JP2000063161A - 充填材、無機水硬組成物および板材 - Google Patents

充填材、無機水硬組成物および板材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた曲げ強度が得られるとともに、型成形
時の製品の収縮を抑えることができる。 【解決手段】 無機水硬材 100重量部に対して、少なく
とも薄片状発泡プラスチックスを 0.1〜 50 重量部配合
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無機水硬組成物、そ
れに配合する充填材、および建築材料等として使用する
ことのできる板材に関する。
【0002】
【従来の技術】セメントなどの無機水硬物からなる製品
は圧縮強度に優れるものの、引張り強度や曲げ強度が低
いため、これらの特性を向上させるために種々の補強材
が用いられている。例えば、セメントにセルローズ繊
維、プラスチック繊維等の繊維補強材を配合した構造材
料(特開平8−169738号公報)、セメントに繊維
状の有機樹脂を補強材として混入したコンクリート(特
開平10−1439号公報)が知られている。また、発
泡ポリスチレン・セメントの複合固形物として、溶融固
化した発泡ポリスチレン体の破砕物群が、セメント・水
からなるセメントペーストを媒体として結合固着された
結合形態と、所要の成形形状を有する複合固形物(特開
平5−194057号公報)とが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、繊維状
の補強材は、引張り強度や曲げ強度を向上させるために
は、大量に配合しなければならず、また、混合が困難
で、高断熱性、軽量化も図れないという問題がある。ま
た、発泡ポリスチレン体の破砕物を混合する場合、コン
クリートの軽量化を図れるが、引張り強度や曲げ強度は
向上しないという問題がある。
【0004】本発明は、このような問題に対処するため
になされたもので、優れた曲げ強度が得られるととも
に、型成形時の製品の収縮を抑えることができる無機水
硬組成物、その充填材、および無機水硬組成物を成形し
て得られる板材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の充填材は、無機
水硬組成物に配合される発泡プラスチックスからなる充
填材であって、上記発泡プラスチックスの形状が薄片状
であることを特徴とする。
【0006】本発明の無機水硬組成物は、無機水硬材 1
00重量部に対して、少なくとも薄片状発泡プラスチック
スを 0.1〜 50 重量部配合してなることを特徴とする。
【0007】また、無機水硬材 100重量部に対して、薄
片状発泡プラスチックス 0.1〜 50重量部、有機質バイ
ンダー 1〜 20 重量部、骨材 5〜300 重量部、 100〜10
00℃で不燃性ガスを放出する無機化合物粉粒体 5〜200
重量部、硬化促進材 1〜150重量部、混和材 0.01 〜5
重量部、繊維材 0.01 〜 10 重量部配合してなることを
特徴とする。
【0008】本発明の板材は、無機水硬組成物を成形し
てなる板材であって、該無機水硬組成物が上記無機水硬
組成物であることを特徴とする。
【0009】本発明の充填材は、薄片状発泡プラスチッ
クスを所定の形状としたので、無機水硬組成物に配合す
ると優れた断熱性や曲げ強度の製品が得られる充填材と
なる。また、本発明の無機水硬組成物は、薄片状発泡プ
ラスチックスを配合してなるので、建築材などの製品と
した場合、薄片状発泡プラスチックスが層状に配向する
ため、曲げ強度が向上する。また、発泡体を配合するの
で、軽量で断熱性能に優れた製品、例えば板材等が得ら
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る無機水硬材は、水と
反応することにより硬化する無機化合物であれば使用す
ることができる。たとえば無機セメント類、エトリンジ
ャイト、石こうなどを挙げることができる。これらの中
で、断熱性、靭性、耐久性が得られ易い無機セメント類
が好ましい。無機セメント類は、ポルトランドセメント
や早強ポルトランドセメント、白色ポルトランドセメン
ト、アルミナセメント、焼き石こうなどの水硬性セメン
ト類、高炉セメントや高硫酸塩スラグセメント、石灰ス
ラグセメント、キーンスセメントなどの潜在水硬性セメ
ント類、シリカセメントやフライアッシュセメント、石
灰シリカセメント、ケイ酸アルカリ、オキシクロライド
