JP2000036825A - 広帯域通信ネットワ―クにおいて多重アクセスを可能にする方法および装置 - Google Patents

広帯域通信ネットワ―クにおいて多重アクセスを可能にする方法および装置

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JP2000036825A JP11107334A JP10733499A JP2000036825A JP 2000036825 A JP2000036825 A JP 2000036825A JP 11107334 A JP11107334 A JP 11107334A JP 10733499 A JP10733499 A JP 10733499A JP 2000036825 A JP2000036825 A JP 2000036825A
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エル.エドモン ユージェン
Chia-Chang Li
リ チア−チャン
Kotikalapudi Sriram
スリラム コティカラプディ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】広帯域幅の通信メディアを経由するデジタル通
信におけるアクセスのプロトコルおよび構成に関し、タ
イムスロット間の干渉を防ぐ。 【解決手段】MACプロセッサ330は、与えられたR
Fチャネルに対する時間領域を一連の連続したフレーム
に分割し、各フレームは複数のタイム・スロットを備え
る。受信メッセージは共通のコントローラ355で発生
され、ダウンストリーム・チャネルで送信される。1つ
のステーションがアップストリームの方法で情報を送信
したい時、そのステーションは「利用できる」タイム・
スロットにその情報を挿入する。発信されているトラヒ
ックのタイプに依存して、ステーションは「同じ」タイ
ム・スロットを連続したフレームで継続使用する必要性
を、共通のコントローラに対して示す。これによりCB
Rのコネクションを必要とするステーションは、伝送ネ
ットワークに対して継続してアクセスするために繰り返
し競合する必要性を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して、広い帯域
幅(ファイバおよび同軸ケーブル)の通信メディアを経
由するディジタル通信に関し、特にトリー・アンド・ブ
ランチの通信ネットワークを経由して共通のヘッド・エ
ンドに対して接続されている、競合しているステーショ
ンがアップストリーム・チャネルを使って、そのヘッド
・エンドに対して、同期的または非同期的または散発的
なものであってよい音声、ビデオ・テレフォニィ、デー
タまたは制御情報などの各種のタイプの情報を送信でき
るようにするためのアクセスのプロトコルおよび構成に
関する。また、本発明は、移動局が普通は直接には互い
に聴取せず、代わりに基地局に依存してフィードバック
するファイバ/同軸ネットワークに類似の無線ネットワ
ークにも関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】<
関連出願への相互参照>「広帯域通信ネットワークにお
いて多重アクセスを可能にする方法および装置」(Me
thod and Apparatus Enabli
ng Multiple Access on a B
roardband Communication N
etwork)と題する、エドモン(Edmon)他に
よる1994年6月25日付けの放棄された米国特許出
願第08/269264号。
【0003】現在、ケーブル・テレビジョンの会社のネ
ットワーキング・インフラストラクチャの機能強化に向
けられている非常に多くの活動がある。その推進力は2
つの部分、すなわち、新しいサービスをサポートするた
めにネットワークのダウンストリーム容量を向上させる
こと、およびテレフォニィおよびデータ・ネットワーキ
ングなどの新しい対話型のサービスのために大きなアッ
プストリーム容量を提供することから構成されている。
ここで、「アップストリーム」は、ステーションからヘ
ッド・エンドへの送信を指し、「ダウンストリーム」
は、ヘッド・エンドからステーションへの送信を指す。
【0004】アップストリームの機能を提供するための
現在の多くの計画は、ステーションが送信したいヘッド
・エンドに対して指示するためのシグナリングの方法を
呼び出したステーションに対して帯域幅を割り当てる、
よく知られている時分割多重アクセス(TDMA)の方
法を利用する。しかし、TDMAの既存のバージョン
は、利用できる帯域幅の使用において望ましい柔軟性を
十分には提供しない。また、パケット・データの技法
は、普通はTDMAに関連しているピークの帯域幅の厳
格な割当てを必要としない。
【0005】また、既存のパケット・データの解決策は
広帯域のケーブル環境に対してはうまく拡張されない。
たとえば、IEEEによって出版された米国標準ANS
I/IEEEの802.3‐1985の「衝突検出によ
るキャリヤ検出多重アクセス(CSMA/CD)方法お
よび物理層の仕様」(Carrier SenseMu
ltiple Access/Collision D
etection(CSMA/CD)Access M
ethod and Physical Layer
Specifications)で記述されているよう
なキャリヤ検出多重アクセス/衝突検出(CSMA/C
D)は、ステーションがある期間の間チャネルを聴取
し、送信の前にそれがIDLE(アイドル)であること
を判定するように構成されている。このタイプの構成は
距離が関与するためにケーブルの環境においては非常に
非効率的である。伝播遅延時間、そして対応するそのチ
ャネルのデッド・タイムはケーブル・ネットワークにお
いては標準のCSMA/CD環境であるローカル・エリ
ア・ネットワークの場合よりずっと大きい。
【0006】別の例として、Computer Com
munications Review誌の1975年
4月号の「スロットおよび捕捉付き/捕捉無しのALO
HAパケット」(ALOHA Packet Syst
em With and Without Slots
and Capture)でL.ロバート(Robe
rts)によって記述されているスロット型Aloha
の方法は、一連の正確なスロット期間に時間が分割され
るように構成されたシステムを規定している。送信する
データを持っているステーションはいつでも送信するこ
とができる。衝突が発生すると、ステーションはあるラ
ンダム化されたアルゴリズムに従ってオフ状態に戻り、
そして再送信する。またこの方法は予約方式によって機
能強化されてきた。その場合、1つのステーションが1
つのスロットを一度獲得すると、ヘッダ・フィールドの
1つをセットすることによって次々のスロットをキープ
することができ、またそのステーションはそのフィール
ドを変更することによって自分が送信を完了したことを
知らせることもできる。たとえば、IEEE Tran
sactions on Computers,Vo
l.C‐29,No.7,July 1980,596
‐603のラム(Lam),S.S.の「パケット・ブ
ロードキャスト・ネットワーク‐R‐ALOHAプロト
コルの性能解析」(Packet Broadcast
Networks‐A performance a
nalysis of the R‐ALOHA Pr
otocolを参照されたい。ここでふたたび、問題
は、考慮されている同軸/ファイバのインフラストラク
チャにおいて、ステーション同志が互いに直接に聴取す
ることができないということである。また、ケーブル・
ネットワークのユニークなトリー・アンド・ブランチの
構造では新しい方法を使う必要がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、広帯域
ファイバ/同軸ケーブル・ネットワーク上での多重アク
セスを処理するためのプロトコルは、「中央集中型の衝
突検出によるスロット化された占有性検出多重アクセ
ス」(Slotted Occupancy Sens
e Multiple Access with Ce
ntralized Collision Detec
tion)、または「SOSMA」と短縮して呼ばれ
る。SOSMAは、音声、ビデオ・テレフォニィ、対話
型テレビジョン、およびデータを表している連続ビット
・レート(CBR)および可変ビット・レート(VB
R)のトラヒックの両方をサポートする。同軸ケーブル
またはファイバのトリー・アンド・ブランチの通信ネッ
トワークにおいては、本発明はステーションにおいて顧
客所有設備(CPE)、およびすべてのステーションが
通信するヘッド・エンドであり得る共通のコントローラ
の両方において実行される。各ステーションにおいて、
そして共通のコントローラまたはヘッド・エンドにおい
て提供されるメディア・アクセス制御(MAC)は、与
えられたRFチャネルに対する時間領域を、それぞれ複
数のタイム・スロットを有している一連の連続したフレ
ームに分割する。通信ネットワークのために、個々のス
テーションは互いに直接には通信しないが、アップスト
リームの各タイム・スロットの状態を示しているダウン
ストリームのブロードキャスト・メッセージを受信する
ことができる。これらのステータス・メッセージは共通
のコントローラまたはヘッド・エンドにおいて発生さ
れ、そしてすべてのステーションがそれらを受信できる
ようにブロードキャストのダウンストリーム・チャネル
で送信される。1つのステーションがアップストリーム
の方法において情報を送信したい時、そのステーション
はその情報を「利用可能な」タイム・スロットに挿入す
る。タイム・スロットが利用可能かどうかはそのタイム
・スロットのステータスに従って判定される。発信され
ているトラヒックのタイプに依存して、ステーションは
その共通のコントローラまたはヘッド・エンドに対して
次々のフレームの「同じ」タイム・スロットを使い続け
る必要があることを、その共通のコントローラまたはヘ
ッド・エンドに対して示すことができる。これによっ
て、CBRのコネクションを必要としているステーショ
ンなどのステーションが、その伝送ネットワークに対す
る連続したアクセスのために競合を繰り返す必要性が回
避される。無線通信ネットワークの場合、本発明は移動
局、およびすべての移動局が通信する共通のコントロー
ラとして働く基地局の両方において実行される。
【0008】本発明の1つの実施形態においては、共通
のコントローラまたはヘッド・エンドからブロードキャ
ストのダウンストリームで送信されるアクノレッジメン
トまたはステータスのメッセージは、特定のタイム・ス
ロットのステータスが、(a)IDLE(アイドル)、
(b)ステーションが1つのスロットを使用し続ける必
要があることを意味している、BUSY/CONTIN
UATION(ビジー/連続)、(c)スロットの連続
使用が終りにきたときを意味している、BUSY/FI
NAL(ビジー/最終)、または(d)そのスロットに
関して衝突が発生したことを意味している、COLLI
SION(衝突)であることを示す。IDLEのステー
タス・メッセージは、共通のコントローラまたはヘッド
・エンドがタイム・スロットに情報を検出しなかった時
に発生する。BUSY/CONTINUATIONのメ
ッセージは、送信が成功した時、そしてその送信の起点
となっているステーションがフレーム継続ビットをセッ
トしていた時に発生する。BUSY/FINALのメッ
セージは、送信が成功し、そしてその送信の起点となっ
ているステーションがそのフレーム継続ビットを「最
終」に設定していた時に発生する。COLLISION
のステータス・メッセージは、その伝送メディアに対し
て接続されている他の少なくとも1つのステーションが
