JP2000066572A - 教育支援システム - Google Patents

教育支援システム

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JP2000066572A
JP2000066572A JP23693998A JP23693998A JP2000066572A JP 2000066572 A JP2000066572 A JP 2000066572A JP 23693998 A JP23693998 A JP 23693998A JP 23693998 A JP23693998 A JP 23693998A JP 2000066572 A JP2000066572 A JP 2000066572A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 学習者の学習成果に応じて、次に提示される
教材が動的かつ的確に選択できる教育支援システムを提
供する。 【解決手段】 教材の提示順序インデックスと教材のレ
ベル情報とを含むカリキュラムを格納するカリキュラム
データベース26と、カリキュラムによって参照される
教材を学習者に提示する教材提示手段6と、学習者から
前記教材に対する学習成果を受け付け評価する学習成果
評価手段7と、前記カリキュラムに含まれる教材の提示
順序インデックス、レベル情報、及び前記学習成果評価
手段7から受け取った評価を利用して、次に提示する教
材を動的に選択する学習制御手段9とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータを
利用した教育支援システムに関するものであり、特に、
学習者の学習成果に基いてカリキュラムを進めることが
できる教育支援システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、教育の現場にコンピュータが急激
に普及し、コンピュータを用いて各種教材を選択的に提
供するといった新しい教育支援システムが生まれつつあ
る。このようなコンピュータを用いた教育支援システム
の例としては、学習者に対して演習問題を提示し、その
回答に対して得点を表示するとといったものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の教育
支援システムにはカリキュラムが静的であるという問題
がある。すなわち、前記システムは、教材作成会社が供
給するものが一般的であるから、カリキュラムが固定で
あり、例えば生徒の学習進行度若しくはレベルに応じて
教材を変更するといった機能は備えていなかった。この
ため、学習者によっては非常に難しいものであったり、
易しすぎたりするという問題が生じていた。このため、
教師が独自で教育支援システムを構築することも考えら
れるが、個々の教師がそのようなプログミング等を行な
うことは困難であった。
【0004】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たものであり、個々の学習者の学習進度、若しくはレベ
ルに合わせてダイナミックに教材を選択でき、かつ、教
師等の指導者に対してカリキュラムを作成するための操
作容易なインタフェースを提供できる教育支援システム
を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、教材
の提示順序インデックスと教材のレベル情報とを含むカ
リキュラムを格納するカリキュラムデータベースと、カ
リキュラムによって参照される教材を学習者に提示する
教材提示手段と、学習者から前記教材に対する学習成果
を受け付け評価する学習成果評価手段と、前記カリキュ
ラムに含まれる教材の提示順序インデックス、レベル情
報、及び前記学習成果評価手段から受け取った評価を利
用して、次に提示する教材を動的に選択する学習制御手
段とを有することを特徴とする教育支援システムが提供
される。このような構成によれば、学習者の学習成果に
応じて、次に提示される教材が動的に選択される。した
がって、学習者のレベルに応じた学習環境を提供するこ
とが可能になる。
【0006】なお、ここで、前記学習成果評価手段の行
なう評価には、今回提示した教材の学習成果に対する評
価と、過去に提示した教材と今回提示した教材間の学習
成果の伸びに対する評価が含まれることが望ましい。こ
のことにより、学習者の過去の学習履歴に応じて教材の
選択が行なえるから、学習者の学ぶべき教材をより的確
