JP2000055037A - 一体型のベアリングアセンブリを持つスリップリングおよびこの製造方法 - Google Patents

一体型のベアリングアセンブリを持つスリップリングおよびこの製造方法

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JP2000055037A
JP2000055037A JP11216086A JP21608699A JP2000055037A JP 2000055037 A JP2000055037 A JP 2000055037A JP 11216086 A JP11216086 A JP 11216086A JP 21608699 A JP21608699 A JP 21608699A JP 2000055037 A JP2000055037 A JP 2000055037A
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bearing
slip ring
pair
rings
inserts
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Jr Henry O Feuer
オー.フォイアー ジュニア ヘンリー
Donald L Grissom
エル.グリッソム ドナルド
Thomas H Beeken
エッチ.ビーケン トマス
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Litton Systems Inc
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/10Manufacture of slip-rings
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    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49009Dynamoelectric machine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、一体型のベアリングアセンブリを
持つスリップリングおよびこの製造方法に関する。 【解決手段】本発明のこれらおよび他の目的が本発明に
よって達成されるが、本発明によると、導電性のリング
およびベアリングを型内に挿入した後に、スリップリン
グ本体が射出成形される。この射出成形プロセスの際
に、リングおよびベアリングは、射出されたプラスチッ
クによって部分的にカプセル化され、保持される。プラ
スチックがベアリングのレース内に流入することを阻止
するペアの追加のプラスチックインサートを用いること
で、プラスチックがベアリングのレース内に流入するこ
とが阻止される。射出されたプラスチックが冷えると、
プラスチックが縮み、ベアリングを圧迫し、これによっ
て、軸方向の移動が阻止される。射出成形プロセスの際
にリングに取り付けられたワイヤもプラスチック材によ
ってカプセル化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、電気
スリップリングアセンブリを製造する方法、より詳細に
は、電気スリップリングアセンブリ内に用いられる一体
型のベアリングを持つスリップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来の技術によるカプセルアセ
ンブリ10を示す。カプセルアセンブリ10は、スリッ
プリング12、ペアの半円形のブシュブロック14、お
よび円筒状のハウジング16を含む。カプセルアセンブ
リ10は、ペアのブシュブロック14をスリップリング
12の周りに配置し(アセンブルし)、次に、こうして
アセンブルされたブシュブロック14とスリップリング
12をハウジング内に配置(挿入)することで形成され
る。
【0003】スリップリング12は、バックシャフト部
材20に結合されたリング/リード部材18(複数のリ
ング24および複数のリード34)を含む2つの別個の
部材から形成される本体を持つ。スリップリング12
は、細長い円筒状のリング部分22を含む。リング/リ
ード部材18の位置は、絶縁性の材料材から形成される
複数の径方向に延びる部分26によって決定され、これ
によって、導電性の複数のリング24が分離される。ブ
シュブロック14は、おのおの、複数のブシュ28を持
ち、各ブシュ28は、おのおの、対応するリング24と
機械的に接触する。前部ベアリング30はスリップリン
グ部材12の上に搭載され、バックシャフトベアリング
32はバックシャフト部材20上に搭載される。
【0004】バックシャフト部材20は、ハウジング1
6から外側の方向に延びる。バックシャフト部材20
は、別の要素(図示せず)によって捕捉され、回転され
る。スリップリング12がフジュブロック14内で回転
し、ブシュブロック14からの複数のブシュ28とスリ
ップリング12上の複数のリングとが接触し、こうし
