JP2000073657A - 自動ドアシステム - Google Patents

自動ドアシステム

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JP2000073657A
JP2000073657A JP10246958A JP24695898A JP2000073657A JP 2000073657 A JP2000073657 A JP 2000073657A JP 10246958 A JP10246958 A JP 10246958A JP 24695898 A JP24695898 A JP 24695898A JP 2000073657 A JP2000073657 A JP 2000073657A
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automatic door
image
door
processing device
data processing
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JP10246958A
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Yasuhiko Nitta
泰彦 新田
Junichi Kondo
潤一 近藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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    • G06T7/20Analysis of motion
    • G06T7/246Analysis of motion using feature-based methods, e.g. the tracking of corners or segments
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
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  • Multimedia (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通行人が自動ドアの出入口付近を単に横切っ
ただけでは自動ドアを開かない自動ドアシステムを得
る。 【解決手段】 データ処理デバイス5は、減算器4から
入力されたディジタルデータに基づいて、検出画像から
初期画像を差分した差分画像を作成する。次に、データ
処理デバイス5は、作成した差分画像にグレースケール
の影が現れているか否かを判断し、差分画像にグレース
ケールの影が現れている場合は、グレースケールの影に
ついてX方向の幅の最大値Xmを算出する。次に、デー
タ処理デバイス5は、算出した最大値Xmを、予め設定
したしきい値Xthと比較する。その結果、算出した最大
値Xmがしきい値Xth以上であれば、データ処理デバイ
ス5は、通行人が自動ドア1に対して正面を向いている
と判断して、自動ドア1を開くための駆動制御信号Cを
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通行人の有無に
応じて自動ドアの開閉を制御する自動ドアシステムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図28は、従来の自動ドアシステムの構
成を示す模式図である。超音波センサ102は、自動ド
ア101の出入口付近の床面103に向かって超音波を
発射している。超音波センサ102は、発射した超音波
の反射波を検知することにより、超音波センサ102
と、超音波を反射した物体(以下「反射物体」と表記す
る)との間の距離を測長する機能を有している。
【0003】自動ドア101の出入口付近に通行人や車
両等の通行体(以下、通行人で代表させる)が存在しな
い場合は、超音波センサ102から発射された超音波は
床面103で反射される。超音波センサ102はその反
射波を検知し、超音波センサ102と反射物体との間の
距離を測長する。超音波センサ102には、超音波セン
サ102と床面103との間の距離が予め教示されてい
る。反射物体が床面103である場合、測長した距離と
予め教示された距離とが一致するので、超音波センサ1
02は、反射物体が床面103であると認識し、自動ド
ア101の出入口付近に通行人がいないと判断する。こ
の場合、超音波センサ102は自動ドア101を開くた
めの制御を行わない。
【0004】一方、自動ドア101の出入口付近に通行
人が近付いた場合は、超音波センサ102から発射され
た超音波は通行人によって反射される。超音波センサ1
02はその反射波を検知し、超音波センサ102と反射
物体との間の距離を測長する。この場合、測長した距離
と予め教示された距離とが一致しないので、超音波セン
サ102は、反射物体が床面103でないと認識し、自
動ドア101の出入口付近に通行人がいると判断する。
この場合、超音波センサ102は自動ドア101を開く
ための制御を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の自動
ドアシステムにおいては、反射物体からの反射波を検知
することにより超音波センサ102と反射物体との間の
距離を測長し、測長した距離と予め教示された距離とが
一致するか否かによって、自動ドア101を開くための
制御を行うか否かを決定するため、以下のような問題が
ある。
【0006】まず、自動ドア101の出入口付近に、床
面103以外に壁やついたて等の静止物体を設置する
と、超音波センサ102から発射された超音波は設置さ
れた静止物体によって反射される。従って、超音波セン
サ102と反射物体との間の距離が短くなり、測長した
距離と予め教示された距離とが一致しないため、自動ド
ア101が開き放しになったり、開閉を繰り返すという
問題がある。
【0007】また、通行人が自動ドア101の出入口付
近を単に横切った場合であっても、その通行人からの反
射波が超音波センサ102によって検知され、超音波セ
ンサ102は自動ドア101を開くための制御を行うと
いう問題もある。
【0008】本発明はこのような問題を解決するために
成されたものであり、自動ドアの出入口付近に静止物体
が配置された場合や、通行人が自動ドアの出入口付近を
単に横切った場合には自動ドアを開くための制御を行わ
ない自動ドアシステムを得ることを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
に記載の自動ドアシステムは、移動可能な通行体が通過
可能な扉と、扉に対する通行体の向きを検出し、その向
きに基づいて通行体が扉を通過することを許可するか否