に選択することができる。
【0007】また、前記学習制御手段は、前記学習成果
評価手段から受け取った評価に重み係数をかけて基準値
を求め、この基準値を次に提供する教材のレベル情報と
を比較することで、次に提供する教材のレベルを選択す
ることが好ましい。このような構成によれば、前記学習
成果手段から複数の異なる成果が出力された場合におい
て、教材のレベルを選択するための基準値を求める際
に、当該カリキュラムにおいて重視する成果を大きく反
映した基準値を求めることができる。
【0008】また、前記教育支援システムは、教材作成
するための教材作成手段と、作成した教材に基いてカリ
キュラムを作成するカリキュラム作成手段とをさらに有
することが好ましい。このような構成によれば、教材を
作成できるとともに、作成した教材を元にカリキュラム
を作成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を、
図面を参照して説明する。この発明は、従来のシステム
では静的であったカリキュラムの進行を、学習者の学習
進度やレベルに応じてダイナミック(動的)に行なえる
対話型教育支援システムを提供するものである。このシ
ステムは、様々な科目の教育に使用することができるも
のであるが、この実施形態では、数学の教育を例にとっ
て説明する。
【0010】(全体構成)このシステムは、図1に示す
ように、教師等の指導者が教材や学習管理者が使用する
オーサリングシステム1と、学習者(生徒・児童)が使
用して学習を行なうための学習者システム2とを有す
る。両者はネットワークを介して接続された別個のコン
ピュータ端末であっても良いし、一台のコンピュータで
実現されるスタンドアローンのシステムであっても良
い。なお、ネットワークを用いる場合、一台のオーサリ
ングシステム1に対して複数の学習者システム2が接続
されていることが好ましい。
【0011】なお、本発明の説明において、用語「カリ
キュラム」は、「生徒・児童が学習するコースとして立
てられた教育内容の系列」と定義付けられ、具体的に
は、教材がコースの進行順序を示す「章・節・項」(処
理順序インデックス)及びその難易度に関連付けられて
格納されているもの指す。
【0012】オーサリングシステム1は、教材を作成若
しくは準備するための教材作成部4と、作成若しくは準
備された教材に基いてカリキュラムを作成するカリキュ
ラム作成部5と、当該カリキュラムに基いて前記学習者
システム2に対して教材を提供するカリキュラム・教材
提供部6と、学習者システム2から学習成果を受け付
け、評価する学習成果評価部7と、当該学習成果を学習
者毎に記録する学習成果記録部8と、当該学習成果に基
いて次に提供する教材を決定する学習制御部9とを有す
る。
【0013】一方、前記学習者システム2は、前記オー
サリングシステム1から教材の提供を受け学習者に提供
すると共に、演習問題に対する学習者の回答を受け付け
る教材リーダ12と、学習者が自己の学習記録を生成す
るためのノート作成部13とを有する。また、前記オー
サリングシステム1及び学習者システム2には、それぞ
れ入出力インターフェース15、16が設けられてい
る。以下、これらの構成要素をさらに詳しく説明する。
【0014】(教材作成部)教材作成部4は、教材エデ
ィタを有し、これを利用して新たに教材を作成して図に
18で示す教材データベースに格納することができると
共に、この教材データベース18から既存の教材を読込
んで修正を行なうことができる。
【0015】図2は、教材作成部4が提供する教材エデ
ィタのオペレーション画面の一例を示すものである。こ
の教材エディタは、例えばビジュアルベーシック言語を
用いて作成されたものであり、例えばマイクロソフト社
のオフィス(登録商標)や各種の数式エディタ(例え
ば、発明者が開発した数式エディタMaχ「明解」等)や
シュミレーション/グラフィックソフトや幾何用簡易言
語SLanG(Scientific Language for Geometry等)
をOLEオートメーションで利用し、文書の入力、表計
算、グラフ作成等を行なって教材を作成できるように構
成されている。
【0016】図3は、教材エディタ使用時に、シュミレ
ーション/グラフィックソフトを起動させ、グラフを描
画している状態を示したものである。
【0017】このようにして作成された文書は特定名の
教材ファイルとして、教材データベース18に格納され
る共に、当該ファイルは、作成された順に主キーと共に
図4に20で示す教材管理テーブルにより管理される。
