JP2000071187A - ワーク搬送ロボット - Google Patents

ワーク搬送ロボット

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JP2000071187A
JP2000071187A JP10241949A JP24194998A JP2000071187A JP 2000071187 A JP2000071187 A JP 2000071187A JP 10241949 A JP10241949 A JP 10241949A JP 24194998 A JP24194998 A JP 24194998A JP 2000071187 A JP2000071187 A JP 2000071187A
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hand
axis
work
turning
shaft
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Matsuo Nose
松男 野瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な制御によってハンドの方向を維持したま
ま該ハンドの位置を横方向に平行移動するファインコン
トロールを実現することができ、このファインコントロ
ールを用いて正確にワークの横方向のずれを検出するこ
とができる。 【解決手段】ロボットコントローラCの横方向移動制御
部C1は、ハンドHをその向きを維持したまま、該ハン
ドを横方向に平行移動させる際、第2軸3の回転を停止
させ、旋回軸2と手首軸4とをそれぞれ異なる方向に同
角度回転させ、ハンドHを旋回軸2を中心にワイパーの
ごとき動作を行わせる制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス基板やウェ
ハ等のワークをハンド上に載置し、少なくとも独立した
旋回軸とハンド手首軸とを有して該ハンドに載置したワ
ークを搬送するワーク搬送ロボットに関し、特に、旋回
軸に水平な平面上でハンドの向きを維持したまま該ハン
ドを横方向に平行移動することができるワーク搬送ロボ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ガラス基板やウェハ等のワー
クをクリーンルーム内でワーク搬送ロボットを用いて所
定のカセットから取り出し、他のカセット等に収納させ
るワーク搬送システムがある。このワーク搬送システム
は、例えば図4に示す処理加工システムに用いられる。
【0003】図4において、この処理加工システムST
は、枚葉型のシステムであって、クリーンルーム100
内にワーク搬送ロボットR1を有している。クリーンル
ーム100内には、複数のカセット101a〜101c
を有し、ワーク搬送ロボットR1は、走行台103上に
載置され、これらカセット101a〜101cの並びに
並行した走行軸102上を走行する。ワーク搬送ロボッ
トR1は、旋回動作と伸縮動作とを組み合わせてカセッ
ト101a〜101c内に載置されたガラス基板等のワ
ークを取り出してロードロック104に搬送するととも
に、ロードロック105から処理加工されたワークを取
り出してカセット101a〜101cに搬送し、収納す
る搬送処理を行う。
【0004】一方、ロードロック104,105を介し
てクリーンルーム100に接続されるトランスファチャ
ンバ106内にも、その中央にワーク搬送ロボットR2
が設けられている。トランスファチャンバ106の周囲
には、ロードロック104,105を除いた5つのプロ
セスチャンバ107a〜107eが接続されている。プ
ロセスチャンバ107a〜107e内では、それぞれワ
ークに対して成膜処理等の特定の処理加工が行われ、こ
れらのプロセスチャンバ107a〜107eで処理加工
を繰り返すことによって一連の処理加工がワークに対し
て施されることになる。この一連の処理加工の対象であ
るワークは、ロードロック104を介してクリーンルー
ム100から入力され、ロードロック105を介してク
リーンルーム100に出力される。トランスファチャン
バ106とプロセスチャンバ107a〜107eとは高
真空状態が維持されている。このため、ロードロック1
04,105を介してクリーンルーム100側とトラン
スファチャンバ106との開閉制御が行われて、ワーク
の出し入れが実行される。トランスファチャンバ106
内のワーク搬送ロボットR2は、ロードロック104に
入れられたワークを取り出して、プロセスチャンバ10
7a〜107eへの出し入れを順次行ってワークに対す
る処理加工を行わせ、全ての処理加工が行われたワーク
をロードロック105に出力することになる。
【0005】このような処理加工システムSTに用いら
