JP2000049947A - Isdn端末装置 - Google Patents

Isdn端末装置

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JP2000049947A
JP2000049947A JP10216687A JP21668798A JP2000049947A JP 2000049947 A JP2000049947 A JP 2000049947A JP 10216687 A JP10216687 A JP 10216687A JP 21668798 A JP21668798 A JP 21668798A JP 2000049947 A JP2000049947 A JP 2000049947A
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isdn
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JP10216687A
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English (en)
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Hiromichi Ogasawara
弘道 小笠原
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信転送を行う際に、転送先では転送された
電話に応答しなければ元の発信者がわからない。 【解決手段】 制御回路9がISDN回線の双方のBチ
ャネルが空いていることを確認すると、呼設定メッセー
ジの着番号および着サブアドレスに制御メモリ8の転送
先アドレス情報8cを設定し、発番号に制御メモリ8の
自局アドレス情報8aを設定し、発サブアドレスに制御
メモリ8の発信元アドレス情報8dを設定して、転送先
の電話機に呼設定メッセージを送信する。転送先の電話
機が応答した場合には、制御回路9が、第1の通話回路
2、第2の通話回路4および転送通話回路6を接続制御
する。また、発信元の電話機へ着信呼に対する応答メッ
セージを返信して、ISDN回線の2つのBチャネルを
折り返して通話を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ISDN網に接
続されるターミナルアダプタやディジタル電話機などの
ISDN端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ISDN回線には、2つの音声信号やデ
ータなどを送るためのデータ転送速度が64kbpsの
情報チャネル(Bチャネル)と、制御信号を送るための
16kbpsの信号チャネル(Dチャネル)がある。音
声信号などを送るBチャネルとは別にDチャネルが設け
られているので、いろいろなサービスを提供するが可能
であり、例えば発信者電話番号通知機能を実現すること
ができる。発信者電話番号通知機能は、着信時に、IS
DN回線のDチャネルによって発信者の電話番号が通知
される機能である。そして、通知された発信者電話番号
は、ディジタル電話機などに表示される。電話をかけて
きた相手の電話番号を、応答する前に知ることができる
ので、着信時に特定の相手先からの電話のみに応答する
ことができる。
【0003】発信者電話番号通知サービスは、ISDN
回線、ディジタル携帯電話回線およびPHS回線で可能
であったが、近年(1998年2月)、アナログ公衆回
線でも「発信電話番号表示サービス」(ナンバーディス
プレイサービス)が開始され、一般の加入電話からの着
信においても、応答する前に相手先の電話番号を知るこ
とができるようになった。
【0004】また、ISDN回線は、2つのBチャネル
を持っているので、ディジタル電話機などのISDN端
末装置にあらかじめ転送先を登録しておけば、不在時に
かかってきた電話を、もう一方のBチャネルを使って自
動的に転送することができる。アナログ回線でも、不在
時にかかってきた電話を予め登録しておいた別の電話機
に自動的に転送する着信転送サービスがあるが、着信転
送サービスを利用するには、回線提供業者と付加契約を
結ぶ必要がある。しかし、ISDN端末装置は、2回線
同時使用の機能を使うことによって、着信転送サービス
の契約をすることなく、擬似的に着信転送を実現するこ
とができ転送先において応答が可能になる。
【0005】発信者電話番号通知サービスによって発信
者を識別し、あらかじめ登録されている転送先に着信転
送する技術が開示されているISDN端末装置として、
例えば、特開平3−29447号公報、特開平3−28
5440号公報、特開平3−224340号公報に記載
