(a)の当量(Eq/g)は(C)中の
(a)の当量の50%以下であり、(a)が酸無水基、
水酸基、イソシアネート基、アミノ基、グリシジル基の
群から選ばれる反応性官能基である電子写真用トナーバ
インダーである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳述する。本発明
の反応性官能基(a)は通常、酸無水基、水酸基、イソシ
アネート基、アミノ基、グリシジル基である。これらの
中で好ましいのは酸無水基、水酸基、アミノ基である。
更に好ましくは酸無水物である。これら(a)を樹脂に
導入し(A)を得る方法としては(a)を有するビニル
モノマーをスチレン系モノマーおよびアクリル系モノマ
ーと共重合する方法が好ましい。酸無水基を有するビニ
ルモノマーとしては例えば無水マレイン酸、無水イタコ
ン酸、無水クロトン酸などが挙げられる。これらの中で
好ましいのは、無水マレイン酸、無水イタコン酸であ
る。水酸基を有するビニルモノマーとしては、例えば2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレンモノ
(メタ)アクリレート、アリルアルコールなどが挙げら
れる。これらの中で好ましいのは2−ヒドロキシ(メ
タ)アクリレートである。イソシアネート基を有するビ
ニルモノマーとしては、例えばm−イソプロペニル−
α、α−ジメチルベンジルイソシアネート、メタクリロ
イルイソシアネート、2−イソシアネートエチルメタク
リレートなどが挙げられる。これらの中で好ましいのは
m−イソプロペニル−α、α−ジメチルベンジルイソシ
アネートである。アミノ基を有するビニルモノマーとし
てはアミノ基含有スチレン(1−スチリルメチルイミダ
ゾールなど)、アミノ基含有(メタ)アクリレート(ジ
メチルアミノエチル(メタ)アクリレートなど)および
アミノ基含有(メタ)アクリルアミド(ジメチルアミノ
プロピル(メタ)アクリルアミドなど)などが挙げられ
る。これらのなかで好ましいのはアミノ基含有(メタ)
アクリレートである。グリシジル基を有するビニルモノ
マーとしては、例えば(メタ)アクリル酸グリシジル、
(メタ)アクリル酸β−メチルグリシジル、アリルグリ
シジルエーテルなどが挙げられる。これらの中で好まし
いのは(メタ)アクリル酸グリシジルである。
【0007】(a)を有するスチレン−アクリル系樹脂
(A)に用いるスチレン系モノマーとしては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−
ヒドロキシスチレン、p−アセトキシスチレン等が挙げ
られる。アクリル系モノマーとしては、(メタ)アクリ
ル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2ーエチルヘキシル、
(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステ
アリルなどの、アルキル基の炭素数が1〜18のアルキ
ル(メタ)アクリレートや、ジビニルベンゼン、エチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、ジビニルトルエンなどの
ジビニル化合物などが挙げられる。また、これらのスチ
レン系モノマー、アクリル系モノマー以外のその他のビ
ニル系モノマーを共重合させても良い。その他のビニル
系モノマーとしては、酢酸ビニルなどのビニルエステル
類;ビニルエチルエーテルなどのビニルエーテル類;α
−オレフィン、イソプレン、ブタジエンなどの脂肪族炭
化水素系ビニル;(メタ)アクリロニトリルなどが挙げ
られる。
【0008】(a)と反応する官能基(b)は、例えば
(a)が無水物基の場合、(b)は水酸基、イソシアネ
ート基、アミノ基などが挙げられる。これらの中で好ま
しいのは、水酸基、アミノ基である。(a)が水酸基の
場合、(b)はイソシアネート基、酸無水基、グリシジ
ル基などが挙げられる。これらの中で好ましいのは、イ
ソシアネート基、酸無水基である。(a)がアミノ基の
場合(b)はイソシアネート基、酸無水基などが挙げら
れる。これらの中で好ましいのは、イソシアネート基、
酸無水基である。(a)がイソシアネート基の場合、
(b)は水酸基、アミノ基、カルボキシル基、グリシジ
ル基、酸無水基などが挙げられる。これらの中で好まし
いのは、水酸基、アミノ基である。(a)がグリシジル
基の場合、(b)はカルボキシル基、水酸基、酸無水基
のなどが挙げられる。これらの中で好ましいのは、カル
ボキシル基である。
【0009】スチレン−アクリル系樹脂(A)は高分子
量体(C)と低分子量体(D)からなり、(C)の重量
平均分子量は20万〜200万であり、好ましくは30
万〜180万、更に好ましくは40万〜150万であ
