JP2000056825A - プラント監視装置 - Google Patents

プラント監視装置

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JP2000056825A
JP2000056825A JP22417498A JP22417498A JP2000056825A JP 2000056825 A JP2000056825 A JP 2000056825A JP 22417498 A JP22417498 A JP 22417498A JP 22417498 A JP22417498 A JP 22417498A JP 2000056825 A JP2000056825 A JP 2000056825A
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Japan
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plant
data
system diagram
signal
failure
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JP22417498A
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English (en)
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Yukinori Hirose
行徳 廣瀬
Yukio Sonoda
幸夫 園田
Hiroki Yamamoto
博樹 山本
Yoshihiko Uhara
義彦 鵜原
Masahide Kobayashi
正英 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラント通常運転時およびプロセスの異常発
生時、検出信号の変化により特定された異常発生機器に
ついて、詳細なプラント系統図上の機器に対応させて速
やかに表示すること。 【解決手段】 プラント監視装置はプラント状態計測装
置10、データ収集装置20、表示装置30を備える。
プラント状態計測装置10は計測器から検出信号を入力
してデータ収集装置20に伝送する。データ収集装置2
0はプロセス状態値を個別のプラント状態データとして
時系列に保存する。表示装置30はプラント系統図キャ
ドデータを表示すると共に、データ収集装置20からの
プラント状態データを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば原子力発
電プラント、火力発電プラント、化学プラント等の大規
模プラントを構成する機器に関する設計情報を蓄積す
る、CAD(Computer Aided Desi
gn)データから運転、保守用支援情報を得て運転等に
有効に役立てるプラント監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラント、火力発電プラン
ト、化学プラント等の大規模プラントは膨大な数の機
器、部品等からなり、それらの機器、部品等の一部で局
部的な異常が発生したときはこれを早期に発見し、適切
な処置を講じることによって局部的な異常が広い範囲に
拡大するのを防ぐことがプラント稼動率を高め、また安
全を確保するうえで極めて重要である。この大規模プラ
ントでは機器、部品等に生じた異常を検知することに加
えて、性能に関係する各種のプロセス状態値を計測器を
通して検出する必要がある。これらの検出信号は間断な
く運転員に伝えられるが、信号があまりにも膨大なこと
から、そのすべてを運転員が監視するのは実際上不可能
である。
【0003】このため、多くのプラントが計算機を用い
てすべてのデータ処理を自動的に行い、プラントの状態
の変化を見極めるプラント監視装置を備えている。ま
た、運転員による監視、診断をより正確に、かつ能率よ
く行うために監視診断を支援する監視診断装置も多様な
ものが開発されている。代表的なものはプラントに発生
する可能性がある異常を想定したやり方で、予め代表的
なプラント状態値の変化を変化パターンとして記憶して
おき、異常発生時にプラント状態値の推移をその変化パ
ターンと比較することにより異常の有無を判定し、異状
ありと判定したとき、運転員に知らせるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したプラント監視
装置には次のような問題がある。すなわち、プロセスで
何らかの異状があると、その検出信号に変化が生じ、監
視装置独自の表示画面上に異常検知情報が表示される
が、この場合のプラント系統上の異常箇所の表示として
は簡略化された系統図上に表示されるか、あるいは信号
名称だけが表示されるに過ぎず、詳細に確認するために
は他の手段を用いて図面を表示し、確認する必要があ
り、迅速な対応が求められるにもかかわらず、確認を終
えるまでに多くの時間を費やし、それに要する労力も非
常に大きいという、問題がある。