れるワーク搬送ロボットR1,R2、例えばワーク搬送
ロボットR1は、図5および図6に示すような構成をと
っている。すなわち、ワーク搬送ロボットR1は、支持
台111内のモータM2によって回転駆動される旋回軸
112に旋回アーム116の基部が結合し、旋回軸11
2の回転に従って旋回アーム116は旋回する。旋回ア
ーム116の先端にはモータM3が設置され、このモー
タM3によって回転駆動される第2軸113に第2アー
ム117の基部が結合し、第2軸の回転に従って第2ア
ームは回転する。さらに、第2アームの先端にはモータ
M4が設置され、このモータM4によって回転駆動され
る手首軸114にハンドHの基部が結合し、手首軸11
4の回転に従ってハンドHが回転する。支持台111は
走行台110上に設置され、走行台110内にモータM
1の駆動によって走行軸115上を移動する。
【0006】このワーク搬送ロボットR1は旋回軸11
2、第2軸113、手首軸114を独立して駆動させる
ことによって、それぞれ旋回アーム116、第2アーム
117、ハンドHを回転させ、最終的に支持台111に
対するハンドHを伸縮動作あるいは回転動作させること
ができる。例えば、伸縮動作は、図6に示すように旋回
軸112をα度右回転し、第2軸113を2α度左回転
し、手首軸114をα度右回転すると、ハンドHは、そ
の方向を維持したまま、旋回軸112に対して伸長す
る。また、逆に旋回軸112をα度左回転し、第2軸1
13を2α度右回転し、手首軸114をα度左回転する
と、ハンドHは、その方向を維持したまま、旋回軸11
2に対して縮めることができる。
【0007】このようなワーク搬送ロボットR1を用い
てカセット101a〜101cからワークを取り出し、
あるいは格納する場合、ハンドH上に設けられたセンサ
121,122が用いられる。
【0008】すなわち、図7(a)において、ワークW
をカセット101bから取り出す場合、走行台110を
カセット正面に移動し、ハンドHの向きを旋回軸112
と手首軸114とを結ぶ直線方向を維持したまま、ハン
ドHを伸長してワークWの位置まで挿入するが、その
際、ハンドHの伸縮方向に垂直に設置されたセンサ12
1,122によってワークWの手前の端面位置が検出さ
れる。ハンドHの挿入方向が適正である場合には、セン
サ121,122がワークWの端面を同時に検出するこ
とになるが、適正でない場合にはセンサ121,122
が時間的にずれてワークWの端面を検出することにな
る。この時間的なずれとハンドHの挿入速度とからハン
ドHとワークWとの相対的な位置ズレを知ることができ
る。位置ズレがある場合、図7(b)に示すように、走
行台110を走行軸115上で、傾いたワークWの中心
線aと走行軸115とが交差する位置まで移動させ、ハ
ンドHの方向がワークWの傾きと一致するように旋回軸
112を旋回させ、かつハンドHを伸長させる。これに
よって、ハンドHとワークWとが適正な位置関係に維持
されることになり、その後、手首軸114等を適切に制
御しつつ、ハンドHを縮ませることによってワークWを
カセット101bから取り出すことができる。
【0009】一方、取り出したワークWを例えばロード
ロック104に格納する場合、走行台110は走行軸1
15上を移動し、格納すべきロードロック104の正面
の位置で停止する。しかし、図7(c)に示すように、
搬送されたワークWの位置と、ロードロック104内に
格納されるべきワークW’の位置とが走行軸115方向
にずれる場合がある。これは、センサ121,122を
使ってワークWとハンドHとの相対位置ずれを補正し
て、ワークWをカセット101bから取り出す際に、ワ
ークWの横方向のずれは補正されていないからである。
この横ズレΔYを修正するために、図7(d)に示すよ
うに、走行台110を微速で移動し、センサ123によ
ってワークWの右端面の位置を検知する。センサ123
は、ロードロック104内に格納されるべきワークW’
の横方向に一致する位置に取り付けてあるので、ワーク
Wの横方向のずれが補正される。
【0010】もちろん、走行軸115を用いず、旋回軸
112の位置を維持したまま、各軸112〜114を各
別に制御し、ワークWを横方向に微速で移動させて、セ
ンサ123でワークWの右端面を検知することで同様に
横方向のずれを補正することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7
(d)に示した走行軸115上で走行台110を微小移
動させる制御を行う場合、走行台110およびこれに搭
載されるハンドH等の構成重量およびハンドHに載置さ
れるガラス基板等のワーク重量が大きいため、精度の高
い位置制御が困難となり、横方向のずれの補正が難しい
という問題点があった。
【0012】この問題点は、結果として、ワークWをロ
