JP2000046360A - 天井埋込形の室内機 - Google Patents
天井埋込形の室内機Info
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- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F1/00—Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
- F24F1/0007—Indoor units, e.g. fan coil units
- F24F1/0059—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by heat exchangers
- F24F1/0067—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by heat exchangers by the shape of the heat exchangers or of parts thereof, e.g. of their fins
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- F24F1/0018—Indoor units, e.g. fan coil units characterised by fans
- F24F1/0022—Centrifugal or radial fans
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】室内機の高さを小さくし、本体の大きさが小さ
くコンパクトで、かつ冷暖房能力が大きくい天井埋込形
の室内機を得る。 【解決手段】２つの空気吹出口８が設けられ、天井に埋
め込まれるように据え付けられる天井埋込形の室内機に
おいて、Ｕ字状に形成されＵ字状の側部が本体１の長辺
となる側に配置され、Ｕ字状の開放側の一方に冷媒が流
通するためのヘッダパイプが接続される熱交換器１１
と、Ｕ字状底辺部より延長するように配置された空気吹
出口８と、Ｕ字状の側部の長さ方向の略中央に対してＵ
字状の底辺部側へ偏倚されて配置された遠心式の送風機
３を備える。
くコンパクトで、かつ冷暖房能力が大きくい天井埋込形
の室内機を得る。 【解決手段】２つの空気吹出口８が設けられ、天井に埋
め込まれるように据え付けられる天井埋込形の室内機に
おいて、Ｕ字状に形成されＵ字状の側部が本体１の長辺
となる側に配置され、Ｕ字状の開放側の一方に冷媒が流
通するためのヘッダパイプが接続される熱交換器１１
と、Ｕ字状底辺部より延長するように配置された空気吹
出口８と、Ｕ字状の側部の長さ方向の略中央に対してＵ
字状の底辺部側へ偏倚されて配置された遠心式の送風機
３を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機の天井埋
込形室内機に関し、特に２つの吹出口を備えた２方向吹
出しの室内機をその能力に比べて小型化するものに好適
である。
込形室内機に関し、特に２つの吹出口を備えた２方向吹
出しの室内機をその能力に比べて小型化するものに好適
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、天井埋込形の室内機において、４
つの空気吹出口を持ったいわゆる4方向吹出しのもので
は、遠心式送風機の周囲にロ字状に形成された熱交換
器、あるいはＬ字状の熱交換器を2つ組み合わせて配置
することが知られている。また、４方向吹出しの天井埋
込形の室内機において、遠心式送風機の周囲にＵ字状に
形成された熱交換器を配置して、４つの空気吹出口のう
ち２つを閉鎖することが実開昭６３−１２３９２９号公
報に記載されている。
つの空気吹出口を持ったいわゆる4方向吹出しのもので
は、遠心式送風機の周囲にロ字状に形成された熱交換
器、あるいはＬ字状の熱交換器を2つ組み合わせて配置
することが知られている。また、４方向吹出しの天井埋
込形の室内機において、遠心式送風機の周囲にＵ字状に
形成された熱交換器を配置して、４つの空気吹出口のう
ち２つを閉鎖することが実開昭６３−１２３９２９号公
報に記載されている。
【０００３】さらに、２つの空気吹出口を持った２方向
吹出しの天井埋込形の室内機では、送風機としては大き
な風量を得るために大口径の多翼ファンであるシロッコ
ファンを用い、２つ熱交換器を空気吹出口に沿って設け
ることが多い。
吹出しの天井埋込形の室内機では、送風機としては大き
な風量を得るために大口径の多翼ファンであるシロッコ
ファンを用い、２つ熱交換器を空気吹出口に沿って設け
ることが多い。
【０００４】さらに、２方向吹出しの天井埋込形の室内
機において遠心式送風機（例えばターボファン）の周囲
に円形に形成された熱交換器を配置し薄型化を図ること
が知られている。
機において遠心式送風機（例えばターボファン）の周囲
に円形に形成された熱交換器を配置し薄型化を図ること
が知られている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、シロッコファンを用いたものは、ファンのケーシン
グが必要なことなどから本体の高さが大きくなり、天井
裏に本体を据え付けるうえで、その自由度が制約され
る。つまり、天井埋込形の室内機では4方向吹出し、2方
向吹出しに係わらず、天井フトコロ高さが小さい小規模
事務所などでも設置できるように室内機の高さはできる
だけ小さいものが要求されている。
て、シロッコファンを用いたものは、ファンのケーシン
グが必要なことなどから本体の高さが大きくなり、天井
裏に本体を据え付けるうえで、その自由度が制約され
る。つまり、天井埋込形の室内機では4方向吹出し、2方
向吹出しに係わらず、天井フトコロ高さが小さい小規模
事務所などでも設置できるように室内機の高さはできる
だけ小さいものが要求されている。
【０００６】また、実開昭６３−１２３９２９号公報の
ものは、元々４方向吹出しのものを空気吹出口のうち２
つを閉鎖することにより２方向吹出しとしているため、
２方向吹出しの室内機がその用途、つまり部屋の大きさ
が細長かったり、狭い場所、あるいは部屋の端に設置さ
れるなどにより、空気吹出口を本体の大きさに比べて長
くすることが望ましいと言うことについては考慮されて
いない。
