JP2000061782A - 溝付き軸物ワークの長手基準位置測定方法 - Google Patents

溝付き軸物ワークの長手基準位置測定方法

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JP2000061782A
JP2000061782A JP10240615A JP24061598A JP2000061782A JP 2000061782 A JP2000061782 A JP 2000061782A JP 10240615 A JP10240615 A JP 10240615A JP 24061598 A JP24061598 A JP 24061598A JP 2000061782 A JP2000061782 A JP 2000061782A
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Japan
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work
groove
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touch probe
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JP10240615A
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English (en)
Inventor
Fumitoshi Terasaki
文敏 寺崎
Takekazu Yamada
強計 山田
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
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  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溝付き軸物ワークの長手基準位置を1度のワ
ークロケーティングで短時間に測定する。 【解決手段】 研削盤において、テーブル11上の主軸
台14と心押台15との間に溝付き軸物ワーク1を芯出
し保持し、砥石台19上にタッチプローブ23を回動可
能に設ける。ワーク1の加工に先立ち、まず、テーブル
11及び砥石台19を移動し、タッチプローブ23の接
触子23aを溝2近傍のワーク外周面に接触させる。次
に、テーブル11を移動し、接触子23aを溝2に挿入
する。続いて、溝2の2つの端面のうちから基準となる
端面を判別し、テーブル11を移動し、接触子23aを
基準端面に接触させる。そして、このときのテーブル1
1のZ軸方向位置をワーク1の長手基準位置としてメモ
リに記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械におい
て、溝付き軸物ワークの長手方向における基準位置を測
定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、軸物ワークの加工に際しては、
ワークの両端に設けられたセンタ孔の寸法バラツキを補
正するために、ワークの長手方向における基準位置を測
定する必要がある。特に、図7に示すような溝付き軸物
ワーク1の場合は、中間部に形成された溝2(例えば、
スナップリング溝)の一端面を長手基準位置として測定
し、ここから研削面3までの長手寸法を求めるという方
法が採られる。ここで、基準位置の測定には、従来から
ワークロケータ51が広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ワークロケ
ータ51の接触子51aを溝2に直接挿入すると、セン
タ孔5の寸法バラツキでワーク1が長手方向にずれてい
る場合に、接触子51aがワーク1の外径部と干渉して
破損するおそれがある。これを回避するため、従来は、
ワーク1の端面6を測定したのち、この測定位置から図
面上の溝位置までワークロケータ51を移動し、再度、
溝2の端面を測定していた。しかしながら、この方法に
よると、2度のワークロケーティングが必要で、長手基
準位置の測定に時間がかかるという問題点があった。
【0004】そこで、本発明の課題は、溝付き軸物ワー
クの長手基準位置を短時間に測定できる方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の長手基準位置測定方法は、両端にセンタ
孔が中間部に溝が形成された溝付き軸物ワークを工作機
械のZ軸移動体上に芯出し保持し、ワーク接触信号を出
力するタッチプローブを工作機械のX軸移動体上に回動
可能に設け、Z軸移動体及びX軸移動体を移動してタッ
チプローブの接触子を溝近傍のワーク外周面に接触さ
せ、Z軸移動体を移動して接触子を溝に挿入し、Z軸移
動体を移動して接触子を溝の基準端面に接触させ、この
ときのZ軸移動体の位置をワークの長手基準位置として
記憶することを特徴とする。
【0006】また、本発明の長手基準位置測定方法は、
ワークが何れの向きであってもその長手基準位置を的確
に測定できるように、加工データに基づき溝の2つの端
面のうち一方を基準端面として判別する段階を含む。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を研削盤に具体化し
た一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すよ
うに、この研削盤においては、Z軸移動体としてのテー
ブル11がモータ12によりボールネジ13を介し左右
方向へ移動可能に設置され、このテーブル11上に主軸
台14と心押台15とが設けられている。主軸台14及
び心押台15にはそれぞれセンタ16,17が取り付け
られ、両センタ16,17間に溝付き軸物ワーク1が両
端のセンタ孔5にて芯出し保持されている。
【0008】テーブル11の後方には、X軸移動体とし
ての砥石台19がモータ20によりボールネジ21を介
し斜め前後方向へ移動可能に設置され、砥石台19に
は、ワーク1の研削面3を加工する砥石22と、ワーク
接触信号を出力するタッチプローブ23とが設けられて
いる。図3に示すように、タッチプローブ23はワーク
