JP2000053341A - 保全作業支援装置 - Google Patents

保全作業支援装置

Info

Publication number
JP2000053341A
JP2000053341A JP22473698A JP22473698A JP2000053341A JP 2000053341 A JP2000053341 A JP 2000053341A JP 22473698 A JP22473698 A JP 22473698A JP 22473698 A JP22473698 A JP 22473698A JP 2000053341 A JP2000053341 A JP 2000053341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
control
management
control device
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22473698A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Hosaka
光男 甫坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP22473698A priority Critical patent/JP2000053341A/ja
Publication of JP2000053341A publication Critical patent/JP2000053341A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切な設備機器管理帳票を捜し出すために要
する労力と時間を削減でき、さらには作業現場での測定
値の適否を正しく判定できる保全作業支援装置を提供す
る。 【解決手段】 端末装置4の制御部41は記憶部43に
記憶されているエレベーターの制御機器等の管理値と記
憶装置3から読み出した管理値とを比較して、何方が新
しいものかを判断し、古い管理値を新しいものに更新記
憶させると共に表示部46に表示させ、入力部45の操
作により入力された制御機器等の測定値と上記管理値と
を比較して、測定値が設定された管理値の範囲内にない
時は不適切なものである旨を表示部46に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビル内に設置された
エレベーター等の搬送装置の保全作業を実施する作業員
に作業内容の指示を与えると共に搬送装置の制御機器の
管理値情報を付与する保全作業支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベーターやエスカレーター等の人員
搬送装置は整備を怠ると人身事故等の重大事故を引き起
こす虞があるので、法的に定期的な保守点検が義務付け
られている。定期点検ではビル内に設置されたエレベー
ター等の設備機器の据え付け状態、エレベーターの扉等
の可動部の動作範囲あるいはこれらの機器を制御する回
路装置の絶縁抵抗値等の検証や測定を行っている。こう
して、検証や測定を行った結果得られた情報は当該設備
機器が設置されているビル毎に管轄の営業所で管理さ
れ、整理されている設備機器管理帳票に記入される。こ
れらの情報は設備機器が正常に動作しているか否かを判
定するための重要な情報であるから、保全作業員が定期
的な保全作業に出掛ける時には作業対象の設備機器の管
理データが記帳されている設備機器管理帳票を捜し出し
て保全作業現場に持参している。
【0003】ところで、エレベーター等の人員搬送装置
はそれが設置される場所、例えば、病院、百貨店、倉庫
等によって、また、経年年数等によって管理値の範囲が
異なるため、機種が同一であっても一般に異なる管理値
が設定される。例えば、病院や百貨店に設置されたエレ
ベーターではエレベーターが停止した時のかご床と乗場
床との段差である着床段差は体が不自由な患者や注文が
厳しい顧客のことを考慮して、管理値の範囲はできるだ
け狭く、従って、管理値は0に近い値に設定され、倉庫
等のあまり厳しい要求が為されない設置場所に設置され
たエレベーターでは広い管理値の範囲、従って、管理値
はやや大きな値に設定される。また、エレベーターの扉
の開閉速度については、夏の高温時には用いられる潤滑
油の粘度が低くなるため、適性値は多少速い値に、冬場
の低温時には逆に多少遅い値に設定される。
【0004】保全作業現場に到着した作業員は定められ
た保全作業、即ち、ビル内に設置されたエレベーター等
の人員搬送装置の据え付け状態や動作値を検証あるいは
測定した後、持参した設備機器管理帳票に記載されてい
る当該人員搬送装置に対して設定された管理値と比較す
る。そして、測定値が定められた管理値の範囲から外れ
ていた場合には、当該人員搬送装置は状態不良あるいは
動作不良と判定して、その原因となった部品や箇所の修