て、周知の方法にて、回転するスリップリング12への
/からの信号が固定されたブシュブロック14へ/から
通信される。
【0005】図1および図2に示すように、バックシャ
フトベアリング32の一方の側は、バックシャフト部材
20の上に形成されたフロントフランジ36と接触す
る。バックシャフトベアリング32の反対側は、通常の
保持デバイス、例えば、保持クリップ38等によって保
持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】保持リクップ38の内
側の縁は、バックシャフト部材20上の溝(図示せず)
にはめられ、製造公差によっては、バックシャフトベア
リング32が軸(長手)方向に完全に保持(固定)でき
なかったり、逆に、強く保持され過ぎてベアリングにス
トレスを与えることがある。短所として、幾らかの遊び
が存在し、バックシャフトベアリング32が軸方向に前
後に移動することがある。
【0007】さらに、バックシャフト部材20とリード
/リング部材18は、互いに相対的に回転すべきではな
い。このため、バックシャフト部材20とリード/リン
グ部材18は、おのおの、噛み合い用の六角形状の部分
を持つ。図3に示すように、バックシャフト部材20
は、雌の六角形の部分42を持ち、この部分がリード/
リング部材18の雄の六角形の部分40と噛み合う。短
所として、このツウピース構造は、2個のパーツを射出
成形する必要があるために、時間とコストが掛かる。追
加の短所として、ワイヤ34を密封するために、ワイヤ
34をバックシャフト部材20にポッティング(機密性
を維持するために熱硬化性樹脂などを充填)する必要が
あり、このため追加のコストが掛かる。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の一つの
目的は、一体型のベアリングを持つスリップリングを製
造するための方法を提供することにある。本発明のもう
一つの目的は、バックシャフトベアリングの軸方向の移
動が阻止あるいは最小限に押さえられるバックシャフト
ベアリングを持つスリップリングを提供することにあ
る。
【0009】本発明のさらにもう一つの目的は、ワンピ
ース本体を持つスリップリングを提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、リングに取り付けられるワ
イヤを、スリップリング本体内にカプセル化すること
で、ワイヤのポッティングプロセスを不要とすることに
ある。本発明のもう一つの目的は、製造面ではコスト性
能に優れ、動作面では信頼度の高いスリップリングを提
供することにある。
【0010】本発明のこれらおよび他の目的が本発明に
よる方法によって達成されるが、本発明の方法による
と、導電性のリングおよびベアリングを型内に挿入した
後に、スリップリング本体が射出成形される。この射出
成形プロセスの際に、リングおよびベアリングは、射出
されたプラスチックによって部分的にカプセル化され、
保持される。プラスチックがベアリングのレース内に流
入することを阻止するペアの追加のプラスチックインサ
ートを用いることで、プラスチックがベアリングのレー
ス内に流入することが阻止される。射出されたプラスチ
ックが冷えると、プラスチックが縮み、ベアリングを圧
迫し、これによって、軸方向の移動が阻止される。射出
成形プロセスの際にリングに取り付けられたワイヤもプ
ラスチック材によってカプセル化される。
【0011】上述の目的は、本発明による一体型のベア
リングを持つスリップリングをアセンブリングする方法
によっても達成されるが、この方法によると、複数のベ
アリングが型内に配置され、続いて、複数のリングも型
内に配置される。次に、スリップリングの本体が成形材
がベアリングのレース内に流入することを阻止しながら
成形される。
【0012】上述の目的は、本発明による一体型のベア
リングを持つスリップリングをアセンブリングするもう
一つの方法によっても達成されるが、この方法による
と、ペアのインサートが形成され、複数のリングがペア
のインサートの間に固定される。次に、一つあるいは複
数のワイヤが各リングに取り付けられるが、各ワイヤの
一端は前記ペアのインサートを超えて延びる。次に、ベ
アリングがペアのインサートの間に配置される。こうし
て、組み立てられたインサート、リング、ワイヤ、およ
びベアリングによってアセンブリが形成される。次に、
このアセンブリが型内に挿入される。その後、スリップ
リングの本体が型内に成形される。この成形ステップの
際には、リング、ワイヤ、およびベアリングが、一体型
のベアリングを持つスリップリングが形成されるように
捕捉される。
【0013】上述の目的は、本発明による一体型のスリ
ップリングによっても達成されるが、本発明による一体
型のスリップリングは、スリップリングの本体を含み、
本体は、スリップリング部、バックシャフト部およびこ
の間に配置されたベアリング搭載部を持つ。ベアリング
がベアリング搭載部に搭載されるが、ここで、スリップ
