JP2000076793A - 記録媒体駆動装置および方法、情報記録再生システムおよび方法、並びに提供媒体 - Google Patents

記録媒体駆動装置および方法、情報記録再生システムおよび方法、並びに提供媒体

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JP2000076793A
JP2000076793A JP10244665A JP24466598A JP2000076793A JP 2000076793 A JP2000076793 A JP 2000076793A JP 10244665 A JP10244665 A JP 10244665A JP 24466598 A JP24466598 A JP 24466598A JP 2000076793 A JP2000076793 A JP 2000076793A
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Hiroaki Yada
博昭 矢田
Hiroshi Sugano
浩 菅野
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続するAVデータを、ハードディスクドライ
ブに実時間で記録再生できるようにする。 【解決手段】 ホスト20のCPU14は、ホストインタ
フェースバス18を介してHDD40にアクセスし、AVデ
ータをディスク35に連続的に記録または再生させる。
HDD40が、AVデータの記録または再生を伴わずに行う
非定常動作としてのサーマルキャリブレーション、パト
ロールシーク、交替セクタ処理は、HDD40のCPU28で
はなく、ホスト20のCPU14により管理制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体駆動装置
および方法、情報記録再生システムおよび方法、並びに
提供媒体に関し、特に例えば動画像などの実時間連続デ
ータを記録または再生する記録媒体駆動装置および方
法、情報記録再生システムおよび方法、並びに提供媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】代表的な磁気ディスク装置であるHDD(H
ard Disc Drive)は、磁気ヘッド技術や信号処理技術等
の進歩により、1990年頃から現在まで面記録密度が年率
約60%向上し続けている。2000年過ぎには、3.5インチ
径ディスク1枚に、10GB乃至20GBのデータが記録できる
ようになると考えられており、複数枚のディスクを持つ
HDD1台が100GB以上の記録容量を持つようになる。よっ
て、近年実用化された、DV(digital video)(転送レ
ート=29Mbps)やMPEG2(Moving Picture ExpertsGroup
Phase 2)(転送レート=15Mbps)などの高効率デジタ
ル動画像圧縮技術を用いることにより、HDDに複数チャ
ンネルの動画像情報を同時に記録または再生することが
可能になり、マルチチャンネル動画像ディスクレコーダ
の実用化が可能になる。
【0003】しかし、HDDは、コンピュータの一次記憶
装置として発展してきた歴史から、いわゆる離散テキス
ト型データを、信頼性よく、できるだけ速くランダムに
アクセスする方向での技術向上がなされてきた。そのた
め、HDDの動作は時間軸上で離散的である。すなわち、
ホストからHDDに供給された記録や再生などの命令は、
1つずつ独立した離散的動作として実行され、所定時間
以内に記録動作または再生動作が完了することの保証
(実時間性の保証)はされていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この実時間性の確保を
阻害する代表的な要因として、(1)データ記録/再生
の再実行(リトライ)、(2)欠陥セクタの自動交替処
理、(3)欠陥状況診断などのためのパトロールシー
ク、さらに(4)ヘッド位置決め制御系のためのサーマ
ルキャリブレーション(Thermal Calibration)などが
ある。(1)と(2)は通常のデータ記録/再生に伴う
動作であるのに対し、(3)と(4)は通常動作に割り
込んで、比較的長時間(例えば1秒間)、HDDの通常の
データ記録/再生などを停止して実行される非定常動作
であるので、特に実時間性の保証に対して大きな障害と
なる。それぞれを、以下に簡単に説明する。
【0005】(1)のデータ記録/再生の再実行(リト
ライ)とは、データの記録動作または再生動作中に不具
合が見つかった場合、同じ動作を再度実行することを意
味する。HDDにおけるデータの記録/再生は、通信技術
におけるパケットに相当する短いデータセクタ単位(例
えば512Byte単位)で行われる。
【0006】1つのデータセクタの記録中に、例えばHD
Dに外部から加わった機械的衝撃等によって、データト
ラックからのヘッドの位置ずれが許容量を越えたことが
検出された場合、記録動作は中止される。その後、ヘッ
ド位置ずれの正常状態への復帰と、ディスク回転により
当該セクタがヘッド直下に再来することを待って、当該
データセクタに対してデータ記録動作が再度実行(ライ
トリトライ)される。よって、ライトリトライが生じる
と、本来は連続的なデータ記録動作が一旦途切れ、ディ
スク回転待ち時間(例えば回転速度が90Hzの場合、11m
s)が必要になるので、実時間性が阻害される。
【0007】また、1つのデータセクタの再生時に、セ
クタに付加された誤り訂正符号(ECC)の訂正能力を越
えた量のエラーが発生し、訂正不能と判定された場合に
は、ディスクの回転により当該セクタがヘッド直下に再
来することを待って、当該論理セクタの再生動作が再度
実行(リードリトライ)される。この場合も、本来は連
続的なデータ再生動作が一旦途切れ、ディスク回転待ち
時間が必要になるので、実時間性が阻害される。さら
に、一度リードリトライしても、再度訂正不能と判定さ
れた場合には、2回目のリードリトライが実行される。
エラーが、ノイズなどのランダムな原因によるソフトエ
ラーでなく、ディスクの磁性膜の傷付きなどの確定的な
原因によるハードエラーである場合には、例えば10回以
上リードリトライを行っても正しく読めず、100ms以上
もの無駄時間が必要となり、実時間性確保に致命的な障
害となる。
【0008】(2)の欠陥セクタの自動交替処理には、
HDDの工場出荷時に行われる初期欠陥交替処理と、ユー
ザによる使用中にHDDが行う2次欠陥交替処理の2種類
がある。初期欠陥交替処理は、ディスクの磁性膜に当初
から存在する初期欠陥等によるハードエラーを工場出荷
時に検査し、それが存在するセクタの番号をHDD内の半
導体メモリなどに記憶しておき、HDD使用時には、当該
初期欠陥セクタを、ディスク上の別の専用領域に設けら
れた予備セクタに交替させることで、HDDを制御するホ
ストから見て、あたかも初期欠陥が無いかのごとく、デ
ータ信頼性を確保する手法である。2次欠陥交替処理
は、同様の交替処理を、ユーザによるHDDの使用開始後
に何らかの原因により生じたディスクの磁性膜傷付き等
の2次欠陥に対して行う手法である。
【0009】これら2種類の交替処理は、いずれもディ
スク面上で、物理的に離れた場所へのヘッドの移動を伴
う。欠陥セクタと予備セクタが異なるトラック上に存在
すれば、交替処理には、ヘッドを異なるトラック上に移
動させるシーク動作が必要となる。また、両者が同一ト
ラック上に存在していたとしても、ディスク回転待ち時
間が必要となる。よって、本来のデータ記録/再生動作
としてホストが予期しない無駄時間をHDDが自動的には
さんでしまうので、動画像などの実時間連続データ記録
/再生の障害となる。
【0010】また、2次欠陥に関連して、次の(3)で
述べるパトロールシーク等によってHDDが2次欠陥の発
生を認識して交替処理を開始する前に、同欠陥によるハ
ードエラーが誤ってソフトエラーと見なされて、リード
リトライ回数が多くなる問題もある。
【0011】(3)のパトロールシークは、HDDの使用
中に、ディスク上の各トラックを順次シークして行き、
各データセクタのエラー状況を定期的(例えば30分経
過する毎)に検査診断し、リードリトライによっても正
しく読めないハードエラーを検出した場合に、2次欠陥
が発生したと診断する手法である。また、パトロールシ
ークは、ヘッドが同一トラック上に長時間存在すること
によって、ディスク面への傷付きの発生頻度が高くなる
ことを防ぐため、ヘッドの存在位置をディスク面上に平
均化するなどの機械的信頼性改善のためにも実施される
場合がある。
【0012】このパトロールシークは、記録/再生動作
が一旦終了した後、自動的にHDDが実施するため、一旦
開始されると、数100msを越える比較的長い時間、記録
または再生動作が行えなくなる。よって、動画像などの
実時間連続データの記録再生には大きな障害であった。
【0013】(4)のサーマルキャリブレーションは、
ヘッドを記録トラック上に位置決めするヘッド位置決め
制御系に関して行われる。ヘッド位置決め制御系では、
ディスク上に書かれたサーボ領域からヘッド位置情報を
検出し、回動ボイスコイルモータ(VCM)を制御してヘ
ッドアームを動かすことにより、ヘッドを目的の記録ト
ラック上に移動(シーク)させ、正確に追従させる(ト
ラッキングさせる)制御が行われている。シーク時間は
短い方が良く、また、トラッキング誤差も小さい方が良
い。そのためには、制御対象であるVCMのトルク定数の
値や、その回動方向の分布を、制御動作前に予め知る必
要がある。
【0014】また、回動アーム上のヘッドとドライブシ
ャーシ上の増幅回路等を接続するフレキシブルケーブル
は、ヘッド位置決め制御系に外力(フレキ外力)を与え
るので、その値と回動方向の分布も、制御動作前に予め
知る必要がある。そのため、電源投入時に、HDD自身
が、これらトルク定数やフレキ外力などの制御対象パラ
メータの設計値からのずれなどを測定することが通常行
われる。さらに、これらのパラメータは、HDDが動作中
の温度変化の影響を受けやすい。例えばVCMのコイルの
電気抵抗が温度によって変化するため、そのトルク定数
も温度によって変化する。また、フレキ外力等も温度変
化により変化する場合がある。
【0015】動作中にこれら制御対象のパラメータに変
化が起こると、サーボ系の開ループゲインが変化し、応
答特性が変化することによって、シーク後の制定時間が
長くなる、またはトラッキング時にフレキ外力の補正に
残留誤差が残り、位置決め精度が劣化する等の問題があ
る。その対策として、サーマルキャリブレーションが行
われる。これは、HDDが電源投入後、一定時間(例えば
1時間)毎に、通常の記録または再生動作が一旦完了し
た後に、特別な時間(例えば1秒間)をあてて、通常の
記録再生動作命令を受け付けず、上記の制御対象パラメ
ータの再測定を行うものである。よって、これは動画像
などの実時間連続データの記録再生には大きな障害であ
った。
【0016】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、HDDとして必要な信頼性を維持しながら
も、非定常動作により、動画像の連続記録または再生に
必要な実時間性が損なわれないようにするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の記録媒
体駆動装置は、記録媒体に対して情報を記録または再生
する記録再生手段と、情報の記録または再生を伴わない
非定常動作を、情報処理装置の管理下で実行する実行手
段とを備えることを特徴とする。
【0018】請求項7に記載の記録媒体駆動方法は、記
録媒体に対して情報を記録または再生する記録再生ステ
ップと、情報の記録または再生を伴わない非定常動作
を、情報処理装置の管理下で実行する実行ステップとを
含むことを特徴とする。
【0019】請求項8に記載の提供媒体は、記録媒体に
対して情報を記録または再生する記録再生ステップと、
情報の記録または再生を伴わない非定常動作を、情報処
理装置の管理下で実行する実行ステップとを含む処理を
実行させるコンピュータが読みとり可能なプログラムを
提供することを特徴とする。
【0020】請求項9に記載の情報処理装置は、記録媒
体駆動装置と記録または再生される情報を授受する授受
手段と、記録媒体駆動装置の情報の記録または再生を伴
わない非定常動作を制御する制御手段とを備えることを
特徴とする。
【0021】請求項10に記載の情報処理方法は、記録
媒体駆動装置と記録または再生される情報を授受する授
受ステップと、記録媒体駆動装置の情報の記録または再
生を伴わない非定常動作を制御する制御ステップとを含
むことを特徴とする。
【0022】請求項11に記載の提供媒体は、記録媒体
駆動装置と記録または再生される情報を授受する授受ス
テップと、記録媒体駆動装置の情報の記録または再生を
伴わない非定常動作を制御する制御ステップとを含む処
理を実行させるコンピュータが読みとり可能なプログラ
ムを提供することを特徴とする。
【0023】請求項12に記載の情報記録再生システム
は、記録媒体駆動装置は、記録媒体に対して情報を記録
または再生する記録再生手段と、情報の記録または再生
を伴わない非定常動作を、情報処理装置からの制御に基
づいて実行する実行手段とを備え、情報処理装置は、情
報を圧縮し、記録再生手段に供給する情報圧縮手段と、
記録再生手段より供給された、圧縮されている情報を伸
長する情報伸長手段と、記録媒体駆動装置の情報の記録
または再生を伴わない非定常動作を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0024】請求項14に記載の情報記録再生方法は、
記録媒体駆動装置の情報記録再生方法は、記録媒体に対
して情報を記録または再生する記録再生ステップと、情
報の記録または再生を伴わない非定常動作を、情報処理
装置からの制御に基づいて実行する実行ステップとを含
み、情報処理装置の情報記録再生方法は、情報を圧縮
し、記録再生ステップに供給する情報圧縮ステップと、
記録再生ステップで圧縮された情報を伸長する情報伸長
ステップと、記録媒体駆動装置の情報の記録または再生
を伴わない非定常動作を制御する制御ステップとを含む
ことを特徴とする。
【0025】請求項15に記載の提供媒体は、記録媒体
駆動装置に、記録媒体に対して情報を記録または再生す
る記録再生ステップと、情報の記録または再生を伴わな
い非定常動作を、情報処理装置からの制御に基づいて実
行する実行ステップとを含む処理を実行させ、情報処理
装置に、情報を圧縮し、記録再生ステップに供給する情
報圧縮ステップと、記録再生ステップで圧縮された情報
を伸長する情報伸長ステップと、記録媒体駆動装置の情
報の記録または再生を伴わない非定常動作を制御する制
御ステップとを含む処理を実行させるコンピュータが読
みとり可能なプログラムを提供することを特徴とする。
【0026】請求項16に記載の記録媒体駆動装置は、
記録媒体に対して情報を記録または再生する記録再生手
段と、シーク、または記録もしくは再生の動作に誤りが
発生した場合、情報処理装置により管理される再実行の
回数もしくは最大実行可能回数に基づいて、シーク、ま
たは記録もしくは再生の動作を再実行する実行手段とを
備えることを特徴とする。
【0027】請求項20に記載の記録媒体駆動方法は、
記録媒体に対して情報を記録または再生する記録再生ス
テップと、シーク、または記録もしくは再生の動作に誤
りが発生した場合、情報処理装置により管理される再実
行の回数もしくは最大実行可能回数に基づいて、シー
ク、または記録もしくは再生の動作を再実行する実行ス
テップとを含むことを特徴とする。
【0028】請求項21に記載の提供媒体は、記録媒体
に対して情報を記録または再生する記録再生ステップ
と、シーク、または記録もしくは再生の動作に誤りが発
生した場合、情報処理装置により管理される再実行の回
数もしくは最大実行可能回数に基づいて、シーク、また
は記録もしくは再生の動作を再実行する実行ステップと