かを決定する制御部とを備えるものである。
【0010】また、この発明のうち請求項2に記載の自
動ドアシステムは、請求項1に記載の自動ドアシステム
であって、通行体は互いに直交する第1及び第2の軸の
少なくとも一方の成分を有する方向に移動可能であり、
扉は第1の軸に沿っての通行体の移動の許可を行い、制
御部は、第2の軸に沿った通行体の幅を測定し、その幅
に基づいて扉に対する通行体の向きを検出するものであ
る。
【0011】また、この発明のうち請求項3に記載の自
動ドアシステムは、請求項1に記載の自動ドアシステム
であって、制御部は、第1の軸の成分と第1及び第2の
軸のいずれにも直交する第3の軸の成分とを有する第4
の軸に対する通行体の射影を求め、その射影の分散に基
づいて扉に対する通行体の向きを検出するものである。
【0012】また、この発明のうち請求項4に記載の自
動ドアシステムは、請求項1に記載の自動ドアシステム
であって、制御部は、さらに、複数の時刻において通行
体の位置をそれぞれ測定し、通行体の複数の位置に基づ
いて通行体の移動方向を検出するものである。
【0013】また、この発明のうち請求項5に記載の自
動ドアシステムは、請求項4に記載の自動ドアシステム
であって、制御部は、さらに、複数の時刻及び複数の位
置に基づいて通行体の移動速度を検出するものである。
【0014】また、この発明のうち請求項6に記載の自
動ドアシステムは、互いに連続して配置された第1及び
第2の扉と、第1の扉の開閉状態を検出し、第1の扉を
第2の扉に向かって通過した通行体が第2の扉を通過す
ることを許可するか否かを、第1の扉の開閉状態に基づ
いて決定する制御部とを備えるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、自動ドア
1の出入口付近を示す模式図である。自動ドア1の出入
口付近を撮影するための撮像デバイス2が、例えば図示
されない天井や壁等に設置されている。撮像デバイス2
は、自動ドア1の正面上方(即ち扉が通行人の通過を制
限する方向であって、かつ通行人が移動し得ない上下方
向)から自動ドア1の出入口付近を撮影している。撮像
デバイス2としては、CCD(Charge CoupledDevice)
カメラ等のエリアセンサや、CMOSイメージセンサ等
を用いることができる。なお、自動ドア1の出入口付近
にはマット12が置かれている。
【0016】図2は、本発明の実施の形態1に係る自動
ドアシステムの構成を示すブロック図である。撮像デバ
イス2の出力は、第1の画像メモリ3a及び第2の画像
メモリ3bの入力にそれぞれ接続されている。また、第
1の画像メモリ3aの出力は減算器4の一方の入力に、
第2の画像メモリ3bの出力は減算器4の他方の入力
に、それぞれ接続されている。また、減算器4の出力は
データ処理デバイス5の入力に接続されており、データ
処理デバイス5の出力は制御デバイス6の入力に接続さ
れている。また、制御デバイス6の出力は自動ドア1の
入力に接続されている。
【0017】次に、動作について説明する。まず、初期
設定時において、撮像デバイス2によって自動ドア1の
出入口付近を撮影し、得られた初期画像を第1の画像メ
モリ3aに記憶する。ここで、「初期設定時」とは、自
動ドア1の動作が開始される前であって、自動ドア1の
動作時においても設置される静止物体のみが既に設置さ
れている時点をいう。画像を記憶する方法としては、撮
像デバイス2の受光面を構成する複数の画素にそれぞれ
照射された光量を、A/D変換器等を用いて2進数8ビ
ットのディジタルデータに変換し、得られたディジタル
データを各画素ごとに記憶する方法がある。このとき、
例えば最多光量の「白」をディジタルデータの「000
00000」に、最少光量の「黒」をディジタルデータ
の「11111111」にそれぞれ対応させる。但し、
減算器4による減算処理によって負の数が出ることを考
慮して、2の補数表記を用いて「白」を「000000
00」に、「黒」を「01111111」にそれぞれ対
応させるのが望ましい。以下、2の補数表記を用いるこ
とを前提として説明する。
【0018】図3は、第1の画像メモリ3aに記憶され
る初期画像を示す図である。上述したように、初期画像
は自動ドア1の動作開始前に取得されたものである。従
って、図3に示すように、初期画像において自動ドア1
は閉じた状態になっており、自動ドア1の出入口付近に
通行人は存在しない。
【0019】次に、自動ドア1の動作が開始される。自
動ドア1の動作時においては、自動ドア1の出入口付近
は撮像デバイス2によって常に撮影されている。本明細
書においては、自動ドア1の動作時に撮像デバイス2に
よって取得される画像を、初期画像と区別するために
「検出画像」と表記する。そして、得られた検出画像を
第2の画像メモリ3bに記憶する。検出画像の記憶は、
初期画像の記憶と同様の方法により行う。
【0020】図4,5は、取得された検出画像の一例を
示す図である。図4に示した検出画像には、自動ドア1
に対して正面を向いた通行人7aが現れている。また、
図5に示した検出画像には、自動ドア1に対して横を向
いた通行人7bが現れている。一般的に、自動ドアを通
り抜けようとする通行人は、通常、自動ドアに対して正
面を向く。従って、図4に示した検出画像に現れる通行
人7aは、自動ドア1を通り抜けようとする通行人であ
ると判断することができる。一方、自動ドアの前を横切
る通行人は、通常、自動ドアに対して横を向く。従っ
て、図5に示した検出画像に現れる通行人7bは、自動
ドア1の前を単に横切る通行人であると判断することが
できる。なお、自動ドア1の出入口付近に通行人がいな
い場合に取得される検出画像は、図3に示す初期画像と
同様のものとなる。
【0021】第1の画像メモリ3aに記憶された初期画
像のディジタルデータ、及び第2の画像メモリ3bに記
憶された検出画像のディジタルデータは、それぞれ減算
器4に入力される。減算器4は、検出画像のディジタル
データから初期画像のディジタルデータを減算する処理
を行う。そして、減算の結果得られたディジタルデータ
は、データ処理デバイス5に入力される。
【0022】図6は、データ処理デバイス5の動作を説
明するためのフローチャートである。以下、図6に示す
フローチャートを参照して、データ処理デバイス5の具
体的な動作について順に説明する。まず、データ処理デ
バイス5は、減算器4からディジタルデータを入力する
(ステップS11)。次に、データ処理デバイス5は、
入力されたディジタルデータに基づいて、検出画像から
初期画像を差分した差分画像を作成する(ステップS1
2)。
【0023】図7は、自動ドア1の出入口付近に通行人
がいない場合に得られた検出画像(図3に相当する)か
ら図3に示した初期画像を差分することにより得られる