【0018】この教材管理テーブル20は例えば、特定
の教科書毎に作成され、その教科書内の処理順序インデ
ックスを格納する章・節・項フィールド21と、表題を
格納する項目名フィールド22と、当該教材の難易度を
示す難易度フィールド23と、主キーフィールド24と
を有する。
【0019】(カリキュラム作成部)カリキュラム作成
部5(図1)は、前記教材データベース18に格納され
た教材に基いてカリキュラムを作成し、そのカリキュラ
ムをカリキュラムデータベース26に格納する機能を有
する。
【0020】図5は、カリキュラム作成画面27を示す
ものである。この画面27では、前記教材データベース
18から教材を読込み、カリキュラムデータベース26
への登録を行なおうとしている。
【0021】すなわち、教科書名「新しい数学」の第3
章(第1節、第1項)の「集合とその要素」という教材
が教材内容のウインドウ25に表示されている。オーサ
リングシステム1のオペレータは、この教材の内容を確
認し、カリキュラム名「情報数学概念」の第3章(第1
節、第1項)の「集合とその要素」として登録しようと
している。なお、ここで、教科書内の章・節インデック
スとカリキュラム内の章・節インデックスを異ならせる
ことは自由である。また、項目名を変更しても良い。ま
た、この画面では、オリジナルの教科書内での難易度は
Aであったが、カリキュラムでの難易度はBとして登録
しようとしている。
【0022】このようにしてカリキュラムに登録された
教材情報を、以下の説明では「教材」と称することにす
る。また、用語「教材」は、節に対応し、j章の教材
(j)には、n個の設問(k)(k=1、2…n)が含
まれ、各設問(k)には小問(s)が存在するものとす
る。また、教材(j)は、レベル1〜5に応じて複数用
意され、各レベルの教材(j)は、αj,1、αj,2
等と表すことがある。
【0023】なお、このカリキュラム作成時に、前記教
材エディタを用いて教材を編集することが可能である。
例えば、レベルに応じて演習問題の内容を変更するとい
ったことが当然に考えられる。
【0024】なお、各教材の演習問題としては、「証
明」、「文章」及び「計算」といった異なる能力の側面
から評価できるものを用意することが好ましい。
【0025】図6は、カリキュラムデータベース26内
に格納された個別カリキュラムテーブルの内容を示すも
のである。この図から分かるように、前記教材管理テー
ブル20(図4)に格納された第2章、第4節、第5項
の項目名「R」、難易度「A」の内容が、カリキュラム
データベースでは第1章、第4節、第5項の項目名
「R’」、カリキュラム難易度Bとして登録されてい
る。
【0026】(カリキュラム・教材提供部)カリキュラ
ム・教材提供部6(図1)は、学習者システム2に設け
られた教材リーダ12からの要求と、学習制御部9によ
る教材の選択指令とに基いて適宜選択した教材を前記教
材リーダ12に送り表示させる機能を有する。
【0027】(教材リーダ)教材リーダ12(図1)
は、例えば、ブラウザ等の閲覧ソフトを通して教材の内
容を表示する。この教材リーダ12を通して、学習者は
教材を学ぶことができ、提供された演習問題に回答を入
力することができる。学習者は、自己の学習内容の記録
として、ノート作成部13を用いることができる。
【0028】(ノート作成部)このノート作成部13
は、ノートエディタを有する。ノートエディタは、原則
として教材エディタと同じ機能を有するものであり、例
えば、マクロソフト社製のオフィスや各種の数式エディ
タやドローソフトをOLEオートメーションで使用する
ことができるものである。学習者はこのノートエディタ
を用いて演習問題を解くためのグラフなどを作成するこ
とができる。
【0029】(学習成果評価部)学習成果評価部7は、
前記教材リーダ12を通して入力された学習者の学習成
果を評価する機能を有する。この学習成果評価部7が行
なう評価は、 (1)現在処理している教材(j)内での評価 (2)前回処理した教材(j−1)からの成績の伸びに
対する評価 (3)現在の教材(j)の処理時間に対する評価 である。各評価について、以下、順に説明する。
【0030】[現在処理している教材内での評価]例え
ば、学習者iが、第j−1節の教材に引き続き第j節の
教材(j)を学んだとする。教材(j)内には、n個の
設問(k)(k=1、2…n)があり、設問には小問
(s)が含まれているとする。
【0031】ここで、教材(j)に含まれる問題に内在
