JP2000056462A - ポジティブ作用性印刷版の作製のためのヒ―トモ―ド感受性画像形成要素 - Google Patents

ポジティブ作用性印刷版の作製のためのヒ―トモ―ド感受性画像形成要素

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JP2000056462A
JP2000056462A JP14658899A JP14658899A JP2000056462A JP 2000056462 A JP2000056462 A JP 2000056462A JP 14658899 A JP14658899 A JP 14658899A JP 14658899 A JP14658899 A JP 14658899A JP 2000056462 A JP2000056462 A JP 2000056462A
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lithographic
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エリク・ベルシユエレン
Aert Huub Van
フーブ・バン・アエルト
Joan Vermeersch
ジヨアン・ベルメールシユ
Damme Marc Van
マルク・バン・ダメ
Guido Hauquier
グイド・ホキエ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い現像寛容度を有し、高い解像度を有し、
物理的及び化学的抵抗性が向上している平版印刷版の作
製のためのヒートモード画像形成要素を提供すること。 【解決手段】 本発明に従えば、親水性表面を有する平
版ベース上に水性アルカリ性溶液に可溶性のポリマーを
含む第1層及び平版ベースの第1層と同じ側上のIR−
感受性且つアルカリ現像液に関して非浸透性である最上
層を含んでなり、該第1層と該最上層が1つの同じ層で
あることができる平版印刷版の作製のためのヒートモー
ド画像形成要素であって;該最上層がエポキシ単位を含
有する20〜500mg/m2の量の少なくとも1種の
化合物及び硬膜剤を含有することを特徴とするヒートモ
ード画像形成要素が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明はIR感受性最上層を含む平版印
刷版の作製のためのヒートモード画像形成要素に関す
る。
【0002】さらに特定的には、本発明は、より優れた
物理的性質を有する平版印刷版の作製のためのヒートモ
ード画像形成要素に関する。
【0003】
【発明の背景】平版印刷は、そのいくらかの領域が平版
印刷インキを受容することができるが、他の領域は水で
湿らされるとインキを受容しない特別に作られた表面か
らの印刷の方法である。インキを受容する領域は印刷画
像領域を形成し、インキ−反発性領域は背景領域を形成
する。
【0004】写真平版印刷の技術分野の場合、写真材料
は、露光された領域において(ネガティブ−作用性)又
は非露光領域において(ポジティブ−作用性)、親水性
背景上で画像通りに油性又は脂性インキに対して受容性
とされる。
【0005】表面平版印刷版(surface lit
ho plates)又はプラノグラフィ印刷版(pl
anographic printing plate
s)とも呼ばれる通常の平版印刷版の作製の場合、水に
対して親和性を有するか又は化学的処理によりそのよう
な親和性を得る支持体に感光性組成物の薄層がコーティ
ングされる。その目的のためのコーティングにはジアゾ
化合物、ジクロム酸塩−増感親水性コロイド及び多様な
合成感光性樹脂を含有する感光性ポリマー層が含まれ
る。特にジアゾ−増感系が広く用いられる。
【0006】感光層が画像通りに露出されると、露出さ
れた画像領域は不溶性となり、非露出領域は可溶性のま
ま残る。次いで版は適した液を用いて現像され、非露出
領域のジアゾニウム塩又はジアゾ樹脂が除去される。
【0007】別の場合、画像通りに露出されると露出さ
れた領域において可溶性とされる感光性コーティングを
含む印刷版が既知である。その場合、続く現像は露出さ
れた領域を除去する。そのような感光性コーティングの
典型的な例はキノン−ジアジドに基づくコーティングで
ある。
【0008】典型的には、それから印刷版が作製される
上記の写真材料は、平版印刷法において再現されるべき
画像を含有する写真フィルムを介してカメラ−露出され
る。そのような作業法はやっかいであり、労働集約的で
ある。しかし他方、かくして得られる印刷版は優れた平
版印刷の質のものである。
【0009】かくして上記の方法において写真フィルム
の必要を除き、特に再現されるべき画像を示すコンピュ
ーターデータから直接印刷版を得るための試みがなされ
てきた。しかしながら、感光性コーティングはレーザー
を用いて直接露出されるのに十分に感受性ではない。従
って、感光性コーティングの上にハロゲン化銀層をコー
ティングすることが提案された。次いでハロゲン化銀を
コンピューターの制御下でレーザーを用いて直接露出す
ることができる。続いて、ハロゲン化銀層を現像して感
光性コーティングの上に銀画像を残す。次いでその銀画
像は感光性コーティングの全体的露出においてマスクと
して働く。全体的露出の後、銀画像は除去され、感光性
コーテイングが現像される。そのような方法は例えばJ
P−A−60−61 752に開示されているが、複雑
な現像及びそれに伴う現像液が必要であるという欠点を
有する。
【0010】GB−1 492 070は、金属層又は
カーボンブラックを含有する層を感光性コーティング上
に設ける方法を開示している。次いでこの金属層をレー
ザーを用いて融蝕し、感光層上の画像マスクを得る。次
いで感光層を画像マスクを介してUV−光により全体的
に露出する。画像マスクの除去の後、感光層を現像して
印刷版を得る。しかしながら、この方法は感光層の現像
の前にやっかいな処理により画像マスクを除去しなけれ
ばならないという欠点をまだ有している。
【0011】さらに、感光性ではなく感熱性である画像
形成要素の使用を含む印刷版の作製のための方法は既知
である。印刷版の作製のための上記のような感光性画像
形成要素の特別な欠点は、それを光から遮蔽しなければ
ならないことである。さらに、それらは保存安定性の観
点で感度の問題を有し、それらは比較的低い解像度を示
す。明らかに市場で、ヒートモード印刷版前駆体に向か
う傾向が見られる。
【0012】例えば、1992年1月のResearc
h Disclosure no.33303は、熱可
塑性ポリマー粒子及び赤外吸収性顔料、例えばカーボン
ブラックを含有する架橋された親水性層を支持体上に含
んでなるヒートモード画像形成要素を開示している。赤
外レーザーに画像通りに露出することにより、熱可塑性
ポリマー粒子が画像通りに凝析し、それによりこれらの
領域において画像形成要素の表面を、さらなる現像なし
でインキ受容性とする。この方法の欠点は、得られる印
刷版が容易に損傷を受けることであり、それは非−印刷
領域にいくらかの圧力が加えられるとそこがインキ−受
容性となり得るからである。さらに、限界的条件下で、
そのような印刷版の平版印刷性能は劣り得、従ってその
ような印刷版はほとんど平版印刷寛容度を有していな
い。
【0013】US−P−4 708 925は、アルカ
リ−可溶性ノボラック樹脂及びオニウム−塩を含有する
感光性組成物を含んでなる画像形成要素を開示してい
る。この組成物は場合によりIR−増感剤を含有するこ
とができる。該画像形成要素をUV−可視−又はIR−
線に画像通りに露出し、水性アルカリ液を用いる現像段
階が続いた後、ポジティブ又はネガティブ作用性印刷版
が得られる。該画像形成要素の照射及び現像により得ら
れる平版印刷版の印刷結果は劣っている。