【0005】また、プロセスで生じた異常はそのときの
検出信号の変化により異常箇所が特定され、監視装置独
自の表示画面上に異常診断情報が表示されるが、この場
合のプラント系統上の異常箇所の表示としては簡略化さ
れた系統図上に表示されるか、あるいは異常の生じた機
器名のみが表示されるに過ぎず、詳細に確認するために
は他の手段を用いて図面を表示し、確認する必要があ
り、確認を終えるまでに多大な時間を費やし、それに要
する労力も非常に大きいという、問題がある。
【0006】さらに、異常診断における原因として特定
された信号について、その関連信号を表示し、確認する
必要があるが、これは詳細な系統図上での照合が不可欠
であり、プラントに関する知識を有する、極く限られた
者しかなし得ないために関連信号を表示し、確認を終え
るまでに非常に時間がかかる。
【0007】一方、現場計測器のみ、あるいは予め計測
器の設置されていない機器についてはプラント監視診断
装置にこれらの機器に関する情報を取り込み、表示さ
せ、診断に役立たせる必要がある。しかしながら、この
ためには既存の機器に対する大幅な修正等が必要で、計
算機内にデータを取り込むにはインターフェース装置の
追加なども考慮しなければならず、実際上は殆ど実現が
困難である。
【0008】そこで、本発明の目的はプラントの通常運
転時およびプロセスの異常発生時、検出信号の変化によ
り特定された異常発生機器について、詳細なプラント系
統図上の機器に対応させて速やかに表示することのでき
るプラント監視装置を提供することにある。
【0009】さらに、別の目的は異常珍断で原因として
特定された信号に関連した信号を詳細なプラント系統図
上で検索し、速やかに表示することのできるプラント監
視装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る発明はプラントに組み込まれた複数の
機器で検出される各プラント状態値を出力するプラント
状態計測装置と、与えられた各プロセス状態値を機器毎
に種類を峻別したプラント状態データとして時系列に保
存するデータ収集装置と、得られたプラント状態データ
をプラントを構成するために想定される複数の機器の持
続関係を表わすプラント系統図CADデータと関連づけ
て表示する表示装置とを備えるものである。
【0011】上記構成からなるプラント監視装置におい
てはプロセスでの異常発生時、その検出信号に対応する
プラント系統図CADデータのオブジェクトと結びつけ
ることができ、詳細なCAD情報に合わせた判り易い表
示が可能で、表示および確認のために多大な時間を費や
さないで異常検知情報を速やかに提供することができ
る。
【0012】また、請求項2に係る発明は表示装置がプ
ラント内の機器の固有名称とプラント系統図CADデー
タ上の機器の固有名称とを結びつける変換テーブルを備
え、それぞれ機器で計測された各プロセス状態値に基づ
くプラント状態データをプラント系統図CADデータ上
の機器に対応させて表示するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0013】上記構成からなるプラント監視装置におい
ては計測中に得られた信号からプラント系統図CADデ
ータ上の機器を特定し、プラント状態データをCADデ
ータ上の機器に対応させて表示することができる。
【0014】さらに、請求項3に係る発明は表示装置が
各プロセス状態値の検出信号の過渡変化、または長期的
変化の定性的な特徴から信号間の変化の伝播に基づいて
機器の故障を判定する故障診断知識データベースを備
え、故障診断知識データベースを用いて検出信号の過渡
変化または長期的変化の定性的な特徴を抽出し、それぞ
れの信号間の変化の伝播を調べて異常の起因事象に関係
する信号を得て、プラント系統図CADデータ上の機器
に対応させてその起因事象に関係する信号を表示するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0015】上記構成からなるプラント監視装置におい
ては予め作成された信号間の変化の伝播と、取り込んだ
プロセス状態値の検出信号のパターンとの照合により異
常の起因事象に関係する信号を得て、プラント系統図C
ADデータ上の機器に対応させてその起因事象に関係す
る信号を表示することができる。
【0016】また、請求項4に係る発明は表示装置が故
障診断知識データベースに加えて、機器の故障要因に関
する知識を蓄積している故障要因データベースを備え、
故障診断知識データベースを用いて得た起因事象に関係
する信号について故障要因データベースにより故障と推
定される機器および故障要因を特定し、プラント系統図
CADデータ上の機器に対応させて表示するようにした
ことを特徴とするものである。
【0017】上記構成からなるプラント監視装置におい
ては故障診断知識データベースで得た起因事象に関係す
る信号について故障要因データベースで照合し、故障と
推定される機器および故障モード項目を特定し、プラン
ト系統図CADデータ上の機器に対応させて表示するこ
とができる。
【0018】さらに、請求項5に係る発明は表示装置が