ードロック104に格納する際、ゲートGにワークWが
あたって破損等が生じるという問題を引き起こすことに
なる。
【0013】一方、走行軸115を用いないワーク搬送
ロボットの場合、各軸112〜114を各別に制御する
ことになるが、旋回アーム116と第2アーム117と
が重なると、制御上、解が定まらない状態(特異点)を
呈することから、このような場合、この特異点を削除す
る制御を行うため、常時特異点であるか否かを判断する
制御が必要となるといった問題点があった。
【0014】しかも、各軸112〜114を同時に制御
して、ハンドHの姿勢を移動中常に一定に保つことは難
しいという側面もある。
【0015】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、簡易な制御によってハンドの方向を維持したまま該
ハンドの位置を横方向に平行移動するファインコントロ
ールをすることができ、このファインコントロールを用
いて正確にワークの横方向のずれを検出することができ
るワーク搬送ロボットを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段および効果】第1の発明
は、ハンド上にワークを載置し、少なくとも独立した旋
回軸とハンド手首軸とを有して該ハンドに載置したワー
クを搬送するワーク搬送ロボットにおいて、前記旋回軸
の旋回方向と逆方向に同角度でハンド手首軸を回転する
制御を行う制御手段と、前記制御手段による制御を行う
場合、前記旋回軸とハンド手首軸との間を結合する軸の
回転を停止させる回転停止制御手段とを具備したことを
特徴とする。
【0017】第1の発明では、旋回軸とハンド手首軸以
外の軸の回転が停止されるので、回転する軸数が減少
し、これによって誤差要因を低減するので、精度の高い
制御を行うことができる。
【0018】また、実際の制御において、旋回軸とハン
ド手首軸とに対する位置偏差が存在しても、この位置偏
差量は回転が互いに逆であるため、打ち消し合い、さら
にハンドに対する制御を精度高く行うことができる。
【0019】第2の発明は、ハンド上にワークを載置
し、少なくとも独立した旋回軸とハンド手首軸とを有し
て該ハンドに載置したワークを搬送するワーク搬送ロボ
ットにおいて、少なくとも前記旋回軸の旋回方向と逆方
向にハンド手首軸を回転し、前記旋回軸と前記ハンド手
首軸との間を結合する軸と前記旋回軸と前記ハンド手首
軸との回転角度の合計値を零にする制御を行う制御手段
を具備したことを特徴とする。
【0020】第2の発明によっても、第1の発明と同様
にハンドを横方向に平行移動することができる。
【0021】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、前記旋回軸を搭載する走行台車を走行可能とする
走行軸をさらに具備したことを特徴とする。
【0022】これにより、第1または第2の発明による
精度の高い制御が可能になるとともに、走行軸を用いた
ワークの搬送が可能となり、高速でかつ精度の高いワー
ク搬送を実現することができる。
【0023】第4の発明は、第1から第3の発明におい
て、前記ハンドの向きを維持したまま該ハンドを平行移
動させるとき、該ハンド上に載置されたワークの横ズレ
を検出する横ズレ検出手段をさらに具備したことを特徴
とする。
【0024】これにより、第1から第3の発明に対応し
た作用効果を奏するとともに、ワークの横ズレを検出す
ることができるので、搬送対象のワークを精度よくかつ
安全に搬送することができる。
【0025】なお、第2の発明において、第4の発明を
適用する場合、旋回軸とハンド手首軸以外の軸の回転を
可能としているので、横方向の平行移動とともに、縦方
向の平行移動を組み合わせることが可能であり、ワーク
の横ズレを検出するとともに、ワークの搬送を同時に行
うことができるという効果も有する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0027】図1は、本発明の実施の形態であるワーク
搬送ロボットRの構成を示す図である。図1において、
このワーク搬送ロボットRは、ロボットコントローラC
1によって制御され、図5および図6に示したワーク搬
送ロボットR1と同様に、旋回アーム6の基部が支持台
1と旋回軸2を介して結合され、第2アーム7の基部が
旋回アーム6の先端と第2軸3を介して結合され、ハン
ドHの基部が第2アーム7の先端と手首軸4を介して結
合されている。また、旋回軸2,第2軸3,手首軸4は
各別にロボットコントローラCによって独立して制御さ
れる。従って、図6に示すように、旋回軸2をα度右回
転し、第2軸3を2α度左回転し、手首軸4をα度右回
転することによって、ハンドHの向きを維持したまま、