理、調整を行い、再度、その箇所の状態の検証や動作測
定を行い、その結果が定められた管理値の範囲内になっ
たことを確認して保全作業を終了させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、人員搬
送装置の管理値は機種が同一であっても設置場所や経年
年数等によって異なるため、それらの情報量は膨大な値
になり、従って、設備機器管理帳票の冊数も大部にな
る。そのため、作業員が保全作業に出掛ける時に必要な
設備機器管理帳票を捜し出す作業に多大な労力を費やし
てしまい、本来の保全作業に掛けられる時間が制約され
るため、保全作業全体の作業効率が低いという問題点が
あった。また、作業員は設備機器管理帳票を作業現場に
持参しなければならないため、労力負担が増加するばか
りでなく、設備機器管理帳票が破損したり、紛失する虞
があった。
【0006】さらに、作業員が保全作業に出掛ける時は
複数の作業現場を巡回する場合が多く、その場合に設備
機器管理帳票の準備作業時に設備機器の種類や型式等が
異なる複数種類の帳票を取り出さなければならないの
で、間違って他の設備機器の帳票を取り出して持ち出す
ことがあった。このような場合には、作業現場での検証
結果や測定値の適否を判定できなかったり、間違って帳
票を持参したことに気付かずにその侭、他の設備機器の
帳票の管理データで検証結果や測定値の適否を判定して
しまい、修理や調整をする虞があった。
【0007】本発明の目的は従来技術における上述の問
題点を解消し、適切な設備機器管理帳票を捜し出すため
に要する労力と時間を削減でき、さらには作業現場での
測定値の適否を正しく判定できる保全作業支援装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、携帯端末装置は搬送装置の制御機器の管理
値情報を記憶する端末記憶手段と、該端末記憶手段から
読み出された制御機器の管理値情報を表示する表示手段
とを有したものであり、好ましくは、携帯端末装置は与
えられた保全作業の指示に従って作業員が測定した搬送
装置の制御機器の測定値を入力するための入力手段と、
該入力手段により入力された制御機器の測定値と端末記
憶手段から読み出された制御機器の管理値情報を比較
し、測定値が管理値で指定された範囲に無い時、測定値
は不適切であることを表示手段に表示させる測定値判定
手段とを有し、さらに、制御装置に接続され、搬送装置
の制御機器の管理値情報を記憶する管理値記憶手段を有
し、該管理値記憶手段が記憶する制御機器の管理値情報
と端末記憶手段が記憶する制御機器の管理値情報とを比
較してその新旧を判定し、新しい管理値情報を転送して
古い管理値情報を記憶する何れかの記憶手段の記憶内容
を更新させる記憶内容更新手段を有したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を具
体化した一具体例を詳細に説明する。図1は保全作業支
援装置の一具体例の構成を示すブロック図である。同図
において、1は保全作業区域毎に割り当てられた営業所
に設置され、顧客ビルに設置された、後述するエレベー
ターの保守点検作業、動作測定等の保全作業における保
全作業指示情報、巡回作業計画情報や作業項目情報ある
いは測定値の判断に用いられる管理値情報等を統括管理
する作業指示情報管理装置、2はマイクロコンピュータ
ーで構成され、エレベーターの機械室に設置されてエレ
ベーターの運転制御を管理する制御管理装置、3はエレ
ベーターの機械室の各種制御機器の近辺にそれぞれ設置
され、被測定対象のエレベーターの管理値情報を記憶す
る記憶装置、4はやはりマイクロコンピューターで構成
され、保全作業が行われる際に作業員により携帯される
小型の端末装置である。
【0010】作業指示情報管理装置1の中で、11は該
管理装置1全体を制御する制御部、12は制御管理装置
2、記憶装置3および端末装置4と通信回線Lで接続さ
れ、情報の送受信を司る通信部、制御管理装置2の中
で、21はエレベーターの運行や扉の開閉等の制御を行
う制御部、22は通信回線Lを介して作業指示情報管理
装置1、記憶装置3および端末装置4との送受信を司る
通信部、23はエレベーターの制御情報や作業指示情報
管理装置1から転送された測定値の管理値情報を記憶す
る記憶部、24はエレベーターの制御管理を行う際の各
種演算を行う演算部である。
【0011】また、記憶装置3の中で、32は通信回線
Lを介して作業指示情報管理装置1、制御管理装置2お
よび端末装置4との送受信を司る通信部、33は制御管
理装置2の記憶部23から転送された、当該測定作業の
対象となる後述する調速機等の各種制御機器の管理値情
報を記憶する記憶部、端末装置4の中で、41は端末装
置4全体を制御する制御部、42は通信回線Lを介して
作業指示情報管理装置1、制御管理装置2および記憶装
置3との送受信を司る通信部、43は作業指示情報管理
