JP2000071710A - 車輪支持装置 - Google Patents

車輪支持装置

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JP2000071710A
JP2000071710A JP10244077A JP24407798A JP2000071710A JP 2000071710 A JP2000071710 A JP 2000071710A JP 10244077 A JP10244077 A JP 10244077A JP 24407798 A JP24407798 A JP 24407798A JP 2000071710 A JP2000071710 A JP 2000071710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axle
knuckle
hub
drive shaft
wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP10244077A
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English (en)
Inventor
Tomohito Murata
智史 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車輪支持装置の高剛性化を分解・組付性を低下
させることなく実現する。 【構成】車輪と一体に回転するアクスルと、該アクスル
に連結され車輪が取り付けられるアクスルハブと、該ア
クスルハブをベアリングを介して回転可能に支持するナ
ックルと、を備えた車輪支持装置において、前記アクス
ルと前記アクスルハブは一体に形成され、且つ前記ナッ
クルは前記アクスルハブの外周を周方向で互いに異なっ
た位置で覆う複数のナックル構成部で構成されたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は車両の車輪を支持するた
めの車輪支持装置に関する。
【0001】
【従来の技術】従来より、例えば図5に示される、特開
平4−43110に開示される如く、車輪と一体に回転
するアクスル21と、該アクスルに締結手段24により
連結され車輪が取り付けられるアクスルハブ26と、該
アクスルハブ26をベアリング29を介して回転可能に
支持するナックル30と、を備えた車輪支持装置が公知
である。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車輪支持装置においては、アクスル21とアクスル
ハブ26は別体に形成されていると共に、ナックル30
が一つの部材からなっている。つまり回転部位であるア
クスル21と同じく回転部位であるアクスルハブ26と
の間に締結手段24が存在し、車輪支持装置の高剛性化
を図りにくいといった問題がある。また、この問題に対
し、車輪支持装置の高剛性化のためにアクスル21とア
クスルハブ26を一体にした場合は、アクスルハブ26
を覆うナックル30が一つの部材からなるため、車輪支
持装置の分解・組付性が低下するといった問題が生ず
る。
【0003】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、本発明が解決しようとする課題は、共に
回転するアクスルとアクスルハブを一体に形成すること
により車輪支持装置の高剛性化を図ると共に、ナックル
を複数の部品で構成することにより、アクスルとアクス
ルハブとの一体化による車輪支持装置の分解・組付性の
低下を防止することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、請求項1の発明は、車輪と一体に回転するア
クスルと、該アクスルに連結され車輪が取り付けられる
アクスルハブと、該アクスルハブをベアリングを介して
回転可能に支持するナックルと、を備えた車輪支持装置
において、前記アクスルと前記アクスルハブは一体に形
成され、且つ前記ナックルは前記アクスルハブの外周を
周方向で互いに異なった位置で覆う複数のナックル構成
部で構成されたことを特徴とする。
【発明の作用と効果】請求項1記載の発明の車輪支持装
置においては、共に回転するアクスルとアクスルハブを
一体に形成したことにより、従来のような締結手段を用
いて両者を連結する必要がなくなるので車輪支持装置の
高剛性化が実現できると共に、ナックルは前記アクスル
ハブの外周を周方向で互いに異なった位置で覆う複数の
ナックル構成部で構成されているので、アクスルとアク
スルハブが一体に形成されたことによって車輪支持装置
の分解・組付性は低下することがない。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面に基づいて説明する。図1には、本発明の
一実施の形態に係る車輪支持装置10の全体構成が示さ
れている。本実施の形態におけるこの車輪支持装置10
はドライブシャフト23を備える駆動輪に適用されてい
る。また図2は車輪支持装置10を採用した片輪のサス
ペンションの全体構成を示している。
【0006】4はアクスルであって、このアクスル4は
ナックル30に外周を覆われる基部4cと、基部4cよ
りも車両内方側の、後述する等速ジョイント22の回転
