JP2000057445A - 自鳴式防犯タグ装置 - Google Patents

自鳴式防犯タグ装置

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JP2000057445A
JP2000057445A JP10227744A JP22774498A JP2000057445A JP 2000057445 A JP2000057445 A JP 2000057445A JP 10227744 A JP10227744 A JP 10227744A JP 22774498 A JP22774498 A JP 22774498A JP 2000057445 A JP2000057445 A JP 2000057445A
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self
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JP10227744A
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Hiromichi Takikita
博通 瀧北
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Star Micronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正な取外行為に対しては確実に警報を出力
させ、正規の取外作業的においては、警報の出力機能を
停止させることができ、高い防犯機能を得ることができ
ると共に使い勝手が良好な解除自鳴式防犯タグ装置を提
供すること。 【解決手段】 ケースに一端を固定され他端をロック機
構によりケースに着脱可能に取り付けられる紐体と、紐
体の切断又は紐体のケースからの不正な取外作業時又は
外部からの警報発令信号の入力によって警報を出力さ
せ、外部からの警報解除信号の入力により警報の出力を
停止させ、外部からのロック解除信号の入力により警報
の発生を禁止させる警報打とを備える自鳴式防犯タグ
と、自鳴式防犯タグに対して警報部の警報の出力を停止
させる警報解除信号を任意に出力可能であり、自鳴式防
犯タグのロック機構の解除動作によって警報の発生を禁
止させるロック解除信号を出力状態にし、ロック機構を
紐体の他端がケースから取外できる状態にする解除器
と、を具備したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば、陳列して
ある各種商品の盗難を防止するために紐体を介して該商
品に取り付けられ、盗難発生時に警報部が警報を出力し
て盗難事件発生を告知させる自鳴式防犯タグと、該自鳴
式防犯タグを解除する解除器とからなる自鳴式防犯タグ
装置に関する。
【0002】自鳴式防犯タグとしては、例えば、特開平
7−272139号公報に示すものがある。ここに開示
されている自鳴式防犯タグは、商品に導線を用いて取り
付けられ、その導線に電流を流し常に導線を検出してお
く。そして、例えば、自鳴式防犯タグを切断して商品を
盗もうとした場合には、導通状態を検出できなくなり、
それによって、ブザーを鳴動させて盗難発生を告知する
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、特開平7−27
2139号公報に開示されている自鳴式防犯タグの場合
には、正規の解除治具に模した治具を挿入してフックを
押圧することにより、警報を出力させることなく保持手
段(自鳴式防犯タグを商品に取り付けている保持手段)
による保持を解除させることができ、よって、保持手段
による保持を解除して商品を盗むことができてしまうと
いう問題があった。
【0004】このような問題に対しては、例えば、特開
平8−213101号公報に示すようなものが提案され
ており、これは保持手段による保持が解除された場合に
警報部に警報を出力させるというものである。しかしな
がら、この場合には、警報が出力されたときには、既に
保持手段による保持が解除されており、よって、盗難発
生を告知できたとしても、そのときには既に商品を盗ま
れているという事態が発生してしまうものである。
【0005】又、それ以外の方法として、解除治具をギ
ヤ歯形等の複雑な形状とし、それによって、正規の解除
治具を模し難い形にすることが考えられる。しかしなが
ら、このような構成にした場合には、解除治具の本体へ
の差し込みに手間が掛かってしまうという問題があっ