【0014】EP−A−625 728は、UV−及び
IR−線に感受性である層を含み、ポジティブもしくは
ネガティブ作用性であることができる画像形成要素を開
示している。この層はレゾール樹脂、ノボラック樹脂、
潜在的ブレンステッド酸及びIR−吸収性物質を含む。
該画像形成要素の照射及び現像により得られる平版印刷
版の印刷結果は劣っている。
【0015】US−P−5 340 699は、EP−
A−625 728とほとんど同じであるが、ネガティ
ブ作用性IR−レーザー記録画像形成要素を得るための
方法を開示している。IR−感受性層はレゾール樹脂、
ノボラック樹脂、潜在的ブレンステッド酸及びIR−吸
収性物質を含む。該画像形成要素の照射及び現像により
得られる平版印刷版の印刷結果は劣っている。
【0016】さらにEP−A−678 380は、レー
ザー−融蝕可能な表面層の下の粗面化された金属支持体
上に保護層を設ける方法を開示している。画像通りに露
出されると、表面層は保護層のいくらかの部分と同様に
完全に融蝕される。次いで印刷版を清浄化液で処理し、
保護層の残りを除去し、それにより親水性表面層を露出
する。
【0017】EP−A−97 200 588.8は、
親水性表面を有する平版ベース上に水性アルカリ性溶液
に可溶性のポリマーを含む中間層及びIR−線に感受性
の最上層を含んでなり、ここで該最上層はIR−線に露
出されると水性アルカリ性溶液により浸透及び/又は可
溶化される容量が減少するか又は増加する、平版印刷版
の作製のためのヒートモード画像形成要素を開示してい
る。
【0018】EP−A−97 203 129.8及び
EP−A−97 203 132.2は、親水性表面を
有する平版ベース及びIR−線に感受性であり、水性ア
ルカリ性溶液に可溶性のポリマーを含み且つケイ酸塩と
してのSiO2を含有するアルカリ性現像液に関して非
浸透性である最上層を含んでなるヒートモード画像形成
要素を開示している。
【0019】該最後の3つのヒートモード画像形成要素
はその物理的及び化学的抵抗性が低いという欠点を有す
る。該最後の3つのヒートモード画像形成要素の簡単な
処理性(processing)を有するが、物理的及
び化学的抵抗性が向上しているヒートモード画像形成要
素はその価値が認められるであろう。
【0020】
【発明の目的】本発明の目的は、広い現像寛容度(latti
tude of development)を有する平版印刷版の作製のため
のヒートモード画像形成要素を提供することである。
【0021】本発明の目的は、高い解像度を有する平版
印刷版の作製のためのヒートモード画像形成要素を提供
することである。
【0022】本発明のさらなる目的は、物理的及び化学
的抵抗性が向上している平版印刷版の作製のためのヒー
トモード画像形成要素を提供することである。
【0023】本発明のさらなる目的は下記の記載から明
らかになるであろう。
【0024】
【発明の概略】本発明に従えば、親水性表面を有する平
版ベース上に水性アルカリ性溶液に可溶性のポリマーを
含む第1層及び平版ベースの第1層と同じ側上のIR−
感受性且つアルカリ現像液に関して非浸透性である最上
層を含んでなり、該第1層と該最上層が1つの同じ層で
あることができる平版印刷版の作製のためのヒートモー
ド画像形成要素であって;該最上層がエポキシ単位を含
有する20〜500mg/m2の量の少なくとも1種の
化合物及び硬膜剤を含有することを特徴とするヒートモ
ード画像形成要素が提供される。
【0025】
【発明の詳細な記述】最上層は第2層とも呼ばれる。本
発明のヒートモード画像形成要素の最上層はエポキシ単
位を含有する少なくとも1種の化合物を含む。
【0026】エポキシ単位を有する化合物として工業的
に最も重要な種類のエポキシ樹脂を用いることができ
る。これらのポリマーはエピクロロヒドリンとビスフェ
ノールA又はFの縮合により製造される。
【0027】しかしエポキシ単位を含む熱可塑性樹脂も
しくは熱硬化性樹脂改質ポリマーも用いることができ
る。商業的に入手可能な製品は、エポキシノボラック樹
脂、ゴム改質エポキシ樹脂、ブタジエン−アクリロニト
リルポリマー改質エポキシ樹脂、ビスフェノールAに基
づくポリエステル樹脂、エポキシド化o−クレゾールノ
ボラック、ウレタン改質エポキシ樹脂、ホスフェート改
質ビスフェノールAエポキシ樹脂などのポリマーであ
る。
【0028】これらのポリマーは種々の分子量を有して
いることができ、従ってそれらは液体、半−固体又は固
体製品であることができる。これらの製品を水又は他の
溶媒などの液体中の分散液として用いることもできる。
【0029】官能価は架橋挙動の観点で非常に重要なパ
ラメーターである。これはエポキシド当量(分子量当た
りのエポキシ官能基の重量)として表される。これはポ
リマーの可能性のある(potentional)架橋
密度の尺度である。このエポキシド当量は好ましくは
0.03〜0.8、より好ましくは0.05〜0.6に
含まれる。
【0030】上記のエポキシ樹脂は多様な化合物を用い
て硬膜させることができる。最も好ましい化合物はアミ
ン、好ましくは低粘性アミンの群に属する化合物であ
る。これらは単分子アミンであることができるかあるい
はアミノ基を含有するポリマー性生成物であることもで
きる。
【0031】単分子アミンとして、エチレンジアミン、
ジエチレンテトラミン、ジプロピレントリアミン、モノ
メタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、ジメチルエタノールアミン、2−(2−アミ
ノエトキシ)エタノール、モルホリン、N−メチルモル
ホリン、N−エチルモルホリンなどのアミンを用いるこ
とができる。ジメチルアミノプロピルアミン、アミノプ
ロピルモルホリン、メトキシプロピルアミンなどのプロ
ピルアミンも用いることができる。N−アミノエチルピ
ペラジンなどのピペラジンも有効な硬膜剤である。他の
適したアミンはイソホロンジアミンなどの環状脂肪族ポ
リアミン、芳香族ポリアミン又はアラリファティック
(araliphatic)ポリアミンである。
【0032】ポリマー性アミンも適したアミンである。
【0033】非常に好ましい種類のエポキシ−硬膜剤は
ポリオキシアルキレンアミンである。これらはモノアミ
ン、ジアミン及びトリアミンとして広い範囲の分子量で
商業的に入手可能である。ポリエテール主鎖はプロピレ
ンオキシド、エチレンオキシド又は混合プロピレンオキ
シド/エチレンオキシドに基づいていることができる。
【0034】塩基性アミンの改質生成物、例えばポリア
ミノアミド、マンニッヒ塩基、ポリエーテル改質アミ
ン、好ましくはポリエーテルジアミン、ウレタンアミ
ン、ポリエーテルウレタンアミン、ポリアミド、2量化
脂肪酸−ポリアミン反応生成物も好ましい硬膜剤であ
る。
【0035】2−メチルイミダゾールもエポキシ官能基
を有する化合物のための硬膜剤として好ましい。これは
主にエポキシ官能基の単独重合を生ずる。イミダゾール
はそのままで又は他のアミンもしくは硬膜剤と組み合わ
せて用いることができる。それは好適にはエポキシ単位
の1〜10モル%の量で用いられる。
【0036】トリメチルシラン改質ポリエチレンイミン
も好ましい硬膜剤である。好適にはそれはエポキシ含有
量に対して2〜90重量パーセントの量で用いられる。
【0037】最上層はまたカプリング剤も含有すること
ができる。この場合カプリング剤は、最上層中の異なる
化合物に関して異なる親和性を有する少なくとも2つの
基を含む分子と考えられる。典型的な生成物は分子の片
側上にアミンもしくは誘導官能基を有し且つ分子の他の
側上に、カーボンブラックを用いるIR−増感の場合に
カーボンブラック上に吸着する(absorbing)
ことができる基を有する生成物である。典型的な生成物
は、トリアルキルシラン、アミノアルキルシラン、アミ