る。重量平均分子量が20万より小さいとトナーにした
時のHOTが低下する。重量平均分子量が200万を超
えるとトナーにした時のMFTが高くなる。(C)のガ
ラス転移点は通常40℃〜80℃である。(C)中の
(a)の含量はHOTを高くするためには通常0.00
1mEq/g〜0.5mEq/gである。好ましくは
0.002mEq/g〜0.4mEq/gであり、更に
好ましくは、0.003mEq/g〜0.3mEq/g
が更に好ましい。(a)を酸無水基にした場合、帯電特
性を向上させるためには、(C)を重合する際、カルボ
キシル基を有するビニルモノマーを共重合することが好
ましい。カルボキシル基を有するビニルモノマーとして
は例えば(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマ−ル
酸、ケイヒ酸、マレイン酸モノブチルなど不飽和二塩基
酸のモノエステルなどが挙げられる。これらの中で好ま
しいのは、(メタ)アクリル酸、マレイン酸モノブチル
である。
【0010】(C)を製造する重合方法としては、溶液
重合、塊状重合、懸濁重合などの任意の方法を選択でき
る。重合開始剤としては、特に限定されないが、例え
ば、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロ
ニトリルなどのアゾ系開始剤;ベンゾイルパーオキサイ
ド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ラウロイルパーオ
キサイド、ジクミルパーオキサイドなどの過酸化物系開
始剤;2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキ
シシクロヘキシル)プロパン、1,1−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサヒドロテレフタレ
ートなどの1分子内に2つ以上のパーオキシド基を有す
る多官能性重合開始剤;ジアリルパーオキシジカーボネ
ート、t−ブチルパーオキシアリルカーボネートなどの
1分子内に1つ以上のパーオキシド基と1つ以上の重合
性不飽和基を有する多官能性重合開始剤などが挙げられ
る。これらのうち、好ましいのは多官能性重合開始剤で
ある。
【0011】(C)を溶液重合によって得る場合の溶剤
としては、特に限定されないが、トルエン、キシレン、
エチルベンゼンなどの芳香族系溶剤、酢酸エチル、酢酸
ブチルなどのエステル系溶剤、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、メチルエチルケトンなどが挙げ
られる。好ましくは、ジメチルホルムアミド、キシレ
ン、トルエンである。また(C)を懸濁重合によって得
る場合、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどの無機
塩系分散剤、ポリビニルアルコール、メチル化セルロー
スなどの有機系分散剤を用いて水中で重合することがで
きる。重合温度は通常50〜160℃、好ましくは60
〜140℃である。重合中の雰囲気は窒素のような不活
性ガスの存在下で行うことが好ましい。
【0012】低分子量体(D)の重量平均分子量は30
00〜50000であり、好ましくは3500〜400
00、更に好ましくは4000〜30000である。重
量平均分子量が3000より小さいとトナーにした時の
耐熱保存性が低下する。重量平均分子量が50000を
超えるとトナーにした時のMFTが高くなる。(D)の
ガラス転移点は通常40℃〜80℃である。(D)中の
(a)の官能基当量(Eq/g)は(C)中の(a)の官能
基当量の50%以下である。好ましくは30%以下、更
に好ましくは10%以下である。50%を越えるとトナ
ーにした時に帯電特性が悪くなる。またHOTも低下す
る。 (a)を酸無水基
にした場合、帯電特性をコントロールするために、
(D)を重合する際、カルボキシル基を有するビニルモ
ノマーを共重合することができる。カルボキシル基を有
するビニルモノマーは前記記載のモノマーなどが挙げら
れる。
【0013】(D)を製造する重合方法としては、溶液
重合、塊状重合、懸濁重合などの任意の方法を選択でき
る。これらのうち、好ましいのは溶液重合である。
(D)を溶液重合で重合する場合、前記記載の溶液重合
の方法で重合できる。(D)を重合する際の重合開始剤
としては、特に限定されないが、前記記載の重合開始剤
が挙げられる。これらの中で好ましいのは、単官能開始
剤である。
【0014】(A)の高分子量体(C)と低分子量体
(D)の重量比率は通常70/30〜5/95である。
好ましくは60/40〜10/90である。更に好まし
くは50/50〜20/80である。(A)のガラス転
移点(Tg)は、トナーにした時の耐熱保存性及びトナ