た。又、磁力を利用した解除方法も考えられるが、商品
から自鳴式防犯タグを取り外す際に、磁力を帯びた解除
治具を商品に近付けなければならず、磁気を嫌う商品に
対しては使用し難いという問題があった。
【0006】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、不正な取外行為に対し
ては確実に警報を出力させ、逆に、正規の取外作業的に
おいては、警報の出力機能を停止させることができ、高
い防犯機能を得ることができると共に使い勝手が良好な
解除自鳴式防犯タグ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1による自鳴式防犯タグ装置は、ケー
スに一端を固定されると共に他端をロック機構によりケ
ースに着脱可能に取り付けられる紐体と、上記紐体の切
断又は紐体のケースからの不正な取外作業時又は外部か
らの警報発令信号の入力によって警報を出力させると共
に、外部からの警報解除信号の入力により上記警報の出
力を停止させ、又外部からのロック解除信号の入力によ
り警報の発生を禁止させる警報部と、を備える自鳴式防
犯タグと、上記自鳴式防犯タグに対して上記警報部の警
報の出力を停止させる上記警報解除信号を任意に出力可
能であり、さらに、上記自鳴式防犯タグのロック機構の
解除動作によって上記警報の発生を禁止させる上記ロッ
ク解除信号を出力状態にすると共に、上記ロック機構を
上記紐体の他端が上記ケースから取外できる状態にする
解除器と、を具備したことを特徴とするものである。
又、請求項2による自鳴式防犯タグ装置は、請求項1記
載の自鳴式防犯タグ装置において、上記警報解除信号は
無線波により上記自鳴式防犯タグへ送信されることを特
徴とするものである。
【0008】すなわち、本発明による自鳴式防犯タグ装
置の場合には、自鳴式防犯タグを解除器に差し込んだ場
合には、解除器側からロック解除信号が出力されるため
に、警報が出力されることはなく、その状態で紐体のケ
ースからの取り外しが可能になる。又、それとは別に、
自鳴式防犯タグを差し込まなくても、解除器側から警報
解除信号を出力すれば、自鳴式防犯タグの警報の出力は
停止される。又、自鳴式防犯タグが現在警報発令中であ
る場合には、警報解除信号を出力しない限り、自鳴式防
犯タグの警報の出力は停止しない。それによって、警報
の出力の原因追及を作業員に喚起するものである。又、
自鳴式防犯タグが警報非発令中である場合には、ロック
解除信号を出力させることにより自鳴式防犯タグの警報
の発生を禁止し、正常な取外動作時の誤った警報発生を
防止するものである。又、無線波により警報解除信号を
送信することにより警報を発令している自鳴式防犯タグ
を接続なしに警報の出力を停止させるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図15を参照して
本発明の一実施の形態を説明する。最初に、図1及び図
2を参照してこの実施の形態による自鳴式防犯タグの構
成を説明する。まず、ケース1があり、このケース1に
は、自鳴式防犯タグを図示しない任意の商品に取り付け
るための紐体3が着脱可能に取り付けられている。上記
紐体3の一端は、図5に示すように、上記ケース1に取
付・固定されていて、他端はケース1に着脱可能に取り
付けられている。すなわち、紐体3の他端にはロックピ
ン5が連結されていて、又、ケース1側にはこのロック
ピン5が挿入・引抜される挿入孔7が形成されている。
【0010】又、ケース1内であって上記挿入孔7の下
方位置には、ロック部材9が軸部材11を中心にして回
動自在に取り付けられている。このロック部材9はコイ
ルスプリング13によって、図5中反時計方向に常時回
動・付勢されている。そして、上記ロックピン5が挿入
孔7内に挿入された状態では、ロックピン5の先端の係
合部5aに、ロック部材9の係合部9aが係合し、それ
によって、ロックピン5の挿入孔7からの抜けが防止さ
れるようになっている。又、その状態で、ロックピン5
を挿入孔7内から引き抜こうとしても、ロック部材9が
コイルスプリング13によって、図5中反時計方向に常
時付勢されているので、ロックピン5の先端の係合部5
aとロック部材9の係合部9aとの係合関係が不用意に
解除されることはなく、よって、容易に外れることがな
い構成になっている。
【0011】ケース1内には、基板15が収容・配置さ
れていて、この基板15上には、図2にも示すように、
電池17、CPU19等が実装されている。又、上記基
板15の図6中下方位置には、ブザー21が内装されて
