JP2000069587A - スピーカ - Google Patents
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- JP2000069587A JP2000069587A JP10234466A JP23446698A JP2000069587A JP 2000069587 A JP2000069587 A JP 2000069587A JP 10234466 A JP10234466 A JP 10234466A JP 23446698 A JP23446698 A JP 23446698A JP 2000069587 A JP2000069587 A JP 2000069587A
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- ring
- shaped magnet
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 スピーカ装置を小形化し低音から高音まで良
好な音質及び高感度のスピーカ。 【解決手段】 皿形ヨーク１の外周の鍔部１ａ上に固定
した第１のリング状マグネット２と、該皿形ヨーク１の
中央部１ｂ上に固定した円盤状マグネット３と、該円盤
状マグネット３上で該第１のリング状マグネット２内に
配したフランジ部４ｂとセンターポール４ａとが一体に
したセンターポール付きヨーク４と、該センターポール
付きヨークのフランジ部上に固定した第２のリング状マ
グネット５と、該第１のリング状マグネット上に配した
第１のプレート７の内周面と該第２のリング状マグネッ
ト上に配した第２のプレート８の外周面間の第１の磁気
空隙９と、該第２のプレートの内周面と、該センターポ
ール付きヨークのセンターポール部４ａ間の第２の磁気
空隙１０とを有し、該第１の磁気空隙９で中低音用の振
動板１３を駆動し、該第２の磁気空隙で高音用の振動板
２１を駆動する。
好な音質及び高感度のスピーカ。 【解決手段】 皿形ヨーク１の外周の鍔部１ａ上に固定
した第１のリング状マグネット２と、該皿形ヨーク１の
中央部１ｂ上に固定した円盤状マグネット３と、該円盤
状マグネット３上で該第１のリング状マグネット２内に
配したフランジ部４ｂとセンターポール４ａとが一体に
したセンターポール付きヨーク４と、該センターポール
付きヨークのフランジ部上に固定した第２のリング状マ
グネット５と、該第１のリング状マグネット上に配した
第１のプレート７の内周面と該第２のリング状マグネッ
ト上に配した第２のプレート８の外周面間の第１の磁気
空隙９と、該第２のプレートの内周面と、該センターポ
ール付きヨークのセンターポール部４ａ間の第２の磁気
空隙１０とを有し、該第１の磁気空隙９で中低音用の振
動板１３を駆動し、該第２の磁気空隙で高音用の振動板
２１を駆動する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は小形スピーカ装置に
適用して好適なスピーカに関する。
適用して好適なスピーカに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
小形スピーカ装置において、限られたスピーカボックス
のバッフル板に高音用のスピーカを設置すること及び低
音から高音までの音源の中心をあわせること、更に音源
の位置を合せることは非常に困難なことであった。
小形スピーカ装置において、限られたスピーカボックス
のバッフル板に高音用のスピーカを設置すること及び低
音から高音までの音源の中心をあわせること、更に音源
の位置を合せることは非常に困難なことであった。
【０００３】また、スピーカボックスに中低音用のスピ
ーカと高音用のスピーカとを上下に設置したときは、こ
の高音用スピーカの分だけスピーカボックスが大きくな
ってしまうと共に高音用のスピーカが中低音用のスピー
カからの振動を受け音質が劣化するという問題があっ
た。
ーカと高音用のスピーカとを上下に設置したときは、こ
の高音用スピーカの分だけスピーカボックスが大きくな
ってしまうと共に高音用のスピーカが中低音用のスピー
カからの振動を受け音質が劣化するという問題があっ
