JP2000057695A - 情報記録再生装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

情報記録再生装置および方法、並びに提供媒体

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JP2000057695A
JP2000057695A JP10228804A JP22880498A JP2000057695A JP 2000057695 A JP2000057695 A JP 2000057695A JP 10228804 A JP10228804 A JP 10228804A JP 22880498 A JP22880498 A JP 22880498A JP 2000057695 A JP2000057695 A JP 2000057695A
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Kiyouya Tsutsui
京弥 筒井
Osamu Shimoyoshi
修 下吉
Hiroyuki Honma
弘幸 本間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宣伝音声の重畳位置にかかわらず、高品位の
音楽信号を提供できるようにする。 【解決手段】 伝送媒体31を介して入力された暗号化
されている純粋音楽信号と、暗号化されていない宣伝音
声信号とを、信号列分離部211で分離する。信号変換
合成部212は、暗号化されている純粋音楽信号を復号
し、宣伝音声信号と合成し、音楽と宣伝音声信号とを合
成した合成信号を符号列合成部213に出力する。符号
列合成部213は、暗号化された純粋音楽信号、並びに
音楽と宣伝音声信号の合成信号を合成し、記録部44を
介して光磁気ディスクに記録させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録再生装置
および方法、並びに提供媒体に関し、特に、複数の種類
の情報の中から所定の情報を、必要に応じてユーザに提
供することができるようにした、情報記録再生装置およ
び方法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば音響などの信号を暗号化して放送
したり、記録媒体に記録して鍵を購入した者に対しての
み、その試聴を許可するというソフトの流通方法が知ら
れている。暗号化の方法としては、例えば、鍵信号とし
て乱数系列の初期値を与え、発生した”0”または”
1”の乱数系列と、音響信号のPCMのビット列との排他
的論理和をとったビット列を送信したり、記録媒体に記
録する方法が知られている。この方法を使用することに
より、鍵信号を入手した者のみがその音響信号を正しく
再生できるようにし、鍵信号を入手しなかった者は雑音
しか再生できないようにすることができる。
【0003】一方、音響信号を圧縮して放送したり、記
録媒体に記録する方法が普及しており、符号化されたオ
ーディオあるいは音声等の信号を光磁気ディスク等の記
録媒体に記録するのに利用されている。オーディオある
いは音声等の信号の高能率符号化の手法には種々ある
が、例えば、時間軸上のオーディオ信号等をブロック化
しないで、複数の周波数帯域に分割して符号化する非ブ
ロック化周波数帯域分割方式である、帯域分割符号化
(サブ・バンド・コーディング:SBC)や、時間軸上の
信号を周波数軸上の信号に変換(スペクトル変換)して
複数の周波数帯域に分割し、各帯域毎に符号化するブロ
ック化周波数帯域分割方式、いわゆる変換符号化等を挙
げることができる。
【0004】また、上述の帯域分割符号化と変換符号化
とを組み合わせた高能率符号化の手法も考えられてお
り、この場合には、例えば、帯域分割符号化で帯域分割
を行った後、各帯域毎の信号を周波数軸上の信号にスペ
クトル変換し、このスペクトル変換された各帯域毎に符
号化が施される。
【0005】上述した帯域分割を行うフィルタとして
は、例えばQMFフィルタがあり、これについては、 1976R.E.Crochiere Digital coding of speech in subb
ands Bell Syst.Tech.J.Vol.55,No.8 1976 に述べられている。また ICASSP 83,BOSTON Polyphase Quadrature filters-A ne
w subband coding technique Joseph H.Rothweiler には、等バンド幅のフィルタ分割手法が述べられてい
る。さらに、上述したスペクトル変換としては、例え
ば、入力オーディオ信号を所定単位時間(フレーム)で
ブロック化し、ブロック毎に離散フーリエ変換(Discre
te Fourier Transform)(DFT)、コサイン変換(Discr
ete Cosine Transform)(DCT)、モディファイドDCT変
換(Modified Discrete Cosine Transform)(MDCT)等
を行うことで時間軸を周波数軸に変換するようなスペク
トル変換がある。MDCTについては、 ICASSP 1987 Subband/Transform Coding Using Filter Bank Designs Based on Time Domain Ali
asing Cancellation J.P.Princen A.B.Bradley Univ.of Surrey Royal Melbo
urne Inst.of Tech. に述べられている。
【0006】波形信号をスペクトルに変換する方法とし
てDFTやDCTを使用した場合には、M個のサンプルからな
る時間ブロックで変換を行うと、M個の独立な実数デー
タが得られる。時間ブロック間の接続歪みを軽減するた
めに、通常、両隣のブロックとそれぞれM1個のサンプ
ルずつオーバーラップさせるので、平均して、DFTやDCT
では、(M−M1)個のサンプルに対してM個の実数デ
ータを量子化して符号化することになる。
【0007】これに対してスペクトルに変換する方法と
して、MDCTを使用した場合には、両隣の時間とM個ずつ
オーバーラップさせた2M個のサンプルから、独立なM
個の実数データが得られるので、平均して、MDCTではM
個のサンプルに対してM個の実数データを量子化して符
号化することになる。復号装置においては、このように
してMDCTを用いて得られた符号から、各ブロックにおい
て逆変換を施して得られた波形要素を互いに干渉させな
がら加え合わせることにより、波形信号を再構成するこ
とができる。
【0008】一般に変換のための時間ブロックを長くす
ることによって、スペクトルの周波数分解能が高まり、
特定のスペクトル成分にエネルギーが集中する。従っ
て、両隣のブロックと半分ずつオーバーラップさせて長
いブロック長で変換を行い、しかも得られたスペクトル
信号の個数が、元の時間サンプルの個数に対して増加し
ないMDCTを使用することにより、DFTやDCTを使用した場
合よりも効率のよい符号化を行うことが可能となる。ま
た、隣接するブロック同士に十分長いオーバーラップを
持たせることによって、波形信号のブロック間歪みを軽
減することもできる。
【0009】このようにフィルタやスペクトル変換によ
って帯域毎に分割された信号を量子化することにより、
量子化雑音が発生する帯域を制御することができ、マス
キング効果などの性質を利用して、聴覚的に、より高能
率な符号化を行うことができる。また、量子化を行う前
に、各帯域毎に、例えばその帯域における信号成分の絶
対値の最大値で正規化を行うようにすれば、さらに高能
率な符号化を行うことができる。
【0010】周波数帯域分割された各周波数成分を量子
化する周波数分割幅としては、例えば人間の聴覚特性を
考慮した帯域分割が行われる。すなわち、一般に臨界帯
域(クリティカルバンド)と呼ばれている高域程帯域幅
が広くなるような帯域幅で、オーディオ信号を複数(例
えば25バント)の帯域に分割することがある。この
時、各帯域毎のデータを符号化する際には、各帯域毎に
所定のビット配分、あるいは、各帯域毎に適応的なビッ
ト割当(ビットアロケーション)による符号化が行われ
る。例えば、MDCT処理されて得られた係数データをビッ
トアロケーションによって符号化する際には、各ブロッ
ク毎のMDCT処理により得られる各帯域毎のMDCT係数デー
タに対して、適応的な割当ビット数で符号化が行われる
ことになる。ビット割当手法としては、次の2つの文献
に記載の手法が知られている。
【0011】Adaptive Transform Coding of Speech Si
gnals R.Zelinski and P.Noll IEEE Transactions of Accoustics,Speech,and,Signal
Processing, vol.ASSP-25,No.4,August 1977 では、各帯域毎の信号の大きさをもとに、ビット割当を
行っている。この方式では、量子化雑音スペクトルが平
坦となり、雑音エネルギー最小となるが、聴感覚的には
マスキング効果が利用されていないために実際の雑音感
は最適ではない。
【0012】また、 ICASSP 1980 The critical band coder --digital encoding of the perceptual requirements
of the auditory system M.A.Kransner MIT には、聴覚マスキングを利用することで、各帯域毎に必
要な信号対雑音比を得て、固定的なビット割当を行う手
法が述べられている。しかしこの手法ではサイン波入力
で特性を測定する場合でも、ビット割当が固定的である
ために、特性値がそれほど良い値とならない。これらの
問題を解決するために、ビット割当に使用できる全ビッ
トを、各小ブロック毎に予め定められた固定ビット割当
パターン分と、各ブロックの信号の大きさに依存したビ
ット配分を行う分に分割し、その分割比を入力信号に関
係する信号に依存させ、信号のスペクトルが滑らかなほ
ど固定ビット割当パターン分への分割比率を大きくする
高能率符号化装置が提案されている。
【0013】この方法によれば、サイン波入力のよう
に、特定のスペクトルにエネルギーが集中する場合に
は、そのスペクトルを含むブロックに多くのビットを割
り当てることにより、全体の信号対雑音特性を著しく改
善することができる。一般に、急峻なスペクトル成分を
もつ信号に対して人間の聴覚は極めて敏感であるため、
このような方法を用いることにより、信号対雑音特性を
改善することは、単に測定上の数値を向上させるばかり
でなく、聴感上、音質を改善するのに有効である。
【0014】ビット割り当ての方法にはこの他にも数多
くのやり方が提案されており、さらに聴覚に関するモデ
ルが精緻化され、符号化装置の能力があがれば聴覚的に
みてより高能率な符号化が可能になる。これらの方法に
おいては、計算によって求められた信号対雑音特性をな
るべく忠実に実現するような実数のビット割り当て基準
値を求め、それに近似する整数値を割り当てビット数と
することが一般的に行われている。
【0015】また本出願人は、特願平7−500482
号として、スペクトル信号から聴感上特に重要なトーン
性の成分、すなわち特定の周波数周辺にエネルギーが集
中している信号成分を分離して、他のスペクトル成分と
は別に符号化する方法を先に提案した。これにより、オ
ーディオ信号等を聴感上の劣化を殆ど生じさせずに、高
い圧縮率で、効率的に符号化することが可能になってい
る。
【0016】実際の符号列を構成するにあたっては、ま
ず、正規化および量子化が行われる帯域毎に量子化精度
情報、正規化係数情報を所定のビット数で符号化し、次
に、正規化および量子化されたスペクトル信号を符号化
すれば良い。また、 ISO/IEC 11172-3:1993(E) では、帯域によって量子化精度情報を表すビット数が異
なるように設定された高能率符号化方式が記述されてお
り、高域になるにしたがって、量子化精度情報を表すビ
ット数が小さくなるように規格化されている。
【0017】量子化精度情報を直接符号化するかわり
に、復号装置において、例えば、正規化係数情報から量
子化精度情報を決定する方法も知られているが、この方
法では、規格を設定した時点で正規化係数情報と量子化
精度情報の関係が決まってしまうので、将来的にさらに
高度な聴覚モデルに基づいた量子化精度の制御を導入す
ることができなくなる。また、実現する圧縮率に幅があ
る場合には圧縮率毎に正規化係数情報と量子化精度情報
との関係を定める必要が出てくる。
【0018】量子化されたスペクトル信号を、例えば、 D.A.Huffman:A Method for Construction of Minimum R
edundancy Codes,Proc.I.R.E.,40,p.1098(1952) に述べられている可変長符号を用いて符号化することに
よって、より効率的に符号化する方法も知られている。
【0019】上述のように符号化された信号をPCM信号
の場合と同様に暗号化して配布することも可能で、この
場合、鍵信号を入手していない者は元の信号を再生する
ことはできない。また、符号化されたビット列を暗号化
するのではなく、PCM信号をランダム信号に変換した
後、圧縮のための符号化を行う方法もあり、この場合も
鍵信号を入手していない者は雑音しか再生することはで
きない。
【0020】しかしながら、これらのスクランブル方法
では、鍵がない場合、あるいは通常の再生装置で再生さ
せた場合には、それを再生させると雑音になってしま
い、そのソフトの内容把握をすることができない。この
ため、例えば、比較的低音質で音楽を記録したディスク
を配布し、それを試聴した者が自分の気に入った者に対
してだけ鍵を購入して高音質で再生できるようにした
り、あるいはそのソフトを試聴してから高音質で記録さ
れたディスクを新たに購入できるようにする、といった
用途に利用することができなかった。
【0021】また従来、高能率符号化を施した信号を暗
号化する場合に、通常の再生装置にとって意味のある符
号列を与えながら、その圧縮効率を下げないようにする
ことは困難であった。すなわち、前述のように、高能率
符号を施してできた符号列にスクランブルをかけた場
合、その符号列を再生しても雑音が発生するばかりでな
く、スクランブルによってできた符号列が、元の高能率
