JP2000056929A - 表示式入力装置の視差補正方法およびその装置 - Google Patents

表示式入力装置の視差補正方法およびその装置

Info

Publication number
JP2000056929A
JP2000056929A JP22727198A JP22727198A JP2000056929A JP 2000056929 A JP2000056929 A JP 2000056929A JP 22727198 A JP22727198 A JP 22727198A JP 22727198 A JP22727198 A JP 22727198A JP 2000056929 A JP2000056929 A JP 2000056929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
parallax
operation position
unit
symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22727198A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Yonekura
幹夫 米倉
Tsunehisa Kaneko
恒久 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd, Amada Engineering Center Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP22727198A priority Critical patent/JP2000056929A/ja
Publication of JP2000056929A publication Critical patent/JP2000056929A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示面と入力操作面との間に介在する間隔に
起因した視差があっても、操作者の操作対象が意図する
表示内容を操作するものであると確実に認識する。 【解決手段】 視差検出用の記号を利用してあらかじめ
視差を検出しておき、操作された位置に視差を加味する
ことで操作位置を補正し、補正後の操作位置に対応する
表示位置の表示内容を操作対象として判定する。このよ
うに、操作位置を補正することで、視差の存在がその大
きさにかかわらず実質的に無視されることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示装置の前方
に入力操作部を備え、操作位置に対応する表示位置の表
示内容を操作対象として判定する表示式入力装置の視差
補正方法と、その視差補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の表示式入力装置とし
て、CRT表示装置(又はLCD)とタッチパネルとか
らなるタッチパネル入力装置がよく知られている。
【0003】このようなタッチパネル入力装置は、タッ
チパネル上の操作者による操作位置が、マトリクス状の
X−Y座標で検出できるように構成されるとともに、表
示装置に表示する内容を記憶する画像メモリに、押しボ
タン等の表示対象の表示位置が、画面全体のX−Y座標
に対応して記憶されるように構成されている。
【0004】それにより、タッチパネル入力装置は、表
示装置に押しボタン類を表示し、操作者がその押しボタ
ン類を押すつもりでタッチパネルを操作した(押した)
とき、その操作位置を検出し、検出した操作位置が表示
装置の押しボタン類表示範囲内であると、その押しボタ
ン類が押されたものと認識するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のタッチパネル入力装置は、図7(a)に示す
ように、表示装置の表示面dと、タッチパネルの操作面
tとの間に、間隔lが介在するため、操作者の視線eが
表示面dに垂直になっていない場合、間隔lに起因した
視差pが生じてしまうことを避けることができない。
【0006】そのため、このような視差が原因となっ
て、操作者が実際に操作したにもかかわらず、その押し
ボタン類が操作されたものと認識することができなかっ
たり、また、隣り合う別の押しボタン類が操作されたも
のと誤って認識してしまったりする等、操作の検出不能
や、誤検出が発生するおそれがあるという課題があっ
た。
【0007】また、このような課題に対して、例えば、
操作者の視線eに合わせるように、表示面dや操作面t
の高さを変えたり、角度を調整するようにしたものもあ
るが、装置の高さが変更できたり角度が調整できたりす
ることは、構造が必然的に複雑になることに加えて、操
作者が操作面tを操作するたびに、その操作力を受けて
高さや角度が変わってしまう可能性が大きく、結局、上
記のような課題を解決するのに不充分なものでしかな
