JP2000045269A - 場所打杭の鉄筋建込み方法 - Google Patents

場所打杭の鉄筋建込み方法

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JP2000045269A
JP2000045269A JP10209400A JP20940098A JP2000045269A JP 2000045269 A JP2000045269 A JP 2000045269A JP 10209400 A JP10209400 A JP 10209400A JP 20940098 A JP20940098 A JP 20940098A JP 2000045269 A JP2000045269 A JP 2000045269A
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JP
Japan
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reinforcing bar
frame
cast
lower frame
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP10209400A
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English (en)
Inventor
Daisuke Tsukishima
大輔 築嶋
Keitaro Mori
圭太郎 森
Toshihiko Kobayashi
敏彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
East Japan Railway Co
Original Assignee
Taisei Corp
East Japan Railway Co
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Publication date
Application filed by Taisei Corp, East Japan Railway Co filed Critical Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な方法により、作業性のよい、高品質
の場所打杭を構築できる場所打杭の鉄筋建込み方法を提
供する。 【解決手段】施工基盤G面に設置した建込み架台2の下
部に、下部フレーム3を配置し、下部フレーム3上に、
一定間隔を保持する連結線7を取付けたスパイラル状の
帯鉄筋6を配置し、帯鉄筋6の一端を下部フレーム3に
固定すると共に、建込み架台2の上部に、上部フレーム
4を配置し、帯鉄筋6の他の一端を上部フレーム4に固
定し、上部フレーム4に取付けたガイドパイプ41にフ
レキシブル鉄筋5を挿入後、その下端部を下部フレーム
3に定着させ、下部フレーム3、フレキシブル鉄筋5、
帯鉄筋6を同時に削孔H内に降下させていくことを特徴
とする、場所打杭の鉄筋建込み方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、場所打杭を打設す
る際のフレキシブル鉄筋の建込方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地上において、予め組立てられた鉄筋籠
を、場所打杭を打設する場所で吊り下げ、鉄筋籠をジョ
イントしながら削孔内に建込む方法が従来行われてい
る。しかしこれら従来の方法においては、以下の問題が
ある。 工事現場により、杭頭の上部空間が少なく、鉄筋籠の
長さを短くしなければならず、そのためジョイント箇所
が多くなり、施工性が低下する。 ジョイント箇所が多くなるため、構造上の弱点とな
る。 工事現場により、鉄筋籠を置くスペースが無いため、
別の場所から運搬する移動時間、手間がかかる。 これらの問題を解決するため、フレキシブル鉄筋を使用
した方法があるが、この方法においても、以下の問題が
ある。 鉄筋籠は、建込みと同時に加工する必要があるため、
帯鉄筋の取付けに時間がかかり、施工性が低下する。 鉄筋籠は、建込みと同時に加工する必要があるため、
帯鉄筋の仮置き場所が施工場所近くに必要である。 帯鉄筋を取付けるスペースを、建込み装置内に確保す
る必要があるため、建込み架台が大型化して不経済であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するためになされたもので、簡単な方法に
より、作業性のよい、高品質の場所打杭を構築できる場
所打杭の鉄筋建込み方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、場所打杭に使
用するフレキシブル鉄筋と帯鉄筋の建込方法であって、
施工基盤面に設置した建込み架台の下部に、下部フレー
ムを配置し、下部フレーム上に、一定間隔を保持する連
結線を取付けたスパイラル状の帯鉄筋を配置し、帯鉄筋
の一端を下部フレームに固定すると共に、建込み架台の
上部に、上部フレームを配置し、帯鉄筋の他の一端を上
部フレームに固定し、上部フレームに取付けたガイドパ
イプにフレキシブル鉄筋を挿入後、その下端部を下部フ
レームに定着させ、下部フレーム、フレキシブル鉄筋、
帯鉄筋を同時に削孔内に降下させていくことを特徴とす
る、場所打杭の鉄筋建込み方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
実施形態について説明する。
【0006】<イ>全体構成 図1は、本発明による場所打杭の鉄筋建込み方法を示す
全体断面図である。場所打杭の鉄筋建込み装置1は、施
工基盤G面に設置した建込み架台2と、建込み架台2の
下部に配置した下部フレーム3と、建込み架台2の上部
に配置した上部フレーム4により構成される。
【0007】<ロ>建込み架台 建込み架台2は、場所打杭の施工基盤G面上に設置さ
れ、建込み架台2の中心は、削孔Hの中心と一致するよ
うに配置される。建込み架台2の下部には下部フレーム
3が配置され、また、建込み架台2の上部には上部フレ
ーム4が配置、固定されている。
【0008】<ハ>下部フレーム 図2は、下部フレーム3、上部フレーム4、フレキシブ
ル鉄筋5、帯鉄筋6の配置状態を示す斜視図である。図
2において、下部フレーム3はフレキシブル鉄筋5の下
端を固定するためのフレームであり、その構造はたとえ
ば帯鋼板プレート等を使用して、所定間隔にフレキシブ
ル鉄筋5を挿通させる穴をあけた構造とするか、または
他の任意構造としてもよい。
【0009】<ニ>上部フレーム 上部フレーム4は、建込み架台2の上部に配置、固定さ
れており、前記下部フレーム3と同様な構造になってい