する評価パラメータ(問題の内在的性質)として、証
明、計算、文章という種類の異なる側面が存在するた
め、これを適切に評価するために評価ベクトルというも
のを考える。評価ベクトルとしては、教材(j)毎のも
のと、設問(k)毎のものがある。
【0032】教材(j)の評価ベクトルは、教材(節)
全体の性質を示すものであり、設問(k)の評価ベクト
ルは、この教材(j)に含まれる個々の設問(k)毎の
性質を示すものである。
【0033】ここで、教材(j)の評価ベクトルQ
は、Q=(Q証明、Q計算、Q文章)で表さ
れる(Q証明+Q計算+Q文章=100%(%単
位の整数値とする))。
【0034】また、設問毎の評価ベクトルVjkは、V
jk=(V証明jk、V計算jk、V文章jk)で表さ
れる(V証明jk+V計算jk+V文章jk=100
%))。
【0035】まず、設問(k)における配点ベクトル、
すなわち、設問毎配点kとVjkを乗算し、(配点
V証明jk、配点*V計算jk、配点*V文
jk)を求め、さらに、素点ベクトル、すなわち、素
点kとVjkを乗算し、(素点*V証明jk、素点
*V計算jk、素点*V文章jk)を求める。
【0036】以上より、得点ベクトルPを以下の式によ
り求める。 P証明=(Σ素点*V証明jk/Σ配点*V証明
jk) P計算=(Σ素点*V計算jk/Σ計算*V証明
jk) P文章=(Σ文章*V証明jk/Σ文章*V証明
jk) Pj=(P証明j、P計算j、P文章j) ただし、Σは、k=1からnまでとする。この得点ベク
トルPは、当該教材(j)における、証明、計算、文
章の各パラメータに対する評価を、それらの合計が10
0パーセントとなるように表したものとなる。
【0037】次いで、この得点ベクトルPに教材
(j)における評価ベクトルQを掛け合わせる(内積
をとる)と、当該教材(j)における証明、計算、文章
の各能力に対する評価を、それらの合計が100パーセ
ントとなる値δ(δ=Q・P)として得ること
ができる。以上により、設問内、及び全ての設問を含む
現在の教材(j)内の評価を得ることができる。
【0038】[前回処理した教材からの成績の伸びに対
する評価]本件発明では、この教材(j)内における評
価だけでなく、前教材(j−1)からの成績の伸びに対
する評価も行なう。すなわち、一つ前の教材(前節)
(j−1)から当節(j)までの成績の伸びをCとす
ると、得点ベクトルPの差分をとってC=P−P
j−1と表わせる。
【0039】次に、この成績の伸びCに、この教材
(j)の得点ベクトルQを掛け合わせる(内積をと
る)。このことにより、当該伸びにおける証明、計算、
文章の各能力に対する評価を、それらの合計が100パ
ーセントとなる値γ(γ=Q ・C)として得る
ことができる。
【0040】[処理時間に対する評価]また、この実施
形態では、当該教材(j)を処理するのに要した時間T
jも評価対象とする。
【0041】する。例えば、当該教材の平均処理時間を
TMとすると、処理時間に対する評価τは、τ
Min(100*TM/T、100)で表される。
【0042】この学習成果評価部7は、上記の評価およ
び、当該設問或いは教材を処理するのに要した時間Tを
学習成果記録部8に送ると共に、図1に28で示すKR
情報データベースに格納されたKR情報を用いて評価メ
ッセージを作成し学習者システム2にフィードバックす
る。
【0043】このKR情報は、図7に示すようなもの
で、KR情報作成部29によって作成される。このKR
情報は、例えば、証明、文章、計算の各側面毎に設定さ
れ、評価とその評価に対応するメッセージとを格納して
いる。前記学習成果評価部7は、KR情報データベース
28から評価に対応するメッセージを取り出して学習者
システム2に送る。
【0044】(学習成果記録部)学習成果記録部8は、
当該問題の識別するための情報(教材番号)と評価とを
図1に示す学習者データベース31内に学習者IDと共
に格納する。
【0045】(学習制御部)学習制御部9は、学習成果
評価部7から出力された前記3つの評価値δ、γ、τに
応じて次に学習者に提供する教材(j+1)を選択する
機能を奏する。
【0046】すなわち、教育支援システムにおいて最も
重要な問題は、個々の学習者に応じた指導をどのように
実現するかである。学習者の学力に応じて教材を適宜選
択して提供することができれば、学習者の学習に対する
動機付けを高めることができるからである。
【0047】そこで、この学習制御部9は、遺伝的アル
ゴリズム(GA;Genetic Algorithms)的なアプローチ