い。
【0008】この発明は上記従来のもののもつ課題を解
決して、表示面と入力操作面との間に介在する間隔に起
因した視差があっても、操作者の操作対象が意図する表
示内容を操作するものであるとして確実に認識すること
のできる表示式入力装置の視差補正方法と、その視差補
正装置とを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、視差検出用の記号を利用してあらかじめ視
差を検出しておき、操作された位置に視差を加味するこ
とで操作位置を補正し、補正後の操作位置に対応する表
示位置の表示内容を操作対象として判定する。このよう
に、操作位置を補正することで、視差の存在がその大き
さにかかわらず実質的に無視されることとなる。
【0010】またこの発明は、視差検出用の記号を利用
してあらかじめ視差を検出しておき、表示された位置に
視差を加味することで表示位置を補正し、操作された位
置に対応する補正後の表示位置の表示内容を操作対象と
して判定する。このように、表示位置を補正すること
で、視差の存在がその大きさにかかわらず実質的に無視
されることとなる。
【0011】またこの発明は、視差検出手段と、操作さ
れた位置に視差を加味する操作位置補正手段と、補正後
の操作位置に対応する表示位置の表示内容を操作対象と
して判定する手段とを設ける。このように、判定手段が
補正後の操作位置を拠り所とすることで、視差の存在が
その大きさにかかわらず実質的に無視されることとな
る。
【0012】さらにこの発明は、視差検出手段と、表示
された位置に視差を加味する表示位置補正手段と、操作
された位置に対応する補正後の表示位置の表示内容を操
作対象として判定する手段とを設ける。このように、判
定手段が補正後の表示位置を拠り所とすることで、視差
の存在がその大きさにかかわらず実質的に無視されるこ
ととなる。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明による表示式入力装置の
視差補正方法について、発明の実施の形態を説明する。
この発明による視差補正方法が適用される表示式入力装
置は、表示装置の前方に入力操作部を備え、操作者によ
る操作位置に対応する表示位置の表示内容を操作対象と
して判定するものである。
【0014】このような表示式入力装置において、実際
の入力操作に先立ち、視差検出用の記号を表示面上に表
示し、操作者によりその記号を意図して操作された入力
操作面上の操作位置を検出する。そして、記号の表示位
置と操作位置とのずれから視差を検出して蓄えておく。
【0015】このようにしたうえで、実際の入力操作に
際して、表示装置が通常の表示状態にあるとき、操作者
により操作された位置を検出し、その操作位置に前記視
差を加味することで操作位置を補正する。そして、補正
後の操作位置に対応する表示位置の表示内容を操作対象
として判定する。
【0016】これにより、操作位置を実際の位置から視
差相当分だけ補正することができ、その結果、視差の存
在をその大きさにかかわらず実質的に無視することがで
き、操作者の操作対象が意図する表示内容を操作するも
のであると確実に認識できることとなる。
【0017】また、この発明による視差補正方法は、上
記と同様にして視差を蓄えたうえで、実際の入力操作に
際して、表示装置が通常の表示状態にあるとき、表示さ
れた位置に前記視差を加味することで表示位置を補正す
る。そして、操作者により操作された位置に対応する補
正後の表示位置の表示内容を操作対象として判定する。
【0018】これにより、表示位置を実際の位置から視
差相当分だけ補正することができ、その結果、視差の存
在をその大きさにかかわらず実質的に無視することがで
き、操作者の操作対象が意図する表示内容を操作するも
のであると確実に認識できることとなる。
【0019】
【実施例】この発明による表示式入力装置の視差補正装
置について、発明の実施の形態を、実施例に基づき図面
を参照して説明する。またこの実施例は、上記したこの
発明による視差補正方法を使用する装置の実施例でもあ
る。
【0020】図1は、この発明による表示式入力装置の
視差補正装置の一実施例を示すブロック図であり、この
表示式入力装置は、表示装置1と、表示する内容(例え
ば画面上に適宜配置される押しボタン類)を記憶した押
しボタン類表示用ファイル3と、押しボタン類表示用制
御部5と、表示装置1の前方に配置された入力操作部
(例えばタッチパネル)11と、入力操作部用制御部1
3と、入力操作部上の操作された位置(タッチパネルの
場合はパネル面上の押された位置)を検出する操作位置
検出部15と、操作された位置に対応する表示対象を判
定する判定部21とを備えている。
【0021】また視差補正装置は、表示装置1に表示す
る視差検出用の記号を記憶した記号表示用ファイル31
と、記号表示用制御部33と、その記号を操作する意志
をもって操作者により操作された入力操作部11上の操