いる。又、基板15上には、図2に示すように、警報発
令用スイッチ23が実装されている。この警報発令用ス
イッチ23は、既に説明した紐体3と関係していて、紐
体3が切断されたような場合に作動して、上記CPU1
9を介して、ブザー21を鳴動させて警報を出力させる
ようになっている。
【0012】又、図3に示すように、基板15の外周に
はアンテナ25が配置されている。すなわち、商品が陳
列されている室の入口や出口には図示しない発信器が、
例えば、「ゲート」として配備されている。そして、自
鳴式防犯タグを商品に取り付けたままの状態でこれを盗
もうとした場合には、上記入口や出口を通過しようとす
ることになり、その際、上記発信器から出力されている
発信波をアンテナ25が受信し、その発信波の受信によ
って、CPU19が機能してブザー21を鳴動させて警
報を出力させるものである。その他、このアンテナ25
を介してその他の外部出力信号を入力するものである。
【0013】又、図5中基板15の左側には、スライド
部材31が、図5中上下方向にスライド可能に収容・配
置されている。このスライド部材31は、ケース1内に
内装されたコイルスプリング33によって、常時下方に
付勢されている。又、上記ケース1の下端部には、挿入
孔35、37が形成されている。これら挿入孔35、3
7内に後述する解除器39の一対の解除ピン41、43
が差し込まれることになる。又、上記スライド部材31
の側方には解除動作検出用スイッチ45が取り付けられ
ている。すなわち、上記解除器39の一対の解除ピン4
1、43が挿入孔35、37内に挿入され、スライド部
材31がコイルスプリング33の付勢力に抗して移動し
始めると、上記解除動作検出用スイッチ45が作動し、
解除器39による解除動作が開始されたことを検知す
る。
【0014】上記構成をなす自鳴式防犯タグの制御の関
係の構成は図6に示すようになっている。まず、アンテ
ナ25を介して受信された外部信号(ゲート或いは解除
器39からの信号)は、復調回路61を介して、CPU
19に入力される。又、警報発令用スイッチ23、解除
動作検出用スイッチ45からの信号もCPU19に入力
される。又、ROM63があり、このROM63には制
御するために必要なプログラムが記憶されている。又、
RAM65があり、このRAM65には制御するために
必要な情報が記憶されているものである。そして、CP
U19は、上記アンテナ25を介して受信される各種外
部信号、警報発令用スイッチ23、解除動作検出用スイ
ッチ45からの信号に基づいて、ROM63に記憶され
ている制御プログラム及びRAM65に記憶されている
各種の情報に基づいて、LED駆動回路67、ブザー駆
動回路69を適宜駆動して、LED71を点灯させた
り、或いは、ブザー21を鳴動させたりするものであ
る。
【0015】次に、既に述べた解除器39の構成につい
て説明する。解除器39は、まず、ケース47を備えて
いて、このケース47には、既に説明した自鳴式防犯タ
グを挿入するための挿入空間49が形成されている。こ
の挿入空間49の底部に、既に述べた一対の解除ピン4
1、43が突設されている。これら一対の解除ピン4
1、43が自鳴式防犯タグ側のケース1に形成された挿
入孔35、37内に挿入されることになる。
【0016】又、上記ケース47の挿入空間49の横に
は、消勢部51が内装されている。この消勢部51は、
電池53と、発信コイル(アンテナ)55と、ロック解
除信号出力用スイッチ57等から構成されている。そし
て、上記ロック解除信号出力用スイッチ57は、挿入空
間49側に突出・配置されていて、自鳴式防犯タグが挿
入空間49内に挿入されることにより、自鳴式防犯タグ
のケース1に付勢され、それによって動作することにな
る。このロック解除信号出力用スイッチ57の動作によ
って、発信コイル55から警報の発生を禁止する警報出
力禁止指令電波が出力されることになる。又、ケース4
7には別の警報の出力を停止する警報解除信号出力用ス
イッチ58が取り付けられていて、この警報解除信号出
力用スイッチ58を押圧・操作することによって、上記
発信コイル55から警報解除電波が出力されることにな
る。
【0017】次に、上記解除器39側の制御のための構
成をみてみると、図7に示すような構成になっている。
アンテナ(発信コイル)55、変調回路75、警報解除
信号出力用スイッチ58、ロック解除信号出力用スイッ
チ57、CPU79、ROM81、RAM83、LED
駆動回路85、LED87等から構成されている。そし
て、CPU79は、上記ロック解除信号出力用スイッチ
57からの信号に基づいて、ROM81に記憶されてい