リングの本体は、対向するベアリング保持壁を持ち、こ
の壁によってベアリングが捕捉され、ベアリングの軸方
向の移動が阻止される。
【0014】当業者においては、本発明の他の目的およ
び長所が、以下の詳細な説明を読むことで一層明白にな
ると思われる。以下の詳細な説明においては、単に本発
明を実施する最良の形態を解説する目的で本発明の好ま
しい実施例について説明されるが、当業者においては容
易に理解できるように、本発明は説明とは異なる他の形
態にて実現することや、細部を様々に修正することもで
き、これらも全て本発明から逸脱するものではない。従
って、図面およびこの説明は単に解説を目的とするもの
であり、限定を目的とするものではない。
【0015】以下では、本発明を、限定のためではな
く、単に一例として、付録の図面を用いて説明するが、
図面中、同一の参照符号を持つ要素は全図面を通じて類
似の要素を指す。
【0016】
【発明の実施の形態】図5は、本発明の原理に従って構
成されたインサート110を示す。本発明に従って製造
されたスリップリングアセンブリ200の全体が図7に
示されるが、これに関しては後に詳細に説明する。本発
明は、便宜上、図4〜8に示す方位との関連で説明され
るが、ここで用いられる“左”や“右”などの表現は相
対的な意味で解釈されるべき性格のものであり、本発明
は任意の方位にて用いることができることに注意する。
本発明は、一体型のベアリングが、スリップリング内に
用いられる点が、従来の技術と異なり、他の点では、従
来の技術との関連で行なわれた上の説明は本発明にも適
用する。つまり、いったんスリップリングアセンブリ2
00がアセンブルされると、このアセンブリはペアのブ
シュブロック14内に挿入され、これがさらにハウジン
グ16内に挿入され、このアセンブリは、周知のように
動作する。
【0017】本発明は、インサート成形として知られて
いる製造プロセスを用いる。このタイプのプロセスにお
いては、幾つかの要素が型(モールド)内に挿入され、
次に、この型にプラスチック材が充填される。つまり、
インサート成形されるべき要素が型内の所定の位置に配
置され、型が閉じた状態に維持され、溶融したプラスチ
ックが型内と型内に配置された要素の周囲に射出され、
その後、型からワイピースアセンブリが取り出される。
【0018】本発明によるスリップリングアセンブリ2
00を製造するためには、最初に、ペアのインサート1
10が、心金(マンドレル)80の付いた第一の型(図
示せず)を用いて成形される。図5は、成形されたイン
サート110を示す。心金80は、図4および4Aに示
すように、半円形の後退部82および2つの端部10
0、102を含む。2つの端部は、後退部分82から下
側に延びるダブテール(シャンク)部分102、10
4、および後退部分82から上側に延びる部分を持つ。
ダブテール部分102、104は、心金80を第一の型
内に所定の位置に配置および整合するために用いられ
る。ペアのインサート110は、成形プロセスの際にプ
ラスチック材が挿入されたベアリングのレース内に流入
するのを阻止するために用いられ、後に、除去される。
好ましくは、ペアのインサート110は、同一とされ、
好ましくは、約630°Fなる融点(あるいはこれより
高温の融点)を持つRyton PPS材(あるいは他の材料)
から製造される。インサート110は、半円形の断面を
持つペアのあるいは単一のゲート112を通じて射出成
形される。射出成形プロセスによって、半円形の前部空
洞114が、半円形の断面を持つ前部ベアリング空洞1
16に隣接して形成される。前部ベアリング空洞116
に隣接して、半円形の細長いリング部空洞118が形成
され、この中に複数のリング受け部120を形成され
る。これら複数のリング(受け)部120は、おのお
の、隣接するリング(受け)部120と平行に形成され
る。リング部空洞118の端に、半円形のベアリング部
122が形成(配置)される。さらに、ベアリング部1
22に隣接して、ベアリング部122より小さな直径を
持つフランジ部124が形成(配置)される。さらに、
フランジ部124に隣接して、半円形のバックシャフト
部126が形成(配置)される。バックシャフト部12
6は、細長い形状を持ち、フランジ部124より小さな
直径を持つ。半円形のワイヤ受け部128は、さらに小
さな直径を持ち、開口端130を持つ。
【0019】こうして得られたペアのインサート110
を用いて、図6に示すようなインサートアセンブリ14
0が形成される。インサートアセンブリ140を組み立
てるプロセスは以下のように遂行される。全てのインサ
ートがペアのインサート110の一つの中に配置(挿
入)される。すなわち、複数のリング22が、おのお
の、ペアのインサート110の一つの中のリング部12
0の対応する一つの中に配置(挿入)される。周知のよ
うに、リング22は、銅、真鍮、あるいは他の電気伝導
性の材料から形成される。通常は、リング22を型内に
配置する前に、ワイヤ34がリング22に取り付けられ
る。次に、環状のボスインサート154が前部ベアリン
