JP2000081225A - 空気調和機の吹出口構造 - Google Patents

空気調和機の吹出口構造

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JP2000081225A
JP2000081225A JP10250815A JP25081598A JP2000081225A JP 2000081225 A JP2000081225 A JP 2000081225A JP 10250815 A JP10250815 A JP 10250815A JP 25081598 A JP25081598 A JP 25081598A JP 2000081225 A JP2000081225 A JP 2000081225A
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air
conditioned air
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air conditioner
blowing direction
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Katsumi Mochizuki
克己 望月
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Daikin Industries Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吹出口を構成する壁面に工夫を凝らすことに
より、水平羽根を用いることなく調和空気の吹出方向を
変化させ得るようにする。 【解決手段】 調和空気Wcを斜め下向き方向に案内す
る相対向する壁面10,11により構成された吹出口5
を下面に備えた空気調和機において、前記壁面10,1
1のいずれか一方に、その移動位置に対応して前記調和
空気Wcの吹出方向を略水平方向から略下向き方向にま
で変化させる可動部材12を設けて、水平羽根によら
ず、可動部材12を移動させることにより、調和空気W
cの吹出方向を略水平方向から略下向き方向にまで変化
させることができるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、天井等の高所に
設置され、調和空気を略下向きに吹き出すように構成さ
れた空気調和機の吹出口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来公知の天井カセットタイプの空気調
和機は、図8および図9に示すように、箱形状の本体ケ
ーシング1内にファン2および略環状の熱交換器3を配
設して構成されており、前記本体ケーシング1の下面に
は、中央部に矩形形状の吸込口4を、該吸込口4を囲む
位置に4個の長方形形状の吹出口5,5・・が設けられ
ている。符号6は吸込グリル、7はファンモータ、8は
ドレンパン、9は電気ヒータ等のデバイス、Fは水平羽
根である。
【0003】この空気調和機においては、吸込口4から
吸い込まれた室内空気Wrは、熱交換器3を通過する過
程で加熱あるいは冷却された調和空気Wcとされ、吹出
口5,5・・から室内へ吹き出されることとなっている
(図10参照)。
【0004】ところで、上記構成の空気調和機の場合、
吹出口5,5・・から吹き出される調和空気Wcの吹出
方向を、冷房運転時あるいは暖房運転時において変化さ
せる必要があり、前記水平羽根Fの向きを変えることに
より対処していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
におけるように、水平羽根の向きにより調和空気の吹出
方向を変化させる構成とした場合、水平羽根が調和空気
の吹出流路の中央部に存在することとなるため、調和空
気が水平羽根に衝突することにより大きな圧力損失およ
び渦気流が発生するという問題があった。
【0006】また、近年、円環形状あるいは円弧形状の
吹出口を有する空気調和機が開発されてきているが、円
環形状あるいは円弧形状の吹出口の場合、水平羽根によ
って調和空気の吹出方向を変化させようとすると、細分
化された水平羽根が必要となり、構造が複雑となるとい
う問題がある。
【0007】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、吹出口を構成する壁面に工夫を凝らすことによ
り、水平羽根を用いることなく調和空気の吹出方向を変
化させ得るようにすることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、調和空気Wcを斜
め下向き方向に案内する相対向する壁面10,11によ
り構成された吹出口5を下面に備えた空気調和機におい