作位置と、記号の表示位置とのずれから、視差を検出す
る視差検出部35と、検出した視差を視差補正量として
記憶する視差補正量ファイル37と、視差補正用制御部
39と、実際の入力操作に際して、操作者による操作位
置に前記視差補正量を加味することで操作位置を補正す
る操作位置補正部41とを設けてある。
【0022】そのため、操作位置検出部15は、表示装
置1が記号を表示している視差検出用モードのとき、検
出した操作位置データを視差検出部35に転送し、ま
た、表示装置1が押しボタン類を表示している通常モー
ドのとき、検出した操作位置データを操作位置補正部4
1に転送するようになっている。
【0023】また、判定部21は、押しボタン類表示用
制御部5から転送される押しボタン類表示データと照合
する操作位置データとして、操作位置検出部15で得ら
れたデータをそのまま使うのでなく、操作位置補正部4
1から転送される補正後のデータを使って、補正後の操
作位置に対応する表示対象が入力操作されたものと判定
するようになっている。
【0024】次に、この実施例の作用について、図2に
示す視差検出用モードのフローチャート、および、図3
に示す通常モードのフローチャートを用いて説明する。
【0025】まず、実際の入力操作に先立ち、図2に示
すように、記号表示用制御部33が、記号表示用ファイ
ル31から視差検出用の記号Mを読み出し、それを表示
装置1の画面上に表示する。
【0026】すなわち、例えば図4に示すように、┼印
に、「タッチ位置の補正をします。┼印の中心を押して
ください。」というコメントが加えられた記号Mを読み
出して、それを┼印が画面の中心となる位置に表示す
る。このときの画面上における記号M(┼印)の表示位
置のX−Y座標を、便宜上(XM,YM)としてあらわ
す。
【0027】次に、この表示に促されて、操作者が、そ
の記号M(┼印)を操作する(押す)意志をもって入力
操作部(タッチパネル)11を操作すると、操作位置検
出部15が、操作された位置を検出する。このときの入
力操作部11上における操作位置(押された位置)のX
−Y座標を、便宜上(XR,YR)としてあらわす。
【0028】すると、記号の表示位置(XM,YM)と、
操作位置(XR,YR)との間に、視差に起因したずれが
生じるから、視差検出部35が、両者の差をとること
で、視差(XC=XM−XR,YC=YM−YR)を検出す
る。
【0029】そして、検出した視差を、視差補正量(X
C,YC)として視差補正量ファイル37に記憶する。
【0030】このようにしたうえで、実際の入力操作に
際しては、図3に示すように、押しボタン類表示用制御
部5が、押しボタン類表示用ファイル3から表示内容D
を読み出し、それを表示装置1の画面上に表示する。そ
れにより、画面上には、押しボタン類が適宜の配置をも
って表示される。このときの画面上における押しボタン
類の表示位置のX−Y座標を、便宜上(XD,YD)とし
てあらわす。
【0031】この表示位置(XD,YD)は、例えばn個
の押しボタン類の表示位置(X1,Y1)〜(Xn,Yn
を包括した意味のものであり、また、例えばm番目の押
しボタン類の表示位置(Xm,Ym)を厳密にあらわせ
ば、(Xma,Yma)〜(Xmb,Ymb)の範囲にあると表
現されるものである。
【0032】次に、操作者が、いずれか(例えばm番
目)の押しボタン類を操作する(押す)意志をもって入
力操作部(タッチパネル)11を操作すると、操作位置
検出部15が、操作された位置を検出する。このときの
入力操作部11上における操作位置(押された位置)の
X−Y座標を、便宜上(XT,YT)としてあらわす。
【0033】すると、操作位置補正部41が、操作位置
検出部15から転送される操作位置(XT,YT)に、視
差補正量ファイル37から読み出されて視差補正用制御
部39から転送される視差補正量(XC,YC)を加える
ことで、操作位置を補正(XTC=XT+XC,YTC=YT
+YC)する。
【0034】そして、判定部21が、押しボタン類表示
用制御部5から転送される押しボタン類表示データ(X
D,YD)と、操作位置補正部41から転送される補正後
の操作位置データ(XTC,YTC)とを照合して、補正後
の操作位置に対応する表示対象が入力操作されたものと
判定する。すなわち、例えばm番目の押しボタン類が操
作対象である場合、その操作位置(XT,YT)を視差補
正量(XC,YC)で補正した補正操作位置(XTC
TC)は、m番目の押しボタン類の表示位置(Xm
m)に対応しているから、判定部21は、m番目の押
しボタン類が入力操作されたものと判定することとな
る。
【0035】つまり、図7(b)に示すように、操作者
による実際の操作位置は(XT,YT)であって、それに
はm番目の押しボタン類が対応していないにもかかわら
ず、m番目の押しボタン類の表示位置(Xm,Ym)に対
応する補正操作位置(XTC,YTC)が操作されたものと
みなすことで、判定部21は、視差を無視して、適正な