を含む処理を実行させるコンピュータが読みとり可能な
プログラムを提供することを特徴とする。
【0029】請求項22に記載の情報処理装置は、記録
媒体駆動装置と記録または再生される情報を授受する授
受手段と、記録媒体駆動装置におけるシーク、または記
録もしくは再生の動作に誤りが発生した場合、記録媒体
駆動装置のシーク、または記録もしくは再生の再実行の
回数もしくは最大実行可能回数を制御する制御手段とを
備えることを特徴とする。
【0030】請求項23に記載の情報処理方法は、記録
媒体駆動装置と記録または再生される情報を授受する授
受ステップと、記録媒体駆動装置におけるシーク、また
は記録もしくは再生の動作に誤りが発生した場合、記録
媒体駆動装置のシーク、または記録もしくは再生の再実
行の回数もしくは最大実行可能回数を制御する制御ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0031】請求項24に記載の提供媒体は、記録媒体
駆動装置と記録または再生される情報を授受する授受ス
テップと、記録媒体駆動装置におけるシーク、または記
録もしくは再生の動作に誤りが発生した場合、記録媒体
駆動装置のシーク、または記録もしくは再生の再実行の
回数もしくは最大実行可能回数を制御する制御ステップ
とを含む処理を実行させるコンピュータが読みとり可能
なプログラムを提供することを特徴とする。
【0032】請求項25に記載の情報記録再生システム
は、記録媒体駆動装置は、記録媒体に対して情報を記録
または再生する記録再生手段と、シーク、または記録も
しくは再生の動作に誤りが発生した場合、情報処理装置
により管理される再実行の回数もしくは最大実行可能回
数に基づいて、シーク、または記録もしくは再生の動作
を再実行する実行手段とを備え、情報処理装置は、情報
を圧縮し、記録再生手段に供給する情報圧縮手段と、記
録再生手段より供給された、圧縮されている情報を伸長
する情報伸長手段と、記録媒体駆動装置におけるシー
ク、または記録もしくは再生の動作に誤りが発生した場
合、記録媒体駆動装置のシーク、または記録もしくは再
生の再実行の回数もしくは最大実行可能回数を制御する
制御手段とを備えることを特徴とする。
【0033】請求項27に記載の情報記録再生方法は、
記録媒体駆動装置の情報記録再生方法は、記録媒体に対
して情報を記録または再生する記録再生ステップと、シ
ーク、または記録もしくは再生の動作に誤りが発生した
場合、情報処理装置により管理される再実行の回数もし
くは最大実行可能回数に基づいて、シーク、または記録
もしくは再生の動作を再実行する実行ステップとを含
み、情報処理装置の情報記録再生方法は、情報を圧縮
し、記録再生ステップに供給する情報圧縮ステップと、
記録再生ステップより供給された、圧縮されている情報
を伸長する情報伸長ステップと、記録媒体駆動装置にお
けるシーク、または記録もしくは再生の動作に誤りが発
生した場合、記録媒体駆動装置のシーク、または記録も
しくは再生の再実行の回数もしくは最大実行可能回数を
制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0034】請求項28に記載の提供媒体は、記録媒体
駆動装置に、記録媒体に対して情報を記録または再生す
る記録再生ステップと、シーク、または記録もしくは再
生の動作に誤りが発生した場合、情報処理装置により管
理される再実行の回数もしくは最大実行可能回数に基づ
いて、シーク、または記録もしくは再生の動作を再実行
する実行ステップとを含む処理を実行させ、情報処理装
置に、情報を圧縮し、記録再生ステップに供給する情報
圧縮ステップと、記録再生ステップより供給された、圧
縮されている情報を伸長する情報伸長ステップと、記録
媒体駆動装置におけるシーク、または記録もしくは再生
の動作に誤りが発生した場合、記録媒体駆動装置のシー
ク、または記録もしくは再生の再実行の回数もしくは最
大実行可能回数を制御する制御ステップとを含む処理を
実行させるコンピュータが読みとり可能なプログラムを
提供することを特徴とする。
【0035】請求項29に記載の記録媒体駆動装置は、
記録媒体に対して情報を記録または再生する記録再生手
段と、記録媒体上において欠陥を持つデータ記録領域
を、欠陥のないデータ記録領域に交替させる処理を、情
報処理装置の管理下で実行する実行手段とを備えること
を特徴とする。
【0036】請求項33に記載の記録媒体駆動方法は、
記録媒体に対して情報を記録または再生する記録再生ス
テップと、記録媒体上において欠陥を持つデータ記録領
域を、欠陥のないデータ記録領域に交替させる処理を、
情報処理装置の管理下で実行する実行ステップとを含む
ことを特徴とする。
【0037】請求項34に記載の提供媒体は、記録媒体
に対して情報を記録または再生する記録再生ステップ
と、記録媒体上において欠陥を持つデータ記録領域を、
欠陥のないデータ記録領域に交替させる処理を、情報処
理装置の管理下で実行する実行ステップとを含む処理を
実行させるコンピュータが読みとり可能なプログラムを
提供することを特徴とする。
【0038】請求項35に記載の情報処理装置は、記録
媒体駆動装置と記録または再生される情報を授受する授
受手段と、記録媒体駆動装置の記録媒体上の欠陥を持つ
データ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替さ
せる処理を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0039】請求項36に記載の情報処理方法は、記録
媒体駆動装置と記録または再生される情報を授受する授
受ステップと、記録媒体駆動装置の記録媒体上の欠陥を
持つデータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交
替させる処理を制御する制御ステップとを含むことを特
徴とする。
【0040】請求項37に記載の提供媒体は、記録媒体
駆動装置と記録または再生される情報を授受する授受ス
テップと、記録媒体駆動装置の記録媒体上の欠陥を持つ
データ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替さ
せる処理を制御する制御ステップとを含む処理を実行さ
せるコンピュータが読みとり可能なプログラムを提供す
ることを特徴とする。
【0041】請求項38に記載の情報記録再生システム
は、記録媒体駆動装置は、記録媒体に対して情報を記録
または再生する記録再生手段と、記録媒体上において欠
陥を持つデータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域
に交替させる処理を、情報処理装置の管理下で実行する
実行手段とを備え、情報処理装置は、情報を圧縮し、記
録再生手段に供給する情報圧縮手段と、記録再生手段よ
り供給された、圧縮されている情報を伸長する情報伸長
手段と、記録媒体駆動装置の記録媒体上の欠陥を持つデ
ータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替させ
る処理を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0042】請求項40に記載の情報記録再生方法は、
記録媒体駆動装置の情報記録再生方法は、記録媒体に対
して情報を記録または再生する記録再生ステップと、記
録媒体上において欠陥を持つデータ記録領域を、欠陥の
ないデータ記録領域に交替させる処理を、情報処理装置
の管理下で実行する実行ステップとを含み、情報処理装
置の情報記録再生方法は、情報を圧縮し、記録再生ステ
ップに供給する情報圧縮ステップと、記録再生ステップ
より供給された、圧縮されている情報を伸長する情報伸
長ステップと、記録媒体駆動装置の記録媒体上の欠陥を
持つデータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交
替させる処理を制御する制御ステップとを含むことを特
徴とする。
【0043】請求項41に記載の提供媒体は、記録媒体
駆動装置に、記録媒体に対して情報を記録または再生す
る記録再生ステップと、記録媒体上において欠陥を持つ
データ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替さ
せる処理を、情報処理装置の管理下で実行する実行ステ
ップとを含む処理を実行させ、情報処理装置に、情報を
圧縮し、記録再生ステップに供給する情報圧縮ステップ
と、記録再生ステップより供給された、圧縮されている
情報を伸長する情報伸長ステップと、記録媒体駆動装置
の記録媒体上の欠陥を持つデータ記録領域を、欠陥のな
いデータ記録領域に交替させる処理を制御する制御ステ
ップとを含む処理を実行させるコンピュータが読みとり
可能なプログラムを提供することを特徴とする。
【0044】請求項1に記載の記録媒体駆動装置、請求
項7に記載の記録媒体駆動方法、および請求項8に記載
の提供媒体においては、情報の記録または再生を伴わな
い非定常動作が、情報処理装置の管理下で実行される。
【0045】請求項9に記載の情報処理装置、請求項1
0に記載の情報処理方法、および請求項11に記載の提
供媒体においては、記録媒体駆動装置の情報の記録また
は再生を伴わない非定常動作が制御される。
【0046】請求項12に記載の情報記録再生システ
ム、請求項14に記載の情報記録再生方法、および請求
項15に記載の提供媒体においては、記録媒体駆動装置
の情報の記録または再生を伴わない非定常動作が、情報
処理装置により制御される。
【0047】請求項16に記載の記録媒体駆動装置、請
求項20に記載の記録媒体駆動方法、および請求項21
に記載の提供媒体においては、シーク、または記録もし
くは再生の動作に誤りが発生した場合、情報処理装置に
より管理される再実行の回数もしくは最大実行可能回数
に基づいて、シーク、または記録もしくは再生の動作が
再実行される。
【0048】請求項22に記載の情報処理装置、請求項
23に記載の情報処理方法、および請求項24に記載の
提供媒体においては、記録媒体駆動装置におけるシー
ク、または記録もしくは再生の動作に誤りが発生した場
合、シーク、または記録もしくは再生の再実行の回数も
しくは最大実行可能回数が制御される。
【0049】請求項25に記載の情報記録再生システ
ム、請求項27に記載の情報記録再生方法、および請求
項28に記載の提供媒体においては、記録媒体駆動装置
における、シーク、または記録もしくは再生の動作に誤
りが発生した場合におけるシーク、または記録もしくは
再生の再実行の回数もしくは最大実行可能回数が情報処
理装置により制御される。
【0050】請求項29に記載の記録媒体駆動装置、請
求項33に記載の記録媒体駆動方法、および請求項34
に記載の提供媒体においては、記録媒体上の欠陥を持つ
データ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替さ
せる処理が、情報処理装置の管理下で実行される。
【0051】請求項35に記載の情報処理装置、請求項
36に記載の情報処理方法、および請求項37に記載の
提供媒体においては、記録媒体駆動装置の記録媒体上の
欠陥を持つデータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領
域に交替させる処理が制御される。
【0052】請求項38に記載の情報記録再生システ
ム、請求項40に記載の情報記録再生方法、および請求
項41に記載の提供媒体においては、記録媒体駆動装置
の記録媒体上の欠陥を持つデータ記録領域を、欠陥のな
いデータ記録領域に交替させる処理が情報処理装置によ
り制御される。
【0053】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0054】請求項1に記載の記録媒体駆動装置は、記
録媒体(例えば、図1のディスク35)に対して情報を
記録または再生する記録再生手段(例えば、図1のヘッ
ド25)と、情報の記録または再生を伴わない非定常動
作を、情報処理装置(例えば、図1のホスト20)の管
理下で実行する実行手段(例えば、図1のCPU28)と
を備えることを特徴とする。
【0055】請求項9に記載の情報処理装置は、記録媒
体駆動装置(例えば、図1のHDD40)と記録または再
生される情報を授受する授受手段(例えば、図1のメモ
リ制御回路5)と、記録媒体駆動装置の情報の記録また
は再生を伴わない非定常動作を制御する制御手段(例え
ば、図1のCPU14)とを備えることを特徴とする。
【0056】請求項12に記載の情報記録再生システム
は、記録媒体駆動装置(例えば、図1のHDD40)は、
記録媒体(例えば、図1のディスク35)に対して情報
を記録または再生する記録再生手段(例えば、図1のヘ
ッド25)と、情報の記録または再生を伴わない非定常
動作を、情報処理装置(例えば、図1のホスト20)か
らの制御に基づいて実行する実行手段(例えば、図1の
CPU28)とを備え、情報処理装置は、情報を圧縮し、
記録再生手段に供給する情報圧縮手段(例えば、図1の
画像情報圧縮器3)と、記録再生手段より供給された、
圧縮されている情報を伸長する情報伸長手段(例えば、
図1の画像情報伸長器9)と、記録媒体駆動装置の情報
の記録または再生を伴わない非定常動作を制御する制御
手段(例えば、図1のCPU14)とを備えることを特徴
とする。
【0057】請求項16に記載の記録媒体駆動装置は、
記録媒体(例えば、図1のディスク35)に対して情報
を記録または再生する記録再生手段(例えば、図1のヘ
ッド25)と、シーク、または記録もしくは再生の動作
に誤りが発生した場合、情報処理装置(例えば、図1の
ホスト20)により管理される再実行の回数もしくは最
大実行可能回数に基づいて、シーク、または記録もしく
は再生の動作を再実行する実行手段(例えば、図1のCP
U28)とを備えることを特徴とする。
【0058】請求項25に記載の情報記録再生システム
は、記録媒体駆動装置(例えば、図1のHDD40)は、
記録媒体(例えば、図1のディスク35)に対して情報
を記録または再生する記録再生手段(例えば、図1のヘ
ッド25)と、シーク、または記録もしくは再生の動作
に誤りが発生した場合、情報処理装置(例えば、図1の
ホスト20)により管理される再実行の回数もしくは最
大実行可能回数に基づいて、シーク、または記録もしく
は再生の動作を再実行する実行手段(例えば、図1のCP
U28)とを備え、情報処理装置は、情報を圧縮し、記
録再生手段に供給する情報圧縮手段(例えば、図1の画
像情報圧縮器3)と、記録再生手段より供給された、圧
縮されている情報を伸長する情報伸長手段(例えば、図
1の画像情報伸長器9)と、記録媒体駆動装置における
シーク、または記録もしくは再生の動作に誤りが発生し
た場合、記録媒体駆動装置のシーク、または記録もしく
は再生の再実行の回数もしくは最大実行可能回数を制御
する制御手段(例えば、図1のCPU14)とを備えるこ
とを特徴とする。
【0059】請求項29に記載の記録媒体駆動装置は、
記録媒体(例えば、図1のディスク35)に対して情報
を記録または再生する記録再生手段(例えば、図1のヘ
ッド25)と、記録媒体上において欠陥を持つデータ記
録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替させる処理
を、情報処理装置(例えば、図1のホスト20)の管理
下で実行する実行手段(例えば、図1のCPU28)とを
備えることを特徴とする。
【0060】請求項35に記載の情報処理装置は、記録
媒体駆動装置(例えば、図1のHDD40)と記録または
再生される情報を授受する授受手段(例えば、図1のメ
モリ制御回路5)と、記録媒体駆動装置の記録媒体(例
えば、図1のディスク35)上の欠陥を持つデータ記録
領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替させる処理を