て、前記壁面10,11のいずれか一方に、その移動位
置に対応して前記調和空気Wcの吹出方向を略水平方向
から略下向き方向にまで変化させる可動部材12を設け
ている。
【0009】上記のように構成したことにより、可動部
材12を移動させれば、調和空気Wcの吹出方向が略水
平方向から略下向き方向にまで変化することとなる。こ
の場合、水平羽根によらず、可動部材12の位置変更に
より調和空気Wcの吹出方向を変化させるようにしてい
るので、いずれの吹出方向となっても、調和空気Wcは
可動部材12に沿って流れることとなり、圧力損失の増
大や渦気流の発生を防止することができる。
【0010】請求項2の発明におけるように、前記可動
部材12を、前記調和空気Wcの吹出方向の背面側とな
る壁面11に設けられ且つ上下方向に移動されるものと
した場合、可動部材12の構造が簡単となる。
【0011】請求項3の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、調和空気Wcを斜め下向き方向に案
内する相対向する壁面10,11により構成された吹出
口5を下面に備えた空気調和機において、前記調和空気
Wcの吹出方向の背面側となる壁面11に、弾性材料か
らなり、その変形状態に対応して前記調和空気Wcの吹
出方向を略水平方向から略下向き方向にまで変化させる
弾性変形部材20を設けている。
【0012】上記のように構成したことにより、弾性変
形部材20を変形させれば、調和空気Wcの吹出方向が
略水平方向から略下向き方向にまで変化することとな
る。この場合、水平羽根によらず、弾性変形部材20の
変形により調和空気Wcの吹出方向を変化させるように
しているので、いずれの吹出方向となっても、調和空気
Wcは弾性変形部材20に沿って流れることとなり、圧
力損失の増大や渦気流の発生を防止することができる。
【0013】請求項4の発明におけるように、前記調和
空気Wcの吹出方向の前面側となる壁面10上部に、調
和空気Wcの吹出方向を前記弾性変形部材20に向かう
ように偏向させる突条26を設けた場合、調和空気Wc
は、突条26によって偏向されて弾性変形部材20に向
かって流れることとなり、弾性変形部材20による調和
空気Wcの吹出方向の変化が容易となる。
【0014】請求項5の発明におけるように、前記吹出
口5を円環形状あるいは円弧形状とした場合、従来構造
上困難であった円環形状あるいは円弧形状の吹出口5に
おける調和空気Wcの吹出方向変更が、可動部材12あ
るいは弾性変形部材20により容易に得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0016】第1の実施の形態図1および図2には、本
願発明の第1の実施の形態にかかる吹出口を有する空気
調和機が示されている。
【0017】この空気調和機は、従来技術の項において
説明したものと同様に天井カセットタイプのものとされ
ている。
【0018】この空気調和機は、図1および図2に示す
よう、箱形状の本体ケーシング1内にファン2および略
環状の熱交換器3を配設して構成されており、前記本体
ケーシング1の下面には、中央部に円形の吸込口4を、
該吸込口4を囲む位置に円環形状の吹出口5が設けられ
ている。符号6は吸込グリル、7はファンモータ、8は
ドレンパン、9は電気ヒータ等のデバイスである。
【0019】この空気調和機においては、吸込口4から
吸い込まれた室内空気Wrは、熱交換器3を通過する過
程で加熱あるいは冷却された調和空気Wcとされ、吹出
口5から室内へ吹き出されることとなっている。
【0020】前記吹出口5は、図3に示すように、調和
空気Wcを斜め下向き方向に案内する相対向する壁面1
0,11により構成されているが、前記壁面10,11
のうち調和空気Wcの吹出方向の背面側となる壁面(以
下、背面側壁面という)11には、その移動位置に対応
して前記調和空気Wcの吹出方向を略水平方向から略下
向き方向にまで変化させる可動部材12が設けられてい
る。
【0021】前記可動部材12は、前記吹出口5におけ
る背面側壁面11の全周に亙って存在するように環状と
されており、前記壁面10,11のうち調和空気Wcの
吹出方向の前面側となる壁面(以下、前面側壁面とい
う)10の形状と略同一な曲面12aを有し、前記背面
側壁面11に形成された環状の収納部13内に上下動自
在に収納されている。なお、この可動部材12は、その
上動限位置において調和空気Wcの下向き成分を水平成
分に変換し得る曲面12aを有している。
【0022】そして、前記可動部材12の底面と前記収
納部13の底面との間には、この可動部材12を上下動
させるための駆動手段14が介設されている。
【0023】該駆動手段14は、例えば図4に示すよう
に、相対向する2枚のリング状の可動板15および固定
板16と、該可動板15と固定板16との間に架設され
