JP2000060045A - 誘導電動機の回転子 - Google Patents
誘導電動機の回転子Info
- Publication number
- JP2000060045A JP2000060045A JP10223944A JP22394498A JP2000060045A JP 2000060045 A JP2000060045 A JP 2000060045A JP 10223944 A JP10223944 A JP 10223944A JP 22394498 A JP22394498 A JP 22394498A JP 2000060045 A JP2000060045 A JP 2000060045A
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- JP
- Japan
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- rotor
- protruded
- bars
- copper
- induction motor
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容易に冷却性を向上でき、高効率の誘導電動
機を安価に提供することを目的とする。 【解決手段】 回転子４ａにおいて、複数本の導体バー
９ａをエンドリング１０の端面より突出することによ
り、回転子の放熱性や固定子の冷却性を向上すること
で、安価な高効率の誘導電動機を実現することができ
る。
機を安価に提供することを目的とする。 【解決手段】 回転子４ａにおいて、複数本の導体バー
９ａをエンドリング１０の端面より突出することによ
り、回転子の放熱性や固定子の冷却性を向上すること
で、安価な高効率の誘導電動機を実現することができ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力用の誘導電動
機の回転子に関するものである。
機の回転子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、環境問題や省エネルギーに対する
機器への市場要求は非常に厳しくなってきており、産業
用機器に用いられる誘導電動機に対しても高効率化の要
求が高まってきている。そのような中、誘導電動機の回
転子の導体材質が従来のアルミニウムまたはアルミニウ
ム合金よりも二次抵抗損失の少ない銅または銅合金が見
直されてきている。
機器への市場要求は非常に厳しくなってきており、産業
用機器に用いられる誘導電動機に対しても高効率化の要
求が高まってきている。そのような中、誘導電動機の回
転子の導体材質が従来のアルミニウムまたはアルミニウ
ム合金よりも二次抵抗損失の少ない銅または銅合金が見
直されてきている。
【０００３】以下、従来の誘導電動機の回転子につい
て、図３，図４を用いて説明する。図３および図４にお
いて、１は誘導電動機の軸、２は軸１に圧入された玉軸
受、３は玉軸受２を保持するブラケット、４は軸１に固
定された回転子、５は回転子４に対向する位置に設けら
れた固定子で、固定子鉄心６と、固定子鉄心６の溝に挿
入される巻線７よりなる。回転子４は、積層電磁鋼板か
らなる回転子鉄心８と、回転子鉄心８の有限個の溝に銅
または銅合金製の導体バー９を通し両端面を銅または銅
合金製のエンドリング１０で銀ろう１１によりろう付け
して全導体バーを短絡したかご形巻線よりなる。
て、図３，図４を用いて説明する。図３および図４にお
いて、１は誘導電動機の軸、２は軸１に圧入された玉軸
受、３は玉軸受２を保持するブラケット、４は軸１に固
定された回転子、５は回転子４に対向する位置に設けら
れた固定子で、固定子鉄心６と、固定子鉄心６の溝に挿
入される巻線７よりなる。回転子４は、積層電磁鋼板か
らなる回転子鉄心８と、回転子鉄心８の有限個の溝に銅
または銅合金製の導体バー９を通し両端面を銅または銅
合金製のエンドリング１０で銀ろう１１によりろう付け
して全導体バーを短絡したかご形巻線よりなる。
【０００４】次に、動作について説明する。まず、巻線
７に電源を投じ電流が流れて、固定子５と回転子４の間
のギャップに磁界が発生する。励磁された磁界によって
回転子４の導体バー９に誘起される電流により電磁力が
発生し、軸１に回転力を与える。巻線７と導体バー９は
電流が流れることにより、抵抗損失などの損失分、発熱
する。
７に電源を投じ電流が流れて、固定子５と回転子４の間
のギャップに磁界が発生する。励磁された磁界によって
回転子４の導体バー９に誘起される電流により電磁力が
発生し、軸１に回転力を与える。巻線７と導体バー９は
電流が流れることにより、抵抗損失などの損失分、発熱
する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成において、導体材質が銅または銅合金ではアルミ
ニウムやアルミニウム合金ダイカストで製作する場合の
ように容易に鋳出し羽根を製作できないため、回転子の
導体の放熱面積が制限されるとともに、誘導電動機内の
空気を攪拌できないため、固定子の巻線の温度上昇が高
くなるという問題点を有していた。
の構成において、導体材質が銅または銅合金ではアルミ
ニウムやアルミニウム合金ダイカストで製作する場合の
ように容易に鋳出し羽根を製作できないため、回転子の