制御する制御手段(例えば、図1のCPU14)とを備え
ることを特徴とする。
【0061】請求項38に記載の情報記録再生システム
は、記録媒体駆動装置(例えば、図1のHDD40)は、
記録媒体(例えば、図1のディスク35)に対して情報
を記録または再生する記録再生手段(例えば、図1のヘ
ッド25)と、記録媒体上において欠陥を持つデータ記
録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替させる処理
を、情報処理装置(例えば、図1のホスト20)の管理
下で実行する実行手段(例えば、図1のCPU28)とを
備え、情報処理装置は、情報を圧縮し、記録再生手段に
供給する情報圧縮手段(例えば、図1の画像情報圧縮器
3)と、記録再生手段より供給された、圧縮されている
情報を伸長する情報伸長手段(例えば、図1の画像情報
伸長器9)と、記録媒体駆動装置の記録媒体上の欠陥を
持つデータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交
替させる処理を制御する制御手段(例えば、図1のCPU
14)とを備えることを特徴とする。
【0062】以下に、本発明を適用した情報記録再生シ
ステムについて説明する。なお、以下の例では、典型的
な例として、固定型HDDについて説明するが、ディスク
が交換可能なリムーバブルHDD、またはその他の磁気デ
ィスク装置においても本発明を適用することができるこ
とは言うまでもない。
【0063】図1には、本発明を適用した情報記録再生
システムとしてのデジタル画像ディスクレコーダの構成
例が表されている。第1のチャンネル(Ch.1)のAVエン
コーダ1−1は、入力された画像信号を、例えば、MPEG
方式で圧縮(エンコード)する画像情報圧縮器3、並び
に対応する音響信号入力をMPEG方式で圧縮(エンコー
ド)する音響情報圧縮器4、並びに画像情報圧縮器3と
音響情報圧縮器4の出力を合成するマルチプレクサ(MU
X)2とを有している。第1のチャンネルのAVエンコー
ダ1−1と同様に、第2のチャンネル(Ch.2)のAVエン
コーダ1−2が設けられており、図示は省略するが、こ
のAVエンコーダ1−2も、第2のチャンネルの画像信号
を圧縮する画像情報圧縮器、第2のチャンネルの音響信
号を圧縮する音響情報圧縮器、およびそれらの圧縮信号
をマルチプレクスするマルチプレクサを内蔵している。
【0064】AVエンコーダ1−1または、AVエンコーダ
1−2より出力された信号は、メモリ制御回路5に入力
されている。メモリ制御回路5にはまた、既に、図示せ
ぬ装置で圧縮されている第3のチャンネル(Ch.3)の圧
縮映像音響データも入力されるようになされている。
【0065】メモリ制御回路5には、ホストメモリ12
が接続されており、このホストメモリ12には、ハード
ディスクとしての磁気ディスク35(以下、単に、ディ
スク35と称する)に記録または再生される単位として
の1クラスタ分のデータが、少なくとも記憶されるよう
になされている。メモリ制御回路5は、AVエンコーダ1
−1,1−2より入力される圧縮映像音響データ、また
は、既に圧縮された状態で入力される圧縮映像音響デー
タをホストメモリ12に供給し、記憶させた後、AV−イ
ンタフェース(I/F)17からホストインタフェースバ
ス18を介してHDD40に供給するようになされてい
る。また、メモリ制御回路5は、HDD40からホストイ
ンタフェースバス18、およびAVインタフェース17を
介して入力された再生データをホストメモリ12に一旦
記憶させた後、適宜それを読み出し、AVデコーダ6−
1,6−2に出力するか、または、そのまま図示せぬ装
置に出力するようになされている。
【0066】第1のチャンネルのAVデコーダ6−1は、
メモリ制御回路5より入力された圧縮映像音響データか
ら、映像データと音響データを分離し、それぞれ、補間
回路8と補間回路10に出力するデマルチプレクサ(DE
MUX)7を有している。補間回路8は、デマルチプレク
サ7より入力された圧縮映像データの誤りを補間し、画
像情報伸長器9に出力している。画像情報伸長器9は、
画像情報圧縮器3に対応する伸長処理を行い、伸長した
画像信号を、図示せぬ装置に出力するようになされてい
る。補間回路10は、デマルチプレクサ7より入力され
た音響データの誤りを補間し、音響情報伸長器11に出
力している。音響情報伸長器11は、音響情報圧縮器4
に対応する方式で入力された音響情報を伸長し、図示せ
ぬ装置に出力する。
【0067】図示は省略するが、AVデコーダ6−2も、
AVデコーダ6−1と同様に、デマルチプレクサ、補間回
路、画像情報伸長器、および音響情報伸長器を内蔵して
いる。
【0068】この例では、1台のHDD40をホストイン
タフェースバス18を介して、ホスト20と接続し、同
時に3チャンネルの圧縮動画・音響データが記録または
再生できる構成となっている。ホストインタフェースバ
ス18としては、例えばANSI(American National Stan
dards Institute)における拡張IDE(Integrated Devic
e Electronics)規格(ATA(AT Attachment)規格)が
用いられる。ディスクレコーダ全体の動作は、CPU14
により管理されており、そのファームウエアはROM16
に記憶されており、RAM15はCPU14の作業領域として
用いられる。ユーザからディスクレコーダへ動作指示を
与え、またディスクレコーダからユーザに動作状況を知
らせるためのユーザインタフェース機構として、特に図
示しないスイッチ、リモートコントローラ、キーボー
ド、液晶表示装置等が装備され、それらとの入出力はCP
U14が管理する。
【0069】HDD40の記録または再生の指示は、CPU1
4がCPUバス13を介してAV-I/F17から拡張IDE規格に
定義されているWrite命令またはRead命令を発行させる
ことにより行われる。また、ホスト20とHDD40の間
のデータの転送は、CPU14がメモリ制御回路5とAV-I/
F17に指示することにより実行される。
【0070】HDD40は、ハードディスクコントローラ
(HDC)21を有しており、HDC21は、ホストインタフ
ェースバス18を介して入力されたデータを、一旦バッ
ファメモリ22に記録させた後、適宜これを読み出し
て、記録チャンネル信号処理回路23に供給するととも
に、再生チャンネル信号処理回路27より供給された再
生データをバッファメモリ22に一旦記憶させた後、適
宜これを読み出して、ホストインタフェースバス18を
介して出力するようになされている。
【0071】記録チャンネル信号処理回路23は、入力
されたデータを所定の変調方式で変調した後、増幅器2
4を介して磁気ヘッド(以下、単に、ヘッドと称する)
25に供給し、ディスク35に記録させるようになされ
ている。
【0072】また、ヘッド25は、ディスク35に記録
されているデータを再生し、増幅器26を介して再生チ
ャンネル信号処理回路27に出力するようになされてい
る。再生チャンネル信号処理回路27は、入力されたデ
ータを記録チャンネル信号処理回路23における場合と
対応する方式で復調し、HDC21に出力するようになさ
れている。
【0073】CPU28は、CPUバス29を介して、HDC2
1や再生チャンネル信号処理回路27、記録チャンネル
信号処理回路23などを制御するようになされている。
サーボDSP(デジタルシグナルプロセッサ)30は、再
生チャンネル信号処理回路27より入力された再生デー
タに基づいてサーボ信号を生成し、増幅器31を介し
て、ボイスコイルモータ(VCM)32に出力するように
なされている。VCM32は、入力された信号に対応して
ヘッド25をディスク35の半径方向に移送(シーク)
し、ヘッド25をディスク35の所定のトラック上に位
置させる。
【0074】スピンドルモータ(SPM)制御器33は、
スピンドルモータ(SPM)34が出力するFG信号とPG信
号に基づいて制御信号を生成して、スピンドルモータ3
4を所定の速度で回転させるようになされている。
【0075】図2に、ROM16に格納され、CPU14が実
行するファームウエアの階層構成を示す。下位の第1層
には、前記ユーザインタフェース機構との入出力を行う
ユーザI/F部、MPEG2エンコーダ・デコーダ動作管理部、
メモリ制御回路5に指示して、ホストメモリ12へのAV
データストリームやクラスタの書き込みや読み出しを行
うホストメモリ管理部、およびHDDデバイスドライバが
設けられている。上位の第2層には、これら第1層を管
理し、ディスクレコーダ全体の動作を司るシステム管理
ソフトウエアが設けられている。システム管理ソフトウ
エアの機能には、各チャンネルの記録や再生動作の指示
と管理、HDD40やホストメモリ12などの各ハードウ
エア資源の稼働状況の把握と管理など、デジタル動画デ
ィスクレコーダに必要な機能のうち、第1層に含まれて
いない全てのものが含まれる。
【0076】まず、デジタル動画ディスクレコーダ全体
における記録時の信号の流れを説明する。第1のチャン
ネル(Ch.1)においては、外部から入力されたアナログ
画像信号(例えばNTSC信号)が、画像情報圧縮器3にお
いてデジタル化された後、データレートが1/5程度ま
で圧縮される。画像情報圧縮の方式としては、DVやMPEG
2などが実用化されており、元のデジタル映像情報に対
して、離散コサイン変換やフレーム間動き検出、再量子
化、2次元ハフマン符号化などを行うことにより、情報
量が圧縮される。外部から同時に入力されたアナログ音
響信号も、音響情報圧縮器4によりデジタル化され、デ
ータレートが圧縮される。圧縮された映像情報と音響情
報は、MUX2でマルチプレクスされ、AVデータストリー
ムとされる。いまの場合、映像情報圧縮方式としてMPEG
2方式を用い、AVデータストリームのデータレートは8Mb
it/sであるとする。
【0077】このAVデータストリームは、メモリ制御回
路5を経て、一旦ホストメモリ12に順次記録される。
CPU14はファームウエアのホストメモリ管理部に従っ
て、メモリ制御回路5に指示を出し、ホストメモリ12
からHDD40に記録すべきひとまとまりのデータである
クラスタを読み出し、AV-I/F17を介してホストインタ
フェースバス18を経て、HDD40に送り、記録させ
る。
【0078】図3に、クラスタと、MPEG2のデータスト
リームに定義されるGOP(Group of picture)の関係を
示す。図3の例では、クラスタは、GOPを4分割して得
たデータのまとまりとされている。GOPは15フレームの
画像よりなり、1フレームは1/30秒に相当するので、1
つのGOPは0.5秒に相当し、そのデータ量は4Mbitとな
る。よって、それを8分割して得た1つのクラスタのデ
ータ量は1Mbitであり、HDD40のセクタサイズが512Byt
e(4096bit)なので、約256セクタ分のデータ量に相当
する。すなわち、HDD40は、ホスト20から記録命令
を受ける度に、約256セクタにAVデータストリームを連
続的に記録する。
【0079】記録時のHDD40の動作は以下に述べる通
りである。簡単のため、図4に示すように、Ch.1の1本
のデータストリームのみを記録する場合を例にあげる。
【0080】CPU14は、記録すべき1つのクラスタ
が、HDD40の所定の論理ブロックアドレスから所定の
長さのデータブロックとして記録されるように、HDD4
0にコマンドを送る。HDD40の内部のHDC21は、この
コマンドを受け、CPU28と共同して、論理ブロックア
ドレスを、HDD40の内部の物理アドレス(ディスク面
番号、トラック番号、セクタ番号等)に変換する。続い
て、ホストメモリ12から送出された1クラスタ分のデ
ータ(例えば256セクタ分のデータ)が、ホストインタ
フェースバス18を介してHDC21に受け取られ、バッ
ファメモリ22に一旦蓄積される。
【0081】HDC21は、このデータをHDD40のトラッ
ク上に設定された論理データセクタの長さ(512Byte)
に分割し、さらにその前後に、読み出し時にビット同期
を取るためのプリアンブルパターンや誤り訂正符号を付
加してデータセクタを形成した後、ディスク回転に同期
しながら、記録チャンネル信号処理回路23に送り出
す。記録チャンネル信号処理回路23は、そのデータセ
クタにチャンネル符号化を施し、ヘッド25とディスク
35からなる磁気記録チャンネルの特性に適合した2値
系列に変換する。この2値系列は、増幅器24により、
矩形状の記録電流波形に対応付けられ、ヘッド25によ
って、磁気ディスク35上の磁化反転パターンとして記
録される。
【0082】ここで、予め記録対象となる目標トラック
にヘッド25を位置決めしておく必要があるので、HDC
21とCPU28から目標トラック番号を受け取ったサー
ボDSP30は、ディスク面上のトラック番号を再生チャ
ンネル信号処理回路27から受け取りながら、ヘッド2
5をその物理アドレスに移動させ、位置決めを行う。以
上の例では、図4に示すように、1つのクラスタの記録
に使用可能な時間は125msであるが、HDD40のシークと
回転待ち動作(S1)と記録動作(W1)に要する時間は、
HDDの速度性能にもよるが、30ms程度であり、残りの時
間が余り時間(E)となる。
【0083】次に、再生時の信号の流れを説明する。
【0084】まず、システム管理ソフトウエアは、ファ
ームウエアのユーザI/F部からの入力情報に従って、再
生すべきAVデータストリーム名を特定し、そのストリー
ムを構成する各クラスタが記録されているHDDの論理ブ
ロックアドレスを求め、HDDデバイスドライバに、ホス
トインタフェースバス18(例えばIDE-I/F)上に定義
された読み出し命令を発行させ、当該クラスタを読み出
させる。同時に、ホストメモリ管理部は、メモリ制御回
路5を通じて、ホストメモリ12に、クラスタを再構成
するための記憶領域を確保させる。
【0085】上記のIDE-I/F上に発行された読み出し命
令は、HDD40のHDC21を介してCPU28に与えられ
る。CPU28は、当該クラスタの論理ブロックアドレ
スを、ディスク35の物理アドレス(ディスク面番号、
トラック番号、セクタ番号等)に変換し、サーボDSP3
0に命じてヘッド25をその物理アドレスに移動させ、
データの読み出しを開始させる。すなわち、ディスク3
5上に記録された磁化反転パターンは、ヘッド25によ
り読み出され、増幅器26で増幅された後、再生チャン
ネル信号処理回路27によりビット同期が取られた後、
2値データ系列として検出され、記録時に施されたチャ
ンネル符号化の逆変換としての復号化が行われ、データ
セクタとして再生される。
【0086】このデータセクタはHDC21に送られ、誤
り訂正復号化を経て、512バイト単位の論理データとし
て、バッファメモリ22に順次蓄積された後、ホストイ
ンタフェースバス18とメモリ制御回路5を介して、ホ
ストメモリ12に順次転送され、1つのクラスタが形成
される。1つのクラスタの読み出しが完了すると、同様
に、後続するクラスタの読み出しが命令され、HDD40
よりデータセクタ群が読み出され、ホストメモリ12上
に後続クラスタが形成される。形成されたクラスタは、
順次読み出され、AVデータストリームとして、例えばC
h.1用のAVデコーダ6−1に与えられる。
【0087】このAVデータストリームは、デマルチプレ
クサ7により映像データと音響データに分離される。映
像データは、データにエラーが存在した場合に、前後の
データから補間する補間回路8を経て映像情報伸長器9
により、通常のデジタル画像情報に伸長される。この画
像情報は、D/A変換器などによりNTSCアナログ映像信号
に変換され、外部のモニタなどに与えられる。
【0088】以上、Ch.1のみについて、圧縮画像データ
を記録する場合と、再生する場合の信号の流れを説明し
たが、第2のチャンネル(Ch.2)や第3のチャンネル
(Ch.3)のデータを含め、複数のデータストリームを記