された装置がある。
【0006】特開平3−29447号公報や特開平3−
285440号公報に開示されたISDN端末装置は、
着信時に、ISDN回線から送られてくる着信情報から
発信者の電話番号を取り出し、発信者の電話番号に対す
る転送先が登録された転送先テーブルを参照して転送先
を判別し、転送先に対して着信転送を行う。また、特開
平3−224340号公報に開示されたISDN端末装
置は、ISDN回線から送られてくる特定の発信者の電
話番号の着信に際し、発信者電話番号に対する転送先が
設定されている制御メモリを制御回路が検索し、制御メ
モリ内に転送が設定されている場合には、第2の通話回
路と第1の通話回路とを接続して発信者と転送先との通
話ループを形成し、着信転送を実現する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のISDN端末装
置は、上述したように、単に、着信時にISDNから送
られてくる発信者の電話番号より発信者を認識し、あら
かじめ登録されている転送先に着信転送するので、転送
先において元の発信者の電話番号を応答前に認識するこ
とができない。従って、転送先では転送された電話に応
答しなければ元の発信者がわからない。その結果、不要
な電話に応答しなければならなかったり、通話料金が不
必要にかかるという問題が生じてしまう。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、転送先で元の発信者の電話番
号を応答前に認識することができるISDN端末装置を
得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るISDN端末装置は、ISDN回線を介して受信した
発信元端末の電話番号を取り出して、発信元端末の電話
番号を転送先端末に通知する通知手段を備えたものであ
る。また、請求項2記載の発明に係るISDN端末装置
は、通知手段が、発信元端末からの発信者電話番号情報
を自局のサブアドレス情報として転送先端末に通知する
ように構成されている。
【0010】請求項3記載の発明に係るISDN端末装
置は、転送先端末が応答した場合には、ISDN回線の
一方の通話チャネルによる着信呼を他方の通話チャネル
による発信呼に折り返して、発信元端末と転送先端末と
の通話路を形成する通話路形成手段を備えたものであ
る。
【0011】請求項4記載の発明に係るISDN端末装
置は、発信元端末からの着信に対する自局端末の通話応
答の有無を検出する検出手段を備え、通知手段が、発信
元端末からの着信に対して自局端末が通話応答しない場
合に、転送先端末に発信元端末の電話番号を通知するよ
うに構成されている。
【0012】請求項5記載の発明に係るISDN端末装
置は、通知手段が、ISDN回線の複数のBチャネルが
空いている状態ではない場合には記憶手段に発信元端末
からの発信者電話番号を一旦格納し、転送先への発信時
に、記憶手段の記憶内容を用いて転送先端末に発信元端
末の電話番号を通知するように構成されている。
【0013】請求項6記載の発明に係るISDN端末装
置は、発信元端末からのメッセージを録音する録音手段
を備え、通知手段が、記憶手段に記憶されている発信元
端末の電話番号とともに録音されているメッセージを転
送先端末に通知するように構成されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるI
SDN端末装置の構成を示すブロック図である。図にお
いて、ISDN端末装置の回線インターフェース回路1
は、2B+D(2つのBチャネルと1つのDチャネル)
のISDN回線に接続するためのインタフェースであ
る。ISDN回線は2つのBチャネルをもっているの
で、2回線同時使用可能である。よって、この例では、
ISDN端末装置には、第1の電話機3および第2の電
話機5の2つ電話機が設けられている。第1の電話機3
および第2の電話機5は、ISDN端末装置がターミナ
ルアダプタである場合には、ISDN端末装置の外部に
接続され、ISDN端末装置がISDN用のディジタル
電話機の場合には、ISDN端末装置の構成要素であ
る。
【0015】第1の通話回路(通話路形成手段)2、第
2の通話回路(通話路形成手段)4および転送通話回路
(通話路形成手段)6は、通話路を接続または切断する
ものであり、第1の通話回路2は、回線インターフェー
ス回路1と第1の電話機3との間に設けられている。ま
た、第2の通話回路4は、回線インターフェース回路1
と第2の電話機5との間に設けられ、また、転送通話回
路6は、第1の通話回路2と第2の通話回路4との間に
設けられている。第1の通話回路2および第2の通話回