装置1から受信した巡回作業計画情報や測定値作業項目
情報、入力値情報、制御管理装置2の記憶部23や記憶
装置3の記憶部33から読み出した測定作業対象の各種
制御機器の管理値情報を記憶する記憶部、44は端末装
置4での各種演算を行う演算部、45はキーボード、マ
ウス等から成る入力部、46は保全作業指示情報等を表
示する表示部である。
【0012】なお、端末装置4は作業員が作業現場に到
着した時、通信回線Lに接続される。また、記憶装置3
の記憶部33は読み書き可能な半導体メモリー素子や磁
気ディスク等の磁気記憶媒体で構成されていて、測定作
業対象の各種制御機器の管理値情報を記憶する。作業指
示情報管理装置1は巡回作業指示情報管理を行うために
必要な図示しないその他の機器を具えており、制御管理
装置2はエレベーターを直接制御するため、その他の機
器と情報交換するための図示しないインターフェイスを
具えている。
【0013】図2は保全作業を行うエレベーターの機械
室の様子を仮想的に床の一部をくり貫いて示した斜視図
である。同図において、5は機械室の床板、6はエレベ
ーターを制御するための制御盤、7は制御盤6に直接接
続され、エレベーターの運転状態を監視して故障が発生
した時に電話回線を介して故障の内容を外部の統括監視
所等に通報する監視診断装置、8はエレベーターのかご
を吊り下げるロープを巻き上げる電動機、9は制御盤6
の故障やロープ切断等によるかごの急激な落下を防止す
るための図示しない非常停止装置を動作させる調速機
(ガバナー)、10はかごがその内部を昇降する昇降路
である。調速機9には記憶装置3が取り付けられてお
り、記憶装置3は通信回線Lを介して監視診断装置7と
接続されていて、測定作業対象である調速機9の管理値
情報を記憶する。
【0014】機械室は通常はビルの屋上に設置されてお
り、定期点検で顧客ビルを訪れた作業員はこのエレベー
ターの機械室に入って、持参した端末装置4をこの記憶
装置3に接続させる。そして、端末装置4の記憶部43
から測定作業項目情報や管理値情報を読み出して表示部
46に表示させる。機械室や安全装置、昇降路10の構
造等に関するエレベーターの各種基準測定データからの
乖離値は関連する各法令に細かく定められているので、
保全作業において、測定データが法令に定められている
基準値の範囲に含まれるか否かを判定する作業は大変重
要である。
【0015】図3および図4は端末装置4における保全
作業測定値登録処理の流れ図である。これらの図を参照
して上述の構成を有した具体例の保全作業測定値登録の
動作を説明する。まず、作業員は朝営業所に出勤して自
己の端末装置4を作業指示情報管理装置1に接続し、該
装置1から自己の(あるいは自己の属する班の作業員
の、場合によっては自己の作業の作業区域に隣接する作
業区域の作業員の)巡回作業計画情報を当日分または数
日分読み出すと共に、測定作業対象の各種制御機器の管
理値情報を読み出して端末装置4の記憶部43に格納す
る。なお、上記のように、隣接する作業区域の作業員の
巡回作業計画情報をも読み出して格納するのは、作業員
が保全作業を遂行している中に自己の作業区域に隣接す
る作業区域内の作業現場の保全作業を指示される場合が
稀ではないからである。こうして、当該作業員が関係す
る巡回作業計画情報を記憶部43に格納し終わると、作
業員が営業所を出る時に巡回作業計画情報を表示部46
に表示させる(S1)。
【0016】図5は表示部46に表示された巡回作業計
画情報の内容を示す表図である。同図に示すように、巡
回作業計画情報は当該作業員が当日、巡回作業を行うべ
き顧客ビルとそこでの作業内容をエレベーターの製造番
号と作業すべき時間帯と共に一覧表の形で示される。な
お、管理番号は顧客毎に割り当てた管理用の巡回管理番
号であり、作業内容はそれらに対応する記号で示され
る。ここに示された例では、例えば、当該日の時刻10:0
0 にAAビルを訪問して、製造番号112233のエレベータ
ーについて記号K1,K2,T1に対応する作業内容の
作業を時刻11:00までに行うように指示されている。
【0017】このように、表示部46に巡回作業計画情
報が表示されると、当該作業員が当日、巡回作業を行う
べき保全作業があるか、言い換えれば、当日の巡回作業
はもう終了したか否かを判断する(S2)。その判断結
果が然りならば、この保全作業測定値登録処理を終了
し、その判断結果が否ならば、作業すべき顧客ビルが作
業員により選択されたか否かを判断する(S3)。顧客
ビルが選択されていなければ、顧客ビルが選択されるの
を待ち、顧客ビルが選択されたならば、表示部46に作
業指示内容を表示させる(S4)。
【0018】図6は表示部46に表示された測定作業項
目情報の内容を示す表図である。同図に示すように、選
択された顧客ビルで保全作業を遂行すべき作業場所と、
そこでの作業項目の詳細な指示内容が一覧表の形で示さ
れる。なお、作業No. は作業項目一覧の通し番号であ
る。ここに示された例では、例えば、No. 1の作業では