ものは、元々４方向吹出しのものを空気吹出口のうち２
つを閉鎖することにより２方向吹出しとしているため、
２方向吹出しの室内機がその用途、つまり部屋の大きさ
が細長かったり、狭い場所、あるいは部屋の端に設置さ
れるなどにより、空気吹出口を本体の大きさに比べて長
くすることが望ましいと言うことについては考慮されて
いない。
【０００７】さらに、ターボファンの周囲に円形の熱交
換器を配置したものは、数種類の冷房、暖房能力の容量
あるいは空気吹出口の長さを長くしたものに対応して製
品展開したり、熱交換器への空気の流れ分布を良好にす
ることは困難である。
換器を配置したものは、数種類の冷房、暖房能力の容量
あるいは空気吹出口の長さを長くしたものに対応して製
品展開したり、熱交換器への空気の流れ分布を良好にす
ることは困難である。
【０００８】本発明の目的は、室内機の高さを小さく
し、本体の大きさが小さくコンパクトであるにも拘わら
ず、かつ冷暖房能力が大きく、熱交換器への空気の流れ
分布も良好な２方向吹出しの天井埋込形の室内機を提供
することにある。
し、本体の大きさが小さくコンパクトであるにも拘わら
ず、かつ冷暖房能力が大きく、熱交換器への空気の流れ
分布も良好な２方向吹出しの天井埋込形の室内機を提供
することにある。
【０００９】また、本発明の他の目的は種々な冷房、暖
房能力の容量に対応することが容易な２方向吹出しの天
井埋込形の室内機を提供することにある。
房能力の容量に対応することが容易な２方向吹出しの天
井埋込形の室内機を提供することにある。
【００１０】以上、本発明の目的は上記課題の少なくと
も一つを解決することにある。
も一つを解決することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は本体、熱交換器、送風機、空気吸込口、空
気吹出口とを有し、前記本体は室内側から見て長方形状
でその長辺となる側に２つの前記空気吹出口が設けら
れ、天井に埋め込まれるように据え付けられる天井埋込
形の室内機において、Ｕ字状に形成されＵ字状の側部が
前記本体の長辺となる側に配置され、Ｕ字状の開放側の
一方に冷媒が流通するためのヘッダパイプが接続される
前記熱交換器と、熱交換器のＵ字状底辺部側より前記本
体の長手方向に延長されて構成された前記空気吹出口
と、前記熱交換器のＵ字状の側部の長さ方向の略中央に
対してＵ字状の底辺部側へ偏倚されて配置された遠心式
送風機とを備えたものである。
め、本発明は本体、熱交換器、送風機、空気吸込口、空
気吹出口とを有し、前記本体は室内側から見て長方形状
でその長辺となる側に２つの前記空気吹出口が設けら
れ、天井に埋め込まれるように据え付けられる天井埋込
形の室内機において、Ｕ字状に形成されＵ字状の側部が
前記本体の長辺となる側に配置され、Ｕ字状の開放側の
一方に冷媒が流通するためのヘッダパイプが接続される
前記熱交換器と、熱交換器のＵ字状底辺部側より前記本
体の長手方向に延長されて構成された前記空気吹出口
と、前記熱交換器のＵ字状の側部の長さ方向の略中央に
対してＵ字状の底辺部側へ偏倚されて配置された遠心式
送風機とを備えたものである。
【００１２】熱交換器はＵ字状に形成されその開放側の
一方にヘッダパイプが接続されるので、熱交換器の高さ
を一定とした場合、本体の幅寸法に対して熱交換器の有
効面積が大きくなるように配置することができる。ま
た、熱交換器のＵ字状底辺部側より本体の長手方向に延
長されて空気吹出口が配置されるので、空気吹出口の長
さも本体あるいは熱交換器の長さに対して十分長くする
ことができる。さらに、遠心式送風機はＵ字状の底辺部
側へ偏倚されて配置されるので、遠心式送風機からの空
気はＵ字状の側部はもちろんのこと底辺部をも介して空
気吹出口へ送られる。
一方にヘッダパイプが接続されるので、熱交換器の高さ
を一定とした場合、本体の幅寸法に対して熱交換器の有
効面積が大きくなるように配置することができる。ま
た、熱交換器のＵ字状底辺部側より本体の長手方向に延
長されて空気吹出口が配置されるので、空気吹出口の長
さも本体あるいは熱交換器の長さに対して十分長くする
ことができる。さらに、遠心式送風機はＵ字状の底辺部
側へ偏倚されて配置されるので、遠心式送風機からの空
気はＵ字状の側部はもちろんのこと底辺部をも介して空
気吹出口へ送られる。
【００１３】以上により、室内機の高さを小さくしても
冷暖房能力が大きく、熱交換器への空気の流れ分布も良
好なものとすることができる。また、冷房能力を大きな
ものとするときでも、Ｕ字状の熱交換器の長さを長くす
れば良いので、種々な冷房、暖房能力の容量に対応する
ことが容易となる。
冷暖房能力が大きく、熱交換器への空気の流れ分布も良
好なものとすることができる。また、冷房能力を大きな
ものとするときでも、Ｕ字状の熱交換器の長さを長くす
れば良いので、種々な冷房、暖房能力の容量に対応する
ことが容易となる。
【００１４】また、本発明は本体、熱交換器、送風機、
空気吸込口、空気吹出口とを有し、天井に埋め込まれる
ように据え付けられる天井埋込形の室内機において、高
さが２２０〜２６０ｍｍとされＵ字状に形成された前記
熱交換器と、前記熱交換器のＵ字状底辺部側より前記本
体の長手方向に延長されて構成された前記空気吹出口
と、前記熱交換器の長さ方向の略中央に対してＵ字状の
底辺側へ偏倚されて配置された遠心式送風機と、２辺の
それぞれに前記空気吹出口を備え、幅が８００〜１５０
０ｍｍ奥行が６００〜６４０ｍｍ高さが２６０〜３００
ｍｍとされた本体とを備えたものである。
空気吸込口、空気吹出口とを有し、天井に埋め込まれる
ように据え付けられる天井埋込形の室内機において、高
さが２２０〜２６０ｍｍとされＵ字状に形成された前記
熱交換器と、前記熱交換器のＵ字状底辺部側より前記本
体の長手方向に延長されて構成された前記空気吹出口
と、前記熱交換器の長さ方向の略中央に対してＵ字状の
底辺側へ偏倚されて配置された遠心式送風機と、２辺の
それぞれに前記空気吹出口を備え、幅が８００〜１５０
０ｍｍ奥行が６００〜６４０ｍｍ高さが２６０〜３００
ｍｍとされた本体とを備えたものである。
【００１５】これにより、熱交換器はＵ字状に形成され
高さが２２０〜２６０ｍｍとされているので、本体高さ
を２６０〜３００ｍｍとするのに十分小さい高さであり
ながら、その長さを長くすることにより熱交換器の有効
面積が大きくなるように配置することができる。また、