導体の放熱面積が制限されるとともに、誘導電動機内の
空気を攪拌できないため、固定子の巻線の温度上昇が高
くなるという問題点を有していた。
【０００６】また、放熱や攪拌のための羽根を追加部品
として取り付けて温度上昇を低減しなければならないと
いう問題点を有していた。
として取り付けて温度上昇を低減しなければならないと
いう問題点を有していた。
【０００７】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、高効率の誘導電動機を安価に提供することを目的と
する。
で、高効率の誘導電動機を安価に提供することを目的と
する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の誘導電動機の回転子は、エンドリングの端
面より複数本突出した銅または銅合金からなる導体バー
を設けている。
めに本発明の誘導電動機の回転子は、エンドリングの端
面より複数本突出した銅または銅合金からなる導体バー
を設けている。
【０００９】このように、銅または銅合金からなる導体
バーにより冷却ができて、二次抵抗損失の少ない回転子
が得られる。
バーにより冷却ができて、二次抵抗損失の少ない回転子
が得られる。
【００１０】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために本発
明は、積層電磁鋼板からなる回転子鉄心と、かご形巻線
を構成する銅または銅合金製の導体バーと、前記導体バ
ーを銀ろう付けし同じくかご形巻線を構成する銅または
銅合金製のエンドリングとを有し、前記エンドリングの
端面より前記導体バーを複数本を突出させた誘導電動機
の回転子である。
明は、積層電磁鋼板からなる回転子鉄心と、かご形巻線
を構成する銅または銅合金製の導体バーと、前記導体バ
ーを銀ろう付けし同じくかご形巻線を構成する銅または
銅合金製のエンドリングとを有し、前記エンドリングの
端面より前記導体バーを複数本を突出させた誘導電動機
の回転子である。
【００１１】このように回転子の導体バーを突出させ長
くし羽根状とすることにより、回転子の導体の放熱面積
を増やし放熱性を向上するともに、誘導電動機内の空気
を攪拌し冷却性を向上し、固定子の巻線の温度上昇を低
減するという作用を有する。
くし羽根状とすることにより、回転子の導体の放熱面積
を増やし放熱性を向上するともに、誘導電動機内の空気
を攪拌し冷却性を向上し、固定子の巻線の温度上昇を低
減するという作用を有する。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１３】図１および図２において、従来と同じ構成
の部分については従来例と同じ符号を付しており、その
説明を省略する。
の部分については従来例と同じ符号を付しており、その
説明を省略する。
【００１４】従来例の差異は、回転子４ａで、複数本の
導体バー９ａをエンドリング１０の端面より突出したこ
とである。
導体バー９ａをエンドリング１０の端面より突出したこ
とである。
【００１５】上記の構成により、回転子の放熱性や固定
子の冷却性を向上することで、安価な高効率の誘導電動
機を実現することができる。
子の冷却性を向上することで、安価な高効率の誘導電動
機を実現することができる。
【００１６】なお、図２のエンドリング１０の端面より
突出する導体バー９ａは等間隔に両側に突出するように
したが片側のみでもよく、また、数も複数であれば何箇
所でもよく、突出位置についてもこだわらないが、バラ
ンスの面を考慮すれば等間隔がよいのは言うまでもな
い。
突出する導体バー９ａは等間隔に両側に突出するように
したが片側のみでもよく、また、数も複数であれば何箇
所でもよく、突出位置についてもこだわらないが、バラ
ンスの面を考慮すれば等間隔がよいのは言うまでもな
い。
【００１７】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように本発明に
よれば、銅または銅合金製の導体バーをエンドリング端
面より複数本突出して長くすることにより、別の部品を
追加することなく放熱性と冷却性を有する二次抵抗損失
の少ない高効率の誘導電動機を安価に得ることができ
る。
よれば、銅または銅合金製の導体バーをエンドリング端
面より複数本突出して長くすることにより、別の部品を
追加することなく放熱性と冷却性を有する二次抵抗損失
の少ない高効率の誘導電動機を安価に得ることができ
る。
【図１】本発明の実施例を示す誘導電動機の半断面図
【図２】本発明の実施例を示す回転子の斜視図
【図３】従来の誘導電動機の半断面図
【図４】従来の回転子の構成図
４ａ 回転子 ８ 回転子鉄心 ９ａ 導体バー １０ エンドリング １１ 銀ろう
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5H013 LL07 NN03 5H603 AA09 AA11 BB01 BB08 BB12 CA02 CA05 CB02 CB16 CC12 CC17 CD22 5H609 BB01 BB02 PP02 PP07 QQ02 RR05
Claims (1)
- 【請求項１】 積層電磁鋼板からなる回転子鉄心と、か
ご形巻線を構成する銅または銅合金製の導体バーと、前
記導体バーを銀ろう付けし同じくかご形巻線を構成する