を利用して次回に提供する教材(j+1)をダイナミッ
クに選定する。
【0048】すなわち、現在の教材(j)の学習成果だ
けではなく、以前の教材の成績との比較や現在の教材を
処理するのに要した時間等を加味して動的な評価を行な
い、これに基いて次回に提供する教材を選定するように
する。
【0049】まず、前記3種類の評価を用いて次の教材
(j+1)を選択するための基準値Kj+1を求める。
一方、例えば、次の教材(j+1)には、レベル1から
レベル5があり、それぞれに対応してレベル選択のため
の閾値W1〜W5が設定されているものとする。この場
合、前記基準値Kと閾値Wとを比較することでレベルの
選択を行うことができる。
【0050】前記基準値Kj+1は以下の式により求め
る。 Kj+1=a*τ+b*δ+c*γ ただし、a≧0、b≧0、c≧0、a+b+c=1。
【0051】ここで、a,b,cは重み係数である。た
とえば、教材作成者が、当該カリキュラムを進める場合
において、成績の伸びを重視する場合にはcの値を他の
係数に比較して大きくすれば良い。また、処理時間を重
視する場合にはaの値を大きくすれば良い。
【0052】学習制御部9は、成績の入力がなされるた
びに基準値Kj+1の演算を行って前記閾値W1〜W5
との比較を行なうことで次の教材αj+1,m(m:レ
ベル=1〜5)の選択を行うようになっている。このよ
うな選択手法は、図8のハブ型を用いて説明できる。
【0053】なお、学習制御部9における演算は、図1
に示す制御情報データベース33内に格納された制御情
報を参照して行われる。この制御情報は、教師等の指導
者が予め作成しておくもので、評価ベクトル(Q、
V)、前記各種係数(a,b,c等)、標準処理時間
(TM)などがカリキュラム(教材、設問等)に関連付
けられて格納されている。
【0054】(オーサリングシステムのメイン画面)図
9は、オーサリングシステムのメイン画面を示すもので
ある。教材エディタボタン33は、前記教材エディタを
立ち上げて教材を作成する場合に使用される。教材デー
タベース作成ボタン34は教材データベース18やカリ
キュラムデータベース26の作成若しくは修正をする場
合に用いられる。制御情報登録ボタン35は前記制御情
報データベース33へ各種制御情報を登録する場合に用
いられる。著者登録ボタン36は、オーサリングシステ
ムを用いてカリキュラムを作成する者、若しくは使用す
る教科書の著者を入力するために用いられる。演習問題
作成ボタン37は、演習問題を作成するために用いられ
る。
【0055】CMIボタン38は、学習者の学習状況を
確認する場合に使用される。例えば、処理時間と得点経
過を示したTime−Points表の作成、章毎の処
理時間を示したTime−Progress表の作成、
複数の学習者の成績を比較しうる状態で示すStude
nts−Problems表の作成がなされる。
【0056】また、Mathematicaボタン3
9、SLanGボタン40は、数式やグラフを作成する
場合に用いられる。ヘルプ作成ボタン41は、当該教材
を処理する上での語句、用語解説やヒント等をハイパー
テキスト的に作成するのに用いられる。KR情報ボタン
42は、前記KR情報を作成するのに用いられる。
【0057】(カリキュラム学習の流れ)一方、学習者
システムから見たカリキュラムの流れは図10に示すフ
ローチャートのようになる。
【0058】(1)ステップS1 学習者は、学習者システム2の教材リーダ12を立ち上
げ学習者ID及びパスワードを入力する。
【0059】(2)ステップS2 次に該当するレベルW1〜W5の教材αj,1〜α
j,5による学習を開始する。当該カリキュラムを初め
て学習する場合には、予め設定された教材が教材リーダ
12に表示される。過去に当該カリキュラムの途中まで
学習していた場合には、最後に学習した教材に関する評
価を前記学習者データベースから取り出し、前記学習制
御部9が前記手法によって適切なレベルの教材を選択す
る。
【0060】(3)ステップS3、S4 前記教材リーダ12から学習の成果が出力されると(S
3)、学習者データベース31への登録がなされる(S
4)と共に、それに基いてKR情報が表示される(S
5)。
【0061】(4)ステップS5、S6 教材の学習が終了すると、学習の継続・非継続の判断が
なされる(S6)。次の教材に移行する場合には、学習
制御部9が前述した手順によって次に学習すべき教材の
レベルを決定・選択する(S7)。これに基いて、前記
カリキュラム・教材提供部6は教材を提供する(S