同時にその同じタイム・スロットにおいて送信を試みた
可能性があることを判定することによって、ヘッド・エ
ンドにおいて形成される。伝送ネットワーク上の1つま
たはそれ以上のタイム・スロットにアクセスする必要が
あるステーションにおいて、あるスロットに対応してい
るダウンストリームがIDLE、COLLISIONま
たはBUSY/FINALのいずれかのステータスを示
している場合、そのスロットは利用できるとみなされ
る。
【0009】ステーションが次々の複数の各フレームの
中の2つ以上のタイム・スロットに対してアクセスする
必要がある場合、いくつかの方法が使える。先ず第1
に、ステーションは第1のタイム・スロットを獲得する
ことができ、そして次にタイム・スロットの競合プロセ
スを繰り返すことによって、第2の、そしてそれ以降の
タイム・スロットを要求することができる。このタイプ
の非中央集中型の方式においては、ステーションはこの
ようにしてそのステーションにおいて発信されているト
ラヒックのタイプに対して必要な送信の帯域幅の全量を
得るために、漸進的に「ランプ・アップ(ramp u
p)」することができる。デッドロックを回避するため
に、所定の期間内に必要な数のタイム・スロットを得て
いないステーションに対して呼出しの試行を終了させる
ためにタイマを使うことができる。代わりに、ステーシ
ョンはヘッド・エンドに対して最初のアップストリーム
・シグナリング・メッセージで、連続したプロセスにわ
たって複数のタイム・スロットが必要であることを示す
ことができる。この中央集中型のタイプの方式において
は、ヘッド・エンドは必要なスロットが利用できる場
合、それらをあらかじめ割り当てるように構成され、そ
してその割当てをダウンストリーム・メッセージで示
す。
【0010】本発明の1つの観点によれば、タイム・ス
ロット間の干渉を防ぐために、そして送信機に対するラ
ンプ・アップ・タイムを許すために、アップストリーム
の方向における送信のタイム・スロット間にガード・タ
イムが設けられている。しかし、効率を向上させるため
に、各フレーム内の複数の隣接したタイム・スロットが
1つのステーションに対して割り当てられる時に形成さ
れる「スーパースロット」においては、その複数のガー
ド・タイムの発生が消去される。これらのスーパースロ
ットは伝送メディア上での利用できる帯域幅の総合的な
利用を大幅に改善することができる。
【0011】本発明の別の観点によれば、共通のコント
ローラまたはヘッド・エンド・ベースのフィードバック
(スロットの占有に関するフィードバックのために、そ
のチャネルに対してステーションが聴取するのと反対
に)を使ってタイム・スロットを割り当て、スーパース
ロットを生成することができる。
【0012】これまで本発明は、ファイバ/同軸ベース
の伝送インフラストラクチャの場合において主として記
述されてきたが、本発明は、無線通信環境に対しても適
用できることを理解されたい。後者の状況においては、
「移動局」、「基地局」および「無線メディア」を「ス
テーション」、「ヘッド・エンド」および「ファイバ/
同軸メディア」の代わりに適用することができる。
【0013】上記の結果として、ステーションは帯域幅
を節約するように自分の割り当てられた隣接のスロット
がスーパースロット・モードで使われることを自律的に
宣言することができる。これによってさらに効率的で、
より経済的なチャネルの使用が提供される
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の対象とされる広域ネット
ワークのタイプが図1に示されており、その中で複数の
ステーション107‐1〜107‐8がトリー・アンド
・ブランチの伝送ネットワークによって共通のヘッド・
エンド109に対して接続されている。その伝送ネット
ワークは複数のタップ104‐1〜104‐4を備えて
いるメインの同軸ケーブル102を含むことができ、各
タップは対応しているフィーダ・ケーブル103‐1〜
103‐4を提供する。さらに、各フィーダ・ケーブル
はドロップ105などのドロップを経由して1つまたは
それ以上のステーション107にサービスする。図1の
ネットワークは、メインの同軸ケーブル102と光ファ
イバ108との間の遷移を許容する単独のファイバ・ノ
ード101を含む。しかし、いくつかの実装においては
ネットワーク全体を同軸ケーブルで構成することがで
き、他の実装においては、2つ以上のそのようなファイ
バ・ノードをネットワークに採用することができる。そ
れはネットワークのどの部分がファイバであって、どの
部分が同軸ケーブルであるかによって変わる。
【0015】図1に示されているトリー・アンド・ブラ
ンチの構成のために、個々のステーションは互いに直接
には通信することができず、従来のアクセス・プロトコ
ルを効率的に使うことはできない。むしろ、各ステーシ
ョンは共通のコントローラまたはヘッド・エンド109
とアップストリームの方向において通信し、一方、ヘッ
ド・エンドはすべてのステーションに対してダウンスト
リームのブロードキャストを行うこと、またはよく知ら
れているアドレッシング技法を使ってある種のステーシ
ョンに対して選択的に送信することができる。この構成
はさらに、すべてのステーションがすべての他のステー
ションから聴取することを防止する単方向の増幅器(図
示せず)を含むことが仮定される。図1に示されている
タイプの代表的なネットワークは、最も遠いステーショ
ンからヘッド・エンド109までの距離が100マイル
の範囲内にあってよい。
【0016】図1に示されているタイプの同軸/ファイ
バ・ネットワークにおいて予期されるトラヒックは、等
時性または一定ビット・レート(CBR)、非同期また
は可変ビット・レート(VBR)、および散発的(1つ
またはそれ以上のパケットまたはセルのバーストが時々
発生する)として大きく分類することができる。等時性
トラヒックの例は、遅延に敏感である音声およびビデオ
・テレフォニィ(VT)である。場合によっては、ファ
イル転送などの遅延に敏感でないサービスも等時性また
はCBRのコネクションを使ってサービスすることがで
きる。非同期VBRのトラヒックの例はVBRビデオお
よび対話型のデータである。VBRビデオはネットワー
クを通して非同期的に転送することができるが、それは
ビデオ・モニタ上で表示される前に受信側のステーショ
ンにおいて再同期化が必要である。同期またはVBRの
トラヒックは活動/非活動期間における変動および活動
期間の間のビット・レートが変わる可能性があることの
ためにバースト性である。散発的トラヒックもバースト
性であるが、それは1つまたは少数のパケットのバース
トが比較的長い非活動期間の後に続くことによって特徴
付けられる。このタイプの例はVCRのリモート・コン
トロール・メッセージ、ビデオ・ゲームのボタンの押し
下げ、およびシグナリングおよび制御情報を含んでいる
呼出しのセットアップ・メッセージである。
【0017】図2は、ステーション107をヘッド・エ
ンド109に対して相互接続している伝送ネットワーク
において使うことができる、アップストリーム/ダウン
ストリームのスペクトル割当てを示している。少なくと
も750MHzの合計帯域幅がそのネットワークのコン
ポーネントのすべてにおいて利用できると仮定して、5
0MHzから450MHzまでの400MHzの帯域2
01を使って、従来のケーブルTVのプログラミングな
どの従来のダウンストリームのアナログ情報を搬送する
ことができる。5〜45MHzの範囲の40MHzの帯
域は複数のアップストリームのディジタル・チャネル2
02‐1〜202‐nに分割することができ、各チャネ
ルは1MHz〜6MHzの広さとすることができる。ま
た、適切な変調方式を使って1.6Mb/s〜10Mb
/sのディジタル帯域幅を搬送することができる。これ
らの各アップストリーム・ディジタル・チャネルは、制
御、シグナリング、音声、ビデオ・テレフォニィおよび
他のメッセージを搬送するためにアップストリーム方向
において使うことができる。多数の(通常は、50の)
ダウンストリーム・ディジタル・チャネル203‐1〜
203‐nを450〜750MHzの300MHzの帯
域に含めることができる。これらのチャネルは音声、ビ
デオ・テレフォニィ、ビデオ・オン・デマンド(VO
D)、および他の対話型(ITV)サービスのために使
うことができる。ダウンストリーム・チャネルにおける
ノイズが小さいため(アップストリーム・チャネルに比
較して)、適切な変調方式によって、各ダウンストリー
ム・チャネル203‐1〜203‐nにおいて28Mb
/sまで搬送することができる。アップストリーム・チ
ャネル202は本発明によって説明されているような多
重アクセスの方法を使ってステーション107によって
共有され。ダウンストリーム・チャネル201および2
03は、ブロードキャスト・チャネルであり、その中で
すべてのステーション107がそれらのチャネルにおい
て送信されたメッセージを受信することができる。
【0018】ステーション107(図3A)およびヘッ
ド・エンド109(図3B)の特定の構成、およびステ
ーションとヘッド・エンドとの間で交換されるアップス
トリーム(図4)およびダウンストリーム(図5)のメ
ッセージの特定のコンポーネントについて説明する前
に、本発明に関してこれらの要素の動作の概要を提示す
ることは有益である。本発明の原理に従って、図3Aの
ステーション107のMACプロセッサ330の帯域幅
コントローラ335、および図3Bのヘッド・エンド1
09のMACプロセッサ384の同様な帯域幅コントロ
ーラ378が、トリー・アンド・ブランチのネットワー
クを相互接続する情報の伝送に関してのプロトコルを実
装するように配置され、それによって、タイム・スロッ
トが予約されていないスロットである限り、ステーショ
ン107がアップストリーム・チャネルの特定のタイム
・スロットに情報を挿入することができる。1つのタイ
ム・スロットにおいて送信を試みるステーションはブロ
ードキャストのダウンストリーム・チャネルに含まれて
いるそのスロットに関連付けられているステータス情報
を読む。スロットが予約されていなかった場合、ステー
ションは情報を挿入することができる。スロットが別の
ステーションに対して予約されていた場合、そのステー
ションはそのタイム・スロットにおいて送信することを
諦める。自分自身の送信が衝突を経験したことを検出し
た場合、その送信を試みようとしているステーションは
バックオフおよび再送信のプロセスを実行する。
【0019】以下にさらに詳しく説明されるタイム・ス
ロットの4つの状態を、ダウンストリームのステータス
またはアクノレッジメント・メッセージ(図5)で示す
ことができる。先ず最初に、そのスロットはIDLEで
ある可能性がある。これはそのスロットが最近のフレー
ムで使用されていなかったこと、そして任意のステーシ
ョンによって送信のために使えることを意味している。
第2に、そのスロットはBUSY/CONTINUAT
IONとしてマークされている可能性がある。これはそ
のスロットが最近のフレームにおいてBUSYであり、
そしてその同じステーションに対して次のフレームで予
約されていることを意味している。第3に、そのスロッ
トはBUSY/FINALとしてマークされている可能
性がある。これはそのスロットが最近のフレームにおい
てBUSYであったが、次のフレームにおいてはどのス
テーションに対しても利用可能であることを意味してい
る。最後に、そのタイム・スロットは衝突またはノイズ
のために意味のあるデータを有していなかったために損
なわれいる可能性がある。
【0020】さらに、本発明に従って、1つのスロット
において送信したステーションはアップストリームのヘ
ッダの中の、図4のフレーム継続(Cf)サブフィール
ド409をセットしてその同じタイム・スロットを次の
フレームにおいて予約することを示すことができる。こ