路4が通話路を形成することによって、第1の電話機3
および第2の電話機5が通話可能となる。転送通話回路
6は、ISDN回線の2つのBチャネルを使って擬似的
な着信転送を実現する際に、第1の通話回路2と第2の
通話回路4との通話路を形成するものである。
【0016】プログラムメモリ7は、読み出し専用のR
OMであって、ISDN端末装置の着信処理、発信処
理、転送処理の動作を司るプログラムを記憶する。制御
メモリ(着信転送手段、通知手段)8は、書き込み可能
なRAMである。制御メモリ8には、ISDN端末装置
自身の電話番号である自局アドレス情報8a、ISDN
端末装置自身のサブアドレスである自局サブアドレス情
報8b、転送先の電話番号である転送先アドレス情報8
c、および元の発信者の電話番号である発信元アドレス
情報8dが記憶される。
【0017】制御回路(着信転送手段、通知手段、検出
手段)9は、プログラムメモリ8に記憶されたプログラ
ムに従って、回線インターフェース回路1の送受信制御
や、第1の通話回路2、第2の通話回路4および転送通
話回路6の接続切断動作を制御したり、発信呼の呼設定
メッセージの発番号の情報を制御メモリ8の発信元アド
レス情報8dに格納する処理などを行う。操作部10
は、オペレータの操作に応じて、制御回路9を介して制
御メモリ8に記憶される自局アドレス情報8a、自局サ
ブアドレス情報8b、および転送先アドレス情報8cを
入力する。なお、発信元アドレス情報8dは制御回路9
によって自動的に記憶される。
【0018】次に動作について説明する。図2はISD
N端末装置の動作を示す説明図である。図2に示すよう
に、この例では、発信元の電話機の自局電話番号(自局
アドレス)は「0312341111」であり、着信元
のISDN端末装置の自局電話番号は「0323452
222」である。また、転送先の電話機の自局電話番号
は「0301234567」とする。なお、この例で
は、発信元の電話機は、一般の電話網に接続されたアナ
ログ電話機であり、転送先の電話機はPHS端末である
とする。
【0019】ISDN端末装置が着信する着信呼および
ISDN端末装置が発信する発信呼の情報要素は、図2
に示すように、呼制御メッセージを規定するプロトコル
仕様の識別に用いる「プロトコル識別子」と、1つの信
号チャネル(Dチャネル)上で複数の呼を識別するため
に用いる「呼番号」と、送られてくるメッセージの種別
を識別するために用いる「メッセージ種別」と、音声仕
様やデータ仕様などの発信者側の端末の種類を示す「伝
達能力」と、情報チャネル(Bチャネル)の番号を識別
するための「チャネル識別子」と、アナログの電話網へ
の乗り入れやトーン提供の通知を行う「経過識別子」
と、発信者の電話番号を示す「発番号」と、発信者のサ
ブアドレスを示す「発サブアドレス」と、着信先の電話
番号を示す「着番号」と、着信先のサブアドレスを示す
「着サブアドレス」と、ユーザ・ユーザ間の情報を示す
「ユーザ・ユーザ」とから構成されている。
【0020】(1)ISDN端末装置の着信動作 発信元の電話機が着信元のISDN端末装置(電話機)
に発呼すると、着信元のISDN端末装置は、ISDN
回線を通じて着信呼の呼設定メッセージを受信する。こ
こで、着信呼の呼設定メッセージの発番号は発信元の自
局電話番号である「0312341111」であり、着
番号は着信元の自局電話番号である「03234522
22」である。着信元のISDN端末装置では、着信呼
を受信すると、回線インターフェース回路1を通して、
制御回路9が着信呼の発番号「0312341111」
を認識し、この発番号を制御メモリ8の発信元アドレス
情報8dに格納するとともに、発番号を操作部10や第
1の電話機3または第2の電話機5に表示する(ナンバ
ーディスプレイ表示)。ナンバーディスプレイ表示によ
って、オペレータは、着信に対して応答する前に発信者
の電話番号を知ることができる。オペレータが第1の電
話機3または第2の電話機5で応答すると、第1の通話
回路2または第2の通話回路4によって通話路が形成さ
れる。
【0021】(2)ISDN端末装置の発信動作 オペレータがISDN端末装置の第1の電話機3または
第2の電話機5から電話をかけると、第1の電話機3ま
たは第2の電話機5から入力されたダイヤル情報は第1
の通話回路2または第2の通話回路4で認識される。す
ると、制御回路9は、発信呼の呼設定メッセージの着番
号および着サブアドレスにダイヤル情報を設定し、発番
号に制御メモリ8の自局アドレス情報を設定し、発サブ
アドレスに制御メモリ8の自局サブアドレス情報を設定
して発信する。
【0022】(3)ISDN端末装置の疑似着信転送動
作 図3はISDN端末装置による疑似着信転送を説明する