符号の規格に適合していない場合には、再生装置が全く
動作しないこともありうる。また逆に、PCM信号にスク
ランブルをかけた後、高能率符号化した場合には、例え
ば聴覚の性質を利用して情報量を削っていると、その高
能率符号化を解除した時点で、必ずしも、PCM信号にス
クランブルをかけた信号が再現できるわけではないの
で、スクランブルを正しく解除することは困難なものに
なってしまう。このため、圧縮の方法としては効率が下
がっても、スクランブルが正しく解除できる方法を選択
する必要があった。
【0022】本出願人はこのような実情に鑑み、通常、
図41に示すように、オーディオ信号の全体帯の成分を
符号化し、図42に示すように、フレームを記録単位と
してフォーマット化して記録媒体に記録するのを、特願
平8−288542号として、図43に示すように、オ
ーディオ信号を低域の信号(Q(1)乃至Q(C))と
高域の信号(Q(C+1)乃至Q(B))に分け、高域
の部分のみを暗号化(R(Q(C+1))乃至R(Q
(B)))することにより、鍵がなくても再生帯域の狭
い音質で記録されている低域の信号の内容がわかるよう
にし、その試聴結果に基づいて試聴者に高域の部分を復
号するのに必要な鍵を入手するか否かの判断を行わせる
方法を提案した。
【0023】また、本出願人は、特願平9−30109
3号として、図44に示すように、音楽等の音響信号に
解説音声の音響信号を加えたものを第1の符号化方法で
符号化するとともに、解説音声の音響信号をキャンセル
するキャンセル信号を暗号化等の処理を加えた第2の符
号化方法で符号化し、これにより、第1の方法で符号化
された符号のみを復号再生できる再生装置では、解説音
声のついた音楽信号を試聴することができ、第1および
第2の方法で符号化された符号のいずれをも復号再生で
きる再生装置では、解説音声がキャンセルされた、純粋
の音楽信号を試聴することができるようにする方法を提
案した。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャン
セル信号により解説音声をキャンセルする方法では、例
えば音楽データの無音部分に解説音声を入れる必要が生
じた場合、解説音声信号に対して発生した量子化雑音と
解説音声キャンセル信号に対して発生した量子化雑音は
完全に相殺するわけではなく、しかも、雑音をマスキン
グする信号(音楽)がないため、音楽の無音区間では、
雑音が目立ってしまう課題があった。このため、解説音
声を入れる場合には、無音部分を避けるなどの工夫が必
要であった。
【0025】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、雑音が、特に無音部分で目立つようなこと
を抑制しつつ、高品位の情報と試聴用の低品位の情報と
を簡単に提供できるようにするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報記
録再生装置は、入力された第1の情報から第2の情報を
生成する生成手段と、生成手段により生成された第2の
情報を、入力された第1の情報と合成する合成手段と、
合成手段により合成された情報を記録媒体に記録する記
録手段とを備えることを特徴とする。
【0027】請求項8に記載の情報記録再生方法は、入
力された第1の情報から第2の情報を生成する生成ステ
ップと、生成ステップで生成された第2の情報を、入力
された第1の情報と合成する合成ステップと、合成ステ
ップで合成された情報を記録媒体に記録する記録ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0028】請求項9に記載の提供媒体は、入力された
第1の情報から第2の情報を生成する生成ステップと、
生成ステップで生成された第2の情報を、入力された第
1の情報と合成する合成ステップと、合成ステップで合
成された情報を記録媒体に記録する記録ステップとを含
む処理を実行させるコンピュータが読みとり可能なプロ
グラムを提供することを特徴とする。
【0029】請求項10に記載の情報記録再生装置は、
入力された、第1の符号化方式で符号化されている第1
の情報を復号する復号手段と、第2の情報を提供する提
供手段と、復号手段により復号された第1の情報と、提
供手段より提供された第2の情報とを、第2の符号化方
式で符号化する符号化手段と、符号化手段により符号化
された第1の情報と第2の情報を、入力された第1の情
報と合成する合成手段と、合成手段により合成された情
報を記録媒体に記録する記録手段とを備えることを特徴
とする。
【0030】請求項13に記載の情報記録再生方法は、
入力された、第1の符号化方式で符号化されている第1
の情報を復号する復号ステップと、第2の情報を提供す
る提供ステップと、復号ステップで復号された第1の情
報と、提供ステップで提供された第2の情報とを、第2
の符号化方式で符号化する符号化ステップと、符号化ス
テップで符号化された第1の情報と第2の情報を、入力
された第1の情報と合成する合成ステップと、合成ステ
ップで合成された情報を記録媒体に記録する記録ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0031】請求項14に記載の提供媒体は、入力され
た、第1の符号化方式で符号化されている第1の情報を
復号する復号ステップと、第2の情報を提供する提供ス
テップと、復号ステップで復号された第1の情報と、提
供ステップで提供された第2の情報とを、第2の符号化
方式で符号化する符号化ステップと、符号化ステップで
符号化された第1の情報と第2の情報を、入力された第
1の情報と合成する合成ステップと、合成ステップで合
成された情報を記録媒体に記録する記録ステップとを含
む処理を実行させるコンピュータが読みとり可能なプロ
グラムを提供することを特徴とする。
【0032】請求項15に記載の情報記録再生装置は、
第1の符号化方式で符号化されている第1の情報を提供
する第1の提供手段と、第2の情報を提供する第2の提
供手段と、第1の情報と第2の情報とを、第2の符号化
方式で符号化する符号化手段と、第1の情報を、暗号キ
ー情報に基づいて暗号化する暗号化手段と、符号化手段
により符号化された第1の情報と第2の情報を、暗号化
手段により暗号化された第1の情報と合成する合成手段
と、合成手段により合成された情報を記録媒体に記録す
る記録手段とを備えることを特徴とする。
【0033】請求項18に記載の情報記録再生方法は、
第1の符号化方式で符号化されている第1の情報を提供
する第1の提供ステップと、第2の情報を提供する第2
の提供ステップと、第1の情報と第2の情報とを、第2
の符号化方式で符号化する符号化ステップと、第1の情
報を、暗号キー情報に基づいて暗号化する暗号化ステッ
プと、符号化ステップで符号化された第1の情報と第2
の情報を、暗号化ステップで暗号化された第1の情報と
合成する合成ステップと、合成ステップで合成された情
報を記録媒体に記録する記録ステップとを含むことを特
徴とする。
【0034】請求項19に記載の提供媒体は、第1の符
号化方式で符号化されている第1の情報を提供する第1
の提供ステップと、第2の情報を提供する第2の提供ス
テップと、第1の情報と第2の情報とを、第2の符号化
方式で符号化する符号化ステップと、第1の情報を、暗
号キー情報に基づいて暗号化する暗号化ステップと、符
号化ステップで符号化された第1の情報と第2の情報
を、暗号化ステップで暗号化された第1の情報と合成す
る合成ステップと、合成ステップで合成された情報を記
録媒体に記録する記録ステップとを含む処理を実行させ
るコンピュータが読みとり可能なプログラムを提供する
ことを特徴とする。
【0035】請求項20に記載の情報記録再生装置は、
記録媒体に記録されている情報を再生する再生手段と、
再生手段により再生された情報から、暗号化されている
第1の情報を復号する第1の復号手段と、第1の復号手
段により復号された、第1の符号化方式で符号化されて
いる第1の情報を第1の符号化方式で復号する第2の復
号手段と、第2の復号手段により復号された第1の情報
を、第2の符号化方式で符号化し、第2の情報とする符
号化手段と、符号化手段により符号化された第2の情報
を、記録媒体に記録する記録手段とを備えることを特徴
とする。
【0036】請求項24に記載の情報記録再生方法は、
記録媒体に記録されている情報を再生する再生ステップ
と、再生ステップで再生された情報から、暗号化されて
いる第1の情報を復号する第1の復号ステップと、第1
の復号ステップで復号された、第1の符号化方式で符号
化されている第1の情報を第1の符号化方式で復号する
第2の復号ステップと、第2の復号ステップで復号され
た第1の情報を、第2の符号化方式で符号化し、第2の
情報とする符号化ステップと、符号化ステップで符号化
された第2の情報を、記録媒体に記録する記録ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0037】請求項25に記載の提供媒体は、記録媒体
に記録されている情報を再生する再生ステップと、再生
ステップで再生された情報から、暗号化されている第1
の情報を復号する第1の復号ステップと、第1の復号ス
テップで復号された、第1の符号化方式で符号化されて
いる第1の情報を第1の符号化方式で復号する第2の復
号ステップと、第2の復号ステップで復号された第1の
情報を、第2の符号化方式で符号化し、第2の情報とす
る符号化ステップと、符号化ステップで符号化された第
2の情報を、記録媒体に記録する記録ステップとを含む
処理を実行させるコンピュータが読みとり可能なプログ
ラムを提供することを特徴とする。
【0038】請求項26に記載の情報記録再生装置は、
第1の符号化方式で符号化されている第1の情報と、第
2の符号化方式で符号化されている第2の情報が記録さ
れている記録媒体から、第2の情報を再生する再生手段
と、再生手段により再生された第2の情報を第2の符号
化方式で復号する復号手段と、復号手段により復号され
た第2の情報を、第1の符号化方式で符号化し、第3の
情報とする符号化手段と、符号化手段により符号化され
た第3の情報を、記録媒体に記録する記録手段とを備え
ることを特徴とする。
【0039】請求項27に記載の情報記録再生方法は、
第1の符号化方式で符号化されている第1の情報と、第
2の符号化方式で符号化されている第2の情報が記録さ
れている記録媒体から、第2の情報を再生する再生ステ
ップと、再生ステップで再生された第2の情報を第2の
符号化方式で復号する復号ステップと、復号ステップで
復号された第2の情報を、第1の符号化方式で符号化
し、第3の情報とする符号化ステップと、符号化ステッ
プで符号化された第3の情報を、記録媒体に記録する記
録ステップとを含むことを特徴とする。
【0040】請求項28に記載の提供媒体は、第1の符
号化方式で符号化されている第1の情報と、第2の符号
化方式で符号化されている第2の情報が記録されている
記録媒体から、第2の情報を再生する再生ステップと、
再生ステップで再生された第2の情報を第2の符号化方
式で復号する復号ステップと、復号ステップで復号され
た第2の情報を、第1の符号化方式で符号化し、第3の
情報とする符号化ステップと、符号化ステップで符号化
された第3の情報を、記録媒体に記録する記録ステップ
とを含む処理を実行させるコンピュータが読みとり可能
なプログラムを提供することを特徴とする。
【0041】請求項1に記載の情報記録再生装置、請求
項8に記載の情報記録再生方法、および請求項9に記載
の提供媒体においては、入力された第1の情報から生成
された第2の情報が、第1の情報と合成され、記録媒体
に記録される。
【0042】請求項10に記載の情報記録再生装置、請
求項13に記載の情報記録再生方法、および請求項14
に記載の提供媒体においては、暗号化されている第1の
情報が復号され、復号された第1の情報に基づいて第2
の情報が生成される。第2の情報は、第3の情報ととも
に、第2の符号化方式で符号化される。第1の符号化方
式で符号化されている第1の情報とともに記録媒体に記
録される。
【0043】請求項15に記載の情報記録再生装置、請
求項18に記載の情報記録再生方法、および請求項19
に記載の提供媒体においては、第1の符号化方式で符号
化され、かつ第1の暗号化方式で暗号化されている第1
の情報が、その暗号が復号された後、暗号キー情報に基
づいて、第2の暗号化方式で暗号化される。
【0044】請求項20に記載の情報記録再生装置、請
求項24に記載の情報記録再生方法、および請求項25
に記載の提供媒体においては、記録媒体から記録された
情報から、第1の符号化方式で符号化され、かつ、暗号
化されている第1の情報が抽出され、復号される。復号
された第1の情報は、第2の符号化方式で符号化され、
第2の情報として、記録媒体に記録される。
【0045】請求項26に記載の情報記録再生装置、請
求項27に記載の情報記録再生方法、および請求項28
に記載の提供媒体においては、第1の符号化方式で符号
化されている第1の情報と、第2の符号化方式で符号化
されている第2の情報が記録されている記録媒体から、
第2の情報が再生され、復号される。復号された第2の
情報は、第1の符号化方式で符号化され、第3の情報と
して、記録媒体に記録される。
【0046】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0047】請求項1に記載の情報記録再生装置は、入
力された第1の情報(例えば、図2の伝送媒体31より
ATCエンコーダ6に入力される情報)から第2の情報
(例えば、図2の信号変換部32が生成する信号)を生
成する生成手段(例えば、図2の信号変換部32)と、
生成手段により生成された第2の情報を、入力された第
1の情報と合成する合成手段(例えば、図2の符号列合
成部33)と、合成手段により合成された情報を記録媒
体に記録する記録手段(例えば、図2の記録部34)と
を備えることを特徴とする。
【0048】請求項3に記載の情報記録再生装置は、生
成手段が、第1の符号化方式で符号化されている第1の
情報を復号する復号手段(例えば、図13の狭帯域第2
復号部92)と、復号手段により復号された第1の情報
を、第2の符号化方式で符号化する符号化手段(例え
ば、図13の狭帯域第1符号化部93)とを備えること
を特徴とする。