た。
【０００４】本発明は斯る点に鑑み、スピーカ装置を小
形化できると共に低音から高音まで良好な音質及び高感
度のスピーカを提案せんとするものである。
形化できると共に低音から高音まで良好な音質及び高感
度のスピーカを提案せんとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明スピーカは、皿形
ヨークの外周の鍔部上に固定された第１のリング状マグ
ネットと、この皿形ヨークの中央部上に固定された円盤
状マグネットと、この円盤状マグネット上で且つこの第
１のリング状マグネット内に配されたフランジ部とセン
ターポール部とが一体に形成されたセンターポール付き
ヨークと、このセンターポール付きヨークのフランジ部
上に固定された第２のリング状マグネットと、この第１
のリング状マグネット上に配された第１のプレートの内
周面とこの第２のリング状マグネット上に配された第２
のプレートの外周面と間で形成された第１の磁気空隙
と、この第２のプレートの内周面とこのセンターポール
付きヨークのセンターポール部との間で形成された第２
の磁気空隙とを有し、この第１の磁気空隙で中低音用の
振動板を駆動するようにすると共にこの第２の磁気空隙
で高音用の振動板を駆動するようにしたものである。
ヨークの外周の鍔部上に固定された第１のリング状マグ
ネットと、この皿形ヨークの中央部上に固定された円盤
状マグネットと、この円盤状マグネット上で且つこの第
１のリング状マグネット内に配されたフランジ部とセン
ターポール部とが一体に形成されたセンターポール付き
ヨークと、このセンターポール付きヨークのフランジ部
上に固定された第２のリング状マグネットと、この第１
のリング状マグネット上に配された第１のプレートの内
周面とこの第２のリング状マグネット上に配された第２
のプレートの外周面と間で形成された第１の磁気空隙
と、この第２のプレートの内周面とこのセンターポール
付きヨークのセンターポール部との間で形成された第２
の磁気空隙とを有し、この第１の磁気空隙で中低音用の
振動板を駆動するようにすると共にこの第２の磁気空隙
で高音用の振動板を駆動するようにしたものである。
【０００６】斯る、本発明によれば第１の磁気空隙で中
低音用の振動板を駆動すると共に第２の磁気空隙で高音
用の振動板を駆動するようにしたので、同軸形の中低音
用スピーカと高音用スピーカとを得ることができ、低音
から高音までの音源の中心が合致しており、小形スピー
カ装置に適合したスピーカが得られる。
低音用の振動板を駆動すると共に第２の磁気空隙で高音
用の振動板を駆動するようにしたので、同軸形の中低音
用スピーカと高音用スピーカとを得ることができ、低音
から高音までの音源の中心が合致しており、小形スピー
カ装置に適合したスピーカが得られる。
【０００７】また、本発明によれば第１の磁気空隙に第
１のリング状マグネット及び円盤状マグネットの夫々の
磁束の加算した磁束が流れるので、この第１の磁気空隙
の磁気の力を大きく出来、音質を良好とできる。
１のリング状マグネット及び円盤状マグネットの夫々の
磁束の加算した磁束が流れるので、この第１の磁気空隙
の磁気の力を大きく出来、音質を良好とできる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図１を参照して本発明スピ
ーカの実施の形態の例を説明しよう。
ーカの実施の形態の例を説明しよう。
【０００９】図１において、１は中央部１ｂに凹部を有
する皿形のヨークを示し、この皿形ヨーク１の外周の鍔
部１ａ上にリング状マグネット２を支持する如く接着固
定する。この場合、本例においては、この皿形ヨーク１
の外周の鍔部１ａ上にリング状マグネット２のＮ極が当
接する如くする。
する皿形のヨークを示し、この皿形ヨーク１の外周の鍔
部１ａ上にリング状マグネット２を支持する如く接着固
定する。この場合、本例においては、この皿形ヨーク１
の外周の鍔部１ａ上にリング状マグネット２のＮ極が当
接する如くする。
【００１０】この皿形のヨーク１の中央部１ｂの凹部上
に、このリング状マグネット２の内径より径の小さい所
定径の円盤状マグネット３を接着固定する。この場合、