回転軸線と平行な軸24で砥石台19に対し回動可能に
取り付けられ、エアシリンダ25により退避位置(鎖線
位置)と測定位置(実線位置)とに配置される。なお、
タッチプローブ23は接触子23aの破損を防止するた
めのオーバトラベル機能を備え、測定位置から退避位置
までの角度範囲θで接触信号を出力できるようになって
いる。
【0009】上記構成の研削盤において、次に、ワーク
1の長手基準位置測定方法を図2のフローチャートに従
って説明する。溝付き軸物ワーク1の研削に先立ち、ま
ず、ステップS1で、タッチプローブ23を退避位置か
ら測定位置に配置する(図3参照)。次いで、ステップ
S2〜S4で、テーブル11及び砥石台19を移動し、
接触子23aを溝2近傍のワーク外周面に接触させ、タ
ッチプローブ23をONさせて、テーブル11及び砥石
台19を停止する(図4参照)。
【0010】次に、ステップS5〜S7で、溝2がタッ
チプローブ23と接近する方向へテーブル11を移動
し、接触子23aを溝2に挿入し、タッチプローブ23
をOFFさせて、テーブル11を停止する(図5参
照)。続いて、ステップS8〜S12で、加工データに
基づき溝2の2つの端面のうちから基準となる端面を判
別し、テーブル11を左又は右へ送り、接触子23aを
基準端面に接触させ、タッチプローブ23をONさせ
て、テーブル11を停止する(図6参照)。
【0011】そして、ステップS13で、このときのテ
ーブル11のZ軸方向位置をワーク1の長手基準位置と
してメモリに記憶し、その基準位置から研削面3までの
長手寸法を補正するとともに、この補正データに基づい
てテーブル11の位置決めデータを補正したのち、ステ
ップS14で、タッチプローブ23を測定位置から退避
位置に配置して、一連の測定作業を終了する。
【0012】このように、本実施形態の測定方法によれ
ば、タッチプローブ23による測定箇所を溝2に限定し
て、1度のワークロケーティングでワーク1の長手基準
位置を短時間に測定することができる。また、溝2の基
準端面を判別してタッチプローブ23の接触子23aを
接触させるため、ワーク1が何れの向きで保持されてい
る場合でも、その長手基準位置を的確に測定することが
できる。さらに、テーブル11及び砥石台19の動きを
利用してタッチプローブ23を位置決めするので、測定
専用の移動体を設ける必要がなく、研削盤を安価に構成
できるとともに、ワーク1の種類が変わった場合でも、
タッチプローブ23の段取り替えなしで対応できる利点
もある。
【0013】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば、旋盤における溝付き軸物ワーク
の長手基準位置の測定に適用するなど、本発明の趣旨を
逸脱しない範囲で測定装置の構成並びに測定手順を適宜
に変更して具体化することも可能である。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
溝付き軸物ワークの長手基準位置を1度のワークロケー
ティングで短時間に測定できるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法が実施される研削盤の平面図であ
る。
【図2】本発明による測定方法の一実施形態を示すフロ
ーチャートである。
【図3】図2のステップS1に対応するタッチプローブ
の動作説明図である。
【図4】図2のステップS2〜S4に対応するタッチプ
ローブの動作説明図である。
【図5】図2のステップS5〜S7に対応するタッチプ
ローブの動作説明図である。
【図6】図2のステップS8〜S12に対応するタッチ
プローブの動作説明図である。
【図7】従来のワークロケータによる測定方法を示す説
明図である。
【符号の説明】
1・・ワーク、2・・溝、3・・研削面、5・・センタ
孔、11・・テーブル、14・・主軸台、15・・心押
台、19・・砥石台、23・・タッチプローブ、23a
・・接触子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F063 AA02 BA21 BC04 BD20 CA11 DA02 DA11 EB02 2F069 AA02 BB01 CC05 DD15 GG01 GG52 HH01 3C029 AA04 BB05 EE00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端にセンタ孔が中間部に溝が形成され
    た溝付き軸物ワークを工作機械のZ軸移動体上に芯出し
    保持し、ワーク接触信号を出力するタッチプローブを工
    作機械のX軸移動体上に回動可能に設け、Z軸移動体及
    びX軸移動体を移動してタッチプローブの接触子を溝近
    傍のワーク外周面に接触させ、Z軸移動体を移動して接
    触子を溝に挿入し、Z軸移動体を移動して接触子を溝の
    基準端面に接触させ、このときのZ軸移動体の位置をワ
    ークの長手基準位置として記憶することを特徴とする溝
    付き軸物ワークの長手基準位置測定方法。
  2. 【請求項2】 加工データに基づき溝の2つの端面のう
    ち一方を基準端面として判別する段階を含む請求項1記
    載の溝付き軸物ワークの長手基準位置測定方法。
JP10240615A 1998-08-26 1998-08-26 溝付き軸物ワークの長手基準位置測定方法 Pending JP2000061782A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150298269A1 (en) * 2012-10-31 2015-10-22 Nsk Ltd. Method for centering grinding wheel in thread grinder and measurement device for centering
CN109079584A (zh) * 2018-09-03 2018-12-25 北京星航机电装备有限公司 一种精密铸造零件加工基准找正方法
JP2019077001A (ja) * 2017-10-25 2019-05-23 トーヨーエイテック株式会社 研削方法

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