れは同期的なアクセスを必要とするステーションに対し
て、保証された帯域幅のアップストリームを得るための
メカニズムを提供する。十分なデータを有しているステ
ーションは、可変ビット・レート(VBR)タイプのト
ラヒックを送信するための容量を得るために、フレーム
継続のサブフィールドを使用することもできる。同期的
なトラヒックの場合、1つまたはそれ以上のタイム・ス
ロットにおいて最初に送信するステーション107はそ
の呼出しの終りまで、すべての続いているフレームの中
のフレーム継続(Cf)のサブフィールド409をセッ
トするように構成される。VBRサービスの中、そのス
テーションはIPパケットを送信するために必要となる
可能性があるように、それを2、3回セットし、次にそ
のスロットを解放することが期待される。
【0021】時々、1つのステーションが1つのアップ
ストリーム・フレームの中の隣接したタイム・スロット
に対するアクセスを有している時、そのステーションは
利用可能なタイム・スロットの境界にまたがって送信す
ることによって、それらのタイム・スロットを1つの
「スーパースロット」に組み合わせることができる。こ
の場合、そのステーションはアップストリーム・ヘッダ
の中の図4におけるスロット継続(Cs)のサブフィー
ルド411をセットすることによって、スーパースロッ
トの使用を示す。
【0022】図3Aは、図1のステーション107にお
ける各種の通信装置が伝送ネットワークに対して接続さ
れていて、本発明に従って、ヘッド・エンド109と通
信するためにアップストリーム・チャネル202の送信
容量にアクセスすることができる構成を示している。1
つのステーションの通信装置は電話機301、テレビジ
ョン302、コンピュータ303、および他の多くの装
置を含むことができる。装置は関連付けられた装置固有
のプロセッサ311〜313を経由して共有のバス32
0に接続されている。したがって、電話機301は、た
とえば、PCMの音声をアナログ信号に変換するプロセ
ッサ311を経由してバス320に接続され、テレビジ
ョン302は、たとえば、MPEG‐2のディジタルT
V信号をアナログ信号に変換するプロセッサ312を経
由してバス320に結合され、そしてコンピュータ30
3は、たとえば、ユーザとネットワーク・プロトコルと
の間の変換を提供するプロセッサ313を経由してバス
320に対して結合されている。
【0023】アップストリームの情報に関しては、装置
固有の各プロセッサ311〜313はその関連付けられ
ている通信装置で発信されるデータを処理し、ケーブル
102に対して接続できるようにするRFユニット36
0に対して、アプリケーションのためにそのデータを適
切な形式で提示する。ダウンストリーム情報に関して
は、装置固有の各プロセッサ311〜313は、関連付
けられている通信装置(電話機301、テレビジョン3
02、コンピュータ303など)におけるディスプレイ
/プレイアウトに対して送られるデータを処理する。た
とえば、テレビジョン302に接続されているプロセッ
サ312は、ビデオ情報のMPEG‐2のデコーディン
グを行うことができる。
【0024】バス320と、一般的に330として示さ
れているメディア・アクセス制御(MAC)プロセッサ
(以下にさらに詳細に説明する)との間のデータの転
送、および装置固有のプロセッサ311〜313とバス
320との間のデータの転送は、バス・コントローラ3
22の制御下で実行される。バス320およびバス・コ
ントローラ322は、標準のタイム・スロット・インタ
ーチェンジ(TSI)またはイーサネット・プロトコ
ル、あるいはこの分野の技術に熟達した人にとっては明
らかである任意の他の適切な構成を使うように構成する
ことができる。
【0025】変調器350および復調器340が、各ス
テーションにおいてアップストリームの情報を変調する
ため、そしてダウンストリームの情報を復調するため
に、それぞれ設けられている。たとえば、復調器340
と変調器350はQPSK、QAMなどのよく知られて
いる任意の技法を使って、アナログ信号をディジタルの
ビット・ストリームに(また、その逆に)変換するよう
に構成することができる。RFユニット360は両方向
において動作する。それはヘッド・エンド109から受
信されたRF信号をベースバンドへ変換し、それを復調
器340に対して供給し、そして変調器350から受信
されたベースバンドの情報を、ヘッド・エンド109に
対して送信するために割り当てられたRF周波数へ変換
する。ここで、復調器340、変調器350、そして潜
在的にMACプロセッサ330以外にRFユニット36
0によって実行される機能を、「ネットワーク・インタ
ーフェイス・ユニット」と呼ばれることがある単独のユ
ニットに含めるか、あるいは具体化することができるこ
とに留意されたい。
【0026】本発明によれば、バス320に接続されて
いる通信装置301〜393のうちのどれかにおいて発
信されて図1のヘッド・エンド109に対して向けられ
ている情報が、ケーブル102へ印加され、そして本発
明のMAC層のプロトコルを実装しているMACプロセ
ッサ330の制御下で、伝送ネットワークの他のコンポ
ーネントに対して印加される。同様に、装置301〜3
03に向けられている、ヘッド・エンド109からのダ
ウンストリーム情報は、伝送ネットワークおよびケーブ
ル102から、やはりMACプロセッサ330の制御下
で受信される。MACプロセッサ330の要素はデフォ
ーマッタ331および対応しているフォーマッタ333
であり、両方とも帯域幅コントローラ335、バッファ
332および339、およびコントローラ335の動作
を制御するプログラムまたはソフトウェア・コードを含
んでいるプログラム記憶装置337の制御下で動作す
る。
【0027】デフォーマッタ331はヘッド・エンド1
09から送信されるペイロード・データおよびアクノレ
ッジメント・メッセージ、A(i,j)を分離し、その
ペイロード・データをバッファ332に対して送信し、
バッファ332からそれらのデータがバス320上で適
切な装置固有のプロセッサ331〜313に対して送信
される。その行き先はそのメッセージに含まれている適
切な通信装置301〜303に対する受信先アドレスD
A(i,j)によって変わる。フォーマッタ333はそ
の逆の動作を実行する。すなわち、フォーマッタ333
は通信装置301〜303および/または装置固有のプ
ロセッサ311〜313において発信されたペイロード
・データと、帯域幅コントローラ335において発信さ
れた制御メッセージ、Cf、CsおよびLsとを組み合わ
せ、発信元の装置のアイデンティティを示している発信
元アドレス、SA(i,j)以外に、これらのメッセー
ジをヘッド・エンド109に対して送信する。制御/ス
テータス・メッセージDA(i,j)、A(i,j)、
SA(i,j)、Cf、CsおよびLsについては、以下
に図4、図5および図7に関連して説明される。
【0028】フォーマッタ333およびデフォーマッタ
331は両方とも帯域幅コントローラ335に関連して
動作し、帯域幅コントローラ335は、(a)ヘッド・
エンド109から受信されたスロットのステータス・メ
ッセージ(アクノレッジメント)に基づいてバッファ3
38からフォーマッタ333へ、そしてフォーマッタ3
33からRFユニット360へのパケットの送信のスケ
ジューリング、(b)スーパースロットの形成、(c)
競合プロセスの制御、(d)各タイム・スロットに含ま
れている巡回冗長符号(CRC)を使っての誤りチェッ
クの実行などの機能を実行する。前に説明されたよう
に、これらのプロセスの詳細は図8〜12に関連して以
下に説明される、プログラム記憶装置337に記憶され
ているソフトウェア・プログラムの制御下で実行され
る。バッファ339および332はアップストリームお
よびダウンストリームのペイロード・データを一時的な
ベースで記憶し、そしてMACプロトコルの一部を形成
する、帯域幅割当ておよび管理のプロセスにおいて使わ
れるパラメータ情報を記憶するように構成されている。
【0029】VBRトラヒックを送信しているステーシ
ョン107は1つの呼出しまたはセッションの間に対し
ていくつかの保証された帯域幅を確保することができる
が、それらは本発明に従って、ソース・アクティビティ
における瞬時変動、すなわち、送信されるべきディジタ
ル情報をそのステーションが作り出すレートに基づいて
追加の帯域幅を動的に求め、あるいは余分の帯域幅を動
的に解放することができる。この機能は次のように実装
される。
【0030】各ステーション107の帯域幅コントロー
ラ335は、特定のVBRコネクションに関係付けられ
ていて、VBRのソースからの情報を一時的に記憶する
ために使われるバッファ339の1つのフィル・インを
監視する。帯域幅コントローラ335はヘッド・エンド
109に対する情報の適切な流れを確保するために必要
なスロットの数における変化を予測するように構成され
ている。というのは、アクティビティの高い期間におい
ては、ライン338上のバッファ・フィル信号がハイだ
からである。次に、帯域幅コントローラ335に実装さ
れている予測のアルゴリズムはそのステーションがスロ
ットに対する競合によっていくつかのより多くのスロッ
トを獲得するよう要求する。そのステーションが1つま
たはそれ以上の追加のタイム・スロットを獲得した場
合、フレーム継続ビットをこれらのスロットに対してセ
ットすることができ、それによって連続したフレームの
同じスロットを予約することができる。アクティビティ
の低い期間においては、ライン338上のバッファ・フ
ィル信号はローである。次に、帯域幅コントローラ33
5の予測アルゴリズムは、保証された最小限の数を超え
る余分のスロットのいくつかがそのステーションによっ
て解放されることを要求する。この構成によってVBR
ソースの統計的マルチプレキシングからより高い利得を
得ることができ、その結果、従来型のTDMAに比べて
本発明の容量が大幅に増加する。
【0031】図3Bは、図3Aに示されているMACプ
ロセッサ330に類似しているMACプロセッサ384
の構成を示している。MACプロセッサ384は図1の
ヘッド・エンドの中に配置されており、そしてステーシ
ョン107からの通信信号を適切なサービス・プラット
フォーム390へ導く。図3Bに示されているように、
同軸ケーブル102を経由してステーション107から
受信された信号がRFユニット372に対して印加さ
れ、RFユニット372はRFユニット360と同様
に、そのRF信号をベースバンドへ変換し、そしてそれ
を復調器370に対して供給し、そして変調器374か
ら受信されたベースバンド情報をステーション107に
対する送信のために割り当てられているRF周波数に変
換する。また、RFユニット372はパワー・レベルの
解析に基づいて、COLLISIONまたはIDLEの
ステータス検出をも提供することができる。これらの機
能がRFユニット372において実行される場合、その
結果の制御信号が制御コネクション(図3Bには示され
ていない)を経由してMACプロセッサ384に対して
送信される。
【0032】MACプロセッサ384において、デフォ
ーマッタ376はアップストリームのタイム・スロット
からステーションのアドレス、SA(i,j)およびパ
ラメータCf、CsおよびLsを回復し、この情報を帯域
幅コントローラ378に対して印加する。帯域幅コント
ローラ378は、図3Aの帯域幅コントローラ335で
実行される機能を補佐する機能を実行し、そして(a)
ヘッド・エンド109においてフォーミュレートされた
ダウンストリームのタイム・スロットの割当てに基づい
て、サービス・プラットフォーム390からバッファ3
79を経由してフォーマッタ382へ、そして次にRF
ユニット372へのパケットの送信のスケジューリン