ためのシステム概念図である。外出していて不在時の場
合には、オペレータは操作部10を操作することによっ
てISDN端末装置を着信転送モードにしておく。発信
元の電話機が着信元のISDN端末装置に発呼すると
(図3の点線)、着信元のISDN端末装置におい
て、回線インターフェース回路1が着信呼の呼設定メッ
セージ(図2参照)を受信する。そして、着信呼を受信
すると、回線インターフェース回路1を通して、制御回
路9が着信呼の発番号「0312341111」を認識
し、この発番号を制御メモリ8の発信元アドレス情報8
dに格納する。
【0023】ISDN端末装置が着信転送モードに設定
されている場合は、制御回路9がISDN回線の双方の
Bチャネルが空いていることを確認すると、呼設定メッ
セージの着番号および着サブアドレスに制御メモリ8の
転送先アドレス情報8cを設定し、発番号に制御メモリ
8の自局アドレス情報8aを設定し、発サブアドレスに
制御メモリ8の発信元アドレス情報8dを設定して、転
送先の電話機に呼設定メッセージを送信する(図3の点
線)。
【0024】転送先の電話機は、ナンバーディスプレイ
表示として、着信元からの呼設定メッセージの発番号と
発サブアドレスを「0323452222*03123
41111」というように表示する。なお、*は発番号
と発サブアドレスを区別するためのセパレータである。
転送先のオペレータは、ナンバーディスプレイ表示の
「*」前の番号で着信元からの転送発信であることを認
識でき、かつ、「*」の後の番号で発信元の電話番号を
認識することができる。従って、オペレータは、応答す
る前に、どこからかかってきた電話が転送されてきたか
がわかり、応答するか否かを選択することができる。
【0025】そして、オペレータが転送先の電話機で応
答した場合には、ISDN端末装置において、制御回路
9が、転送通話回路6を介して第1の通話回路2と第2
の通話回路4との間の通話路が形成されるように、第1
の通話回路2、第2の通話回路4および転送通話回路6
を接続制御する。また、制御回路9は、発信元の電話機
へ着信呼に対する応答メッセージを返信して、ISDN
回線の2つのBチャネルを折り返して通話を接続する
(図3の実線)。
【0026】なお、転送先の電話機に発信呼の呼設定メ
ッセージを送信するとともに、通常の着信動作と同様
に、第1の電話機3または第2の電話機5を呼び出して
もよく、この場合は、第1の電話機3、第2の電話機5
または転送先の電話機のいずれか先に応答した電話機に
通話を接続する。
【0027】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、ネットワーク側の有料の着信転送サービスを用いず
に不在時(留守中)にかかってきた電話を外出先の電話
機に転送することができるとともに、転送先の電話機に
おいて、応答する前に発信者の電話番号を知ることがで
きる。その結果、応答する必要のない発信者については
転送された電話に応答せずにすみ、不要な通話料金の発
生を防止することができる。
【0028】実施の形態2.実施の形態2では、着信時
にISDN回線の2つのBチャネルが空いていない場合
や、留守番電話等のボイスメール機能が設定されている
時に着信元のオペレータが応答しなかった場合に、実施
の形態1の疑似着信転送のような転送先の電話機でオペ
レータの通話を行うのではなく、着信があったという着
信情報のみを転送先の電話機に通知する。
【0029】図4は、実施の形態2によるISDN端末
装置の構成を示すブロック図である。図4に示すISD
N端末装置は、図1に示されたISDN端末装置の転送
通話回路6を、転送通話/留守録回路6Aに置き替えた
ものであり、その他の構成については図1に示したもの
と同様である。転送通話/留守録回路(録音手段)6A
は、図1に示された転送通話回路6と同様に第1の通話
回路2と第2の通話回路4との通話路を形成する機能を
備えているが、さらに、発信者のメッセージを録音する
留守番電話の機能、および発信者の電話番号や留守番電
話に録音した発信者のメッセージなどの着信情報を転送
先のオペレータに通知する機能を備えている。
【0030】次に動作について説明する。図5はISD
N端末装置による着信情報通知を説明するためのシステ
ム概念図である。ISDN端末装置の着信動作、発信動
作および疑似着信転送動作については、実施の形態1に
おける動作と同様である。
【0031】発信元の電話機から着信元のISDN端末
装置に電話がかかってくると、ISDN端末装置は、着
信呼の呼設定メッセージを受信する(図5の実線)。
着信があった時に、着信転送モードに設定されていたが
ISDN回線のBチャネルが2つとも空いている状態で
はない場合や、ISDN端末装置が留守モードに設定さ