故障診断知識データベースおよび故障要因データベース
を備え、プラント系統図CADデータを参照して故障診
断知識データベースを用いて得た起因事象に関係する信
号に接続するプラント系統図CADデータ上の前後の機
器の固有名称を特定し、データ収集装置からこれらの機
器のプラント状態データを得て、接続の順にそのプラン
ト状態データを表示するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0019】上記構成からなるプラント監視装置におい
ては故障診断知識データベースで得た起因事象に関係す
る信号に接続するプラント系統図CADデータ上の前後
の機器の固有名称を特定し、データ収集装置からこれら
の機器のプラント状態データを時系列に得て、接続の順
に表示することができる。
【0020】また、請求項6に係る発明は表示装置が予
め定義される関連機器に関する知識を蓄積している関連
機器データベースを備え、プラント系統図CADデータ
を参照して故障診断知識データベースを用いて得た起因
事象に関係する信号と対応する機器を特定し、さらに、
関連機器データベースを用いて関連機器を特定し、この
関連機器について変換テーブルを参照して同種の機器に
対応する各信号を特定し、データ収集装置から同種の機
器のプラント状態データを得て、一度に表示するように
したことを特徴とするものである。
【0021】上記構成からなるプラント監視装置におい
ては故障診断知識データベースで得た起因事象に関係す
る信号と対応する機器を特定し、関連機器データベース
との照合により関連機器を特定し、この関連機器と同種
の機器に対応する各信号を特定することで、データ収集
装置から同種の機器のプラント状態データを得て表示す
ることができる。
【0022】さらに、請求項7に係る発明はデータ収集
装置が計測対象の機器に付したバーコードを読み取るバ
ーコードリーダを備え、専用の変換テーブルを用いて読
み取られたバーコードと機器固有名称とを対応させると
共に、可搬型センサを用いて当該機器のプロセス状態値
を検出し、得られた検出信号を機器固有名称と対応させ
てデータ収集装置に入力し、計測されたプロセス状態値
に基づくプラント状態データをプラント系統図CADデ
ータ上の機器に対応させて表示するようにしたことを特
徴とするものである。
【0023】上記構成からなるプラント監視装置におい
てはプロセス状態値を計測する必要のある機器に可搬型
センサを取り付け、その機器に付されたバーコードを読
み込むことで、対象機器を特定し、計測されたプロセス
状態値を計算機内に取り込むことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1において、プラント監視装置
はプラント状態計測装置10、データ収集装置20およ
び表示装置30を備えている。プラント状態計測装置1
0はプロセス状態値を検出している各計測器(図示せ
ず)から検出信号を入力して離散的な数値の列としてデ
ータ収集装置20に伝送する。また、データ収集装置2
0は伝送されたプロセス状態値を機器毎に種類を区別
し、個別のプラント状態データとして時系列に保存す
る。
【0025】さらに、表示装置30はプラント系統図C
ADデータ(以下、P&ID CADデータと称する)
を表示すると共に、データ収集装置20から伝送される
プラント状態データを表示する。この表示装置30には
2つのファイルが備えられる。1つはP&ID CAD
データを記憶しているP&ID CADデータファイル
30Aであり、他の1つは後記の照合のためのテーブル
を記憶している変換テーブル30Bである。
【0026】また、表示装置30の詳細を図2に示して
いる。この表示装置30は信号抽出部31、CADデー
タ表示部32およびディスプレイ33から構成されてい
る。さらに、変換テーブル30Bの構成例を図3に示し
ている。項目1および項目2はそれぞれプラント状態計
測装置10における信号の固有名称およびP&IDCA
D情報上の機器の固有名称を示している。たとえば、信
号の固有名称SA003が与えられたものとすれば、P
&ID CAD情報上の機器の固有名称A01−AA0
03が得られ、どのようなときも信号の固有の名称とP
&ID CAD情報上の機器の固有名称との対応がつく
ようになっている。
【0027】上記構成において、信号抽出部31に検出
信号が与えられると、その信号の固有名称とP&DID
CAD情報上の機器の固有名称とを結びつける変換テ
ーブル30Bに基づいて当該信号の固有の名称から対応
する機器が特定され、P&ID CAD情報上のオブジ
ェクトが抽出される。
【0028】このように本実施の形態によれば、プロセ
スでの異常発生時、その検出信号に対応するP&ID
CAD情報上のオブジェクトとを結び付けることがで
き、詳細なCAD情報に合わせた判り易い表示が可能
で、表示および確認のために多大な時間を費やさずに、
また多くの労力を投入することなく、異常検知情報を速
やかに提供することが可能になる。
【0029】さらに、本発明の異なる実施の形態を説明