ーにした時のMFTの観点から、通常40〜80℃であ
り、好ましくは50〜70℃である。
【0015】本発明のスチレン系樹脂、またはスチレン
−アクリル系樹脂(B)に、反応性官能基(b)を導入
する方法は前記記載の(A)に(a)を導入する場合と
同様に反応性官能基(b)を有するビニルモノマーとス
チレン系モノマーまたはスチレン系モノマーとアクリル
系モノマーを共重合させることにより得ることができ
る。(b)を有するモノマーは前記記載のビニルモノマ
ーなどが挙げられる。これらの中で好ましいのは(b)
が酸無水基の場合、無水マレイン酸、無水イタコン酸で
ある。(b)が水酸基の場合2−ヒドロキシ(メタ)ア
クリレートである。(b)がグリシジル基の場合、(メ
タ)アクリル酸グリシジルである。(b)がイソシアネ
ート基の場合、m−イソプロペニル−α、α−ジメチル
ベンジルイソシアネートである。(b)がカルボキシル
基の場合、(メタ)アクリル酸、マレイン酸モノブチル
である。(b)がアミノ基の場合、アミノ基含有(メ
タ)アクリレートである。(b)を有するモノマーと共
重合させるモノマーは前記記載のスチレン系モノマー、
アクリル系モノマー、その他のビニルモノマーなどが挙
げられる。この中で好ましいのは、スチレン、ブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリ
ル(メタ)アクリレートなどの、アルキル基の炭素数が
1〜18のアルキル(メタ)アクリレートである。
【0016】(B)を製造する重合方法としては、溶液
重合、塊状重合、懸濁重合などの任意の方法を選択でき
る。これらのうち、好ましいのは溶液重合である。
(B)を溶液重合で重合する場合、前記記載の溶液重合
の方法で重合できる。(B)を重合する際の重合開始剤
としては、特に限定されないが、前記記載の重合開始剤
が挙げられる。
【0017】本発明に用いる(B)の重量平均分子量は
通常3000〜200万であり、好ましくは4000〜
100万であり、更に好ましくは5000〜50万であ
る。(B)のガラス転移点は通常30℃〜150℃であ
り、好ましくは35℃〜90℃であり、更に好ましくは
40℃〜80℃でる。(B)中の(b)の含量は通常
0.001mEq/g〜2mEq/gである。好ましく
は0.01mEq/g〜1.5mEq/gであり。MF
TとHOTのバランスの面から0.1mEq/g〜1.
0mEq/gが更に好ましい。
【0018】本発明のトナー用樹脂の製造方法は(A)
と(B)を配合し、加熱することで得られる。反応槽中
で(A)と(B)を加熱することもできるが、増粘する
ため、ニーダー等を使用し加熱溶融状態で(A)と
(B)を反応させることが好ましい。また、(A)と
(B)を粉体で配合しトナーを作成する際に加熱、反応
させることもできる。(A)と(B)の重量比率は通常
(A)100部に対し(B)は0.2部〜20部であ
る。好ましくは(B)は0.3部〜15部であり、更に
好ましくは0.5部〜10部である。
【0019】本発明のトナーバインダーの用途となる電
子写真用トナーの製法の一例を示すと、トナー重量に基
づいてトナーバインダーが通常45〜95重量%、公知
の着色剤(カーボンブラック、鉄黒、ベンジジンイエロ
ー、キナクドリン、ローダミンB、フタロシアニン等)
が通常5〜10重量%および磁性粉(鉄、コバルト、ニ
ッケル、ヘマタイト、フェライトなどの化合物)が通常
0〜50重量%の割合で用い、さらに種々の添加剤[荷
電調整剤(金属錯体、ニグロシンなど)、滑剤(ポリテ
トラフルオロエチレン、低分子量ポリオレフィン、脂肪
酸、もしくはその金属塩またはアミドなど)など]を加
えることができる。これらの添加剤の量はトナー重量に
基づいて通常0〜10重量%である。電子写真用トナー
は上記成分を乾式ブレンドした後、溶融混練され、その
後粗粉砕され、最終的にジェット粉砕機などを用いて微
粉砕され粒径5〜20μmの微粒子として得る。前記電
子写真用トナーは、必要に応じて鉄粉、ガラスビーズ、
ニッケル粉、フェライトなどのキャリア粒子と混合され
て電気的潜像の現像剤として用いられる。また粉体の流
動性改良のために疎水性コロイダルシリカ微粉末を用い
ることもできる。前記電子写真用トナーは支持体(紙、
ポリエステルフィルムなど)に定着され使用される。定
着方法については前述の通りである。
【0020】
【実施例】以下実施例により本発明を更に説明するが本
発明はこれに限定されるものではない。以下、部は重量
部を示す。また、合成例、実施例および比較例で得られ
た樹脂の性質の測定法を次に示す。
【0021】 分子量測定 装置 :東ソー株式会社製 HLC−802A 条件 :カラム 東ソー株式会社製 TSK gel GMHXL2本 測定温度 :40℃ 試料溶液 :0.25重量%のテトラヒドロフラン溶液 溶液注入量:100μl 検出機 :屈折率検出機 なお分子量校正曲線は標準ポリスチレンを用いて作成。