グ、(b)スーパースロットの存在の検出およびその中
に含まれている情報の抽出または読出し、(c)アップ
ストリームのタイム・スロットのステータスの判定およ
びダウンストリームのステータスまたはアクノレッジメ
ント・メッセージ、A(i,j)のフォーミュレートお
よび(d)各タイム・スロットに含まれている巡回冗長
符号(CRC)を使っての誤りチェックの実行を含む。
これらのプロセスの詳細は、前に述べたように、プログ
ラム記憶装置380に記憶されているソフトウェア・プ
ログラムの制御下で実行され、図13に関連して以下に
説明される。バッファ379および381はダウンスト
リームおよびアップストリームのペイロード・データを
一時的なベースで記憶し、そしてMACプロトコルの一
部を形成する帯域幅割当ておよび管理のプロセスにおい
て使われるパラメータ情報を記憶するように構成されて
いる。
【0033】図3Bに示されているサービス・ゲートウ
ェイ386は加入者、サービス・プロバイダに関する情
報、およびそれらのサービス・プラットフォームに対す
るルーティング情報を維持し、そしてMACプロセッサ
384とサービス・プラットフォーム390との間のイ
ンターフェイスを提供する。これらのサービス・プラッ
トフォームはヘッド・エンド109から離れた別のサイ
トに配置することができ、したがって、図式的に公衆電
話網(PSTN)を経由しゲートウェイ386と相互接
続されている。ゲートウェイ386はMACプロセッサ
と関連して動作し、ステーション107から発信してい
る異なるアプリケーションのニーズを認識し、これらの
異なるアプリケーションに対応している通信信号をサー
ビス・プラットフォーム390の適切なものに対して回
送する。たとえば、ステーション107で発信されるビ
デオ・オン・デマンド(VOD)要求は、サービス・ゲ
ートウェイ386を通してVODサービス・プラットフ
ォームに対して回送され、一方、音声呼出しは、ゲート
ウェイ386を通してLECスイッチへ回送されること
になる。LECスイッチは、音声呼出しに対する異なる
タイプのサービス・プラットフォームとして働く。
【0034】図4を参照すると、本発明に従ってタイム
・スロットに含まれるデータの基本構成が示されてい
る。プリアンブル401によってヘッド・エンド109
の受信機をそのタイム・スロットに同期させることがで
きる。スタート・データ・デリミタ(SDD)403は
スロット情報が始まる場所を示す。発信元アドレス(S
A)405によって、ヘッド・エンド109が特定のス
テーション、通信装置301〜303または発信元の装
置固有のプロセッサ311〜313を識別することがで
きる。一般的に407として示されている継続フィール
ドは、2つのサブフィールドを有している。フレーム継
続(Cf)サブフィールド409と呼ばれるサブフィー
ルドは、現在のフレーム「i」の処理中に次のフレー
ム、すなわち、フレーム「i+1」の中で同じスロッ
ト、すなわち、スロット「j」を使いたいというステー
ションの意志を示す。この場合、「同じ」タイム・スロ
ット、スロット「j」はそのステーションによって取得
された最初のフレーム、すなわち、フレーム「i」で使
われているタイム・スロットと同じ相対的な位置にある
フレーム「i+1」にあるスロットを意味する。フレー
ムiの中のタイム・スロットjに対するCfの値がC
f(i,j)として示され、そしてデフォルトによって
0に設定され、0は連続したフレームの中の同じタイム
・スロットがステーションによって使われないことを意
味し、Cf(i,j)=1の時、ステーションは連続し
たフレームにおいて1つのタイム・スロットを使いたい
か、あるいは使っていることを示している。
【0035】スロット継続(Cs)サブフィールド41
1と呼ばれる他のサブフィールドは、ステーションが隣
接したスロットを使っている場合に、タイム・スロット
の境界を超えて送信したい意志をそのステーションによ
って示す。ステーションが本発明のスロット継続機能を
使っている間、複数の隣接したタイム・スロットにわた
って送信する時、「スーパースロット」が形成される。
以下にさらに詳細に説明されるように、スーパースロッ
トはガード・タイム、プリアンブルおよびSDDをその
スーパースロットの中の最初のタイム・スロットだけに
含む。そのスーパースロットを構成するそれ以降のタイ
ム・スロットにおいては、これらのフィールドは存在し
ない。スロットの継続およびフレームの継続のサブフィ
ールド409および411のさらに詳細については以下
に説明される。
【0036】特定のプロトコルに限定されないが、タイ
ム・スロットのペイロード415は非同期転送モード
(ATM)のセル、すなわち、53バイトを収容するこ
とができる。誤りの検出および訂正の目的のために、巡
回冗長符号(CRC)417が使われ、そしてこの分野
の技術に熟達した人にとってよく知られている方法で、
すべてのスロットのユーザ・データをカバーする。最後
に、ガード・タイム400が各タイム・スロットの中
に、そのタイム・スロットの先頭(図4に示されている
ように)または終りのいずれかに含まれており、メッセ
ージがステーション107からヘッド・エンド109へ
伝送メディアによって搬送される際の伝播遅延によって
生じる時間差を許容する。
【0037】同軸ケーブル102上のすべてのステーシ
ョン107は、最初にヘッド・エンド109との粗いレ
ンジング・プロセスを実行し、ステーションが同軸ケー
ブル102およびファイバ108によって提供されてい
る伝送メディア上に現われるタイム・スロットに関して
同じタイミングのビューを有するようにする。この分野
の技術に熟達した人にとってよく知られている技法に従
って実行されるこのタイミングの同期化は、次に各タイ
ム・スロットの中のガード・タイム400およびプリア
ンブル401によって微調整される。このすべてによっ
て、ステーション107がそれぞれの互いの距離および
ヘッド・エンド109との間の距離、および対応してい
る伝播遅延時間を考慮しながら、その伝送メディア上の
スロット境界と同期を保つことができる。
【0038】図5を参照すると、タイム・スロット
「j」として示されているタイム・スロットの内部に含
まれている、ダウンストリーム・メッセージのデータ・
フィールドの構成が示されている。フィールド501は
このタイム・スロットの中に含まれているステータス情
報に対する受信先アドレスを含む。この受信先アドレス
はそのステータス情報が適用されるステーションの中の
特定の装置固有のプロセッサ以外に、特定のステーショ
ンの両方を識別する。ステータス情報に対する受信先ア
ドレスは、普通は前のアップストリーム・フレームの中
のj番目のタイム・スロットにおいて送信されたそのス
テーションの発信元アドレスと同じであることに留意さ
れたい。しかし、衝突が発生したことをそのステータス
・メッセージが示していた場合、ステータスに対する受
信先アドレスは、1つの例外を除いてすべて0のデフォ
ルト値に設定される。その例外は、ステーションがフレ
ーム継続ビットをセットすることによってそのスロット
を以前に予約した時に発生する。その場合、そのスロッ
トのステータスに対する受信先アドレスはそのスロット
を予約したステーションの発信元アドレスに設定され
る。
【0039】フィールド502は前のアップストリーム
のフレームの中のj番目のタイム・スロットに対する実
際のステータス情報を含む。このステータスは次の4つ
の値のうちの1つを持つことができる。それらは、その
タイム・スロットが使われていなかったことを示すID
LE(アイドル);そのタイム・スロットが1つのステ
ーションによって正常に使われていて、連続した使用に
対する要求が行われていたことを示しているBUSY/
CONTINUATION(ビジー/継続)(B/
C);そのタイム・スロットが1つのステーションによ
って正常に使われていたが、そのステーションはそれ以
降のフレームにおいてタイム・スロットを必要としない
ことを示しているBUSY/FINAL(ビジー/最
終)(B/F);および2つまたはそれ以上のステーシ
ョンが同じタイム・スロットを使おうと試みたか、ある
いはそのタイム・スロットの中の情報がノイズなどによ
って損なわれたことを示しているCOLLISION
(衝突)である。
【0040】フィールド503は、j番目のダウンスト
リーム・タイム・スロットの中のペイロードに対する受
信先アドレスを含み、フィールド504はペイロードそ
のものを含む。この受信先アドレスは一般に、フィール
ド501に含まれている受信先アドレスとは異なってい
てもよい。これはペイロード・データに対するアップス
トリームおよびダウンストリームの方向におけるタイム
・スロットがペアになっている必要はないからである。
【0041】最後に、フィールド505は誤りの検出
(および訂正)の目的のために使われる巡回冗長符号を
含む。
【0042】ここで図6を参照すると、アップストリー
ム・データの流れと、すべてのステーション107に対
するダウンストリーム・チャネルにおいてヘッド・エン
ド109によってブロードキャストされる、本発明によ
る、ダウンストリームのタイム・スロットのステータス
情報の流れとの間のタイミングについての、ステーショ
ン107の視点から見た図が示されている。図6におい
て、最初のアップストリーム・フレーム601は「n」
個のタイム・スロット601‐1〜601‐nを含む。
各タイム・スロット間で発生するガード・タイムはこの
図には含まれていない。このフレーム構造はフレームの
デリミタから導かれるクロッキングによって、ヘッド・
エンド109とステーション107との間で必要な同期
化を支援する。必要に応じて異なるフレーム・サイズ
(すなわち、「n」の異なる値)が、その通信プロトコ
ルによって決定されるフレームのサイズおよび持続期間
で使えることに留意されたい。10Mbpsのレートで
の2m秒のフレームの場合、データが424ビットのA
TMセルである場合には約47個のスロットがある。M
ACプロトコルなどの本発明によるATM上での音声を
サポートするアプリケーションにおいては、6m秒のフ
レーム持続時間を使うことができる。というのは、64
Kbpsにおいて48バイトのペイロードを埋めるため
にはその長さの時間が掛かるからである。
【0043】ダウンストリーム・フレーム602は時間
「t」だけオフセット(遅延)されており、そして60
2‐1〜602‐nとラベルが付けられているそれぞれ
のタイム・スロットの中に、タイム・スロット601‐
1〜601‐nに対するステータス情報が含まれる。し
たがって、図6に示されているように、タイム・スロッ
ト601‐1などの特定のタイム・スロットに対するス
テータス情報は、フレーム602のターム・スロット6
02‐1の中に含まれており、タイム・スロット602
‐1は次のフレーム603において発生する同じタイム
・スロット(タイム・スロット603‐1)の「前に」
発生する。これは前のフレームに対するタイム・スロッ
トのステータスが、次のフレーム内のそのスロットで送
信する時点より前にステーション107によって受信さ
れることを確保する。ダウンストリームの各フレームの
タイム・スロットは、そのステーションの特定の装置特
有のプロセッサ以外に、ステータス・メッセージが向け
られている特定のステーションの両方を識別するステー
タスのための、受信先アドレス(DA)(図5のフィー
ルド501)を含むことに留意されたい。
【0044】図7は本発明に従ってスーパースロットが
生成される方法を示している。前に述べたように、スー
パースロットを生成する目的は、隣接した、あるいは連
続したタイム・スロットを併合し、それによって1つま
たはそれ以上のタイム・スロットを他のステーションが
使えるように解放することである。これによってチャネ
ルをより有効に使うことができる。タイム・スロットを
この状況において解放することができる理由は、連続し