する。図4において、プラント監視装置はプラント状態
計測装置10、データ収集装置20および診断・表示装
置40を備えている。プラント状態計測装置10は各計
測器(図示せず)からの検出信号を入力して離散的な数
値の列としてデータ収集装置20に伝送する。また、デ
ータ収集装置20は伝送されたプロセス状態値を機器毎
に種類を区別し、個別のプラント状態データとして時系
列に保存する。
【0030】さらに、診断・表示装置40はP&ID
CADデータを表示すると共に、データ収集装置20か
ら伝送されるプラント状態データを表示する。診断・表
示装置40にはP&ID CADデータファイル30A
および変換テーブル30Bが備えられる。
【0031】診断・表示装置40の詳細を図5に示して
いる。この診断・表示装置40は診断処理部41、信号
・機器抽出部42、CADデータ表示部32およびディ
スプレイ33から構成されている。診断処理部41には
2つのファイルが備えられる。1つは信号間の変化の伝
播に関する知識を蓄積している故障診断知識データベー
ス40Aであり、他の1つは機器の故障要因に関する知
識を蓄積している故障要因データベース40Bである。
上記2つのデータベースの構成例を図6および図7に示
している。
【0032】上記構成において、診断処理部41に検出
信号が与えられると、故障診断知識データベース40A
において予め作成された信号間の変化の伝播と、取り込
んだプロセス状態値の検出信号のパターンとが照合さ
れ、異常の起因事象に関係する信号が抽出される。さら
に、抽出された信号とそのパターンとが故障要因データ
ベース40Bで照合され、故障と推定される機器と故障
モード項目とが抽出される。
【0033】また、信号・機器抽出部42において上記
実施の形態で述べた方法と同様な方法で抽出された信号
・機器とCAD情報上のオブジェクトとが結び付けられ
る。本実施の形態によれば、プロセスでの異常発生時、
そのときの検出信号パターンから異常の起因事象に関係
する信号と、それに対応する故障と推定される機器およ
び故障モード項目とを対応するP&ID CAD情報上
のオブジェクトと結びつけることができ、詳細なCAD
情報に合わせた判り易い表示が可能で、機器の異常検診
のために多大な時間を費やさずに、また多くの労力を投
入することなく、異常診断情報を速やかに提供すること
が可能になる。
【0034】さらに、本発明の異なる実施の形態を説明
する。図8において、プラント監視装置はプラント状態
計測装置10、データ収集装置20および診断・表示装
置50を備えている。診断・表示装置50はP&ID
CADデータを表示すると共に、データ収集装置20か
ら伝送されるプラント状態データを表示する。
【0035】診断・表示装置50の詳細を図9に示して
いる。診断・表示装置50は診断処理部41、信号・機
器抽出および接続解釈部51、CADデータ表示部32
およびディスプレイ33から構成されている。診断処理
部41には故障診断知識データベース40Aおよび故障
要因データベース40Bが備えられる。
【0036】上記構成において、信号・機器抽出および
接続解釈部51に診断処理部41において得られた異常
の起因事象に関係する信号が与えられると、この信号と
P&ID CADデータファイル30AからのP&ID
CADデータとが照合され、接続状態が特定される。
さらに、変換テーブル30Bにより起因事象に関係する
信号の上流および下流の信号で結ぶ機器の固有名称が特
定され、これらの機器のプラント状態データにつき、デ
ータ収集装置20から時系列に得て接続の順に表示され
る。
【0037】また、同様に、特定された信号の増減パタ
ーンが故障診断知識データベース40Aの表示画面上に
表示される。また、特定された信号の増減パターンがP
&ID CAD情報の表示画面上の対応する位置に表示
される。
【0038】図10に信号の増減パターンの表示例を示
している。信号名の右側また左側に付加した矢印が異常
を検知したときの信号の増減パターンを表している。
【0039】本実施の形態によれば、プロセスでの異常
発生時、検出信号のプラント状態データ、増減パターン
を関連する画面上に容易に表示することができ、発生し
た事象を見極め、異常検診のために有効に役立てること
が可能になる。
【0040】さらに、本発明の異なる実施の形態を説明
する。図11において、プラント監視装置はプラント状
態計測装置10、データ収集装置20および診断・表示
装置60を備えている。また、診断・表示装置60の詳
細を図12に示している。この診断・表示装置60は診
断処理部41、信号・機器抽出および関連機器検索部6
1CADデータ表示部32ならびにディスプレイ33か
ら構成されている。信号・機器抽出および関連機器検索
部61には予め定義される関連機器に関する知識を蓄積
している関連機器データベース60A画備えられる。
【0041】上記構成において、信号・機器抽出および
関連機器検索部61に診断処理部41において得られた
起因事象に関係する信号が与えられると、この信号とP
&ID CADデータファイル30AからのP&ID
CADデータとが照合され、対象機器が特定される。