熱交換器のＵ字状底辺部より延長するように空気吹出口
が配置されるので、空気吹出口の長さも本体の幅が８０
０〜１５００ｍｍ奥行が６００〜６４０ｍｍの大きさに
対してあるいは熱交換器の長さに対して十分長くするこ
とができる。さらに、遠心式送風機はＵ字状の底辺部側
へ偏倚されて配置されるので、遠心式送風機からの空気
はＵ字状の側部はもちろんのこと底辺部を介して空気吹
出口へ送られる。よって、本体の幅が８００〜１５００
ｍｍに対して空気吹出口の長さを長くしてもその最先端
部分まで熱交換器の面積を有効に利用することができ
る。
高さが２２０〜２６０ｍｍとされているので、本体高さ
を２６０〜３００ｍｍとするのに十分小さい高さであり
ながら、その長さを長くすることにより熱交換器の有効
面積が大きくなるように配置することができる。また、
熱交換器のＵ字状底辺部より延長するように空気吹出口
が配置されるので、空気吹出口の長さも本体の幅が８０
０〜１５００ｍｍ奥行が６００〜６４０ｍｍの大きさに
対してあるいは熱交換器の長さに対して十分長くするこ
とができる。さらに、遠心式送風機はＵ字状の底辺部側
へ偏倚されて配置されるので、遠心式送風機からの空気
はＵ字状の側部はもちろんのこと底辺部を介して空気吹
出口へ送られる。よって、本体の幅が８００〜１５００
ｍｍに対して空気吹出口の長さを長くしてもその最先端
部分まで熱交換器の面積を有効に利用することができ
る。
【００１６】さらに、本発明は本体、熱交換器、送風
機、空気吸込口、空気吹出口とを有し、天井に埋め込ま
れるように据え付けられる天井埋込形の室内機におい
て、Ｕ字状に形成されＵ字状の開放側に冷媒が流通する
ためのヘッダパイプが接続される前記熱交換器と、前記
本体の２辺のそれぞれに開口され、前記熱交換器のＵ字
状底辺部側より前記本体の長手方向に延長されて構成さ
れた前記空気吹出口と、前記熱交換器のＵ字状の側部の
長さ方向の略中央に対してＵ字状の底辺部側へ偏倚され
て配置された遠心式送風機と、前記熱交換器のＵ字状底
辺部では前記本体奥行き方向の略中央に対して略対称に
高さ方向の勾配を持った断面形状の水受けとを備えたも
のである。
機、空気吸込口、空気吹出口とを有し、天井に埋め込ま
れるように据え付けられる天井埋込形の室内機におい
て、Ｕ字状に形成されＵ字状の開放側に冷媒が流通する
ためのヘッダパイプが接続される前記熱交換器と、前記
本体の２辺のそれぞれに開口され、前記熱交換器のＵ字
状底辺部側より前記本体の長手方向に延長されて構成さ
れた前記空気吹出口と、前記熱交換器のＵ字状の側部の
長さ方向の略中央に対してＵ字状の底辺部側へ偏倚され
て配置された遠心式送風機と、前記熱交換器のＵ字状底
辺部では前記本体奥行き方向の略中央に対して略対称に
高さ方向の勾配を持った断面形状の水受けとを備えたも
のである。
【００１７】これにより、少なくとも熱交換器のＵ字状
底辺部の水受け断面形状は、熱交換器の略中央に対して
略対称に高さ方向の勾配を持っているので、遠心式送風
機からＵ字状底辺部に流れた空気は左右に分配され、２
つの空気吹出口へ等しく分配される。よって、室内機の
高さを小さくしても熱交換器の長さを長くすることによ
って熱交換器の有効面積、吹出し風量を多くして冷暖房
能力が大きく、空気の流れも良好なものとすることがで
きる。
底辺部の水受け断面形状は、熱交換器の略中央に対して
略対称に高さ方向の勾配を持っているので、遠心式送風
機からＵ字状底辺部に流れた空気は左右に分配され、２
つの空気吹出口へ等しく分配される。よって、室内機の
高さを小さくしても熱交換器の長さを長くすることによ
って熱交換器の有効面積、吹出し風量を多くして冷暖房
能力が大きく、空気の流れも良好なものとすることがで
きる。
【００１８】さらに、本発明は本体、熱交換器、送風
機、空気吸込口、空気吹出口とを有し、本体は室内側か
ら見て長方形状でその長辺となる側に２つの空気吹出口
が設けられ、天井に埋め込まれるように据え付けられる
天井埋込形の室内機において、高さが２２０〜２６０ｍ
ｍとされた熱交換器と、前記熱交換器より前記本体の長
手方向に延長されて構成された前記空気吹出口と、熱交
換器の長さ方向の略中央に対して空気吹出口の延在する
側へ偏倚されて配置され高さ寸法が８０〜１２０ｍｍと
された遠心式の前記送風機とを備え、冷房能力が６〜１
０ｋＷであるものである。
機、空気吸込口、空気吹出口とを有し、本体は室内側か
ら見て長方形状でその長辺となる側に２つの空気吹出口
が設けられ、天井に埋め込まれるように据え付けられる
天井埋込形の室内機において、高さが２２０〜２６０ｍ
ｍとされた熱交換器と、前記熱交換器より前記本体の長
手方向に延長されて構成された前記空気吹出口と、熱交
換器の長さ方向の略中央に対して空気吹出口の延在する
側へ偏倚されて配置され高さ寸法が８０〜１２０ｍｍと
された遠心式の前記送風機とを備え、冷房能力が６〜１
０ｋＷであるものである。
【００１９】これにより、熱交換器の高さが２２０〜２
６０ｍｍ、遠心式送風機の高さ寸法が８０〜１２０ｍｍ
であるので本体の高さを３００ｍｍ以下とすることが可
能となり、空気吹出口は熱交換器より延長するように配
置され、遠心式送風機は熱交換器の長さ方向の略中央に
対して空気吹出口の延在する側へ偏倚されて配置される
ので、本体の幅を大きくすることなく熱交換器の長さを
長くし、熱交換器の有効面積、吹出し風量を多くして冷
房能力が６〜１０ｋＷとすることができる。
６０ｍｍ、遠心式送風機の高さ寸法が８０〜１２０ｍｍ
であるので本体の高さを３００ｍｍ以下とすることが可
能となり、空気吹出口は熱交換器より延長するように配
置され、遠心式送風機は熱交換器の長さ方向の略中央に
対して空気吹出口の延在する側へ偏倚されて配置される
ので、本体の幅を大きくすることなく熱交換器の長さを
長くし、熱交換器の有効面積、吹出し風量を多くして冷
房能力が６〜１０ｋＷとすることができる。
【００２０】さらに、本発明は上記のものにおいて、遠
心送風機を複数台有しそれぞれの間に仕切板を設けたも
のである。
心送風機を複数台有しそれぞれの間に仕切板を設けたも
のである。
【００２１】さらに、本発明は上記のものにおいて、Ｕ
字状に形成された熱交換器のＵ字状の側部の長さの一方
を他方よりも長くしたものである。
字状に形成された熱交換器のＵ字状の側部の長さの一方
を他方よりも長くしたものである。