ている各タイム・スロットの「オーバヘッド」情報を繰
り返す必要がないことである。というのは、そのオーバ
ヘッド情報が冗長だからである。現在の目的に対して
「オーバヘッド」は図4のフィールド400、401、
403、405および407に含まれている、それぞ
れ、ガード・タイム、プリアンブル、SDD、発信元ア
ドレスおよび継続のサブフィールドに関連している情報
を含む。さらに、CRCは組み合わせられたスーパース
ロットの中の各タイム・スロットごとにある必要はな
い。
【0045】図7において、5つの連続したアップスト
リームのタイム・スロット701‐1〜701‐5は、
それぞれオーバヘッドの部分703‐1〜703‐5、
ペイロード705‐1〜705‐5およびCRC 70
7‐1〜707‐5を含む。これらのタイム・スロット
が1つのスーパースロット710に組み合わされる。ス
ーパースロット710は単独のオーバ部分711、その
スーパースロットを形成するために組み合わされたタイ
ム・スロットの数(この例では5)を指定している情報
を含んでいるフィールド713、そのスーパースロット
を形成するために組み合わされているタイム・スロット
のすべてのペイロード705‐1〜705‐5を含んで
いる組み合わされたペイロード715、およびCRC7
17を含む。このスーパースロットにおいて、オーバヘ
ッド部分711は各タイム・スロット701の中に含ま
れているオーバヘッド部分703と同じであってよい。
というのは、これらはそれぞれ同じ情報を含んでいるか
らである。スーパースロット710の中のCRC717
は組み合わされたペイロード715に含まれているデー
タの全体に関係する。
【0046】図8〜図13のプロセスのフローチャート
に示されている本発明のMAC層帯域幅管理のプロセス
を説明する前に、予想されるプロセスの全体の展望を提
示することは有益であると思われる。ステーション10
7のうちの特定のものがMAC層のプロトコルを使って
アップストリーム情報を送信する準備ができている時、
それらは先ず最初に高位層の入力に基づいて、現在の送
信のために必要なトラヒック・レベルを満足するために
どれだけの帯域幅が必要であるかを決定する必要があ
る。これは関与している特定のアプリケーションによっ
て変わるが、この分野の技術に熟達した人にとってよく
知られている各種の方法で実現される。図8は、初期タ
イム・スロット処理を示し、そしてそのスロットのステ
ータスの内容によって変わるが、次のプロセスを記述し
ている特定の図へ制御が移ることを示している。詳しく
言えば、制御はCOLLISION、BUSY/FIN
ALおよびBUSY/CONTINUATIONのステ
ータスに対する図9、図10および図11へそれぞれへ
移る。スーパースロットが使われている場合、図12に
示されているプロセスが図11のプロセスの代わりに使
われる。図13はアップストリームのタイム・スロット
の中の異なる状態を検出するため、およびダウンストリ
ームのアクノレッジメント・メッセージをフォーミュレ
ートするために使われるヘッド・エンドの処理を示して
いる。
【0047】図8は、MACプロセッサで受信されたタ
イム・スロットのステータスを示している、アクノレッ
ジメント・メッセージの初期処理を示しているフローチ
ャートである。このプロセスはステップ800において
始まり、その中で「i」はフレーム番号を表し、そして
「j」はタイム・スロット番号を表し、ヘッド・エンド
109において維持されている値にマッチするように初
期化される。適切なマッチングはヘッド・エンド109
とステーション107との間で発生するレンジングのプ
ロセスによって実現され、その中で伝送ネットワークに
おける伝播遅延時間およびRFユニット360および3
72におけるフィルタのロールオフが考慮される。
【0048】フレームiのタイム・スロットjに関係し
ていて、DA(i,j)によって関連付けられたアドレ
スが表されているA(i,j)で示されたアクノレッジ
メント・メッセージが、ステップ801でステーション
107において受信された時、そのステーションは先ず
最初にステップ802において、その次のタイム・スロ
ット、すなわち、タイム・スロット(i+1,j)の中
で送信したい情報を有しているかどうかを判定するため
にチェックする。そのステーションがヘッド・エンド1
09に対してアップストリームで送信したい情報を有し
ていないことを示している否定の結果が得られた場合、
プロセスはステップ814へ進み、その中で、以下にさ
らに詳しく示される方法でiおよびjの値が更新され
る。そのステーションが送信したい情報を有しているこ
とを示している肯定の結果が得られた場合、プロセスは
806へ進み、問題のタイム・スロットのステータス
が、(a)COLLISION、(b)IDLEまたは
MUSY/FINAL、または(c)BUSY/CON
TINUATIONを示していることを、そのアクノレ
ッジメントが示しているかどうかを判定する。
【0049】そのステータスがCOLLISIONであ
って、2つまたはそれ以上のステーションがそのタイム
・スロットにおいて送信しようとしていて、そのデータ
がそれによって損なわれていることを意味していた場
合、Nbとして示されているカウントを含んでいるバッ
クオフ・カウンタがステップ803においてチェックさ
れ、このスロットに対するアクセスに対するバックオフ
・カウンタがゼロであるかどうかが判定される。このス
テップは、そのステーションがこのタイム・スロット
(i,j)を使おうとして、バックオフ・カウンタがゼ
ロ以外のランダムな数値に設定されることになる衝突が
発生したかどうかを判定する。(これについては図9の
ステップ906に関して以下にさらに詳しく説明され
る。)ステップ803においてバックオフ・カウンタが
ゼロ以外の値であると判定された場合、そのカウントは
ステップ809において1だけ減らされ、そのステーシ
ョンは次のフレームにおいて同じスロット、すなわち、
タイム・スロット(i+1,j)においては送信しな
い。逆に、図8のプロセスはステップ814へ継続し、
その中でiおよびjの値が更新され、同じフレームの中
の次のタイム・スロット、すなわち、タイム・スロット
(i,j+1)を参照する。iおよびjの値の更新が発
生する正確な方法は次の式に従う。 j←(j mod n)+1 i←i,if(j mod n)≠0 i←(i+1)mod Nf+1,if(i mod
n)=0 ここで、nは1つのフレームの中のタイム・スロットの
数であり、Nfはたとえば、1024などの任意のフレ
ーム数であり、その値においてiの値がロールオーバす
る。すなわち、値1へ戻る。この更新のプロセスは、
(a)タイム・スロットは1からnへ番号付けられ、n
の後は番号は次のフレームの中の1へ戻り、そして
(b)フレームは1からNfまで番号が付けられ、ここ
でNfはそのシステム内のカウンタによって容易に扱え
る数であるように実行される。ステップ814における
更新が完了した後、図8のプロセスはステップ801へ
戻り、その中で次のタイム・スロットに対するアクノレ
ッジメントが受信される。
【0050】バックオフ・カウンタのカウント値がステ
ップ803においてゼロであると判定された場合、その
ステーションはステップ807へ進み、受信先アドレス
DA(i,j)がステーション107の有効なアドレス
であってナル文字列でないかどうかが判定される。ヘッ
ド・エンド109はどのステーションもタイム・スロッ
トjを獲得していなかった時、DA(i,j)の値をナ
ル文字列(たとえば、すべてゼロ)の値に設定する。他
方、ヘッド・エンド109はあるステーションがタイム
・スロットjを獲得していて、そのフレームの継続ビッ
トCfを1に設定することによってそのタイム・スロッ
トを使い続けたいという意志を示していた時、DA
(i,j)の値をそのステーションのアドレスを示すよ
うに設定する。ステップ807の結果が否定的であった
場合、ステップ808において処理は以下にさらに詳し
く説明される図9に示されているプロセスにおいて継続
する。
【0051】他方、ステップ807の結果が肯定的であ
った場合、ステップ812において処理は図11に示さ
れているプロセスで継続する。
【0052】ステップ806において、そのタイム・ス
ロットがIDLEまたはBUSY/FINALであった
ことを、A(i,j)の値が示していた場合、処理はス
テップ804へ進む。ステップ804はステップ803
と同じである。Nbの値がゼロでなかった場合、Nbの値
はステップ805において、ステップ809に関して以
前に説明されたようにデクリメントされ、そしてステッ
プ814へ進む。Nbの値がゼロであった場合、そのス
テーションはステップ810において進行し、以下にさ
らに詳しく説明される図10に示されているプロセスへ
進む。
【0053】ステップ806において、そのタイム・ス
ロットがBUSY/CONTINUATIONであった
ことを、A(i,j)の値が示していた場合、処理はス
テップ812において進行し、制御は図11のプロセス
へ移る。
【0054】図9、図10および図11のそれぞれにお
いて処理が完了した後、制御は図8のステップ814へ
戻り、その中でiおよびjの値が上記のように更新さ
れ、図8のプロセスはステップ801へ戻り、その中で
次のタイム・スロットに対するアクノレッジメントが受
信される。
【0055】図9において、衝突の後に発生するプロセ
スが示されている。ステップ902において、そのステ
ーションは先ず最初に自分が初めてそのタイム・スロッ
ト(i,j)に送信したかどうかを判定する。これはL
a(j)で示されている「初期試行」指示子の値を調べ
ることによって行われる。この指示子はそのタイム・ス
ロットの制御を「最初に」獲得するために、そのステー
ションによってタイム・スロット(i,j)によって送
信が試みられた場合にハイ(1の値)に設定される。ス
テップ902において肯定の結果が発生した場合、ラン
ダム化されたバックオフの値「k」がステップ906に
おいてNbに対して計算され、そして指示子La(j)の
値がゼロにリセットされる。これはそのステーションが
ふたたび送信を試みる前に、すなわち、ヘッド・エンド
109に対して情報を送信するためのタイム・スロット
を獲得しようとする前に、ランダムな数のタイム・スロ
ットの時間だけ待つようにするために行われる。次に、
プロセスはステップ908において図8のステップ81
4へ戻る。
【0056】ステップ902において否定の結果が発生
した場合、これは、(a)2つまたはそれ以上の他のス
テーションがそのタイム・スロットにおいてデータを挿
入しようとし、衝突が発生したか、あるいは(b)その
タイム・スロットの中のデータがノイズによるビット誤
りなどの何らかの他の理由で損なわれたことによって発
生した可能性がある。いずれの場合においても、そのタ
イム・スロットの中の情報は損なわれている。この状況
において図9のプロセスはステップ904において進行
し、図10に示されているプロセスへ進む。
【0057】図10は、A(i,j)の値が、(a)タ
イム・スロットのステータスがIDLEまたはBUSY
/FINALであって図8の処理に続いていること、あ
るいは(b)COLLISIONが発生していて、その
ステーションが図9のステップ904に従って送信する
ことができることを示している時に発生するプロセスを
示している。いずれの場合においても、次のタイム・ス
ロット(i+1,j)はすべてのステーションによる競
合のために利用でき、そのプロセスを実行しているステ
ーションがそのタイム・スロットにおいて送信すること
が許可される。したがって、La(j)の値がステップ
1001においてハイに設定される。次にステップ10
02において、そのプロセスを実行しているステーショ
ンは次のプロセス(フレームi+2)においてj番目の