【0049】請求項4に記載の情報記録再生装置は、生
成手段が、暗号化されている第1の情報を復号する暗号
復号手段(例えば、図13の暗号復号部91)をさらに
備え、復号手段は、暗号復号手段により復号された第1
の情報をさらに復号することを特徴とする。
【0050】請求項5に記載の情報記録再生装置は、復
号手段が、トーン成分と非トーン成分とに分離して、そ
れぞれのスペクトル成分が符号化されている第1の情報
から、トーン成分と非トーン成分とを分離する分離手段
(例えば、図15の符号列分解部111)と、分離手段
により分離されたトーン成分と非トーン成分とをそれぞ
れ復号する成分復号手段(例えば、図16のトーン成分
復号部121、非トーン成分復号部122)と、成分復
号手段により復号されたトーン成分と非トーン成分のス
ペクトル成分を合成するスペクトル合成手段(例えば、
図16のスペクトル信号合成部123)とをさらに備え
ることを特徴とする。
【0051】請求項6に記載の情報記録再生装置は、ス
ペクトル合成手段により合成されたスペクトル成分を時
間軸の信号に変換する変換手段(例えば、図15の逆変
換部113)をさらに備えることを特徴とする。
【0052】請求項7に記載の情報記録再生装置は、記
録媒体に記録された第1の情報と第2の情報のうちのい
ずれの再生が指令されたのかを判定する判定手段(例え
ば、図26のステップS11)と、第1の情報の再生が
指令されたと判定されたとき、課金処理を行う課金手段
(例えば、図26のステップS13)と、第1の情報を
記録媒体から再生させる再生手段(例えば、図26のス
テップS15)とをさらに備えることを特徴とする。
【0053】請求項10に記載の情報記録再生装置は、
入力された、第1の符号化方式(例えば、ATC2)で符
号化されている第1の情報(例えば、図27の信号列分
離部211より出力される暗号化されている純粋音楽信
号)を復号する復号手段(例えば、図29の狭帯域第2
復号部233)と、第2の情報(例えば、図27の信号
列分離部211が出力する宣伝音声信号)を提供する提
供手段(例えば、図27の信号列分離部211)と、復
号手段により復号された第1の情報と、提供手段より提
供された第2の情報とを、第2の符号化方式(例えば、
ATC1)で符号化する符号化手段(例えば、図29の狭
帯域第1符号化部235)と、符号化手段により符号化
された第1の情報と第2の情報を、入力された第1の情
報と合成する合成手段(例えば、図27の符号列合成部
213)と、合成手段により合成された情報を記録媒体
に記録する記録手段(例えば、図27の記録部34)と
を備えることを特徴とする。
【0054】請求項15に記載の情報記録再生装置は、
第1の符号化方式(例えば、ATC2)で符号化されてい
る第1の情報(例えば、図31の純粋音楽信号)を提供
する第1の提供手段(例えば、図31の信号列分離部2
11および暗号復号部216)と、第2の情報(例え
ば、図31の宣伝音声信号)を提供する第2の提供手段
(例えば、図31の信号列分離部211)と、第1の情
報と第2の情報とを、第2の符号化方式(例えば、ATC
1)で符号化する符号化手段(例えば、図32の狭帯域
第1符号化部235)と、第1の情報を、暗号キー情報
に基づいて暗号化する暗号化手段(例えば、図31の暗
号化部217)と、符号化手段により符号化された第1
の情報と第2の情報を、暗号化手段により暗号化された
第1の情報と合成する合成手段(例えば、図31の符号
列合成部213)と、合成手段により合成された情報を
記録媒体に記録する記録手段(例えば、図31の記録部
34)とを備えることを特徴とする。
【0055】請求項20に記載の情報記録再生装置は、
記録媒体に記録されている情報を再生する再生手段(例
えば、図36の読み出し部306)と、再生手段により
再生された情報から、暗号化されている第1の情報(例
えば、図39の第2符号列の信号)を復号する第1の復
号手段(例えば、図37の暗号復号部311)と、第1
の復号手段により復号された、第1の符号化方式(例え
ば、ATC2)で符号化されている第1の情報を第1の符
号化方式で復号する第2の復号手段(例えば、図37の
第2復号部312)と、第2の復号手段により復号され
た第1の情報を、第2の符号化方式(例えば、ATC1)
で符号化し、第2の情報(例えば、図39の第3符号列
の信号)とする符号化手段(例えば、図37の第3符号
化部313)と、符号化手段により符号化された第2の
情報を、記録媒体に記録する記録手段(例えば、図36
の書き込み部308)とを備えることを特徴とする。
【0056】請求項26に記載の情報記録再生装置は、
第1の符号化方式(例えば、ATC1)で符号化されてい
る第1の情報(例えば、図39の第1符号列)と、第2
の符号化方式(例えば、ATC2)で符号化されている第
2の情報(例えば、図39の第2符号列)が記録されて
いる記録媒体から、第2の情報を再生する再生手段(例
えば、図36の読み出し部306)と、再生手段により
再生された第2の情報を第2の符号化方式で復号する復
号手段(例えば、図37の第2復号部312)と、復号
手段により復号された第2の情報を、第1の符号化方式
で符号化し、第3の情報(例えば、図39の第3符号
列)とする符号化手段(例えば、図37の第3符号化部
313)と、符号化手段により符号化された第3の情報
を、記録媒体に記録する記録手段(例えば、図36の書
き込み部308)とを備えることを特徴とする。
【0057】図1は、本発明を適用した光磁気ディスク
装置の構成例を表している。この光磁気ディスク装置3
0においては、光磁気ディスク11が、スピンドルモー
タ12により回転駆動されるようになされている。
【0058】光磁気ディスク11に対するデータの記録
時には、例えば光学ヘッド13によりレーザ光を照射し
た状態で、記録データに応じた変調磁界を磁気ヘッド1
0により印加することによって、すなわち、磁界変調記
録により、光磁気ディスク11の記録トラックに沿って
データが記録される。また再生時には、光磁気ディスク
11の記録トラックを光学ヘッド13によりレーザ光で
トレースして、磁気光学的に再生が行われる。
【0059】光学ヘッド13は、例えば、レーザダイオ
ード等のレーザ光源、コリメータレンズ、対物レンズ、
偏光ビームスプリッタ、シリンドリカルレンズ等の光学
部品、および所定のパターンの受光部を有するフォトデ
ィテクタ等から構成されている。この光学ヘッド13
は、光磁気ディスク11を介して磁気ヘッド10と対向
する位置に設けられている。光磁気ディスク11にデー
タを記録するとき、後述する記録系の磁気ヘッド駆動回
路9により磁気ヘッド10を駆動して、記録データに応
じた変調磁界を光磁気ディスク11に印加するととも
に、光学ヘッド13により光磁気ディスク11の目的ト
ラックにレーザ光を照射することによって、磁界変調方
式により熱磁気記録が行われる。また、この光学ヘッド
13は、目的トラックに照射したレーザ光の反射光を検
出し、例えばいわゆる非点収差法によりフォーカスエラ
ーを検出し、さらに、いわゆるプッシュプル法によりト
ラッキングエラーを検出する。光磁気ディスク11から
データを再生するとき、光学ヘッド13はフォーカスエ
ラーやトラッキングエラーを検出すると同時に、レーザ
光の目的トラックからの反射光の偏光角(カー回転角)
の違いを検出して再生信号を生成する。
【0060】光学ヘッド13の出力は、RF回路14に供
給される。このRF回路14は、光学ヘッド13の出力か
らフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を抽
出してサーボ制御回路15に供給するとともに、再生信
号を2値化して、後述する再生系のデコーダ16に供給
する。
【0061】サーボ制御回路15は、例えばフォーカス
サーボ制御回路、トラッキングサーボ制御回路、スピン
ドルモータサーボ制御回路、スレッドサーボ制御回路等
から構成される。フォーカスサーボ制御回路は、フォー
カスエラー信号が最小になるように、光学ヘッド13の
光学系のフォーカス制御を行う。またトラッキングサー
ボ制御回路は、トラッキングエラー信号が最小になるよ
うに、光学ヘッド13の光学系のトラッキング制御を行
う。さらにスピンドルモータサーボ制御回路は、光磁気
ディスク11を所定の回転速度(例えば一定線速度)で
回転駆動するようにスピンドルモータ12を制御する。
また、スレッドサーボ制御回路は、システムコントロー
ラ22により指定される光磁気ディスク11の目的トラ
ック位置に光学ヘッド13および磁気ヘッド10を移動
させる。このような各種制御動作を行うサーボ制御回路
15は、それにより制御される各部の動作状態を示す情
報をシステムコントローラ22に送る。
【0062】システムコントローラ22にはキー入力操
作部23や表示部24が接続されている。このシステム
コントローラ22は、キー入力操作部23の操作に対応
する操作入力情報により記録系および再生系の制御を行
う。またシステムコントローラ22は、光磁気ディスク
11の記録トラックからのヘッダタイムやサブコードの
Qデータ等により再生されるセクタ単位のアドレス情報
に基づいて、光学ヘッド13および磁気ヘッド10がト
レースしている記録トラック上の記録位置や再生位置を
管理する。さらにシステムコントローラ22は、データ
圧縮率と記録トラック上の再生位置情報とに基づいて表
示部24に再生時間を表示させる制御を行う。
【0063】この再生時間表示は、光磁気ディスク11
の記録トラックから再生される、いわゆるヘッダタイム
やサブコードのQデータ等に基づいて演算されるセクタ
単位のアドレス情報(絶対時間情報)に対し、データ圧
縮率の逆数(例えば1/4圧縮のときには4)を乗算す
ることにより、実際の時間情報を求め、これを表示部2
4に表示させることにより行われるものである。なお、
記録時においても、例えば光磁気ディスク11の記録ト
ラックに予め絶対時間情報が記録されている(プリフォ
ーマットされている)場合に、このプリフォーマットさ
れた絶対時間情報を読み取って、データ圧縮率の逆数を
乗算することにより、現在位置を実際の記録時間で表示
させることも可能である。
【0064】光磁気ディスク装置30の記録系において
は、入力端子1からのアナログオーディオ入力信号AIN
がローパスフィルタ(LPF)2を介してA/D変換器3
に供給され、このA/D変換器3は、アナログオーディ
オ入力信号AINを量子化する。A/D変換器3から得ら
れたデジタルオーディオ信号は、ATC(Adaptive Transf
orm Coding)エンコーダ6に供給される。また、入力端
子4からのデジタルオーディオ入力信号DINがデジタル
入力インタフェース回路5を介してATCエンコーダ6に
供給される。ATCエンコーダ6は、入力信号AINまたは
入力信号DINを、例えば、ATRAC(Adaptive Transform
Acoustic Coding)(商標)などのATC方式(以下、これ
をATC1方式と称する)、またはそれより圧縮効率が高
いATC2方式で、所定のデータ圧縮率にビット圧縮(デ
ータ圧縮)処理する(符号化する)ものであり、ATCエ
ンコーダ6から出力される圧縮データ(ATCデータ)
は、RAM7に供給される。例えばデータ圧縮率が1/8
の場合、ここでのデータ転送速度は、標準のCD-DAのフ
ォーマット(音楽用のCDのフォーマット)のデータ転送
速度(75セクタ/秒)の1/8(9.375セクタ/
秒)に低減される。
【0065】RAM7は、データの書き込みおよび読み出
しがシステムコントローラ22により制御され、ATCエ
ンコーダ6から供給されるATCデータを一時的に記憶し
ておき、必要に応じて光磁気ディスク11上に記録する
ためのバッファメモリとして用いられている。すなわ
ち、例えばデータ圧縮率が1/8の場合、ATCエンコー
ダ6から供給される圧縮オーディオデータは、そのデー
タ転送速度が、標準的なCD-DAフォーマットのデータ転
送速度(75セクタ/秒)の1/8、すなわち9.37
5セクタ/秒に低減されており、この圧縮データがRAM
7に連続的に書き込まれる。この圧縮データ(ATCデー
タ)は、前述したように、通常のCDの音楽データの8セ
クタ分のデータを1セクタに記録すれば足りる。
【0066】すなわち、この記録は、休止期間を介し
て、所定の複数セクタ(例えば32セクタ+数セクタ)
からなるクラスタを記録単位として、標準的なCD-DAフ
ォーマットと同じデータ転送速度(75セクタ/秒)で
バースト的に行われる。RAM7においては、ビット圧縮
レートに応じた9.375(=75/8)セクタ/秒の
低い転送速度で連続的に書き込まれたデータ圧縮率1/
8のATCオーディオデータが、記録データとして、75
セクタ/秒の転送速度で、バースト的に読み出される。
この読み出されて記録されるデータについて、記録休止
期間を含む全体的なデータ転送速度は、9.375セク
タ/秒の低い速度となっているが、バースト的に行われ
る記録動作の時間内での瞬時的なデータ転送速度は標準
的な75セクタ/秒となっている。従って、ディスク回
転速度が標準的なCD-DAフォーマットと同じ速度(一定
線速度)のとき、CD-DAフォーマットと同じ記録密度、
記憶パターンの記録が行われることになる。
【0067】RAM7から75セクタ/秒の(瞬時的な)
転送速度でバースト的に読み出されたATCオーディオデ
ータ、すなわち記録データは、エンコーダ8に供給され
る。ここで、RAM7からエンコーダ8に供給されるデー
タ列において、1回の記録で連続記録される単位は、複
数セクタ(例えば32セクタ)からなるクラスタおよび
クラスタの前後位置に配されたクラスタ接続用の数セク
タとされている。このクラスタ接続用セクタは、データ
の記録領域を、エンコーダ8でのインターリーブ長(3
2セクタ)より長く設定することで、インターリーブさ
れたデータが他のクラスタのデータに影響を与えないよ
うにするためのものである。
【0068】エンコーダ8は、RAM7から上述したよう
にバースト的に供給される記録データについて、エラー
訂正のための符号化処理(パリティ付加およびインター
リーブ処理)やEFM符号化処理などを施す。このエンコ
ーダ65による符号化処理の施された記録データが磁気
ヘッド駆動回路9に供給される。この磁気ヘッド駆動回
路9は、記録データに応じた変調磁界を光磁気ディスク