録または再生する場合は、以下のようになる。
【0089】図5に、Ch.1のデータストリームを記録す
ると同時に、Ch.2のデータストリームの再生を行う場合
のタイミングチャートの例を示す。HDD40には、一度
に1つのクラスタしか記録または再生できない。よっ
て、これら2チャンネル分のクラスタを処理する場合、
記録または再生が交互に行われる。例えば、まずCh.1の
クラスタ(k,1)を記録すべき領域にアクセスするため、
シークと回転待ち(S1)を行い、クラスタ(k,1)を記録(W
1)する。次に、空き時間(E)をはさんで、Ch.2のクラス
タを再生するためシークと回転待ち(S2)を行う。このシ
ーク動作は、これら異なるチャンネルのクラスタが、デ
ィスク面上で全く異なる半径のトラックに存在する場合
が普通であるために必要である。次にクラスタ(k,1)を
再生(R2)する。その後、これら一連の動作が繰り返され
る。図5の例では、1台のHDD40に2チャンネルを同
時に記録/再生させても、余裕時間(E)が残る。
【0090】図6には、3チャンネル(Ch.1,Ch.2,C
h.3)を同時に記録する場合のタイミングチャートの例
を示す。ホスト20側からは、Ch.1用AVエンコーダ1−
1が生成するデータストリームと、Ch.2用エンコーダ1
−2が生成するデータストリームと、Ch.3の入力のデー
タストリームの3本が、メモリ制御回路5を経てホスト
メモリ12に一旦記憶される。それら3本のデータスト
リームは、それぞれクラスタに分割され、交互に、ホス
トインタフェースバス18上のWrite命令によって、HDD
40に記録される。HDD40は、上記図5の2チャンネ
ル同時動作の場合と同様に、一度には1チャンネルのク
ラスタのみを記録し、交互に3チャンネルの記録を進め
て行く。
【0091】この場合は、図6に示すように、HDD40
は、シークと記録の動作で忙しく、空き時間(E)は非常
に短くなる。このようにディスクレコーダが、HDD40
の速度性能が許す最大のチャンネル数において、同時に
記録または再生する場合には、長時間の空き時間を確保
することは難しい。
【0092】以上のディスクレコーダの動作説明から判
るように、HDD40の動作状況は、その時点でディスク
レコーダが扱っているチャンネル数に依存して変化す
る。すなわち、最大3チャンネル同時記録/再生が可能
なレコーダの例では、3チャンネル同時動作をしている
時には、HDD40はわずかな空き時間しか持たないもの
の、1チャンネル動作の場合には、かなりの空き時間が
存在する。また、実際の使用状況では、ディスクレコー
ダが最大可能チャンネル数で、常時動作し続けることは
無く、必ず動作チャンネル数が少なくなる、または全く
記録/再生しない休止状態になる場合が存在する。ディ
スクレコーダのシステム管理ソフトウエアは、動作チャ
ンネル数など、ディスクレコーダの動作状況を把握して
いるので、HDD40の空き時間の状況も把握できる。
【0093】そこで、本発明では、ディスクレコーダに
おいて、HDD40に空き時間または休止時間が存在し、
かつホスト20側のシステム管理ソフトウエアが空き時
間の状況を把握していることに着目し、それら空き時間
または休止時間において、HDD40が従来の技術の項で
述べた4種類の非定常動作((1)乃至(4)の非定常
処理)を、可能な限り実行できるように、ホスト20が
制御する。
【0094】このため、ホストインタフェースバス18
上において、各非定常動作に対し、ホスト20が実行を
指示するコマンドが設けられている。または、ホスト2
0が定期的にサーマルキャリブレーションやパトロール
シークなどの動作の実行希望を聞くためのコマンドが設
けられている。これらのコマンドにより、非定常動作の
実行に関して、ホスト20とHDD40が通信することが
可能になり、HDD40の信頼性の維持管理のために必要
な非定常動作が、ディスクレコーダの動作状況が許す限
り、ホスト20の管理下で実行できるようになる。
【0095】以下に、上述した4種類の非定常動作につ
いて、ホスト20が実行を管理する場合の処理例を述べ
る。
【0096】まず、HDD40が、温度変化に対応するた
めの自己診断処理(サーマルキャリブレーション)を、
ホスト20が発行する命令に従って実行する場合の第1
の動作例について述べる。
【0097】図7は、サーマルキャリブレーション実行
時にホスト20が発行する、新たに定義されたサーマル
キャリブレーションコマンド120の構成を示してい
る。サーマルキャリブレーション動作を示すコマンド識
別コード(例えば80h)がCommandレジスタ106に
指定され、当該コマンド120の最大許容実行時間情報
とサーマルキャリブレーション継続指定ビットが、例え
ばFeaturesレジスタ100に指定される。もちろん、こ
れらの情報は、別にデータとしてHDD40へ送ることも
可能である。
【0098】最大許容実行時間情報は、当該コマンド1
20を実行するに際して許容される最大の時間であり、
当該コマンド120を受信したHDD40内のCPU28は、
サーマルキャリブレーション動作が終了しない場合で
も、最大許容時間が経過したときにはサーマルキャリブ
レーション処理を中断させ、コマンドの実行を終了させ
る。サーマルキャリブレーション継続ビットは、この様
に中断されたサーマルキャリブレーション処理を継続す
る場合にセットされる。当該ビットをリセットした場合
は、サーマルキャリブレーション処理は最初から行われ
る。
【0099】HDD40内のHDC21ならびにCPU28は、C
PU14から当該コマンド120を受信したとき、サーマ
ルキャリブレーション処理を図8に示すフローチャート
に従って次のように行う。
【0100】CPU28は、サーボDSP30に対して、コマ
ンド120のFeaturesレジスタ100で指定されるサー
マルキャリブレーション継続指定情報に従って、サーマ
ルキャリブレーション処理の開始、継続を指示する。さ
らに、CPU28は、当該コマンド120の処理時間の計
測を開始する。継続が指定された場合、CPU28とサー
ボDSP30は、直前のサーマルキャリブレーションコマ
ンド終了時にそれぞれのメモリ内に待避しておいた、サ
ーマルキャリブレーション処理の再開に必要な情報を取
りだして、サーマルキャリブレーション処理を再開す
る。継続が指定されていない場合には、新たなサーマル
キャリブレーション処理が開始される(ステップS
1)。
【0101】次に、CPU28は、当該コマンド120の
処理時間(ステップS1で計測を開始した)が、コマン
ド120のFeaturesレジスタ100で指定されている最
大許容実行時間を超えていないかを調べる。処理時間が
最大許容実行時間を超えている場合にはステップS5へ
制御を移し、超えていない場合はステップS3へ制御を
移す(ステップS2)。
【0102】当該コマンド処理時間が、コマンド120
のFeaturesレジスタ100で指定されている最大許容実
行時間を超えていない場合は、CPU28は、サーボDSP3
0がサーマルキャリブレーション処理を終了したか否か
を調べる。処理が終了している場合にはステップS4へ
進む。終了していない場合はステップS2に戻る(ステ
ップS3)。
【0103】当該コマンド処理が、コマンド120のFe
aturesレジスタ100で指定されている最大許容実行時
間以内に終了した場合は、CPU28は、サーマルキャリ
ブレーション処理が終了したことを示すステータス情報
をホスト20に伝えて、コマンド120の実行を終了す
る(ステップS4)。
【0104】当該コマンド処理が、コマンド120によ
って指定された許容時間以内に終了しない場合は、CPU
28は、サーボDSP30に対しサーマルキャリブレーシ
ョン処理の中断を指示するとともに、ホスト20に対し
てサーマルキャリブレーションが中断されたことを示す
ステータス情報をホスト20に伝えてコマンド120の
実行を終了する(ステップS5)。サーマルキャリブレ
ーション処理の中断を指示されたサーボDSP30は、サ
ーマルキャリブレーションを再開するのに必要な情報を
サーボDSP30内部のメモリに待避する。
【0105】CPU28は、コマンド120の終了時に、
ヘッド25のディスク35上における現在位置を示す論
理ブロックアドレス情報もあわせてホスト20へ通知す
る。
【0106】以上のような処理を行うことで、従来は所
要時間の長かったサーマルキャリブレーション処理を、
ホスト20の空き時間内に処理できるように複数の処理
に分割し、分割された各々の処理は、ホスト20によっ
て指定された許容時間内に終了することが可能となる。
従って、ホスト20がHDD40に連続するAVデータを供
給し、記録させようとしているとき、HDD40がサーマ
ルキャリブレーションを実行してしまい、AVデータを記
録することができなくなってしまうようなこと、すなわ
ち、実時間性が阻害されるようなことが防止される。
【0107】HDD40が、ホスト20に対してステイタ
スや論理ブロックアドレス情報を通知するとき、例え
ば、図9に示すような構成のフォーマットを利用するこ
とができる。このフォーマットは、ATAにおいて定義さ
れているものである。
【0108】ホスト20のCPU14が、以上のように定
義されたサーマルキャリブレーションコマンド120を
用いて行うサーマルキャリブレーション処理は、図10
に示すフローチャートのようになる。
【0109】CPU14は、HDD40が起動してからの動作
時間を計測しており、前回サーマルキャリブレーション
が実行されてから一定の時間(例えば30分間)が経過
し、新規にサーマルキャリブレーション処理を行うタイ
ミングであるか否かを判断する。また、以下に述べるよ
うに、直前に実行したサーマルキャリブレーションコマ
ンドが中断されている場合も、サーマルキャリブレーシ
ョン処理を行うタイミングであるので、そのタイミング
であるか否かを判断する(ステップS11)。サーマル
キャリブレーション処理を実行するタイミングであると
判断した場合、CPU14は、HDD40がサーマルキャリブ
レーション処理を実行するのに十分な空き時間があるか
を判断する(ステップS12)。ステップS11におい
てサーマルキャリブレーションを実行しないと判断した
場合や、ステップS12においてサーマルキャリブレー
ション処理の実行に十分な空き時間がないと判断した場
合、CPU14は、通常のAVストリームデータの転送処理
を行う(ステップS13)。すなわち、この場合、HDD
40に対してAVデータが記録または再生される。
【0110】CPU14はRAM15内にサーマルキャリブレ
ーション処理の処理状況を表すフラグ(TCフラグと呼
ぶ)を持っている。例えば、このTCフラグがセットされ
ている場合は、直前に発行したサーマルキャリブレーシ
ョンコマンド120によって処理が途中で中断されてい
ることになり(ステップS17)、リセットされている
場合は、処理が終了していることになる(ステップS1
8)。TCフラグがセットされている場合、CPU14は、F
eaturesレジスタ100の継続ビットをセットし、また
空き時間を最大許容実行時間に指定してサーマルキャリ
ブレーションコマンド120を発行する。TCフラグがリ
セットされている場合、CPU14は、Featuresレジスタ
100の継続ビットをリセットして、空き時間を最大許
容実行時間に指定してサーマルキャリブレーションコマ
ンド120を発行する(ステップS14)。
【0111】ステップS14において発行されたコマン
ド120は、遅くとも、Featuresレジスタ100で指定
した最大許容時間以内に終了するので、CPU14は、そ
の終了を待つ(ステップS15)。上述したように、処
理が終了したとき、HDD40からサーマルキャリブレー
ション動作の終了ステータス情報が送られてくる。CPU
14はこの情報に従って、サーマルキャリブレーション
処理が終了したか否かを判断し(ステップS16)、終
了している場合は、RAM15内のTCフラグをリセットし
(ステップS18)、処理が終了せずに中断している場
合にはTCフラグをセットする(ステップS17)。TCフ
ラグは上述の通り、次回にサーマルキャリブレーション
コマンドを発行する際に、ステップS14においてサー
マルキャリブレーション処理の継続か新規実行かを判断
するために参照される。
【0112】HDD40が、温度変化に対応するための自
己診断処理(サーマルキャリブレーション)を、ホスト
20が発行する命令に従って実行する場合の、第2の動
作例について述べる。
【0113】第1の例においては、サーマルキャリブレ
ーション処理時間の計測と処理の停止は、HDD40が行
っていた。第2の例においては、当該処理時間の計測と
処理の停止もホスト20が行うようにしたもので、その
他は第1の例と同様である。
【0114】図11は、この第2の例のために、新たに
定義されるサーマルキャリブレーション開始コマンド1
21の構成を表している。サーマルキャリブレーション
動作開始を示すコマンド識別コード(例えば80h)が
Commandレジスタ106に指定され、当該コマンド12
1のサーマルキャリブレーション継続指定ビットが、例
えばFeaturesレジスタ100に指定される。サーマルキ
ャリブレーション継続ビットは、コマンド120の同ビ
ットと同様の意味を持つ。
【0115】HDD40内のHDC21ならびにCPU28は、
コマンド121を受信したとき、サーマルキャリブレー
ション開始処理を図12に示すフローチャートに従って
次のように行う。
【0116】CPU28は、サーボDSP30に対して、コマ
ンド121のFeaturesレジスタ100で指定されるサー
マルキャリブレーション継続指定情報に従って、サーマ
ルキャリブレーション処理の開始、継続を指示する。継
続が指定された場合、CPU28とサーボDSP30は、直前
のサーマルキャリブレーションコマンド終了時にそれぞ
れのメモリ内に待避しておいた、サーマルキャリブレー
ション処理の再開に必要な情報を取りだして、サーマル
キャリブレーション処理を再開する。継続が指定されて
いない場合には、新たなサーマルキャリブレーション処
理が開始される(ステップS31)。
【0117】サーマルキャリブレーション処理を開始、
或いは再開させると、コマンド121の実行は終了す
る。当該コマンドの実行は終了するが、サーマルキャリ
ブレーション処理は継続される。
【0118】図13は、第2の動作例のために、新たに
定義されるサーマルキャリブレーション終了コマンド1
22の構成を表している。サーマルキャリブレーション
動作終了を示すコマンド識別コード(例えば81h)が
Commandレジスタ106に指定される。
【0119】HDD40内のHDC21ならびにCPU28は、
コマンド122を受信したとき、サーマルキャリブレー
ション終了処理を図14に示すフローチャートに従って
次のように行う。
【0120】CPU28は、サーボDSP30がサーマルキャ
リブレーション処理を終了したか否かを調べる。終了し
ている場合にはステップS42へ進み、終了していない
場合はステップS43に進む(ステップS41)。
【0121】サーボDSP30がサーマルキャリブレーシ
ョン処理を終了した場合は、CPU28は、サーマルキャ
リブレーション処理が終了したことを示すステータス情
報をホスト20に伝えて、コマンド122の実行を終了
する(ステップS42)。サーボDSP30がサーマルキ
ャリブレーション処理を終了していない場合は、CPU2
8は、サーボDSP30に対しサーマルキャリブレーショ
ン処理の中断を指示するとともに、ホスト20に対して
サーマルキャリブレーションが中断されたことを示すス
テータス情報を伝えてコマンド122の実行を終了する
(ステップS43)。サーマルキャリブレーション処理
の中断を指示されたサーボDSP30は、サーマルキャリ
ブレーションを再開するのに必要な情報をサーボDSP3
0内部のメモリに待避する。コマンド122の終了時に
は、ヘッド25のディスク35上における現在位置を示
す論理ブロックアドレス情報もあわせてホスト20へ通