当該ビルの機械室の回転機についてロープ沈下量とスリ
ップ量の測定を行うように指示されている。このよう
に、表示部46に測定作業項目情報が表示されると、当
該測定作業項目の中に測定値等の測定作業があるか否か
を判断する(S5)。その判断結果が否ならば、選択さ
れた顧客ビルでの保全作業が終了したか否かを判断する
(S6)。その判断結果が然りならば、手順S1に戻っ
て、巡回作業計画情報を表示部46に表示させ、新たな
顧客ビルでの保全作業の選択を行う。手順S6の判断結
果が否ならば、手順S4に戻って、表示部46に作業指
示内容を表示させ、次の保全作業項目の選択を行う。
【0019】手順S5の判断結果が然りならば、図4に
移って、表示部46に測定作業項目の内容を表示させる
(S7)。そして、作業を行うべき測定作業項目がある
か、言い換えれば、測定作業が終了したか否かを判断す
る(S8)。その判断結果が然りならば、手順S6に戻
り、判断結果が否ならば、端末装置4が記憶装置3に接
続されているか否かを判断する(S9)。その判断結果
が否ならば、端末装置4が記憶装置3に接続されるのを
待ち、接続されていたならば、記憶装置3に記憶されて
いる当該測定箇所の管理値を読み出す(S10)。そし
て、制御部41は記憶部43に記憶されている管理値の
中に当該顧客ビルの当該設備の管理値があるか否かを判
断する(S11)。その判断結果が然りならば、記憶装
置3から読み出した管理値は最新のものか、即ち、記憶
部43に記憶されている当該設備の管理値より新しいも
のか否かを判断する(S12)。
【0020】その判断結果が然り、または手順S11の
判断結果が否ならば、記憶装置3から読み出した管理値
を端末装置4の記憶部43に記憶させる(S13)。ま
た、手順S12の判断結果が否ならば、端末装置4の記
憶部43に記憶されている管理値を記憶装置3の記憶部
33に記憶させる(S14)。手順S13またはS14
の処理を経ることにより、測定作業の際に使用される管
理値データを最新のものとすることができ、記憶装置3
の記憶部33に記憶される管理値も最新のものとなる。
そこで、作業員は指示された測定作業を行い、得られた
測定値を端末装置4の入力部45を操作することにより
入力する。図7は調速機9の非常止試験状態の測定値入
力を行う際に表示部46に表示された入力値情報の内容
を示す表図である。同図に示すように、この測定値入力
ではかご側と釣合い錘側の前回入力値が既に表示されて
いて、今回測定した入力値をそれらの直ぐ下の欄に表示
するようになっている。調整が必要であった場合には、
さらに下の欄に調整後の入力値を表示する。
【0021】そこで、制御部41は測定値の入力があっ
たか否かを判断し(S15)、その判断結果が然りなら
ば、当該測定作業は管理値が設定されているものか否か
を判断する(S16)。その判断結果が然りならば、得
られた測定値は当該設備の最新の管理値の範囲内である
か否かを判断する(S17)。その判断結果が否なら
ば、得られた測定値は不適切であると判断して、表示部
46にその旨を表示する(S18)。図8は表示部46
に表示された調速機9の管理値情報の内容を示す表図で
ある。同図に示すように、調速機9の管理値情報は調速
機型式毎に法令等により規定された基準値等に基づいて
設定された管理値の範囲がそれぞれ対応付けられて表示
される。
【0022】手順S18で測定値が不適切と表示された
場合は、手順S15に戻って測定値の新たな入力を待
つ。また、手順S17の判断結果が然り、または手順S
16の判断結果が否ならば、得られた測定値を端末装置
4の記憶部43に記憶させる(S13)。測定値の登録
が終了すると、手順S7に戻って、表示部46に測定作
業項目の内容を表示させる。選択された顧客ビルでの保
全作業が終了し、さらに当日の巡回作業が全て終了した
ならば、手順S2の判断結果が然りとなり、保全作業測
定値登録処理を終了する。
【0023】制御機器の管理値はその経年変化や当日の
温度や湿度により最適な値が変化する。そこで、作業員
はエレベーターの制御機器の状態やその日の天気等を考
慮して当該制御機器の管理値を変更した方が良いと判断
した時は、入力部45を操作して記憶部43に記憶され
ている管理値を変更登録する。そして、上述の保全作業
測定値登録処理を実行することにより、記憶部43に記
憶されている変更済みの管理値を記憶装置3の記憶部3
3に記憶させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、携帯端末装置は搬送装置の制御機器の管理値
情報を記憶する端末記憶手段と、該端末記憶手段から読
み出された管理値情報を表示する表示手段とを有したの
で、作業員が必要な管理帳票を捜し出すための労力と時
間や多くの管理帳票を作業現場まで持参する労力負担を
無くすることができると共に、管理帳票の破損や紛失、
あるいは保全作業の不能や誤作業の事態の発生を防止す