【００２２】さらに、本発明は本体、熱交換器、送風
機、空気吸込口、空気吹出口とを有し、天井に埋め込ま
れるように据え付けられる天井埋込形の室内機におい
て、少なくとも一部分がＵ字状に形成された前記熱交換
器と、前記熱交換器の端部より延長するように配置され
た前記空気吹出口と、前記熱交換器の内側に配置された
遠心式送風機と、前記本体の奥行き方向に対して前記遠
心送付機の略中央から前記空気吹出口へ向向かう流路の
断面積が広がるように高さ方向の勾配を持ったの水受け
とを備えたものである。
機、空気吸込口、空気吹出口とを有し、天井に埋め込ま
れるように据え付けられる天井埋込形の室内機におい
て、少なくとも一部分がＵ字状に形成された前記熱交換
器と、前記熱交換器の端部より延長するように配置され
た前記空気吹出口と、前記熱交換器の内側に配置された
遠心式送風機と、前記本体の奥行き方向に対して前記遠
心送付機の略中央から前記空気吹出口へ向向かう流路の
断面積が広がるように高さ方向の勾配を持ったの水受け
とを備えたものである。
【００２３】これにより、熱交換器のＵ字状に形成され
た一部分より延長するように空気吹出口が配置されるの
で、空気吹出口の長さも熱交換器の長さに対して長くし
ても遠心式送風機からの空気は熱交換器のＵ字状の部分
を通って空気吹出口へ通るようになるので、熱交換器の
面積を有効に利用できる。そして、水受けは空気吹出口
へ向う流路の断面積が広がるようになっているので、空
気吹出口への流れも損失が少なく良好となる。
た一部分より延長するように空気吹出口が配置されるの
で、空気吹出口の長さも熱交換器の長さに対して長くし
ても遠心式送風機からの空気は熱交換器のＵ字状の部分
を通って空気吹出口へ通るようになるので、熱交換器の
面積を有効に利用できる。そして、水受けは空気吹出口
へ向う流路の断面積が広がるようになっているので、空
気吹出口への流れも損失が少なく良好となる。
【００２４】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図１な
いし１４を参照して説明する。
いし１４を参照して説明する。
【００２５】図4は本発明に関わる空気調和機の天井埋
込形2方向吹出し室内機の構造を示す側断面図であり、
図５は化粧パネルを示す下方から見た正面図である。室
内機は熱交換器２、送風機３、送風機用電動機４、水受
け５、電気品箱９で構成され、これらの部品は本体１の
中に組み込まれている。本体の下方には化粧パネル６が
取り付けられ、室内機は吊りボルト１０によって天井
（図示せず）より吊り下げて取り付けられる。
込形2方向吹出し室内機の構造を示す側断面図であり、
図５は化粧パネルを示す下方から見た正面図である。室
内機は熱交換器２、送風機３、送風機用電動機４、水受
け５、電気品箱９で構成され、これらの部品は本体１の
中に組み込まれている。本体の下方には化粧パネル６が
取り付けられ、室内機は吊りボルト１０によって天井
（図示せず）より吊り下げて取り付けられる。
【００２６】化粧パネル6にはその中央部分に空気吸込
口７が設けられ、その両端に空気吹出口８が設けられて
いる。2方向吹出しの室内機とは本図のように、吹出口
が2個所設けられているタイプであり、通常は下方つま
り室内側から見て長方形状でその長辺となる側に２つの
空気吹出口が設けられている。
口７が設けられ、その両端に空気吹出口８が設けられて
いる。2方向吹出しの室内機とは本図のように、吹出口
が2個所設けられているタイプであり、通常は下方つま
り室内側から見て長方形状でその長辺となる側に２つの
空気吹出口が設けられている。
【００２７】図1は、一実施の形態による天井埋込形の
室内機の本体１の内部の構成を示す正面図、図２は他の
実施の形態による天井埋込形の室内機の本体１の内部の
構成を示す正面図である。
室内機の本体１の内部の構成を示す正面図、図２は他の
実施の形態による天井埋込形の室内機の本体１の内部の
構成を示す正面図である。
【００２８】図１において、2方向吹出しの室内機の中
央部に遠心式送風機３を１台配置し、その周囲にＵ字状
に形成された熱交換器１１を配置する。熱交換器１１の
一方側には仕切板１２を取り付け、熱交換器１１の1次
側空間１３ａと２次側空間１３ｂとを隔てている。熱交
換器１１は概ね室内機の長手方向に並行するように設置
される。つまり、Ｕ字状の側部が本体１の長辺となる側
に配置され、Ｕ字状の開放側の一方に冷媒が流通するた
めのヘッダパイプ１９ａ、１９ｂが図１１のように接続
される。
央部に遠心式送風機３を１台配置し、その周囲にＵ字状
に形成された熱交換器１１を配置する。熱交換器１１の
一方側には仕切板１２を取り付け、熱交換器１１の1次
側空間１３ａと２次側空間１３ｂとを隔てている。熱交
換器１１は概ね室内機の長手方向に並行するように設置
される。つまり、Ｕ字状の側部が本体１の長辺となる側
に配置され、Ｕ字状の開放側の一方に冷媒が流通するた
めのヘッダパイプ１９ａ、１９ｂが図１１のように接続
される。
【００２９】また、熱交換器１１をＵ字状に形成すると
は平板状態の熱交換器１１に曲げを2個所施し、その曲
げ角度を概ね９０度とすることを意味し、例えば図７の
ような形状にするものである。さらに、空気吹出口８は
熱交換器１１のＵ字状底辺部より延長するように配置さ
れ、遠心式送風機３は熱交換器１１のＵ字状の側部の長
さ方向の略中央に対してＵ字状の底辺部側へ偏倚されて
配置されている。
は平板状態の熱交換器１１に曲げを2個所施し、その曲
げ角度を概ね９０度とすることを意味し、例えば図７の
ような形状にするものである。さらに、空気吹出口８は
熱交換器１１のＵ字状底辺部より延長するように配置さ
れ、遠心式送風機３は熱交換器１１のＵ字状の側部の長
さ方向の略中央に対してＵ字状の底辺部側へ偏倚されて
配置されている。
【００３０】図２のものは本体１に遠心式送風機３を２
台設置し、その周囲に熱交換器１１が配置されている。
遠心式送風機３の台数は３台以上でも良い。
台設置し、その周囲に熱交換器１１が配置されている。
遠心式送風機３の台数は３台以上でも良い。
【００３１】次に、熱交換器１１がＵ字状に形成される
ことの優位な点について述べる。
ことの優位な点について述べる。
【００３２】図１２は、従来の2方向吹出しの天井埋込
形の室内機の本体１の内部に設けられる熱交換器１１の
構成であり、直列形熱交換器１８は空気吹出口８に合わ