知される。
【0122】ホスト20のCPU14は、以上のように定
義されたサーマルキャリブレーション開始コマンド12
1とサーマルキャリブレーション終了コマンド122を
用いて、サーマルキャリブレーション処理を行う場合
は、図15に示すフローチャートに従って処理が進めら
れる。図15のステップS51乃至S53、ステップS
57乃至S59の処理は、図10のステップS11乃至
S13、およびステップS16乃至S18の処理と同様
である。また、ステップS54乃至S56の処理も、図
10のステップS14とS15の処理と同様であるが、
図15の例においては、サーマルキャリブレーション処
理の開始と終了が、ホスト20から個別に指示されるの
で、ステップS52において、HDD40にサーマルキャ
リブレーション処理を実行させる時間的余裕があると判
定された場合、CPU14は、ステップS54において、R
AM15内のTCフラグに従って、キャリブレーション開始
コマンド121を発行する。そしてステップS55にお
いて、CPU14は、処理時間の計測を開始し、処理時間
が予め設定した所定の時間に達したとき、ステップS5
6に進み、サーマルキャリブレーション終了コマンド1
22を発行する。
【0123】上述したように、HDD40は、サーマルキ
ャリブレーション処理を終了したとき、それをホスト2
0に通知してくる。そこでホスト20のCPU14は、ス
テップS57において、HDD40の通知に対応してサー
マルキャリブレーション処理が終了したか否かを判定
し、終了していれば、ステップS58において、RAM1
5内のTCフラグをセットし、終了していなければ、ステ
ップS59において、RAM15内のTCフラグをリセット
する。
【0124】その他の動作は、図10における場合と同
様である。
【0125】次に、HDD40が、ディスク面の各所の欠
陥を随時調査するための自己診断処理(パトロールシー
ク)を、ホスト20が発行する命令に従って実行する場
合の動作例について述べる。
【0126】図16は、このために新たに定義されるPa
trol Seek(パトロールシーク)コマンド130の構成
を表している。Patrol Seek動作を示すコマンド識別コ
ード(例えば82h)がCommandレジスタ106に指定
され、Patrol Seek開始論理ブロックアドレスが、Secto
r Numberレジスタ102、Cylinder Lowレジスタ10
3、Cylinder Highレジスタ104、並びに、Device/He
adレジスタ105の下位4ビットに指定される。また、
当該コマンド130の最大許容実行時間が、例えばFeat
uresレジスタ100に指定される。この情報は、別のデ
ータとしてHDD40へ送ることも可能である。最大許容
実行時間情報は、当該コマンド130の実行に対しての
許容時間であり、当該コマンド130を受信したHDD4
0内のCPU28は、Patrol Seekコマンドの実行を開始し
てから最大許容時間が経過した後、patrol Seekコマン
ドの実行を終了し、終了時のヘッド25の位置情報をホ
スト20に通知する。
【0127】HDD40内のHDC21ならびにCPU28は、
当該コマンド130を受信したとき、Patrol Seek処理
を、図17に示すフローチャートに従って次のように行
う。
【0128】CPU28は、コマンド130で与えられるP
atrol Seek開始位置からPatrol Seekを開始して、欠陥
情報の収集を開始すると供に、当該コマンド130の処
理時間の計測を開始する(ステップS71)。
【0129】続いて、CPU28は、当該コマンド130
の処理時間が、コマンド130のFeaturesレジスタ10
0で指定された最大許容実行時間を超えていないかを調
べる。処理時間が最大許容実行時間に達している場合に
はステップS73へ制御を移し、達していない場合は、
達するまで、Patrol Seek処理を継続する(ステップS
72)。
【0130】当該コマンド処理時間が、コマンド130
のFeaturesレジスタ100で指定された最大許容実行時
間に達した場合、CPU28は、直ちにPatrol Seek処理を
終了し、収集した欠陥セクタ情報と終了時のヘッド25
のディスク35上の位置情報を所定のフォーマット(図
9)でホスト20に通知する(ステップS73)。
【0131】以上のような処理を行うことで、ディスク
35上の任意の位置から、指定された時間だけ、Patrol
Seek処理を行うことが可能となる。
【0132】ホスト20のCPU14は、以上のように定
義されたPatrol Seekコマンド130を用いてPatrol Se
ek処理を行う場合は、図18に示すフローチャートに従
って処理を次のように進める。
【0133】CPU14は、ディスクレコーダの動作状
況、即ち動作チャンネル数、クラスタサイズ、などか
ら、Patrol Seekを行う空き時間(図4乃至図6におけ
るE)の有無を判断する(ステップS81)。Patrol S
eek処理を実行するだけの空き時間がある場合、CPU14
は、空き時間をFeaturesレジスタ100に指定して、Pa
trol Seekコマンド130を発行する(ステップS8
2)。空き時間がないと判断した場合(AVストリームデ
ータの転送処理を行う時間であると判断した場合)、当
該データ転送処理が優先される(ステップS85)。ス
テップS82においてPatrol Seekコマンド130を発
行した後、CPU14は、HDD40がコマンド130の実行
を終了するのを待つ(ステップS83)。コマンド13
0の実行終了とともに、HDD40から送られる欠陥情報
は、後述する欠陥セクタの交替処理の為にRAM15内に
保存される(ステップS84)。
【0134】HDD40が、ディスク面各所の欠陥を随時
調査するための自己診断処理(パトロールシーク)を、
ホスト20が発行する命令に従って実行する場合の第2
の動作例について述べる。
【0135】第1の例においては、Patrol Seekの実際
の処理時間計測と処理の停止はHDD40が行っていた。
第2の例においては、これらの処理時間の計測と処理の
停止をホスト20が行うようにしたもので、その他は第
1の例と同様である。
【0136】サーマルキャリブレーション処理の例にお
ける、第1と第2の例の関係と同様に、Patrol Seek処
理においても、処理の開始コマンドと終了コマンドの2
つのコマンドが新たに定義される。
【0137】図19は、新たに定義されるPatrol Seek
開始コマンド131の構成を表している。すなわち、こ
のコマンド131には、Patrol Seek開始アドレスと、P
atrol Seek開始コマンドを示すコマンド識別コード83
hが記述されている。HDD40内のHDC21ならびにCPU
28が、当該コマンド131を受信したときの動作を図
20のフローチャートに示す。すなわち、ステップS9
1において、HDD40のHDC21とCPU28は、Patrol Se
ek処理を開始するともに、処理時間計測処理を開始す
る。この動作は、図12における場合と基本的に同様の
処理となる。
【0138】図21は、新たに定義されるPatrol Seek
終了コマンド132の構成を表している。このコマンド
132には、Patrol Seek終了を示すコマンド識別コー
ド84hが記述されている。HDD40内のHDC21ならび
にCPU28が、当該コマンド132を受信したときの動
作を図22のフローチャートに示す。すなわち、ステッ
プS101において、HDD40のHDC21とCPU28は、P
atrol Seekコマンドの実行を終了する。そして、終了時
点におけるヘッド25の位置をホスト20に通知する。
【0139】ホスト20のCPU14が、以上のように定
義されたPatrol Seek開始コマンド131とPatrol Seek
終了コマンド132を用いて、Patrol Seek処理を行う
場合のフローチャートを図23に示す。この例において
は、ステップS113で、CPU14は、Patrol Seek開始
コマンド131を発行し、ステップS114において処
理時間の計測処理を開始する。そして、処理時間が予め
設定した時間に達したとき、ステップS115におい
て、CPU14は、Patrol Seek終了コマンド132を発行
する。その他の処理は、図18における場合と同様であ
る。
【0140】次に、再生されたデータに誤りが存在した
ときの再読み出しの許容回数を、ホスト20から指示す
る場合の、第1の動作例について述べる。
【0141】図24は、このために、新たに設定される
AVモード設定コマンド160の構成を表しており、この
コマンド160は、AVストリームデータの書き込み、読
み出しにおける動作モードを設定するコマンドである。
AVモード設定動作を指定するコマンド識別コード(例え
ば85h)がCommandレジスタ106に指定されてい
る。コマンド160のデータ(パラメータ)としてホス
ト20のCPU14からHDD40に送られるデータ(パラメ
ータ)161は、図25に示すように構成され、ここに
は、AVストリームデータの読み出し、書き込み時におけ
る動作モードを規定するいろいろなパラメータが含まれ
ている。このデータ161の中に、再生時および記録時
において、1つのコマンドに対して許容されるリトライ
回数が指定される。例えば図25の例においては、デー
タ161のバイト0にリードリトライ許容回数が、デー
タ161のバイト1にライトリトライ許容回数が、それ
ぞれ指定されている。なお、図25においては、無関係
なパラメータは図示が省略されている。
【0142】HDD40内のHDC21ならびにCPU28は、
当該コマンド160とパラメータ161を受信したと
き、リトライ回数の設定動作を、図26に示すフローチ
ャートに従って次のように行う。動作パラメータ161
にはリトライ回数以外にもAVモード動作時のパラメータ
が含まれているが、図26においても、これらの処理は
示されていない。
【0143】CPU28は、CPU内部のRAM領域の中で、リ
ード、ライトに関するリトライ最大回数を記憶している
変数の値を、コマンド160のパラメータ161によっ
て指示される値に変更する(ステップS121)。これ
以降CPU28は、当該変数の値をリード、ライト時のリ
トライ許容回数として、ライト、またはリードコマンド
を実行する。
【0144】以上のような処理を行うことで、ホスト2
0から1コマンドあたりのリトライ許容回数を指定する
ことにより、コマンド当たりの実行時間の増加をホスト
20が制御することができる。
【0145】ホスト20のCPU14は、以上のように定
義されたAVモード設定コマンド160を用いて、HDD4
0との間でAVストリームデータの転送を行う場合、図2
7に示すフローチャートに従って次のように処理を進め
る。
【0146】ホスト20のCPU14は、現在のチャンネ
ル数、空き時間、クラスタサイズ、等を考慮して、所定
時間内に所定のチャンネル数のデータを記録再生するた
めのリトライ回数を決定する(ステップS141)。例
えば、図4においては、1チャンネルのみの記録である
から、0.125秒の間に256セクタのデータを書く
場合であり、空き時間Eが多いので、リトライ回数を空
き時間Eを超えない範囲で増加させることができる。ま
た、図6は3チャンネルの同時記録の場合であり、明ら
かに図4の場合よりも空き時間Eが少ない。このような
場合には、CPU14は、リトライ回数を少なくするとい
う判断を行うことになる。
【0147】次に、ホスト20のCPU14は、コマンド
160を発行して、HDD40に対し、最大リトライ回数
を設定する(ステップS142)。CPU14は、記録再
生チャンネル数、空き時間、クラスタサイズなどの実行
環境の変更が生ずるたびにステップS141,S142
の処理を繰り返し、最適なリトライ回数の設定を行う
(ステップS143)。
【0148】再生されたデータに誤りが存在したときの
再読み出しの許容回数を、ホスト20から指示する場合
の、第2の動作例について述べる。
【0149】図28は、このために新たに定義されるAV
ストリームリードコマンド162の構成を表している。
リード、ライトコマンドを実行してAVストリームデータ
転送を行うときに、例えばFeatureレジスタ100を用
いてそのコマンドだけに有効なリトライ回数の許容値が
指定される。コマンド162においては、ATA標準のリ
ードコマンドと同様に、そのSector Countレジスタ10
1に、読み出しセクタ数が、Sector Numberレジスタ1
02、Cylinder Lowレジスタ103、CylinderHighレジ
スタ104、並びにDevice/Headレジスタ105の下位
4ビットに、読み出し開始論理ブロックアドレスが指定
される。コマンド162では、AVストリームデータリー
ド処理を示すコマンド識別コード(例えば86h)がCo
mmandレジスタ106に指定される。
【0150】HDD40内のHDC21ならびにCPU28は、
当該コマンド162を受信したとき、AVストリームデー
タの読み出しを、図29に示すフローチャートに従って
次のように行う。
【0151】CPU28は、CPU内部のRAM領域の中で、リ
ードのリトライ最大回数を記憶している変数の値を一時
的に別の領域に待避する(ステップS151)。そし
て、コマンド162で指定されたディスク35上の領域
を、次のステップS153でアクセスする間、リードの
リトライ最大回数を記憶している変数の値を、コマンド
162のFeaturesレジスタ100で指定されたリトライ
許容回数の値に変更し(ステップS152)、読み出し
処理を実行する(ステップS153)。読み出し処理が
終了したら、ステップS151で一時的に待避したリト
ライ最大回数の値を元に戻す(ステップS154)。
【0152】以上のような処理を行うことで、ホスト2
0からコマンド毎にリトライ許容回数を指定することに
より、ホスト20のCPU14がコマンド実行時間をより
細かく制御することが可能となる。図24のコマンド1
60を使用せずに、効率的に一時的なリトライ回数変更
が可能となる。
【0153】ホスト20のCPU14は、以上のように定
義されたAVストリームリードコマンド162を用いて、
HDD40との間でAVストリームデータの転送を行う場合
は、図30に示すフローチャートに従って次のように処
理を進める。
【0154】ホスト20のCPU14は、第1の動作例と
同様に、現在のチャンネル数、空き時間、クラスタサイ
ズ、等を考慮して、所定時間内(例えば図6では0.1
25秒)に所定のチャンネル数のデータを記録再生する
ためのリトライ回数を決定し、コマンド160を発行す
る(ステップS161)。ステップS161において、
すべてのコマンドでリトライが発生する最悪の場合を想
定してリトライ回数を指定してコマンド160を発行し
た場合、実際にはリトライが発生しなかったとすると、
所定時間の終わりに近づくに従って空き時間が増加す
る。そこで、空き時間が変化したか否かが判定され(ス
テップS162)、変化した場合、当該所定時間の終わ
りに発行されるAVストリームデータリードコマンド16
2では、一時的にリトライ回数を増やしてリードエラー
の発生確率を低下させることができる(ステップS16
3)。空き時間に変化がない場合(ステップS16
2)、リトライ回数を変えずにコマンド162が発行さ
れる(ステップS164)。
【0155】再生されたデータに誤りが存在したときの
再読み出しの許容回数を、ホスト20から指示する場合
の、第3の動作例について述べる。
【0156】第3の例においても、第1および第2の動
作例と同様に、AVモード設定コマンド160およびデー
タ161を用いてリトライ回数が指定され、コマンド1
62を用いてコマンド毎に一時的にリトライ回数が変更
される。第3の動作例では、これらに加えて、図31に
示す、リトライステータスセンスコマンド163が新た
に定義される。コマンド163では、リトライステータ