11に印加するように磁気ヘッド10を駆動する。
【0069】システムコントローラ22は、RAM7に対
する上述の如きメモリ制御を行うとともに、このメモリ
制御によりRAM7からバースト的に読み出される記録デ
ータを、光磁気ディスク11の記録トラックに連続的に
記録するように記録位置の制御を行う。この記録位置の
制御は、システムコントローラ22によりRAM7からバ
ースト的に読み出される記録データの記録位置を管理し
て、光磁気ディスク11の記録トラック上の記録位置を
指定する制御信号をサーボ制御回路15に供給すること
によって行われる。
【0070】次に、再生系について説明する。この再生
系は、上述の記録系により光磁気ディスク11の記録ト
ラック上に連続的に記録された記録データを再生するた
めのものであり、光学ヘッド13によって光磁気ディス
ク11の記録トラックをレーザ光でトレースすることに
より得られる再生出力が、RF回路14により2値化され
て供給されるデコーダ16を備えている。光学ヘッド1
3は、光磁気ディスク11のみではなく、CD(Compact
Disc)と同様の再生専用光ディスクの読み出しも行うこ
とができる。
【0071】デコーダ16は、上述の記録系におけるエ
ンコーダ8に対応するものであって、RF回路14により
2値化された再生出力について、エラー訂正のための上
述の如き復号処理やEFM復号処理などの処理を行い、上
述のデータ圧縮率1/8のATCオーディオデータを、正
規の転送速度よりも早い75セクタ/秒の転送速度で再
生する。このデコーダ16により得られる再生データ
は、RAM17に供給される。
【0072】RAM17は、そのデータの書き込みおよび
読み出しがシステムコントローラ22により制御され、
デコーダ16から75セクタ/秒の転送速度で供給され
る再生データが、そのまま75セクタ/秒の転送速度
で、バースト的に書き込まれる。また、このRAM17か
らは、75セクタ/秒の転送速度でバースト的に書き込
まれた再生データが、データ圧縮率1/8に対応する
9.375セクタ/秒の転送速度で連続的に読み出され
る。
【0073】システムコントローラ22は、再生データ
をRAM17に75セクタ/秒の転送速度で書き込むとと
もに、RAM17から再生データを9.375セクタ/秒
の転送速度で連続的に読み出すようなメモリ制御を行
う。また、システムコントローラ22は、RAM17に対
して上述の如きメモリ制御を行うとともに、このメモリ
制御によりRAM17にバースト的に書き込まれる再生デ
ータが光磁気ディスク11の記録トラックから連続的に
再生されるように再生位置の制御を行う。この再生位置
の制御は、システムコントローラ22によりRAM17か
らバースト的に読み出される再生データの再生位置を管
理して、光磁気ディスク11の記録トラック上の再生位
置を指定する制御信号をサーボ制御回路15に供給する
ことによって行われる。
【0074】RAM17から9.375セクタ/秒の転送
速度で連続的に読み出された再生データとして得られる
ATCオーディオデータは、ATCデコーダ18に供給され
る。このATCデコーダ18は、記録系のATCエンコーダ6
に対応するもので、例えばATCデータを8倍にデータ伸
張(ビット伸張)することで16ビットのデジタルオー
ディオデータを再生する。このATCデコーダ18からの
デジタルオーディオデータは、D/A変換器19に供給
される。
【0075】D/A変換器19は、ATCデコーダ18か
ら供給されるデジタルオーディオデータをアナログ信号
に変換して、アナログオーディオ信号AOUTを形成す
る。このD/A変換器19により得られるアナログオー
ディオ信号AOUTは、ローパスフィルタ20を介して出
力端子21から出力される。
【0076】この光磁気ディスク装置30においては、
図2に示すように、電話回線、ネットワークなどで構成
される伝送媒体31から入力端子4を介して入力された
オーディオデータをATCエンコーダ6でエンコードした
後、図1のRAM7、エンコーダ8、磁気ヘッド駆動回路
9、および磁気ヘッド10などで構成される記録部34
により、光磁気ディスク11に記録することができるよ
うになされている。以下に、この図2の説明をするが、
その前に、伝送媒体31に、オーディオ信号を伝送する
伝送装置について、図3を参照して説明する。
【0077】この伝送装置においては、変換部41が、
図示せぬ装置から入力されたオーディオ信号をスペクト
ル成分に変換し、信号成分符号化部42に出力してい
る。信号成分符号化部42は、入力されたスペクトラム
成分を、トーン成分と非トーン成分とに分離し、それぞ
れをATC2方式で符号化して、符号列生成部43に出力
している。
【0078】符号列生成部43は、信号成分符号化部4
2より入力されたトーン成分および非トーン成分の符号
から符号列を生成し、暗号化部44に出力している。暗
号化部44は、符号列生成部43より入力された符号列
を暗号化し、伝送媒体31に伝送するようになされてい
る。
【0079】次に、その動作について説明する。変換部
41は、入力された時間軸上の信号をスペクトル成分に
変換して(周波数軸上の信号に変換して)、信号成分符
号化部42に出力する。信号成分符号化部42は、入力
されたスペクトル成分をトーン成分と非トーン成分とに
分離し、それぞれを符号化し、符号列生成部43に出力
する。符号列生成部43は、トーン成分の符号と非トー
ン成分の符号とを合成し、符号列として暗号化部44に
出力する。暗号化部44は、入力された符号列を暗号化
し、伝送媒体31に出力する。
【0080】図4は、変換部41の構成例を表してい
る。この構成例においては、入力された信号が、帯域分
割フィルタ51により、所定の周波数帯域毎に分割され
(この例においては、4つの周波数帯域に分割され)、
順スペクトル変換部52−1乃至52−4は、それぞれ
4つの周波数帯域の信号をスペクトル成分に変換し、信
号成分符号化部42に出力する。
【0081】なお、帯域分割フィルタ51は、例えば、
図5に示すように、帯域分割フィルタ51−1乃至51
−3により構成することができる。この構成例の場合、
帯域分割フィルタ51−1により、入力された信号を、
より高い周波数の帯域と、より低い周波数の帯域の2つ
の信号に分割し、より高い周波数の帯域の信号は、さら
に帯域分割フィルタ51−2により、その中で、より高
い方の周波数の信号と、より低い周波数の信号に分割さ
れる。また、帯域分割フィルタ51−1より出力され
た、低い周波数側の信号は、帯域分割フィルタ51−3
により、その中で、より高い周波数の信号成分と、より
低い周波数の信号成分とに分割される。
【0082】図5の帯域分割フィルタ51−1乃至51
−3は、QMF(Quadrature Mirror Filter)フィルタに
より構成されているが、PQF(Polyphase Quadrature Fi
lter)により構成することもできる。いずれにしても、
帯域分割フィルタ51より出力される信号、または帯域
分割フィルタ51−2,51−3より出力される信号
は、帯域分割フィルタ51に入力される信号、または帯
域分割フィルタ51−1に入力される信号の1/4に間
引かれた信号であり、スペクトル変換処理必要なバッフ
ァメモリの量を抑制しながら、高い周波数分解能を得る
ことが可能となる。
【0083】順スペクトル変換部52−1乃至52−4
の出力は、例えば、図6に示すようになる。同図におい
て、縦軸は、MDCTのスペクトルの絶対値のレベルをデシ
ベルに変換して示している。入力信号は、所定の時間ブ
ロック毎に、64個のスペクトル信号に変換されてい
る。
【0084】図3の信号成分符号化部42は、例えば、
図7に示すように構成される。この構成例においては、
変換部41より入力された順スペクトル成分が、トーン
成分分離部61において、トーン成分と非トーン成分と
に分離される。そして、トーン成分は、トーン成分符号
化部62に入力され、符号化され、非トーン成分は、非
トーン成分符号化部63に入力され、符号化される。
【0085】図6においては、3個のトーン成分(トー
ン成分1乃至トーン成分3)を分離した様子が示されて
いる。これらの各トーン成分は、その周波数軸上の位置
データ(位置データ1乃至位置データ3)とともに符号
化される。
【0086】一般的に、音質を劣化させないためには、
少数のスペクトルにエネルギーが集中する信号成分とし
てのトーン性の信号成分は、他のスペクトル成分(非ト
ーン成分)に較べて、非常に高い精度で量子化する必要
がある。トーン成分を分離した後の各符号化ユニット内
のスペクトル係数は、聴感上の音質を劣化させることな
く、比較的少ないステップ数で量子化する。これによ
り、オーディオ信号を聴感上の劣化を殆ど生じさせず
に、高い圧縮率で、効率的に符号化することができる。
【0087】図6では、図を簡略化するために、比較的
少数のスペクトルしか図示していないが、実際のトーン
性信号では、数十のスペクトルから構成される符号化ユ
ニット内の数個のスペクトル係数にエネルギーが集中す
るので、そのようなトーン成分を分離したことによるデ
ータ量の増加は、比較的少なく、トーン性成分を分離す
ることによって、全体として符号化効率を向上させるこ
とができる。
【0088】周波数分解能が高いと、その分、特定のス
ペクトル信号にエネルギーが集中するため、トーン成分
を分離する方法は、より効果的となる。
【0089】図6に示すように、入力信号は、所定の時
間ブロック毎に64個のスペクトル信号に変換され、各
スペクトル信号が、「1」から「8」の8個の帯域(符
号化ユニット)毎に正規化され、かつ、量子化される。
量子化精度は、周波数成分の分布の仕方によって、符号
化ユニット毎に変化させることにより、音質の劣化を最
小限に抑えて、聴覚的に効率のよい符号化が可能とな
る。
【0090】トーン成分符号化部62(非トーン成分符
号化部63も同様)は、例えば、図8に示すように構成
される。トーン成分分離部61より出力されたトーン成
分は、正規化部71と量子化精度決定部72に入力され
る。正規化部71は、各帯域(符号化ユニット)毎に、
その帯域内の最大値を基準にして、各レベルを正規化
し、量子化部73に出力する。量子化精度決定部72
は、入力された帯域(符号化ユニット)内における量子
化精度を決定し、決定した量子化精度を量子化部73に
出力する。量子化部73は、正規化部71より入力され
た正規化された信号レベルを、量子化精度決定部72よ
り入力された量子化精度に対応して量子化する。量子化
部73は、量子化された信号成分に加えて、正規化係数
情報や量子化精度情報も、後段の符号列生成部43に出
力する。
【0091】図3の符号列生成部43は、生成した符号
列を、所定のバイト数で構成されるフレームを伝送単位
として、図9に示すように、伝送媒体31に記録するた
めにフォーマット化する。各フレーム毎に、符号化のた
めに実際に使用されるバイト数は、符号化ユニット数と
量子化精度データによって決定される。実際に使用され
るバイト数が、各フレームに割り当てられているバイト
数よりも小さい場合、各フレームの最後に空き領域が生
じる。この空き領域には、例えば、0の値をとるバイト
データをダミーデータとして記録することができる。音
質を向上させるためには、このダミーデータを小さくす
るようにするが、量子化精度データを調整することによ
って、この空き領域を意図的に確保することも可能であ
る。また、量子化精度情報として量子化ビット数を符号
列に含め、各スペクトル信号を量子化ビット数で量子化
するようにすれば、各フレーム毎に必要な総ビット数を
容易に計算することができ、従って、空き領域の大きさ
も容易に計算することが可能となる。
【0092】量子化されたスペクトル信号のうち、頻度
の高いものに対しては、比較的短い符号長を割り当て、
頻度の低いものに対しては、比較的長い符号長を割り当
てることにより、符号化効率を高めることができる。ま
た、変換ブロック長を長くとることにより、量子化精度
情報や、正規化係数情報といったサブ情報の量を相対的
に削減することができ、さらに、周波数分解能をあげる
ことができるので、周波枢軸上で、量子化精度をより細
やかに制御することが可能となり、符号化効率を高める
ことができる。
【0093】図9の例では、各フレームの先頭にヘッダ
が配置され、ヘッダには、同期信号と、そのフレームに
含まれる符号化ユニット数が記述されている。
【0094】ヘッダの次には、トーン成分が記述されて
いる。このトーン成分は、トーン成分数データと各トー
ン成分のデータにより構成されている。各トーン成分の
データは、そのトーン成分の位置を表す位置データ、量
子化精度データ、正規化係数データ、およびスペクトル
係数データとにより構成されている。
【0095】トーン成分のデータの次に、非トーン成分
の量子化精度データ、正規化係数データ、およびスペク
トル係数データが配置されている。
【0096】図3の暗号化部44は、例えば、図10に
示すように構成される。この構成例においては、制御部
81が、疑似ランダムビット列を生成するのに必要な初
期値情報を発生し、疑似ランダムビット列生成部82に
出力する。疑似ランダムビット列生成部82は、入力さ
れた、例えば、長さが100ビットの初期値を2乗し
て、中央の100ビットのみを残すという処理を、所定
回数繰り返して得られる乱数列の下から50番目のビッ
トを、疑似ランダムビット列として選択し、そのビット
を排他的論理和回路83に出力する。排他的論理和回路
83は、符号列生成部43(図3)より入力された符号
列と、疑似ランダムビット列生成部82より入力された
疑似ランダムビット列の排他的論理和を演算し、その演
算結果を出力する。
【0097】図11は、排他的論理和回路83において
行われる処理により、暗号化が行われる原理を表してい
る。同図に示すように、符号列生成部43より入力され
る符号列(図11における符号列A)と、疑似ランダム
ビット列生成部82より入力される疑似ランダムビット
列(図11におけるビット列B)の排他的論理和を演算
すると、もとの符号列(図11の符号列A)と異なる符
号列(図11において、A+Bとして示す符号列)(暗
号化された符号列)が得られる。
【0098】図11に示すように、排他的論理和回路8
3より出力された符号列(図11のA+Bの符号列)
と、疑似ランダムビット列(図11の符号列B)の排他
的論理和をさらに演算すると、その演算の結果得られる