グ空洞116内に配置される。ボスインサート154は
金属性であり、中央の丸い開口(図示せず)を持つ。ボ
スインサート154はプラスチックが前部ベアリング空
洞116内に流入するのを阻止するために用いられる。
次に、ベアリング32がベアリング空洞122内に配置
される。ベアリング30、32には、ラジアルボールベ
アリングを用いることも、潤滑能力を持たせて成形され
たプラスチック材等のブシュを用いることもできる。ベ
アリング空洞122は、プラスチック材がベアリング3
2のレース内に流入しないように厳密なサイズとする必
要がある。次に、ワイヤ34がベアリング32の中央開
口内を通される。ワイヤ34の端はインサート110の
ワイヤ受け部128内を通される。ワイヤ受け部128
は、プラスチック材がワイヤ34内に流入できないよう
に、ワイヤ34を少し圧迫するようなサイズにされる。
ワイヤ34はプラスチック材によってカプセル化され
る。次に、第二のインサート110が第一のインサート
110の上に配置され、第一のインサート内に設けられ
たリング24、ベアリング32、ボスインサート154
が、おのおの、第二のインサート110内の対応する部
分に固定される。通常、成形プロセスを開始する前に、
このようにして多くのインサートアセンブリ140が完
成される。
【0020】次に、完成されたインサートアセンブリ1
40が型150の一方の半分内に配置される。型150
の片方の端においては、半円形の穴162が型150内
を貫通し、ワイヤ34の端は、穴162内を通される。
次に、型150の他の半分が閉じられる。
【0021】このプロセスの次のステップにおいて、成
形材が型150内に射出される。好ましくは、成形材に
は、Rytonインサート110より低い融点を持つ液晶ポ
リマーが用いられる。型150から取り出されたとき、
Rytonインサート110はプラスチックによってカプセ
ル化されないために、インサート110は除去(撤去)
することができる。Rytonインサート110は、従来の
ように、再使用、あるいは、粉砕し、再使用される。次
に、端のボスインサート154が除去され、端のボスイ
ンサート154の代わりに、ベアリング30が付けられ
る。図7に示すように、ワイヤ34は、カプセル化さ
れ、スリップリングの本体202によって保持される。
【0022】図7は、完成したスリップリング200を
示す。スリップリング200は、複数のリング24を持
ち、これらリング24は、径方向に延びる部分26によ
って分離される。前部ベアリング30とバックシャフト
ベアリング32は、異なるベアリングのように示される
が、これらベアリングは、単に、位置が異なるのみで、
同一のベアリングとすることもできる。バックシャフト
ベアリング32は、ラジアルボールベアリングとし、前
部ベアリング30は、ブシュとすることもできる。バッ
クシャフト部226はスリップリングの本体202と一
体化される。フランジ部252がベアリング32の右側
に示される。
【0023】バックシャフトベアリング32としてラジ
アルベアリングが用いられる場合は、成形材がベアリン
グ32の内側レース内に侵入しないことが非常に重要で
ある。本発明においては、これを達成するために、ベア
リング32は、図8に示すように、内側レース245、
外側レース256、および複数のローラボールベアリン
グ258を含む。図5に戻り、ベアリング空洞122は
ボールベアリング32が、成形の際に、保護されるよう
な厳密なサイズにする必要がある。ベアリング空洞12
2は、ペアのショルダ136、138を持ち、これらシ
ョルダは、図8に示す内側レース256と外側レース2
56の間の間隙内を内側に延びる。こうして、射出成形
プロセスの際に、溶融したプラスチック材がこの間隙内
に流入することが阻止される。万一、溶融したプラスチ
ック材がこの間隙内に流入した場合は、ボールベアリン
グ32は使用不能となる。ショルダ136、138は、
内側に同一距離だけ延ばすことも、異なる距離だけ延ば
すこともできる。いずれの場合も、図8に示すように、
フロントフランジ250と後部フランジ252が内側レ
ース254の外側面を両方から圧迫するように形成され
る。こうして、ベアリング32の軸方向の移動が阻止あ
るいは最小限に押さえられる。
【0024】こうして完成された本発明によるスリップ
リング200は、上述のように、ペアのブラシュブロッ
ク14内に挿入され、次に、このアセンブリがハウジン
グ16内に挿入される。長所として、本発明によるスリ
ップリング200は、製造が簡単な上に、ベアリング3
2の軸方向の移動を阻止することができる。スリップリ
ングの本体202は、本体202がワンピースにて製造
され、ワイヤ34はカプセル化され、ワイヤ34をポッ
ティングする必要はないために、従来の技術による構造
と比較して耐久性も優れる。
【0025】当業者においては容易に理解できるよう
に、本発明は、上述の全ての目的を満足する。当業者に
おいては、上述の説明を読むことで、ここで概括的に開