ハンドHを伸長することができ、逆に、旋回軸2をα度
左回転し、第2軸3を2α度右回転し、手首軸4をα度
左回転することによって、ハンドHの向きを維持したま
ま、ハンドHを縮めることができる。また、旋回軸2を
左右に回転することによってハンドHを旋回することが
できる。さらには、各軸2〜4を各別に制御することに
よって、様々なハンドHの向き、あるいはハンドHの軌
跡を制御することができる。
【0028】ここで、図1において、ハンドHの向きは
旋回軸2と手首軸4とを結ぶ直線方向に向いているが、
このハンドHの向きを維持したまま、ハンドHを左右に
移動させる場合、換言すれば、ワイパーのごとき動きを
させる場合、ロボットコントローラC内の横方向移動制
御部C1は、第2軸3の回転を停止させ、旋回軸2を移
動させたい方向にα度回転させるとともに、手首軸4を
旋回軸2の回転方向と逆方向にα度回転させる制御を行
う。
【0029】これにより、例えば旋回軸2を右方向にα
度回転し、手首軸4を左方向にα度回転すると、ハンド
Hは、ハンドH’のようにハンドHの向きを維持したま
ま、右方向に移動する。また、旋回軸2を左方向にα度
回転し、手首軸4を右方向にαD回転すると、ハンドH
は、ハンドH”のようにハンドHの向きを維持したま
ま、左方向に移動する。ここで、第2軸3を停止させて
おくことは、旋回軸2と手首軸4とを1つのアームで接
続されたものと同様な動きをなすことになる。従って、
旋回軸2と手首軸4との間にさらに複数の軸とアームと
を介して結合された多関節のワーク搬送ロボットであっ
ても、これら複数の軸を停止させる制御を行うことによ
って、同様なハンドHの動きを実現することができる。
【0030】次に、図2を参照して、図1に示すワーク
搬送ロボットRを使用したワークの位置ズレ検出につい
て説明する。図2において、ハンドH上に載置されてい
るワークWは、図7(a),(b)に示すように、セン
サ21,22を用いてハンドHとの相対位置関係が正規
の位置となっている。ただし、この時、横方向のずれは
補正されていない。このワークWをロードロック20内
に格納する際、図7(c)で説明したようにΔYの横ズ
レがあり、ワークWを横方向にずらす補正を行わなけれ
ばならない。この際、図7(c)で示すように走行軸1
15上を移動させるのではなく、図1で説明したよう
に、第2軸3を停止させ、旋回軸2を右方向にα度回転
させるとともに手首軸4を左方向にα度回転させる。こ
れにより、ハンドHはその方向を維持したままワイパー
の先端のような軌跡を描き、ハンドHaの方に移動す
る。同様にハンドH上に載置されたワークWもその方向
を維持したままワークWaの方に移動する。
【0031】センサ23は、ゲートGの前面に配置さ
れ、ロードロック20内に格納されるべきワークW’の
横方向に一致する位置に取り付けられる。従って、ワー
クWがワークWaの位置に移動すると、その右端面の位
置がセンサ23によって検知され、ワークWのロードロ
ック20への格納時における正規位置が検出される。こ
の正規位置に移動制御されたワークWaは、その後ハン
ドHをロードロック20方向に伸長させることによっ
て、ワークWaがゲートGに当たることなく、安全にロ
ードロック20内に格納される。なお、センサ21〜2
3は光センサ等各種のものが適用でき、反射式であって
も、透過式であってもよい。要は、ワークWの端面を検
出できればよい。
【0032】なお、センサ23はロードロック20の右
手前に設けられているが、ロードロック20の左手前に
設けるようにしてもよい。この場合、第2軸3は停止さ
れ、旋回軸2と手首軸4の回転方向は共に逆方向に同一
角度回転されることになる。
【0033】もちろん、センサ23がロードロック20
の右手前あるいは左手前に設けられても、該センサ23
が検知状態であれば、それぞれハンドHを逆方向に移動
させてワークWの端面の位置を検出することは言うまで
もない。
【0034】次に、図3を参照して、ワーク搬送ロボッ
トRRを適用したワークの位置ズレ検出の他の例につい
て説明する。図2においては、支持台1が固定され、旋
回軸2の旋回中心が固定されることを前提として説明し
たが、図3に示すワーク搬送ロボットRRは、図6に示
すワーク搬送ロボットR1と同様に、ワーク搬送ロボッ
トRRの支持台1が走行台31上に設置され、この走行
台31が走行軸30上を移動することができるものであ
る。
【0035】このワーク搬送ロボットRRは、横ズレΔ
Yを補正する際、走行台31を走行軸30上を移動させ
るのではなく、図2に示すワーク搬送ロボットRと同様
に、第2軸を停止させ、旋回軸2を右方向にα度回転さ
せるとともに手首軸4を左方向にα度回転させることに
より、ハンドHはその方向を維持したままワイパーの先
端のような軌跡を描き、ハンドHaの方に平行移動す
る。