本例においては、この皿形ヨーク１の中央部１ｂ上に円
盤状マグネット３のＳ極が当接する如くする。
に、このリング状マグネット２の内径より径の小さい所
定径の円盤状マグネット３を接着固定する。この場合、
本例においては、この皿形ヨーク１の中央部１ｂ上に円
盤状マグネット３のＳ極が当接する如くする。
【００１１】この円盤状マグネット３上のＮ極上で且つ
このリング状マグネット２の内側に位置する如く、フラ
ンジ部４ｂとセンターポール部４ａとが一体に形成され
たセンターポール付きヨーク４のフランジ部４ｂの底面
をこの円盤状マグネット３の上面のＮ極上に接着固定す
る。
このリング状マグネット２の内側に位置する如く、フラ
ンジ部４ｂとセンターポール部４ａとが一体に形成され
たセンターポール付きヨーク４のフランジ部４ｂの底面
をこの円盤状マグネット３の上面のＮ極上に接着固定す
る。
【００１２】また、このセンターポール付きヨーク４の
フランジ部４ｂ上で且つリング状マグネット２の内側に
リング状マグネット５を接着固定する如くする。この場
合、このリング状マグネット５のＳ極がこのセンターポ
ール付きヨーク４のフランジ部４ｂ上に当接する如くす
る。またこのときこのセンターポール付きヨーク４のフ
ランジ部４ｂの外周面と皿形ヨーク１の中央部１ｂの凹
部の内周面と間で磁気空隙６を形成する如くする。
フランジ部４ｂ上で且つリング状マグネット２の内側に
リング状マグネット５を接着固定する如くする。この場
合、このリング状マグネット５のＳ極がこのセンターポ
ール付きヨーク４のフランジ部４ｂ上に当接する如くす
る。またこのときこのセンターポール付きヨーク４のフ
ランジ部４ｂの外周面と皿形ヨーク１の中央部１ｂの凹
部の内周面と間で磁気空隙６を形成する如くする。
【００１３】この場合、皿形ヨーク１、リング状マグネ
ット２、円盤状マグネット３、センターポール付きヨー
ク４及びリング状マグネット５の夫々の中心軸が一致す
る如くする。
ット２、円盤状マグネット３、センターポール付きヨー
ク４及びリング状マグネット５の夫々の中心軸が一致す
る如くする。
【００１４】このリング状マグネット２の上面のＳ極上
にリング状のプレート７を接着固定すると共にリング状
マグネット５の上面のＮ極上で且つこのリング状のプレ
ート７の内側にリング状プレート８を接着固定し、この
プレート７の内周面と、このプレート８の外周面と間で
磁気空隙９を形成する如くする。
にリング状のプレート７を接着固定すると共にリング状
マグネット５の上面のＮ極上で且つこのリング状のプレ
ート７の内側にリング状プレート８を接着固定し、この
プレート７の内周面と、このプレート８の外周面と間で
磁気空隙９を形成する如くする。
【００１５】この場合、この磁気空隙９には図１に示す
如く、リング状マグネット５のＮ極→プレート８→磁気
空隙９→プレート７→リング状マグネット２のＳ極→リ
ング状マグネット２のＮ極→皿形ヨーク１→磁気空隙６
→センターポール付きヨーク４のフランジ部４ｂ→リン
グ状マグネット５のＳ極の磁気回路を流れる磁束と、リ
ング状マグネット５のＮ極→プレート８→磁気空隙９→
プレート７→リング状マグネット２のＳ極→リング状マ
グネット２のＮ極→皿形ヨーク１→円盤状マグネット３
のＳ極→円盤状マグネット３のＮ極→センターポール付
きヨーク４のフランジ部４ｂ→リング状マグネット５の
Ｓ極の磁気回路を流れる磁束とが流れ、磁気空隙９の磁
気の力を強力とすることができる。
如く、リング状マグネット５のＮ極→プレート８→磁気
空隙９→プレート７→リング状マグネット２のＳ極→リ
ング状マグネット２のＮ極→皿形ヨーク１→磁気空隙６
→センターポール付きヨーク４のフランジ部４ｂ→リン
グ状マグネット５のＳ極の磁気回路を流れる磁束と、リ
ング状マグネット５のＮ極→プレート８→磁気空隙９→
プレート７→リング状マグネット２のＳ極→リング状マ
グネット２のＮ極→皿形ヨーク１→円盤状マグネット３
のＳ極→円盤状マグネット３のＮ極→センターポール付
きヨーク４のフランジ部４ｂ→リング状マグネット５の
Ｓ極の磁気回路を流れる磁束とが流れ、磁気空隙９の磁
気の力を強力とすることができる。
【００１６】また、プレート８の内周面とセンターポー