差分画像を示す図である。この場合は、検出画像のディ
ジタルデータと初期画像のディジタルデータとは全ての
画素において同一である。従って、減算器4による減算
処理により、ディジタルデータは全ての画素において
「00000000」となり、その結果、データ処理デ
バイス5によって作成される差分画像は、図7に示すよ
うに真っ白なものとなる。
【0024】また、図8は、図4に示した検出画像から
図3に示した初期画像を差分することにより得られる差
分画像を示す図である。図4に示した検出画像と図3に
示した初期画像とを比較すると、通行人7aが現れたこ
とにより、図4に示した検出画像は、図3に示した初期
画像に対して新たな撮影対象が加わったものとなってい
る。従って、減算器4によって検出画像のディジタルデ
ータから初期画像のディジタルデータを減算すると、そ
の減算結果を表すディジタルデータは、検出画像に通行
人7aが現れていない部分においては「0000000
0」であるが、通行人7aが現れている部分においては
「00000000」以外の値をとることになる。この
ため、減算器4による減算結果に基づいて作成される差
分画像は、図8に示すように通行人7aがグレースケー
ルの影として現れたものとなる。ここで、「グレースケ
ール」とは、上述のように「白」を表すディジタルデー
タを「00000000」とし、「黒」を表すディジタ
ルデータを「01111111」とした場合に、「00
000000」及び「01111111」以外のディジ
タルデータを意味する。なお、図4に示した検出画像に
は、自動ドア1の出入口付近に置かれたマット12と通
行人7aの上半身部分とが重なる部分が存在する。従っ
て、検出画像のうち、マット12が現れる画素のディジ
タルデータを考慮すると、厳密には、図8に示した差分
画像におけるグレースケールの影8aの上半身部分のデ
ィジタルデータは、下半身部分のディジタルデータと異
なる。しかし、マット12のディジタルデータと通行人
7aのディジタルデータとが完全に一致しない限り、通
行人7aの上半身部分もグレースケールの影8aとして
差分画像に現れることに変わりはない。
【0025】さらに、図9は、図5に示した検出画像か
ら図3に示した初期画像を差分することにより得られる
差分画像を示す図である。図8に示した差分画像に通行
人7aがグレースケールの影8aとして現れるのと同様
の理由により、図9に示す差分画像には通行人7bがグ
レースケールの影8bとして現れている。
【0026】次に、データ処理デバイス5は、作成した
差分画像にグレースケールの影が現れているか否かを判
断する(ステップS13)。差分画像にグレースケール
の影が現れているか否かは、例えば差分画像の全ての画
素のディジタルデータが「00000000」であるか
否かによって判断することができる。データ処理デバイ
ス5は、差分画像にグレースケールの影が現れている場
合(図8,9)は自動ドア1の出入口付近に通行人7a
若しくは通行人7bがいると判断し、一方、グレースケ
ールの影が現れていない場合(図7)は自動ドア1の出
入口付近に通行人7a及び通行人7bはいないと判断す
る。
【0027】差分画像にグレースケールの影が現れてい
ない場合はステップS11に戻り、データ処理デバイス
5は減算器4から次のディジタルデータを入力する。一
方、差分画像にグレースケールの影が現れている場合は
ステップS14に進み、データ処理デバイス5は、グレ
ースケールの影についてX方向の幅の最大値Xmを算出
する。ここで、「X方向」とは、画像において通行人が
扉を通過する際の方向に直交した方向を意味する。その
結果、図8に示した差分画像に現れるグレースケールの
影8aのX方向の幅の最大値がXm1であり、図9に示し
た差分画像に現れるグレースケールの影8bのX方向の
幅の最大値がXm2であったものとする。
【0028】次に、データ処理デバイス5は、算出した
最大値Xmを、予め設定したしきい値Xthと比較する
(ステップS15)。一般的に、人間は、胴体の厚みよ
りも肩幅の方が広い。これを考慮して、しきい値X
thは、自動ドア1に対して正面を向く通行人を撮像デバ
イス2によって撮影した場合に得られるグレースケール
の影のX方向の幅の平均値よりも小さく、かつ、自動ド
ア1に対して横を向く(つまりX方向を向く)通行人を
撮像デバイス2によって撮影した場合に得られるグレー
スケールの影のX方向の幅の平均値よりも大きい範囲で
設定する。
【0029】その結果、算出した最大値Xmがしきい値
th未満であれば(例えば図9においてはXm2<Xth
ある)、データ処理デバイス5は、通行人が自動ドア1
に対して横を向いていると判断してステップS11に戻
り、減算器4から次のディジタルデータを入力する。一
方、算出した最大値Xmがしきい値Xth以上であれば
(例えば図8においてはXm1>Xthである)、データ処
理デバイス5は、通行人が自動ドア1に対して正面を向
いていると判断してステップS16に進み、自動ドア1
を開くための駆動制御信号Cを出力する。
【0030】データ処理デバイス5から出力された駆動
制御信号Cは制御デバイス6に入力され、制御デバイス
6は、データ処理デバイス5から駆動制御信号Cを受け
ることにより、自動ドア1を駆動して自動ドア1を開
く。
【0031】このように本実施の形態1に係る自動ドア
システムによれば、データ処理デバイスは、差分画像に
現れるグレースケールの影のX方向の幅の最大値を、予
め設定したしきい値と比較することにより、通行人が自
動ドアに対して正面を向いているのか横を向いているの
かを判断する。即ち、その通行人が自動ドアを通り抜け
ようとしているのか、あるいは自動ドアの前を単に横切
るだけなのかを判断する。そして、データ処理デバイス
は、グレースケールの影のX方向の幅の最大値が予め設
定したしきい値未満である場合は、通行人が自動ドアに
対して横を向いていると判断して、自動ドアを開くため
の駆動制御信号を出力しない。これにより、通行人が自
動ドアの前を単に横切っただけでは自動ドアを開かない
自動ドアシステムを得ることができる。
【0032】また、自動ドアの出入口付近に設置した静
止物体の位置を変更した場合であっても、設置位置を変
更した後の出入口付近を撮像デバイスによって改めて撮
影し、第1の画像メモリに記憶されている初期画像を更
新することにより、自動ドアが誤動作をするという問題
を回避することができる。
【0033】なお、特開平4−111079号公報に
は、背景画面と現画面との差分画面に基づいて移動体を
識別する移動体識別装置が記載されている。しかし、本
実施の形態1に係る自動ドアシステムは、通行人の向き
を検出する機能をさらに有しており、その結果、通行人
が自動ドアに対して正面を向いている場合にのみ自動ド
アを駆動することができる点で、上記公報記載の発明よ
りも優れた効果を有している。