せて直列に２個用いられ、空気を2方向に吹き分ける上
では配置がし易く都合がよい。 しかし、熱交換器を直
列形熱交換器１８として２個にすると、各々の熱交換器
にガス側ヘッダパイプ１９ａ、液側ヘッダパイプ１９ｂ
を設け、それらを接続しなければならず、熱交換器を１
個にしたものに対して部品点数、組み立て工数が大幅に
増加し、低コスト化に対しても不利である。
形の室内機の本体１の内部に設けられる熱交換器１１の
構成であり、直列形熱交換器１８は空気吹出口８に合わ
せて直列に２個用いられ、空気を2方向に吹き分ける上
では配置がし易く都合がよい。 しかし、熱交換器を直
列形熱交換器１８として２個にすると、各々の熱交換器
にガス側ヘッダパイプ１９ａ、液側ヘッダパイプ１９ｂ
を設け、それらを接続しなければならず、熱交換器を１
個にしたものに対して部品点数、組み立て工数が大幅に
増加し、低コスト化に対しても不利である。
【００３３】それに対して、図１に示すように熱交換器
１１をＵ字状に形成すれば２つの空気吹出口８に合わせ
ることができると共に、２個の熱交換器を連結した形に
なるため、冷媒が流通するガス側ヘッダパイプ１９ａ、
液側ヘッダパイプ１９ｂはＵ字状の開放側の一方にのみ
設ければよく、本体１の小型化のみならずコスト面、生
産面で有利なものとすることができる。
１１をＵ字状に形成すれば２つの空気吹出口８に合わせ
ることができると共に、２個の熱交換器を連結した形に
なるため、冷媒が流通するガス側ヘッダパイプ１９ａ、
液側ヘッダパイプ１９ｂはＵ字状の開放側の一方にのみ
設ければよく、本体１の小型化のみならずコスト面、生
産面で有利なものとすることができる。
【００３４】また、空気調和機として冷房能力を大きく
するには熱交換器の面積を大きくとることが必須である
が、直列形熱交換器１８では２つのトータルした熱交換
器の面積が不十分な場合がある。しかし、図１に示すも
のでは、熱交換器１１のＵ字状底辺部の面積まで有効に
利用される。
するには熱交換器の面積を大きくとることが必須である
が、直列形熱交換器１８では２つのトータルした熱交換
器の面積が不十分な場合がある。しかし、図１に示すも
のでは、熱交換器１１のＵ字状底辺部の面積まで有効に
利用される。
【００３５】さらに、Ｕ字状に形成された熱交換器１１
は従来技術で示した円形の熱交換器等に比べて面積を大
きくするにはその側部となる長さを伸ばして対応すれば
良く、円形の熱交換器等に比べてその変更は極めて容易
である。そのため、冷房能力を微調整したいときなどは
熱交換器１１のＵ字状の側部の長さを調整するだけで良
い。以上、一実施の形態による熱交換器１１は長さを長
く設計するのに容易な形状のため、冷暖房能力の大きさ
に比べ、室内機の高さを小さくするのに熱交換器１１の
高さを小さくしてもその面積を大きくとる、すなわち、
高さを低くした分長さを長くするのに望ましい。
は従来技術で示した円形の熱交換器等に比べて面積を大
きくするにはその側部となる長さを伸ばして対応すれば
良く、円形の熱交換器等に比べてその変更は極めて容易
である。そのため、冷房能力を微調整したいときなどは
熱交換器１１のＵ字状の側部の長さを調整するだけで良
い。以上、一実施の形態による熱交換器１１は長さを長
く設計するのに容易な形状のため、冷暖房能力の大きさ
に比べ、室内機の高さを小さくするのに熱交換器１１の
高さを小さくしてもその面積を大きくとる、すなわち、
高さを低くした分長さを長くするのに望ましい。
【００３６】また、本体１を小さくすると、その寸法的
制約から熱交換器１１と遠心送風機３の間の距離が十分
とれなくなる。つまり、一般的にはこの隙間は３０ｍｍ
以上確保しないと風切り音が発生するが、風向板２０を
図１に示すように設ければ、空気の流れ分布が改善され
熱交換器１１と遠心送風機３の間の距離を小さくするこ
とができる。
制約から熱交換器１１と遠心送風機３の間の距離が十分
とれなくなる。つまり、一般的にはこの隙間は３０ｍｍ
以上確保しないと風切り音が発生するが、風向板２０を
図１に示すように設ければ、空気の流れ分布が改善され
熱交換器１１と遠心送風機３の間の距離を小さくするこ
とができる。
【００３７】さらに、図２の他の実施の形態に示したよ
うに遠心送風機３を複数設ける場合は、隣り合う遠心送
風機３から送られる風が相互に干渉し、騒音が大きくな
る。そこで、遠心送風機３の間に仕切板１４を入れるこ
とにより、相互干渉を防止して騒音を低減することがで
きる。この仕切板１４は遠心送風機３間を仕切るよう垂
直に設置、あるいは送風の分布を考慮して斜めに設置す
ることが良い。
うに遠心送風機３を複数設ける場合は、隣り合う遠心送
風機３から送られる風が相互に干渉し、騒音が大きくな
る。そこで、遠心送風機３の間に仕切板１４を入れるこ
とにより、相互干渉を防止して騒音を低減することがで
きる。この仕切板１４は遠心送風機３間を仕切るよう垂
直に設置、あるいは送風の分布を考慮して斜めに設置す
ることが良い。
【００３８】図６は仕切板１４の形状を示す側面図であ
り、１４ａのような平板、１４ｂのようなＳ字状の折り
曲げ形状、１４ｃのような曲面形状とすることが良く、
１４ｃのようにＳ字状を滑らかな曲面形状にすれば空気
の流れがスムーズになり、騒音対策には最も効果的であ
る。
り、１４ａのような平板、１４ｂのようなＳ字状の折り
曲げ形状、１４ｃのような曲面形状とすることが良く、
１４ｃのようにＳ字状を滑らかな曲面形状にすれば空気
の流れがスムーズになり、騒音対策には最も効果的であ
る。
【００３９】以上、図１及び図２に示した構成にした場
合、熱交換器１１の高さを２２０〜２６０ｍｍ、望まし
くは２４０ｍｍ程度に小さくすることができるので、本
体の幅を８００〜１５００ｍｍ、奥行を６００〜６４０
ｍｍとしてその高さを２６０〜３００ｍｍとすることが
据付性の点からも望ましく、熱交換器の有効面積も大き
く、空気吹出口８の長さも十分長くすることができる。
合、熱交換器１１の高さを２２０〜２６０ｍｍ、望まし
くは２４０ｍｍ程度に小さくすることができるので、本
体の幅を８００〜１５００ｍｍ、奥行を６００〜６４０
ｍｍとしてその高さを２６０〜３００ｍｍとすることが
据付性の点からも望ましく、熱交換器の有効面積も大き
く、空気吹出口８の長さも十分長くすることができる。
【００４０】また、冷房能力が８．０ｋＷ以下の場合は
室内機の本体１の幅８６０ｍｍ、奥行６２０ｍｍ、高さ