タイム・スロットを必要とするかどうかを決定する。こ
こで、そのステーションが次に来るフレーム(フレーム
i+1)で送信するための情報を有していたことをステ
ップ802における肯定の結果によって既に判定してい
たことに留意されたい。ステップ1002において肯定
の結果が発生した場合、Cfビットの値がステップ10
04において1に設定され、次に来るフレームの中のj
番目のタイム・スロットの送信が次に続くフレームの中
の同じタイム・スロットの中で継続することを示す。ま
た、そのステーションはヘッド・エンド109に対して
向けられた情報をタイム・スロット(i+1,j)にス
テップ1004において書き込む。ステップ1002に
おいて否定の結果が発生した場合、Cfビットの値がス
テップ1003においてゼロに設定され、次に入って来
るフレームの中のj番目のタイム・スロットは次に続く
フレームの中の同じタイム・スロットにおいては継続さ
れないことを示す。また、そのステーションはヘッド・
エンド109に向けられる情報をタイム・スロット(i
+1,j)の中にステップ1003において書き込む。
いずれの場合においても、Csの値はステップ1003
および1004においてゼロに設定され、スロットの継
続(すなわち、スーパースロット)が使用されていない
ことを示す。また、いずれの場合においても、ステップ
1003および1004に続いて、ステップ1006に
おいて図8のステップ814に戻ることによって図10
のプロセスが継続する。
【0058】図11は、タイム・スロットのステータス
がBUSY/CONTNUATIONであることをダウ
ンストリームのアクノレッジメントが示している時、あ
るいは1つのタイム・スロットを予約したステーション
を巻き込んで衝突が発生した時のプロセスを示している
図である。先ず最初に、ステップ1102において受信
先アドレスDA(i,j)から、この特定のステーショ
ンが既にj番目のタイム・スロットを予約していたこと
をそのアクノレッジメント・メッセージが示しているか
どうかが判定される。示していなかった場合、このスロ
ットに対する処理は終了し、そしてプロセスはステップ
1104を経由して図8のステップ814へ戻る。ステ
ップ1102において肯定の結果が得られた場合、プロ
セスはステップ1106において継続し、タイム・スロ
ットの制御を最初に獲得するために、タイム・スロット
(i,j)においてそのステーションによって送信が試
みられたことを示しているLa(j)がハイであるかど
うかを判定する。ステップ1106の結果が肯定的であ
った場合、そのステーションは新しいタイム・スロット
を獲得し、したがって、Noの値を増やす。Noはそのス
テーションによって得られた、あるいは獲得されたフレ
ームの中のタイム・スロットの個数を表している変数で
ある。ステップ1106の結果が否定的であった場合、
そのステーションはそのタイム・スロットを最初に獲得
しようとしたのではなく、既に継続モードにおいて獲得
したタイム・スロットを使っていたわけである。この場
合、そのステーションが次のフレームの中のj番目のタ
イム・スロットの使用を必要とするかどうかについての
判定が、次にステップ1110において行われる。これ
は、たとえば、一定ビット・レートの呼出しが進行中で
ある時に成立する。ステップ1110における判定に続
いて、プロセスはステップ1112および1114につ
いて継続し、それらのステップは、1つの例外を除いて
図10に関して前に説明されたステップ1003および
1004と同じである。その例外はステップ1114に
おいて発生する。このステップはステップ1114にお
いて否定の結果が得られた時、Noの値をNo−1に減ら
す。たとえば、この減少は進行中の呼出しに対するビッ
ト・レートが減少する時、そしてその呼出しがより少な
い数のタイム・スロットでサポートされ得る時に発生す
る。
【0059】前記の説明から、変数Noはステーション
がそのトラヒックに対する新しいタイム・スロットを獲
得することを求めている時に増やされ、そしてそのステ
ーションが現在有しているトラヒックを搬送するために
その獲得したタイム・スロットのいくつかが不要である
時に減らされる(ステップ1114において)ことが分
かる。それによって、このプロセスは1つのステーショ
ンによって使われているタイム・スロットの数を、その
ステーションの現在のニーズに合わせて調整し、そして
本発明によって実現される効率を改善するために役立
つ。
【0060】前に説明したように、複数の隣接したタイ
ム・スロットの使用を獲得している送信中のステーショ
ンは、普通はタイム・スロットの境界の間のガード・タ
イムである期間にデータを送信することによってケーブ
ルの帯域幅をさらに有効に使うことができる。このガー
ド・タイムは、普通は異なるステーションが連続したタ
イム・スロットにおいて送信し、そして互いに干渉しな
いことを確実にする。しかし、同じステーションが連続
したタイム・スロットを使っている場合、そのスロット
間のガード・タイムをデータのために使えることが分か
った。
【0061】図12Aは、タイム・スロットのステータ
スがBUSY/CONTINUATIONであること
を、ダウンストリームのアクノレッジメントが示してい
る時のプロセスを例示している、図11に似た図である
が、普通はガード・タイムである期間にデータを挿入す
るためにスーパースロットを使うことができる本発明の
1つの実施形態における図である。したがって、スーパ
ースロットが使える場合、図8のステップ812は「図
12Aへ進む」となる。図12Aに示されているプロセ
スの部分、すなわち、ステップ1202、1204、1
206および1208のプロセスは、図11のステップ
1102、1104、1106および1108と同じで
ある。しかし、図12Aにおいては、ステップ1206
の結果が肯定的であった場合、La(j)の値がゼロに
設定され、Noの値がステップ1208において増やさ
れた後、プロセスはステップ1205において、以下に
さらに詳細に説明される図12Bへ進み、スーパースロ
ットを使うことの可能性を判定し、そしてスーパースロ
ットが使える場合、そのような使用に関連したパラメー
タを設定する。
【0062】ステップ1206における結果が否定的で
あった場合、あるいは図12Bのプロセスが完了した
時、図12Aのプロセスはステップ1210について継
続する。ステップ1210は図11のステップ1110
と同じである。ステップ1210において結果が否定的
であった場合、プロセスはステップ1214によって進
行する。ステップ1214は、図11のステップ111
4と同じである。次に、プロセスは、ステップ1204
において、図8のステップ814へ戻る。いま説明され
たステップのシーケンスは、たとえば、スーパースロッ
トの使用が可能であり、ステーションが次のフレームの
中でj番目のタイム・スロットの使用を継続しないよう
にすることができる決定を行った時に発生する可能性が
ある。これはスーパースロットを使うことによって、帯
域幅をより効率的に使うことができ、したがって、その
ステーションは考慮中のタイム・スロットを解放した後
でさえも、同じ量の帯域幅に対してアクセスできる時に
発生する可能性がある。
【0063】そのステーションが、ステップ1210に
おいて、次のフレーム、すなわち、フレーム(i+1)
においてタイム・スロット(i+1,j)が必要である
と判定した場合、次にステップ1216において次のフ
レームの中のタイム・スロットjがスーパースロットの
一部であるかどうかについての判定が行われる。これは
ステップ1205において発生した処理の結果によって
決定される。ステップ1216の結果が否定的であった
場合、タイム・スロットjはスーパースロットの一部で
はない。この場合、Cfの値が1に設定され、Csの値が
0に設定され、そしてデータがステップ1220におい
て、すべてそのタイム・スロットに書き込まれる。次
に、プロセスはステップ1204において、図8のステ
ップ814へ戻る。
【0064】ステップ1216の結果が肯定的であった
場合、ステップ1224において、そのタイム・スロッ
トが、スーパースロットの最初のタイム・スロットであ
るかどうかについての判定が行われる。これは、肯定の
結果が発生した場合、ガード・タイム・プリアンブル、
SDD、およびSAを、ステップ1226においてその
タイム・スロットの中にすべて書き込むことができるよ
うに行われる。また、CfおよびCsの値が両方とも1に
設定され、そしてLsの値が図7に示されているよう
に、スーパースロットの部分713に書き込まれる。他
方、ステップ1224において否定の結果が発生した場
合、ステップ1226において書き込まれたオーバヘッ
ド・データがバイパスされる。いずれの場合でもステッ
プ1228においてペイロード・データがそのタイム・
スロットの中に書き込まれる。
【0065】ステップ1224、1226および122
8に示されているプロセスの意図は、普通はタイム・ス
ロットの境界にあるガード・タイム、プリアンブルおよ
びタイム・スロットのオーバヘッドなどのコンポーネン
トをなくすことである。この情報はここでは各スーパー
スロットの最初のタイム・スロットの中にのみ含まれ
る。
【0066】図12Bは、本発明に従ってスーパースロ
ットが使われる可能性を判定するために使われるプロセ
スを示している。そのプロセスはステップ1251にお
いて始まり、以前に述べられたように図12Aのステッ
プ1208において呼び出される。ステップ1252に
おいて、そのプロセスが実行されているステーションに
対して「現在利用できる」隣接したタイム・スロットの
個数Ncおよび隣接していないタイム・スロットの個数
dが決定される。この目的のために、各ステーション
は以前に得られたタイム・スロット、すなわち、そのス
テーションによって取得されていたタイム・スロットを
調べ、これらのスロットのうちのどれが隣接しており、
どれが隣接していないかを判定する。NcとNdの合計が
上記の得られたタイム・スロットの数Noを表すことに
留意されたい。次に、ステップ1253において、Nc
の値が評価され、少なくとも2つの連続のタイム・スロ
ットが利用できるかどうかが判定される。ステップ12
53において否定の結果が発生した場合、これは隣接し
たタイム・スロットが利用できないこと、そしてスーパ
ースロットが使えないことを示す。したがって、プロセ
スはステップ1254において、図12Aのステップ1
205へ戻る。
【0067】ステップ1253において肯定の結果が発
生した場合、これは少なくとも2つの隣接したタイム・
スロットが利用できることを示している。その時、ステ
ップ1255において、図7に示されているように、整
数の個数のペイロード(すなわち、パケットまたはAT
Mセル)を収容することができるスーパースロットを形
成するために利用できる十分なタイム・スロットがある
かどうかが判定される。ステップ1255の結果が肯定
的であった場合、ステップ1256において、そのスー
パースロットが図7に示されているように隣接したタイ
ム・スロットを組み合わせることによって形成される。
そのスーパースロットが形成される間に、不要となって
いるタイム・スロットが解放される。ステップ1255
において、整数の個数のペイロードを収容することがで
きるスーパースロットを形成するために利用できる十分
な数のスロットがないと判定された場合、利用できるN
c個のタイム・スロットがステップ1257においてス
ーパースロット・モードで使われる。このことはそのペ
イロードがスーパースロットの終りまで次々に続くよう
に配置されることを意味する。ただし、最後のペイロー
ドは部分的に収容される可能性がある。したがって、ペ
イロードの残りの部分は次のスーパースロットの先頭に
置かれることになる。
【0068】図13は、本発明に従ってヘッド・エンド