【0034】実施の形態2.上記実施の形態1において
は、データ処理デバイスは、差分画像に現れるグレース
ケールの影のX方向の幅の最大値をしきい値と比較する
ことにより、通行人が自動ドアに対して正面を向いてい
るのか横を向いているのかを判断した。本実施の形態2
は、自動ドアの出入口付近に通行人がいる場合に、デー
タ処理デバイスが、その通行人が自動ドアに対して正面
を向いているのか横を向いているのかを判断するための
他の判断手法を提供するものである。
【0035】本実施の形態2に係る自動ドアシステムの
構成は、図2に示した上記実施の形態1に係る自動ドア
システムの構成と同様である。
【0036】以下、動作について説明する。減算器4が
減算結果をディジタルデータとして出力するまでの工程
は、上記実施の形態1と同様である。
【0037】図10は、本実施の形態2に係るデータ処
理デバイス5の動作を説明するためのフローチャートで
ある。以下、図10に示すフローチャートを参照して、
データ処理デバイス5の具体的な動作について順に説明
する。
【0038】まず、データ処理デバイス5は、減算器4
からディジタルデータを入力し(ステップS21)、入
力されたディジタルデータに基づいて、検出画像から初
期画像を差分した差分画像を作成する(ステップS2
2)。自動ドア1の出入口付近に通行人がいない場合
は、図7に示した差分画像が得られる。また、自動ドア
1の出入口付近に、自動ドア1に対して正面を向く通行
人がいる場合は、図8に示した差分画像が得られる。ま
た、自動ドア1の出入口付近に、自動ドア1に対して横
を向く通行人がいる場合は、図9に示した差分画像が得
られる。
【0039】次に、データ処理デバイス5は、作成した
差分画像にグレースケールの影が現れているか否かを判
断する(ステップS23)。差分画像にグレースケール
の影が現れているか否かは、上記実施の形態1と同様
に、例えば差分画像の全ての画素のディジタルデータが
「00000000」であるか否かによって判断するこ
とができる。
【0040】差分画像にグレースケールの影が現れてい
ない場合(図7)はステップS21に戻り、データ処理
デバイス5は減算器4から次のディジタルデータを入力
する。一方、差分画像にグレースケールの影が現れてい
る場合(図8,9)はステップS24に進み、データ処
理デバイス5は、差分画像をY軸に射影することによ
り、Y軸における位置yの射影値P(y)を求める。こ
こで、「Y軸」は、画像においてX軸と垂直に採られ、
通行人が扉を通過する際の方向の成分と、上下方向の成
分とを有した方向に沿っている。また、「Y軸に射影す
る」とは、各画素のディジタルデータを、Y軸の位置y
毎に加算(累算)する処理を意味する。図11は、図8
に示した差分画像についての射影結果を示す図であり、
図12は、図9に示した差分画像についての射影結果を
示す図である。射影値P(y)は、グレースケールの影
8a,8bが現れる位置において、他の位置に比較して
大きくなっていることが分かる。
【0041】次に、データ処理デバイス5は、ステップ
S24で求めた射影値P(y)について、分散値Vを算
出する(ステップS25)。分散値Vは以下の式(1)
によって求めることができる。記号Σは、位置yについ
ての総和を示す。 V=Σ((P(y)−G)2) ・・・・・・(1) 但し、G=(Σy・P(y))/(ΣP(y)) その結果、図11に示した射影値P(y)についての分
散値がV1であり、図12に示した射影値P(y)につ
いての分散値がV2であったものとする。
【0042】次に、データ処理デバイス5は、算出した
分散値Vを、予め設定したしきい値Vthと比較する(ス
テップS26)。ここで、直立する人間を斜め上方から
観察する場合を考える。観察される人間が観察者に対し
て正面を向いている場合は、両肩及び両腕が強調される
結果、観察者からは、その人間はほぼ逆三角形に見え
る。そのため、その人間を観察者の視界平面において想
定した垂直軸(これは現実の垂直軸を視界平面に投射す
ることにより得られる)に射影すると、その分散値は小
さくなる。一方、観察される人間が観察者に対して横を
向いている場合は、肩や腕は胴体に重なるため、観察者
からは、その人間はほぼ楕円形に見える。そのため、そ
の人間を上記垂直軸に射影すると、その分散値は大きく
なる。これを考慮して、しきい値Vthは、自動ドア1に
対して正面を向く通行人を撮像デバイス2によって撮影
した場合に得られる差分画像の射影に基づく分散値の平
均値よりも小さく、かつ、自動ドア1に対して横を向く
通行人を撮像デバイス2によって撮影した場合に得られ
る差分画像の射影に基づく分散値の平均値よりも大きい
範囲で設定する。
【0043】その結果、算出した分散値Vがしきい値V
th未満であれば(例えば図12においてはV2<Vth
ある)、データ処理デバイス5は、通行人が自動ドア1
に対して横を向いていると判断してステップS21に戻
り、減算器4から次のディジタルデータを入力する。一
方、算出した分散値Vがしきい値Vth以上であれば(例
えば図11においてはV1>Vthである)、データ処理
デバイス5は、通行人が自動ドア1に対して正面を向い
ていると判断してステップS27に進み、自動ドア1を
開くための駆動制御信号Cを出力する。
【0044】データ処理デバイス5から出力された駆動
制御信号Cは制御デバイス6に入力され、制御デバイス
6は、上記実施の形態1と同様に、データ処理デバイス
5から駆動制御信号Cを受けることにより、自動ドア1
を駆動して自動ドア1を開く。
【0045】なお、以上の説明では、差分画像を作成し
た後、ステップS23において差分画像にグレースケー
ルの影が現れているか否かを判断し、グレースケールの
影が現れている差分画像のみについて射影値P(y)を
求めた。しかし、このステップS23を省略して、作成
した全ての差分画像について射影値P(y)を求めても
よい。この場合、グレースケールの影が現れていない差
分画像についての射影値P(y)は、図13に示すよう
に差分画像の全ての位置yについてゼロとなる。その結
果、V<Vthとなり、データ処理デバイス5は駆動制御
信号Cを出力しない。
【0046】このように本実施の形態2に係る自動ドア
システムによれば、データ処理デバイスは、差分画像を
射影することにより射影値を求め、その射影値について
算出した分散値を、予め設定したしきい値と比較するこ
とにより、通行人が自動ドアに対して正面を向いている
のか横を向いているのかを判断する。即ち、その通行人
が自動ドアを通り抜けようとしているのか、あるいは自
動ドアの前を単に横切るだけなのかを判断する。そし
て、データ処理デバイスは、算出した分散値が予め設定
したしきい値未満である場合は、通行人が自動ドアに対
して横を向いていると判断して、自動ドアを開くための