セメント、リン酸セメントなどの混合セメント類などを
挙げることができる。これらのなかで、水硬性セメント
類や潜在水硬性セメント類が薄片状発泡プラスチックス
を容易に配合できるので好ましい。
【0011】充填材である薄片状発泡プラスチックス
は、プラスチックスに発泡剤を添加して加熱時に発生す
るガスを利用して成形したり、反応性プラスチックス原
料が反応時に発生するガスを利用して成形したりする発
泡成形法により得られる発泡プラスチックスを薄片状に
成形したものである。この発泡プラスチックスは、熱可
塑性や熱硬化性などのプラスチックスの種類、分解型発
泡剤や蒸発型発泡剤などの発泡手段、射出発泡法や押出
し発泡法などの成形方法、発泡倍率 3〜4 倍以下の低発
泡や 10 〜 70 倍の高発泡などの発泡倍率、独立または
連続気泡などの気泡構造等は、本発明の水硬性硬化材の
種類や用途により種々選択することができる。例えば外
壁建築用など特に断熱性を必要とする場合には独立気泡
構造が好ましい。
【0012】本発明にあっては、発泡ポリスチレン、発
泡ウレタン、発泡ポリエチレンや発泡ポリプロピレンな
どの発泡ポリオレフィンが曲げ強度の向上や軽量化を図
る上で好適である。
【0013】上述の発泡プラスチックスを薄片状に加工
する。加工方法としては、薄片シートを切断する方法、
金型を用いて成形する方法、板状体や塊状体を表面から
スライスする方法等、いかなる方法であってもよい。本
発明にあっては、特に板状体や塊状体を表面からスライ
スする方法が好ましい。板状体や塊状体としては、産業
廃棄物として処分される発泡プラスチックス体を用いる
ことができる。スライスする方法であると、薄片状それ
ぞれが同一形状とならず、また、個々の薄片状プラスチ
ックスが厚さの厚い部分と薄い部分とが混在するため、
無機水硬材のスラリーに配合したとき、均一分散化しや
すくなる。また、配合した後、成形型に流し込む際に厚
さの厚い部分を中心とする復元力により薄片状プラスチ
ックスが相互に層状に配向しやすくなる。その結果、本
発明の無機水硬組成物を用いて得られる建築材などの製
品の曲げ強度が向上する。
【0014】薄片状プラスチックスの具体的形状として
は、厚さ、幅および長さが全て同一とならない薄片状で
あって、厚さ 0.1〜15mm、幅 1〜300 mm、長さ 1〜300
mmの範囲内のものが好ましい。また、厚さが厚い部分か
ら薄い部分へと、その厚さ断面を見た場合先端方向が楔
型に変化する形状であってもよい。さらに、略同一厚さ
の薄片状であってもよい。このような形状は、発泡プラ
スチックスの板状体や塊状体をスライサー等によりスラ
イスすることにより得られる。
【0015】配合割合は、無機水硬材 100重量部に対し
て、少なくとも薄片状発泡プラスチックスを 0.1〜 50
重量部、好ましくは 1〜 30 重量部である。この範囲で
あると、製品の曲げ強度が向上する。また、充填材が薄
片状発泡プラスチックスであるため、無機水硬材の収縮
を抑えることができる。
【0016】本発明に係る有機質バインダーは、無機セ
メントなどの無機水硬材の水和反応とともに、無機水硬
材内に取り込まれ、耐水性能と耐久性とを付与する。た
とえば、アクリル酸エステルやメタクリル酸エステルを
共重合させた純アクリルエマルジョンあるいはスチレン
を導入したスチレンアクリルエマルジョンなどのアクリ
ル樹脂系エマルジョン、酢酸ビニル樹脂系エマルジョ
ン、酢酸ビニル・ベオバ共重合樹脂系エマルジョン、ス
チレン−ブタジエン樹脂系エマルジョン等を挙げること
ができる。水性エマルジョンは、保護コロイド、界面活
性剤、顔料、顔料の湿潤剤、粘度調整剤、凍結融解安定
剤、消泡剤、防カビ剤等を含んでいてもよい。
【0017】本発明に係る骨材は、無機水硬材の水和反
応を維持し、強度を保ことができるものであれば使用す
ることができる。例えば、フライアッシュ、川砂、珪
砂、砕石砂利、発泡炭酸カルシウム、黒曜石パーライ
ト、真珠岩パーライト、焼成バーミキュライト、シラス
バルーン等を挙げることができる。
【0018】本発明に係る 100〜1000℃で不燃性ガスを
放出する無機化合物粉粒体は、 100〜1000℃の温度域で
水蒸気ガスや炭酸ガス等の不燃性ガスを放出する無機化
合物をいう。特に重量の 10 %以上を不燃性ガスとして
放出することのできる無機化合物が好ましい。具体的に
は、 200℃〜 250℃で水蒸気ガスを生成する水酸化アル
ミニウム、約 800℃で炭酸ガスを生成する炭酸カルシウ