【0042】さらに、関連機器に関する知識を蓄積して
いる関連機器データベース60Aから関連機器が特定さ
れる。さらに、この関連機器について変換テーブル30
Bで同種の機器に対応する各信号が特定され、これらの
信号に関連する信号のプラント収集データについてデー
タ収集装置20から得て、これらが一度に画面上に表示
される。また、同様に特定された信号の増減パターンが
P&ID CAD情報の表示画面上の対応する位置に表
示される。
【0043】本実施の形態によれば、プロセスでの異常
発生時、起因事象に関係する信号に対応した機器の検出
信号および同種の機器の検出信号のプラント状態データ
ならびに増減パターンについて関連する画面上に素早く
表示することができ、発生した事象を見極め、異常診断
のために有効に役立てることが可能になる。
【0044】さらに、本発明の異なる実施の形態を説明
する。図13において、プラント監視装置はプラント状
態計測装置10、データ収集装置70および診断・表示
装置60を備えている。このデータ収集装置70は別の
入力手段として入力装置71を有する。この入力装置7
1は可搬型センサ72と結ばれ、ここで検出される信号
が入力されると共に、バーコードリーダ73と結ばれ、
バーコードリーダ73において読み取られた信号が入力
されるようになっている。
【0045】上記構成において、現場での計測中、計測
対象の機器に付したバーコードがバーコードリーダ73
にて読み取られ、入力装置71を介してデータ収集装置
70に伝送される。さらに、機器に取り付けた可搬型セ
ンサ72からの検出信号が入力装置71を介してデータ
収集装置70に伝送される。この伝送において入力装置
71では機器に付したバーコードと機器固有名称とが専
用の変換テーブル70Aを用いて対応がつけられる。
【0046】以後のデータ収集装置70でのデータ処理
の仕方は上記した実施の形態のものと同じである。診断
・表示装置60においてもこれらのデータは先に述べた
ものと同様に処理される。
【0047】なお、診断・表示装置については本実施の
形態のものに限られず、上述したいずれの実施の形態の
ものと組み合わせることができる。
【0048】本実施の形態によれば、プラント状態値を
得るための計測器が予め機器に取り付けられていないと
きも、プロセス状態値を計測する必要のある機器に可搬
型センサ72を取り付け、バーコードを読み込むことで
対象機器を特定し、計測したプロセス状態値を計算機内
に取り込むことができ、機器に対する修正およびインタ
ーフェース装置の追加など改めて実施する作業が減少
し、現場状態に関する情報を速やかに取り込み、表示お
よび診断のために有効に役立てることが可能になる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明においてはプ
ラントの通常運転時およびプロセスの異常発生時、検出
信号の変化により特定された異常発生機器についてCA
Dデータに基づく詳細なプラント系統図上の機器に対応
させて素早く表示することができ、表示および確認のた
めに多大な時間を費やさずに異常検知情報を速やかに提
供することが可能になる。
【0050】また、本発明においては異常診断における
原因として特定された信号に関連する信号をCADデー
タに基づく詳細なプラント系統図上で検索し、表示する
ことができ、機器の異常診断のために多大な時間を費や
さずに異常診断情報を速やかに提供することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラント監視装置の実施の形態を
示すブロック図。
【図2】図1の表示装置の詳細を示すブロック図。
【図3】変換テーブルの一例を示すための図。
【図4】本発明の他の実視の形態を示すブロック図。
【図5】図4の診断・表示装置の詳細を示すブロック
図。
【図6】故障診断知識データベースの一例を示すための
図。
【図7】故障要因データベースの一例を示すための図。
【図8】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図9】図8の診断・故障装置の詳細を示すブロック
図。
【図10】信号増減パターンの表示例を示すための図。
【図11】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【図12】図11の診断・表示装置の詳細を示すブロッ
ク図。
【図13】本発明の他の実施の形態を示すブロック図。
【符号の説明】