力が伝達されるドライブシャフトアウタレース部4a
と、基部4cよりも車両外方側の、ディスクロータ2
8、車輪7などが取り付けられるハブ部4bと、が一体
的に形成されて成るものである。尚、これらの部位を図
5に示される従来例の構成部品と対照させると、本実施
の形態におけるドライブシャフトアウタレース部4aと
基部4cの一部(中心部)が従来例のアクスル21に、
基部4cの外周部とハブ部4bがアクスルハブ26とな
る。つまり本実施の形態においては、従来例におけるア
クスル21とアクスルハブ26が一体に形成されてい
る。
【0007】基部4c外周の車両上方側半周及び車両下
方側半周は、ベアリング29を介して、それぞれ上ナッ
クル構成部30aと下ナックル構成部30bとによって
覆われている。ベアリング29は複数のボール29aと
ボールを基部4cとの間にて挟持するベアリングアウタ
レース29bとから成っており、ベアリングアウタレー
ス29bはアクスル軸L方向に設けられた挿通孔(図示
せず)を通して、上ナックル構成部30a及び下ナック
ル構成部30bの車両外方側に設けられた4箇所のネジ
孔50(図3参照)に対して4本のボルト32によって
締結固定されている。尚、詳細な説明は省略するが、ベ
アリングアウタレース29bもナックル30と同様に車
両上下に分割された構成部材を締結することにより成っ
ている。
【0008】また、図3に示されるように、上ナックル
構成部30aと下ナックル構成部30bは車両前後に離
間して配設された二本のボルト33、34によってアク
スル軸Lに垂直な方向に締結されている。尚、50は上
記したベアリングアウタレース29bを固定するための
ネジ孔である。この上ナックル構成部30aと下ナック
ル構成部30bとにより本請求範囲における「ナック
ル」を構成している。また、ソケット40には図示しな
いボールジョイントを介して図示しないタイロッドが連
結され、運転者のステアリング操作を車輪の操舵に変換
する機能を有する操舵機構の一部をなしている。また、
ソケット40は図示しないタイロッド側に連結されてい
てもよい。
【0009】尚、上ナックル構成部30aは図2に示さ
れるように、上部側で連結部材11を介してショックア
ブソーバ12に連結され、このショックアブソーバ12
の上端はアッパーマウントインシュレータ13を介して
車体14に連結されている。また15はショックアブソ
ーバと同軸的に配設されたスプリングである。また、下
ナックル構成部30bはボールジョイント37を介して
ロアアーム35に連結されている。但し、サスペンショ
ンの形式はこれに限定されることなく、ダブルウィッシ
ュボーンタイプ等、本発明は様々なサスペンションに適
用可能である。
【0010】ところで、ハブ部4bはフランジ状に形成
されており、ハブ部4bには、複数のハブボルト36に
よってディスクブレーキのディスクロータ28が固定さ
れていて、このディスクロータ28のさらに車両外方側
には、前記ハブボルト36によって、車輪7がハブ部4
b及びディスクロータ28と一体に固定されている。
【0011】一方、前記アクスル4の車両内方側のドラ
イブシャフトアウタレース部4aには等速ジョイント2
2を介してドライブシャフト23が連結されており、ド
ライブシャフト23の回転力は等速ジョイント22でア
クスル軸Lと同軸の回転力に変換されてアクスル4の基
部4cに伝わり、さらに基部4cの回転力がハブ部4b
を介して車輪7に伝わる。アクスル4はベアリング29
のボール29aによりベアリング29のベアリングアウ
タレース29bに対して独立に回転することができる。
すなわちアクスル4はベアリング29を介してナックル
30によって回転可能に支持されている。
【0012】次に上記した構成の車輪支持装置10の作
用について説明する。図1に示されるように、本実施の
形態における車輪支持装置10においては、共に回転す
る、アクスル4のドライブシャフトアウタレース部4a
及び基部4cの中心部(従来におけるアクスル)と、ハ
ブ部4b及び基部4cの外周部(従来におけるアクスル
ハブ)は一体に形成されたことにより、従来のような締
結手段を用いて両者を連結する必要がなくなるので、す
なわち車輪の回転に関わる部位に締結部を必要としない
ので、車輪支持装置10の剛性は高い。
【0013】また、ナックル30は前記アクスル4の基
部4cの外周を上下で覆う二つのナックル構成部30
a、30bで構成されているので、例えば本車輪支持装
置10の分解の際には、ナックル構成部30a、30b
の締結を解除すれば、ドライブシャフト23及びアクス
ル4が連結された状態で車体から取り外すことができ
る。
【0014】例として、ドライブシャフト23のエンジ
ン側(図1紙面左方)に不具合が生じ、車体からドライ
ブシャフト23を取り外す必要が生じた場合を考える。
一般的にドライブシャフトとアクスルとの分解は、ドラ
イブシャフトを等速ジョイントから取り外す必要がある
ため複雑な作業である。もしナックルが本実施の形態の
ように上下に分割されていなければ、アクスル4からド
ライブシャフト23を取り外さねばならず、分解作業性
が悪化するが、本実施の形態においてはナックル30が
上下分割されているため、ナックル30の締結を解除す
ればドライブシャフト23は等速ジョイント22から取
り外すことなく車体から分離でき、アクスルとアクスル