駆動制御信号を出力しない。これにより、通行人が自動
ドアの前を単に横切っただけでは自動ドアを開かない自
動ドアシステムを得ることができる。
【0047】実施の形態3.本実施の形態3は、上記実
施の形態1又は2に係るデータ処理デバイス5に、通行
人の歩行方向及び歩行速度を検出する機能を持たせるこ
とにより、さらに改良された自動ドアシステムを提供す
るものである。
【0048】本実施の形態3に係る自動ドアシステムの
構成は、図2に示した上記実施の形態1に係る自動ドア
システムの構成と同様である。
【0049】以下、動作について説明する。まず、上記
実施の形態1と同様に、自動ドア1の動作が開始される
前の初期設定時において、撮像デバイス2によって自動
ドア1の出入口付近を撮影し、得られた初期画像を第1
の画像メモリ3aに記憶する。得られる初期画像は、図
3に示した初期画像と同一のものとなる。初期画像のデ
ィジタルデータは、減算器4に入力される。
【0050】次に、自動ドア1の動作時において、撮像
デバイス2によって自動ドア1の出入口付近を撮影する
ことにより、検出画像を取得する。図14は、取得され
た検出画像の一例を示す図である。図14に示す検出画
像には、自動ドア1に対して正面を向いた通行人7aが
現れている。以下、本明細書においては、図14に示す
検出画像を「第1の検出画像」と表記する。得られた第
1の検出画像は第2の画像メモリ3bに記憶されるとと
もに、そのディジタルデータは減算器4に入力される。
【0051】次に、上記実施の形態1と同様に、減算器
4は、第1の検出画像のディジタルデータから初期画像
のディジタルデータを減算する処理を行う。減算の結果
得られたディジタルデータは、データ処理デバイス5に
入力される。
【0052】図15は、本実施の形態3に係るデータ処
理デバイス5の動作を説明するためのフローチャートで
ある。以下、図15に示すフローチャートを参照して、
データ処理デバイス5の具体的な動作について順に説明
する。まず、上記実施の形態1と同様のステップを経る
ことにより、データ処理デバイス5は、自動ドア1に対
して正面を向いている通行人がいるか否かを判断する。
即ち、減算器4からディジタルデータを入力し(ステッ
プS31)、入力したディジタルデータに基づいて差分
画像を作成する(ステップS32)。ステップS32に
おいて作成される差分画像は第1の検出画像に基づくも
のであり、これを「第1の差分画像」と称する。次に、
第1の差分画像にグレースケールの影が現れているか否
かを判断する(ステップS33)。グレースケールの影
が現れていない場合はステップS31に戻り、減算器4
から次のディジタルデータを入力する。一方、グレース
ケールの影が現れている場合はステップS34に進み、
その影のX方向の幅の最大値Xmを算出する。そして、
算出した最大値Xmを予め設定したしきい値Xthと比較
する(ステップS35)。これにより、データ処理デバ
イス5は、自動ドア1に対して正面を向いている通行人
がいるか否かを判断する。もちろん、実施の形態2で述
べたように、射影の分散に基づいて、自動ドア1に対す
る通行人の向きを検出してもよい。
【0053】算出した最大値Xmがしきい値Xth未満で
ある場合はステップS31に戻り、減算器4から次のデ
ィジタルデータを入力する。一方、算出した最大値Xm
がしきい値Xth以上である場合はステップS36に進
み、データ処理デバイス5は通行人が歩く方向の検出を
行う。そのために、データ処理デバイス5は、まず第1
の差分画像の重心G1の座標(XG,YG)を算出する
(ステップS36)。重心G1の座標(XG,YG)は以
下の式(2)によって求めることができる。 G1=(XG,YG)=(Σxi・pij,Σyi・pij) ・・・・・・(2) 但し、xi,yi:撮像デバイス2の受光面を構成する各
画素の座標 pij:座標が(xi,yi)である画素のディジタルデー
タ 図16は、図14に示した第1の検出画像から図3に示
した初期画像を差分することにより作成された第1の差
分画像を、求めた重心G1とともに示す図である。差分
画像は通行人以外の背景が除去された画像になるため、
図16に示すように、第1の差分画像の重心G1の位置
は、グレースケールの影8aの重心の位置、即ち第1の
検出画像に現れる通行人7aの重心の位置とほぼ一致す
る。
【0054】一方、撮像デバイス2は、自動ドア1の動
作時において常に自動ドア1の出入口付近を撮影してい
る。図17は、第1の検出画像を取得してから所定時間
Δt経過後に、撮像デバイス2によって取得された検出
画像を示す図である。図14に示した第1の検出画像と
比較すると、通行人7aが自動ドア1に近付いているこ
とが分かる。以下、本明細書においては、図17に示す
検出画像を「第2の検出画像」と表記する。第2の検出
画像は第2の画像メモリ3bに記憶されるとともに、そ
のディジタルデータは減算器4に入力される。減算器4
は、第2の検出画像のディジタルデータから初期画像の
ディジタルデータを減算する処理を行う。そして、減算
の結果得られたディジタルデータは、データ処理デバイ
ス5に入力される(ステップS37)。
【0055】次に、データ処理デバイス5は、入力され
たディジタルデータに基づいて差分画像を作成する(ス
テップS38)。ステップS38において作成される差
分画像は第2の検出画像に基づくものであり、これを
「第2の差分画像」と称する。次に、データ処理デバイ
ス5は、重心G1を求める場合と同様の方法により、作
成した第2の差分画像の重心G2を求める(ステップS
39)。図18は、図17に示した第2の検出画像から
図3に示した初期画像を差分することにより作成された
第2の差分画像を、求めた重心G2とともに示す図であ
る。図16に示した第1の差分画像と同様に、第2の差
分画像の重心G2の位置と、グレースケールの影8aの
重心の位置、即ち第2の検出画像に現れる通行人7aの
重心の位置とがほぼ一致している。
【0056】データ処理デバイス5は、図16に示した
重心G1の座標と、図18に示した重心G2の座標とを比
較することにより、所定時間Δtが経過する間に差分画
像の重心が動いた方向を検出する(ステップS40)。
そして、重心が動いた方向がほぼY方向と一致すれば、
通行人7aは自動ドア1を通り抜けようとしている者で
あると判断する。一方、重心が動いた方向がY方向と全
く異なる方向であれば、通行人7aは自動ドア1の前を
単に横切ろうとする者であると判断し、ステップS31
に戻って減算器4から次のディジタルデータを入力す
る。
【0057】データ処理デバイス5が、通行人7aは自
動ドア1を通り抜けようとする者であると判断した場
合、次に、データ処理デバイス5は、通行人7aの歩行
速度の算出を行う(ステップS41)。歩行速度は、重
心G1,G2のそれぞれの座標から差分画像の重心の移動