109において行われる処理を示している。この処理は
ヘッド・エンド109の一部である図3BのMACプロ
セッサ384で行われる。図13のプロセスは、そのス
テーションの対応しているプロセス(図8、9、10、
および11)と結合して動作し、本発明に従って全体的
なMACプロトコルを実施する。
【0069】図13のプロセスは、ステップ1302か
ら開始される。そのステップにおいて、iおよびjの値
がそれぞれ初期化される。この初期化は、ヘッド・エン
ドがその伝送メディア上のタイム・スロットを処理する
ために同期化されるようになった時に一度発生する。そ
の後、図13のプロセスが次々に続く各タイム・スロッ
トに対して実行される。先ず最初にステップ1304に
おいて、タイム・スロット(i,j)が「使用中」また
は「IDLE」であるかどうかが判定される。この判定
はそのタイム・スロットの信号のエネルギーがあるしき
い値より上であることに基づいて、RFユニット372
で行うことができる。この判定の結果がRFユニット3
72からMACプロセッサ384に対して送信される。
しきい値を超過していた場合、そのタイム・スロットは
使われているとみなされ、さもなければ、そのタイム・
スロットはIDLEであるとみなされる。
【0070】タイム・スロットが使用されていなかった
場合、そのタイム・スロットに対するアクノレッジメン
ト・メッセージ、A(i,j)がステップ1308にお
いてIDLEとして設定され、そして受信先アドレス
(DA)の値が0(またはどのステーションの有効なア
ドレスにも対応しない所定の他のいくつかのユニークな
値)に設定され、そのタイム・スロットがIDLEであ
ることをそのステーションに対して示す。次に、iおよ
びjの値が上記の方法で、ステップ1340においてイ
ンクリメントまたは更新され、プロセスは次のタイム・
スロットに対して繰り返される。
【0071】タイム・スロットがIDLEでなかった場
合、肯定の結果がステップ1304において得られてい
る。その場合、ステップ1310においてそのタイム・
スロットの中でプリアンブルが識別されているかどうか
が判定され、さらに、ステップ1320においてスロッ
ト・データのデリミタ(SDD)がそのタイム・スロッ
トにおいて識別されているかどうかが判定される。ステ
ップ1310および1320のいずれか(または両方)
の結果が否定的であった場合、プロセスはステップ13
28へ進み、ステップ1328はそのタイム・スロット
に対するアクノレッジメント・メッセージ、A(i,
j)をCOLLISIONに設定し、さらに受信先アド
レス(DA)の値を0に設定する。これは衝突が発生し
た時はSDDおよび/またはプリアンブルのいずれかま
たは両方が損なわれているからである。この状態はその
タイム・スロットがノイズによって損なわれた場合にも
発生する可能性がある。ステップ1310および132
0に示されている構成の代わりの構成として前に説明し
たように、ヘッド・エンド109のRFユニット372
を使って衝突が検出できることに留意されたい。
【0072】次に、ステップ1314において、このタ
イム・スロットが以前のフレーム、すなわち、フレーム
i−1において予約されていたかどうかが判定される。
予約されていなかった場合、プロセスは上記のようにス
テップ1340へ進む。そのタイム・スロットが予約さ
れていた場合、本発明に従って、その同じスロットが衝
突にもかかわらず、ふたたび予約される。したがって、
ステップ1312において、受信先アドレス、DA
(i,j)の値が前のフレーム、DA(i−1,j)の
中の対応している値へ戻され、次に、プロセスは上記の
ようにステップ1340へ進む。ステップ1312にお
いて前の値へ戻すために、ヘッド・エンド109には図
3Bのバッファ379に通常含まれている適切なメモリ
容量が備えられている必要がある。
【0073】ステップ1310および1320の両方の
結果が肯定的であった場合、これはそのタイム・スロッ
トがステーション107の1つによってそのタイム・ス
ロットに挿入されたデータを含んでいることを示し、そ
してそのデータがステップ1322において読み出され
る。プロセスはステップ1324へ進み、その中でフレ
ームの継続ビットCfがハイ(すなわち、1)であるか
どうかが判定される。(CRCチェックまたは順方向の
誤り訂正(FEC)はMAC層の機能の一部ではなく、
たとえば、第3層の機能の一部(説明されない)である
ことが仮定されていることに留意されたい)。しかし、
図13のフローチャートはたとえば、ステップ1322
の次にチェックまたは訂正などを含むように容易に変更
することができる。その場合、そのタイム・スロットを
現在使っているステーションによって次のフレームの中
の同じタイム・スロットが予約されていることを示す。
したがって、ステップ1316において、そのタイム・
スロットに対するアクノレッジメント・メッセージ、A
(i,j)はBUSY/FINALに設定され、受信先
アドレスDA(i,j)はタイム・スロット(i,j)
において送信したステーションの有効なアドレス、すな
わち、SA(j)に設定される。ステップ1324にお
ける判定結果が否定的であった場合、同じタイム・スロ
ットが次のフレームの中でそのタイム・スロットを現在
使っているステーションによって予約されていないこと
を示している。したがって、ステップ1318におい
て、そのタイム・スロットに対するアクノレッジメント
・メッセージ、A(i,j)がBUSY/CONTIN
UATIONに設定される。ここでも、受信先アドレ
ス、DA(i,j)はタイム・スロット(i,j)を送
信したステーションの有効なアドレス、すなわち、SA
(j)に設定される。
【0074】ステップ1316または1318に続い
て、図13のプロセスはステップ1306において、そ
のタイム・スロットの継続ビットCsがハイ、したがっ
て、そのステーションがスーパースロットを使っている
ことを示しているかどうかを判定する。ステップ130
6の結果が否定的であった場合、iおよびjの値がステ
ップ1342において更新され、そして図13のプロセ
スが次のタイム・スロットに対して繰り返される。スー
パースロットが使われていた場合、したがって、ステッ
プ1306の結果が肯定的であった場合、そのスーパー
スロットを形成するために組み合わせられていたタイム
・スロットの数を表しているLsの値が、アップストリ
ーム・メッセージのフィールド713(図7)からステ
ップ1309において読み出される。次に、Lsの値が
ステップ1322においてデクリメントされ(そのスー
パースロットの中の最初のタイム・スロットが既にステ
ップ1322において読まれていたという事実を考慮す
るために)そしてステップ1334においてLsが0で
あるかが判定される。普通、否定の結果が発生し、その
スーパースロットの中にさらに読み出されるタイム・ス
ロットが存在することを示す。この場合、プロセスはス
テップ1336へ進み、その中でデータが読み出され、
(i,j)の値がインクリメントされ、そのタイム・ス
ロットに対するアクノレッジメント・メッセージ、A
(i,j)がA(i,j−1)に設定され、そして受信
先アドレス、DA(i,j)がDA(i,j−1)に設
定される。というのは、このタイム・スロットは前のタ
イム・スロット、すなわち、タイム・スロット(j−
1)を使ったのと同じステーションによって使われてい
るからである。
【0075】ステップ1336に続いて、ステップ13
22、1334および1336が、そのスーパースロッ
トの中の残りの各タイム・スロットに対して繰り返され
る。それはステップ1334における判定が肯定的で、
前に述べたように、そのスーパースロットの中のすべて
のタイム・スロットが処理されたことを示すまで繰り返
される。その後、プロセスはステップ1342にへ戻
る。
【0076】本発明の前記の説明に基づいて、本発明は
非同期転送モード(ATM)システムなどのパケット伝
送システムに関して特に有用であることが分かる。とい
うのは、各タイム・スロットが1つのATMセルを収容
できるようにタイム・スロットのサイズを選択すること
ができるからである。この構成によって、ネットワーク
全体を通じて、すなわち、ステーション107からサー
ビス・プラットフォーム390までATMの互換性を実
現することができる。
【0077】また、ケーブル・テレビジョンの環境は、
アップストリームで使うために割り当てられているスペ
クトルにおいて大きなノイズを受ける可能性があるが、
本発明はそれにうまく対処し、したがって、ノイズに対
して頑健であることも注目される。これはいくつかの例
によって示される。先ず第1に、ノイズによってアップ
ストリームのタイム・スロットの中の初期メッセージが
失われた場合、ヘッド・エンドのステータスのフィード
バックによってそのスロットが損なわれたことが指示さ
れる。このメッセージを発信したステーションはその損
なわれた指示を見て、それがどんな種類の呼出しであっ
てもそのメッセージを再送信する。第2に、フレーム継
続ビットCfが「1」に設定されている間に進行中のメ
ッセージがノイズによって損なわれた場合、ヘッド・エ
ンドはそのタイム・スロットがまだその同じステーショ
ンに対して利用可能であることを示すアクノレッジメン
ト・メッセージをフォーミュレートすることが望まし
い。これは図13のステップ1312および1314に
関して以前に説明されたように、前のフレームからの受
信先アドレスを記憶しているヘッド・エンド109によ
って実現される。第3に、継続ビットCfが「0」に設
定されている状態で、すなわち、これがそのステーショ
ンからの最終のメッセージであることが意図されている
状態で進行中のアップストリーム・メッセージの損傷が
発生した場合、ヘッド・エンド109は図13のステッ
プ1312および1314においてそのタイム・スロッ
トを、継続ビットCfが「1」に設定されている状態
で、あたかもビジーであったかのように扱う。この場
合、ヘッド・エンド109は、そのタイム・スロットの
ステータスがBUSY/CONTINUATIONであ
ったことを現在のアクノレッジメント・メッセージの中
で間違って示すことになる。しかし、次のフレームにお
いては、ヘッド・エンド109はそのタイム・スロット
のステータスを正しく決定し、そしてそのタイム・スロ
ットのステータスがIDLE(CBRの呼出しの切り離
しの場合)またはBUSY/FINAL(ステーション
がその最後のメッセージを再送信している場合)のいず
れかであったことを次のアクノレッジメント・メッセー
ジで示すことになる。最後に、ノイズによってダウンス
トリームのアクノレッジメント・メッセージが損なわれ
た場合、この状態はステーションが使っていたサービス
のタイプに依存してステーションに対して異なる影響を
与えることになる。このタイム・スロットを送信してい
て、その継続ビットCfを1に設定していたステーショ
ンは、依然としてそのタイム・スロットに対してアクセ
ス権を有している。ダウンストリームのアクノレッジメ
ント・メッセージを解読できない他のステーションは、
そのタイム・スロットにおいて送信しない。音声情報を
送信しているようなCBRのステーションの場合、再送
信は発生しない。というのは、失われたパケットを復元
することは音声のアプリケーションにおいては重要でな
いからである。データを送信していたステーションは最
後のパケットが正常に送信されたと仮定する。実際にそ
れが正常でなかった場合、上位層のプロトコルが再送信
を要求することになる。最初に1つのタイム・スロット
に対して競合していたステーションが再送信することに
なる。
【0078】本発明の非中央集中型のバージョンにおい
て、ありそうにないが、やはり可能性のある1つの状態
は、複数のタイム・スロットを必要とするCBRの呼出
しをいくつかのステーションが行おうとし、そしてそれ