示された本発明の様々な変更、代替、その他が本発明の
精神および範囲から逸脱することなく可能であると思わ
れる。従って、ここで授与を求める権利は特許請求の範
囲およびこれと同等物内に含まれる記述内容(定義)に
よってのみ制限されることを期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術によるカプセルアセンブリの分解立
面図を示す。
【図2】バックシャフトベアリングがスリップリングの
バックシャフト上に保持クリップによって保持される様
子を示すために、図1のスリップリングアセンブリを拡
大して示す。
【図3】従来の技術によるスリップリングアセンブリの
リング部材に結合されたバックシャフト部材を示す端面
図である。
【図4】プラスチックインサートを形成するための成形
プロセスにおいて用いられる心金の側面図である。
【図4A】図4の線4A−4Aに沿って取られた断面図
である。
【図5】本発明によって成形されたインサートの平面図
である。
【図6】射出成形の前に型内にアセンブルされたスリッ
プリングベアリングの平面図である。
【図7】本発明によるスリップリングアセンブリの全体
を示す側面図である。
【図8】一体型のスリップリング上の所定の位置に取り
付けられたラジアルベアリングの拡大図である。
【符号の説明】
24 リング 26 径方向に延びる絶縁材 28 ブシュ 30 ベアリング 32 バックシャフトベアリング 32 ベアリング 34 ワイヤ 36 フロントフランジ 110 インサート 112 ゲート 114 前部空洞 116 前部ベアリング空洞 118 リング部空洞 120 リング(受け)部 122 ベアリング部 124 フランジ部 126 バックシャフト部 128 ワイヤ受け部 130 開口端 138 ショルダ 140 インサートアセンブリ 150 型 154 ボスインサート 162 穴 200 スリップリングアセンブリ 202 スリップリングの本体 226 バックシャフト部分 245 内側レース 250 フロントフランジ 252 後部フランジ 256 外側レース 258 ローラボールベアリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドナルド エル.グリッソム アメリカ合衆国.24084 ヴァージニア, ダブリン,ボックス エー−5,アールア ール ナンバー1 (72)発明者 トマス エッチ.ビーケン アメリカ合衆国.24162 ヴァージニア, ショウスヴィル,スプリレイル ロード 2360

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体型のベアリングを持つスリップリン
    グをアセンブリングするための方法であって、この方法
    が:ペアのインサートを形成するステップ;前記ペアの
    インサートの間に複数のリングを配置するステップ;お
    よび前記リングの少なくとも幾つかに一つあるいは複数
    のワイヤを取り付けるステップを含み、前記各ワイヤの
    一端が前記ペアのインサートを超えて延び;この方法が
    さらに前記ペアのインサートの間にベアリングを配置す
    るステップを含み、前記複数のリング、ワイヤおよびベ
    アリングによってアセンブリが形成され;この方法がさ
    らに前記アセンブリを型内に挿入するステップ;および
    前記型内にスリップリングの本体を成形するステップを
    含み、この成形ステップの際に、前記複数のリング、ワ
    イヤおよびベアリングを捕捉することで、一体型のベア
    リングを持つスリップリングが形成されることを特徴と
    する方法。
  2. 【請求項2】 前記ペアのインサートを形成するステッ
    プが熱可塑性の材料を射出成形から成ることを特徴とす
    る請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記射出成形に用いる熱可塑性材がRyto
    nであることを特徴とする請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 前記ペアのインサートが、おのおの、そ
    の上に形成されたメイティング環状部を持ち、この環状
    部が環状の後退部を形成することを特徴とする請求項3
    の方法。
  5. 【請求項5】 さらに、前記リングのおのおのを、前記
    ペアのインサートによって形成された対応する環状後退
    部内に配置するステップを含むことを特徴とする請求項
    4の方法。
  6. 【請求項6】 前記ベアリングをペアのインサートの間
    に配置するステップが、前記各リングを前記ワイヤを前
    記リングに取り付けるステップの前に遂行されることを
    特徴とする請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 さらに、前記ペアのインサートの間にボ
    スインサートを配置するステップを含むことを特徴とす