れている場合には、ISDN端末装置の制御回路9は、
着信呼の呼設定メッセージの発番号を制御メモリ8の発
信元アドレス情報8dに格納する。また、第1の通話回
路2または第2の通話回路4を接続制御して転送通話/
留守録回路6Aに接続し、発信者からのメッセージを録
音する。
【0032】次に、発信元からのメッセージが終了して
通話が切断されると、制御回路9は、発信呼の呼設定メ
ッセージの着番号および着サブアドレスに転送先アドレ
ス情報8cを入れ、発番号に自局アドレス情報8aを設
定し、発サブアドレスに発信元アドレス情報8dを設定
して、転送先の電話機に発信呼の呼設定メッセージを送
信する(図5の実線)。このように、発信者からの通
話が切断されてから、転送先の電話機へ呼設定メッセー
ジを送信するので、ISDN回線のBチャネルが2つと
も空いている必要はない。
【0033】実施の形態1と同様に、転送先の電話機が
着信時の発番号と発サブアドレスを表示できる電話機で
ある場合には、転送先のオペレータが応答する前に、ど
こからかかってきた電話が転送されてきたのかがわか
り、応答するか否かの選択が可能となる。第1の通話回
路2または第2の通話回路4を介して転送通話/留守録
回路6Aに通話路を形成することにより、制御メモリ8
の発信元アドレス情報8dを制御回路9にて音声メッセ
ージに変換して転送先へ流すとともに、転送通話/留守
録回路6Aにて録音した発信者のメッセージを転送先に
流して通知する。
【0034】以上のように、実施の形態2によれば、I
SDN回線のBチャネルが2つとも空いていない場合で
も、留守中にどこから電話があったかを確実に転送先に
通知することができ、また発信者のメッセージも通知す
ることができる。
【0035】なお、実施の形態2では、転送通話/留守
録回路6Aが留守番電話機能を備えた例を説明したが、
単に、着信(図5の)で応答できなかった場合に、着
信呼の呼設定メッセージの発番号を制御メモリ8の発信
元アドレス情報8dに記憶させて、発信者の通話が切断
された後に、発信呼の呼設定メッセージの発サブアドレ
スに発信元アドレス情報8dを入れて、転送先の電話機
に送信し、ある所定時間の間だけ呼び出して発信呼を切
断するものでもよい。この場合、転送先の電話機の通話
が接続されていないが、転送先の電話機で着信元の電話
番号と発信元の電話番号を表示できるので、通話料金を
要せず自宅等の着信元に電話があったことを知ることが
できる。
【0036】さらに、実施の形態1および実施の形態2
において、ISDN端末装置に着信があった場合に、着
信情報通知を行うか否か判断してもよい。例えば、発信
者の電話番号に対応して転送するかしないか判断した
り、発信者の電話番号に対応して転送先を変更してもよ
い。この結果、発信者の電話番号を通知してこない場合
や公衆電話からかけてきた場合などに転送しないように
構成することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、ISDN端末装置を、ISDN回線を介して受信
した発信元端末の電話番号を取り出して、発信元端末の
電話番号を転送先端末に通知するように構成したので、
転送先の端末において、通話応答する前に発信者の電話
番号を知ることができ、その結果、転送先の端末におい
て不要な相手に対して通話応答しないようにすることが
でき、不要な通話料金を節約することができる効果があ
る。請求項2記載の発明によれば、ISDN端末装置
を、発信元端末からの発信者電話番号情報を自局のサブ
アドレス情報として転送先端末に通知するように構成し
たので、ISDNプロトコルによって簡便に発信者電話
番号情報を転送先に通知できる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、ISDN端
末装置を、転送先端末が応答した場合にはISDN回線
の一方の通話チャネルによる着信呼を他方の通話チャネ
ルによる発信呼に折り返して発信元端末と転送先端末と
の通話路を形成するように構成したので、回線提供業者
による有料の着信転送サービスを用いずに着信転送を行
うことができ、しかも、転送先の端末において通話応答
する前に発信者の電話番号を知ることができる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、ISDN端
末装置を、発信元端末からの着信に対して自局端末が通
話応答しない場合に、転送先端末に発信元端末の電話番
号を通知するように構成したので、不在の場合であって
も、自動的に発信元端末の電話番号を転送先端末に通知
できる。
【0040】請求項5記載の発明によれば、ISDN端
末装置を、ISDN回線の複数のBチャネルが空いてい