ル付きヨーク４のセンターポール部４ａと間で磁気空隙
１０を形成する如くする。この場合、この磁気空隙１０
には、図１に示す如く、リング状マグネット５のＮ極→
プレート８→磁気空隙１０→センターポール付きヨーク
４→リング状マグネット５のＳ極の磁気回路を流れる磁
束が流れる。
ル付きヨーク４のセンターポール部４ａと間で磁気空隙
１０を形成する如くする。この場合、この磁気空隙１０
には、図１に示す如く、リング状マグネット５のＮ極→
プレート８→磁気空隙１０→センターポール付きヨーク
４→リング状マグネット５のＳ極の磁気回路を流れる磁
束が流れる。
【００１７】また、このプレート７の上面にスピーカの
フレーム１１の内周部を取り付け、このフレーム１１の
外周部にエッジ１２が設けられたコーン紙より成る中低
音用の振動板１３の外周部をガスケット１４により保持
する如くする。
フレーム１１の内周部を取り付け、このフレーム１１の
外周部にエッジ１２が設けられたコーン紙より成る中低
音用の振動板１３の外周部をガスケット１４により保持
する如くする。
【００１８】一方、この中低音用の振動板１３の内周部
に中低音用のボイスコイルボビン１５を取り付け、この
ボイスコイルボビン１５に中低音用のボイスコイル１６
を巻装し、この中低音のボイスコイル１６をプレート７
の内周面とプレート８の外周面と間で形成した磁気空隙
９内に挿入するようにする。
に中低音用のボイスコイルボビン１５を取り付け、この
ボイスコイルボビン１５に中低音用のボイスコイル１６
を巻装し、この中低音のボイスコイル１６をプレート７
の内周面とプレート８の外周面と間で形成した磁気空隙
９内に挿入するようにする。
【００１９】この中低音用ボイスコイル１６をこの磁気
空隙９内にダンパー１７により保持する如くする。この
ダンパー１７として例えば布に合成樹脂を含浸させた渦
巻ダンパーを使用する。またフレーム１１の所定位置に
設けた中低音用入力端子１８よりの中低音の音響信号を
錦糸線１９を介して中低音用ボイスコイル１６に供給す
る如くする。
空隙９内にダンパー１７により保持する如くする。この
ダンパー１７として例えば布に合成樹脂を含浸させた渦
巻ダンパーを使用する。またフレーム１１の所定位置に
設けた中低音用入力端子１８よりの中低音の音響信号を
錦糸線１９を介して中低音用ボイスコイル１６に供給す
る如くする。
【００２０】また、本例においては、外周部にエッジ２
０が設けられたコーン紙より成る高音用の振動板２１の
外周部を中低音用のボイスコイルボビン１５の内周面に
固定する如くする。
０が設けられたコーン紙より成る高音用の振動板２１の
外周部を中低音用のボイスコイルボビン１５の内周面に
固定する如くする。
【００２１】この場合、この高音用の振動板２１の外周
部に設けたエッジ２０の共振周波数を比較的高くし、中
低音帯域で、中低音用の振動板１３とこの高音用振動板
２１とが一体に動作する如くする。
部に設けたエッジ２０の共振周波数を比較的高くし、中
低音帯域で、中低音用の振動板１３とこの高音用振動板
２１とが一体に動作する如くする。
【００２２】一方、この高音用振動板２１の内周部に高
音用のボイスコイルボビン２２を取り付け、このボイス
コイルボビン２２に高音用のボイスコイル２３を巻装
し、この高音用のボイスコイル２３をプレート８の内周
面とセンターポール付きヨーク４のセンターポール部４
ａと間で形成した磁気空隙１０内に挿入するようにす
る。
音用のボイスコイルボビン２２を取り付け、このボイス
コイルボビン２２に高音用のボイスコイル２３を巻装
し、この高音用のボイスコイル２３をプレート８の内周
面とセンターポール付きヨーク４のセンターポール部４
ａと間で形成した磁気空隙１０内に挿入するようにす
る。
【００２３】また、フレーム１１の所定位置に設けた高
音用入力端子２４よりの高音の音響信号を錦糸線２５を
介して高音用ボイスコイル２３に供給する如くする。ま
たこの高音用ボイスコイルボビン２２の上面を覆う如
く、ダスト侵入防止用のキャップ２６を設ける。
音用入力端子２４よりの高音の音響信号を錦糸線２５を
介して高音用ボイスコイル２３に供給する如くする。ま
たこの高音用ボイスコイルボビン２２の上面を覆う如