る。上部フレーム4の上面には、フレキシブル鉄筋5を
ガイドするガイドパイプ41が固定されている。
【0010】
【作用】以下図面を参照して、場所打杭の鉄筋建込み方
法を説明する。
【0011】<イ>建込架台の設置 図1において、場所打杭を打設する削孔Hの施工基盤G
上に、建込み架台2の中心と削孔Hの中心が一致するよ
うに建込架台2を設置する。建込み架台2の上部には、
上部フレーム4が配置、固定されており、建込み架台2
の中心と、上部フレーム4の中心と、削孔Hの中心が一
致するように設置されることになる。
【0012】<ロ>下部フレームの配置 建込み架台2の下部には、施工基盤Gと同じレベルで下
部フレーム3が配置される。この下部フレーム3は後述
のフレキシブル鉄筋5及び帯鉄筋6に固定されるもので
あり、建込み架台2の下部に配置しておくだけでよい。
【0013】<ハ>帯鉄筋の配置、固定 前記下部フレーム3上に、帯鉄筋6を配置する。配置さ
れる帯鉄筋6は、図3に示すように上下に畳まれた状態
であり、帯鉄筋6を上下に拡張した時、一定間隔を保持
する連結線7が取付けてある。図4は、帯鉄筋6を上下
に拡張した状態を示す側面図である。下部フレーム3上
に帯鉄筋6を配置後、帯鉄筋6の一端を下部フレーム3
に溶接等により固定させる。また、帯鉄筋6の他の一端
を上部フレーム4に溶接等により固定させる。
【0014】<ニ>フレキシブル鉄筋の引出し、固定 建込み架台2に固定した上部フレーム4のガイドパイプ
41にフレキシブル鉄筋5を挿入させ、建込み架台2の
下部に配置した下部フレーム3に至るまで任意の方法で
引き出す。フレキシブル鉄筋5の下端部を、下部フレー
ム3に所定間隔あけて設けた穴31に挿通させて固定す
る。(図2)尚、固定方法は穴31に挿通させる以外
に、任意の方法で固定すればよい。
【0015】<ホ>フレキシブル鉄筋の建込み 図5は、フレキシブル鉄筋5を削孔H内に建込む直前の
状態を示す断面図である。この状態において、帯鉄筋6
は上下のフレーム4、3に固定されており、フレキシブ
ル鉄筋5の下端部は下部フレーム3に固定されている。
フレキシブル鉄筋5を、任意の方法によりガイドパイプ
41内に順次送り込み、下部フレーム3を削孔H内に降
下させていくことにより、下部フレーム3に固定されて
いるフレキシブル鉄筋5、帯鉄筋6も同時に降下し、鉄
筋籠の形態を呈して削孔H内に建込まれていく。帯鉄筋
6は、上下両端部を上下のフレーム4、3に固定されて
いるため、下部フレーム3の降下により拡張され、一定
間隔を保持する連結線7により間隔保持されて、フレキ
シブル鉄筋5周囲に取付けられることになる。
【0016】<ヘ>フレキシブル鉄筋の切断 図6は、下部フレーム3が削孔Hの底面Sに到達する状
態を示す断面図である。 下部フレーム3が底面Sに到
達後、施工基盤Gでフレキシブル鉄筋5を切断し、場所
打杭の鉄筋建込み作業が終了する。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから、
次のような効果を得ることができる。 <イ>帯鉄筋の上下両端部を、上下のフレームに固定す
るだけでフレキシブル鉄筋に自動的に取付けられるの
で、施工性が向上する。 <ロ>帯鉄筋の加工は別の場所で行い、現場に運搬し設
置するだけでよいので、仮置き場所が不要である。 <ハ>コンパクトな装置であるため、移動、設置が簡単
である。 <ニ>コンパクトな装置であるため、施工場所の上部空
間が低い場合においても容易に施工できる。 <ホ>ジョイントなしで、連続して鉄筋の建込み作業が
行えるので、効率的な施工ができる。 <ヘ>ジョイント部のない場所打杭となるので、構造的
に安定した場所打杭とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による場所打杭の鉄筋建込み方法の全体
断面図。
【図2】下部フレーム、上部フレーム、フレキシブル鉄
筋、帯鉄筋の配置状態を示す斜視図。
【図3】帯鉄筋を上下に畳んだ状態を示す側面図。
【図4】帯鉄筋を上下に拡張した状態を示す側面図。
【図5】フレキシブル鉄筋を削孔内に建込む直前の状態
を示す断面図。
【図6】下部フレームが削孔底面に到達する状態を示す
断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 圭太郎 東京都渋谷区代々木二丁目二番二号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 小林 敏彦 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 Fターム(参考) 2D041 AA01 DA03 EB10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】場所打杭に使用するフレキシブル鉄筋と帯
    鉄筋の建込方法であって、 施工基盤面に設置した建込み架台の下部に、下部フレー
    ムを配置し、 下部フレーム上に、一定間隔を保持する連結線を取付け
    たスパイラル状の帯鉄筋を配置し、 帯鉄筋の一端を下部フレームに固定すると共に、 建込み架台の上部に、上部フレームを配置し、 帯鉄筋の他の一端を上部フレームに固定し、 上部フレームに取付けたガイドパイプにフレキシブル鉄
    筋を挿入後、その下端部を下部フレームに定着させ、 下部フレーム、フレキシブル鉄筋、帯鉄筋を同時に削孔
    内に降下させていくことを特徴とする、 場所打杭の鉄筋建込み方法。
JP10209400A 1998-07-24 1998-07-24 場所打杭の鉄筋建込み方法 Pending JP2000045269A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100387751B1 (ko) * 2000-10-16 2003-06-25 배정효 기초공사용 강관의 상단부 보강구조
JP2007107200A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Kanto Gakuin 熱交換用既製杭の設置方法、熱交換用既製杭の造成方法および底部用既製杭
JP2010013933A (ja) * 2009-10-19 2010-01-21 Kajima Corp 部材の構築方法および構築された部材

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KR100387751B1 (ko) * 2000-10-16 2003-06-25 배정효 기초공사용 강관의 상단부 보강구조
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