量を算出し、その移動量を経過時間Δtで除算すること
により求めることができる。
【0058】次に、データ処理デバイス5は、通行人7
aの歩行速度に応じて、通行人7aが自動ドア1の前に
到達するタイミングを計算し、そのタイミングで自動ド
ア1を開くための駆動制御信号Cを出力する(ステップ
S42)。
【0059】駆動制御信号Cは制御デバイス6に入力さ
れ、制御デバイス6は、データ処理デバイス5から駆動
制御信号Cを受けることにより、自動ドア1を駆動して
自動ドア1を開く。
【0060】なお、以上の説明では、差分画像の重心G
1,G2に着目して通行人の歩行方向及び歩行速度を検出
する場合について説明したが、動画像の解析に用いられ
るオプティカルフローを求める場合と同様に、画像間に
おける各画素の移動ベクトルの分布を求め、得られた分
布に基づいて、通行人の歩行方向及び歩行速度を計算し
てもよい。
【0061】このように本実施の形態3に係る自動ドア
システムによれば、データ処理デバイスは、自動ドアを
通り抜けようとする通行人を検出して自動ドアを開く際
に、通行人の歩行速度を考慮して適切なタイミングで自
動ドアを開くため、通行人は自動ドアの前で一旦停止さ
せられることなく、スムーズに自動ドアを通り抜けるこ
とができる。
【0062】実施の形態4.本実施の形態4は、2つの
自動ドアが連続的に配置された2重ドアの駆動制御に関
するものである。図19は、2重ドアの構成を模式的に
示す側面図である。第1の自動ドア1aと第2の自動ド
ア1bとが連続的に配置され、2重ドアを構成してい
る。以下、第1の自動ドア1aの左方から歩いてきた通
行人が、第1の自動ドア1a及び第2の自動ドア1bを
この順に通り抜けて、第2の自動ドア1bの右方に通行
する状況を想定して説明する。第1の撮像デバイス2a
は、第1の自動ドア1aの入口付近を撮影するための画
像センサである。また、第2の撮像デバイス2bは、第
1の自動ドア1aの出口付近を撮影するための画像セン
サであり、例えば第2の自動ドア1bの上方の壁9bに
設置されている。
【0063】図19に示した第1の自動ドア1a及び第
1の撮像デバイス2aは、図1に示した自動ドア1及び
撮像デバイス2にそれぞれ対応するものである。そし
て、第1の自動ドア1aの駆動制御は、上記実施の形態
1〜3で説明した方法により行われる。本実施の形態4
は、特に第2の自動ドア1bの駆動制御に関するもので
ある。
【0064】図20は、本発明の実施の形態4に係る自
動ドアシステムの構成を示すブロック図である。第2の
撮像デバイス2bの出力は、第1の画像メモリ3c及び
第2の画像メモリ3dの入力にそれぞれ接続されてい
る。また、第1の画像メモリ3cの出力は減算器4aの
一方の入力に、第2の画像メモリ3dの出力は減算器4
aの他方の入力に、それぞれ接続されている。また、減
算器4aの出力はデータ処理デバイス5aの入力に接続
されており、データ処理デバイス5aの出力は制御デバ
イス6aの入力に接続されている。また、制御デバイス
6aの出力は第2の自動ドア1bの入力に接続されてい
る。
【0065】次に、動作について説明する。まず、初期
設定時において、第2の撮像デバイス2bによって第1
の自動ドア1aの出口付近を撮影し、得られた初期画像
を第1の画像メモリ3cに記憶する。ここで、「初期設
定時」とは、2重ドアの動作が開始される前であって、
2重ドアの動作時においても設置される静止物体のみが
既に設置されている時点をいう。
【0066】図21は、第1の画像メモリ3cに記憶さ
れる初期画像を示す図である。上述したように、初期画
像は2重ドアの動作開始前に撮影されたものである。従
って、図21に示すように、初期画像において第1の自
動ドア1aは閉じた状態になっており、第1の自動ドア
1aの出口付近に通行人は存在しない。なお、初期画像
には、第1の自動ドア1a上端部に設けられた図示しな
い車輪を格納するための車輪格納部10が現れている。
【0067】次に、2重ドアの動作が開始される。2重
ドアの動作時においては、第1の自動ドア1aの出口付
近は第2の撮像デバイス2bによって常に撮影されてい
る。第2の撮像デバイス2bによって取得された検出画
像は、第2の画像メモリ3dに記憶される。
【0068】図22,23は、第2の撮像デバイス2b
によって取得された検出画像の一例を示す図である。図
22,23に示した検出画像には、いずれも通行人7c
が現れている。但し、図22に示した検出画像において
は、通行人7cは第1の自動ドア1aを完全には通り抜
けておらず、第1の自動ドア1aはまだ開いた状態にな
っている。一方、図23に示した検出画像においては、
通行人7cは第1の自動ドア1aを完全に通り抜け、第
1の自動ドア1aは閉じた状態になっている。なお、2
重ドアを通り抜けようとする通行人がいない場合に第2
の撮像デバイス2bによって取得される検出画像は、図
21に示す初期画像と同様のものとなる。
【0069】図22に示した検出画像において、車輪格
納部10のディジタルデータは、第1の自動ドア1aが
開くことによって現れる背景11のディジタルデータよ
りも大きい。第2の撮像デバイス2bの焦点は第1の自
動ドア1aに設定されている。従って、車輪格納部10
が第2の撮像デバイス2bによって明瞭に撮影されるの
に対し、第2の撮像デバイス2bによって撮影された背
景11はぼやけたものとなるからである。但し、背景1
1のディジタルデータがある程度大きくなる場合もある
ことを考慮して、車輪格納部10を、例えば、最高値の
ディジタルデータ「01111111」を与える色(本
例の場合は黒色)に塗色してもよい。
【0070】また、図22,23にそれぞれ示した検出
画像において、通行人7cのディジタルデータは第1の
自動ドア1aのディジタルデータよりも大きいことを条
件とする。図22,23にそれぞれ示した検出画像には
通行人7cの顔部分が現れており、髪の黒色や顔の肌色
によって通行人7cのディジタルデータはある程度大き
いものとなる。従って、第1の自動ドア1aを、黒色や
肌色よりも小さいディジタルデータを与える色、例え
ば、最小値のディジタルデータ「00000000」を
与える色(本例の場合は白色)に塗色することにより、
この条件を満足させることができる。
【0071】第1の画像メモリ3cに記憶された初期画
像のディジタルデータ、及び第2の画像メモリ3dに記
憶された検出画像のディジタルデータは、それぞれ減算
器4aに入力される。減算器4aは、検出画像のディジ
タルデータから初期画像のディジタルデータを減算する
処理を行う。そして、減算の結果得られたディジタルデ
ータは、データ処理デバイス5aに入力される。
【0072】図24は、データ処理デバイス5aの動作
を説明するためのフローチャートである。以下、図24
に示すフローチャートを参照して、データ処理デバイス