３００ｍｍ、冷房能力が８．０ｋＷを超えるものにあっ
ては幅１４４０ｍｍ、奥行６２０ｍｍ、高さ３００ｍｍ
程度が好ましく、いずれの場合も高さは３００ｍｍ以下
とすることができる。そして、高さが３００ｍｍ以下で
あれば天井懐寸法が３００ｍｍモジュールのところでも
据え付けが可能となる。 さらに、熱交換器１１の高さ
を２２０〜２６０ｍｍ、遠心式送風機３の高さ寸法を８
０〜１２０ｍｍとして本体１の高さを３００ｍｍ以下と
すれば、熱交換器１１の有効面積、吹出し風量を多くし
て冷房能力が６〜１０ｋＷとすることが十分可能とな
り、２方向吹出しの天井埋込形室内機をその能力に比べ
て小型化できたことになる。
室内機の本体１の幅８６０ｍｍ、奥行６２０ｍｍ、高さ
３００ｍｍ、冷房能力が８．０ｋＷを超えるものにあっ
ては幅１４４０ｍｍ、奥行６２０ｍｍ、高さ３００ｍｍ
程度が好ましく、いずれの場合も高さは３００ｍｍ以下
とすることができる。そして、高さが３００ｍｍ以下で
あれば天井懐寸法が３００ｍｍモジュールのところでも
据え付けが可能となる。 さらに、熱交換器１１の高さ
を２２０〜２６０ｍｍ、遠心式送風機３の高さ寸法を８
０〜１２０ｍｍとして本体１の高さを３００ｍｍ以下と
すれば、熱交換器１１の有効面積、吹出し風量を多くし
て冷房能力が６〜１０ｋＷとすることが十分可能とな
り、２方向吹出しの天井埋込形室内機をその能力に比べ
て小型化できたことになる。
【００４１】図３は、さらに他の実施の形態による天井
埋込形の室内機の本体１の内部の構成を示す正面図であ
り、遠心送風機３の周囲に熱交換器１１のＵ字状の開放
側となる一方の側部を長くしてオフセットしたものであ
る。
埋込形の室内機の本体１の内部の構成を示す正面図であ
り、遠心送風機３の周囲に熱交換器１１のＵ字状の開放
側となる一方の側部を長くしてオフセットしたものであ
る。
【００４２】図８はオフセットされた熱交換器の本体の
内部の構成を示す正面図であり、遠心式送風機３は吹出
す風向が円周方向になり、矢印の方向に送風機が回転す
る。よって、遠心送風機３の上流側の方が風量が大きく
なり、風量が多くなる方の熱交換器１１の側部長さ、す
なわちＵ字の長辺部１５ａを下流側の短辺部１５ｂより
長くしている。そして、これにより本体１の幅を大きく
することなく熱交換性能の向上を図ることができる。
内部の構成を示す正面図であり、遠心式送風機３は吹出
す風向が円周方向になり、矢印の方向に送風機が回転す
る。よって、遠心送風機３の上流側の方が風量が大きく
なり、風量が多くなる方の熱交換器１１の側部長さ、す
なわちＵ字の長辺部１５ａを下流側の短辺部１５ｂより
長くしている。そして、これにより本体１の幅を大きく
することなく熱交換性能の向上を図ることができる。
【００４３】さらに、熱交換器１１の長さをオフセット
することで側部それぞれの長さを変えることが容易とな
るため、この長さを調整すれば２つの吹出口からの吹出
空気の風量を左右均等にすることができる。逆に、空気
吹出口８の一方の風量を大きくしたいときなどは、熱交
換器１１の長さを調整するだけで良いこととなる。さら
に、風量のみならず吹出空気の温度を左右均等にした
り、左右不均一にすることも容易に可能となる。さら
に、電気品箱などの配置に合わせた形状となり、スペー
スの利用率を高めることができる。
することで側部それぞれの長さを変えることが容易とな
るため、この長さを調整すれば２つの吹出口からの吹出
空気の風量を左右均等にすることができる。逆に、空気
吹出口８の一方の風量を大きくしたいときなどは、熱交
換器１１の長さを調整するだけで良いこととなる。さら
に、風量のみならず吹出空気の温度を左右均等にした
り、左右不均一にすることも容易に可能となる。さら
に、電気品箱などの配置に合わせた形状となり、スペー
スの利用率を高めることができる。
【００４４】2方向吹出しにおいて、熱交換器をＵ字に
した場合、Ｕ字状底辺部１５ｃには空気吹出口８が無い
ためＵ字状底辺部１５ｃ方向に流れた空気は熱交換器１
１を通過して左右に分配され、２つの空気吹出口８から
吹き分けられる。この２つの空気吹出口８から吹出され
る空気を等分配するには、Ｕ字状底辺部１５ｃ周辺の水
受けの形状が重要となる。
した場合、Ｕ字状底辺部１５ｃには空気吹出口８が無い
ためＵ字状底辺部１５ｃ方向に流れた空気は熱交換器１
１を通過して左右に分配され、２つの空気吹出口８から
吹き分けられる。この２つの空気吹出口８から吹出され
る空気を等分配するには、Ｕ字状底辺部１５ｃ周辺の水
受けの形状が重要となる。
【００４５】図９、図１０は、熱交換器１１と水受け５
との関係及びその形状を示す本体１の正面図及び水受け
の断面図である。５ａは水受け５の正面図、５ｂ、５ｃ
はＵ字状底辺部１５ｃ周辺の断面図を示している。
との関係及びその形状を示す本体１の正面図及び水受け
の断面図である。５ａは水受け５の正面図、５ｂ、５ｃ
はＵ字状底辺部１５ｃ周辺の断面図を示している。
【００４６】熱交換器１１のＵ字状底辺部１５ｃを通過
する空気の分配を良くするためには水受け５の断面形状
は図９のＡ−Ａ断面図の５ｂに示すように左右対称に本
体１の高さ方向に勾配を持たしている。また、水受け５
の断面形状は図１０の５ｃに示すように滑らかな曲面形
状となるラウンドを持たせることが良い。
する空気の分配を良くするためには水受け５の断面形状
は図９のＡ−Ａ断面図の５ｂに示すように左右対称に本
体１の高さ方向に勾配を持たしている。また、水受け５
の断面形状は図１０の５ｃに示すように滑らかな曲面形
状となるラウンドを持たせることが良い。
【００４７】以上、水受け５の形状を調整することで、
空気の吹き分けを改善することができ、さらに空気吹出
口８から吹出される空気の風向を変えることもできる。
例えばラウンドをよりなだらかにすれば空気吹出口８か
ら出る空気はより水平方向に流れ、より急勾配にすれば
吹出口から出る空気は鉛直方向となる。
空気の吹き分けを改善することができ、さらに空気吹出
口８から吹出される空気の風向を変えることもできる。
例えばラウンドをよりなだらかにすれば空気吹出口８か
ら出る空気はより水平方向に流れ、より急勾配にすれば
吹出口から出る空気は鉛直方向となる。
【００４８】図１１は、熱交換器１１の本体１への固定
方法を示す正面図であり、熱交換器１１は本体１である
筐体にＵ字状の開放部が熱交換器仕切板１２で、Ｕ字状
底辺部１５ｃが熱交換器支え板１６でそれぞれ本体１へ
