JP2000049994A - 通信端末装置及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】登録済みの相手先情報、または発信元情報を読
み出し、そのうち必要な文字列情報を選択編集して、登
録作業を容易にすることをできるようにした通信端末装
置を提供する。 【解決手段】複数の相手先情報、または発信元情報を登
録可能とした通信端末装置Ｆにおいて、既に登録済みの
相手先情報、または発信元情報を表示手段３に表示さ
せ、操作手段３の操作によって、表示手段３に表示され
た相手先情報、または発信元情報から必要な文字列情報
を選択編集して、編集した文字列情報を新規登録する制
御手段１を備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複数の相手先情
報、または発信元情報を登録可能とした通信端末装置、
及びコンピュータによって読み取り可能な記録媒体に関
する。

【０００２】

【従来の技術】近時、複数の相手先情報、または発信元
情報を登録可能とした通信端末装置は、オフィス等にお
いて、広く使用されており、このような通信端末装置と
しては、以下に示すようなものがある。まず、複数回線
の接続機能を収容した通信端末装置があり、この通信端
末装置は、公衆回線網以外にも、インターネット通信網
やＩＳＤＮなどを接続して、それぞれ異なった相手先と
の同時通信ができるようになっている。

【０００３】例えば、２回線を接続したファクシミリ装
置であれば、メモリ送信あるいはメモリ受信機能を活用
して、一方の回線でファクシミリ送信を行っている最中
に、他方の回線からファクシミリ受信を行ったり、双方
の回線において、ファクシミリ受信あるいはファクシミ
リ送信を同時に並行して行うことができる。また、通信
開始時に、予め定めた一方の回線が使用中（通信中）で
あれば、他の未使用（空き）の回線によって通信ができ
るようになっている。

【０００４】一方、複数回線の接続機能は収容されては
いないが、複数のユーザーに対して、各々の発信元情報
を登録可能とした通信端末装置も使用されている。これ
らの通信端末装置では、相手先情報として、相手先の名
称、相手先のファクシミリ番号、相手先の電子メールア
ドレスなどを登録して、ユーザーの呼出操作によって、
これらを５０音順に表示して選択呼出をできるようにし
たり、発信元情報として、各々の回線、または各々のユ
ーザーに応じて、発信元の名称、発信元のファクシミリ
番号、発信元のメールアドレスなどを登録できるように
なっている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところが、これら従来
の通信端末装置では、相手先情報や発信元情報を新規登
録する際には、その都度、ユーザーがキー操作によって
文字列情報を入力する必要があり、登録作業が面倒であ
った。特に、似たような文字列情報を複数個入力する作
業は非常に面倒である。

【０００６】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、登録済みの相手先情報、または発信元情
報を読み出し、そのうち必要な文字列情報を選択編集し
て、登録作業を容易にすることをできるようにした通信
端末装置を提供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１に記載の通信端末装置では、複数
の相手先情報、または発信元情報を登録可能とした通信
端末装置において、既に登録済みの相手先情報、または
発信元情報を表示手段に表示させ、操作手段の操作によ
って、表示手段に表示された相手先情報、または発信元
情報から必要な文字列情報を選択編集して、編集した文
字列情報を新規登録する制御手段を備える。

【０００８】この通信端末装置では、相手先情報とし
て、相手先の名称、相手先のファクシミリ番号、相手先
の電子メールアドレスが登録できるようになっている。
また、発信元情報として、発信元の名称、発信元のファ
クシミリ番号、発信元の電子メールアドレスが登録でき
るようになっている。請求項２に記載の通信端末装置で
は、制御手段は、相手先情報、または発信元情報の新規
登録時には、既に登録済みの相手先情報、または発信元
情報を表示手段に一覧表示する。

【０００９】請求項３に記載の記録媒体では、コンピュ
ータに、請求項１または請求項２に記載の通信端末装置
の機能を実現させるためのプログラムを記録している。
すなわち、コンピュータが、この記録媒体を読み取れ
ば、コンピュータの制御手段は、既に登録済みの相手先
情報、または発信元情報を表示手段に表示して、必要な
情報を選択編集できるようにする。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の通信端末装置に
ついて、図面とともに説明する。図１は、本発明の通信
端末装置の内部構成の一例を示す図である。ここでは、
通信端末装置の一例として、複数回線の接続機能を収容
したファクシミリ装置Ｆの構成を示しているが、これに
限られず、複数の相手先情報、または発信元情報を登録
可能であればよく、単一回線対応のファクシミリ装置
や、データ通信機能を備えたパーソナルコンピュータで
あってもよい。