ノアルキルアルコキシシラン、例えば3−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキ
シシラン及び3−(2−アミノエチルアミノ)−プロピ
ル−トリメトキシシラン、アルコキシシラン、グリシジ
ルエーテルアルコキシシラン、アルコキシシラン改質ポ
リエチレンアミン、メルカプト基を含有する改質アルコ
キシシランならびにイソシアナートアルキルトリアルコ
キシシランである。これらのカプリング剤は好適にはエ
ポキシ含有量に対して5〜30モルパーセントの量で用
いられる。
【0038】第1の態様の場合、第1層と最上層は異な
る。該実施態様において、親水性表面を有する平版ベー
ス上に水性アルカリ性溶液中で可溶性のポリマーを含む
第1層及び平版ベースの第1層と同じ側上の最上層を有
し、その最上層がIR−線に感受性であり且つアルカリ
性現像液に関して非浸透性である平版印刷版の作製のた
めのヒートモード画像形成要素を提供する。
【0039】本発明に従う最上層はIR−色素もしくは
顔料及び結合剤樹脂を含む。IR−色素もしくは顔料の
混合物を用いることができるが、1種のみのIR−色素
もしくは顔料を用いるのが好ましい。好適には、該IR
−色素はIR−シアニン色素である。特に有用なIR−
シアニン色素は2つのインドレニン基を有するシアニン
色素である。
【0040】特に有用なIR−吸収性顔料は、カーボン
ブラック、金属炭化物、ホウ化物、窒化物、炭化窒化
物、ブロンズ−構造酸化物及びブロンズ群に構造的に関
連しているがA成分がない酸化物、例えばWO2.9であ
る。導電性ポリマー分散液、例えばポリピロールもしく
はポリアニリンに基づく導電性ポリマー分散液を用いる
こともできる。得られる平版印刷性能及び特に印刷耐久
性は画像形成要素の感熱性に依存する。これに関し、カ
ーボンブラックが非常に優れ且つ好ましい結果を与える
ことが見いだされた。
【0041】IR−吸収性色素もしくは顔料は好ましく
は該IR−感受性最上層の合計量の1〜99重量部、よ
り好ましくは50〜95重量部の量で存在する。
【0042】最上層は好ましくは結合剤として水に不溶
性のポリマー、例えばセルロースエステル、塩化ビニリ
デンとアクリロニトリルのコポリマー、ポリ(メタ)ア
クリレート、ポリ塩化ビニル、シリコーン樹脂などを含
むことができる。結合剤として好ましいのはニトロセル
ロース樹脂である。
【0043】最上層の合計量は好ましくは0.05〜1
0g/m2、より好ましくは0.1〜2g/m2の範囲で
ある。
【0044】画像通りに露出されると、最上層におい
て、水性アルカリ性溶液により浸透及び/又は可溶化さ
れる容量における差が本発明のアルカリ性現像液に関し
て生まれる。
【0045】本発明の場合、画像通りにIR露出される
と、現像の間に非画像形成部分を可溶化したり及び/又
は損傷を与えたりせずに画像形成された部分が清浄化さ
れる程度まで該容量が増加する。
【0046】水性アルカリ性溶液を用いる現像は好まし
くは5〜120秒の間隔内に行われる。
【0047】最上層と平版ベースの間に、本発明は、優
先的に(preferentially)7.5〜14
のpHを有する水性アルカリ性現像液中に可溶性の第1
層を含む。該層は好ましくは最上層に連続しているが、
最上層と第1層の間に他の層が存在することができる。
この層において用いられるアルカリ可溶性結合剤は、好
ましくは、通常のポジティブ又はネガティブ作用性PS
−版で用いられるような疎水性結合剤、例えばノボラッ
ク樹脂、ヒドロキシスチレン単位を含有するポリマー、
カルボキシ置換ポリマーなどである。これらのポリマー
の典型的例はDE−A−4 007 428、DE−A
−4 027 301及びDE−A−4445 820
に記載されている。本発明と関連して用いられる疎水性
結合剤はさらに、水中における不溶性及びアルカリ性溶
液中における部分的な可溶性/膨潤性及び/又は補助溶
媒と組み合わされた場合の水中における部分的な可溶性
を特徴としている。
【0048】さらに、このアルカリ水溶液可溶性層は好
ましくは可視光−及びUV−光減感層である。該層は好
ましくは熱的に硬膜可能である。この好適に可視光−及
びUV−減感されている層は、250nm〜650nm
の波長領域内で吸収する感光性成分、例えばジアゾ化合
物、フォトアシッド(photoacids)、光開始
剤、キノンジアジド類、増感剤などを含まない。この方
法で昼光に安定な印刷版を得ることができる。
【0049】該第1層は好ましくはまた低分子量の酸、
好ましくはカルボン酸、さらにもっと好ましくは安息香
酸、最も好ましくは3,4,5−トリメトキシ安息香酸
あるいはベンゾフェノンを含む。
【0050】第1層における低分子量の酸又はベンゾフ
ェノンの合計量対ポリマーの比率は、好ましくは2:9
8〜40:60、より好ましくは5:95〜20:80
の範囲である。該第1層の合計量は好ましくは0.1〜
10g/m2、より好ましくは0.3〜2g/m2の範囲
である。
【0051】第1層及び/又は最上層(第2層とも呼ば
れる)は好ましくは界面活性剤を含む。該界面活性剤は
カチオン性、アニオン性又は両性界面活性剤であること
ができるが、より好ましくは非−イオン性界面活性剤で
ある。界面活性剤は最も好ましくはペルフルオロアルキ
ル界面活性剤、アルキルフェニル界面活性剤及び特に好
ましくはポリエーテル−改質ポリシロキサン界面活性剤
から成る群より選ばれる。界面活性剤は好ましくは最上
層中に存在する。界面活性剤の量は好ましくは0.00
1〜0.3g/m2の範囲内、より好ましくは0.00
3〜0.050g/m2の範囲内に含まれる。
【0052】本発明の画像形成要素において、すべての
態様の場合に平版ベースは陽極酸化されたアルミニウム
であることができる。特に好ましい平版ベースは電気化
学的に粗面化され、陽極酸化されたアルミニウム支持体
である。陽極酸化されたアルミニウム支持体を処理して
その表面の親水性を向上させることができる。例えば、
アルミニウム支持体を例えば95℃などの高められた温
度でケイ酸ナトリウム溶液を用いてその表面を処理する
ことによりケイ酸塩化することができる。別の場合、リ
ン酸塩処理を施すことができ、それは酸化アルミニウム
表面をリン酸塩溶液で処理することを含み、リン酸塩溶
液はさらに無機フッ化物を含有していることができる。
さらに酸化アルミニウム表面をクエン酸又はクエン酸塩
溶液で濯ぐことができる。この処理は室温で行うことが
できるか又は約30〜50℃というわずかに高められた
温度で行うことができる。さらに興味深い処理は酸化ア
ルミニウム表面を重炭酸塩溶液で濯ぐことを含む。さら
に、酸化アルミニウム表面をポリビニルホスホン酸、ポ
リビニルメチルホスホン酸、ポリビニルアルコールのリ
ン酸エステル、ポリビニルスルホン酸、ポリビニルベン
ゼンスルホン酸、ポリビニルアルコールの硫酸エステル
及びスルホン化脂肪族アルデヒドとの反応により生成す
るポリビニルアルコールのアセタールを用いて処理する
ことができる。これらの後処理の1つ又はそれ以上を単
独で又は組み合わせて行うことができることはさらに明
らかである。これらの処理のもっと詳細な記述は、GB
−A−1 084 070、DE−A−4 423 1
40、DE−A−4 417907、EP−A−659
909、EP−A−537 633、DE−A−40
01 466、EP−A−292 801、EP−A−
291 760及びUS−P−4 458 005に示
されている。
【0053】本発明と関連する他の様式に従うと、すべ
ての態様の場合に、親水性表面を有する平版ベースは柔
軟性支持体、例えば架橋された親水性層が設けられた紙
又はプラスチックフィルムを含む。特に適した架橋され
た親水性層は、ホルムアルデヒド、グリオキサル、ポリ
イソシアナート又は加水分解されたテトラ−アルキルオ