る制御プログラム及びRAM83に記憶されている各種
情報に基づいて、警報の発生を禁止するロック解除警報
禁止信号を、警報出力禁止指令電波を介して出力し、該
ロック解除警報禁止信号は復調回路75によって復調さ
れ、アンテナ55を介して、自鳴式防犯タグ側に送信さ
れることになる。又、CPU79は、上記警報解除信号
出力用スイッチ58からの信号に基づいて、警報の出力
を停止する警報解除復調信号を警報解除電波を介して出
力し、該警報解除復調信号は復調回路75によって復調
され、アンテナ55を介して、自鳴式防犯タグ側に送信
されることになる。
【0018】以上の構成を基にその作用を説明する。ま
ず、自鳴式防犯タグ自体の作用について説明する。ロッ
クピン5を孔7内に差し込んでこれをロックした状態が
図4及び図5に示す状態である。通常、自鳴式防犯タグ
を商品に取り付けた場合にはこのような状態になってい
る。すなわち、紐体3が、例えば、商品の紐等に掛けら
れていて、ロックピン5をケース1から外すか、或い
は、紐体3を切断する以外に、自鳴式防犯タグを商品か
ら外すことはできない構成になっている。尚、図4及び
図5は説明の都合上解除器39と共に図示してあるが、
自鳴式防犯タグが商品に取り付けられて使用されている
場合には、解除器39は別の場所に保管・管理されてい
るものである。
【0019】そして、紐体3を故意に切断した場合に
は、図6に示す警報発令用スイッチ23が動作して、C
PU19の制御によってブザー駆動回路69を介してブ
ザー21が鳴動して盗難発生を告知するものである。
又、自鳴式防犯タグを商品に取り付けたままの状態で該
商品を盗もうとする場合には、商品が陳列されている室
の入口を通ることになり、その際、発信器により出力さ
れる発信波をアンテナ25が受信し、それによって、C
PU19の制御によってブザー駆動回路69を介してブ
ザー21が鳴動して盗難発生を告知するものである。以
上が自鳴式防犯タグ自体の作用である。
【0020】次に、解除器39を使用して、自鳴式防犯
タグのロックピン5のロック状態を解除する場合につい
て説明する。これは、例えば、一旦商品に取り付けた自
鳴式防犯タグを商品から取り外して新規の自鳴式防犯タ
グと交換したり、或いは、別の商品に付け替えたりする
場合に行われるものである。まず、図8及び図9に示す
ように、自鳴式防犯タグを解除器39の挿入空間49内
に挿入していく。それによって、まず、ロック解除信号
出力用スイッチ57が動作する。すなわち、自鳴式防犯
タグのケース1によってロック解除信号出力用スイッチ
57が付勢され、それによって、ロック解除信号出力用
スイッチ57が動作する。このロック解除信号出力用ス
イッチ57の動作によって、CPU79が機能して、発
信コイル55によって警報出力禁止指令電波を出力す
る。この出力された警報出力禁止指令電波は、自鳴式防
犯タグ側のアンテナ25によって受信され、それによっ
て、警報出力、すなわち、ブザー21の鳴動機能が停止
される。但し、現在鳴動中の自鳴式防犯タグを解除器内
に挿入して、ロック解除信号出力用スイッチ57が作動
しても、その鳴動動作を停止させることはない。これに
ついては追って詳細に説明する。
【0021】次に、図8及び図9に示す状態から、自鳴
式防犯タグをさらに挿入空間49内に挿入していくと、
図10及び図11に示すように、解除器39側の一対の
解除ピン41、43が、自鳴式防犯タグ側の挿入孔3
5、37内に挿入されていく。それによって、まず、自
鳴式防犯タグ側の解除動作検出用スイッチ45が作動し
て、解除動作が開始されたことを検知する。又、この場
合には、正規の解除器39を使用した正規の解除動作で
あるので、上記解除動作検出用スイッチ45が作動して
も警報が出力されることはない。すなわち、既に説明し
たように、ロック解除信号出力用スイッチ57が動作す
ることによってCPU79が機能して、発信コイル55
によって警報出力禁止指令電波を出力し、この出力され
た警報出力禁止指令電波は、自鳴式防犯タグ側のアンテ
ナ25によって受信され、それによって、警報出力、す
なわち、ブザー21の鳴動機能が停止されているからで
ある。尚、正規の解除器39を模した治具を使用して、
第三者が悪意を持って解除動作を行おうとした場合に
は、警報出力機能が停止されることはないので、上記解
除動作検出用スイッチ45の作動によって警報が出力さ
れることになる。
【0022】図10及び図11に示す状態から、自鳴式
防犯タグをさらに挿入空間49内に挿入していくと、図
12及び図13に示すような状態となる。すなわち、ス