く、ダスト侵入防止用のキャップ２６を設ける。
【００２４】本例によれば、磁気空隙９で中低音用の振
動板１３に設けた中低音用のボイスコイル１６を駆動す
ると共に磁気空隙１０で高音用の振動板２１に設けた高
音用のボイスコイル２３を駆動するようにしているの
で、同軸形の中低音用スピーカと高音用スピーカとを得
ることができ、低音から高音までの音源の中心が合致し
ており、小形スピーカ装置に適合したスピーカが得られ
る。
動板１３に設けた中低音用のボイスコイル１６を駆動す
ると共に磁気空隙１０で高音用の振動板２１に設けた高
音用のボイスコイル２３を駆動するようにしているの
で、同軸形の中低音用スピーカと高音用スピーカとを得
ることができ、低音から高音までの音源の中心が合致し
ており、小形スピーカ装置に適合したスピーカが得られ
る。
【００２５】また、本例によれば、磁気空隙９にリング
状マグネット２，５及び円盤状マグネット３の夫々の磁
束を加算した磁束が流れるので、この磁気空隙９の磁気
の力が増大し、音質が向上すると共に中低音用スピーカ
の最低共振周波数における共振鋭度Ｑを小さいでき、小
形のスピーカボックスを使用して容易に低音の再生帯域
を拡大できる。
状マグネット２，５及び円盤状マグネット３の夫々の磁
束を加算した磁束が流れるので、この磁気空隙９の磁気
の力が増大し、音質が向上すると共に中低音用スピーカ
の最低共振周波数における共振鋭度Ｑを小さいでき、小
形のスピーカボックスを使用して容易に低音の再生帯域
を拡大できる。
【００２６】また、本例によれば高音用の振動板２１の
外周を中低音用ボイスコイルボビン１５に固定すると共
にこの高音用の振動板２１のエッジ２０の共振周波数を
比較的高くしているので、中低域の音響信号において
は、中低音用振動板１３と高音用振動板２１とが一体で
振動して音を放射し、高域の音響信号では中心の径の小
さい且つ重量の軽い高音用のボイスコイル２３の駆動に
より高音用振動板２１が振動して音を放射するので、高
感度で高音質のスピーカが得られる。
外周を中低音用ボイスコイルボビン１５に固定すると共
にこの高音用の振動板２１のエッジ２０の共振周波数を
比較的高くしているので、中低域の音響信号において
は、中低音用振動板１３と高音用振動板２１とが一体で
振動して音を放射し、高域の音響信号では中心の径の小
さい且つ重量の軽い高音用のボイスコイル２３の駆動に
より高音用振動板２１が振動して音を放射するので、高
感度で高音質のスピーカが得られる。
【００２７】図２は本発明の実施の形態の他の例を示
す。この図２例につき説明するに図１例に対応する部分
には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
す。この図２例につき説明するに図１例に対応する部分
には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【００２８】この図２例においては、図１例の２つのリ
ング状マグネット２及び５の夫々の極性を逆にする。即
ちリング状マグネット２のＳ極を皿形ヨーク１の外周の
鍔部１ａ上に接着固定すると共にこのリング状マグネッ
ト２のＮ極上にプレート７を接着固定し、またリング状
マグネット５のＮ極をセンターポール付きヨーク４のフ
ランジ部４ｂ上に接着固定し、このリング状マグネット
５のＳ極上にプレート８を接着固定する如くする。
ング状マグネット２及び５の夫々の極性を逆にする。即
ちリング状マグネット２のＳ極を皿形ヨーク１の外周の
鍔部１ａ上に接着固定すると共にこのリング状マグネッ
ト２のＮ極上にプレート７を接着固定し、またリング状
マグネット５のＮ極をセンターポール付きヨーク４のフ
ランジ部４ｂ上に接着固定し、このリング状マグネット
５のＳ極上にプレート８を接着固定する如くする。
【００２９】この場合、磁気空隙６に、図２に示す如く
円盤状マグネット３のＮ極→センターポール付きヨーク
４のフランジ部４ｂ→磁気空隙６→皿形ヨーク１→円盤
状マグネット３のＳ極の磁気回路を流れる磁束と、リン
グ状マグネット５のＮ極→センターポール付きヨーク４
のフランジ部４ｂ→磁気空隙６→皿形ヨーク１→リング