ルトシリケートなどの架橋剤を用いて架橋された親水性
結合剤から得ることができる。後者が特に好ましい。
【0054】親水性結合剤として親水性(コ)ポリマ
ー、例えばビニルアルコール、アクリルアミド、メチロ
ールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミド、ア
クリレート酸(acrylate acid)、メタク
リレート酸(methacrylate acid)、
ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタ
クリレートのホモポリマー及びコポリマーあるいは無水
マレイン酸/ビニルメチルエーテルコポリマーを用いる
ことができる。用いられる(コ)ポリマー又は(コ)ポ
リマー混合物の親水度は好ましくは、少なくとも60重
量パーセント、好ましくは80重量パーセントの程度ま
で加水分解されたポリ酢酸ビニルの親水度と同じか又は
それより高い。
【0055】架橋剤、特にテトラアルキルオルトシリケ
ートの量は好ましくは親水性結合剤の重量部当たり少な
くとも0.2重量部、より好ましくは0.5〜5重量
部、最も好ましくは1.0重量部〜3重量部である。
【0056】本態様に従って用いられる平版ベースの架
橋された親水性層は好ましくは、層の機械的強度及び多
孔度を向上させる物質も含有する。この目的でコロイド
シリカを用いることができる。用いられるコロイドシリ
カは例えば最高で40nm、例えば20nmの平均粒度
を有するコロイドシリカのいずれの商業的に入手可能な
水−分散液の形態であることもできる。さらに、コロイ
ドシリカより大きな寸法の不活性粒子、例えばJ.Co
lloid and Interface Sci.,
Vol.26,1968,pages 62 to 6
9に記載されている通りStOeberに従って調製さ
れるシリカあるいはアルミナ粒子あるいは二酸化チタン
又は他の重金属酸化物の粒子である少なくとも100n
mの平均直径を有する粒子を加えることができる。これ
らの粒子の導入により、架橋された親水性層の表面に顕
微鏡的丘と谷から成る均一な粗いきめが与えられ、それ
は背景領域における水のための保存場所として働く。
【0057】本態様に従う平版ベースの架橋された親水
性層の厚さは0.2〜25μmの範囲内で変化すること
ができ、好ましくは1〜10μmである。
【0058】本発明に従って用いるために適した架橋さ
れた親水性層の特定の例は、EP−A−601 24
0、GB−P−1 419 512、FR−P−2 3
00354、US−P−3 971 660、US−P
−4 284 705及びEP−A 514 490に
開示されている。
【0059】本態様と関連する平版ベースの柔軟性支持
体として、プラスチックフィルム、例えば基質化ポリエ
チレンテレフタレートフィルム、基質化ポリエチレンナ
フタレートフィルム、酢酸セルロースフィルム、ポリス
チレンフィルム、ポリカーボネートフィルムなどを用い
るのが特に好ましい。プラスチックフィルム支持体は不
透明又は透明であることができる。
【0060】接着促進層が設けられたポリエステルフィ
ルム支持体を用いるのが特に好ましい。本発明に従って
用いるのに特に適した接着促進層は、EP−A−619
524、EP−A−620 502及びEP−A−6
19 525に開示されているような親水性結合剤及び
コロイドシリカを含む。好ましくは接着促進層中のシリ
カの量はm2当たり200mg〜m2当たり750mgで
ある。さらに、シリカ対親水性結合剤の比率は好ましく
は1より高く、コロイドシリカの表面積は好ましくは少
なくともグラム当たり300m2、より好ましくは少な
くともグラム当たり500m2である。
【0061】第2の態様の場合、第1層と第2層は同じ
である。該態様において、親水性表面を有する平版ベー
ス上に最上層を有し、その最上層がIR−線に感受性で
あり、水性アルカリ性溶液に可溶性のポリマーを含み且
つアルカリ性現像液に関して非浸透性である平版印刷版
の作製のためのヒートモード画像形成要素を提供する。
【0062】本発明に従うIR−感受性層はIR−色素
もしくは顔料及び水性アルカリ性溶液に可溶性のポリマ
ーを含む。IR−色素もしくは顔料の混合物を用いるこ
とができるが、1種のみのIR−色素もしくは顔料を用
いるのが好ましい。適したIR−色素及び顔料は本発明
の第1の態様において上記で挙げたものである。
【0063】IR−色素もしくは顔料は好ましくは、該
IR−感受性最上層の合計量の1〜60重量部、より好
ましくは3〜50重量部の量で存在する。
【0064】この層において用いられるアルカリ可溶性
ポリマーは、好ましくは、通常のポジティブ又はネガテ
ィブ作用性PS−版で用いられるような疎水性且つイン
キ受容性ポリマー、例えばカルボキシ置換ポリマーなど
である。より好ましいのはフェノール性樹脂、例えばヒ
ドロキシスチレン単位含有ポリマー又はノボラックポリ
マーである。最も好ましいのはノボラックポリマーであ
る。これらのポリマーの典型的例はDE−A−4 00
7 428、DE−A−4 027 301及びDE−
A−4 445 820に記載されている。本発明と関
連して用いられる疎水性ポリマーはさらに、水中におけ
る不溶性及びアルカリ性溶液中における少なくとも部分
的な可溶性/膨潤性及び/又は補助溶媒と組み合わされ
た場合の水中における少なくとも部分的な可溶性を特徴
としている。
【0065】さらに、このIR−感受性層は好ましくは
可視光−及びUV−光減感層である。さらに該層は好ま
しくは熱的に硬膜可能である。この好適に可視光−及び
UV−光減感されている層は、250nm〜650nm
の波長領域内で吸収する感光性成分、例えばジアゾ化合
物、フォトアシッド、光開始剤、キノンジアジド類、増
感剤などを含まない。この方法で昼光に安定な印刷版を
得ることができる。
【0066】該IR−感受性層は、好ましくは低分子量
の酸、より好ましくはカルボン酸、さらにもっと好まし
くは安息香酸、最も好ましくは3,4,5−トリメトキ
シ安息香酸あるいはベンゾフェノン、より好ましくはト
リヒドロキシベンゾフェノンも含む。
【0067】IR−感受性層における低分子量の酸又は
ベンゾフェノンの合計量対ポリマーの比率は好ましくは
2:98〜40:60、より好ましくは5:95〜3
0:70の範囲である。該IR−感受性層の合計量は好
ましくは0.1〜10g/m2、より好ましくは0.3
〜2g/m2の範囲である。
【0068】最上層は好ましくは界面活性剤を含む。該
界面活性剤はカチオン性、アニオン性又は両性界面活性
剤であることができるが、より好ましくは非−イオン性
界面活性剤である。界面活性剤は最も好ましくはペルフ
ルオロアルキル界面活性剤、アルキルフェニル界面活性
剤及び特に好ましくはポリシロキサン界面活性剤、例え
ばポリシロキサンポリエーテル、ポリシロキサンコポリ
マー、アルキル−アリール改質メチル−ポリシロキサン
及びアクリル化ポリシロキサンから成る群より選ばれ
る。界面活性剤の量は好ましくは0.001〜0.3g
/m2の範囲内、より好ましくは0.003〜0.05
0g/m2の範囲内に含まれる。
【0069】画像通りに露出されると、IR−感受性層
においてアルカリ性現像液により浸透及び/又は可溶化
される容量における差が本発明のアルカリ性現像液に関
して生まれる。
【0070】平版印刷版の作製のために、ヒートモード
画像形成要素は画像通りに露出され、現像される。
【0071】本発明と関連する画像通りの露出は、赤外
又は近−赤外、すなわち700〜1500nmの波長領
域で働くレーザーの使用を含む画像通りの走査露出であ
る。最も好ましいのは近−赤外で発光するレーザーダイ
オードである。画像形成要素の露出は、短い画素滞留時
間を有するレーザーならびに長い画素滞留時間を有する
レーザーを用いて行うことができる。好ましいのは0.