【0022】ガラス転移点(Tg)測定 装置:セイコー電子工業株式会社製 DSC20、SS
C/580 条件:ASTM(D3418−2)法
【0023】樹脂(C)の作成 製造例1 温度計、撹拌機、窒素導入管の付いたオートクレーブ反
応槽中にスチレン756.2部、アクリル酸n−ブチル
234部、無水マレイン酸3.3部、ジビニルベンゼン
0.15部の混合モノマーと、開始剤として、2,2−
ビス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキシ
ル)プロパン0.5部を入れ、窒素気流中で、90℃で
5時間重合した後、キシレン245部、無水マレイン酸
3.3部を投入し、90℃で1時間重合後、温度110
℃で1時間重合した。更に2,2−ビス(4,4−ジ−
t−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン0.1
部とキシレン122部、無水マレイン酸3.2部を投入
し110℃で4時間重合した後、150℃でジ−t−ブ
チルパーオキサイド1部とキシレン25部を投入し2時
間重合し重合を完結させ、減圧下で脱溶剤することによ
って樹脂(C1)を得た。(C1)のGPCによる重量
平均分子量は60万、ガラス転移点は60℃、酸価は
5.6であった。
【0024】製造例2 混合モノマーをスチレン751.2部、アクリル酸n−
ブチル234部、無水マレイン酸3.3部、アクリル酸
5部、ジビニルベンゼン0.15部とする以外は、製造
例1と同様にし樹脂(C2)を得た。(C2)のGPC
による重量平均分子量は50万、ガラス転移点は61
℃、酸価は9.5であった。
【0025】製造例3 製造例1と同じ反応槽中にスチレン753部、アクリル
酸n−ブチル234部、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート13部、ジビニルベンゼン0.15部の混合モノ
マーと、開始剤として、2,2−ビス(4,4−ジ−t
−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン0.5部
を入れ、窒素気流中で、90℃で5時間重合した後、キ
シレン245部を投入し、90℃で1時間重合後、温度
110℃で1時間重合した。更に2,2−ビス(4,4
−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン
0.1部とキシレン122部を投入し110℃で4時間
重合した後、150℃でジ−t−ブチルパーオキサイド
1部とキシレン25部を投入し2時間重合し重合を完結
させ、減圧下で脱溶剤することによって樹脂(C3)を
得た。(C3)のGPCによる重量平均分子量は60
万、ガラス転移点は60℃、水酸基価は5.6であっ
た。
【0026】製造例4 混合モノマーを、スチレン750.3部、アクリル酸n
−ブチル234部、2−(ジメチルアミノ)エチルメタ
クリレート15.7部、ジビニルベンゼン0.15部と
する以外は、製造例3と同様にし樹脂(C4)を得た。
(C4)のGPCによる重量平均分子量は50万、ガラ
ス転移点は59℃、アミン価は5.5であった。
【0027】製造例5 混合モノマーを、スチレン758.8部、アクリル酸n
−ブチル234部、アクリル酸7.2部、ジビニルベン
ゼン0.15部とする以外は、製造例3と同様にし樹脂
(C5)を得た。(C5)のGPCによる重量平均分子
量は55万、ガラス転移点は60℃、酸価は5.5であ
った。
【0028】樹脂(D)の作成 製造例6 製造例1と同様の装置にキシレン452部を入れ、窒素
置換後170℃でスチレン845部、アクリル酸n−ブ
チル155部の混合モノマーと、開始剤としてジ−t−
ブチルパーオキサイド6.4部と、キシレン125部の
混合物を3時間で滴下した。滴下後1時間170℃で熟
成させ、重合を完結させた。その後減圧下で脱溶剤する
ことによって樹脂(D1)を得た。(D1)のGPCに
よる重量平均分子量は1.3万、ガラス転移点は59℃
であった。
【0029】製造例7 混合モノマーをスチレン839.9部、アクリル酸n−
ブチル155部、アクリル酸5.1部とする以外は製造
例6と同様にし、樹脂(D2)を得た。(D2)のGP
Cによる重量平均分子量は1.2万、ガラス転移点は6
0℃、酸価は4.0であった。
【0030】製造例8 混合モノマーをスチレン839.9部、アクリル酸n−
ブチル155部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート
10部とする以外は製造例6と同様にし、樹脂(D3)
を得た。(D3)のGPCによる重量平均分子量は1.