10 プラント状態計測装置 20、70 データ収集装置 30 表示装置 30A P&ID CADデータファイル 30B 変換テーブル 40、50、60 診断・表示装置 40A 故障診断知識データベース 40B 故障要因データベース 60A 関連機器データベース 72 可搬型センサ 73 バーコードリーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 博樹 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 鵜原 義彦 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 小林 正英 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 2F076 BA14 BA19 BD04 BE04 BE07 BE13 5H223 AA03 CC08 DD03 DD09 EE06 EE30 FF06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントに組み込まれた複数の機器で検
    出される各プラント状態値を出力するプラント状態計測
    装置と、与えられた各プロセス状態値を該機器毎に種類
    を峻別したプラント状態データとして時系列に保存する
    データ収集装置と、得られたプラント状態データを該プ
    ラントを構成するために想定される複数の機器の持続関
    係を表わすプラント系統図CADデータと関連づけて表
    示する表示装置とを備えてなるプラント監視装置。
  2. 【請求項2】 前記表示装置が該プラント内の前記機器
    の固有名称とプラント系統図CADデータ上の該機器の
    固有名称とを結びつける変換テーブルを備え、それぞれ
    前記機器で計測された各プロセス状態値に基づく該プラ
    ント状態データを該プラント系統図CADデータ上の該
    機器に対応させて表示するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載のプラント監視装置。
  3. 【請求項3】 前記表示装置が各プロセス状態値の検出
    信号の過渡変化または長期的変化の定性的な特徴から信
    号間の変化の伝播に基づいて機器の故障を判定する故障
    診断知識データベースを備え、前記故障診断知識データ
    ベースを用いて該検出信号の過渡変化または長期的変化
    の定性的な特徴を抽出し、それぞれの信号間の変化の伝
    播を調べて異常の起因事象に関係する信号を得て、該プ
    ラント系統図CADデータ上の該機器に対応させてその
    起因事象に関係する信号を表示するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のプラント監視装置。
  4. 【請求項4】 前記表示装置が前記故障診断知識データ
    ベースに加えて、機器の故障要因に関する知識を蓄積し
    ている故障要因データベースを備え、前記故障診断知識
    データベースを用いて得た起因事象に関係する該信号に
    ついて前記故障要因データベースにより故障と推定され
    る機器および故障要因を特定し、該プラント系統図CA
    Dデータ上の該機器に対応させて表示するようにしたこ
    とを特徴とする請求項3記載のプラント監視装置。
  5. 【請求項5】 前記表示装置が前記故障診断知識データ
    ベースおよび前記故障要因データベースを備え、前記プ
    ラント系統図CADデータを参照して前記故障診断知識
    データベースを用いて得た起因事象に関係する該信号に
    接続する該プラント系統図CADデータ上の前後の該機
    器の固有名称を特定し、前記データ収集装置からこれら
    の機器の該プラント状態データを得て、接続の順にその
    プラント状態データを表示するようにしたことを特徴と
    する請求項3記載のプラント監視装置。
  6. 【請求項6】 前記表示装置が予め定義される関連機器
    に関する知識を蓄積している関連機器データベースを備
    え、前記プラント系統図CADデータを参照して前記故
    障診断知識データベースを用いて得た起因事象に関係す
    る該信号と対応する機器を特定し、さらに、前記関連機
    器データベースを用いて関連機器を特定し、この関連機
    器について前記変換テーブルを参照して同種の機器に対
    応する各信号を特定し、前記データ収集装置から同種の
    該機器のプラント状態データを得て、一度に表示するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載のプラント監視
    装置。
  7. 【請求項7】 前記データ収集装置が計測対象の機器に
    付したバーコードを読み取るバーコードリーダを備え、
    専用の変換テーブルを用いて読み取られたバーコードと
    機器固有名称とを対応させると共に、可搬型センサを用
    いて当該機器のプロセス状態値を検出し、得られた検出
    信号を該機器固有名称と対応させて該データ収集装置に
    入力し、計測されたプロセス状態値に基づくプラント状
    態データを該プラント系統図CADデータ上の該機器に
    対応させて表示するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載のプラント監視装置。
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