ライド部材31がコイルスプリング33の付勢力に抗し
て上方に十分に上昇し、それによって、回動部材9が回
動されて、ロックピン5の係合部5aとロック部材9の
係合部9aとの係合が解除される。それによって、ロッ
クピン5の引き抜きが可能となる。尚、図12及び図1
3では、ロックピン5を引き抜いた様子を示している。
これによって、警報を出力させることなく、自鳴式防犯
タグを商品から離脱させることができ、例えば、別の新
規な自鳴式防犯タグと取り替えたり、或いは、別の商品
に付け替えることが可能となる。尚、自鳴式防犯タグの
解除器39への差込動作を行わなくても、警報解除信号
出力用スイッチ58を押圧操作することにより、自鳴式
防犯タグの警報の出力を停止させることはできる。
【0023】次に、以上の動作を図14及び図15のフ
ローチャートを参照しながら整理してみる。まず、図1
4を参照して、自鳴式防犯タグ側から説明する。ステッ
プS1において、RAM65の初期化を行うと共に、ス
テップS2に移行して、CPU19の初期化を行う。次
に、ステップS3に移行して、警報発令状態中か否かの
判別を行う。警報発令状態中の場合には、ステップS4
に移行して、警報解除復調信号の入力の有無を判別す
る。警報解除復調信号を入力している場合には、ステッ
プS5に移行して、警報発令状態中フラグをリセットす
る。そして、ステップS6に移行して警報の出力を停止
する。これに対して、ステップS4において、警報解除
復調信号の入力がない場合には、ステップS3に戻り、
同様の判別を繰り返すことになる。つまり、自鳴式防犯
タグが現在警報出力中である場合には、単に、自鳴式防
犯タグを解除器39内に挿入して、ロック解除信号出力
用スイッチ57が作動しただけでは警報の出力は停止せ
ず、警報解除信号出力用スイッチ58の押圧操作が必要
となる。
【0024】一方、ステップS3において、警報発令状
態中ではない場合には、ステップS7に移行して、警報
発令用スイッチ23或いは解除動作検出用スイッチ45
の入力検出の有無を判別する。これは、具体的には、自
鳴式防犯タグの紐体3の切断、或いは、正規の解除器3
9或いは正規の解除器ではない解除治具による解除動作
があったか否かの判別である。検出がある場合には、ス
テップS8に移行して、500mmsecタイマを動作
させ(この時間はステップS9にて、ロック解除警報禁
止信号の入力を確実に検出するための待ち時間であ
る)、次いで、ステップS9に移行して、ロック解除警
報禁止信号の入力の有無を判別する。すなわち、正規の
解除器39による解除動作の場合には、ロック解除信号
出力用スイッチ57が作動して、ロック解除警報禁止信
号が出力されるので、これを判別して、正規の解除動作
か否かを判別せんとするものである。そして、ロック解
除警報禁止信号が入力されていない場合には、ステップ
S10に移行して、警報発令状態中フラグをセットし
て、ステップS11に移行して、警報の出力を開始す
る。
【0025】一方、ステップS7において、警報発令用
スイッチ23或いは解除動作検出用スイッチ45の入力
検出がない場合には、ステップS12に移行して、警報
発令復調信号の入力の有無を判別する。これは、具体的
には、自鳴式防犯タグを取り付けたままの状態で商品を
盗もうとした場合に、ゲートから出力される信号であ
る。警報発令復調信号の入力があった場合には、ステッ
プS10に移行して警報発令状態中フラグをセットし
て、ステップS11に移行して、警報の出力を開始す
る。これに対して、警報発令復調信号の入力がなかった
場合には、ステップS13に移行することになる。
【0026】ステップS13においては、警報解除復調
信号(解除器39の警報解除信号出力用スイッチ58に
よるもの)の入力の有無を判別する。警報解除復調信号
が入力されている場合には、ステップS14に移行し
て、LED71を点滅させその点滅回数やブザー21を
所定時間(例えば、数ミリ秒)駆動しその音色や発音回
数により電池17の確認(電池残量の確認)等を行う。
これに対して、警報解除復調信号が入力されていない場
合には、ステップS15に移行して、ロック解除警報禁
止信号の入力の有無を判別し、ロック解除警報禁止信号
が入力されている場合には、ステップS14に移行し
て、電池17の確認(電池残量の確認)等を行う。ロッ
ク解除警報禁止信号が入力されていない場合には、ステ
ップS3に戻ることになる。又、既に説明したステップ
S9において、ロック解除警報禁止信号が入力されてい
る場合には、ステップS14に移行することになる。
【0027】次に、図15を参照して、解除器39側に