ハブが一体になったことにる作業性の低下が回避でき
る。尚、組付の際も同様である。すなわち、ドライブシ
ャフトアウタレース部4a、基部4c、ハブ部4bが一
体に形成されたことによって車輪支持装置10の分解・
組付性は低下することがない。
【0015】尚、図3に示されるように本実施の形態に
おいてはナックル30とベアリングアウタレース29b
との締結部(ネジ孔50)を上ナックル構成部30aに
2つ、下ナックル構成部30bに2つ設ける構成にした
が、図4に変形例を示すように、上ナックル構成部30
a(又は下ナックル構成部30bでも良い)に全ての締
結部(ネジ孔50)を設けても良い。この場合、加工誤
差等に起因する、上下の締結部のアクスル軸L方向のオ
フセットが無くなり、本車輪支持装置を組み付けた際、
アクスル軸Lに平行なベアリングアウタレース29bと
ナックル構成部との締結と、アクスル軸Lに垂直な上下
ナックル構成部どうしの締結の二つの締結による交差す
る締め付け力が上記オフセットによってナックル構成部
30a、30b、及びベアリングアウタレース29bに
負荷される無理な荷重となることがない。
【0016】また、本実施の形態においてはベアリング
アウタレース29bをナックル構成部30a、30bの
車両外方側のネジ孔50に締結するように構成したが、
アクスル4の基部4cにベアリング29を圧入し、その
上からナックル30でアクスル4の基部4cを覆う構成
としても良い。尚、この場合はベアリングアウタレース
29bは本実施の形態のように分割されていなくても良
く、一体形成されていても良い。
【0017】また、本実施の形態においては、アクスル
とアクスルハブが完全に一体となったものについて説明
したが、それに限らず、溶接等により実質一体的になっ
ているものにも適用可能である。この場合も、ベアリン
グアウタレース29bは本実施の形態のように分割され
ていなくても良い。
【0018】さらに、本実施の形態ではナックル構成部
は上下の2つであるが、左右に分割するなど分割の方向
性は任意であり、また何分割しても本発明は実施できる
ものである。
【0019】尚、本発明の車輪支持装置は本実施の形態
に限られるものでなく、ドライブシャフトを持たない従
動輪における車輪支持装置に用いても良く、この場合も
アクスルとアクスルハブとの締結部が省略できることに
より、車輪支持装置の高剛性化が実現でき、また、一体
化したことにより生ずる可能性がある車輪支持装置の分
解・組付性の低下も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車輪支持装置の全
体構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る車輪支持装置を採
用した片輪のサスペンションを示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る車輪支持装置にお
いて用いられるナックルを示す図である。
【図4】本発明の変形例に係る車輪支持装置において用
いられるナックルを示す図である。
【図5】一従来例に係る車輪支持装置の全体構成を示す
図である。
【符号の説明】
4・・・アクスル 4a・・・ドライブシャフトアウタレース部 4b・・・ハブ部 4c・・・基部 7・・・車輪 10・・・車輪支持装置 11・・・連結部材 12・・・ショックアブソーバ 13・・・アッパーマウントインシュレータ 14・・・車体 15・・・スプリング 21・・・従来例に係るアクスル 22・・・等速ジョイント 23・・・ドライブシャフト 24・・・締結手段 26・・・アクスルハブ 28・・・ディスクロータ 29・・・ベアリング 29a・・・ボール 29b・・・ベアリングアウタレース 30・・・ナックル 30a・・・上ナックル構成部 30b・・・下ナックル構成部 32、33、34・・・ボルト 35・・・ロアアーム 36・・・ハブボルト 37・・・ボールジョイント 40・・・ソケット 50・・・ネジ孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪と一体に回転するアクスルと、該アク
    スルに連結され車輪が取り付けられるアクスルハブと、
    該アクスルハブをベアリングを介して回転可能に支持す
    るナックルと、を備えた車輪支持装置において、前記ア
    クスルと前記アクスルハブは一体に形成され、且つ前記
    ナックルは前記アクスルハブの外周を周方向で互いに異
    なった位置で覆う複数のナックル構成部で構成されたこ
    とを特徴とする車輪支持装置。
JP10244077A 1998-08-28 1998-08-28 車輪支持装置 Pending JP2000071710A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003048566A (ja) * 2001-08-03 2003-02-18 Koyo Seiko Co Ltd 車両用軸受装置の支持体
EP2058537A2 (en) 2007-11-08 2009-05-13 JTEKT Corporation Rolling bearing device

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