判定を行うことができるのである。
【0036】しかも、操作者が変われば視差の大きさも
変わることが考えられるが、その場合には、新たな操作
者に対し、実際の入力操作に先立って視差検出用モード
の操作を促すことで、その操作者に適した視差補正量を
視差補正量ファイル37に記憶しておくことができる。
そのため、操作者が変わろうが、視差の程度が変わろう
が、つねに適正な入力操作を行うことができることとな
る。
【0037】図5は表示式入力装置の視差補正装置の他
の実施例を示すブロック図であり、この表示式入力装置
は図1の表示式入力装置と同様のものであり、また、こ
の視差補正装置も図1の視差補正装置とほぼ同様のもの
であるので、図1と同様の部分には同一の符号をつけて
示すことで説明を省略することとし、図1と相違する部
分について説明する。
【0038】この視差補正装置は、図1の操作位置補正
部41に代えて、実際の入力操作に際して、表示装置1
上の表示位置に視差補正量を加味することで表示位置を
補正する表示位置補正部51を設けてある。
【0039】また、操作位置検出部15は、表示装置1
が記号を表示している視差検出用モードのとき、検出し
た操作位置データを視差検出部35に転送し、また、表
示装置1が押しボタン類を表示している通常モードのと
き、検出した操作位置データを判定部21に転送するよ
うになっている。
【0040】そのため、判定部21は、操作位置検出部
15から転送される操作位置データと照合する押しボタ
ン類表示データとして、押しボタン類表示用制御部5か
ら転送されるデータをそのまま使うのでなく、表示位置
補正部51から転送される補正後のデータを使って、操
作者による操作位置に対応する補正後の表示位置の表示
対象が入力操作されたものと判定するようになってい
る。
【0041】次に、この実施例の作用について、視差検
出用モードのフローチャートは図2と同様であるので、
図6に示す通常モードのフローチャートを用いて説明す
る。
【0042】図6に示すように、実際の入力操作に際し
ては、押しボタン類表示用制御部5が、押しボタン類表
示用ファイル3から表示内容Dを読み出し、それを表示
装置1の画面上に表示する。それにより、画面上には、
押しボタン類が適宜の配置をもって表示される。このと
きの画面上における押しボタン類の表示位置のX−Y座
標を、(XD,YD)としてあらわす。
【0043】そして、表示位置補正部51が、押しボタ
ン類表示用制御部5から転送される押しボタン類表示位
置(XD,YD)に、視差補正量ファイル37から読み出
されて視差補正用制御部39から転送される視差補正量
(XC,YC)を加えることで、表示位置を補正(XDC
D+XC,YDC=YD+YC)する。
【0044】次に、操作者が、いずれか(例えばm番
目)の押しボタン類を操作する(押す)意志をもって入
力操作部(タッチパネル)11を操作すると、操作位置
検出部15が、操作された位置を検出する。このときの
入力操作部11上における操作位置(押された位置)の
X−Y座標を、(XT,YT)としてあらわす。
【0045】そして、判定部21が、表示位置補正部5
1から転送される補正後の表示位置データ(XDC
DC)と、操作位置検出部15から転送される操作位置
データ(XT,YT)とを照合して、操作者による操作位
置に対応する補正後の表示位置の表示対象が入力操作さ
れたものと判定する。すなわち、例えばm番目の押しボ
タン類が操作対象である場合、その表示位置(Xm
m)を視差補正量(XC,YC)で補正した補正表示位
置(XmC,YmC)は、操作者による操作位置(XT
T)に対応しているから、判定部21は、m番目の押
しボタン類が入力操作されたものと判定することとな
る。
【0046】つまり、図7(c)に示すように、表示装
置1上におけるm番目の押しボタン類の実際の表示位置
は(Xm,Ym)であって、それには操作者による操作位
置(XT,YT)が対応していないにもかかわらず、操作
位置(XT,YT)に対応する補正表示位置(XmC
mC)にm番目の押しボタン類が表示されているものと
みなすことで、判定部21は、視差を無視して、適正な
判定を行うことができるのである。
【0047】この場合も、新たな操作者に対し、実際の
入力操作に先立って視差検出用モードの操作を促すこと
で、操作者が変わろうが、視差の程度が変わろうが、つ
ねに適正な入力操作を行うことができることとなる。
【0048】なお、上記実施例では、入力操作部11と
してタッチパネルに適用したものを例示したが、これに
限定するものでなく、例えば、ライトペンや、ディジタ
イザその他の入力装置に適用することができる。
【0049】また、上記実施例では、記号Mの┼印を、
表示画面の中心に表示するものを例示したが、これに限
定するものでなく、例えば、画面中央において上下2箇
所に┼印を表示したり、画面四隅に┼印を4箇所表示し
たりすることができるし、また、┼印に代えて、記号自
体の中心が明瞭なものであれば、適宜の記号を使用する