符号列(図11においてA+B+Bとして示す符号列)
は、もとの符号列(図11の符号列A)と同一となる。
すなわち、暗号化された符号列を復号することができ
る。
【0099】以上のようにして、図3の伝送装置から、
例えばATC2の符号化方式で符号化された広帯域の音楽
信号が、図2の伝送媒体31を介して、光磁気ディスク
装置30に供給される。光磁気ディスク装置30は、そ
のATCエンコーダ6の信号変換部32において、伝送媒
体31より入力されたATC2の方式で符号化されている
広帯域の音楽信号から、ATC1の符号化方式で符号化さ
れた狭帯域の音楽信号を生成し、符号列合成部33に出
力している。符号列合成部33は、伝送媒体31より入
力された広帯域の暗号化されている音楽信号と、信号変
換部32より入力されたATC1方式で符号化された、暗
号化されていない狭帯域の音楽信号の符号列とを合成
し、記録部34に供給する。記録部34により、符号列
合成部43より出力された符号列が、光磁気ディスク1
1上に記録される。
【0100】図12は、このようにして、光磁気ディス
ク11に記録されるフォーマットを表している。同図に
おいて、第2符号列として示されている符号列は、図2
において伝送媒体31から符号列合成部33に直接供給
された暗号化されている広帯域の音楽信号の符号列であ
り、第1符号列として示されている符号列は、図2の信
号変換部32で、伝送媒体31より供給された符号列
(第2符号列)から生成した狭帯域のATC1方式で符号
化された暗号化されていない音楽信号の符号列である。
【0101】第2符号列のデータは、より圧縮率の高い
ATC2方式で、ATC1の2倍のブロック長でスペクトル変
換して符号化されている。従って、この例では、第1符
号列としては、各フレームに左チャンネルのオーディオ
信号、または右チャンネルのオーディオ信号が、それぞ
れ1個ずつ配置されているが、第2符号列としては、左
チャンネルの符号列が2個のフレームに配置され、右チ
ャンネルの符号列も2個のフレームに配置されている。
【0102】図2の信号変換部32は、例えば、図13
に示すように構成される。この構成例においては、伝送
媒体31より入力された、暗号化されており、かつ、AT
C2方式で符号化されている広帯域の音楽信号の符号列
(図12の第2符号列)の暗号が復号され、狭帯域第2
復号部92に供給されている。狭帯域第2復号部92
は、入力されたATC2により符号化されている広帯域の
音楽信号の符号列をATC2方式で狭帯域に(低い周波数
成分だけを)復号し、狭帯域第1符号化部93に出力す
る。狭帯域第1符号化部93は、入力された音楽信号を
ATC1方式で符号化し、狭帯域の符号列(図12の第1
符号列)として、符号列合成部33(図2)に出力す
る。
【0103】暗号復号部91は、例えば、図14に示す
ように構成されている。同図に示すように、制御部10
1は、図10の制御部81が出力した初期値情報を、入
力された情報から読み取ると、それを疑似ランダムビッ
ト列生成部102に出力する。疑似ランダムビット列生
成部102は、入力された初期値情報に対応して、疑似
ランダムビット列を生成する。疑似ランダムビット列生
成部102で生成された疑似ランダムビット列は、排他
的論理和回路103に供給され、伝送媒体31から伝送
された暗号化データと、排他的論理和演算される。図1
1を参照して説明したように、暗号化データを、暗号化
に用いられた疑似ランダムビット列と、さらに排他的論
理和演算することにより、暗号を復号することができ
る。この暗号が復号されたデータが、図13の狭帯域第
2復号部92に供給される。
【0104】狭帯域第2復号部92は、例えば、図15
に示すように構成される。この構成例においては、暗号
復号部91により暗号が復号された符号列が、符号列分
解部111において、トーン成分の符号列と非トーン成
分の符号列とに分解される。
【0105】信号成分復号部112は、例えば、図16
に示すように構成されており、符号列分解部111より
入力されたトーン成分は、トーン成分復号部121に入
力され、非トーン成分は、非トーン成分復号部122に
入力される。トーン成分復号部121は、入力されたト
ーン成分をATC2方式で復号し、復号結果を、スペクト
ル信号合成部123に出力する。非トーン成分復号部1
22も、入力された非トーン成分をATC2方式で復号
し、復号結果を、スペクトル信号合成部123に出力す
る。スペクトル信号合成部123は、入力されたトーン
成分の復号結果と非トーン成分の復号結果とを合成し、
図15の逆変換部113に出力する。
【0106】図16のトーン成分復号部121は、図1
7に示すように構成されている。すなわち、逆量子化部
131は、符号列分解部111より入力されたトーン成
分を逆量子化し、逆正規化部132に出力する。逆正規
化部132は、図8の正規化部71における場合と逆の
処理を行うことで、逆正規化処理を行い、もとのレベル
のトーン成分のスペクトラム成分を出力する。
【0107】図示は省略するが、非トーン成分復号部1
22も図17に示したトーン成分復号部121と同様
に、逆量子化部と逆正規化部により構成され、同様の処
理により、非トーン成分のスペクトラム成分を出力す
る。
【0108】図15の逆変換部113は、例えば、図1
8に示すように構成される。すなわち、信号成分復号部
112のスペクトル信号合成部123より出力されたス
ペクトル信号は、逆スペクトル変換部141−1,14
1−2に入力され、各周波数帯域毎に、逆スペクトル変
換処理が行われる。すなわち、この処理は、図4の順ス
ペクトル変換部52−3,52−4(狭帯域の処理なの
で、図4の順スペクトル変換部52−1乃至52−4の
うち、低域側のものに対応するものだけが存在する)と
逆の処理となる。逆スペクトル変換部141−1,14
1−2より出力された信号は、帯域合成フィルタ142
に入力され、時間軸上の信号として合成される。
【0109】図13の狭帯域第1符号化部93は、図1
9に示すように構成される。この構成例においては、変
換部151が、狭帯域第2復号部92より出力された狭
帯域の音声信号を、順スペクトル成分に変換する。そし
て、スペクトル成分は、信号成分符号化部152におい
て、正規化された後、量子化される。符号列生成部15
3は、信号成分符号化部152で量子化された符号から
符号列を生成し、図2の符号列合成部33に出力する。
【0110】この図19の変換部151乃至符号列生成
部153は、図3の変換部41乃至符号列生成部43と
基本的に同様の処理を行うことになる。ただし、図3の
伝送装置の場合より狭帯域の処理を行うので、変換部1
51は、図20に示すように、帯域分割フィルタ16
1、および順スペクトル変換部162−1,162−2
により構成される。この順スペクトル変換部162−
1,162−2は、図4のより低域側の成分を処理する
順スペクトル変換部52−3,52−4に対応する。ま
た、信号成分符号化部152は、すべてのスペクトル成
分を非トーン成分として取り扱うため、図7に示すよう
な信号成分符号化部は設けられておらず、図8に示すよ
うな正規化部71、量子化精度決定部72、および量子
化部73により構成され、ATC1方式で符号化処理を行
う。
【0111】以上のようにして、図2の符号列合成部3
3は、信号変換部32より入力された狭帯域のATC1方
式で符号化された符号列と、伝送媒体31より供給され
たATC2方式で符号化され、暗号化されている符号列と
を合成し、記録部34に供給し、光磁気ディスク11に
記録させる。これにより、上述したように、光磁気ディ
スク11には、図12に示したようなデータが記録され
る。
【0112】以上のようにして、光磁気ディスク11に
記録された音楽信号を再生するとき、図1のATCデコー
ダ18は、図21に示す機能ブロックを用いて再生処理
を実行する。すなわち、光磁気ディスク11より再生さ
れた符号列は、符号列分解部171に入力され、第1符
号列、第2符号列、および暗号キー特定情報が抽出さ
れ、それぞれ第1復号部172、第2復号部175、ま
たは制御部174に供給されるようになされている。制
御部174には、キー入力操作部23を操作して、ユー
ザが入力した指示情報も入力されている。制御部174
は、暗号化されている音楽信号の再生がユーザより指示
されたとき、符号列分解部171より入力された暗号キ
ー特定情報(初期値情報)に基づいて、暗号キー情報
(疑似ランダムビット列)を生成し、暗号キー情報とし
て、第2復号部175に出力している。
【0113】第2復号部175は、制御部174より入
力された暗号キー情報に基づいて、符号列分解部171
より入力された、暗号化されている音楽信号(第2符号
列)を復号し、選択部173に出力している。選択部1
73にはまた、第1復号部172が、符号列分解部17
1より入力された、暗号化されていない音楽信号(第1
符号列)を復号した結果が入力されている。選択部17
3は、制御部174からの制御信号に対応して、第1復
号部172または第2復号部175の出力の一方を選択
し、D/A変換器19、ローパスフィルタ20を介し
て、端子21から出力するようになされている。
【0114】図22は、第1復号部172の構成例を表
している。信号成分復号部181は、符号列分解部17
1より入力された符号列をATC1方式で復号し、逆変換
部182に出力する。逆変換部182は、信号成分復号
部181より入力されたスペクトラム成分を時間軸上の
信号に逆変換して出力する。
【0115】この信号成分復号部181は、図15の信
号成分復号部112と基本的に同様の構成とされ(ただ
し、図15の信号成分復号部112は、ATC2方式の復
号を行い、信号成分復号部181は、ATC1方式の復号
を行う)、逆変換部182は、図15の逆変換部113
(従って、図18の逆変換部113)と基本的に同様の
構成とされている(ただし、図15の逆変換部113は
ATC2方式の逆変換処理を行うが、逆変換部182はATC
1方式の逆変換処理を行う)。
【0116】図23は、図21の第2復号部175の構
成例を表している。暗号復号部191は、図13の暗号
復号部91(従って、図14の暗号復号部91)と同様
に構成されており、符号列分解部171より入力され
た、暗号化されているATC2方式で符号化されている広
帯域の音楽信号の第2符号列を、制御部174より入力
された暗号キー情報に対応して復号し、符号列分解部1
92に出力する。符号列分解部192は、入力された信
号をトーン成分と非トーン成分に分解し、信号成分復号
部193に出力する。信号成分復号部193は、図15
の信号成分復号部112(従って、図16の信号成分復
号部112)と基本的に同様の構成とされている。ただ
し、信号成分復号部112がATC2方式で狭帯域の復号
処理を行うのに対して、信号成分復号部193は、ATC
2方式で広帯域の復号処理を行う。
【0117】逆変換部194は、信号成分復号部193
より入力されたスペクトラム成分を、時間軸上の信号に
変換する処理を行う。この逆変換部194は、図15の
逆変換部113と基本的に同様の処理を行うものである
が、ここで、処理対象とされている音楽信号が広帯域の
音楽信号であるため、図24に示すように、逆スペクト
ル変換部201−1乃至201−4と帯域合成フィルタ
202により構成される。図18の逆変換部141−
1,141−2は、図24の逆変換部194の低域側の
逆スペクトル変換部201−3,201−4に対応し、
逆変換部194は、より高域側の処理を行う逆スペクト
ル変換部201−1,201−2も有している。
【0118】この帯域合成フィルタ202は、図4にお
ける帯域分割フィルタ51と同様に、PQFフィルタによ
り構成することができるが、図25に示すように、QMF
フィルタよりなる帯域合成フィルタ202−1乃至20
2−3により構成することもできる。図25の帯域合成
フィルタ202においては、帯域合成フィルタ202−
1が、より高い周波数帯域の2つの帯域を合成し、帯域
合成フィルタ202−2が、より低い周波数帯域側の2
つの周波数帯域の信号を合成する。帯域合成フィルタ2
02−3は、帯域合成フィルタ202−1の出力と、帯
域合成フィルタ202−2の出力を合成する。
【0119】次に、図26のフローチャートを参照し
て、再生処理の動作について説明する。ユーザは、キー
入力操作部23を操作して、暗号化されている広帯域の
音楽信号(有料)を再生するのか、あるいは、試聴用の
暗号化されていない狭帯域の音楽信号(無料)を再生す
るのかを指令する。この指令は、システムコントローラ
22からATCデコーダ18の制御部174に入力され
る。制御部174は、ステップS11において、このシ
ステムコントローラ22からの指示情報から、いま指令
されているのが高品位の音楽の再生であるのか否かを判
定する。いま、指令されているのが、狭帯域の音楽信号
(図12の第1符号列の信号)である場合、ステップS
16に進み、制御部174は、選択部173を制御し、
第1復号部172の出力を選択させる。
【0120】すなわち、この時、第1復号部172は、
符号列分解部171より入力される、図12の第1符号
列の信号をATC1方式で復号する。復号出力は信号成分
復号部181において逆量子化されるとともに、逆正規
化処理される。逆変換部182は、逆正規化処理された
スペクトル成分を逆変換し、帯域合成して、出力する。
【0121】一方、高品位の音楽信号の再生が指令され
ている場合、ステップS12に進み、制御部174は、
予め記憶されている値Pが正であるか否かを判定する。
この値Pは、ユーザが、例えば所定の料金を支払うなど
して、伝送媒体31を介して供給されるか、あるいは、
記録媒体を介して供給された値であり、この値Pで示す
回数だけ暗号化されている有料情報を復号(再生)する
ことができるようになされている。制御部174は、こ
の記憶している値Pが正であると判定した場合、ステッ
プS13に進み、Pを1だけデクリメントする。そし
て、ステップS14において、制御部174は、符号列
分解部171から入力される暗号キー指定情報(初期
値)に基づいて、暗号キー情報を内蔵するテーブルから
生成し、それを第2復号部175に出力する。そして、
ステップS15において、制御部174は、選択部17
3を制御し、第2復号部175の出力を選択させ、出力
させる。
【0122】すなわち、この時、第2復号部175は、