3万、ガラス転移点は60℃、水酸基価は4.3であっ
た。
【0031】製造例9 製造例1と同様の装置にキシレン200部を入れ、窒素
置換後140℃でスチレン800部、アクリル酸n−ブ
チル200部の混合モノマーと、開始剤としてジ−t−
ブチルパーオキサイド4.9部と、キシレン100部の
混合物を3時間で滴下した。滴下後1時間145℃で熟
成させ、重合を完結させた。その後減圧下で脱溶剤する
ことによって樹脂(D4)を得た。(D4)のGPCに
よる重量平均分子量は6万、ガラス転移点は60℃であ
った。
【0032】樹脂Bの作成 製造例10 混合モノマーをスチレン803部、アクリル酸n−ブチ
ル145部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート52
部とする以外は製造例6と同様にし、樹脂(B1)を得
た。(B1)のGPCによる重量平均分子量は1.3
万、ガラス転移点は54℃、水酸基価は22.5であっ
た。
【0033】製造例11 混合モノマーをスチレン792.2部、アクリル酸n−
ブチル145部、2−(ジメチルアミノ)エチルメタク
リレート62.8部とする以外は製造例6と同様にし、
樹脂(B2)を得た。(B2)のGPCによる重量平均
分子量は1.0万、ガラス転移点は56℃、アミン価は
22.4であった。
【0034】製造例12 混合モノマーをスチレン815.8部、アクリル酸n−
ブチル145部、無水マレイン酸39.2部とする以外
は製造例6と同様にし、樹脂(B3)を得た。(B3)
のGPCによる重量平均分子量は9000、ガラス転移
点は53℃、酸価は23であった。
【0035】製造例13 混合モノマーをスチレン768部、アクリル酸n−ブチ
ル145部、m−イソプロペニル−α、α−ジメチルベ
ンジルイソシアネート87部とする以外は製造例6と同
様にし、樹脂(B4)を得た。(B4)のGPCによる
重量平均分子量は1.2万、ガラス転移点は55℃、イ
ソシアネート基含量は0.4mmeq/gであった。
【0036】樹脂(A)の作成 製造例14〜20 冷却管、撹拌機付コルベンにキシレン100部を仕込
み、表1に記載した量の(D)を加え溶解した後、
(C)を加え、窒素置換後、撹拌しながら150℃で2
時間撹拌し均一に溶解させた。その後170℃で減圧脱
溶剤し、樹脂(A1)〜(A7)を得た。表1に(A)
のTgを示す。
【0037】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 樹脂 (C) (D) Tg℃ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 14 A1 C1 40部 D1 60部 59 製 15 A2 C2 40部 D2 60部 60 16 A3 C3 40部 D1 60部 59 造 17 A4 C4 40部 D1 60部 59 18 A5 C5 40部 D1 60部 59 例 19 A6 C3 40部 D3 60部 60 20 A7 C1 40部 D4 60部 60 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0038】実施例1〜7 製造例14〜17で得られた樹脂(A)と製造例10〜
13で得られた樹脂(B)を表2に記載した配合比で粉
体ブレンドし内温210℃の二軸押出機で溶融混練、し
(A)と(B)を反応させ本発明のトナーバインダー
(TB1)〜(TB7)を得た。
【0039】
【表2】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 樹脂 (A) (B) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1 TB1 A1 100部 B1 6.3部 実 2 TB2 A1 100部 B2 6.3部 3 TB3 A2 100部 B1 6.3部 施 4 TB4 A2 100部 B2 6.3部 5 TB5 A3 100部 B3 6.3部 例 6 TB6 A4 100部 B3 6.3部 7 TB7 A4 100部 B4 6.3部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0040】比較例1〜6 表3の成分を実施例1と同様にして、比較のトナーバイ
ンダー(TB8〜TB11)を得た。
【0041】