005μ秒〜20μ秒の画素滞留時間を有するレーザー
である。
【0072】画像通りの露出の後、ヒートモード画像形
成要素は水性アルカリ性溶液でそれを濯ぐことにより現
像される。本発明で用いられる水性アルカリ性溶液は、
通常のポジティブ作用性予備増感印刷版の現像に用いら
れ、好ましくはケイ酸塩としてのSiO2を含有し、好
ましくは11.5〜14のpHを有するものである。か
くして露出されて水性アルカリ性溶液に関してより浸透
性とされた最上層の画像形成された部分は清浄化され、
それによりポジティブ作用性印刷版が得られる。
【0073】本発明の場合、用いられる現像液の組成も
非常に重要である。
【0074】従って、長時間安定して現像処理を行うた
めに特に重要なことは、現像液中のアルカリの濃度及び
ケイ酸塩の濃度などの質である。そのような状況下で、
本発明者等は、前記の組成を有する現像液を用いた場合
のみに迅速高温処理を行うことができ、補足されるべき
補充液の量が少なく、現像液を交換せずに3カ月以上も
の長期間に及んで安定した現像処理を行うことができる
ことを見いだした。
【0075】好ましくは、本発明で用いられる現像液及
び現像液のための補充液は、主にアルカリ金属ケイ酸塩
及びMOHにより示されるアルカリ金属水酸化物又はM
2Oにより示されるその酸化物を含む水溶液であり、こ
こで該現像液は0.5〜1.5のモル比及び0.5〜5
重量%のSiO2濃度でSiO2及びM2Oを含む。その
ようなアルカリ金属ケイ酸塩として好適に用いられるの
は、例えば、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ
酸リチウム及びメタケイ酸ナトリウムである。他方、そ
のようなアルカリ金属水酸化物として好ましいのは、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び水酸化リチウムで
ある。
【0076】本発明で用いられる現像液は同時に他のア
ルカリ性試薬を含有することができる。そのような他の
アルカリ性試薬の例には、水酸化アンモニウム、第三リ
ン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第三リン酸カ
リウム、第二リン酸カリウム、第三リン酸アンモニウ
ム、第二リン酸アンモニウム、重炭酸ナトリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム及び炭酸アンモニウムなどの
無機アルカリ性試薬;ならびにモノ−、ジ−もしくはト
リエタノールアミン、モノ−、ジ−もしくはトリメチル
アミン、モノ−、ジ−もしくはトリエチルアミン、モノ
−もしくはジ−イソプロピルアミン、n−ブチルアミ
ン、モノ−、ジ−もしくはトリイソプロパノールアミ
ン、エチレンイミン、エチレンジイミン及びテトラメチ
ルアンモニウムヒドロキシドなどの有機アルカリ性試薬
が含まれる。
【0077】本発明の場合、現像液中の[SiO2]/
[M2O]のモル比が特に重要であり、それは一般に
0.6〜1.5、好ましくは0.7〜1.3である。こ
れはもしモル比が0.6より低いと活性の大きなばらつ
きが観察され、一方もしそれが1.5を越えると迅速現
像を行うのが困難になり、非画像領域上の感光層の溶出
又は除去が不完全でありがちなためである。さらに、現
像液及び補充液中のSiO 2の濃度は好ましくは1〜4
重量%の範囲である。SiO2の濃度のそのような制限
は、大量の本発明の版を長期間処理した場合でも優れた
仕上げの質を有する平版印刷版を安定して与えることを
可能にする。
【0078】特に好ましい態様の場合、1.0〜1.5
の範囲のモル比[SiO2]/[M2O]及び1〜4重量
%のSiO2の濃度を有するアルカリ金属ケイ酸塩の水
溶液が現像液として用いられる。そのような場合、現像
液のアルカリ濃度と等しいか又はそれより高いアルカリ
濃度を有する補充液が用いられるのはもちろんである。
供給されるべき補充液の量を減少させるために、補充液
のモル比[SiO2]/[M2O]が現像液のそれと等し
いか又はそれより小さいことあるいは現像液のモル比が
補充液のそれと等しい場合はSiO2の濃度が高いこと
が有利である。
【0079】本発明で用いられる現像液及び補充液にお
いて、20℃における水中の溶解度が10重量%以下の
有機溶剤を必要に従って同時に用いることができる。そ
のような有機溶剤の例は、酢酸エチル、酢酸プロピル、
酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸ベンジル、エチレングリ
コールモノブチルアセテート、乳酸ブチル及びレブリン
酸ブチルなどのカルボン酸エステル類;エチルブチルケ
トン、メチルイソブチルケトン及びシクロヘキサノンな
どのケトン類;エチレングリコールモノブチルエーテ
ル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレング
リコールモノフェニルエーテル、ベンジルアルコール、
メチルフェニルカルビノール、n−アミルアルコール及
びメチルアミルアルコールなどのアルコール類;キレシ
ンなどのアルキル−置換芳香族炭化水素;ならびにメチ
レンジクロリド及びモノクロロベンゼンなどのハロゲン
化炭化水素である。これらの有機溶剤は単独で又は組み
合わせて用いることができる。本発明において特に好ま
しいのはベンジルアルコールである。これらの有機溶剤
は一般に5重量%以下、好ましくは4重量%以下の量で
現像液又はそのための補充液に加えられる。
【0080】本発明で用いられる現像液及び補充液は同
時に、それらの現像性を向上させる目的で界面活性剤を
含有することができる。そのような界面活性剤の例に
は、高級アルコール(C8〜C22)硫酸エステルの塩、
例えばラウリルアルコール硫酸エステルのナトリウム
塩、オクチルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩、
ラウリルアルコール硫酸エステルのアンモニウム塩、T
eepol B−81(商標、Shell Chemi
cals Co.,Ltdから入手可能)及びアルキル
硫酸エステル二ナトリウム;脂肪族アルコールリン酸エ
ステルの塩、例えばセチルアルコールリン酸エステルの
ナトリウム塩;アルキルアリールスルホン酸塩、例えば
ドデシルベンゼンスルホネートのナトリウム塩、イソプ
ロピルナフタレンスルホネートのナトリウム塩、ジナフ
タレンジスルホネートのナトリウム塩及びメタニトロベ
ンゼンスルホネートのナトリウム塩;アルキルアミドの
スルホン酸塩、例えばC1733CON(CH3)CH2
2SO3Naならびに2塩基性脂肪族酸エステルのスル
ホン酸塩、例えばジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
及びジヘキシルスルホコハク酸ナトリウムが含まれる。
これらの界面活性剤は単独で又は組み合わせて用いるこ
とができる。特に好ましいのはスルホン酸塩である。こ
れらの界面活性剤は一般に5重量%以下、好ましくは3
重量%以下の量で用いることができる。
【0081】本発明で用いられる現像液及び補充液の現
像安定性を強化するために、以下の化合物を同時に用い
ることができる。
【0082】そのような化合物の例は、中性塩、例えば
JN−A−58−75 152に開示されているような
NaCl、KCl及びKBr;キレート化剤、例えばJ
N−A−58−190 952(U.S−A−4 46
9 776)に開示されているようなEDTA及びNT
A、JN−A−59−121 336(US−A−46
06 995)に開示されているような[Co(N
36]C13などの錯体;JN−A−55−25 1
00に開示されているもののような周期表のIIa、I
IIa又はIIIb族の元素のイオン化可能化合物;ア
ニオン性又は両性界面活性剤、例えばJN−A−50−
51 324に開示されているようなアルキルナフタレ
ンスルホン酸ナトリウム及びN−テトラデシル−N,N
−ジヒドロキシチルベタイン;US−A−4 374
920に開示されているようなテトラメチルデシンジオ
ール;JN−A−60−213 943に開示されてい
るような非−イオン性界面活性剤;カチオン性ポリマ
ー、例えばJN−A−55−95 946に開示されて
いるようなp−ジメチルアミノメチルポリスチレンのメ
チルクロリド第4級生成物(methyl chlor
ide quaternary products);
両性高分子電解質、例えばJN−A−56−142 5
28に開示されているようなビニルベンジルトリメチル
アンモニウムクロリドとアクリル酸ナトリウムのコポリ
マー;還元性無機塩、例えばJN−A−57−192
952(US−A−4 467 027)に開示されて
いるような亜硫酸ナトリウム及びアルカリ−可溶性メル
カプト化合物又はチオエーテル化合物、例えばチオサリ
チル酸、システイン及びチオグリコール酸;無機リチウ
ム化合物、例えばJN−A−58−59 444に開示
されているような塩化リチウム;有機リチウム化合物、
例えばJN−A−50 34 442に開示されている
ような安息香酸リチウム;JN−A−59−75 25
5に開示されているようなSi、Tiなどを含有する有
機金属界面活性剤;JN−A−59−84 241(U
S−A−4 500 625)に開示されているような
有機ホウ素化合物;第4級アンモニウム塩、例えばEP
−A−101 010に開示されているようなテトラア
ルキルアンモニウムオキシド;ならびに殺バクテリア
剤、例えばJN−A−63−226 657に開示され
ているようなデヒドロ酢酸ナトリウムである。
【0083】本発明の現像処理のための方法において、
現像液のための補充液を補充するいずれの既知の手段も
用いることができる。好適に用いられるそのような方法
の例は、JN−A−55−115 039(GB−A−
2 046 931)に開示されているように処理され
たPS版の量と時間の関数として断続的又は継続的に補
充液を補充するための方法、JN−A−58−95 3
49(US−A−4537 496)に開示されている
ように溶出された感光層の程度を検出するためのセンサ
ーを現像領域の中央部分に配置し、検出される溶出され
た感光層の程度に比例して補充液を補充することを含む
方法;GB−A−2 208 249に開示されている
ように現像液のインピーダンス値を決定し、検出される
インピーダンス値をコンピューターにより処理して補充
液の補充を行うことを含む方法である。
【0084】本発明の印刷版は印刷法においてシームレ
ススリーブ印刷版として用いることもできる。この選択
肢の場合、印刷版はレーザーを用いて円筒形にはんだ付
けされる。古典的に作製される印刷版を古典的な方法で
適用する代わりに、直径として印刷胴の直径を有するこ
の円筒状印刷版を印刷胴上で滑らせる。スリーブに関す
るさらなる詳細は“Grafisch Nieuws”
ed.Keesing,15,1995,page
4 to 6に示されている。
【0085】画像通りに露出された画像形成要素を水性
アルカリ性溶液を用いて現像し、乾燥した後、得られる
版をそのまま印刷版として用いることができる。しかし
ながら、耐久性を向上させるために該版を200℃〜3
00℃の温度で30秒〜5分間、焼付けることもでき
る。画像形成要素をUV−線への全体的後−露出に供
し、画像を硬膜させて印刷版のランレングスを増加させ
ることもできる。
【0086】以下の実施例は本発明をそこに制限するこ
となくそれを例示するものである。すべての部及びパー
センテージは、特にことわらない限り重量による。