ム、約 900℃で水蒸気ガスを生成するベントナイトおよ
びセピオライト、約 150℃で水蒸気ガスおよび炭酸ガス
を生成する重曹、約 400℃で水蒸気ガスを生成する水酸
化マグネシウム等を例示できる。これらは単独でも混合
物としても使用できる。
【0019】本発明に係る硬化促進材は、無機水硬材の
水和反応を促進させるものであれば使用することがで
き、急結急硬性を与える水ガラス、カルシウム塩、塩化
錫等を挙げることができる。
【0020】本発明に係る混和材は、施工作業性を向上
させるための保水剤や粘度調整剤等をいい、例えばメチ
ルセルローズやAE剤等をいう。
【0021】本発明に係る繊維材は、製品の曲げ強度の
向上に寄与し、亀裂を防止するもので、従来周知の繊維
材を用いることができる。例えば耐アルカリガラス繊
維、セラミックファイバー、ポリエステル繊維、ノメッ
クスやケブラーなどの芳香族ポリアミド繊維等を挙げる
ことができる。
【0022】配合割合は、無機水硬材 100重量部に対し
て、薄片状発泡プラスチックス 0.1〜 50 重量部、好ま
しくは 1〜 30 重量部、有機質バインダー 1〜 20 重量
部、好ましくは 5〜 10 重量部、骨材 5〜300 重量部、
好ましくは 50 〜150 重量部、 100〜1000℃で不燃性ガ
スを放出する無機化合物粉粒体 5〜200 重量部、好まし
くは 30 〜100 重量部、硬化促進材 1〜150 重量部、好
ましくは 10 〜100 重量部、混和材 0.01 〜5 重量部、
繊維材 0.01 〜 10 重量部である。この範囲であると、
製品の曲げ強度が向上する。また、薄片状発泡プラスチ
ックスであるため、無機水硬材の収縮を抑えることがで
きる。さらに耐熱耐水性が向上する。
【0023】本発明の無機水硬組成物を用いて、建築材
料などに用いられるセメント板材を製造する方法は、例
えば、セメント類と薄片状発泡プラスチックスとのスラ
リーを型枠に入れ所定の押圧力により加圧して製造する
ことができる。スラリーは板材などを形成できる濃度で
あって、かつ比較的小さい粘度であることが好ましい。
そのようなスラリーを型枠に流し込むと、その過程で薄
片状発泡プラスチックスが層状に配向する。スラリーの
粘度としては、フロー値で 180以上あることが好まし
い。また、型枠としては、表面に模様がある場合、もし
くは無地の場合であってもよい。
【0024】得られた板材の断面を図1に示す。板材1
は、セメント材2の内部に薄片状発泡プラスチックス3
が分散された状態であり、その薄片状発泡プラスチック
ス3はそれぞれが層状に配向している。このため、成形
時の収縮がみられず、曲げ強度が向上するとともに、断
熱性に優れ、かつ表面弾性を有する軽量な製品が得られ
る。断熱性に優れる理由としては、図1に示すように、
熱の伝達経路4が薄片状発泡プラスチックス3により長
くなるためと考えられる。これに対して従来の粉粒体を
配合した板材の場合、図2に示すように、熱の伝達経路
4が粉粒体5によって妨げられず、熱伝導性に優れた無
機物の最短距離となるため、本発明の無機水硬組成物か
ら得られる製品に比較して断熱性に劣ることとなる。本
発明の無機水硬組成物、およびそれより得られる板材
は、建築材料一般、建築内外装材、人造木材、屋根材に
好適に用いることができる。
【0025】
【実施例】実施例1〜実施例21 ポリスチレン発泡体(発泡倍率 30 倍)を平均厚さ約 1
mmにスライスして表1に示す長さおよび幅を有する薄片
状発泡プラスチックスからなる充填材を得た。ポルトラ
ンドセメント 100重量部に対して、上記充填材を 5重量
部、水 60 重量部配合して混合スラリーとした後、型枠
に流し込み表面を押えつけながら硬化させて厚さ 13mm
の板材を得た。得られた板材の断面を観察したところ、
薄片状発泡プラスチックスが厚さ方向に層状に配向し、
板材の表面は弾力性を有していた。また、成形時の収縮
がみられなかった。得られた板材の曲げ強度をJIS
R 5201に準じて測定した。結果を図3に示す。な
お、図3における曲線の番号は表1に示すグラフ番号で
ある。例えば、実施例15(グラフ番号:4、長さ: 5
mm)の板材の曲げ強度は 35kgf/cm2であった。なお、こ
の実施例15の板材について、JIS A 1420に
準じて熱伝導率を測定したところ、0.045kcal/m2・h・
℃と断熱性に優れていた。
【0026】比較例1〜比較例4 ポリスチレン発泡体(発泡倍率 30 倍)を表2に示す一