銅または銅合金製のエンドリングとを有し、前記エンド
リングの端面より前記導体バーを複数本を突出させた誘
導電動機の回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10223944A JP2000060045A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 誘導電動機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10223944A JP2000060045A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 誘導電動機の回転子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000060045A true JP2000060045A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=16806156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10223944A Pending JP2000060045A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 誘導電動機の回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000060045A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020040038A (ko) * | 2000-11-23 | 2002-05-30 | 구자홍 | 매입형 영구자석 비엘디시 모터의 회전자 |
| JP2008148367A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 回転電機 |
| JP2011250677A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | General Electric Co <Ge> | 電気機械回転子バー及びその製造方法 |
| CN105312745A (zh) * | 2014-07-08 | 2016-02-10 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 用于反应冶金连接的反应材料预置 |
| WO2016093559A1 (ko) * | 2014-12-10 | 2016-06-16 | 엘지이노텍 주식회사 | 로터 조립체 및 이를 포함하는 모터 |
-
1998
- 1998-08-07 JP JP10223944A patent/JP2000060045A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020040038A (ko) * | 2000-11-23 | 2002-05-30 | 구자홍 | 매입형 영구자석 비엘디시 모터의 회전자 |
| JP2008148367A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | 回転電機 |
| US7898138B2 (en) * | 2006-12-06 | 2011-03-01 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. | Rotary electric machine |
| JP2011250677A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | General Electric Co <Ge> | 電気機械回転子バー及びその製造方法 |
| US9438077B2 (en) | 2010-05-28 | 2016-09-06 | James P. Alexander | Electric machine rotor bar and method of making same |
| CN105312745A (zh) * | 2014-07-08 | 2016-02-10 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 用于反应冶金连接的反应材料预置 |
| CN105312745B (zh) * | 2014-07-08 | 2018-12-11 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 用于反应冶金连接的反应材料预置 |
| WO2016093559A1 (ko) * | 2014-12-10 | 2016-06-16 | 엘지이노텍 주식회사 | 로터 조립체 및 이를 포함하는 모터 |
| US10594185B2 (en) | 2014-12-10 | 2020-03-17 | Lg Innotek Co., Ltd. | Rotor assembly and motor including same |
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