且つ両端が回動自在となるように連結された多数の連結
板17,17・・とからなっており、図4(イ)に示す
ように、連結板17,17・・が大きく傾斜した状態に
おいて可動板15と固定板16との間隔が最小となり
(換言すれば、可動部材12を下限に位置させることと
なり)、この状態から可動板15を矢印M方向に移動さ
せると、図4(ロ)に示すように、連結板17,17・
・が起立した状態となり、この状態において可動板15
と固定板16との間隔が最大となる(換言すれば、可動
部材12を上限に位置させることとなる)ようにされて
いる。なお、前記可動板15は、図示しない操作手段に
より動作されることとなっている。
【0024】このようにすれば、円環形状の吹出口5に
設けられた可動部材12を均一に上下動させることがで
きる。なお、可動部材12が上限に位置した状態におい
ては、可動部材12の下端と吹出口5における前面側壁
面10の下端とが略同一位置となるようにされている。
ところで、駆動手段14は、上記構成のものに限定され
ることはなく、可動部材12を均一に上下動させ得るも
のであれば他の構成とすることができる。
【0025】また、前記可動部材12の上面には、下向
きの環状溝18が形成される一方、前記収納部13の上
面には、前記環状溝18に挿入される環状突起19が形
成されている。つまり、可動部材12は、前記環状溝1
8に挿入された環状突起19にガイドされて収納部13
から逸脱することなく上下動せしめられることとなって
いるのである。
【0026】ついで、図5を参照して、吹出口5から吹
き出される調和空気Wcの吹出方向の変更の態様につい
て説明する。
【0027】図5(イ)に示すように、可動部材12を
上限に位置させた場合、可動部材12の下端と吹出口5
における前面側壁面10の下端とが略同一位置となるた
め、調和空気Wcは、可動部材12の曲面12aによっ
て集合され、調和空気Wcの下向き成分が水平成分に変
換された後、コアンダ効果により吹出口5における前面
側壁面10の下端部を通って略水平方向に流れる。
【0028】図5(ロ)に示すように、可動部材12を
上限と下限との中間に位置させた場合、可動部材12の
下端が吹出口5における前面側壁面10の下端より少し
下方に位置することとなるため、調和空気Wcは、可動
部材12の曲面12aによって集合されるが、調和空気
Wcの下向き成分が完全に水平成分に変換されないた
め、斜め下向きに流れる。
【0029】図5(ハ)に示すように、可動部材12を
下限に位置させた場合、可動部材12の下端が吹出口5
における前面側壁面10の下端より大きく下方に位置す
ることとなるため、調和空気Wcは、可動部材12の曲
面12aによって多少の干渉を受けるが、調和空気Wc
の下向き成分が支配的となるため、略下向きに流れる。
【0030】上記したように、本実施の形態において
は、可動部材12を移動させて適宜位置に位置決めする
ことにより、調和空気Wcの吹出方向が略水平方向から
略下向き方向にまで変化することとなる。この場合、水
平羽根によらず、可動部材12の位置変更により調和空
気Wcの吹出方向を変化させるようにしているので、い
ずれの吹出方向となっても、調和空気Wcは可動部材1
2の曲面12aに沿って流れることとなり、圧力損失の
増大や渦気流の発生を防止することができる。
【0031】なお、本実施の形態においては、可動部材
12を、吹出口5における背面側壁面11に設けている
が、可動部材12を、吹出口5における前面側壁面10
に設けるようにしてもよい。
【0032】以上の説明においては、吹出口5が円環形
状のものを実施の形態としているが、従来技術の項にお
いて説明した長方形形状あるいは円弧形状の吹出口5に
も本願発明は適用できる。その場合、可動部材12を駆
動させる手段は、より簡略なものとなる。
【0033】第2の実施の形態図6には、本願発明の第
2の実施の形態にかかる空気調和機の吹出口構造が示さ
れている。
【0034】この場合、吹出口5における調和空気Wc
の吹出方向の背面側壁面11には、弾性材料(例えば、
ゴム等)からなり、その変形状態に対応して前記調和空
気Wcの吹出方向を略水平方向から略下向き方向にまで
変化させる弾性変形部材20が設けられている。
【0035】該弾性変形部材20は、前記吹出口5にお
ける背面側壁面11の全周に亙って存在するように環状
のゴム板とされており、前記背面側壁面11に形成され
た環状の収納部21内に上下動自在に収納されている。
この弾性変形部材20の上端は、背面側壁面11の上端
に対してスプリング22を介して支持されている。ま
た、この弾性変形部材20には、該弾性変形部材20の
曲率を変化させるための駆動手段23が付設されてい
る。なお、前記弾性変形部材20の最大変形時における
曲面は、調和空気Wcの下向き成分を水平成分に変換し