【表3】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 樹脂 (A) (B) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比 1 TB8 A5 100部 B1 6.3部 較 2 TB9 A6 100部 B3 6.3部 例 3 TB10 A7 100部 B1 6.3部 4 TB11 A1 100部 なし −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0042】使用例および比較使用例 トナーバインダーの評価は二成分現像方式、および一成
分現像方式の二通りで行った。 二成分現像方式の評価 実施例1〜7の本発明のトナーバインダーおよび比較例
1〜4のトナーバインダーの各々88部にカーボンブラ
ック(三菱化成(株)製 MA100)7部、低分子量
ポリプロピレン(三洋化成工業(株)製 ビスコール5
50P)3部、及び荷電調整剤(保土ヶ谷化学工業
(株)製スピロンブラックTRH)2部を均一混合した
後、内温150℃の二軸押出機で混練、冷却物をジェッ
トミルで微粉砕し、ディスパージョンセパレータで分級
し平均粒径12μmのトナーa〜kを得た。
【0043】試験例1 トナーa〜kの各々3部にフェライトキャリア(パウダ
ーテック(株)製 F−100)97部を均一混合し、
市販複写機((株)東芝製BD−7720)を用いて紙
上にトナー像を転写し、転写された紙上のトナーを市販
複写機(シャープ(株)製 SF8400A)の定着部
を改造して、A4紙35枚/分のスピードで定着テスト
を行った。画像性は定着後の画像濃度で判定した。テス
ト結果は表4に示した通りである。
【0044】試験例2 トナーa〜kのそれぞれをポリエチレン製の瓶に入れ、
45℃の恒温水槽に8時間保持した後、42メッシュの
ふるいに移し、ホソカワミクロン(株)製パウダーテス
ターを用いて10秒間振とうし、ふるいのうえに残った
トナーの重量%を測定し、耐熱保存性のテストとした。
数字の小さいもの程、耐熱保存性が良い。35%以下で
あると問題なく使用できるレベルである。結果を表4に
示す。
【0045】
【表4】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− トナー トナー MFT HOT 画像性 耐熱 ハ゛インタ゛ー (℃) (℃) 保存性 *1 *2 *3 (%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 a TB1 128 >240 〇 27 b TB2 128 >240 〇 27 施 c TB3 127 >240 ◎ 28 d TB4 128 >240 ◎ 29 例 e TB5 130 235 ○ 28 f TB6 130 240 ○ 27 g TB7 131 235 ○ 27 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− h TB8 132 190 ○ 28 比 i TB9 132 195 ○ 29 較 j TB10 144 >240 ◎ 30 例 k TB11 140 185 ○ 27 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *1 画像濃度1.2の黒ベタ部を学振式堅牢度試験機(摩擦部=紙)により 5回の往復回数で摩擦し、摩擦後のベタ部の画像濃度が70%以上残存していた コピーを得た時のヒートロール温度。 *2 トナーがホットオフセットした時のヒートロール温度 *3 ◎:画像濃度(I.D)>1.4、○:(I.D)1.0〜1.4、△:(I.D)<1.0
【0046】二成分現像方式での評価において、本発明
のバインダーを使用したトナーa〜gはいずれも比較バ
インダーを使用したトナーh〜kに比べ、耐熱保存性、
画像性を損なうことなく、低温定着性、耐ホットオフセ
ット性のバランスに優れる。
【0047】一成分現像方式の評価 実施例1〜7の本発明のトナーバインダーおよび比較例
1〜4のトナーバインダーの各々48.8部に磁性粉
(戸田工業(株)製 EPT−1000)48.8部、
低分子量ポリプロピレン(三洋化成工業(株)製 ハイ
マーTP−32)2部、及び荷電調整剤(保土ヶ谷化学
工業(株)製 T−77)0.4部を均一混合した後、
内温130℃の二軸押出機で混練、冷却物をジェットミ
ルで微粉砕し、ディスパージョンセパレータで分級し平
均粒径8μmのトナーA〜Kを得た。
【0048】試験例3 トナーA〜Kを市販レーザービームプリンタ(キヤノン
(株)製LBPー210)を用いて紙上にトナー像を転
写し、転写された紙上のトナーを前記記載の試験例1と