ることができる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、入力手段に
より入力された制御機器の測定値と端末記憶手段から読
み出された制御機器の管理値情報を比較し、測定値が管
理値で指定された範囲に無い時、測定値は不適切である
ことを表示手段に表示させるようにしたので、作業現場
での測定値の適否を正しく判定することができる。
【0026】請求項3記載の発明によれば、管理値記憶
手段が記憶する制御機器の管理値情報と端末記憶手段が
記憶する管理値情報とを比較してその新旧を判定し、新
しい管理値情報を転送して古い管理値情報を記憶する何
れかの前記記憶手段の記憶内容を更新させるようにした
ので、常に最新の管理値情報に基づいて測定値の適否を
判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一具体例の構成を示すブロック図
【図2】エレベーターの機械室の様子を仮想的に床の一
部をくり貫いて示した斜視図
【図3】端末装置における保全作業測定値登録処理の流
れ図
【図4】同じく、図3に続く流れ図
【図5】巡回作業計画情報の内容を示す表図
【図6】測定作業項目情報の内容を示す表図
【図7】調速機の非常止試験状態の測定値入力を行う際
の入力値情報の内容を示す表図
【図8】調速機の管理値情報の内容を示す表図
【符号の説明】
1 作業指示情報管理装置 2 制御管理装置 3 記憶装置 4 端末装置 5 床板 6 制御盤 7 監視診断装置 8 電動機 9 調速機(ガバナー) 10 昇降路 11,21,41 制御部 12,22,32,42 通信部 23,33,43 記憶部 24,44 演算部 45 入力部 46 表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビル内に設置されたエレベーター等の搬
    送装置に付設され、該搬送装置の運転を制御する制御装
    置と、通信回線を介して前記制御装置に接続され、測定
    値の判断に用いられる管理値情報を統括管理する情報管
    理装置と、作業員が携帯して保全作業実施時に前記制御
    装置に接続される携帯端末装置とを有し、作業員に作業
    内容の指示を与えると共に前記搬送装置の制御機器の管
    理値情報を付与する保全作業支援装置において、前記携
    帯端末装置は前記搬送装置の前記制御機器の管理値情報
    を記憶する端末記憶手段と、該端末記憶手段から読み出
    された前記制御機器の管理値情報を表示する表示手段と
    を有したことを特徴とする保全作業支援装置。
  2. 【請求項2】 携帯端末装置は与えられた保全作業の指
    示に従って作業員が測定した搬送装置の制御機器の測定
    値を入力するための入力手段と、該入力手段により入力
    された前記制御機器の測定値と端末記憶手段から読み出
    された前記制御機器の管理値情報を比較し、前記測定値
    が前記管理値で指定された範囲に無い時、前記測定値は
    不適切であることを表示手段に表示させる測定値判定手
    段とを有したことを特徴とする請求項1記載の保全作業
    支援装置。
  3. 【請求項3】 制御装置に接続され、搬送装置の制御機
    器の管理値情報を記憶する管理値記憶手段を有し、該管
    理値記憶手段が記憶する前記制御機器の管理値情報と端
    末記憶手段が記憶する前記制御機器の管理値情報とを比
    較してその新旧を判定し、新しい管理値情報を転送して
    古い管理値情報を記憶する何れかの前記記憶手段の記憶
    内容を更新させる記憶内容更新手段を有したことを特徴
    とする請求項1記載の保全作業支援装置。
JP22473698A 1998-08-07 1998-08-07 保全作業支援装置 Pending JP2000053341A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22473698A JP2000053341A (ja) 1998-08-07 1998-08-07 保全作業支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22473698A JP2000053341A (ja) 1998-08-07 1998-08-07 保全作業支援装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000053341A true JP2000053341A (ja) 2000-02-22

Family