得る形状とされる。
【0036】前記駆動手段23は、例えば弾性変化手段
20の背面側に一端が連結されたワイヤ24と、該ワイ
ヤ24の他端を巻き取る巻取手段25とからなってお
り、ワイヤ24の巻き取り度合いに対応して弾性変形部
材20の曲率が変化せしめられるようになっている。
【0037】さらに、前記吹出口5における前面側壁面
10の上部には、調和空気Wcの吹出方向を前記弾性変
形部材20に向かうように偏向させる突条26が設けら
れている。
【0038】その他の構成は、第1の実施の形態におけ
ると同様なので説明を省略する。
【0039】ついで、図7を参照して、吹出口5から吹
き出される調和空気Wcの吹出方向の変更の態様につい
て説明する。
【0040】図7(イ)に示すように、ワイヤ24の巻
取手段25への巻取量を最大として、弾性変形部材20
の変形量を最大として吹出口5における背面側壁面11
にほぼ密着させた場合、吹出口5の前面側壁面10に設
けられた突条26によって調和空気Wcの主流が弾性変
形部材20側に流れることとなり、調和空気Wcは、弾
性変形部材20によって集合され、調和空気Wcの下向
き成分が水平成分に変換された後、コアンダ効果により
吹出口5における前面側壁面10の下端部を通って、略
水平方向に流れる。
【0041】図7(ロ)に示すように、ワイヤ24の巻
取手段25への巻取量を少なくして、弾性変形部材20
の変形量を小さくした場合、吹出口5の前面側壁面10
に設けられた突条26によって調和空気Wcの主流が弾
性変形部材20側に流れることとなるが、弾性変形部材
20の変形量が小さくなっているため、調和空気Wc
は、弾性変形部材20によって集合されるが、調和空気
Wcの下向き成分が完全に水平成分に変換されないた
め、斜め下向きに流れる。
【0042】図7(ハ)に示すように、ワイヤ24の巻
取手段25への巻取量をなくして、弾性変形部材20を
変形させなかった場合、吹出口5の前面側壁面10に設
けられた突条26によって偏向せしめられた調和空気W
cは、弾性変形部材20と同じ方向のベクトルを有する
ものとなり、略下向きに流れる。
【0043】上記したように、本実施の形態において
は、弾性変形部材20を変形させることにより、調和空
気Wcの吹出方向を略水平方向から略下向き方向にまで
変化させることができる。この場合、水平羽根によら
ず、弾性変形部材20の変形により調和空気Wcの吹出
方向を変化させるようにしているので、いずれの吹出方
向となっても、調和空気Wcは弾性変形部材20に沿っ
て流れることとなり、圧力損失の増大や渦気流の発生を
防止することができる。
【0044】なお、本実施の形態においては、調和空気
Wcの主流を弾性変形部材20側に偏向させ易くするた
めに、吹出口5における前面側壁面10に突条26を設
けているが、必ずしも突条26を設けなくとも、調和空
気Wcの吹出方向の変更は可能である。
【0045】以上の説明においては、吹出口5が円環形
状のものを実施の形態としているが、従来技術の項にお
いて説明した長方形形状あるいは円弧形状の吹出口5に
も本願発明は適用できる。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、調和空気Wc
を斜め下向き方向に案内する相対向する壁面10,11
により構成された吹出口5を下面に備えた空気調和機に
おいて、前記壁面10,11のいずれか一方に、その移
動位置に対応して前記調和空気Wcの吹出方向を略水平
方向から略下向き方向にまで変化させる可動部材12を
設けて、水平羽根によらず、可動部材12を移動させる
ことにより、調和空気Wcの吹出方向を略水平方向から
略下向き方向にまで変化させることができるようにした
ので、いずれの吹出方向となっても、調和空気Wcは可
動部材12に沿って流れることとなり、圧力損失の増大
や渦気流の発生を防止することができるという効果があ
る。
【0047】請求項2の発明におけるように、前記可動
部材12を、前記調和空気Wcの吹出方向の背面側とな
る壁面11に設けられ且つ上下方向に移動されるものと
した場合、可動部材12の構造が簡単となる。
【0048】請求項3の発明によれば、調和空気Wcを
斜め下向き方向に案内する相対向する壁面10,11に
より構成された吹出口5を下面に備えた空気調和機にお
いて、前記調和空気Wcの吹出方向の背面側となる壁面
11に、弾性材料からなり、その変形状態に対応して前
記調和空気Wcの吹出方向を略水平方向から略下向き方
向にまで変化させる弾性変形部材20を設けて、水平羽
根によらず、弾性変形部材20を変形させることによ
り、調和空気Wcの吹出方向を略水平方向から略下向き
方向にまで変化させることができるようにしたので、い
ずれの吹出方向となっても、調和空気Wcは弾性変形部
材20に沿って流れることとなり、圧力損失の増大や渦