同じ方法で定着テストおよび画像性の評価を行った。テ
スト結果は表5に示した通りである。
【0049】試験例4 トナーA〜Kを試験例2と同じ方法で、耐熱保存性のテ
ストとした。35%以下であると問題なく使用できるレ
ベルである。結果を表5に示す。
【0050】
【表5】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− トナー トナー MFT HOT 画像性 耐熱 ハ゛インタ゛ー (℃) (℃) 保存性 *1 *2 *3 (%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実 A TB1 130 >240 ○ 28 B TB2 130 >240 ○ 27 施 C TB3 128 >240 ◎ 29 D TB4 128 >240 ◎ 28 例 E TB5 131 235 ○ 28 F TB6 132 240 ○ 28 G TB7 132 230 ○ 27 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− H TB8 133 190 ○ 28 比 I TB9 133 190 ○ 29 較 J TB10 148 >240 ◎ 30 例 K TB11 143 180 ○ 27 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *1 画像濃度1.2の黒ベタ部を学振式堅牢度試験機(摩擦部=紙)により 2回の往復回数で摩擦し、摩擦後のベタ部の画像濃度が70%以上残存していた コピーを得た時のヒートロール温度。 *2 トナーがホットオフセットした時のヒートロール温度 *3 ◎:画像濃度(I.D)>1.4、○:(I.D)1.0〜1.4、△:(I.D)<1.0
【0051】一成分現像方式での評価において、本発明
のバインダーを使用したトナーA〜Gはいずれも比較バ
インダーを使用したトナーH〜Kに比べ、耐熱保存性、
画像性を損なうことなく、低温定着性、耐ホットオフセ
ット性のバランスに優れる。
【0052】
【発明の効果】上記の様に本発明のトナーバインダー
は、特定の反応性官能基(a)を高分子部分に導入し、
(a)と反応する官能基(b)を有する樹脂と反応させ
ることで、耐熱保存性、低温定着性を維持し、画像性、
耐ホットオフセット性の優れたトナーが得られる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応性官能基(a)を有するスチレン−
    アクリル系樹脂(A)と(a)と反応する官能基(b)
    を有するスチレン系樹脂またはスチレン−アクリル系樹
    脂(B)とからなる電子写真用トナーバインダーにおい
    て、(A)は重量平均分子量が20万〜200万である
    高分子量体(C)と重量平均分子量が3000〜500
    00である低分子量体(D)からなり、(D)中の
    (a)の当量(Eq/g)は(C)中の(a)の当量の50
    %以下であり、(a)が酸無水基、水酸基、イソシアネ
    ート基、アミノ基、グリシジル基の群から選ばれる反応
    性官能基である電子写真用トナーバインダー。
  2. 【請求項2】 (A)中の(a)と(B)中の(b)の
    少なくとも一部が反応してなる請求項1記載のバインダ
    ー。
  3. 【請求項3】 (a)が酸無水基であり、かつ(b)が
    水酸基、アミノ基、イソシアネート基の群から選ばれる
    官能基である請求項1または2記載のバインダー。
  4. 【請求項4】 (a)が水酸基であり、かつ(b)が酸
    無水基、イソシアネート基、グリシジル基の群から選ば
    れる官能基である請求項1または2記載のバインダー。
  5. 【請求項5】 (a)がアミノ基であり、かつ(b)が
    酸無水物、イソシアネート基、カルボキシル基の群から
    選ばれる官能基である請求項1または2記載のバインダ
    ー。
  6. 【請求項6】 (a)がイソシアネート基であり、かつ
    (b)が水酸基、アミノ基、カルボキシル基、酸無水
    基、グリシジル基の群から選ばれる官能基である請求項
    1または2記載のバインダー。
  7. 【請求項7】 (a)がグリシジル基であり、かつ
    (b)が酸無水基、イソシアネート基、カルボキシル基
    の群から選ばれる官能基である請求項1または2記載の
    バインダー。
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