【００１１】このファクシミリ装置Ｆにおいて、１はＣ
ＰＵなどで構成され、本発明の制御手段を構成する主制
御部、２は複数の回線Ｌ１，Ｌ２，・・・，ＬＮに対す
る接続機能を収容した回線制御部、３は呼出キー３Ａを
備え、本発明の表示手段と操作手段とを構成する操作表
示部、４は原稿台（不図示）にセットされた原稿の画像
データを読み取る読取部、５は予めセットされた記録紙
に画像データを印字する記録部、６は相手先情報や発信
元情報を記憶するＲＡＭ、７はこのファクシミリ装置が
動作するために必要な各種プログラムなどを記録するＲ
ＯＭ、８はファクシミリ通信のために符号化した画像デ
ータを蓄積する画像蓄積部、９はフロッピーディスクや
ＣＤ−ＲＯＭなどの記録媒体１１から、このファクシミ
リ装置Ｆの制御プログラムを読み取る記録媒体読取／書
込部、１０は記録媒体読取／書込部９で読み取った制御
プログラムを記録するフラッシュメモリである。

【００１２】このファクシミリ装置Ｆでは、回線制御部
２には、複数の回線Ｌ１〜ＬＮの各々に対して、ダイヤ
ル番号の送出などを行うＮＣＵ及びファクシミリ通信を
行うために信号の変復調を行うモデム２１〜２Ｎを備え
ている。ＲＡＭ６には、複数の相手先情報や発信元情報
が登録されるようになっており、相手先情報と発信元情
報は、それぞれ別個に設けられた記憶テーブルに登録さ
れるようになっている。

【００１３】すなわち、相手先情報として、相手先の名
称、相手先のファクシミリ番号、相手先の電子メールア
ドレスが、複数の相手先に対応して、相手先情報記憶テ
ーブル６Ａに複数登録される。なお、回線Ｌ１〜ＬＮの
すべて、あるいはいずれかが発信者番号通知サービスに
加入している場合には、サービスに加入している回線に
対応して、発信者情報を付加登録するようにしてもよ
い。こうすれば、相手先から呼出があったときに、サー
ビスを利用して、相手先のファクシミリ番号に対応した
相手先の名称などを操作表示部３に表示したり、呼出に
対して着信しないようにすることができる。

【００１４】また、発信元情報として、発信元の名称、
発信元のファクシミリ番号、発信元の電子メールアドレ
スが、各回線Ｌ１〜ＬＮに対応して、発信元情報記憶テ
ーブル６Ｂに複数登録される。なお、同回線に対して複
数のユーザーが利用する際には、ユーザー毎に発信元情
報を登録するようにしてもよい。本発明は、相手先情
報、または発信元情報をＲＡＭ６に登録する際の動作に
特徴があり、既に登録済みの相手先情報、または発信元
情報を表示操作部３に表示させるために、呼出キー３Ａ
を設けている。この呼出キー３Ａは、表示操作部３の液
晶画面にタッチパネル方式で設けて構成したり、新たな
操作キーを設けて構成することができる。

【００１５】相手先情報、または発信元情報を新規登録
する際に、呼出キー３Ａを操作すれば、主制御部１によ
る制御に従って、ＲＡＭ６に登録済みの相手先情報、ま
たは発信元情報が読み出され、操作表示部３に一覧表示
する。なお、この一覧表示の態様は、５０音順もしくは
アルファベット順に表示するようにすればよい。つい
で、図２に、ＲＡＭ６に登録済みの相手先情報、または
発信元情報の操作表示部３への表示例を示す。

【００１６】なお、この例では、ＲＡＭ６に登録済みの
相手先情報の表示例について説明するが、登録済みの発
信元情報の表示例については同様であるので、説明を省
略する。図２（ａ）では、相手先の名称、相手先のフ
ァクシミリ番号を一覧表示しており、上移動キー
（ア）、下移動キー（イ）、左移動キー（ウ）、右移動
キー（エ）、選択キー（オ）もあわせて表示している。
図では、下線によって「○○ショウジカブ」が選択され
た状態となっており、上移動キー（ア）、下移動キー
（イ）、左移動キー（ウ）、右移動キー（エ）を操作す
れば、下線による選択項目が上下左右に移動し、選択キ
ー（オ）を操作すれば、必要な文字列情報の選択が確定
される。なお、下線による選択項目を移動させる際に、
呼出キー３Ａなどを押しながら移動させたときには、複
数の文字列情報を一括選択できるようにしてもよい。