る状態ではない場合には記憶手段に発信元端末からの発
信者電話番号を一旦格納し、転送先への発信時に、記憶
手段に記憶内容を用いて転送先端末に発信元端末の電話
番号を通知するように構成したので、着信転送を行うこ
とができなくても、発信元端末の電話番号を転送先端末
に通知できる。
【0041】請求項6記載の発明によれば、ISDN端
末装置を、発信元端末からのメッセージを録音する録音
手段を備え、記憶手段に記憶されている発信元端末の電
話番号とともに録音されているメッセージを転送先端末
に通知するように構成したので、着信転送を行うことが
できなくても、発信者からのメッセージを転送先に伝え
ることができ、しかも、転送先の端末において通話応答
する前に発信者の電話番号を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるISDN端末
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 ISDN端末装置の着信呼および発信呼の情
報要素を示す説明図である。
【図3】 ISDN端末装置による疑似着信転送を説明
するためのシステム概念図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるISDN端末
装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 ISDN端末装置による着信情報通知を説明
するためのシステム概念図である。
【符号の説明】
1 回線インターフェース回路 2 第1の通話回路(通話路形成手段) 3 第1の電話機 4 第2の通話回路(通話路形成手段) 5 第2の電話機 6 転送通話回路(通話路形成手段) 6A 転送通話/留守録回路(録音手段) 8 制御メモリ(着信転送手段、通知手段) 9 制御回路(着信転送手段、通知手段、検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K015 AB04 AF09 GA02 GA06 HA00 HA04 HA06 5K024 AA45 AA71 AA73 CC00 CC05 DD01 DD04 GG01 GG11 GG12 GG13 5K030 GA17 GA20 HA01 HB01 HC05 HD09 JT01 KA04 KA06 LD11 MB16 5K101 KK06 LL03 MM06 NN21 NN23 PP03 QQ07 RR11 RR28 SS07 TT03 TT04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ設定されている転送先に対す
    る着信転送機能を有するISDN端末装置であって、 ISDN回線を介して受信した発信元端末の電話番号を
    取り出して、発信元端末の電話番号を転送先端末に通知
    する通知手段を備えたことを特徴とするISDN端末装
    置。
  2. 【請求項2】 通知手段は、発信元端末からの発信者電
    話番号情報を自局のサブアドレス情報として転送先端末
    に通知する請求項1記載のISDN端末装置。
  3. 【請求項3】 発信元端末からの着信呼が維持されてい
    る状態で転送先端末が応答した場合には、ISDN回線
    の一方の通話チャネルによる着信呼を他方の通話チャネ
    ルによる発信呼に折り返して、発信元端末と転送先端末
    との通話路を形成する通話路形成手段を備えた請求項1
    または請求項2記載のISDN端末装置。
  4. 【請求項4】 発信元端末からの着信に対する自局端末
    の通話応答の有無を検出する検出手段を備え、 通知手段は、発信元端末からの着信に対して自局端末が
    通話応答しない場合に、転送先端末に発信元端末の電話
    番号を通知する請求項1、2または3記載のISDN端
    末装置。
  5. 【請求項5】 発信元端末からの発信者電話番号を記憶
    する記憶手段を備え、 通知手段は、ISDN回線の複数のBチャネルが空いて
    いる状態ではない場合には前記記憶手段に発信元端末か
    らの発信者電話番号を一旦格納し、着信呼の切断後に、
    前記記憶手段の記憶内容を用いて転送先端末に発信元端
    末の電話番号を通知する請求項1、2、3または4記載
    のISDN端末装置。
  6. 【請求項6】 発信元端末からのメッセージを録音する
    録音手段を備え、 通知手段は、発信元端末の電話番号とともに録音されて
    いるメッセージを転送先端末に通知する請求項4または
    5記載のISDN端末装置。
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