状マグネット２のＳ極→リング状マグネット２のＮ極→
プレート７→磁気空隙９→プレート８→リング状マグネ
ット５のＳ極の磁気回路を流れる磁束との和の磁束が流
れ、この磁気空隙６の磁気の力が磁気空隙９の磁気の力
よりも強力となるので、この図２例においては中低音用
振動板１３を駆動する中低音用ボイスコイル１６をこの
磁気空隙６内に挿入する如くする。
円盤状マグネット３のＮ極→センターポール付きヨーク
４のフランジ部４ｂ→磁気空隙６→皿形ヨーク１→円盤
状マグネット３のＳ極の磁気回路を流れる磁束と、リン
グ状マグネット５のＮ極→センターポール付きヨーク４
のフランジ部４ｂ→磁気空隙６→皿形ヨーク１→リング
状マグネット２のＳ極→リング状マグネット２のＮ極→
プレート７→磁気空隙９→プレート８→リング状マグネ
ット５のＳ極の磁気回路を流れる磁束との和の磁束が流
れ、この磁気空隙６の磁気の力が磁気空隙９の磁気の力
よりも強力となるので、この図２例においては中低音用
振動板１３を駆動する中低音用ボイスコイル１６をこの
磁気空隙６内に挿入する如くする。
【００３０】また、磁気空隙１０には、リング状マグネ
ット５のＮ極→センターポール付きヨーク４→磁気空隙
１０→プレート８→リング状マグネット５のＳ極の磁気
回路を流れる磁束が流れる。
ット５のＮ極→センターポール付きヨーク４→磁気空隙
１０→プレート８→リング状マグネット５のＳ極の磁気
回路を流れる磁束が流れる。
【００３１】また、この図２例では、高音用振動板２１
の外周を中低音用ボイスコイルボビン１５の内周側に剛
体的に結合する如くする。この高音用振動板２１の外周
を中低音用ボイスコイルボビン１５の内周側に剛体結合
したときには中低音用振動板１３と高音用振動板２１と
を一体として動作させることができる。その他は図１例
と同様に構成する。
の外周を中低音用ボイスコイルボビン１５の内周側に剛
体的に結合する如くする。この高音用振動板２１の外周
を中低音用ボイスコイルボビン１５の内周側に剛体結合
したときには中低音用振動板１３と高音用振動板２１と
を一体として動作させることができる。その他は図１例
と同様に構成する。
【００３２】斯る図２例においても、リング状マグネッ
ト２，５及び円盤状マグネット３の夫々の和の磁束が磁
気空隙６に流れ、この磁気空隙６の磁気の力を強力とす
ることができ、この図２例においても図１例と同様の作
用効果が得られることは容易に理解できよう。
ト２，５及び円盤状マグネット３の夫々の和の磁束が磁
気空隙６に流れ、この磁気空隙６の磁気の力を強力とす
ることができ、この図２例においても図１例と同様の作
用効果が得られることは容易に理解できよう。
【００３３】尚、上述例の高音用振動板２１を駆動する
のに、ボイスコイル２３の代わりに、導体片とコイルと
より構成する電磁誘導形の駆動としても良い。
のに、ボイスコイル２３の代わりに、導体片とコイルと
より構成する電磁誘導形の駆動としても良い。
【００３４】また本発明をヘッドホンのスピーカ（ヘッ
ドホンドライバー）に上述と同様にして適用できること
は勿論である。
ドホンドライバー）に上述と同様にして適用できること
は勿論である。
【００３５】また、本発明は上述例に限ることなく、本
発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採
り得ることは勿論である。
発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が採
り得ることは勿論である。
【００３６】
【発明の効果】本発明によれば、第１の磁気空隙で中低
音用の振動板に設けた中低音用のボイスコイルを駆動す
ると共に第２の磁気空隙で高音用の振動板に設けた高音
用のボイスコイルを駆動するようにしているので、同軸
形の中低音用スピーカと高音用スピーカとを得ることが
でき、低音から高音までの音源の中心が合致しており、
小形スピーカ装置に適合したスピーカが得られる。
音用の振動板に設けた中低音用のボイスコイルを駆動す
ると共に第２の磁気空隙で高音用の振動板に設けた高音
用のボイスコイルを駆動するようにしているので、同軸
形の中低音用スピーカと高音用スピーカとを得ることが