ID=16818444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22473698A Pending JP2000053341A (ja) 1998-08-07 1998-08-07 保全作業支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000053341A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102211725A (zh) * 2011-06-03 2011-10-12 浙江大学城市学院 一种基于加速度传感器的升降机维保的控制装置及控制方法
CN102826437A (zh) * 2012-09-18 2012-12-19 广州市特种机电设备检测研究院 扶梯运行记录监控装置
CN104418196A (zh) * 2013-09-02 2015-03-18 东芝电梯株式会社 电梯维修作业用的移动终端装置
CN105692381A (zh) * 2016-04-22 2016-06-22 广东德奥电梯科技有限公司 电梯维修保养***
JP2021015480A (ja) * 2019-07-12 2021-02-12 日本デジコム株式会社 不動産管理支援システム、不動産管理支援プログラム、不動産管理支援方法及び端末装置
JP7312994B1 (ja) * 2023-01-19 2023-07-24 株式会社Yslソリューション 作業支援システム、作業支援装置、作業支援プログラム、及び、作業支援方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102211725A (zh) * 2011-06-03 2011-10-12 浙江大学城市学院 一种基于加速度传感器的升降机维保的控制装置及控制方法
CN102826437A (zh) * 2012-09-18 2012-12-19 广州市特种机电设备检测研究院 扶梯运行记录监控装置
CN104418196A (zh) * 2013-09-02 2015-03-18 东芝电梯株式会社 电梯维修作业用的移动终端装置
CN105692381A (zh) * 2016-04-22 2016-06-22 广东德奥电梯科技有限公司 电梯维修保养***
JP2021015480A (ja) * 2019-07-12 2021-02-12 日本デジコム株式会社 不動産管理支援システム、不動産管理支援プログラム、不動産管理支援方法及び端末装置
JP7019152B2 (ja) 2019-07-12 2022-02-15 日本デジコム株式会社 不動産管理支援システム、不動産管理支援プログラム、不動産管理支援方法及び端末装置
JP7312994B1 (ja) * 2023-01-19 2023-07-24 株式会社Yslソリューション 作業支援システム、作業支援装置、作業支援プログラム、及び、作業支援方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7344004B2 (en) Method of and apparatus for operating an elevator installation in a commissioning operation mode and an acceptance check mode
CN105692366A (zh) 电梯***及电梯***的管理方法
KR20130009308A (ko) 휴대폰을 이용한 승강기 원격관리시스템
US11524864B2 (en) Method for understanding and planning elevator use
JP2021172498A (ja) エレベーター保全作業支援方法及びエレベーター保全作業支援システム
JPH11195191A (ja) 故障対応支援装置
JP2000053341A (ja) 保全作業支援装置
JP5502376B2 (ja) 広域災害連絡システム及びその連絡方法
JP2008230744A (ja) エレベータの保守管理システム
JP2009214962A (ja) 昇降機の遠隔監視システム
CN114436073A (zh) 电梯呼叫登记方法以及电梯***
JP2009214964A (ja) 昇降機の保守管理システム
JP2019128754A (ja) 不具合対応システム
JP5196373B2 (ja) 昇降機の遠隔監視システム
JPH08277075A (ja) 保守作業支援装置
KR102269815B1 (ko) 엘리베이터 고장의 원격 복구 시스템
JP3288255B2 (ja) 搬送装置の故障予兆点検作業支援装置
JP3041095B2 (ja) エレベーターの自動点検装置
JP2991257B2 (ja) 保守員巡回位置表示装置
JP6439673B2 (ja) 保守用機器及び保守用システム
JPH0725557A (ja) 昇降機の修理計画作成装置
JP2009107816A (ja) 昇降機の保守管理システム
JP2021187614A (ja) 昇降機監視システム
JPH1059641A (ja) 保守作業支援装置
JPH06107388A (ja) エレベータの稼働データ収集装置