スセンス処理を示すコマンド識別コード(例えば87
h)がCommandレジスタ106に指定される。コマンド
163は、直前のリード、ライトコマンドにおいて、デ
ータやシークのリトライが原因で発生した遅延時間がど
のくらい発生したかを、図32に示すステータス情報1
64として報告する。ステータス情報164の中には、
リトライによる遅延時間情報として、例えばシークリト
ライによる遅延、データリトライによる遅延量が、秒単
位、または、ディスク35の1周回時間単位で記述され
る。
【0157】HDD40内のHDC21ならびにCPU28は、
当該コマンド163を受信したとき、直前に実行したリ
ード、或いはライトコマンドでリトライが原因で生じた
遅延情報の報告を、図33に示すフローチャートに従っ
て次のように進める。
【0158】CPU28は、リード、ライトコマンド処理
においてコマンドの実行中(例えば、図30ではステッ
プS163またはS164)に発生した遅延時間を計測
し、内蔵するメモリに記憶する。CPU28は、コマンド
163を受信すると、当該遅延時間をステータス情報1
64としてホスト20のCPU14へ通知する(ステップ
S171)。以上のような処理を行うことで、ホスト2
0からコマンド163を発行することによって、ホスト
20のCPU14は、実際に発生したリトライによる遅延
時間情報を把握することができ、以降のコマンドにおけ
るリトライ許容回数をきめ細かく制御することが可能と
なる。
【0159】ホスト20のCPU14が、以上のように定
義されたAV用リード、ライトコマンド163を用いて、
HDD40との間でAVストリームデータの転送を行う場合
は、図34に示すフローチャートに従って次のように処
理を進める。
【0160】ホスト20のCPU14は、第1と第2の動
作例と同様に、現在のチャンネル数、空き時間、クラス
タサイズ、等を考慮して、所定時間内(例えば図4では
0.125秒)に所定のチャンネル数のデータを記録再
生するためのリトライ回数を決定し、コマンド160を
発行して、最大リトライ回数を設定する(ステップS1
81)。次にCPU14は、コマンド162を発行して、
データの読み出しを行い(ステップS182)、引き続
いて、コマンド163を発行して、当該コマンド162
の実行中に生じた遅延情報を入手する(ステップS18
3)。HDD40からコマンド163に対応するステータ
ス情報164を入手したとき、遅延情報に基き、空き時
間が再計算される(ステップS184)。ここで再計算
された空き時間は、次のコマンド162を発行する際に
リトライ回数の決定時に参照される。
【0161】次に、記録媒体上において欠陥を持つデー
タ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替させる
処理の実行を、ホスト20から指示する場合の動作例に
ついて述べる。なお、ここでは、コマンドを先に説明
し、動作はまとめて後で説明する。
【0162】図35と図36は、このために、新たに定
義される物理アドレス情報センスコマンド170(コマ
ンド識別コード88h)と、実行結果としてHDD40か
ら送られる物理アドレスデータ171の構成を表してい
る。コマンド170がCPU14からHDD40に送られたと
き、そのSector Numberレジスタ102、Cylinder Low
レジスタ103、Cylinder Highレジスタ104、並び
にDevice/Headレジスタ105の下位4ビットで示され
た論理ブロックアドレスを持つセクタの、ディスク35
上での物理位置情報(例えば、図36ではトラック番
号、ヘッド番号、セクタ番号、ゾーン番号)が、物理ア
ドレスデータ171を用いてCPU28からホスト20に
返される。
【0163】HDD40内のHDC21ならびにCPU28は、
ホスト20のCPU14から当該コマンド170を受信し
たとき、論理ブロックアドレスから物理アドレスへの変
換を行い、結果を物理アドレスデータ171のフォーマ
ットでホスト20に通知する。
【0164】以上のような処理を行うことで、HDD40
がホスト20に対し、任意セクタの物理位置情報を通知
することが可能となる。
【0165】図37は、新たに定義される、未使用交替
セクタ情報長コマンド172(コマンド識別コード89
h)の構成を表している。HDD40内のHDC21ならびに
CPU28は、ホスト20のCPU14から当該コマンド17
2を受信したとき、以下に述べる、未使用交替セクタ情
報コマンド173(図38)に対応してHDD40から送
るセクタ数をホスト20へ返す。
【0166】以上のような処理を行うことで、コマンド
173によってホスト20へ送られる、使用交替セクタ
情報の長さを予めホスト20に通知することが可能とな
る。
【0167】図38は、新たに定義される、未使用交替
セクタ情報コマンド173(コマンド識別コード90
h)の構成を表している。HDD40内のHDC21ならびに
CPU28は、ホスト20のCPU14から当該コマンド17
3を受信したとき、未使用交替セクタ領域情報(そのセ
クタ数は、コマンド172に対応して、既にホスト20
に通知されている)を所定のフォーマットでホスト20
に通知する。交替セクタ領域情報は物理位置情報を含ん
でいる。
【0168】以上のような処理を行うことで、ホスト2
0に対し未使用交替セクタ情報を通知することができ
る。
【0169】図39は、新たに定義される、交替セクタ
処理コマンド174(コマンド識別コード8ah)の構
成を表している。このコマンド174は、図40に示す
パラメータ175をもち、パラメータ175は、被交替
セクタ(欠陥セクタ)の論理ブロックアドレス情報と、
交替セクタの物理ブロックアドレス情報を含む。HDD4
0内のHDC21ならびにCPU28は、ホスト20から当該
コマンド174とパラメータ175を受信したとき、パ
ラメータ175で指定される欠陥セクタを、同じくパラ
メータ175で指定される未使用交替セクタへ割り当て
る。以上のような処理を行うことで、ホスト20が交替
セクタ処理を行うことが可能となる。
【0170】図41は、新たに定義される、欠陥セクタ
リスト長コマンド176(コマンド識別コード8bh)
の構成を表している。HDD40内のHDC21ならびにCPU
28は、ホスト20から当該コマンド176を受信した
ときは、その時点までに、コマンド174に対応して交
替された欠陥セクタや、HDD40が自動的に検出した欠
陥セクタと、対応する交替セクタの物理位置情報リスト
の長さをホスト20に通知する。以上のような処理を行
うことで、以下に述べる欠陥セクタリストコマンド(図
42)に対応して、HDD40がホスト20に通知する情
報の長さを、ホスト20に事前に通知することが可能と
なる。
【0171】図42は、新たに定義される、欠陥セクタ
リストコマンド177(コマンド識別コード8ch)の
構成を表している。HDD40内のHDC21ならびにCPU2
8は、ホスト20から当該コマンド177を受信したと
き、その時点までに交替された欠陥セクタと、対応する
交替セクタの物理位置情報リストを所定のフォーマット
でホスト20に通知する。以上のような処理を行うこと
で、欠陥セクタと対応する交替セクタのリストをホスト
20に通知することができるようになる。
【0172】ホスト20のCPU14が、以上のように定
義されたコマンド170乃至177を用いて、交替セク
タ処理を行う場合は、図43に示すフローチャートに従
って次のように処理を進める。ホスト20のCPU14
は、例えばディスクレコーダの電源立ち上げ時に、コマ
ンド174とパラメータ175を発行して、HDD40か
ら、欠陥セクタおよび対応する交替セクタの位置の通知
を受け、それを把握しておく(ステップS191)。ま
た、ホスト20のCPU14は、例えばディスクレコーダ
の立ち上げ時に、コマンド172,173を発行して、
HDD40から、未使用交替セクタ領域の通知を受け、そ
れを把握しておく(ステップS192)。また、CPU1
4は、パトロールシークなどにより、HDD40から成長
欠陥(2次欠陥)セクタの報告を受ける(ステップS1
93)。CPU14は、発見された成長欠陥セクタに対し
て、予め把握してある未使用交替セクタ処理領域の中か
ら、同一トラック内の他の欠陥の有無や、欠陥がある場
合はその交替セクタの位置をも考慮にいれて、交替セク
タとして、アクセスする場合に最も遅延が少ないセクタ
を選ぶ。そしてCPU14は、コマンド174を発行し
て、当該未使用セクタを当該欠陥セクタの交替セクタと
する(ステップS194)。さらにCPU14は、内蔵す
るメモリ内の欠陥セクタ、未使用交替セクタ情報を更新
する(ステップS195)。
【0173】次に、上述した4種類の非定常動作につい
て、HDD40がホスト20に実行の許可を求めて実行す
る場合の例について述べる。
【0174】図44は、このために新たに定義される、
非定常動作要求センスコマンド180(コマンド識別コ
ード8dh)の構成を表している。HDD40内のHDC21
ならびにCPU28は、CPU14から当該コマンド180を
受信したとき、サーマルキャリブレーション処理、Patr
ol Seek処理、交替セクタ処理の非定常処理のうち、コ
マンド180の受信時点において実行要求のある処理
(CPU28が実行する必要があると判断する処理)に対
応する、ステータス情報の中のビットをセットして、ホ
スト20に通知する。
【0175】以上のような処理を行うことで、HDD40
は、非定常動作要求をホスト20のCPU14に通知する
ことが可能である。
【0176】ホスト20のCPU14は、コマンド180
をHDD40に発行し、それに対応するステータス情報の
通知を受けることで、HDD40の非定常動作のうち、サ
ーマルキャリブレーション,Patrol Seek,交替セクタ処
理の3つの動作のHDD40からの実行要求を検出するこ
とができる。
【0177】前述した、すべてホスト20の命令により
実行される非定常動作の例においては、当該3つの動作
の実行の開始判断が、すべてホスト20側でのみ決定さ
れていたが、HDD40がホスト20に実行の許可を求め
る場合の例においては、HDD40からの要求があった場
合(ホスト20からのコマンド180に対応してHDD4
0からステータス情報として通知があった場合)にの
み、CPU14は、空き時間を調べて当該動作の開始判断
を行う。動作開始と判断した後の処理については上述し
た場合と同様である。
【0178】以上においては、記録媒体として磁気ディ
スク(ハードディスク)を例として説明したが、本発明
は磁気ディスク以外の、光ディスク、光磁気ディスクな
どの記録媒体に対しても適用することが可能である。
【0179】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置で構成される全体的な装置を示すものとす
る。
【0180】また、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに提供するには、磁気ディス
ク、CD−ROM、固体メモリなどの記録媒体に記録し
て提供する他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を介
して伝送したものを、所定の記録媒体に記録させること
で提供することができる。
【0181】
【発明の効果】請求項1に記載の記録媒体駆動装置、請
求項7に記載の記録媒体駆動方法、および請求項8に記
載の提供媒体によれば、情報の記録または再生を伴わな
い非定常動作を、情報処理装置の管理下で実行するよう
にしたので、実時間性が保障された記録媒体駆動装置を
実現することができる。
【0182】請求項9に記載の情報処理装置、請求項1
0に記載の情報処理方法、および請求項11に記載の提
供媒体によれば、記録媒体駆動装置の情報の記録または
再生を伴わない非定常動作を制御するようにしたので、
実時間性を確保することができる。
【0183】請求項12に記載の情報記録再生システ
ム、請求項14に記載の情報記録再生方法、および請求
項15に記載の提供媒体によれば、記録媒体駆動装置
の、情報の記録または再生を伴わない非定常動作を、情
報処理装置により制御するようにしたので、実時間性を
確保したシステムを実現することができる。
【0184】請求項16に記載の記録媒体駆動装置、請
求項20に記載の記録媒体駆動方法、および請求項21
に記載の提供媒体によれば、シーク、または記録もしく
は再生の動作に誤りが発生した場合、情報処理装置によ
り管理される再実行の回数もしくは最大実行可能回数に
基づいて、シーク、または記録もしくは再生の動作を再
実行するようにしたので、実時間性が保障された記録媒
体駆動装置を実現することができる。
【0185】請求項22に記載の情報処理装置、請求項
23に記載の情報処理方法、および請求項24に記載の
提供媒体によれば、記録媒体駆動装置におけるシーク、
または記録もしくは再生の動作に誤りが発生した場合、
シーク、または記録もしくは再生の再実行の回数もしく
は最大実行可能回数を制御するようにしたので、実時間
性を確保することができる。
【0186】請求項25に記載の情報記録再生システ
ム、請求項27に記載の情報記録再生方法、および請求
項28に記載の提供媒体によれば、記録媒体駆動装置に
おける、シーク、または記録もしくは再生の動作に誤り
が発生した場合、シーク、または記録もしくは再生の再
実行の回数もしくは最大実行可能回数を情報処理装置に
より制御するようにしたので、実時間性を確保したシス
テムを実現することができる。
【0187】請求項29に記載の記録媒体駆動装置、請
求項33に記載の記録媒体駆動方法、および請求項34
に記載の提供媒体によれば、記録媒体上の欠陥を持つデ
ータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替させ
る処理を、情報処理装置の管理下で実行するようにした
ので、実時間性が保障された記録媒体駆動装置を実現す
ることができる。
【0188】請求項35に記載の情報処理装置、請求項
36に記載の情報処理方法、および請求項37に記載の
提供媒体によれば、記録媒体駆動装置の記録媒体上の欠
陥を持つデータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域
に交替させる処理を制御するようにしたので、実時間性
を確保することができる。
【0189】請求項38に記載の情報記録再生システ
ム、請求項40に記載の情報記録再生方法、および請求
項41に記載の提供媒体によれば、記録媒体駆動装置
の、記録媒体上の欠陥を持つデータ記録領域を、欠陥の
ないデータ記録領域に交替させる処理を情報処理装置に
より制御するようにしたので、実時間性を確保したシス
テムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタル画像ディスクレコー
ダの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のホスト20側のCPU14のソフトウエア
の構成を説明する図である。
【図3】記録/再生のデータ単位であるクラスタと、MP
EG2におけるGOPの関係を示す図である。
【図4】1本のAVデータストリームを記録する場合のHD
Dの動作を示すタイミングチャートである。
【図5】複数のAVデータストリームを同時に記録/再生
する場合のHDDの動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図6】3本のAVデータストリームを同時に記録/再生
する場合のHDDの動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図7】サーマルキャリブレーションコマンドのフォー
マットを示す図である。
【図8】図1のHDD40のサーマルキャリブレーション
コマンド処理を説明するフローチャートである。
【図9】図1のCPU28がCPU14に情報を通知するフォ
ーマットを示す図である。