5aの具体的な動作について順に説明する。まず、デー
タ処理デバイス5aは、減算器4aからディジタルデー
タを入力する(ステップS50)。次に、データ処理デ
バイス5aは、入力されたディジタルデータに基づい
て、検出画像から初期画像を差分した差分画像を作成す
る(ステップS51)。
【0073】図25は、2重ドアを通り抜けようとする
通行人がいない場合に得られた検出画像(図21に相当
する)から図21に示した初期画像を差分することによ
り得られる差分画像を示す図である。この場合は、検出
画像のディジタルデータと初期画像のディジタルデータ
とは全ての画素において同一である。従って、減算器4
aによる減算処理の結果、ディジタルデータは全ての画
素において「00000000」となる。
【0074】また、図26は、図22に示した検出画像
から図21に示した初期画像を差分することにより得ら
れる差分画像を示す図である。図26に示す差分画像
は、大きく分けて3つの部分から成る。第1の部分は、
検出画像と初期画像とで変化がない部分であり、例え
ば、第1の自動ドア1aの上方の壁9a等がこれに該当
する。減算器4aによる減算処理の結果、第1の部分に
含まれる画素のディジタルデータは「0000000
0」となる。図26においては、第1の部分に符号
「w」を付している。第2の部分は、第1の自動ドア1
aが開いたことにより初期画像から撮影対象が消えた部
分(即ち、初期画像に現れていて検出画像に現れていな
い部分)であり、例えば、画面中央部の車輪格納部10
等がこれに該当する。減算器4aによる減算処理によっ
て、第2の部分に含まれる画素のディジタルデータは負
の値となる。図26においては、第2の部分に符号
「b」を付している。第3の部分は、通行人が現れるこ
とにより初期画像に新たな撮影対象が加わった部分(即
ち、検出画像に現れていて初期画像に現れていない部
分)であり、例えば、通行人7cがこれに該当する。減
算器4aによる減算処理によって、第3の部分に含まれ
る画素のディジタルデータは正の値となる。図26にお
いては、第3の部分に符号「g」を付している。
【0075】また、図27は、図23に示した検出画像
から図21に示した初期画像を差分することにより得ら
れる差分画像を示す図である。第1の自動ドア1aが閉
じることにより、図26に示した差分画像における第2
の部分が消え、その結果、差分画像は、第1の部分と第
3の部分との2つの部分から成っている。なお、図23
に示した検出画像には、第1の自動ドア1aが閉じて左
右のドアが互いに接触することにより現れる縦線が現れ
ているが、この縦線に関するディジタルデータは、一般
的に通行人7cに関するディジタルデータよりも十分に
小さいため、図27に示した差分画像においては、この
縦線による影響を無視している。
【0076】次に、データ処理デバイス5aは、作成し
た差分画像に、上述した第2の部分及び第3の部分が現
れているか否かを判断する(ステップS52)。差分画
像に第2の部分が現れているか否かは、差分画像を構成
する画素の中に、ディジタルデータが負の値をとるもの
が存在するか否かによって判断することができる。ま
た、差分画像に第3の部分が現れているか否かは、差分
画像を構成する画素の中に、ディジタルデータが正の値
をとるものが存在するか否かによって判断することがで
きる。差分画像に第2及び第3の部分が現れている場合
は、データ処理デバイス5aは、第1の自動ドア1aを
通行人が通り抜けている途中であり、第1の自動ドア1
aは開いた状態であると判断する。
【0077】ステップS52による判断の結果、差分画
像に第2及び第3の部分が現れていない場合はステップ
S50に戻り、データ処理デバイス5aは減算器4aか
ら次のディジタルデータを入力する。
【0078】一方、差分画像に第2及び第3の部分が現
れている場合はステップS53に進み、データ処理デバ
イス5aは、減算器4aから次のディジタルデータを入
力する。そして、ステップS43において入力したディ
ジタルデータに基づいて、上記と同様の方法により差分
画像を作成する(ステップS54)。
【0079】次に、データ処理デバイス5aは、ステッ
プS54において作成した差分画像に第2の部分が現れ
ているか否かを判断する(ステップS55)。差分画像
に第2の部分が現れている場合(図26)は、第1の自
動ドア1aがまだ開いていると判断して、ステップS5
3〜S55を繰り返す。一方、差分画像に第2の部分が
現れていない場合(図27)は、第1の自動ドア1aが
閉じたと判断して、第2の自動ドア1bを開くための駆
動制御信号Cを出力する(ステップS56)。
【0080】駆動制御信号Cは制御デバイス6aに入力
され、制御デバイス6aは、データ処理デバイス5aか
ら駆動制御信号Cを受けることにより、第2の自動ドア
1bを駆動して第2の自動ドア1bを開く。
【0081】このように本実施の形態4に係る自動ドア
システムによれば、データ処理デバイスは、ステップS
54で作成した差分画像に第2の部分が現れている場合
には、第1の自動ドアがまだ開いていると判断して第2
の自動ドアを開けるための駆動制御信号を出力しない。
従って、第1の自動ドアと第2の自動ドアとが同時に開
くことはないため、例えば空調効率を上げたり、室内に
強風が吹き込むことを回避する等といった、2重ドアの
本来の目的を効果的に達成することができる。
【0082】
【発明の効果】この発明のうち請求項1に係るものによ
れば、向きによって移動方向が予測される通行体につい
て、扉に対する通行体の向きを測定することにより、制
御部は通行体の移動方向が扉に向かっているか否かを予
測することができる。そして、制御部は、通行体が扉に
向かって移動していると予測した場合にのみ扉を開き、
そうでない場合には扉を開かないことにより、通行体が
近接する場合の全てにおいて扉を開く場合と比較して、
不要な扉の動作を抑制することができる。
【0083】また、この発明のうち請求項2に係るもの
によれば、向きによって幅が異なる通行体について、第
2の軸に沿った通行体の幅を測定することにより、制御
部は扉に対する通行体の向きを検出することができる。
【0084】また、この発明のうち請求項3に係るもの
によれば、斜め上方から観察した場合に得られる射影の
分散が向きによって異なる通行体について、第4の軸に
沿った方向から通行体を観察した場合の射影の分散を求
めることにより、制御部は扉に対する通行体の向きを検
出することができる。
【0085】また、この発明のうち請求項4に係るもの
によれば、制御部は、通行体の向きから通行体の移動方
向を単に予測するのみならず、通行体の移動方向を実際
に検出する。従って、制御部は、通行体が第1の軸に沿
って実際に移動していることを検出した場合に扉を開
き、そうでない場合は扉を開かないことにより、不要な
扉の動作をさらに抑制することができる。