でき、低音から高音までの音源の中心が合致しており、
小形スピーカ装置に適合したスピーカが得られる。
【００３７】また、本発明によれば、第１の磁気空隙に
第１及び第２リング状マグネットと円盤状マグネットと
の夫々の磁束を加算した磁束が流れるので、この第１の
磁気空隙の磁気の力が増大し、音質が向上すると共に中
低音用スピーカの最低共振周波数における共振鋭度Ｑを
小さくでき、小形のスピーカボックスを使用して容易に
低音の再生帯域を拡大できる。
第１及び第２リング状マグネットと円盤状マグネットと
の夫々の磁束を加算した磁束が流れるので、この第１の
磁気空隙の磁気の力が増大し、音質が向上すると共に中
低音用スピーカの最低共振周波数における共振鋭度Ｑを
小さくでき、小形のスピーカボックスを使用して容易に
低音の再生帯域を拡大できる。
【００３８】また、本発明によれば高音用の振動板の外
周を中低音用ボイスコイルボビンに固定しているので、
中低域の音響信号においては、中低音用振動板と高音用
振動板とが一体で振動して音を放射し、高域の音響信号
では中心の径の小さい且つ重量の軽い高音用のボイスコ
イルの駆動により高音用振動板が振動して音を放射する
ので、高感度で高音質のスピーカが得られる。
周を中低音用ボイスコイルボビンに固定しているので、
中低域の音響信号においては、中低音用振動板と高音用
振動板とが一体で振動して音を放射し、高域の音響信号
では中心の径の小さい且つ重量の軽い高音用のボイスコ
イルの駆動により高音用振動板が振動して音を放射する
ので、高感度で高音質のスピーカが得られる。
【図１】本発明スピーカの実施の形態の一例を示す断面
図である。
図である。
【図２】本発明の実施の形態の他の例を示す断面図であ
る。
る。
１‥‥皿形ヨーク、１ａ‥‥鍔部、１ｂ‥‥中央部、
２，５‥‥リング状マグネット、３‥‥円盤状マグネッ
ト、４‥‥センターポール付きヨーク、４ａ‥‥センタ
ーポール部、４ｂ‥‥フランジ部、６，９，１０‥‥磁
気空隙、７，８‥‥プレート、１３‥‥中低音用振動
板、１５，２２‥‥ボイスコイルボビン、１６‥‥中低
音用ボイスコイル、２１‥‥高音用振動板、２３‥‥高
音用ボイスコイル
２，５‥‥リング状マグネット、３‥‥円盤状マグネッ
ト、４‥‥センターポール付きヨーク、４ａ‥‥センタ
ーポール部、４ｂ‥‥フランジ部、６，９，１０‥‥磁
気空隙、７，８‥‥プレート、１３‥‥中低音用振動
板、１５，２２‥‥ボイスコイルボビン、１６‥‥中低
音用ボイスコイル、２１‥‥高音用振動板、２３‥‥高
音用ボイスコイル
フロントページの続き (72)発明者 山岸 亮 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 角田 直隆 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 Ｆターム(参考） 5D012 BB03 BB04 BB05 DA04 FA01
Claims (3)
- 【請求項１】 皿形ヨークの外周の鍔部上に固定された
第１のリング状マグネットと、 前記皿形ヨークの中央部上に固定された円盤状マグネッ
トと、 前記円盤状マグネット上で且つ前記第１のリング状マグ
ネット内に配されたフランジ部とセンターポール部とが
一体に形成されたセンターポール付きヨークと、 前記センターポール付きヨークのフランジ部上に固定さ
れた第２のリング状マグネットと、前記第１のリング状
マグネット上に配された第１のプレートの内周面と前記
第２のリング状マグネット上に配された第２のプレート
の外周面と間で形成された第１の磁気空隙と、前記第２
のプレートの内周面と前記センターポール付きヨークの
センターポール部との間で形成された第２の磁気空隙と
を有し、 前記第１の磁気空隙で中低音用の振動板を駆動するよう
にすると共に前記第２の磁気空隙で高音用の振動板を駆
動するようにしたことを特徴とするスピーカ。 - 【請求項２】 皿形ヨークの外周の鍔部上に固定された
第１のリング状マグネットと、 前記皿形ヨークの中央部上に固定された円盤状マグネッ
トと、 前記円盤状マグネット上で且つ前記第１のリング状マグ
ネット内に配されたフランジ部とセンターポール部とが