【図10】図1のホスト20のサーマルキャリブレーシ
ョン処理を説明するフローチャートである。
【図11】サーマルキャリブレーション開始コマンドの
フォーマットを示す図である。
【図12】図1のHDD40のサーマルキャリブレーショ
ン開始コマンド処理を説明するフローチャートである。
【図13】サーマルキャリブレーション終了コマンドの
フォーマットを示す図である。
【図14】図1のHDD40のサーマルキャリブレーショ
ン終了コマンドの処理を説明するフローチャートであ
る。
【図15】図1のホスト20のサーマルキャリブレーシ
ョン処理を説明するフローチャートである。
【図16】Patrol Seekコマンドのフォーマットを示す
図である。
【図17】図1のHDD40のPatrol Seekコマンド処理を
説明するフローチャートである。
【図18】図1のホスト20のPatrol Seek処理を説明
するフローチャートである。
【図19】Patrol Seek開始コマンドのフォーマットを
示す図である。
【図20】図1のHDD40のPatrol Seek開始コマンドの
処理を説明するフローチャートである。
【図21】Patrol Seek終了コマンドのフォーマットを
示す図である。
【図22】図1のHDD40のPatrol Seek終了コマンドの
処理を説明するフローチャートである。
【図23】図1のホスト20のPatrol Seek処理を説明
するフローチャートである。
【図24】AVモード設定コマンドのフォーマットを示す
図である。
【図25】AVモード設定パラメータのフォーマットを示
す図である。
【図26】図1のHDD40のAVモード設定コマンド処理
を説明するフローチャートである。
【図27】図1のホスト20のリトライ回数指定処理を
説明するフローチャートである。
【図28】AVストリームリードコマンドのフォーマット
を示す図である。
【図29】図1のHDD40のAVモード設定コマンドの処
理を説明するフローチャートである。
【図30】図1のホスト20のリトライ回数指定処理を
説明するフローチャートである。
【図31】リトライステータスセンスコマンドのフォー
マットを示す図である。
【図32】ステータス情報のフォーマットを示す図であ
る。
【図33】図1のHDD40のAVモード設定コマンド処理
を説明するフローチャートである。
【図34】図1のホスト20のリトライ回数指定処理を
説明するフローチャートである。
【図35】物理アドレス情報センスコマンドのフォーマ
ットを示す図である。
【図36】物理アドレス情報データのフォーマットを示
す図である。
【図37】未使用交替セクタ情報長コマンドのフォーマ
ットを示す図である。
【図38】未使用交替セクタ情報コマンドのフォーマッ
トを示す図である。
【図39】交替セクタ処理コマンドのフォーマットを示
す図である。
【図40】パラメータのフォーマットを示す図である。
【図41】欠陥セクタリスト長コマンドのフォーマット
を示す図である。
【図42】欠陥セクタリストコマンドのフォーマットを
示す図である。
【図43】図1のホスト20の欠陥セクタの交替処理を
説明するフローチャートである。
【図44】非定常動作要求センスコマンドのフォーマッ
トを示す図である。
【符号の説明】
1−1,1−2 AVエンコーダ, 6−1,6−2 AV
デコーダ, 14 CPU, 20 ホスト, 21 ハ
ードディスクコントローラ, 22 バッファメモリ,
23 記録チャンネル信号処理回路, 25 ヘッ
ド, 27 再生チャンネル信号処理回路, 28 CP
U, 30 サーボDSP, 35 ディスク, 40 ハ
ードディスクドライブ

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置に接続され、前記情報処理
    装置から供給される連続する画像情報または音響情報
    を、内蔵する記録媒体に記録するとともに、前記記録媒
    体から再生した前記情報を前記情報処理装置に出力する
    記録媒体駆動装置において、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生手段と、 前記情報の記録または再生を伴わない非定常動作を、前
    記情報処理装置の管理下で実行する実行手段とを備える
    ことを特徴とする記録媒体駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記実行手段は、前記情報処理装置が発
    行する命令に対応して、前記非定常動作を実行すること
    を特徴とする請求項1に記載の記録媒体駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記実行手段は、前記情報処理装置に許
    可を求めて、前記非定常動作を実行することを特徴とす
    る請求項1に記載の記録媒体駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記非定常動作は、温度変化に対応する
    ための自己診断処理を含むことを特徴とする求項1に記
    載の記録媒体駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記非定常動作は、前記記録媒体の欠陥
    を随時調査するための自己診断処理を含むことを特徴と
    する請求項1に記載の記録媒体駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体は、リムーバブルな記録媒
    体であることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体駆
    動装置。
  7. 【請求項7】 情報処理装置に接続され、前記情報処理
    装置から供給される連続する画像情報または音響情報
    を、内蔵する記録媒体に記録するとともに、前記記録媒
    体から再生した前記情報を前記情報処理装置に出力する
    記録媒体駆動装置の記録媒体駆動方法において、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生ステップと、 前記情報の記録または再生を伴わない非定常動作を、前
    記情報処理装置の管理下で実行する実行ステップとを含
    むことを特徴とする記録媒体駆動方法。
  8. 【請求項8】 情報処理装置に接続され、前記情報処理
    装置から供給される連続する画像情報または音響情報
    を、内蔵する記録媒体に記録するとともに、前記記録媒
    体から再生した前記情報を前記情報処理装置に出力する
    記録媒体駆動装置に、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生ステップと、 前記情報の記録または再生を伴わない非定常動作を、前
    記情報処理装置の管理下で実行する実行ステップとを含
    む処理を実行させるコンピュータが読みとり可能なプロ
    グラムを提供することを特徴とする提供媒体。
  9. 【請求項9】 記録媒体駆動装置に接続され、連続する
    画像情報または音響情報を、前記記録媒体駆動装置に内
    蔵される記録媒体に記録または再生させる情報処理装置
    において、 前記記録媒体駆動装置と記録または再生される前記情報
    を授受する授受手段と、 前記記録媒体駆動装置の前記情報の記録または再生を伴
    わない非定常動作を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体駆動装置に接続され、連続す
    る画像情報または音響情報を、前記記録媒体駆動装置に
    内蔵される記録媒体に記録または再生させる情報処理装
    置の情報処理方法において、 前記記録媒体駆動装置と記録または再生される前記情報
    を授受する授受ステップと、 前記記録媒体駆動装置の前記情報の記録または再生を伴
    わない非定常動作を制御する制御ステップとを含むこと
    を特徴とする情報処理方法。
  11. 【請求項11】 記録媒体駆動装置に接続され、連続す
    る画像情報または音響情報を、前記記録媒体駆動装置に
    内蔵される記録媒体に記録または再生させる情報処理装
    置に、 前記記録媒体駆動装置と記録または再生される前記情報
    を授受する授受ステップと、 前記記録媒体駆動装置の前記情報の記録または再生を伴
    わない非定常動作を制御する制御ステップとを含む処理
    を実行させるコンピュータが読みとり可能なプログラム
    を提供することを特徴とする提供媒体。
  12. 【請求項12】 情報処理装置と、前記情報処理装置に
    接続され、前記情報処理装置から供給される連続する画
    像情報または音響情報を、内蔵する記録媒体に記録する
    とともに、前記記録媒体から再生した前記情報を前記情
    報処理装置に出力する記録媒体駆動装置とからなる情報
    記録再生システムにおいて、 前記記録媒体駆動装置は、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生手段と、 前記情報の記録または再生を伴わない非定常動作を、前
    記情報処理装置からの制御に基づいて実行する実行手段
    とを備え、 前記情報処理装置は、 前記情報を圧縮し、前記記録再生手段に供給する情報圧
    縮手段と、 前記記録再生手段より供給された、圧縮されている前記
    情報を伸長する情報伸長手段と、 前記記録媒体駆動装置の前記情報の記録または再生を伴
    わない非定常動作を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする情報記録再生システム。
  13. 【請求項13】 前記記録再生手段は、同時に複数のチ
    ャンネルの前記情報を記録または再生することを特徴と
    する請求項12に記載の情報記録再生システム。
  14. 【請求項14】 情報処理装置と、前記情報処理装置に
    接続され、前記情報処理装置から供給される連続する画
    像情報または音響情報を、内蔵する記録媒体に記録する
    とともに、前記記録媒体から再生した前記情報を前記情
    報処理装置に出力する記録媒体駆動装置とからなる情報
    記録再生システムの情報記録再生方法において、 前記記録媒体駆動装置の情報記録再生方法は、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生ステップと、 前記情報の記録または再生を伴わない非定常動作を、前
    記情報処理装置からの制御に基づいて実行する実行ステ
    ップとを含み、 前記情報処理装置の情報記録再生方法は、 前記情報を圧縮し、前記記録再生ステップに供給する情
    報圧縮ステップと、 前記記録再生ステップで圧縮された前記情報を伸長する
    情報伸長ステップと、 前記記録媒体駆動装置の前記情報の記録または再生を伴
    わない非定常動作を制御する制御ステップとを含むこと
    を特徴とする情報記録再生方法。
  15. 【請求項15】 情報処理装置と、前記情報処理装置に
    接続され、前記情報処理装置から供給される連続する画
    像情報または音響情報を、内蔵する記録媒体に記録する
    とともに、前記記録媒体から再生した前記情報を前記情
    報処理装置に出力する記録媒体駆動装置とからなる情報
    記録再生システムの、 前記記録媒体駆動装置に、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生ステップと、 前記情報の記録または再生を伴わない非定常動作を、前
    記情報処理装置からの制御に基づいて実行する実行ステ
    ップとを含む処理を実行させ、 前記情報処理装置に、 前記情報を圧縮し、前記記録再生ステップに供給する情
    報圧縮ステップと、 前記記録再生ステップで圧縮された前記情報を伸長する
    情報伸長ステップと、 前記記録媒体駆動装置の前記情報の記録または再生を伴
    わない非定常動作を制御する制御ステップとを含む処理
    を実行させるコンピュータが読みとり可能なプログラム
    を提供することを特徴とする提供媒体。
  16. 【請求項16】 情報処理装置に接続され、前記情報処
    理装置から供給される連続する画像情報または音響情報
    を、内蔵する記録媒体に記録するとともに、前記記録媒
    体から再生した前記情報を前記情報処理装置に出力する
    記録媒体駆動装置において、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生手段と、 シーク、または記録もしくは再生の動作に誤りが発生し
    た場合、前記情報処理装置により管理される再実行の回
    数もしくは最大実行可能回数に基づいて、前記シーク、
    または記録もしくは再生の動作を再実行する実行手段と
    を備えることを特徴とする記録媒体駆動装置。
  17. 【請求項17】 前記シーク、または記録もしくは再生
    の動作に誤りが発生した場合、前記実行手段は、前記情
    報処理装置が発行する命令に対応して、前記シーク、ま
    たは記録もしくは再生の動作を再実行することを特徴と
    する請求項16に記載の記録媒体駆動装置。
  18. 【請求項18】 前記シーク、または記録もしくは再生
    の動作に誤りが発生した場合、前記実行手段は、前記情
    報処理装置に許可を得た回数、または最大実行可能回数
    に基づいて、前記シーク、または記録もしくは再生の動
    作を再実行することを特徴とする請求項16に記載の記
    録媒体駆動装置。
  19. 【請求項19】 前記記録媒体は、リムーバブルな記録
    媒体であることを特徴とする請求項16に記載の記録媒
    体駆動装置。
  20. 【請求項20】 情報処理装置に接続され、前記情報処
    理装置から供給される連続する画像情報または音響情報
    を、内蔵する記録媒体に記録するとともに、前記記録媒
    体から再生した前記情報を前記情報処理装置に出力する
    記録媒体駆動装置の記録媒体駆動方法において、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生ステップと、 シーク、または記録もしくは再生の動作に誤りが発生し
    た場合、前記情報処理装置により管理される再実行の回
    数もしくは最大実行可能回数に基づいて、前記シーク、
    または記録もしくは再生の動作を再実行する実行ステッ
    プとを含むことを特徴とする記録媒体駆動方法。
  21. 【請求項21】 情報処理装置に接続され、前記情報処
    理装置から供給される連続する画像情報または音響情報
    を、内蔵する記録媒体に記録するとともに、前記記録媒
    体から再生した前記情報を前記情報処理装置に出力する
    記録媒体駆動装置に、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生ステップと、 シーク、または記録もしくは再生の動作に誤りが発生し
    た場合、前記情報処理装置により管理される再実行の回
    数もしくは最大実行可能回数に基づいて、前記シーク、
    または記録もしくは再生の動作を再実行する実行ステッ
    プとを含む処理を実行させるコンピュータが読みとり可
    能なプログラムを提供することを特徴とする提供媒体。
  22. 【請求項22】 記録媒体駆動装置に接続され、連続す
    る画像情報または音響情報を、前記記録媒体駆動装置に
    内蔵される記録媒体に記録または再生させる情報処理装
    置において、 前記記録媒体駆動装置と記録または再生される前記情報
    を授受する授受手段と、 前記記録媒体駆動装置におけるシーク、または記録もし