辺の長さを有する略立方体に成形して充填材を得た。こ
の充填材を用いる以外は実施例1と同一の方法で厚さ 1
3mm の板材を得た。得られた板材の曲げ強度をJIS
R 5201に準じて測定した。結果を図3に示す。比
較例2の板材の曲げ強度は 25kgf/cm2であった。また、
実施例15と同一の方法で熱伝導率を測定したところ、
0.062kcal/m2・h・℃であった。
【0027】
【表1】
【表2】
【0028】実施例1〜実施例21の板材は、曲げ強度
に優れていた。また、厚さに対して長さおよび幅がより
大きい薄片状発泡プラスチックスがより優れた曲げ強度
を示していた。
【0029】実施例22 ポルトランドセメント 100重量部に対して、実施例15
で用いた薄片状発泡プラスチックスを 5重量部、アクリ
ルエマルジョン( 20 重量%) 20 重量部、フライアッ
シュ 50 重量部、水酸化アルミニウム粉粒体 30 重量
部、水ガラス 15重量部、メチルセルローズ混和材 0.1
重量部、耐アルカリガラス繊維 0.1重量部配合して混合
した後、硬化させて厚さ 13mm の板材を得た。得られた
板材の断面は、薄片状発泡プラスチックスが層状に配向
しており、実施例1と同一の方法で板材の曲げ強度を測
定したところ、 40kgf/cm2であった。
【0030】比較例5 薄片状発泡プラスチックスの代わりに比較例2で用いた
ポリスチレン発泡体の粉粒体を用いる以外は実施例22
と同一の条件方法で厚さ 13mm の板材を得た。実施例1
と同一の方法で板材の曲げ強度を測定したところ、 28k
gf/cm2であった。
【0031】
【発明の効果】本発明の充填材は、薄片状発泡プラスチ
ックスなので、無機水硬組成物のスラリー内で層状に配
向する。その結果、板材として優れた断熱性や曲げ強度
の製品が得られる。
【0032】本発明の無機水硬組成物は、薄片状発泡プ
ラスチックスを配合してなるので、曲げ強度が向上する
とともに、断熱性に優れ、かつ表面弾性を有する軽量な
建築用板材などの製品が得られる。
【0033】また、薄片状発泡プラスチックスととも
に、有機質バインダー、骨材等を配合してなるので、上
記特性に加えて、耐熱性、耐久性に優れた建築用板材な
どの製品が得られる。
【0034】本発明の板材は上記無機水硬組成物を成形
してなるので、無機水硬組成物内において薄片状発泡プ
ラスチックスが厚さ方向に層状に配向する。その結果、
優れた曲げ強度、断熱性を有する板材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無機水硬組成物を用いて得られた板材
の断面図である。
【図2】従来の粉粒体を配合した板材の断面図である。
【図3】板材の曲げ強度を測定した結果を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 板材 2 セメント材 3 薄片状発泡プラスチックス 4 熱の伝達経路 5 粉粒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 16:08 24:26 18:08 22:08 22:06 24:38) 111:40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機水硬組成物に配合される発泡プラス
    チックスからなる充填材であって、前記発泡プラスチッ
    クスの形状が薄片状であることを特徴とする充填材。
  2. 【請求項2】 無機水硬材 100重量部に対して、少なく
    とも薄片状発泡プラスチックスを 0.1〜 50 重量部配合
    してなることを特徴とする無機水硬組成物。
  3. 【請求項3】 無機水硬材 100重量部に対して、薄片状
    発泡プラスチックス0.1〜 50 重量部、有機質バインダ
    ー 1〜 20 重量部、骨材 5〜300 重量部、 100〜1000℃
    で不燃性ガスを放出する無機化合物粉粒体 5〜200 重量
    部、硬化促進材 1〜150 重量部、混和材 0.01 〜5 重量
    部、繊維材 0.01 〜 10 重量部配合してなることを特徴
    とする無機水硬組成物。
  4. 【請求項4】 無機水硬組成物を成形してなる板材であ
    って、前記無機水硬組成物が請求項2または請求項3記
    載の無機水硬組成物であることを特徴とする板材。
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