【0036】これによって、センサ23はワークWの右
端面を検出し、ワークWのロードロック20への格納時
における正規位置が検出される。さらに、この正規位置
に移動制御されたワークWaは、その後ハンドHをロー
ドロック20方向に伸長させることによって、ワークW
aがゲートGに当たることなく、安全にロードロック2
0内に格納される。
【0037】このようにして、上述したワーク搬送ロボ
ットR,RRは、旋回軸2と手首軸4のみをそれぞれ反
対方向に回転駆動させるという簡単な制御によってハン
ドHをほぼ横方向に平行移動し、ハンドH上に載置され
ているワークWの右あるいは左端面の位置を検出し、さ
らにワークWの横ズレ補正を精度高く行うことができ
る。
【0038】なお、図1から図3に示したワーク搬送ロ
ボットR,RRは、ハンドHをほぼ横方向に平行に移動
させる制御を行う際、第2軸3を停止させ、旋回軸2お
よび手首軸4をそれぞれ反対方向に同角度回転するよう
にしているが、これに限らず、第2軸を回転してハンド
Hを横方向に平行移動するようにしてもよい。
【0039】この場合、旋回軸2と手首軸4とはそれぞ
れ反対方向に回転させ、かつ旋回軸2と第2軸3と手首
軸4との角度の合計値が零となるような制御を行うよう
にする。但し、ハンドHを精度の高い軌跡制御、例えば
加速度演算までも要求するものではなく、横方向のみの
平行移動を制御することができればよい。換言すれば、
図1から図3に示したワーク搬送ロボットR,RRの第
2軸3の停止について、必ずしもこの第2軸3を停止さ
せる必要はないということである。
【0040】このような各軸2〜4の制御によってもハ
ンドHおよびハンドH上に載置されたワークWを平行移
動させることができる。
【0041】なお、上述したセンサ23は、ロードロッ
ク20に固定されていても、走行軸30に固定されてい
てもよいことは、言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるワーク搬送ロボット
の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態であるワーク搬送ロボット
を処理加工システムに適用した場合を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態であるワーク搬送ロボット
を処理加工システムに適用した場合を示す図である。
【図4】従来の処理加工システムの概要構成を示す図で
ある。
【図5】従来のワーク搬送ロボットの一例を示す側面図
である。
【図6】従来のワーク搬送ロボットの一例を示す平面図
である。
【図7】従来のワーク搬送ロボットによるワーク搬送の
一例を示す図である。
【符号の説明】
1…支持台 2…旋回軸 3…第2軸 4…手首軸 6
…旋回アーム 7…第2アーム H…ハンド R,RR…ワーク搬送ロ
ボット C…ロボットコントローラ C1…横方向移動制御部
W…ワーク 30…走行軸 31…走行台 ΔY…横ズレ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンド上にワークを載置し、少なくとも
    独立した旋回軸とハンド手首軸とを有して該ハンドに載
    置したワークを搬送するワーク搬送ロボットにおいて、 前記旋回軸の旋回方向と逆方向に同角度でハンド手首軸
    を回転する制御を行う制御手段と、 前記制御手段による制御を行う場合、前記旋回軸とハン
    ド手首軸との間を結合する軸の回転を停止させる回転停
    止制御手段とを具備したことを特徴とするワーク搬送ロ
    ボット。
  2. 【請求項2】 ハンド上にワークを載置し、少なくとも
    独立した旋回軸とハンド手首軸とを有して該ハンドに載
    置したワークを搬送するワーク搬送ロボットにおいて、 少なくとも前記旋回軸の旋回方向と逆方向にハンド手首
    軸を回転し、前記旋回軸と前記ハンド手首軸との間を結
    合する軸と前記旋回軸と前記ハンド手首軸との回転角度
    の合計値を零にする制御を行う制御手段を具備したこと
    を特徴とするワーク搬送ロボット。
  3. 【請求項3】 前記旋回軸を搭載する走行台車を走行可
    能とする走行軸をさらに具備したことを特徴とする請求
    項1または2に記載のワーク搬送ロボット。
  4. 【請求項4】 前記ハンドの向きを維持したまま該ハン
    ドを平行移動させるとき、該ハンド上に載置されたワー
    クの横ズレを検出する横ズレ検出手段をさらに具備した
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか1項に
    記載のワーク搬送ロボット。
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