【００１７】ここで、相手先の名称、相手先のファク
シミリ番号の一覧表示は、この例では、４行分行うよ
うにしているが、このような場合、上操作キー（ア）、
下操作キー（イ）の操作によって、上下にスクロール移
動するようにしたり、表示画面を順次切り換えていくよ
うにするとよい。選択キー（オ）を操作して選択を確定
すれば、図２（ｂ）に示すような表示画面に切り換わ
る。

【００１８】図２（ｂ）には、文字列情報を表示して
おり、左移動キー（ウ）、右移動キー（エ）、登録キー
（オ）もあわせて表示している。図には、文字列情報
として、図２（ａ）に示す表示画面における操作によっ
て選択確定された、「○○ショウジカブ」を表示してお
り、最初の文字である「○」が下線によって選択された
状態となっている。このような表示画面において、左移
動キー（ウ）、右移動キー（エ）を操作すれば、下線に
よる選択項目が左右に移動し、文字入力キー（不図示）
などの操作を行って、下線の付記された文字を編集し、
例えば、図２（ｃ）に示すように、下線による選択項目
が、「×」になっている状態で、登録キー（カ）を操作
すれば、編集された文字列情報が新規登録され、図２
（ｄ）に示すように、「×○ショウジカブ」が下線の付
記された状態で表示される。そして、続けて「×○ショ
ウジカブ」に対応するファクシミリ番号や電子メールア
ドレスなどを新規登録するには、再度、選択項目を指定
して、必要な文字列情報を選択し、図２（ａ）〜図２
（ｃ）に示す操作を行う。すると、編集登録された文字
列情報が表示される。

【００１９】ユーザーは、以上の操作を行って、相手先
情報や発信元情報を新規登録することができるので、各
回線に対して、似たような相手先情報や発信元情報を登
録する際に、文字列情報を一から入力する手間が省け、
登録作業が楽になるとともに、間違いが少なくなる。な
お、これらの表示画面には、上移動キー（ア）、下移動
キー（イ）、左移動キー（ウ）、右移動キー（エ）、選
択キー（オ）、登録キー（カ）がタッチパネル方式で表
示して設けられた構成となっているが、これに限られ
ず、それぞれ操作キーを設けて構成してもよい。

【００２０】また、この例では、相手先情報や発信元情
報を、それぞれ、相手先情報記憶テーブル３Ａ、発信元
情報記憶テーブル３Ｂに新規登録する例について説明し
ているが、これに限られず、これらの記憶テーブルとは
別に、発信者番号通知サービスに加入している回線に対
応して、発信者情報を記憶するテーブルを設け、発信者
情報を新規登録する際に、相手先情報や発信元情報を、
それぞれ読み出して、一覧表示して選択編集できるよう
にしてもよい。

【００２１】ついで、相手先情報または発信元情報を新
規登録する際における際の動作について説明する。図３
は、ファクシミリ装置Ｆの新規登録モードにおける基本
動作の一例について示すフローチャートである（１００
〜１１２）。まず、ユーザーが、所定の操作を行って新
規登録モードを実行した後、登録種別を指定する（１０
０）。すなわち、ユーザーは、新規登録する文字列情報
の種別が、相手先情報であるか、発信元情報であるかを
選択して指定する。

【００２２】ユーザーが登録種別の指定を行えば、主制
御部１は、指定された登録種別が、相手先情報か発信元
情報かを判断する（１０１）。登録種別が相手先情報の
ときに、呼出キー３Ａが操作されれば（１０２）、主制
御部１は、相手先情報記憶テーブル６Ａより、登録済み
の相手先情報を読み出して、操作表示部３に一覧表示す
る（１０３）。