【0086】また、この発明のうち請求項5に係るもの
によれば、通行体が第1の軸に沿って実際に移動してい
る場合に、制御部が通行体の移動速度を検出することに
より、その移動速度に応じた適切なタイミングで扉を開
くことができる。
【0087】また、この発明のうち請求項6に係るもの
によれば、制御部は、通行人が第1の扉を第2の扉に向
かって通過するために第1の扉が一旦開いた後、第1の
扉が閉じたことを確認してから第2の扉を開くことがで
きる。従って、第1及び第2の扉が同時に開くことを回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動ドアの出入口付近を示す模式図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る自動ドアシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図3】 第1の画像メモリに記憶される初期画像を示
す図である。
【図4】 取得された検出画像の一例を示す図である。
【図5】 取得された検出画像の一例を示す図である。
【図6】 データ処理デバイスの動作を説明するための
フローチャートである。
【図7】 自動ドアの出入口付近に通行人がいない場合
に得られた検出画像から初期画像を差分することにより
得られる差分画像を示す図である。
【図8】 図4に示した検出画像から初期画像を差分す
ることにより得られる差分画像を示す図である。
【図9】 図5に示した検出画像から初期画像を差分す
ることにより得られる差分画像を示す図である。
【図10】 本実施の形態2に係るデータ処理デバイス
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】 図8に示した差分画像についての射影結果
を示す図である。
【図12】 図9に示した差分画像についての射影結果
を示す図である。
【図13】 自動ドアの出入口付近に通行人がいない場
合に得られる差分画像についての射影結果を示す図であ
る。
【図14】 取得された検出画像の一例を示す図であ
る。
【図15】 本実施の形態3に係るデータ処理デバイス
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】 第1の検出画像から初期画像を差分するこ
とにより作成された差分画像を、重心G1とともに示す
図である。
【図17】 第1の検出画像を取得してから所定時間経
過後に、撮像デバイスによって取得された検出画像を示
す図である。
【図18】 第2の検出画像から初期画像を差分するこ
とにより作成された差分画像を、重心G2とともに示す
図である。
【図19】 2重ドアの構成を模式的に示す側面図であ
る。
【図20】 本発明の実施の形態4に係る自動ドアシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図21】 第1の画像メモリに記憶される初期画像を
示す図である。
【図22】 第2の撮像デバイスによって取得された検
出画像の一例を示す図である。
【図23】 第2の撮像デバイスによって取得された検
出画像の一例を示す図である。
【図24】 データ処理デバイスの動作を説明するため
のフローチャートである。
【図25】 2重ドアを通り抜けようとする通行人がい
ない場合に得られた検出画像から初期画像を差分するこ
とにより得られる差分画像を示す図である。
【図26】 図22に示した検出画像から初期画像を差
分することにより得られる差分画像を示す図である。
【図27】 図23に示した検出画像から初期画像を差
分することにより得られる差分画像を示す図である。
【図28】 従来の自動ドアシステムの構成を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 自動ドア、1a 第1の自動ドア、1b 第2の自
動ドア、2 撮像デバイス、2a 第1の撮像デバイ
ス、2b 第2の撮像デバイス、3a,3c 第1の画
像メモリ、3b,3d 第2の画像メモリ、4 減算
器、5,5a データ処理デバイス、6,6a 制御デ
バイス、7a,7b,7c 通行人、8a,8b グレ
ースケールの影。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA02 BA04 EA15 EB01 EC04 KA12 5C054 AA01 EB05 FC01 FC13 FC15 GA04 GB01 HA18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な通行体が通過可能な扉と、 前記扉に対する前記通行体の向きを検出し、その向きに
    基づいて前記通行体が前記扉を通過することを許可する
    か否かを決定する制御部とを備える自動ドアシステム。
  2. 【請求項2】 前記通行体は互いに直交する第1及び第
    2の軸の少なくとも一方の成分を有する方向に移動可能
    であり、前記扉は前記第1の軸に沿っての前記通行体の
    移動の許可を行い、前記制御部は、前記第2の軸に沿っ
    た前記通行体の幅を測定し、その幅に基づいて前記扉に
    対する前記通行体の向きを検出する、請求項1に記載の
    自動ドアシステム。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記第1の軸の成分と前
    記第1及び第2の軸のいずれにも直交する第3の軸の成
    分とを有する第4の軸に対する前記通行体の射影を求
    め、その射影の分散に基づいて前記扉に対する前記通行
    体の向きを検出する、請求項1に記載の自動ドアシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、さらに、複数の時刻にお
    いて前記通行体の位置をそれぞれ測定し、前記通行体の
    複数の位置に基づいて前記通行体の移動方向を検出す
    る、請求項1に記載の自動ドアシステム。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、さらに、前記複数の時刻
    及び前記複数の位置に基づいて前記通行体の移動速度を
    検出する、請求項4に記載の自動ドアシステム。
  6. 【請求項6】 互いに連続して配置された第1及び第2
    の扉と、 前記第1の扉の開閉状態を検出し、前記第1の扉を前記
    第2の扉に向かって通過した通行体が前記第2の扉を通
    過することを許可するか否かを、前記第1の扉の開閉状
    態に基づいて決定する制御部とを備える自動ドアシステ
    ム。
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