    くは再生の動作に誤りが発生した場合、前記記録媒体駆
    動装置の前記シーク、または記録もしくは再生の再実行
    の回数もしくは最大実行可能回数を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  23. 【請求項23】 記録媒体駆動装置に接続され、連続す
    る画像情報または音響情報を、前記記録媒体駆動装置に
    内蔵される記録媒体に記録または再生させる情報処理装
    置の情報処理方法において、 前記記録媒体駆動装置と記録または再生される前記情報
    を授受する授受ステップと、 前記記録媒体駆動装置におけるシーク、または記録もし
    くは再生の動作に誤りが発生した場合、前記記録媒体駆
    動装置の前記シーク、または記録もしくは再生の再実行
    の回数もしくは最大実行可能回数を制御する制御ステッ
    プとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  24. 【請求項24】 記録媒体駆動装置に接続され、連続す
    る画像情報または音響情報を、前記記録媒体駆動装置に
    内蔵される記録媒体に記録または再生させる情報処理装
    置に、 前記記録媒体駆動装置と記録または再生される前記情報
    を授受する授受ステップと、 前記記録媒体駆動装置におけるシーク、または記録もし
    くは再生の動作に誤りが発生した場合、前記記録媒体駆
    動装置の前記シーク、または記録もしくは再生の再実行
    の回数もしくは最大実行可能回数を制御する制御ステッ
    プとを含む処理を実行させるコンピュータが読みとり可
    能なプログラムを提供することを特徴とする提供媒体。
  25. 【請求項25】 情報処理装置と、前記情報処理装置に
    接続され、前記情報処理装置から供給される連続する画
    像情報または音響情報を、内蔵する記録媒体に記録する
    とともに、前記記録媒体から再生した前記情報を前記情
    報処理装置に出力する記録媒体駆動装置とからなる情報
    記録再生システムにおいて、 前記記録媒体駆動装置は、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生手段と、 シーク、または記録もしくは再生の動作に誤りが発生し
    た場合、前記情報処理装置により管理される再実行の回
    数もしくは最大実行可能回数に基づいて、前記シーク、
    または記録もしくは再生の動作を再実行する実行手段と
    を備え、 前記情報処理装置は、 前記情報を圧縮し、前記記録再生手段に供給する情報圧
    縮手段と、 前記記録再生手段より供給された、圧縮されている前記
    情報を伸長する情報伸長手段と、 前記記録媒体駆動装置におけるシーク、または記録もし
    くは再生の動作に誤りが発生した場合、前記記録媒体駆
    動装置の前記シーク、または記録もしくは再生の再実行
    の回数もしくは最大実行可能回数を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする情報記録再生システム。
  26. 【請求項26】 前記記録再生手段は、同時に複数のチ
    ャンネルの前記情報を記録または再生することを特徴と
    する請求項25に記載の情報記録再生システム。
  27. 【請求項27】 情報処理装置と、前記情報処理装置に
    接続され、前記情報処理装置から供給される連続する画
    像情報または音響情報を、内蔵する記録媒体に記録する
    とともに、前記記録媒体から再生した前記情報を前記情
    報処理装置に出力する記録媒体駆動装置とからなる情報
    記録再生システムの情報記録再生方法において、 前記記録媒体駆動装置の情報記録再生方法は、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生ステップと、 シーク、または記録もしくは再生の動作に誤りが発生し
    た場合、前記情報処理装置により管理される再実行の回
    数もしくは最大実行可能回数に基づいて、前記シーク、
    または記録もしくは再生の動作を再実行する実行ステッ
    プとを含み、 前記情報処理装置の情報記録再生方法は、 前記情報を圧縮し、前記記録再生ステップに供給する情
    報圧縮ステップと、 前記記録再生ステップより供給された、圧縮されている
    前記情報を伸長する情報伸長ステップと、 前記記録媒体駆動装置におけるシーク、または記録もし
    くは再生の動作に誤りが発生した場合、前記記録媒体駆
    動装置の前記シーク、または記録もしくは再生の再実行
    の回数もしくは最大実行可能回数を制御する制御ステッ
    プとを含むことを特徴とする情報記録再生方法。
  28. 【請求項28】 情報処理装置と、前記情報処理装置に
    接続され、前記情報処理装置から供給される連続する画
    像情報または音響情報を、内蔵する記録媒体に記録する
    とともに、前記記録媒体から再生した前記情報を前記情
    報処理装置に出力する記録媒体駆動装置とからなる情報
    記録再生システムの、 前記記録媒体駆動装置に、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生ステップと、 シーク、または記録もしくは再生の動作に誤りが発生し
    た場合、前記情報処理装置により管理される再実行の回
    数もしくは最大実行可能回数に基づいて、前記シーク、
    または記録もしくは再生の動作を再実行する実行ステッ
    プとを含む処理を実行させ、 前記情報処理装置に、 前記情報を圧縮し、前記記録再生ステップに供給する情
    報圧縮ステップと、 前記記録再生ステップより供給された、圧縮されている
    前記情報を伸長する情報伸長ステップと、 前記記録媒体駆動装置におけるシーク、または記録もし
    くは再生の動作に誤りが発生した場合、前記記録媒体駆
    動装置の前記シーク、または記録もしくは再生の再実行
    の回数もしくは最大実行可能回数を制御する制御ステッ
    プとを含む処理を実行させるコンピュータが読みとり可
    能なプログラムを提供することを特徴とする提供媒体。
  29. 【請求項29】 情報処理装置に接続され、前記情報処
    理装置から供給される連続する画像情報または音響情報
    を、内蔵する記録媒体に記録するとともに、前記記録媒
    体から再生した前記情報を前記情報処理装置に出力する
    記録媒体駆動装置において、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生手段と、 前記記録媒体上において欠陥を持つデータ記録領域を、
    欠陥のないデータ記録領域に交替させる処理を、前記情
    報処理装置の管理下で実行する実行手段とを備えること
    を特徴とする記録媒体駆動装置。
  30. 【請求項30】 前記実行手段は、前記情報処理装置が
    発行する命令に対応して、前記交替処理を実行すること
    を特徴とする請求項29に記載の記録媒体駆動装置。
  31. 【請求項31】 前記実行手段は、前記情報処理装置に
    許可を求めて、前記交替処理を実行することを特徴とす
    る請求項29に記載の記録媒体駆動装置。
  32. 【請求項32】 前記記録媒体は、リムーバブルな記録
    媒体であることを特徴とする請求項29に記載の記録媒
    体駆動装置。
  33. 【請求項33】 情報処理装置に接続され、前記情報処
    理装置から供給される連続する画像情報または音響情報
    を、内蔵する記録媒体に記録するとともに、前記記録媒
    体から再生した前記情報を前記情報処理装置に出力する
    記録媒体駆動装置の記録媒体駆動方法において、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生ステップと、 前記記録媒体上において欠陥を持つデータ記録領域を、
    欠陥のないデータ記録領域に交替させる処理を、前記情
    報処理装置の管理下で実行する実行ステップとを含むこ
    とを特徴とする記録媒体駆動方法。
  34. 【請求項34】 情報処理装置に接続され、前記情報処
    理装置から供給される連続する画像情報または音響情報
    を、内蔵する記録媒体に記録するとともに、前記記録媒
    体から再生した前記情報を前記情報処理装置に出力する
    記録媒体駆動装置に、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生ステップと、 前記記録媒体上において欠陥を持つデータ記録領域を、
    欠陥のないデータ記録領域に交替させる処理を、前記情
    報処理装置の管理下で実行する実行ステップとを含む処
    理を実行させるコンピュータが読みとり可能なプログラ
    ムを提供することを特徴とする提供媒体。
  35. 【請求項35】 記録媒体駆動装置に接続され、連続す
    る画像情報または音響情報を、前記記録媒体駆動装置に
    内蔵される記録媒体に記録または再生させる情報処理装
    置において、 前記記録媒体駆動装置と記録または再生される前記情報
    を授受する授受手段と、 前記記録媒体駆動装置の前記記録媒体上の欠陥を持つデ
    ータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替させ
    る処理を制御する制御手段とを備えることを特徴とする
    情報処理装置。
  36. 【請求項36】 記録媒体駆動装置に接続され、連続す
    る画像情報または音響情報を、前記記録媒体駆動装置に
    内蔵される記録媒体に記録または再生させる情報処理装
    置の情報処理方法において、 前記記録媒体駆動装置と記録または再生される前記情報
    を授受する授受ステップと、 前記記録媒体駆動装置の前記記録媒体上の欠陥を持つデ
    ータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替させ
    る処理を制御する制御ステップとを含むことを特徴とす
    る情報処理方法。
  37. 【請求項37】 記録媒体駆動装置に接続され、連続す
    る画像情報または音響情報を、前記記録媒体駆動装置に
    内蔵される記録媒体に記録または再生させる情報処理装
    置に、 前記記録媒体駆動装置と記録または再生される前記情報
    を授受する授受ステップと、 前記記録媒体駆動装置の前記記録媒体上の欠陥を持つデ
    ータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替させ
    る処理を制御する制御ステップとを含む処理を実行させ
    るコンピュータが読みとり可能なプログラムを提供する
    ことを特徴とする提供媒体。
  38. 【請求項38】 情報処理装置と、前記情報処理装置に
    接続され、前記情報処理装置から供給される連続する画
    像情報または音響情報を、内蔵する記録媒体に記録する
    とともに、前記記録媒体から再生した前記情報を前記情
    報処理装置に出力する記録媒体駆動装置とからなる情報
    記録再生システムにおいて、 前記記録媒体駆動装置は、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生手段と、 前記記録媒体上において欠陥を持つデータ記録領域を、
    欠陥のないデータ記録領域に交替させる処理を、前記情
    報処理装置の管理下で実行する実行手段とを備え、 前記情報処理装置は、 前記情報を圧縮し、前記記録再生手段に供給する情報圧
    縮手段と、 前記記録再生手段より供給された、圧縮されている前記
    情報を伸長する情報伸長手段と、 前記記録媒体駆動装置の前記記録媒体上の欠陥を持つデ
    ータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替させ
    る処理を制御する制御手段とを備えることを特徴とする
    情報記録再生システム。
  39. 【請求項39】 前記記録再生手段は、同時に複数のチ
    ャンネルの前記情報を記録または再生することを特徴と
    する請求項38に記載の情報記録再生システム。
  40. 【請求項40】 情報処理装置と、前記情報処理装置に
    接続され、前記情報処理装置から供給される連続する画
    像情報または音響情報を、内蔵する記録媒体に記録する
    とともに、前記記録媒体から再生した前記情報を前記情
    報処理装置に出力する記録媒体駆動装置とからなる情報
    記録再生システムの情報記録再生方法において、 前記記録媒体駆動装置の情報記録再生方法は、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生ステップと、 前記記録媒体上において欠陥を持つデータ記録領域を、
    欠陥のないデータ記録領域に交替させる処理を、前記情
    報処理装置の管理下で実行する実行ステップとを含み、 前記情報処理装置の情報記録再生方法は、 前記情報を圧縮し、前記記録再生ステップに供給する情
    報圧縮ステップと、 前記記録再生ステップより供給された、圧縮されている
    前記情報を伸長する情報伸長ステップと、 前記記録媒体駆動装置の前記記録媒体上の欠陥を持つデ
    ータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替させ
    る処理を制御する制御ステップとを含むことを特徴とす
    る情報記録再生方法。
  41. 【請求項41】 情報処理装置と、前記情報処理装置に
    接続され、前記情報処理装置から供給される連続する画
    像情報または音響情報を、内蔵する記録媒体に記録する
    とともに、前記記録媒体から再生した前記情報を前記情
    報処理装置に出力する記録媒体駆動装置とからなる情報
    記録再生システムの、 前記記録媒体駆動装置に、 前記記録媒体に対して前記情報を記録または再生する記
    録再生ステップと、 前記記録媒体上において欠陥を持つデータ記録領域を、
    欠陥のないデータ記録領域に交替させる処理を、前記情
    報処理装置の管理下で実行する実行ステップとを含む処
    理を実行させ、 前記情報処理装置に、 前記情報を圧縮し、前記記録再生ステップに供給する情
    報圧縮ステップと、 前記記録再生ステップより供給された、圧縮されている
    前記情報を伸長する情報伸長ステップと、 前記記録媒体駆動装置の前記記録媒体上の欠陥を持つデ
    ータ記録領域を、欠陥のないデータ記録領域に交替させ
    る処理を制御する制御ステップとを含む処理を実行させ
    るコンピュータが読みとり可能なプログラムを提供する
    ことを特徴とする提供媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001312376A (ja) * 2000-05-02 2001-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転媒体記憶装置及び回転媒体記録制御方法
WO2004068489A1 (ja) * 2003-01-31 2004-08-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 情報記録装置及び情報記録方法並びに記録媒体の領域管理方法
JP2007026125A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Hitachi Ltd 記録再生装置

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