【００２３】その後、ユーザーは、一覧表示された相手
先情報を参照し、必要な文字列情報をカーソル操作によ
って指定するが（１０４）、このとき選択キー（オ）が
操作されれば（１０５）、指定された文字列情報が選択
されて編集できるようになるので（図２の説明参照）、
ユーザーは、選択された文字列情報を編集し、登録する
（１０６）。

【００２４】一方、ステップ１０１において、登録種別
が発信元情報のときに、呼出キー３Ａが操作されれば
（１０７）、主制御部１は、発信元情報記憶テーブル６
Ｂより、登録済みの発信元情報を読み出して、操作表示
部３に一覧表示する（１０８）。その後、ユーザーは、
一覧表示された相手先情報を参照し、必要な文字列情報
をカーソル操作によって指定するが（１０９）、このと
き選択キー（オ）が操作されれば（１１０）、指定され
た文字列情報が選択されて編集できるようになるので
（図２の説明参照）、ユーザーは、選択された文字列情
報を編集し、登録する（１１１）。

【００２５】ここで、ステップ１０２及びステップ１０
７において、呼出キー３Ａが操作されないときには、主
制御部１は、通常の登録ルーチンを実行するので、ユー
ザーは、文字入力キー（不図示）の操作などによって文
字列情報を入力して登録する（１１２）。以上に説明し
たファクシミリ装置Ｆの機能は、市販のパーソナルコン
ピュータに記録媒体１１を読み取らせることで実現する
ことができ、例えば、ファクシミリ装置Ｆがパーソナル
コンピュータであるときには、記録媒体読取／書込部９
が記録媒体１１を読み取れば、記録媒体１１に記録され
たプログラムが、フラッシュメモリ１０に記憶され、以
降、主制御部１は、フラッシュメモリ１０に記憶された
プログラムに従って制御を実行する。

【００２６】

【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項１に記載の通信端末装置では、操作手段の
操作によって、表示手段に表示された相手先情報、また
は発信元情報から必要な文字列情報を選択編集して、編
集した文字列情報を新規登録できるので、相手先情報、
または発信元情報を新規登録する作業が容易になるとと
もに、登録時間の短縮を図ることができる。

【００２７】請求項２に記載の通信端末装置では、相手
先情報、または発信元情報の新規登録時には、既に登録
済みの相手先情報、または発信元情報を表示手段に一覧
表示するので、既に登録済みの相手先情報、または発信
元情報を容易に確認することができる。請求項３に記載
の記録媒体では、既に登録済みの相手先情報、または発
信元情報を表示手段に表示して、操作手段に操作によっ
て、表示手段に表示された相手先情報、または発信元情
報から必要な文字列情報を選択編集するプログラム、更
に、既に登録済みの相手先情報、または発信元情報を表
示手段に一覧表示して、操作手段に操作によって、表示
手段に表示された相手先情報、または発信元情報から必
要な文字列情報を選択編集するプログラムを記録してい
るので、コンピュータに、この記録媒体を読み取らせる
だけで、相手先情報、または発信元情報を新規登録する
作業を容易にし、登録時間を短縮化する機能を備えるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の通信端末装置の内部構成の一例を示す
図である。

【図２】図１の通信端末装置の操作表示部への表示例を
示す図である。

【図３】図１の通信端末装置の動作の一例を示す図であ
る。

【符号の説明】

Ｆ・・・ファクシミリ装置 １・・・主制御部 ３・・・操作表示部 ３Ａ・・・呼出キー １１・・・記録媒体

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C062 AA02 AA13 AB23 AB41 AB43 AC05 AC24 AC29 AC64 AE08 AF01 AF02 BA00 BD09 5C075 BA05 BA08 CD09 FF02

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の相手先情報、または発信元情報を登
   録可能とした通信端末装置において、既に登録済みの相
   手先情報、または発信元情報を表示手段に表示させ、操
   作手段の操作によって、上記表示手段に表示された相手
   先情報、または発信元情報から必要な文字列情報を選択
   編集して、編集した文字列情報を新規登録する制御手段
   を備えた通信端末装置。
2. 【請求項２】請求項１において、 上記制御手段は、相手先情報、または発信元情報の新規
   登録時には、既に登録済みの相手先情報、または発信元
   情報を上記表示手段に一覧表示することを特徴とする通
   信端末装置。
3. 【請求項３】コンピュータに、請求項１または請求項２
   に記載の通信端末装置の機能を実現させるためのプログ
   ラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒
   体。