    る請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 前記ベアリングが前記成形ステップが完
    結したとき前記スリップリングの本体によって軸方向に
    圧迫されることを特徴とする請求項1の方法。
  9. 【請求項9】 前記軸方向の圧迫が成形材が冷えて縮ん
    だ結果として起こることを特徴とする請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 前記スリップリングの本体が液晶ポリ
    マーを射出成形することで形成されることを特徴とする
    請求項1の方法。
  11. 【請求項11】 前記ベアリングがラジアルボールベア
    リングあるいはブシュのいずれかであることを特徴とす
    る請求項1の方法。
  12. 【請求項12】 さらに、前記一つあるいは複数のワイ
    ヤのおのおのの一部をカプセル化するステップを含むこ
    とを特徴とする請求項1の方法。
  13. 【請求項13】 前記スリップリングの本体が前記ペア
    のインサートの内側面と補完的な形状を持つことを特徴
    とする請求項1の方法。
  14. 【請求項14】 前記スリップリングの本体がスリップ
    リング部とバックシャフト部を持ち、前記ベアリングが
    スリップリング部とバックシャフト部の間に配置される
    ことを特徴とする請求項1の方法。
  15. 【請求項15】 さらに、前記ベアリングの内側レース
    に成形材が侵入することを阻止するステップを含むこと
    を特徴とする請求項1の方法。
  16. 【請求項16】 さらに、前記インサートを、前記成形
    された一体型のスリップリングベアリングから撤去する
    ステップを含むことを特徴とする請求項1の方法。
  17. 【請求項17】 前記インサートを前記成形された一体
    型のベアリングから撤去した後に、さらに、前記ボスイ
    ンサートを撤去し、前記ボスインサートの代わりに、第
    二のベアリングを前記成形された一体型のスリップリン
    グベアリングの上に圧力ばめするステップを含むことを
    特徴とする請求項7の方法。
  18. 【請求項18】 前記ベアリングがラジアルベアリング
    であることを特徴とする請求項1の方法。
  19. 【請求項19】 一体型のベアリングを持つスリップリ
    ングをアセンブリングする方法であって、この方法が:
    ベアリングを型内に配置するステップ;複数のリングを
    型内に配置するステップ;およびスリップリングの本体
    を成形材が前記ベアリングのレース内に侵入することを
    阻止しながら成形するステップを含むことを特徴とする
    方法。
  20. 【請求項20】 一体型のスリップリングであって、こ
    のスリップリングが:スリップリング部、バックシャフ
    ト部、およびこの間のベアリング搭載部を持つスリップ
    リングの本体;および前記ベアリング搭載部に搭載され
    たベアリングを含み、前記スリップリングの本体が対向
    するベアリング保持壁を持ち、この保持壁が前記ベアリ
    ングを捕捉し、前記ベアリングの軸方向の移動を阻止す
    ることを特徴とする一体型のスリップリング。
  21. 【請求項21】 さらに、前記スリップリング部内に配
    置された複数のスリップリングおよび前記複数のスリッ
    プリングのおのおのに取り付けられた少なくとも一つの
    ワイヤを含むことを特徴とする請求項20のスリップリ
    ング。
  22. 【請求項22】 前記スリップリングの本体が液晶ポリ
    マーを射出成形することで形成されることを特徴とする
    請求項20のスリップリング。
  23. 【請求項23】 さらに、前記スリップリングの本体に
    プレスフィットされたベアリングを含むことを特徴とす
    る請求項20のスリップリング。
  24. 【請求項24】 前記スリップリングの本体がワンピー
    スであることを特徴とする請求項20のスリップリン
    グ。
  25. 【請求項25】 前記ベアリングがラジアルベアリング
    であることを特徴とする請求項20のスリップリング。
  26. 【請求項26】 前記ベアリングが内側レース、外側レ
    ース、および複数のボールベアリングを含み、前記内側
    レースが径方向に外側に前記対向するベアリング保持壁
    を超えて延びることを特徴とする請求項20のスリップ
    リング。
  27. 【請求項27】 前記ベアリングがブシュであることを
    特徴とする請求項20のスリップリング。
  28. 【請求項28】 前記ブシュが潤滑能力を持たせて成形
    されたプラスチックであることを特徴とする請求項27
    のスリップリング。
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