【0087】
【実施例】実施例1(比較例) 平版ベースの製造 厚さが0.30mmのアルミニウム箔を、50℃におい
て5g/lの水酸化ナトリウムを含有する水溶液に箔を
沈め、脱イオン水で濯ぐことにより脱脂した。次いで3
5℃の温度及び1200A/m2の電流密度において交
流を用い、4g/lの塩酸、4g/lの硼酸及び5g/
lのアルミニウムイオンを含有する水溶液中で箔を電気
化学的に粗面化し、0.5μmの平均中心線粗さRaを
有する表面トポロジーを形成した。
【0088】脱イオン水で濯いだ後、次いで300g/
lの硫酸を含有する水溶液を用い、60℃において18
0秒間、アルミニウム箔をエッチングし、25℃におい
て30秒間、脱イオン水で濯いだ。
【0089】続いて箔を200g/lの硫酸を含有する
水溶液中で、45℃の温度、約10Vの電圧及び150
A/m2の電流密度において約300秒間、陽極酸化に
供し、3.00g/m2のAl23の陽極酸化フィルム
を形成し、次いで脱イオン水で洗浄し、ポリビニルホス
ホン酸を含有する溶液及び続いて三塩化アルミニウムを
含有する溶液を用いて後処理し、脱イオン水を用いて2
0℃で120秒間濯ぎ、乾燥した。 ヒートモード画像形成要素の製造 上記の平版ベース上に最初に55/45の比率のテトラ
ヒドロフラン/メトキシプロパノール中の8.6重量%
溶液からの層を14μmの湿潤コーティング厚さでコー
ティングした。得られる層は88%のALNOVOL
SPN452TM(Clariant,Germanyに
より販売)及び12%の3,4,5−トリメトキシ安息
香酸を含有した。
【0090】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の0.735重量
%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。この層を少なくとも120
℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるIR
−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、1
1.5mg/m2のニトロセルロース、2.1mg/m2
のSOLSPERSE5000TM、11.3mg/m2
のSOLSPERSE 28000TM(両方ともZen
eca specielities,G.B.の分散
剤)、2.0mg/m2のTEGO WET 265TM
及び5.0mg/m2のTEGO GLIDE 410
TM(両方ともTego,Germanyのポリシロキサ
ン界面活性剤)を含有した。
【0091】実施例2(比較例) 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0092】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の0.2720重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は35mg/m2のIR−吸収剤 ST7
98TM:2−(2−(2−クロロ−3−(2−ジヒドロ
−1,1,3−トリメチル−2H−ベンゾ(e)インド
ール−2−イリデン)−エチリデン)−1−シクロヘキ
セン−1−イル)−エテニル)−1,1,3−トリメチ
ル−1H−ベンゾ(e)インドリウム4−メチルベンゼ
ンスルホネート、12.4mg/m2のFLEXO−B
LAU 630TM、2.0mg/m2のTEGO WE
T 265TM及び5.0mg/m2のTEGO GLI
DE 410TMを含有した。
【0093】ST798はSynthon Wolfe
n Germanyにより商業的に入手可能であり、F
LEXO−BLAU 630はBASF,Ludwig
shafen,Germanyにより商業的に入手可能
である。
【0094】実施例3 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0095】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の1.0095重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、
25.2mg/m2のEPI−REZ 3510 W−
60TM、29.8mg/m2のTB 3354HTM、1
1.5mg/m2のニトロセルロース、2.1mg/m2
のSOLSPERSE 5000TM、11.3mg/m
2のSOLSPERSE 28000TM、2.0mg/
2のTEGO WET 265TM及び5.0mg/m2
のTEGO GLIDE 410TMを含有した。
【0096】EPI−REZ 3510 W−60はS
hell Chemicalsにおいて商業的に入手可
能な液体ビスフェノールAエポキシ樹脂の水性(wat
erborne)分散液である。TB 3354HはW
itco GmbHにおいて商業的に入手可能な水溶性
エポキシドのためのアミン硬膜剤である。
【0097】実施例4 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0098】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の1.0095重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、
25.0mg/m2のEPI−REZ 3510 W−
60TM、30.0mg/m2のEUREDUR 115
TM、11.5mg/m2のニトロセルロース、2.1m
g/m2のSOLSPERSE 5000TM、11.3
mg/m2のSOLSPERSE 28000TM、2.
0mg/m2のTEGO WET 265TM及び5.0
mg/m2のTEGO GLIDE 410TMを含有し
た。
【0099】EPI−REZ 3510 W−60はS
hell Chemicalsにおいて商業的に入手可
能な液体ビスフェノールAエポキシ樹脂の水性分散液で
ある。EUREDUR 115はWitco GmbH
において商業的に入手可能なポリアミドアミノである。
【0100】実施例5 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0101】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の1.0095重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、
25.8mg/m2のEPI−REZ 3510 W−
60TM、29.2mg/m2のJEFFAMINE E
D900TM、11.5mg/m2のニトロセルロース、
2.1mg/m2のSOLSPERSE 5000TM
11.3mg/m2のSOLSPERSE 28000
TM、2.0mg/m2のTEGO WET265TM及び
5.0mg/m2のTEGO GLIDE 410TM
含有した。
【0102】EPI−REZ 3510 W−60はS
hell Chemicalsにおいて商業的に入手可
能な液体ビスフェノールAエポキシ樹脂の水性分散液で
ある。JEFFAMINE ED900はHuntsm
an Corporation,Houstonにおい
て商業的に入手可能な主にポリエチレンオキシド主鎖に
基づくポリエーテルジアミンである。
【0103】実施例6 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0104】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の1.0095重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、
22.7mg/m2のEPI−REZ 6006 W−
70TM、32.3mg/m2のTB 3354HTM、1
1.5mg/m2のニトロセルロース、2.1mg/m2
のSOLSPERSE 5000TM、11.3mg/m
2のSOLSPERSE 28000TM、2.0mg/
2のTEGO WET 265TM及び5.0mg/m2
のTEGO GLIDE 410TMを含有した。
【0105】EPI−REZ 6006 W−70はS
hell Chemicalsにおいて商業的に入手可
能なエポキシド化o−クレゾールノボラック樹脂であ
る。TB 3354HはWitco GmbHにおいて
商業的に入手可能な水溶性エポキシドのためのアミン硬
膜剤である。
【0106】実施例7 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0107】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の1.0095重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、
32.2mg/m2のEPI−REZ 5520 W−
60TM、22.8mg/m2のTB 3354HTM、1
1.5mg/m2のニトロセルロース、2.1mg/m2
のSOLSPERSE 5000TM、11.3mg/m
2のSOLSPERSE 28000TM、2.0mg/
2のTEGO WET 265TM及び5.0mg/m2
のTEGO GLIDE 410TMを含有した。
【0108】EPI−REZ 5520 W−60はS
hell Chemicalsにおいて商業的に入手可
能なウレタン改質エポキシ樹脂である。TB 3354
HはWitco GmbHにおいて商業的に入手可能な
水溶性エポキシドのためのアミン硬膜剤である。
【0109】実施例8 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0110】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の1.0095重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、
6.5mg/m2のEPI−REZ 3510 W−6
TM、48.5mg/m2のJEFFAMINE M3
003TM、11.5mg/m2のニトロセルロース、
2.1mg/m2のSOLSPERSE 5000TM
11.3mg/m2のSOLSPERSE 28000
TM、2.0mg/m2のTEGO WET 265TM
び5.0mg/m2のTEGO GLIDE 410TM
を含有した。
【0111】EPI−REZ 3510 W−60はS
hell Chemicalsにおいて商業的に入手可
能な液体ビスフェノールAエポキシ樹脂の水性分散液で
ある。JEFFAMINE M3003はHuntsm
an Corporation,Houstonにおい
て商業的に入手可能な8/49のプロピレンオキシド/
エチレンオキシド比及び約3000の分子量を有するモ
ノアミンである。
【0112】実施例9 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0113】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の1.0095重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、
37.2mg/m2のEPI−REZ 3510 W−
60TM、17.8mg/m2のEPI−CURE 31
40TM、11.5mg/m2のニトロセルロース、2.