ネジ止めされる。
方法を示す正面図であり、熱交換器１１は本体１である
筐体にＵ字状の開放部が熱交換器仕切板１２で、Ｕ字状
底辺部１５ｃが熱交換器支え板１６でそれぞれ本体１へ
ネジ止めされる。
【００４９】また、Ｕ字状に形成された熱交換器１１を
利用すると、２方向吹出しのみならずＵ字底辺部１５ｃ
に吹出口をもう一つ追加し３方向吹出しとすることも可
能である。
利用すると、２方向吹出しのみならずＵ字底辺部１５ｃ
に吹出口をもう一つ追加し３方向吹出しとすることも可
能である。
【００５０】図１３、図１４は、Ｕ字状に形成された熱
交換器１１の変形例を示す他の実施の形態による正面図
である。つまり、熱交換器１１を図に示す如く「Ｃ」の
字や「８」の字状にしたもので、図１３に示すものはＵ
字状の先端に更に曲げを追加すれば良く、送風機からの
空気を受ける全面面積を増やすことができる。
交換器１１の変形例を示す他の実施の形態による正面図
である。つまり、熱交換器１１を図に示す如く「Ｃ」の
字や「８」の字状にしたもので、図１３に示すものはＵ
字状の先端に更に曲げを追加すれば良く、送風機からの
空気を受ける全面面積を増やすことができる。
【００５１】また、図１４に示すものはＵ字状の一部分
にくびれを設けたもので、遠心送風機３が２つの場合に
双方の遠心送風機３をそれぞれ取り囲むことができるた
め、遠心送風機３からの空気をより効率よく熱交換させ
ることができる。また、２つの遠心送風機３の間に必要
となる仕切板を取り外すこともできるなどのメリットも
ある。
にくびれを設けたもので、遠心送風機３が２つの場合に
双方の遠心送風機３をそれぞれ取り囲むことができるた
め、遠心送風機３からの空気をより効率よく熱交換させ
ることができる。また、２つの遠心送風機３の間に必要
となる仕切板を取り外すこともできるなどのメリットも
ある。
【００５２】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、熱交
換器はＵ字状に形成され、その底辺部より延長するよう
に空気吹出口が配置され、底辺部側へ偏倚されて遠心式
送風機が配置されるので、本体の幅寸法に対して熱交換
器の高さを小さくしてもその有効面積も大きくし、空気
吹出口の長さも十分長くすることができる。よって、室
内機の高さを小さくしても冷暖房能力が大きく、空気の
流れ分布も良好な天井埋込形の室内機を得ることができ
る。
換器はＵ字状に形成され、その底辺部より延長するよう
に空気吹出口が配置され、底辺部側へ偏倚されて遠心式
送風機が配置されるので、本体の幅寸法に対して熱交換
器の高さを小さくしてもその有効面積も大きくし、空気
吹出口の長さも十分長くすることができる。よって、室
内機の高さを小さくしても冷暖房能力が大きく、空気の
流れ分布も良好な天井埋込形の室内機を得ることができ
る。
【００５３】また、本発明によれば、熱交換器はＵ字状
に形成され高さが２２０〜２６０ｍｍとされ、遠心式送
風機はＵ字状の底辺部側へ偏倚され、空気吹出口はＵ字
状底辺部より延長して構成されるので、空気吹出口の長
さが本体の幅８００〜１５００ｍｍ、奥行６００〜６４
０ｍｍの大きさに対して十分長くされ、その最先端部分
まで有効に利用される天井埋込形の室内機を得ることが
できる。
に形成され高さが２２０〜２６０ｍｍとされ、遠心式送
風機はＵ字状の底辺部側へ偏倚され、空気吹出口はＵ字
状底辺部より延長して構成されるので、空気吹出口の長
さが本体の幅８００〜１５００ｍｍ、奥行６００〜６４
０ｍｍの大きさに対して十分長くされ、その最先端部分
まで有効に利用される天井埋込形の室内機を得ることが
できる。
【００５４】さらに、本発明によれば、少なくとも熱交
換器のＵ字状底辺部の水受け断面形状は、熱交換器の略
中央に対して略対称に高さ方向の勾配を持っているの
で、遠心式送風機からの空気は２つの空気吹出口へ等し
く分配される。よって、室内機の高さを小さくし空気吹
出口の長さを長くしても、空気の流れが良好な天井埋込
形の室内機を得ることができる。
換器のＵ字状底辺部の水受け断面形状は、熱交換器の略
中央に対して略対称に高さ方向の勾配を持っているの
で、遠心式送風機からの空気は２つの空気吹出口へ等し
く分配される。よって、室内機の高さを小さくし空気吹
出口の長さを長くしても、空気の流れが良好な天井埋込
形の室内機を得ることができる。
【００５５】さらに、本発明によれば、熱交換器の高さ
が２２０〜２６０ｍｍで空気吹出口は熱交換器より延在
し、遠心式送風機の高さ寸法が８０〜１２０ｍｍで空気
吹出口の延在する側へ偏倚されて配置され、冷房能力が
６〜１０ｋＷであるので、本体の高さを３００ｍｍ以下
とし、本体の幅を大きくすることなく熱交換器の有効面
積、吹出し風量を多くした天井埋込形の室内機を得るこ
とができる。
が２２０〜２６０ｍｍで空気吹出口は熱交換器より延在
し、遠心式送風機の高さ寸法が８０〜１２０ｍｍで空気
吹出口の延在する側へ偏倚されて配置され、冷房能力が
６〜１０ｋＷであるので、本体の高さを３００ｍｍ以下
とし、本体の幅を大きくすることなく熱交換器の有効面
積、吹出し風量を多くした天井埋込形の室内機を得るこ
とができる。
【００５６】さらに、本発明によれば、熱交換器のＵ字
状に形成された一部分より延在するように空気吹出口が
配置され、水受けは空気吹出口へ向かってその断面積が
広がるようになっているので、空気吹出口の長さを熱交
換器の長さよりも長くしても遠心式送風機からの空気は
熱交換器のＵ字状の部分を通って空気吹出口へ通るよう
になり、熱交換器の面積を有効に利用でき、空気吹出口
への流れも損失が少ない天井埋込形の室内機を得ること
ができる。
状に形成された一部分より延在するように空気吹出口が
配置され、水受けは空気吹出口へ向かってその断面積が
広がるようになっているので、空気吹出口の長さを熱交
換器の長さよりも長くしても遠心式送風機からの空気は
熱交換器のＵ字状の部分を通って空気吹出口へ通るよう
になり、熱交換器の面積を有効に利用でき、空気吹出口
への流れも損失が少ない天井埋込形の室内機を得ること
ができる。
【図１】本発明の一実施の形態による天井埋込形の室内
機の内部構成を示す正面図。
機の内部構成を示す正面図。
【図２】本発明の他の実施の形態による天井埋込形の室
内機の内部構成を示す正面図。
内機の内部構成を示す正面図。
【図３】本発明のさらに、他の実施の形態による天井埋