ついて確認してみる。まず、ステップS21において、
RAM83の初期化を行うと共に、ステップS22に移
行して、CPU79の初期化を行う。次に、ステップS
23に移行して、警報解除信号出力用スイッチ58の検
出の有無を判別する。警報解除信号出力がある場合に
は、ステップS24に移行して、LED87を点灯させ
ると共に、ステップS25に移行して、警報解除信号を
出力させる。
【0028】これに対して、ステップS23において、
警報解除信号出力用スイッチ58の検出がない場合に
は、ステップS26に移行して、ロック解除信号出力用
スイッチ57の検出の有無を判別する。ロック解除信号
出力用スイッチ57の検出がある場合には、ステップS
27に移行して、LED87を点灯させると共に、ステ
ップS28に移行して、ロック解除信号を出力させる。
これに対して、ロック解除信号出力用スイッチ57の検
出がない場合には、ステップS29に移行して、LED
87を消灯させる。
【0029】以上本実施の形態によると次のような効果
を奏することができる。まず、正規の解除器39を使用
した正規の解除動作時においては、自鳴式防犯タグを解
除器39の挿入空間49内に挿入することにより、ロッ
ク解除信号出力用スイッチ57が動作して、ロック解除
警報禁止信号が出力されるので、自鳴式防犯タグ側の警
報出力機能が停止されることになる。よって、各種作業
を行う場合において、不用意に警報が出力されるといっ
たこともなく、又、別途、スイッチ操作を行って警報出
力を停止させるという煩雑さもなく、作業性を向上させ
ることができる。又、自鳴式防犯タグが現在警報出力中
である場合には、単に、自鳴式防犯タグを解除器39の
挿入空間49内に挿入しただけでは警報の出力は停止せ
ず、別途、警報解除信号出力用スイッチ58を押圧操作
しない限り、警報出力は停止しない構成になっている。
それによって、警報が出力されている原因を確認するこ
とを作業員に強いることになり、いたずらに警報出力を
停止させて、警報が出力されている原因の追求を怠って
しまうということをなくすことができる。又、正規の解
除器ではない解除治具を使用した不正な解除作業に関し
ては、解除器39側のロック解除信号出力用スイッチ5
7、警報解除信号出力用スイッチ58の動作がないの
で、自鳴式防犯タグ側のスイッチ45の作動によって、
警報を出力させることができ、それによって、不正な解
除作業を確実に検知して告知させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による自鳴式
防犯タグシステムによると、まず、正規の解除器を使用
した正規の解除動作時においては、自鳴式防犯タグを解
除器内に挿入することにより、ロック解除信号出力用ス
イッチが動作して、ロック解除警報禁止信号が出力され
るので、自鳴式防犯タグ側の警報出力機能が停止される
ことになる。よって、各種作業を行う場合において、不
用意に警報が出力されるといったこともなく、又、別
途、スイッチ操作を行って警報出力を停止させるという
煩雑さもなく、作業性を向上させることができる。又、
正規の解除器ではない解除治具を使用した不正な解除作
業に関しては、解除器側のロック解除信号出力用スイッ
チ、警報解除信号出力用スイッチの動作がないので、自
鳴式防犯タグ側のスイッチの作動によって、警報を出力
させることができ、それによって、不正な解除作業を確
実に検知して告知させることができる。又、自鳴式防犯
タグが現在警報出力中である場合に、単に、自鳴式防犯
タグの解除器への挿入だけでは警報の出力は停止せず、
別途、警報解除信号出力用スイッチの押圧操作を要する
ように構成した場合には、警報が出力されている原因を
確認することを作業員に強いることになり、いたずらに
警報出力を停止させて、警報が出力されている原因の追
求を怠ってしまうということをなくすことができる。
又、正規の解除器ではない解除治具を使用した不正な解
除作業に関しては、解除器39側のロック解除信号出力
用スイッチ57、警報解除信号出力用スイッチ58の動
作がないので、自鳴式防犯タグ側のスイッチ45の作動
によって、警報を出力させることができ、それによっ
て、不正な解除作業を確実に検知して告知させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグの外観を示す平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグのケース内に内装されている基板の構成を示す平面