1mg/m2のSOLSPERSE 5000TM、1
1.3mg/m2のSOLSPERSE 2800
TM、2.0mg/m2のTEGO WET 265TM
及び5.0mg/m2のTEGO GLIDE 410
TMを含有した。
【0114】EPI−REZ 3510 W−60はS
hell Chemicalsにおいて商業的に入手可
能な液体ビスフェノールAエポキシ樹脂の水性分散液で
ある。EPI−CURE 3140はやはりShell
Chemicalsにおいて商業的に入手可能な低粘
度ポリアミドである。
【0115】実施例10 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0116】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の1.0095重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、
52.4mg/m2のEPI−REZ 3510 W−
60TM、2.6mg/m2のポリ(エチレンイミン)置
換トリメトキシシリルプロピル、11.5mg/m2
ニトロセルロース、2.1mg/m2のSOLSPER
SE 5000TM、11.3mg/m2のSOLSPE
RSE 28000TM、2.0mg/m2のTEGO
WET 265TM及び5.0mg/m2のTEGO G
LIDE 410TMを含有した。
【0117】EPI−REZ 3510 W−60はS
hell Chemicalsにおいて商業的に入手可
能な液体ビスフェノールAエポキシ樹脂の水性分散液で
ある。ポリ(エチレンイミン)置換トリメトキシシリル
プロピルはABCRにおいて商業的に入手可能である。
【0118】実施例11 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0119】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の1.0095重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、
31.4mg/m2のEPI−REZ 3510 W−
60TM、23.6mg/m2のJEFFAMINE T
403TM、11.5mg/m2のニトロセルロース、
2.1mg/m2のSOLSPERSE 5000TM
11.3mg/m2のSOLSPERSE 28000
TM、2.0mg/m2のTEGO WET 265TM
び5.0mg/m2のTEGO GLIDE 410TM
を含有した。
【0120】EPI−REZ 3510 W−60はS
hell Chemicalsにおいて商業的に入手可
能な液体ビスフェノールAエポキシ樹脂の水性分散液で
ある。JEFFAMINE T403はWitco G
mbHにおいて商業的に入手可能な3官能基性プロピレ
ンオキシドアミンである。
【0121】実施例12 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0122】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の1.2345重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、
95.2mg/m2のEPI−REZ 3510 W−
60TM、4.8mg/m2の2−メチルイミダゾール、
11.5mg/m2のニトロセルロース、2.1mg/
2のSOLSPERSE 5000TM、11.3mg
/m2のSOLSPERSE 28000TM、2.0m
g/m2のTEGO WET 265TM及び5.0mg
/m2のTEGO GLIDE 410TMを含有した。
【0123】EPI−REZ 3510 W−60はS
hell Chemicalsにおいて商業的に入手可
能な液体ビスフェノールAエポキシ樹脂の水性分散液で
ある。2−メチルイミダゾールとしてAldrich
Chemieにおいて商業的に入手可能な99%等級を
用いた。
【0124】実施例13 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0125】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の1.0095重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、
22.9mg/m2のEPI−REZ 3510 W−
60TM、27.5mg/m2のEUREDUR 115
TM、4.6mg/m2の3−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、11.5mg/m2のニトロセルロース、
2.1mg/m2のSOLSPERSE 5000TM
11.3mg/m2のSOLSPERSE 28000
TM、2.0mg/m2のTEGO WET 265TM
び5.0mg/m2のTEGO GLIDE 410TM
を含有した。コーティング溶液の調製のために、エポキ
シ樹脂又は硬膜剤を加える前にまず最初に3−アミノプ
ロピルトリエトキシシランを分散液に加えるのが非常に
重要である。
【0126】EPI−REZ 3510 W−60はS
hell Chemicalsにおいて商業的に入手可
能な液体ビスフェノールAエポキシ樹脂の水性分散液で
ある。EUREDUR 115はWitco GmbH
において商業的に入手可能なポリアミドアミノである。
3−アミノプロピルトリエトキシシランとして、Ald
rich Chemie Steinheimからの9
8%純度等級を用いた。
【0127】実施例14 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0128】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の1.0095重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、
36.2mg/m2のEUREPOX 7001/75
TM、9.4mg/m2のEUREDUR 115TM
9.4mg/m2の3−(2−アミノエチルアミノ)−
プロピルトリメトキシシラン、11.5mg/m2のニ
トロセルロース、2.1mg/m2のSOLSPERS
E 5000TM、11.3mg/m2のSOLSPER
SE 28000TM、2.0mg/m2のTEGO W
ET 265T M及び5.0mg/m2のTEGO GL
IDE 410TMを含有した。
【0129】コーティング溶液の調製のために、エポキ
シ樹脂又は硬膜剤を加える前にまず最初に3−(2−ア
ミノエチルアミノ)−プロピルトリメトキシシランを分
散液に加えるのが非常に重要である。
【0130】EUREPOX 7001/75WはWi
tco GmbHにより商業的に入手可能なビスフェノ
ールA−エポキシ樹脂である。EUREDUR 115
はWitco GmbHにおいて商業的に入手可能なポ
リアミドアミノである。3−(2−アミノエチルアミ
ノ)−プロピルトリメトキシシランとして、ShinE
tsu Chemicals Co,LtdからのKB
M−603を用いた。
【0131】実施例15 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0132】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の1.0095重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は115mg/m2のカーボンブラック、
36.2mg/m2のEUREPOX 7001/75
TM、9.4mg/m2のEUREDUR 115TM
9.4mg/m2のDYNASILAN AMMOTM
11.5mg/m2のニトロセルロース、2.1mg/
2のSOLSPERSE 5000TM、11.3mg
/m2のSOLSPERSE 28000TM、2.0m
g/m2のTEGO WET 265TM及び5.0mg
/m2のTEGO GLIDE 410TMを含有した。
【0133】コーティング溶液の調製のために、エポキ
シ樹脂又は硬膜剤を加える前にまず最初にDYNASI
LAN AMMO:3−アミノプロピルトリメトキシシ
ランを分散液に加えるのが非常に重要である。
【0134】EUREPOX 7001/75WはWi
tco GmbHにより商業的に入手可能なビスフェノ
ールA−エポキシ樹脂である。EUREDUR 115
はWitco GmbHにおいて商業的に入手可能なポ
リアミドアミノである。DYNASILAN AMMO
はHuels AGの商品である。
【0135】実施例16 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0136】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の0.4220重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は35mg/m2のIR−吸収剤 ST7
98TM:2−(2−(2−クロロ−3−(2−ジヒドロ
−1,1,3−トリメチル−2H−ベンゾ(e)インド
ール−2−イリデン)−エチリデン)−1−シクロヘキ
セン−1−イル)−エテニル)−1,1,3−トリメチ
ル−1H−ベンゾ(e)インドリウム4−メチルベンゼ
ンスルホネート、12.4mg/m2のFLEXO−B
LAU 630TM、13.8mg/m2のEPI−RE
Z 3510 E−60TM、16.2mg/m2のTB
3354HTM、2.0mg/m2のTEGO WET
265TM及び5.0mg/m2のTEGO GLID
E410TMを含有した。
【0137】ST798はSynthon Wolfe
n Germanyにより商業的に入手可能であり、F
LEXO−BLAU 630はBASF,Ludwig