暗号復号部191において、制御部174より入力され
た暗号キー情報を用いて、符号列分解部171より入力
された暗号化されている符号列(図12における第2符
号列)を復号する(解読する)。符号列分解部192
は、解読された符号列をトーン成分と非トーン成分とに
分解し、信号成分復号部193は、それぞれを、ATC2
方式で復号する。すなわち、ここで、逆量子化処理と、
逆正規化処理が行われる。そして、復号されたトーン成
分と非トーン成分のスペクトラムが合成され、逆変換部
194に供給される。逆変換部194は、入力されたス
ペクトル成分をもとの時間軸上の信号に変換し、周波数
帯域毎に合成した後、出力する。
【0123】以上のようにして、暗号化されている音楽
信号が再生される。この再生が行われるたびに、ステッ
プS13において、値Pが1ずつデクリメントされる結
果、遂には値Pが0となる。この時、ステップS12に
おいて、値Pは、0より大きくないと判定される。この
場合、ステップS16に進み、ユーザが高品位の音楽信
号再生を指令したとしても、低品位の音楽を再生させ
る。
【0124】図27は、ATCエンコーダ6の他の機能ブ
ロックの構成例を表している。この構成例は、伝送媒体
31を介して、宣伝音声信号と暗号化された純粋音楽信
号とを合成した信号が供給される場合の構成例である。
【0125】すなわち、この場合、伝送媒体31に符号
列を転送する伝送装置は、図28に示すように構成され
る。この構成例は、純粋音楽信号を符号化する系と、宣
伝音声信号を符号化する系とで構成されている。
【0126】純粋音楽信号を符号化する系は、変換部2
21、信号成分符号化部222、符号列生成部223、
および暗号化部224で構成されている。この構成は、
基本的に、図3に示した変換部41乃至暗号化部44に
より構成される伝送装置と同様の構成とされている。
【0127】一方、宣伝音声信号を符号化する系は、変
換部225、信号成分符号化部226、および符号列生
成部227により構成されている。この構成も、図3に
示した変換部41、信号成分符号化部42、および符号
列生成部43と基本的に同様の構成とされている。ただ
し、符号化される信号が、音楽信号ではなく、宣伝音声
信号とされている。
【0128】合成部228は、暗号化部224より出力
された暗号化されており、かつ、ATC2方式で符号化さ
れた純粋音楽信号の符号列と、符号列生成部227より
出力され、ATC2方式で符号化された宣伝音声信号の符
号列とを合成し、図27の伝送媒体31に出力する。
【0129】図27の伝送媒体31を介して、宣伝音楽
信号と、暗号化された純粋音楽信号との入力を受けた光
磁気ディスク装置30のATCエンコーダ6は、信号列分
離部211において、入力された信号を宣伝音声信号と
暗号化されている純粋音楽信号とに分離し、宣伝音声信
号を信号変換合成部212に出力するとともに、暗号化
されている純粋音楽信号を信号変換合成部212と符号
列合成部213に出力する。信号変換合成部212は、
例えば、図29に示すように構成されている。
【0130】すなわち、その狭帯域第2復号部231
は、信号列分離部211より供給された宣伝音声信号の
符号列をATC2方式で復号し、信号合成部234に出力
する。暗号復号部232は、信号列分離部211より入
力された、暗号化されている純粋音楽信号を解読し、解
読した結果を狭帯域第2復号部233に出力する。狭帯
域第2復号部233は、入力された純粋音楽信号の符号
列をATC2方式で狭帯域に復号し、復号結果を信号合成
部234に出力する。
【0131】狭帯域第2復号部231と狭帯域第2復号
部233は、図13(および図15)の狭帯域第2復号
部92と基本的に同様の構成とされており、暗号復号部
232は、図13(図14)の暗号復号部91と基本的
に同様の構成とされており、上述した場合と同様の処理
を実行する。
【0132】信号合成部234は、狭帯域第2復号部2
31より入力された宣伝音声信号と、狭帯域第2復号部
233より入力された純粋音楽信号とを合成し、合成し
た信号を狭帯域第1符号化部235に出力する。狭帯域
第1復号化部235は、入力された信号をATC1方式で
符号化し、符号列合成部213に出力する。この狭帯域
第1符号化部235は、図13(図19)の狭帯域第1
符号化部93と基本的に同様の構成とされる。
【0133】図27の符号列合成部213は、信号変換
合成部212の狭帯域第1符号化部235より入力され
たATC1方式で符号化された音楽信号と宣伝音声信号と
の合成信号と、信号列分離部211より供給された暗号
化されている純粋音楽信号とを合成し、合成結果を記録
部34に供給し、光磁気ディスク11に記録させる。
【0134】図30は、このようにして、符号列合成部
213から出力される符号列の構成例を表している。こ
の符号列は、ヘッダ、ATC1方式で符号化された音楽と
宣伝音声信号の合成信号、およびATC2方式で符号化さ
れた純粋音楽信号とで構成されている。ヘッダは、同期
信号、音楽と宣伝音声信号の合成信号の符号化ユニット
数(符号化ユニット数1)、純粋音楽信号の符号化ユニ
ット数(符号化ユニット数2)、並びに、キー特定情報
とで構成されている。
【0135】音楽信号と宣伝音声信号の合成信号は、量
子化精度データ(W(1)乃至W(B)1))、正規化
係数データ(S(1)乃至S(B1))、スペクトル係
数(Q(1)乃至Q(B1))とにより構成され、純粋
音楽信号は、トーン成分と非トーン成分とに区分され、
非トーン成分は、暗号化されたスペクトル係数(R(Q
(B2))乃至R(Q(1)))、暗号化された正規化
係数データ(R(S(B2))乃至R(S(1)))、
並びに暗号化された量子化精度データ(R(W(B
2))乃至R(W(1)))とで構成されている。
【0136】トーン成分は、トーン成分データT乃至ト
ーン成分データ1とトーン成分数データとから構成され
ている。トーン成分データ1(トーン成分データ2乃至
Tも同様)は、暗号化された位置データR(P1)、暗
号化された量子化精度データR(TWI)、暗号化され
た正規化係数データR(TS1)、暗号化されたn個の
スペクトル係数データR(Q1,1)乃至R(Q1,
n)により構成されている(配置は逆の順序になってい
る)。
【0137】この場合においても、図21と図26を参
照して説明した場合と同様に、再生処理を行うことがで
きる。
【0138】なお、図30の例においては、純粋音楽信
号のデータは、時系列の順番(例えば、R(Q
(1)),R(Q(2)),・・・,R(Q(B2))
の順番)とは逆の順番(R(Q(B2)),・・・,R
(Q(2)),R(Q(1))の順番)に配置されてい
る。これにより、純粋音楽データの先頭の位置を、(音
楽+宣伝音声)信号の最後のデータQ(B1)の直後の
位置として演算により求める必要がない(すなわち、常
に、最後のトーン成分数データから逆方向に再生するよ
うに規則化しておけばよい)。
【0139】図27の例においては、伝送媒体31から
伝送されてきた暗号化純粋音楽信号を、そのまま記録部
34から記録媒体に記録するようにしたが、暗号を変更
して記録媒体に記録するようにして、より安全性を高め
るようにすることもできる。図31は、この場合の構成
例を表している。
【0140】すなわち、図31の構成例においては、信
号列分離部211により分離された暗号化純粋音楽信号
が、暗号復号部216によりその暗号が解読され、純粋
音楽信号として信号変換合成部212に供給されてい
る。従って、信号変換合成部212は、図32に示すよ
うに構成される。この図32の信号変換合成部212
を、図29の信号変換合成部212と比較して明らかな
ように、図32の信号変換合成部212においては、図
29の信号変換合成部212における暗号復号部232
が省略された構成とされている。その他の構成は、図2
9における場合と同様である。
【0141】暗号復号部216より出力された純粋音楽
信号は、暗号化部217に供給され、ATCエンコーダ6
における固有の暗号キー情報に基づいて暗号化された
後、符号列合成部213に供給されている。これによ
り、伝送媒体31から伝送されてきた純粋音楽信号の暗
号と、記録部34を介して光磁気ディスク11に記録さ
れる純粋音楽信号の暗号とが異なるものとされるので、
より安全性を高めることができる。
【0142】暗号復号部216は、図14に示した暗号
復号部91と同様に構成され、また、暗号化部217
は、図10に示した暗号化部44と同様に構成される。
【0143】図27と図31に示した構成例において
は、伝送媒体31に、暗号化された純粋音楽信号と、暗
号化されていない宣伝音声信号とが供給されるものとし
たが、純粋音楽信号と宣伝音声信号のいずれもが暗号化
されていない場合には、ATCエンコーダ6を、例えば、
図33に示すように構成して、光磁気ディスク11に、
図30に示した場合と同様の信号を記録することが可能
となる。
【0144】すなわち、この図33の構成例において
は、図31の構成例における暗号復号部216が省略さ
れた構成とされている。その他の構成と動作は、図31
における場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0145】図34は、図31の暗号化部217におけ
る制御部81が行う暗号キー情報送出処理を表してい
る。すなわち、最初にステップS21において、制御部
81は、システムコントローラ22からの指令に対応し
て乱数を発生し、それをRとする。ステップS22にお
いて、制御部81は、乱数Rを所定の値Mで割算し、そ
の余りの数を暗号キー特定情報IDとする。
【0146】次に、ステップS23において、制御部8
1は、ステップS22で演算した暗号キー特定情報ID
を、内蔵するテーブルを参照して、対応する暗号キー情
報Kに変換する。ステップS24において、制御部81
は、ステップS23で演算して求めた暗号キー情報K
を、疑似ランダムビット列生成部82に送出し、疑似ラ
ンダムビット列を生成させる。ステップS25におい
て、制御部81は、ステップS22で演算して求めた暗
号キー特定情報ID(暗号キー情報Kでもよい)を符号列
合成部213に出力する。
【0147】図27の例においては、宣伝音声信号を伝
送媒体31を介して伝送装置から伝送するようにした
が、宣伝音声信号を、ATCエンコーダ6の内部に予め記
憶しておくこともできる。図35は、この場合の構成例
を表している。
【0148】すなわち、図35の構成例においては、符
号列格納部271が、宣伝音声信号を予め記憶してお
り、その記憶している宣伝音声信号を信号変換合成部2
12に直接供給する。従って、この場合、伝送媒体31
を介して伝送されてくるのは、暗号化された純粋音楽信
号だけでよいことになる。この場合にも、図27に示し
た場合と同様の機能を実現することができる。
【0149】光磁気ディスク11に、図12に示すよう
な信号が記録されたとき、あるいは、予め図12に示す
ようなフォーマットで伝送媒体31を介して信号が伝送
されてきて、光磁気ディスク11に記録されたとき、こ
れをさらに他のフォーマットに書き換えることができ
る。図36は、この場合の構成例を表している。
【0150】図36の構成例においては、ユーザは、入
力部303から所定の指令を制御部302に入力する。
制御部302は、各種の情報を表示部301に表示させ
る。通信部304は、電話回線などを介して各種の情報
を送受信するようになされている。データ格納部305
は、暗号化されている情報を復号することが可能な回数
を表す値Pを格納している。上述した場合と同様に、こ
の値Pは、通信部304を介して伝送されてくるか、あ
るいは、メモリカードなどを購入することで、正当権利
者から付与され、データ格納部305に記憶されるもの
である。
【0151】制御部302は、読み出し部306を制御
し、光磁気ディスク11から、そこに記録されているデ
ータを読み出し、符号列変換部307に出力させるよう
になされている。符号列変換部307は、入力されたデ
ータを所定のデータに変換して書き込み部308に供給
する。書き込み部308は、符号列変換部307より供
給された符号列を光磁気ディスク11に記録させる。
【0152】符号列変換部307は、例えば、図37に
示すように構成されている。その暗号復号部311は、
読み出し部306より供給された暗号化されている再生
データを、制御部302より入力された暗号キー情報に
基づいて復号し、復号結果を第2復号部312に出力す
るようになされている。第2復号部312は、暗号復号
部311より入力されたデータをATC2方式で復号し、
復号結果を第3符号化部313に出力するようになされ
ている。第3符号化部313は、第2復号部312より
入力されたデータをATC1方式で符号化し、書き込み部
308に出力する。
【0153】図36の表示部301は、図1の表示部2
4に対応し、入力部303は、キー入力操作部23に対
応し、制御部302、通信部304、およびデータ格納
部305は、システムコントローラ22に対応してい
る。
【0154】読み出し部306は、光学ヘッド13、RF
回路14、デコーダ16、RAM17に対応し、書き込み
部308は、RAM7、エンコーダ8、磁気ヘッド駆動回
路9、および磁気ヘッド10に対応している。符号列変
換部307は、ATCエンコーダ6、およびATCデコーダ1
8に対応している。
【0155】次に、図38のフローチャートを参照し
て、その動作について説明する。光磁気ディスク11に
は、図39(A)に示すように、第1符号列と第2符号
列の符号列が、既に記録されている。この状態におい
て、最初にステップS31において、ユーザは、入力部
303を操作して、記録し直す符号列を選択する。この
選択は、制御部302に指令される。いま、変換する符
号列として、図39に示す第2符号列が選択されたもの
とする。制御部302は、変換する符号列が選択された
とき、その符号列を変換するのに暗号キー情報が必要で
ある場合、通信部304を介して所定のセンタにアクセ
スし、必要な暗号キー情報を取得する。あるいは、デー
タ格納部305に暗号キー情報を予め記憶させておくよ
うにしてもよい。次に、制御部302は、ステップS3
3において、符号列内のブロック番号を表す変数Jに値
1を初期設定する。
【0156】ステップS34において、制御部302
は、ステップS31で選択された第2符号列を、読み出