図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す図で、基板とアン
テナの構成を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグと解除治具の構成を側面側から示す断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグと解除治具の構成を正面側から示す断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態を示す図で、自鳴式防犯
タグ側の制御のための構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施の形態を示す図で、解除器側の
制御のための構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の一実施の形態を示す図で、作用を説明
するために自鳴式防犯タグと解除器の構成を側面側から
示す断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態を示す図で、作用を説明
するために自鳴式防犯タグと解除器の構成を正面側から
示す断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態を示す図で、作用を説
明するために自鳴式防犯タグと解除器の構成を側面側か
ら示す断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態を示す図で、作用を説
明するために自鳴式防犯タグと解除器の構成を正面側か
ら示す断面図である。
【図12】本発明の一実施の形態を示す図で、作用を説
明するために自鳴式防犯タグと解除器の構成を側面側か
ら示す断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態を示す図で、作用を説
明するために自鳴式防犯タグと解除器の構成を正面側か
ら示す断面図である。
【図14】本発明の一実施の形態を示す図で、作用を説
明するために自鳴式防犯タグ側の動作の工程を示すフロ
ーチャートである。
【図15】本発明の一実施の形態を示す図で、作用を説
明するために解除器側の動作の工程を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 ケース 3 紐体 5 ロックピン 7 挿入孔 9 回動部材 11 軸部材 13 コイルスプリング 17 電池 19 CPU 21 ブザー 31 スライド部材 33 コイルスプリング 35 挿入孔 37 挿入孔 39 解除器 41 解除ピン 43 解除ピン 45 スイッチ 47 ケース 49 挿入空間 51 消勢部 53 電池 55 発信コイル 57 ロック解除信号出力用スイッチ 58 警報解除信号出力用スイッチ 61 復調回路 63 ROM 65 RAM 67 LED駆動回路 69 ブザー駆動回路 71 LED 75 変調回路 79 CPU 81 ROM 83 RAM 85 LED駆動回路 87 LED

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに一端を固定されると共に他端を
    ロック機構によりケースに着脱可能に取り付けられる紐
    体と、 上記紐体の切断又は紐体のケースからの不正な取外作業
    時又は外部からの警報発令信号の入力によって警報を出
    力させると共に、外部からの警報解除信号の入力により
    上記警報の出力を停止させ、又外部からのロック解除信
    号の入力により警報の発生を禁止させる警報部と、を備
    える自鳴式防犯タグと、 上記自鳴式防犯タグに対して上記警報部の警報の出力を
    停止させる上記警報解除信号を任意に出力可能であり、
    さらに、上記自鳴式防犯タグのロック機構の解除動作に
    よって上記警報の発生を禁止させる上記ロック解除信号
    を出力状態にすると共に、上記ロック機構を上記紐体の
    他端が上記ケースから取外できる状態にする解除器と、 を具備したことを特徴とする自鳴式防犯タグ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自鳴式防犯タグ装置にお
    いて、 上記警報解除信号は無線波により上記自鳴式防犯タグへ
    送信されることを特徴とする自鳴式防犯タグ装置。
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