shafen,Germanyにより商業的に入手可能
である。EPI−REZ 3510 W−60はShe
ll Chemicalsにおいて商業的に入手可能な
液体ビスフェノールAエポキシ樹脂の水性分散液であ
る。TB 3354HはWitco GmbHにおいて
商業的に入手可能な水溶性エポキシドのためのアミン硬
膜剤である。
【0138】実施例17 比較実施例1で記載したと同じベースを用いた。 ヒートモード画像形成要素の製造 実施例1で記載した平版ベース上に最初に55/45の
比率のテトラヒドロフラン/メトキシプロパノール中の
8.6重量%溶液からの層を14μmの湿潤コーティン
グ厚さでコーティングした。得られる層は88%のAL
NOVOL SPN452TM及び12%の3,4,5−
トリメトキシ安息香酸を含有した。
【0139】この層の上に50/50の比率のメチルエ
チルケトン/メトキシプロパノール中の0.4220重
量%溶液からIR−感受性層を20μmの湿潤コーティ
ング厚さでコーティングした。この層を少なくとも12
0℃の温度で少なくとも40秒間乾燥した。得られるI
R−感受性層は35mg/m2のIR−吸収剤 ST7
98TM:2−(2−(2−クロロ−3−(2−ジヒドロ
−1,1,3−トリメチル−2H−ベンゾ(e)インド
ール−2−イリデン)−エチリデン)−1−シクロヘキ
セン−1−イル)−エテニル)−1,1,3−トリメチ
ル−1H−ベンゾ(e)インドリウム4−メチルベンゼ
ンスルホネート、12.4mg/m2のFLEXO−B
LAU 630TM、22.7mg/m2のEUREPO
X 7001/75WTM、3.6mg/m2のEURE
DUR 115TM、3.6mg/m2の3−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン、2.0mg/m2のTEGO
WET 265TM及び5.0mg/m2のTEGO
GLIDE 410TMを含有した。
【0140】ST798はSynthon Wolfe
n Germanyにより商業的に入手可能であり、F
LEXO−BLAU 630はBASF,Ludwig
shafen,Germanyにより商業的に入手可能
である。EUREPOX 7001/75WはWitc
o GmbHにより商業的に入手可能なビスフェノール
A−エポキシ樹脂である。EUREDUR 115はW
itco GmbHにおいて商業的に入手可能なポリア
ミドアミノであ。3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ンとして、Aldrich Chemie Stein
heimからの98%純度等級を用いた。 ヒートモード画像形成要素の引っ掻き 比較実施例1及び実施例2〜17における上記の材料を
標準的試験において引っ掻いた。この試験においては、
十分に限定された荷重下で針を96cm/分の速度で移
動させることにより引っ掻き傷を形成する。針は1.5
mmの半径を有するロビン型のものである。以下の荷重
下で15個の引っ掻き傷を形成する:57−85−11
4−142−170−113−169−225−282
−338−400−600−800−1000及び12
00mN。
【0141】15個の引っ掻き傷の形成の後、材料を露
出する。 ヒートモード画像形成要素の露出 上記の材料のすべてをCreo 3244TTM外部ド
ラムプレートセッター(external drum
platesetter)を用い、263mJ/cm2
及び2400dpiにおいて画像形成した。 画像通りに露出された要素の現像 製造された画像形成要素の露出の後、要素を水性アルカ
リ性現像液中で現像した。これらの現像はOZASOL
EP262ATM(OZASOL EP262AはAg
faから商業的に入手可能)ならびに濯ぎ部門に水及び
ゴム引き部門にOZASOL RC795TMゴムを満た
したTechnigraph NPX−32プロセッサ
において、25℃で1m/分の速度において行った。 化学的抵抗性の試験 画像面及びスクリーン面上にイソ−プロパノール/水混
合物の30%溶液の40μlの滴を置く。10分後、綿
パッドを用いて滴を取り除く。これを水中のイソ−プロ
パノールの40及び50%混合物を用いて繰り返す。 材料の平版印刷の質の評価 Heidelberg GTO46印刷機上で通常のイ
ンキ(K+E)及び湿し液(Rotamatic)を用
いて版を印刷する。IR−露出領域におけるスカム形成
及び非−画像形成領域における優れたインキ−吸収につ
き、プリントを評価する。 プリント上の引っ掻き抵抗性の評価 15個の引っ掻き傷を損傷の幅に関して照査し、表1に
示すとおりの対応する評点(quotation)を与
える。
【0142】
【表1】 当たられる評点全部の合計は結果として材料の引っ掻き
抵抗性を示す。値が低い程引っ掻き抵抗性が優れてい
る。 化学的抵抗性の評価 プリント上で滴が置かれた6カ所を画像の損傷に関して
視覚的に照査する。攻撃なしに0の評点を与える。画像
の全体的消失に4の評点を与える。6つの評点のすべて
を合計し、化学的抵抗性に関する数字が得られる。これ
は0〜24の値を与える。より高い値は化学的抵抗性が
低いことを意味する。 結果
【0143】
【表2】 プリントの質のOKは:非−画像部分における可視のス
カム形成がなく、インキ吸収が優れていることを意味す
る。
【0144】表2の結果から、本発明の実施例のすべて
が比較実施例より優れた引っ掻き抵抗性を有することな
らびにIR−吸収剤としてカーボンブラックを含有する
本発明の実施例が対応する比較実施例より優れた化学的
抵抗性を有することが明らかである。本発明の主たる特
徴及び態様は以下の通りである。
【0145】1.親水性表面を有する平版ベース上に水
性アルカリ性溶液に可溶性のポリマーを含む第1層及び
平版ベースの第1層と同じ側上のIR−感受性且つアル
カリ現像液に関して非浸透性である最上層を含んでな
り、該第1層と該最上層が1つの同じ層であることがで
きる平版印刷版の作製のためのヒートモード画像形成要
素であって;該最上層がエポキシ単位を含有する20〜
500mg/m2の量の少なくとも1種の化合物及び硬
膜剤を含有することを特徴とするヒートモード画像形成
要素。
【0146】2.エポキシ単位を含有する該化合物がエ
ピクロロヒドリンとビスフェノールAの縮合生成物であ
る上記1項に記載のヒートモード画像形成要素。
【0147】3.エポキシ単位を含有する該化合物がエ
ポキシド化o−クレゾールノボラック樹脂及びウレタン
改質エポキシ樹脂から成る群より選ばれる化合物である
上記1項に記載のヒートモード画像形成要素。
【0148】4.該最上層が硬膜剤として低粘性アミン
を含んでなる上記1項に記載のヒートモード画像形成要
素。
【0149】5.該最上層がポリアミノアミド及びポリ
アミドから成る群より選ばれる化合物を硬膜剤として含
んでなる上記1項に記載のヒートモード画像形成要素。
【0150】6.該最上層がモノアミンポリオキシアル
キレンアミン、ジアミンポリオキシアルキレンアミン及
びトリアミンポリオキシアルキレンアミンの群より選ば
れる化合物を硬膜剤として含んでなる上記1項に記載の
ヒートモード画像形成要素。
【0151】7.該最上層がトリメチルシラン改質ポリ
エチレンイミンを硬膜剤として含んでなる上記1項に記
載のヒートモード画像形成要素。
【0152】8.該最上層が2−メチルイミダゾールを
硬膜剤として含んでなる上記1項に記載のヒートモード
画像形成要素。
【0153】9.該最上層がアミノアルキルトリアルコ
キシシランをカプリング剤として含んでなる上記1項に
記載のヒートモード画像形成要素。
【0154】10.a)上記1〜9項のいずれかに記載
のヒートモード画像形成要素をIR−線に画像通りに露
出し; b)該画像通りに露出されたヒートモード画像形成要素
を水性アルカリ現像液を用いて現像し、それにより同じ
であることができる第1層及び最上層の露出された領域
を溶解し、第1層の露出されない領域を溶解せずに残す
段階を含んでなる平版印刷版の作製方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フーブ・バン・アエルト ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ジヨアン・ベルメールシユ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 マルク・バン・ダメ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 グイド・ホキエ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性表面を有する平版ベース上に水性
    アルカリ性溶液に可溶性のポリマーを含む第1層及び平
    版ベースの第1層と同じ側上のIR−感受性且つアルカ
    リ現像液に関して非浸透性である最上層を含んでなり、
    該第1層と該最上層が1つの同じ層であることができる
    平版印刷版の作製のためのヒートモード画像形成要素で
    あって;該最上層がエポキシ単位を含有する20〜50
    0mg/m2の量の少なくとも1種の化合物及び硬膜剤
    を含有することを特徴とするヒートモード画像形成要
    素。
  2. 【請求項2】 a)請求項1に記載のヒートモード画像
    形成要素をIR−線に画像通りに露出し; b)該画像通りに露出されたヒートモード画像形成要素
    を水性アルカリ現像液を用いて現像し、それにより同じ
    であることができる第1層及び最上層の露出された領域
    を溶解し、第1層の露出されない領域を溶解せずに残す 段階を含んでなる平版印刷版の作製方法。
JP14658899A 1998-05-28 1999-05-26 ポジティブ作用性印刷版の作製のためのヒ―トモ―ド感受性画像形成要素 Pending JP2000056462A (ja)

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