し部306を制御して読み出させる。この第2符号列
は、読み出し部306から、符号列変換部307の暗号
復号部311に供給される。ステップS35において、
制御部302は、暗号復号部311を制御し、読み出し
部306より供給された第2符号列の暗号を解読させ
る。この時必要な暗号キー情報は、制御部302から暗
号復号部311に供給されている。
【0157】次に、ステップS36において、制御部3
02は、第2復号部312を制御し、暗号復号部311
より出力された暗号が解除された第2符号列をATC2方
式で復号させる。復号された第2符号列のデータは、第
3符号化部313に供給される。制御部302は、そこ
で、第3符号化部313を制御し、第2復号部312よ
り入力された第2符号列のデータを、ATC1方式で第3
符号列の符号列に符号化させる。第3符号化部313で
符号化された第3符号列(第1符号列に対応する符号
列)は、書き込み部308に供給される。
【0158】ステップS37において、制御部302
は、書き込み部308を制御し、第3符号化部313よ
り出力された第3符号列を、光磁気ディスク11に、図
39(B)に示すように記録させる。
【0159】次に、ステップS38に進み、ステップS
33で設定した変数Jが、最終ブロックを表しているか
否かが判定され、最終ブロックを表していない場合に
は、ステップS39に進み、変数Jを1だけインクリメ
ントされた後、ステップS34に戻り、それ以降の処理
が繰り返し実行される。ステップS38において、変数
Jが最終ブロックを表していると判定された場合、符号
列変換記録処理が終了される。
【0160】図39に示すように、書き込み部308
は、第3符号列を第1符号列と第2符号列が記録されて
いた領域に上書きする。従って、以後、ユーザは、第3
符号列(第1符号列に対応する符号列)の音楽信号を無
料で何回でも再生することが可能となる。
【0161】以上においては、主にオーディオ信号を例
として本発明を説明したが、図40に示すように、画像
信号に対しても、本発明は適用することが可能である。
すなわち、この例を、図27の例に対応して説明する
と、伝送媒体31を介して、暗号化された画像信号(図
40(B))と、暗号化されていない宣伝文字の画像情
報とが合成されて伝送されてくる。信号列分離部211
は、これらを分離し、宣伝文字の画像情報を信号変換合
成部212に出力し、暗号化されている画像信号を信号
変換合成部212と符号列合成部213に出力する。信
号変換合成部212は、宣伝文字の画像情報と、通常の
画像情報とを合成した画像(図40(A))を生成す
る。符号列合成部213は、信号変換合成部212より
入力された画像(図40(A))と、信号列分離部21
1より入力された画像(図40(B))とを合成し、記
録部34に供給し、光磁気ディスク11に記録させる。
【0162】また、以上においては、音楽信号や画像信
号に重ね合わせる信号を、宣伝音声信号、または宣伝文
字信号としたが、その他の音響信号や画像信号を用いる
ようにすることも可能である。例えば、何らかの雑音信
号を、もとの音楽信号や画像信号に加えるようにしても
よい。
【0163】さらに、第2符号列は暗号化せずに伝送
し、記録するようにしてもよい。このようにすると、第
1符号列(ATC1方式で符号化された符号列)のみ復号
できる、比較的安価な再生装置の購入者よりも、第1符
号列と第2符号列の両者を復号できる、比較的高価な再
生装置の購入者に対して、よりよいサービスを提供する
ことが可能となる。
【0164】これにより、例えば、音楽などのデータの
内容を宣伝しながら、なおかつ、対価を支払って、宣伝
音声などのない音楽を楽しみたいユーザに対しては、高
品位の音楽のみを手軽に提供することが可能となる。さ
らに、宣伝音声の重畳個所を意識することなく、高品位
の音楽信号の品質を維持することが可能となる。また、
キャンセル信号を伝送するような場合に較べて、試聴用
の情報として重畳する信号の記録位置にかかわらず、高
品位の情報を提供することが可能となる。さらに、一
旦、対価を支払った情報を、以後、無料で確実に利用す
ることが可能となる。
【0165】また、より高い圧縮効率の符号化方式(AT
C2)を用いて、帯域の狭い伝送路でも、試聴用の音楽
(ATC1による音楽)を、高品位の音楽(ATC2による音
楽)(主情報)とともにユーザに提供することが可能と
なる。
【0166】さらに、一旦料金を支払って購入した音楽
を、比較的安価な復号機能を有する再生装置で、以後、
自由に再生することが可能となる。
【0167】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものとす
る。
【0168】なお、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0169】
【発明の効果】以上の如く、請求項1に記載の情報記録
再生装置、請求項8に記載の情報記録再生方法、および
請求項9に記載の提供媒体によれば、入力された第1の
情報から生成した第2の情報を、第1の情報と合成し、
記録媒体に記録するようにしたので、例えば、主情報と
しての第1の情報と、試聴用の第2の情報とを簡単かつ
確実に提供することが可能となる。
【0170】請求項10に記載の情報記録再生装置、請
求項13に記載の情報記録再生方法、および請求項14
に記載の提供媒体によれば、入力された第1の符号化方
式で符号化されている第1の情報を復号し、復号された
第1の情報と、提供された第2の情報とを、第2の符号
化方式で符号化し、符号化された第1の情報と第2の情
報を記録媒体に記録するようにしたので、伝送を受けた
側で、例えば、主情報としての第1の情報だけでなく、
第1の情報と第2の情報とを第2の符号化方式で符号化
した試聴用の情報とを記録媒体に記録することが可能と
なる。
【0171】請求項15に記載の情報記録再生装置、請
求項18に記載の情報記録再生方法、および請求項19
に記載の提供媒体によれば、第1の情報を、暗号キー情
報に基づいて暗号化し、符号化された第1の情報と第2
の情報と合成して記録媒体に記録するようにしたので、
例えば主情報としての第1の情報の機密性を、より高く
することが可能となる。
【0172】また、請求項20に記載の情報記録再生装
置、請求項24に記載の情報記録再生方法、および請求
項25に記載の提供媒体によれば、暗号化され、かつ、
第1の符号化方式で符号化されている第1の情報を復号
し、第2の符号化方式で符号化し、第2の情報として記
録媒体に記録するようにしたので、例えば、一旦、対価
を支払った暗号化されている第1の情報から、以後、無
料で利用することが可能な第2の情報を記録した記録媒
体を提供することができる。
【0173】請求項26に記載の情報記録再生装置、請
求項27に記載の情報記録再生方法、および請求項28
に記載の提供媒体によれば、第1の符号化方式で符号化
されている第1の情報と、第2の符号化方式で符号化さ
れている第2の情報が記録されている記録媒体から、第
2の情報を再生し、復号した後、第1の符号化方式で符
号化し、第3の情報として記録媒体に記録するようにし
たので、例えば、主情報としての第2の情報と、試聴用
の情報としての第1の情報がともに記録されている記録
媒体から、一旦対価を支払った後、以後、無料で利用す
ることが可能な第3の情報が記録された記録媒体を得る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光磁気ディスク装置の構成例
を示すブロック図である。
【図2】図1のATCエンコーダ6の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2の伝送媒体31に信号を伝送する伝送装置
の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3の変換部41の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】図4の帯域分割フィルタ51の構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】図4の変換部41の出力を説明する図である。
【図7】図3の信号成分符号化部42の構成例を示すブ
ロック図である。
【図8】図7のトーン成分符号化部62の構成例を示す
ブロック図である。
【図9】図3の符号列生成部43の出力を説明する図で
ある。
【図10】図3の暗号化部44の構成例を示すブロック
図である。
【図11】図10の排他的論理和回路83の処理を説明
する図である。
【図12】図2の符号列合成部33の出力を説明する図
である。
【図13】図2の信号変換部32の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図14】図13の暗号復号部91の構成例を示すブロ
ック図である。
【図15】図13の狭帯域第2復号部92の構成例を示
すブロック図である。
【図16】図15の信号成分復号部112の構成例を示
すブロック図である。
【図17】図16のトーン成分復号部121の構成例を
示すブロック図である。
【図18】図15の逆変換部113の構成例を示すブロ
ック図である。
【図19】図13の狭帯域第1符号化部93の構成例を
示すブロック図である。
【図20】図19の変換部151の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図21】図1のATCデコーダ18の他の構成例を示す
ブロック図である。
【図22】図21の第1復号部172の構成例を示すブ
ロック図である。
【図23】図21の第2復号部175の構成例を示すブ
ロック図である。
【図24】図23の逆変換部194の構成例を示すブロ
ック図である。
【図25】図24の帯域構成フィルタ202の構成例を
示すブロック図である。
【図26】図21のATCデコーダ18の動作を説明する
フローチャートである。
【図27】図1のATCエンコーダ6の他の構成例を示す
ブロック図である。
【図28】図27の伝送媒体31に信号を伝送する伝送
装置の構成例を示すブロック図である。
【図29】図27の信号変換合成部212の構成例を示
すブロック図である。
【図30】図27の符号列合成部213の出力を説明す
る図である。
【図31】図1のATCエンコーダ6のさらに他の構成例
を示すブロック図である。
【図32】図31の信号変換合成部212の構成例を示
すブロック図である。
【図33】図1のATCエンコーダ6のさらに他の構成例
を示すブロック図である。
【図34】図31の制御部81の動作を説明するフロー
チャートである。
【図35】図1のATCエンコーダ6のさらに他の構成例
を示すブロック図である。
【図36】図1の光磁気ディスク装置30の他の構成例
を示すブロック図である。
【図37】図36の符号列変換部307の構成例を示す
ブロック図である。
【図38】図36の制御部302の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図39】図36の光磁気ディスク装置30の動作を説
明する図である。
【図40】画像の表示例を示す図である。
【図41】従来の符号列出力の例を示す図である。
【図42】図41の符号列を記録する場合のフォーマッ
トを説明する図である。
【図43】従来の符号列の他の例を示す図である。
【図44】従来の符号列のさらに他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
6 ATCエンコーダ, 10 磁気ヘッド, 11 光
磁気ディスク, 18ATCデコーダ, 22 システム
コントローラ, 31 伝送媒体, 32信号変換部,
33 符号列合成部, 34 記録部, 41 変換
部, 42信号成分符号化部, 43 符号列生成部,
44 暗号化部, 51 帯域分割フィルタ, 52
−1乃至52−4 順スペクトル変換部, 61 トー
ン成分分離部, 62 トーン成分符号化部, 63
非トーン成分符号化部,71 正規化部, 72 量子
化精度決定部, 73 量子化部, 81 制御部,
82 疑似ランダムビット列生成部, 83 排他的論
理和回路, 91暗号復号部, 92 狭帯域第2復号
部, 93 狭帯域第1符号化部, 101 制御部,
102 疑似ランダムビット列生成部, 103 排
他的論理和回路, 111 符号列分解部, 112
信号成分復号部, 113 逆変換部, 121 トー
ン成分復号部, 122 非トーン成分復号部, 12
3スペクトル信号合成部, 131 逆量子化部, 1
32 逆正規化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 弘幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D044 AB06 AB07 BC06 CC04 DE03 GK17 GK20 5D045 DA08 5D090 AA01 BB04 CC06 FF24 FF49 FF50 5K013 CA04 DA01 EA01 JA00

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して情報を記録または再生
    する情報記録再生装置において、 入力された第1の情報から第2の情報を生成する生成手
    段と、 前記生成手段により生成された前記第2の情報を、入力
    された前記第1の情報と合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された情報を記録媒体に記録す
    る記録手段とを備えることを特徴とする情報記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2の情報は、前記第1の情報の低
    域側の周波数帯域の信号であることを特徴とする請求項
    1に記載の情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記生成手段は、 第1の符号化方式で符号化されている前記第1の情報を
    復号する復号手段と、 前記復号手段により復号された前記第1の情報を、第2
    の符号化方式で符号化する符号化手段とを備えることを