ことができる。
【0050】また、上記実施例では、┼印とともに、
「タッチ位置の補正をします。┼印の中心を押してくだ
さい。」というコメントを加えた記号Mを例示したが、
これに限定するものでなく、操作者にこれと同様の操作
を促す効果のあるものなら、例えば、適宜の文章、絵文
字、画像、音声等さまざまな手段を利用することも可能
である。
【0051】さらに、特別の記号を使って視差を検出す
るのではなく、通常モードでの使用中に、視差にともな
う操作位置と表示位置とのずれの発生傾向を求め、これ
を利用することで、視差に起因した誤検出等を回避する
ように構成することも可能である。
【0052】
【発明の効果】この発明は以上のように、視差検出用の
記号を表示面上に表示し、その記号を意図して操作され
た入力操作面上の操作位置を検出し、記号の表示位置と
操作位置とのずれから視差を検出して蓄えておき、表示
装置が通常の表示状態にあるとき、操作された位置を検
出し、その操作位置に前記視差を加味することで操作位
置を補正し、補正後の操作位置に対応する表示位置の表
示内容を操作対象として判定する構成としたので、表示
面と入力操作面との間に介在する間隔に起因した視差が
あっても、視差の存在をその大きさにかかわらず実質的
に無視することができ、それにより、操作者の操作対象
が意図する表示内容を操作するものであるとして確実に
認識することができ、その結果、例えば、操作者が実際
に操作したにもかかわらず、その押しボタン類が操作さ
れたものと認識することができないような操作の検出不
能や、隣り合う別の押しボタン類が操作されたものと誤
って認識してしまうような誤検出の発生を、未然に回避
することができる効果がある。
【0053】この発明はまた、視差検出用の記号を表示
面上に表示し、その記号を意図して操作された入力操作
面上の操作位置を検出し、記号の表示位置と操作位置と
のずれから視差を検出して蓄えておき、表示装置が通常
の表示状態にあるとき、表示された位置に前記視差を加
味することで表示位置を補正し、操作された位置に対応
する補正後の表示位置の表示内容を操作対象として判定
する構成としたので、この場合も、上記と同様の効果が
ある。
【0054】この発明はまた、表示装置に視差検出用の
記号を表示する手段と、その記号を意図して操作された
入力操作部上の操作位置と、記号の表示位置とのずれか
ら、視差を検出する手段と、表示装置が通常の表示状態
にあるとき、操作された位置に前記視差を加味すること
で操作位置を補正する手段と、補正後の操作位置に対応
する表示位置の表示内容を操作対象として判定する手段
とを設けた構成としたので、判定手段が補正後の操作位
置を拠り所とすることで、視差の存在をその大きさにか
かわらず実質的に無視することができ、それにより、操
作者の操作対象が意図する表示内容を操作するものであ
るとして確実に認識することができ、その結果、例え
ば、操作者が実際に操作したにもかかわらず、その押し
ボタン類が操作されたものと認識することができないよ
うな操作の検出不能や、隣り合う別の押しボタン類が操
作されたものと誤って認識してしまうような誤検出の発
生を、未然に回避することができる効果がある。
【0055】この発明はまた、表示装置と、表示する内
容を記憶した記憶部と、表示装置の前方に配置された入
力操作部と、入力操作部上の操作された位置を検出する
操作位置検出部と、操作位置に対応する表示位置の表示
内容を操作対象として判定する判定部とを備えた表示式
入力装置において、表示装置に視差検出用の記号を表示
する手段と、その記号を意図する操作により前記操作位
置検出部に検出された操作位置と、記号の表示位置との
ずれから、視差を検出する手段と、検出した視差を記憶
する視差記憶手段と、表示装置が前記記憶部の内容を表
示しているとき、前記操作位置検出部に検出された操作
位置に前記視差を加味することで操作位置を補正する手
段とを設け、前記判定部に、表示位置に対応させる操作
位置として補正後の操作位置を適用した構成としたの
で、この場合は、判定部が補正後の操作位置を拠り所と
することで、上記と同様の効果がある。
【0056】この発明はまた、表示装置に視差検出用の
記号を表示する手段と、その記号を意図して操作された
入力操作部上の操作位置と、記号の表示位置とのずれか
ら、視差を検出する手段と、表示装置が通常の表示状態
にあるとき、表示された位置に前記視差を加味すること
で表示位置を補正する手段と、操作された位置に対応す
る補正後の表示位置の表示内容を操作対象として判定す
る手段とを設けた構成としたので、判定手段が補正後の
表示位置を拠り所とすることで、視差の存在をその大き
さにかかわらず実質的に無視することができ、それによ
り、操作者の操作対象が意図する表示内容を操作するも
のであるとして確実に認識することができ、その結果、
例えば、操作者が実際に操作したにもかかわらず、その
押しボタン類が操作されたものと認識することができな