一体に形成されたセンターポール付きヨークと、 前記センターポール付きヨークのフランジ部上に固定さ
れた第２のリング状マグネットと、前記センターポール
付きヨークのフランジ部の外周面と前記皿形ヨークとの
間で形成された第１の磁気空隙と、前記第２のリング状
マグネット上に配されたプレートの内周面と前記センタ
ーポール付きヨークのセンターポール部との間で形成さ
れた第２の磁気空隙とを有し、 前記第１の磁気空隙で中低音用の振動板を駆動するよう
にすると共に前記第２の磁気空隙で高音用の振動板を駆
動するようにしたことを特徴とするスピーカ。 - 【請求項３】 請求項１又は２記載のスピーカにおい
て、 前記高音用の振動板の外周部を前記中低音用の振動板に
取り付けられているボイスコイルボビンに支持するよう
にしたことを特徴とするスピーカ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10234466A JP2000069587A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10234466A JP2000069587A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | スピーカ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000069587A true JP2000069587A (ja) | 2000-03-03 |
Family
ID=16971455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10234466A Pending JP2000069587A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | スピーカ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000069587A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100452826B1 (ko) * | 2001-01-24 | 2004-10-14 | 가부시키가이샤 시티즌 덴시 | 다기능 음향 장치 |
| KR100452828B1 (ko) * | 2000-12-19 | 2004-10-14 | 가부시키가이샤 시티즌 덴시 | 다기능 음향 장치 |
| JP2009206902A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Pioneer Electronic Corp | スピーカ |
| CN115396795A (zh) * | 2021-09-17 | 2022-11-25 | 歌尔股份有限公司 | 发声装置和电子设备 |
-
1998
- 1998-08-20 JP JP10234466A patent/JP2000069587A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100452828B1 (ko) * | 2000-12-19 | 2004-10-14 | 가부시키가이샤 시티즌 덴시 | 다기능 음향 장치 |
| KR100452826B1 (ko) * | 2001-01-24 | 2004-10-14 | 가부시키가이샤 시티즌 덴시 | 다기능 음향 장치 |
| JP2009206902A (ja) * | 2008-02-28 | 2009-09-10 | Pioneer Electronic Corp | スピーカ |
| CN115396795A (zh) * | 2021-09-17 | 2022-11-25 | 歌尔股份有限公司 | 发声装置和电子设备 |
| CN115499766A (zh) * | 2021-09-17 | 2022-12-20 | 歌尔股份有限公司 | 发声装置和电子设备 |
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