    特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記生成手段は、暗号化されている前記
    第1の情報を復号する暗号復号手段をさらに備え、 前記復号手段は、前記暗号復号手段により復号された前
    記第1の情報をさらに復号することを特徴とする請求項
    3に記載の情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記復号手段は、 トーン成分と非トーン成分とに分離して、それぞれのス
    ペクトル成分が符号化されている前記第1の情報から、
    前記トーン成分と非トーン成分とを分離する分離手段
    と、 前記分離手段により分離された前記トーン成分と非トー
    ン成分とをそれぞれ復号する成分復号手段と、 前記成分復号手段により復号された前記トーン成分と非
    トーン成分のスペクトル成分を合成するスペクトル合成
    手段とをさらに備えることを特徴とする請求項3に記載
    の情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記スペクトル合成手段により合成され
    た前記スペクトル成分を時間軸の信号に変換する変換手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の情
    報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体に記録された前記第1の情
    報と第2の情報のうちのいずれの再生が指令されたのか
    を判定する判定手段と、 前記第1の情報の再生が指令されたと判定されたとき、
    課金処理を行う課金手段と、 前記第1の情報を前記記録媒体から再生させる再生手段
    とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情
    報記録再生装置。
  8. 【請求項8】 記録媒体に対して情報を記録または再生
    する情報記録再生装置の情報記録再生方法において、 入力された第1の情報から第2の情報を生成する生成ス
    テップと、 前記生成ステップで生成された前記第2の情報を、入力
    された前記第1の情報と合成する合成ステップと、 前記合成ステップで合成された情報を記録媒体に記録す
    る記録ステップとを含むことを特徴とする情報記録再生
    方法。
  9. 【請求項9】 記録媒体に対して情報を記録または再生
    する情報記録再生装置に、 入力された第1の情報から第2の情報を生成する生成ス
    テップと、 前記生成ステップで生成された前記第2の情報を、入力
    された前記第1の情報と合成する合成ステップと、 前記合成ステップで合成された情報を記録媒体に記録す
    る記録ステップとを含む処理を実行させるコンピュータ
    が読みとり可能なプログラムを提供することを特徴とす
    る提供媒体。
  10. 【請求項10】 記録媒体に対して情報を記録または再
    生する情報記録再生装置において、 入力された、第1の符号化方式で符号化されている第1
    の情報を復号する復号手段と、 第2の情報を提供する提供手段と、 前記復号手段により復号された前記第1の情報と、前記
    提供手段より提供された前記第2の情報とを、第2の符
    号化方式で符号化する符号化手段と、 前記符号化手段により符号化された前記第1の情報と第
    2の情報を、入力された前記第1の情報と合成する合成
    手段と、 前記合成手段により合成された情報を前記記録媒体に記
    録する記録手段とを備えることを特徴とする情報記録再
    生装置。
  11. 【請求項11】 前記提供手段は、前記第2の情報を予
    め記憶していることを特徴とする請求項10に記載の情
    報記録再生装置。
  12. 【請求項12】 前記提供手段は、前記第2の情報を、
    入力された情報から分離することを特徴とする請求項1
    0に記載の情報記録再生装置。
  13. 【請求項13】 記録媒体に対して情報を記録または再
    生する情報記録再生装置の情報記録再生方法において、 入力された、第1の符号化方式で符号化されている第1
    の情報を復号する復号ステップと、 第2の情報を提供する提供ステップと、 前記復号ステップで復号された前記第1の情報と、前記
    提供ステップで提供された前記第2の情報とを、第2の
    符号化方式で符号化する符号化ステップと、 前記符号化ステップで符号化された前記第1の情報と第
    2の情報を、入力された前記第1の情報と合成する合成
    ステップと、 前記合成ステップで合成された情報を前記記録媒体に記
    録する記録ステップとを含むことを特徴とする情報記録
    再生方法。
  14. 【請求項14】 記録媒体に対して情報を記録または再
    生する情報記録再生装置に、 入力された、第1の符号化方式で符号化されている第1
    の情報を復号する復号ステップと、 第2の情報を提供する提供ステップと、 前記復号ステップで復号された前記第1の情報と、前記
    提供ステップで提供された前記第2の情報とを、第2の
    符号化方式で符号化する符号化ステップと、 前記符号化ステップで符号化された前記第1の情報と第
    2の情報を、入力された前記第1の情報と合成する合成
    ステップと、 前記合成ステップで合成された情報を前記記録媒体に記
    録する記録ステップとを含む処理を実行させるコンピュ
    ータが読みとり可能なプログラムを提供することを特徴
    とする提供媒体。
  15. 【請求項15】 記録媒体に対して情報を記録または再
    生する情報記録再生装置において、 第1の符号化方式で符号化されている第1の情報を提供
    する第1の提供手段と、 第2の情報を提供する第2の提供手段と、 前記第1の情報と前記第2の情報とを、第2の符号化方
    式で符号化する符号化手段と、 前記第1の情報を、暗号キー情報に基づいて暗号化する
    暗号化手段と、 前記符号化手段により符号化された前記第1の情報と第
    2の情報を、前記暗号化手段により暗号化された前記第
    1の情報と合成する合成手段と、 前記合成手段により合成された情報を前記記録媒体に記
    録する記録手段とを備えることを特徴とする情報記録再
    生装置。
  16. 【請求項16】 前記記録手段は、前記暗号キー情報を
    特定する情報を前記記録媒体にさらに記録することを特
    徴とする請求項15に記載の情報記録再生装置。
  17. 【請求項17】 前記第1の提供手段は、暗号化されて
    いる前記第1の情報の暗号を復号した後、前記符号化手
    段と前記暗号化手段に供給することを特徴とする請求項
    15に記載の情報記録再生装置。
  18. 【請求項18】 記録媒体に対して情報を記録または再
    生する情報記録再生装置の情報記録再生方法において、 第1の符号化方式で符号化されている第1の情報を提供
    する第1の提供ステップと、 第2の情報を提供する第2の提供ステップと、 前記第1の情報と前記第2の情報とを、第2の符号化方
    式で符号化する符号化ステップと、 前記第1の情報を、暗号キー情報に基づいて暗号化する
    暗号化ステップと、 前記符号化ステップで符号化された前記第1の情報と第
    2の情報を、前記暗号化ステップで暗号化された前記第
    1の情報と合成する合成ステップと、 前記合成ステップで合成された情報を前記記録媒体に記
    録する記録ステップとを含むことを特徴とする情報記録
    再生方法。
  19. 【請求項19】 記録媒体に対して情報を記録または再
    生する情報記録再生装置に、 第1の符号化方式で符号化されている第1の情報を提供
    する第1の提供ステップと、 第2の情報を提供する第2の提供ステップと、 前記第1の情報と前記第2の情報とを、第2の符号化方
    式で符号化する符号化ステップと、 前記第1の情報を、暗号キー情報に基づいて暗号化する
    暗号化ステップと、 前記符号化ステップで符号化された前記第1の情報と第
    2の情報を、前記暗号化ステップで暗号化された前記第
    1の情報と合成する合成ステップと、 前記合成ステップで合成された情報を前記記録媒体に記
    録する記録ステップとを含む処理を実行させるコンピュ
    ータが読みとり可能なプログラムを提供することを特徴
    とする提供媒体。
  20. 【請求項20】 記録媒体に対して情報を記録または再
    生する情報記録再生装置において、 前記記録媒体に記録されている情報を再生する再生手段
    と、 前記再生手段により再生された情報から、暗号化されて
    いる第1の情報を復号する第1の復号手段と、 前記第1の復号手段により復号された、第1の符号化方
    式で符号化されている前記第1の情報を第1の符号化方
    式で復号する第2の復号手段と、 前記第2の復号手段により復号された前記第1の情報
    を、第2の符号化方式で符号化し、第2の情報とする符
    号化手段と、 前記符号化手段により符号化された前記第2の情報を、
    前記記録媒体に記録する記録手段とを備えることを特徴
    とする情報記録再生装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の符号化方式は、前記第2の
    符号化方式より圧縮効率が高いことを特徴とする請求項
    20に記載の情報記録再生装置。
  22. 【請求項22】 前記記録手段は、前記記録媒体上にお
    いて、前記第2の情報を、前記第1の情報に対して上書
    きすることを特徴とする請求項21に記載の情報記録再
    生装置。
  23. 【請求項23】 前記記録媒体には、前記第1の情報よ
    り低品位の第3の情報も記録されており、 前記記録手段は、前記第2の情報を、前記第1の情報と
    第3の情報に対して上書きすることを特徴とする請求項
    22に記載の情報記録再生装置。
  24. 【請求項24】 記録媒体に対して情報を記録または再
    生する情報記録再生装置の情報記録再生方法において、 前記記録媒体に記録されている情報を再生する再生ステ
    ップと、 前記再生ステップで再生された情報から、暗号化されて
    いる第1の情報を復号する第1の復号ステップと、 前記第1の復号ステップで復号された、第1の符号化方
    式で符号化されている前記第1の情報を第1の符号化方
    式で復号する第2の復号ステップと、 前記第2の復号ステップで復号された前記第1の情報
    を、第2の符号化方式で符号化し、第2の情報とする符
    号化ステップと、 前記符号化ステップで符号化された前記第2の情報を、
    前記記録媒体に記録する記録ステップとを含むことを特
    徴とする情報記録再生方法。
  25. 【請求項25】 記録媒体に対して情報を記録または再
    生する情報記録再生装置に、 前記記録媒体に記録されている情報を再生する再生ステ
    ップと、 前記再生ステップで再生された情報から、暗号化されて
    いる第1の情報を復号する第1の復号ステップと、 前記第1の復号ステップで復号された、第1の符号化方
    式で符号化されている前記第1の情報を第1の符号化方
    式で復号する第2の復号ステップと、 前記第2の復号ステップで復号された前記第1の情報
    を、第2の符号化方式で符号化し、第2の情報とする符
    号化ステップと、 前記符号化ステップで符号化された前記第2の情報を、
    前記記録媒体に記録する記録ステップとを含む処理を実
    行させるコンピュータが読みとり可能なプログラムを提
    供することを特徴とする提供媒体。
  26. 【請求項26】 記録媒体に対して情報を記録または再
    生する情報記録再生装置において、 第1の符号化方式で符号化されている第1の情報と、第
    2の符号化方式で符号化されている第2の情報が記録さ
    れている前記記録媒体から、前記第2の情報を再生する
    再生手段と、 前記再生手段により再生された前記第2の情報を第2の
    符号化方式で復号する復号手段と、 前記復号手段により復号された前記第2の情報を、前記
    第1の符号化方式で符号化し、第3の情報とする符号化
    手段と、 前記符号化手段により符号化された前記第3の情報を、
    前記記録媒体に記録する記録手段とを備えることを特徴
    とする情報記録再生装置。
  27. 【請求項27】 記録媒体に対して情報を記録または再
    生する情報記録再生装置の情報記録再生方法において、 第1の符号化方式で符号化されている第1の情報と、第
    2の符号化方式で符号化されている第2の情報が記録さ
    れている前記記録媒体から、前記第2の情報を再生する
    再生ステップと、 前記再生ステップで再生された前記第2の情報を第2の
    符号化方式で復号する復号ステップと、 前記復号ステップで復号された前記第2の情報を、前記
    第1の符号化方式で符号化し、第3の情報とする符号化
    ステップと、 前記符号化ステップで符号化された前記第3の情報を、
    前記記録媒体に記録する記録ステップとを含むことを特
    徴とする情報記録再生方法。
  28. 【請求項28】 記録媒体に対して情報を記録または再
    生する情報記録再生装置に、 第1の符号化方式で符号化されている第1の情報と、第
    2の符号化方式で符号化されている第2の情報が記録さ
    れている前記記録媒体から、前記第2の情報を再生する
    再生ステップと、 前記再生ステップで再生された前記第2の情報を第2の
    符号化方式で復号する復号ステップと、 前記復号ステップで復号された前記第2の情報を、前記
    第1の符号化方式で符号化し、第3の情報とする符号化
    ステップと、 前記符号化ステップで符号化された前記第3の情報を、
    前記記録媒体に記録する記録ステップとを含む処理を実
    行させるコンピュータが読みとり可能なプログラムを提
    供することを特徴とする提供媒体。
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