いような操作の検出不能や、隣り合う別の押しボタン類
が操作されたものと誤って認識してしまうような誤検出
の発生を、未然に回避することができる効果がある。
【0057】この発明はさらに、表示装置と、表示する
内容を記憶した記憶部と、表示装置の前方に配置された
入力操作部と、入力操作部上の操作された位置を検出す
る操作位置検出部と、操作位置に対応する表示位置の表
示内容を操作対象として判定する判定部とを備えた表示
式入力装置において、表示装置に視差検出用の記号を表
示する手段と、その記号を意図する操作により前記操作
位置検出部に検出された操作位置と、記号の表示位置と
のずれから、視差を検出する手段と、検出した視差を記
憶する視差記憶手段と、表示装置が前記記憶部の内容を
表示しているとき、表示された位置に前記視差を加味す
ることで表示位置を補正する手段とを設け、前記判定部
に、操作位置に対応する表示位置として補正後の表示位
置を適用した構成としたので、この場合は、判定部が補
正後の表示位置を拠り所とすることで、上記と同様の効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示式入力装置の視差補正装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1のものの視差検出用モードのフローチャー
トである。
【図3】図1のものの通常モードのフローチャートであ
る。
【図4】視差検出用の表示画面の一例を示す説明図であ
る。
【図5】表示式入力装置の視差補正装置の他の実施例を
示すブロック図である。
【図6】図5のものの通常モードのフローチャートであ
る。
【図7】視差とその補正方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 表示装置 3 押しボタン類表示用ファイル 5 押しボタン類表示用制御部 11 入力操作部(タッチパネル) 13 入力操作部用制御部 15 操作位置検出部 21 判定部 31 記号表示用ファイル 33 記号表示用制御部 35 視差検出部 37 視差補正量ファイル 39 視差補正用制御部 41 操作位置補正部 51 表示位置補正部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置の前方に入力操作部を備え、操
    作位置に対応する表示位置の表示内容を操作対象として
    判定する表示式入力装置の視差補正方法であって、 視差検出用の記号を表示面上に表示し、 その記号を意図して操作された入力操作面上の操作位置
    を検出し、 記号の表示位置と操作位置とのずれから視差を検出して
    蓄えておき、 表示装置が通常の表示状態にあるとき、操作された位置
    を検出し、 その操作位置に前記視差を加味することで操作位置を補
    正し、 補正後の操作位置に対応する表示位置の表示内容を操作
    対象として判定する、ことを特徴とする表示式入力装置
    の視差補正方法。
  2. 【請求項2】 表示装置の前方に入力操作部を備え、操
    作位置に対応する表示位置の表示内容を操作対象として
    判定する表示式入力装置の視差補正方法であって、 視差検出用の記号を表示面上に表示し、 その記号を意図して操作された入力操作面上の操作位置
    を検出し、 記号の表示位置と操作位置とのずれから視差を検出して
    蓄えておき、 表示装置が通常の表示状態にあるとき、表示された位置
    に前記視差を加味することで表示位置を補正し、 操作された位置に対応する補正後の表示位置の表示内容
    を操作対象として判定する、 ことを特徴とする表示式入力装置の視差補正方法。
  3. 【請求項3】 表示装置と、表示装置の前方に配置され
    た入力操作部とを備えた表示式入力装置において、 表示装置に視差検出用の記号を表示する手段と、 その記号を意図して操作された入力操作部上の操作位置
    と、記号の表示位置とのずれから、視差を検出する手段
    と、 表示装置が通常の表示状態にあるとき、操作された位置
    に前記視差を加味することで操作位置を補正する手段
    と、 補正後の操作位置に対応する表示位置の表示内容を操作
    対象として判定する手段と、を設けたことを特徴とする
    表示式入力装置の視差補正装置。
  4. 【請求項4】 操作された位置を検出する手段であっ
    て、表示装置が視差検出用の記号を表示しているとき、
    検出した操作位置データを前記視差検出手段に転送し、
    また、表示装置が通常の表示状態にあるとき、検出した
    操作位置データを前記操作位置補正手段に転送する操作
    位置検出手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の
    表示式入力装置の視差補正装置。
  5. 【請求項5】 表示装置と、表示する内容を記憶した記