込形の室内機の内部構成を示す正面図。
込形の室内機の内部構成を示す正面図。
【図４】本発明の一実施の形態による天井埋込形の室内
機を示す側断面図。
機を示す側断面図。
【図５】本発明の一実施の形態による天井埋込形の室内
機の化粧パネルを示す正面図。
機の化粧パネルを示す正面図。
【図６】本発明の一実施の形態による送風機仕切板の形
状を示す断面図。
状を示す断面図。
【図７】本発明の一実施の形態によるＵ字形熱交換器の
構成を示す正面図。
構成を示す正面図。
【図８】さらに、他の実施の形態による熱交換器のの構
成を示す正面図。
成を示す正面図。
【図９】本発明の一実施の形態による熱交換器と水受け
との関係及びその形状を示す正面図。及び水受けの断面
図Ｕ字形熱交換器に用いる水受けの断面図。
との関係及びその形状を示す正面図。及び水受けの断面
図Ｕ字形熱交換器に用いる水受けの断面図。
【図10】本発明の一実施の形態による水受けの断面図。
【図11】本発明の一実施の形態による熱交換器の固定方
法を示す正面図。
法を示す正面図。
【図12】従来技術による直列形熱交換器の固定方法を示
す正面図。
す正面図。
【図13】本発明の他の実施の形態による熱交換器の変形
例を示す正面図。
例を示す正面図。
【図14】本発明のさらに、他の実施の形態による熱交換
器の変形例を示す正面図。
器の変形例を示す正面図。
１…本体、３…送風機、４…遠心式送風機、５…水受
け、６…化粧パネル、７…空気吸込口、８…空気吹出
口、９…電気品箱、１０…吊りボルト、１１…熱交換
器、１２…熱交換器仕切板、１４…仕切板、１５ｃ…Ｕ
字状底辺部、１６…熱交換器支え板、１９ａ…ガス側ヘ
ッダパイプ、１９ｂ…液側ヘッダパイプ、２０…風向
板。
け、６…化粧パネル、７…空気吸込口、８…空気吹出
口、９…電気品箱、１０…吊りボルト、１１…熱交換
器、１２…熱交換器仕切板、１４…仕切板、１５ｃ…Ｕ
字状底辺部、１６…熱交換器支え板、１９ａ…ガス側ヘ
ッダパイプ、１９ｂ…液側ヘッダパイプ、２０…風向
板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑 良樹 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 鹿園 直毅 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Ｆターム(参考） 3L049 BB10 BC03 BD01
Claims (7)
- 【請求項１】本体、熱交換器、送風機、空気吸込口、空
気吹出口とを有し、前記本体は室内側から見て長方形状
でその長辺となる側に２つの前記空気吹出口が設けら
れ、天井に埋め込まれるように据え付けられる天井埋込
形の室内機において、 Ｕ字状に形成されＵ字状の側部が前記本体の長辺となる
側に配置されＵ字状の開放側の一方に冷媒が流通するた
めのヘッダパイプが接続される前記熱交換器と、 前記
熱交換器のＵ字状底辺部側より前記本体の長手方向に延
長されて構成された前記空気吹出口と、 前記熱交換器のＵ字状の側部の長さ方向の略中央に対し
てＵ字状の底辺部側へ偏倚されて配置された遠心式の前
記送風機とを備えたことを特徴とする天井埋込形の室内
機。 - 【請求項２】本体、熱交換器、送風機、空気吸込口、空
気吹出口とを有し、天井に埋め込まれるように据え付け
られる天井埋込形の室内機において、 高さが２２０〜２６０ｍｍとされＵ字状に形成された前
記熱交換器と、 前記熱交換器のＵ字状底辺部側より前記本体の長手方向
に延長されて構成された前記空気吹出口と、 前記熱交換器の長さ方向の略中央に対してＵ字状の底辺
側へ偏倚されて配置された遠心式の前記送風機と、 ２辺のそれぞれに前記空気吹出口を備え、幅が８００〜
１５００ｍｍ奥行が６００〜６４０ｍｍ高さが２６０〜
３００ｍｍとされた本体とを備えたことを特徴とする天
井埋込形の室内機。 - 【請求項３】本体、熱交換器、送風機、空気吸込口、空
気吹出口とを有し、天井に埋め込まれるように据え付け
られる天井埋込形の室内機において、 Ｕ字状に形成されＵ字状の開放側に冷媒が流通するため
のヘッダパイプが接続される前記熱交換器と、 前記本体の２辺のそれぞれに開口され、前記熱交換器の
Ｕ字状底辺部側より前記本体の長手方向に延長されて構
成された前記空気吹出口と、 前記熱交換器のＵ字状の側部の長さ方向の略中央に対し
てＵ字状の底辺部側へ偏倚されて配置された遠心式送風
機と、 前記熱交換器のＵ字状底辺部では前記本体奥行き方向の
略中央に対して略対称に高さ方向の勾配を持った断面形
状の水受けとを備えたことを特徴とする天井埋込形の室
内機。 - 【請求項４】本体、熱交換器、送風機、空気吸込口、空
気吹出口とを有し、前記本体は室内側から見て長方形状
でその長辺となる側に２つの前記空気吹出口が設けら
れ、天井に埋め込まれるように据え付けられる天井埋込
形の室内機において、 高さが２２０〜２６０ｍｍとされた前記熱交換器と、 前記熱交換器より前記本体の長手方向に延長されて構成
された前記空気吹出口と、 前記熱交換器の長さ方向の略中央に対して前記空気吹出
口の延長された側へ偏倚されて配置され高さ寸法が８０
〜１２０ｍｍとされた遠心式の前記送風機とを備え、冷
房能力が６〜１０ｋＷであることを特徴とする天井埋込
形の室内機。 - 【請求項５】請求項１ないし４に記載のいずれかのもの
において、前記遠心送風機を複数台有しそれぞれの間に
仕切板を設けたことを特徴とする天井埋込形の室内機。 - 【請求項６】請求項１ないし４に記載のいずれかのもの
において、Ｕ字状に形成された前記熱交換器のＵ字状の
側部の長さの一方を他方よりも長くしたことを特徴とす
る天井埋込形の室内機。 - 【請求項７】本体、熱交換器、送風機、空気吸込口、空
気吹出口とを有し、天井に埋め込まれるように据え付け
られる天井埋込形の室内機において、 少なくとも一部分がＵ字状に形成された前記熱交換器
と、 前記熱交換器の端部より延長するように配置された前記
空気吹出口と、 前記熱交換器の内側に配置された遠心式の前記送風機
と、 前記本体の奥行き方向に対して前記送風機の略中央から
前記空気吹出口へ向かう流路の断面積が広がるように高
さ方向の勾配を持った水受けとを備えたことを特徴とす
る天井埋込形の室内機。
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