気流の発生を防止することができるという効果がある。
【0049】請求項4の発明におけるように、前記調和
空気Wcの吹出方向の前面側となる壁面10上部に、調
和空気Wcの吹出方向を前記弾性変形部材20に向かう
ように偏向させる突条26を設けた場合、調和空気Wc
は、突条26によって偏向されて弾性変形部材20に向
かって流れることとなり、弾性変形部材20による調和
空気Wcの吹出方向の変化が容易となる。
【0050】請求項5の発明におけるように、前記吹出
口5を円環形状あるいは円弧形状とした場合、従来構造
上困難であった円環形状あるいは円弧形状の吹出口5に
おける調和空気Wcの吹出方向変更が、可動部材12あ
るいは弾性変形部材20により容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる吹出口構
造を有する空気調和機の縦断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる吹出口構
造を有する空気調和機の下面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機の吹出口構造を示す拡大断面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機の吹出口構造における可動部材を駆動させるための駆
動手段を示し、(イ)は駆動前の状態を示し、(ロ)は
最大駆動時の状態を示す。
【図5】本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和
機の吹出口構造における調和空気の吹出方向変更の態様
を示し、(イ)は略水平吹出状態を、(ロ)は斜め下向
き吹出状態を、(ハ)は略下向き吹出状態をそれぞれ示
す。
【図6】本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和
機の吹出口構造を示す拡大断面図である。
【図7】本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和
機の吹出口構造における調和空気の吹出方向変更の態様
を示し、(イ)は略水平吹出状態を、(ロ)は斜め下向
き吹出状態を、(ハ)は略下向き吹出状態をそれぞれ示
す。
【図8】従来の吹出口構造を有する空気調和機の縦断面
図である。
【図9】従来の吹出口構造を有する空気調和機の下面図
である。
【図10】従来の空気調和機の吹出口構造を示す拡大断
面図である。
【符号の説明】
5は吹出口、10は壁面(前面側壁面)、11は壁面
(背面側壁面)、12は可動部材、12aは曲面、14
は駆動手段、20は弾性変形部材、26は突条、23は
駆動手段、Wcは調和空気。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調和空気(Wc)を斜め下向き方向に案
    内する相対向する壁面(10),(11)により構成さ
    れた吹出口(5)を下面に備えた空気調和機において、
    前記壁面(10),(11)のいずれか一方には、その
    移動位置に対応して前記調和空気(Wc)の吹出方向を
    略水平方向から略下向き方向にまで変化させる可動部材
    (12)を設けたことを特徴とする空気調和機の吹出口
    構造。
  2. 【請求項2】 前記可動部材(12)を、前記調和空気
    (Wc)の吹出方向の背面側となる壁面(11)に設け
    られ且つ上下方向に移動されるものとしたことを特徴と
    する前記請求項1記載の空気調和機の吹出口構造。
  3. 【請求項3】 調和空気(Wc)を斜め下向き方向に案
    内する相対向する壁面(10),(11)により構成さ
    れた吹出口(5)を下面に備えた空気調和機において、
    前記調和空気(Wc)の吹出方向の背面側となる壁面
    (11)には、弾性材料からなり、その変形状態に対応
    して前記調和空気(Wc)の吹出方向を略水平方向から
    略下向き方向にまで変化させる弾性変形部材(20)を
    設けたことを特徴とする空気調和機の吹出口構造。
  4. 【請求項4】 前記調和空気(Wc)の吹出方向の前面
    側となる壁面(10)上部には、調和空気(Wc)の吹
    出方向を前記弾性変形部材(20)に向かうように偏向
    させる突条(26)を設けたことを特徴とする前記請求
    項3記載の空気調和機の吹出口構造。
  5. 【請求項5】 前記吹出口(5)を円環形状あるいは円
    弧形状としたことを特徴とする前記請求項1ないし請求
    項4のいずれか一項記載の空気調和機の吹出口構造。
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