    憶部と、表示装置の前方に配置された入力操作部と、入
    力操作部上の操作された位置を検出する操作位置検出部
    と、操作位置に対応する表示位置の表示内容を操作対象
    として判定する判定部とを備えた表示式入力装置におい
    て、 表示装置に視差検出用の記号を表示する手段と、 その記号を意図する操作により前記操作位置検出部に検
    出された操作位置と、記号の表示位置とのずれから、視
    差を検出する手段と、 検出した視差を記憶する視差記憶手段と、 表示装置が前記記憶部の内容を表示しているとき、前記
    操作位置検出部により検出された操作位置に前記視差を
    加味することで操作位置を補正する手段とを設け、 前記判定部に、表示位置に対応させる操作位置として補
    正後の操作位置を適用した、ことを特徴とする表示式入
    力装置の視差補正装置。
  6. 【請求項6】 表示装置と、表示装置の前方に配置され
    た入力操作部とを備えた表示式入力装置において、 表示装置に視差検出用の記号を表示する手段と、 その記号を意図して操作された入力操作部上の操作位置
    と、記号の表示位置とのずれから、視差を検出する手段
    と、 表示装置が通常の表示状態にあるとき、表示された位置
    に前記視差を加味することで表示位置を補正する手段
    と、 操作された位置に対応する補正後の表示位置の表示内容
    を操作対象として判定する手段と、を設けたことを特徴
    とする表示式入力装置の視差補正装置。
  7. 【請求項7】 操作された位置を検出する手段であっ
    て、表示装置が視差検出用の記号を表示しているとき、
    検出した操作位置データを前記視差検出手段に転送し、
    また、表示装置が通常の表示状態にあるとき、検出した
    操作位置データを前記判定手段に転送する操作位置検出
    手段を設けたことを特徴とする請求項6記載の表示式入
    力装置の視差補正装置。
  8. 【請求項8】 表示装置と、表示する内容を記憶した記
    憶部と、表示装置の前方に配置された入力操作部と、入
    力操作部上の操作された位置を検出する操作位置検出部
    と、操作位置に対応する表示位置の表示内容を操作対象
    として判定する判定部とを備えた表示式入力装置におい
    て、 表示装置に視差検出用の記号を表示する手段と、 その記号を意図する操作により前記操作位置検出部に検
    出された操作位置と、記号の表示位置とのずれから、視
    差を検出する手段と、 検出した視差を記憶する視差記憶手段と、 表示装置が前記記憶部の内容を表示しているとき、表示
    された位置に前記視差を加味することで表示位置を補正
    する手段とを設け、 前記判定部に、前記操作位置検出部により検出された操
    作位置に対応する表示位置として補正後の表示位置を適
    用した、ことを特徴とする表示式入力装置の視差補正装
    置。
JP22727198A 1998-08-11 1998-08-11 表示式入力装置の視差補正方法およびその装置 Pending JP2000056929A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22727198A JP2000056929A (ja) 1998-08-11 1998-08-11 表示式入力装置の視差補正方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22727198A JP2000056929A (ja) 1998-08-11 1998-08-11 表示式入力装置の視差補正方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000056929A true JP2000056929A (ja) 2000-02-25

Family

ID=16858216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22727198A Pending JP2000056929A (ja) 1998-08-11 1998-08-11 表示式入力装置の視差補正方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000056929A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129660A1 (ja) * 2005-05-31 2006-12-07 Sharp Kabushiki Kaisha 電子機器
JP2010055266A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Fujifilm Corp 3次元表示時における指示位置設定装置および方法並びにプログラム