2)。
【0062】(5)ステップS8,S9 一方、教材の学習を終了する場合には、学習者データベ
ース31に対してそれまでの学習情報を記録し、処理を
終了する。
【0063】なお、この発明は、以上に説明した一実施
形態に限定されるものではない。例えば、前記評価ベク
トルのパラメータは、証明、計算、文章の3つの要素に
限定されるものではない、例えばこれよりも少ない数の
パラメータを用いても良いし、多い数のパラメータを用
いても良い。
【0064】また、前記学習制御部における教材の選択
に用いる基準値Kj+1を、教材(j)内の評価δ
前回の教材(j−1)からの成績の伸びに対する評価γ
、処理時間に対する評価τの3つの評価にそれぞれ
主に係数a,b,cを乗算し足しあわせることにより求
めたが、これに限定されるものではない。次回の教材の
選択に過去の成績の推移を含めるために、教材の学習を
開始してから前回の教材までの成績の伸びに対する評価
等を前記基準値を求めるために使用しても良い。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した構成によれば、学習者の学
習成果に応じて、次に提示される教材が動的かつ的確に
選択できる。したがって、学習者のレベルに応じた学習
環境を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図2】教材エディタの表示画面を示す図。
【図3】教材エディタの表示画面を示す図。
【図4】教材データベース中のテーブルを示す図。
【図5】カリキュラムデータベースへの登録画面を示す
図。
【図6】カリキュラムデータベース内のテーブルを示す
図。
【図7】KR情報の登録画面を示す図。
【図8】学習制御の概念(ハブ型)を示す図。
【図9】オーサリングシステムのメイン画面を示す図。
【図10】学習者システムにおける学習の流れを示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
1…オーサリングシステム 2…学習者システム 4…教材作成部 5…カリキュラム作成部 6…カリキュラム・教材提供部 7…学習成果評価部 8…学習成果記録部 9…学習制御部 12…教材リーダ 13…ノート作成部 18…教材データベース 26…カリキュラムデータベース 28…KR情報データベース 29…KR情報作成部 31…学習者データベース 33…制御情報データベース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 教材の提示順序インデックスと教材のレ
    ベル情報とを含むカリキュラムを格納するカリキュラム
    データベースと、 カリキュラムによって参照される教材を学習者に提示す
    る教材提示手段と、 学習者から前記教材に対する学習成果を受け付け評価す
    る学習成果評価手段と、 前記カリキュラムに含まれる教材の提示順序インデック
    ス、レベル情報、及び前記学習成果評価手段から受け取
    った評価を利用して、次に提示する教材を動的に選択す
    る学習制御手段とを有することを特徴とする教育支援シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の教育支援システムにおい
    て、 前記学習成果評価手段の行なう評価には、今回提示した
    教材の学習成果に対する評価と、過去に提示した教材と
    今回提示した教材間の学習成果の伸びに対する評価が含
    まれることを行なうことを特徴とする教育支援システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の教育支援システムにおい
    て、 前記学習制御手段は、前記学習成果評価手段から受け取
    った評価に重み係数をかけて基準値を求め、この基準値
    を次に提供する教材のレベル情報とを比較することで、
    次に提供する教材のレベルを選択することを特徴とする
    教育支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の教育支援システムにおい
    て、 教材作成するための教材作成手段と、作成した教材に基
    いてカリキュラムを作成するカリキュラム作成手段とを
    さらに有することを特徴とする教育支援システム。
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