JP2015082300A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 アルプス電気株式会社 表示入力装置
JPWO2016103521A1 (ja) * 2014-12-26 2017-09-14 株式会社ニコン 検出装置およびプログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129660A1 (ja) * 2005-05-31 2006-12-07 Sharp Kabushiki Kaisha 電子機器
JP2010055266A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Fujifilm Corp 3次元表示時における指示位置設定装置および方法並びにプログラム
JP4657331B2 (ja) * 2008-08-27 2011-03-23 富士フイルム株式会社 3次元表示時における指示位置設定装置および方法並びにプログラム
US8482557B2 (en) 2008-08-27 2013-07-09 Fujifilm Corporation Device and method for setting instructed position during three-dimensional display, as well as program
JP2015082300A (ja) * 2013-10-24 2015-04-27 アルプス電気株式会社 表示入力装置
JPWO2016103521A1 (ja) * 2014-12-26 2017-09-14 株式会社ニコン 検出装置およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7248249B2 (en) Touch panel apparatus and method for controlling the same
JP2006059238A (ja) 情報入力表示装置
US20090091542A1 (en) Touch-panel display device and portable equipment
US8976119B2 (en) Electronic display board apparatus, method of controlling electronic display board apparatus, and electronic display board apparatus control system
US20090222761A1 (en) Computer-readable recording medium having display screen setting program recorded thereon, information processing apparatus, and display screen setting method
CN1979401B (zh) 显示装置、显示***及其控制方法
CN102841738B (zh) 经由网络与外部设备通信的信息处理装置及其控制方法
JP5522755B2 (ja) 入力表示制御装置、シンクライアントシステム、入力表示制御方法およびプログラム
JP2000066817A (ja) キーボード装置
JP2008097371A (ja) 表示システム、座標処理方法、及びプログラム
US20050270277A1 (en) Portable computer having display mode changed according to attachment/detachment of pen and control method thereof
JP2000172427A (ja) 誤入力検出機能付き入力装置及び入力装置の誤入力検出方法
JP2008009856A (ja) 入力装置
JP2000056929A (ja) 表示式入力装置の視差補正方法およびその装置
JP2008276277A (ja) 操作表示装置及び画像形成装置
JPH08171451A (ja) 座標検出・表示装置
JP3029905B2 (ja) データ入力装置
JP2006146330A (ja) 電子機器の表示装置及び画像形成装置の表示装置
JP2002287907A (ja) タッチパネル入力装置及び入力方法
JP2565586B2 (ja) タッチパネル式多項目入力装置
AU2012345046B2 (en) Display control apparatus, display control system, display control method, and computer program product
JPH0314121A (ja) プログラマブルディスプレイ装置
JPH1011217A (ja) 情報処理装置
EP0498307B1 (en) Information processing apparatus
JP4526128B2 (ja) アイコン指示装置