らのステーションがすべて少数のスロットに対するアク
セス権を得ることになるが、どのステーションも自分が
必要とするすべてのタイム・スロットに対するアクセス
を得ることがない場合である。何らかの対策が行われな
い場合、それらのステーションはそれぞれのタイム・ス
ロットを保持し続け、そしてデッドロックが発生するこ
とになる。というのは、どのステーションも自分のCB
R呼出しを確立するために十分な帯域幅を得ることがで
きなかったからである。この場合の基本的な解決策は、
各ステーションにおいてタイマおよびタイムアウトのア
クセスを実装することである。各ステーションは自分が
必要とするいくつかの、しかし、すべてではないタイム
・スロットを獲得している間の期間を監視する。タイマ
が所定の時間間隔を超過した時、各ステーションは自分
が獲得していたすべてのタイム・スロットを解放し、そ
の呼出しをドロップする。そのステーションはその後、
新しい呼出しを起動することによって必要な帯域幅に対
するアクセスを得ようとする。
【0079】同軸ケーブル、ファイバおよび無線の環境
におけるアクセス・プロトコルのための主要な関心事
は、限定されたアップストリームの帯域幅の利用の効率
である。効率はトラヒックのタイプによって影響され
る。本発明に関して行われた解析は、その効率がCBR
呼出しに対する従来のTDMAとほぼ同じレベルである
ことを示している。VBR呼出しの場合、本発明の効率
は、フレームおよび/またはスロットの継続ビットが使
われる時間の長さの関数として変化する。Cfビットが
決して「1」に設定されないような、各アクセスごとに
1つのメッセージだけが送信される最悪ケースにおいて
も、本発明の効率はスロット型のALOHAの場合と同
じである。
【0080】総合的に、本発明の効率はTDMAより良
い。というのは、帯域幅が散発的に必要となるため、固
定の量の帯域を1つのステーションに対して割り当てる
必要がなく、帯域幅のほとんどが使用されずに進行する
からである。これに比べて、TDMAにおいては、ピー
ク・レベルが時々しか必要でないが、それでも常に割り
当てられていなければならない。また、ITVの応用に
おけるボタンの押し下げなどの散発的なトラヒックの場
合、本発明は遅延時間の短い特性を維持するが、依然と
して良好な帯域幅効率を維持している。本発明はCBR
のサービスを提供することができ、そしてスーパースロ
ットの機能を有しているので、総合的にスロット型のA
LOHAまたはTDMAより効率が良い。
【0081】前に述べたように、本発明はファイバ/同
軸のベースの伝送インフラストラクチャの場合において
主として説明されてきたが、本発明は無線通信の環境に
対しても適用できることを理解されたい。後者の環境に
おいては、ステーション107によって実行される機能
は各「移動局」において実行されることになる。ヘッド
・エンド109において実行される機能は「基地局」に
おいて実行されることになり、そしてこれまで「ファイ
バ/同軸メディア」と呼ばれてきたステーション107
とヘッド・エンド109との間の相互接続は、移動局と
基地局との間の双方向通信ができる「無線メディア」と
なる。
【0082】各種の変更を本発明に対して行うことがで
き、それらはこの分野の技術に熟達した人にとっては明
らかとなる。いくつかの例を以下に示す。
【0083】第1に、スーパースロットを生成して割り
当てるための決定は個々のステーションにおいて非中央
集中的な方法で行われるのではなく、共通のコントロー
ラまたはヘッド・エンドにおいて中央集中的な方法で行
うことができる。この構成においては、ヘッド・エンド
は隣接したタイム・スロットが利用できること、および
特定のステーションがそれらのタイム・スロットに対し
てアクセスできることを判定する。次に、ヘッド・エン
ドは特定のステーションに対して、スーパースロットと
してその隣接したタイム・スロットを使うことをそのス
テーション当てのアクノレッジメント・メッセージで知
らせる。そのアクノレッジメント・メッセージを受信し
ているステーションは個々のタイム・スロットを組み合
わせ、ヘッド・エンドによって許可されているように複
数のタイム・スロットの境界にわたって送信する。非中
央集中型の構成の場合と同様に、このタイプの構成もス
ーパースロット内のタイム・スロット間でのガード・タ
イムをなくすことによって帯域幅効率が上昇する。
【0084】第2に、スーパースロットが使用されてい
ない場合であっても、特定のステーションに対する複数
のタイム・スロットの割当てのプロセスは、個々のステ
ーションにおいて非中央集中的な方法で行われるのでは
なく、ヘッド・エンドにおいて中央集中的な方法で実行
することができる。詳しく言うと、スーパースロットを
使う代わりに、ヘッド・エンドは複数の隣接していない
タイム・スロットを特定のステーションに対して、その
ステーションの要求に基づいて割り当てるように構成す
ることができる。このタイプの構成は、システムがスー
パースロットの使用を禁止している場合、あるいはスー
パースロットが使われるが、ヘッド・エンドは隣接した
タイム・スロットを見つけることができない場合のいず
れにおいても有用である。
【0085】第3に、本発明は、ビデオ・オン・デマン
ド(VOD)およびビデオ・ゲームのサービスに関連し
ている「ボタン押し下げ」タイプのトラヒックを適切に
収容するように容易に構成することができる。このトラ
ヒックはビット・レートは低いが、それが発生した時の
優先順位が比較的高い。1つのまたは複数のタイム・ス
ロットを、このタイプのトラヒックに対して常に利用で
きるように、たとえば、ダウンストリームのステータス
/アクノレッジメント・メッセージを変更することによ
って、短い遅延時間および高いスループットを確保する
ことができる。ヘッダの中の継続フィールドを使うこと
によって、このスロットを確保しようとするCBRトラ
ヒックを処理しているステーションは、そのようにする
ことが禁止される。このトラヒックに対して割り当てる
必要があるタイム・スロットの数を決定するために、ト
ラヒックの条件を解析する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数のステーションがヘッド・エンドと呼ばれ
る共通のコントローラと、トリー・アンド・ブランチの
伝送ネットワークによって相互接続され、その中で本発
明を使うことができる広帯域ネットワークの総合的な構
成を示す図である。
【図2】図1に示されているステーションを相互接続し
ている伝送メディアにおいて使うことができる、アップ
ストリーム/ダウンストリームのスペクトル割当てを示
す図である。
【図3A】図1のステーションの中の各種の通信装置
が、本発明によるメディア・アクセス制御(MAC)プ
ロセッサの構成と同様に、伝送ネットワークに対して接
続されている構成を示す図である。
【図3B】図1のヘッド・エンドの中に配置され、そし
てステーションと適切なサービス・プラットフォームと
の間で通信信号を管理する、図3Aに示されているのと
同様なMACプロセッサの構成を示す図である。
【図4】1つのタイム・スロットに含まれているアップ
ストリーム・メッセージの中のデータ・フィールドの構
成を示す図である。
【図5】1つのタイム・スロットに含まれているダウン
ストリーム・メッセージの中のデータ・フィールドの構
成を示す図である。
【図6】ステーション107の視点から、アップストリ
ーム・データの流れと、ダウンストリームのタイム・ス
ロットのステータス情報の流れとの間のタイミングの図
を示す図である。
【図7】いくつかの連続したタイム・スロットが組み合
わされてスーパースロットが形成される方法を示す図で
ある。
【図8】タイム・スロットのステータスを示している、
MACプロセッサにおいて受信されたアクノレッジメン
ト・メッセージの初期処理を示している流れ図である。
【図9】ダウンストリームのアクノレッジメントが衝突
を示している時に取られるステップを示す図である。
【図10】IDLEまたはBUSY/FINALの状態
のいずれかのためにタイム・スロットが利用できること
をダウンストリームのアクノレッジメントが示している
時、あるいは2つのステーションが同時に送信したか、
あるいは伝送メディア上にノイズがあったために衝突が
発生した状況において取られるステップを示す図であ
る。
【図11】タイム・スロットのステータスがBUSY/
CONTINUATIONであることをダウンストリー
ム・アクノレッジメントが示している時、あるいは1つ
のタイム・スロットを確保したステーションを巻き込ん
で衝突が発生した時のプロセスを示す図である。
【図12A】タイム・スロットのステータスがBUSY
/CONTINUATIONであるが、スーパースロッ
トが使われている時のプロセスを示す、図11と同様な
図である。
【図12B】本発明に従ってスーパースロットの使用が
可能であることを判定するために使われるプロセスを示
す図である。
【図13】図1のヘッド・エンド109において実行さ
れる処理を示す図である。
フロントページの続き (72)発明者 チア−チャン リ アメリカ合衆国 07733 ニュージャーシ ィ,ホルムデル,ロングヴュー ドライヴ 26 (72)発明者 コティカラプディ スリラム アメリカ合衆国 07746 ニュージャーシ ィ,マールボロー,バーリントン ドライ ヴ 15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重アクセスのアップストリーム・チャ
    ネルを有している伝送メディアを経由して共通のコント
    ローラと相互接続されている複数のステーション間に伝
    送の帯域幅を割り当てる方法であって、 前記伝送メディア上の前記アップストリーム・チャネル
    において時間を一連の連続したタイム・フレームに分割
    するステップと、 各タイム・フレームを複数のタイム・スロットに分割す
    るステップと、 送信の帯域幅を必要としている前記複数のステーション
    のうちの競合しているステーションによる競合に応答し
    て、前記複数のタイム・スロットに対して競合している
    前記複数のステーションのうちの特定の1つのステーシ
    ョンに対して、前記複数のタイム・スロットの1つまた
    はそれ以上を割り当てるステップと、 前記複数のタイム・スロットの前記1つまたはそれ以上
    において前記特定のステーションによって挿入される複
    数のメッセージに含まれている予約指示に応答して、前
    記特定のステーションによって継続的に使われるように
    前記複数のタイム・スロットの前記1つまたはそれ以上
    を予約するステップとを含む方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記複
    数のステーションの第1のサブセットがタイム・フレー
    ム当たりに第1の数のタイム・スロットを必要とする一
    定ビット・レート(CBR)のトラヒックをそれぞれが
    発信し、前記複数のステーションのうちの第2のサブセ
    ットがタイム・フレーム当たりに第2の数のタイム・ス
    ロットを必要とするCBRトラヒックをそれぞれ発信
    し、そして前記第1および第2の数が異なっている方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、前記複
    数のタイム・スロットの中に挿入される複数のメッセー
    ジはオーバヘッド情報を含んでいて、前記複数のタイム
    ・スロットのうちの第1のサブセットのタイム・スロッ
    トが前記複数のステーションのうちの特定のステーショ
    ンに対して割り当てられるようになっていて、前記方法
    は、 前記第1のタイム・スロットの2つ以上のサブセットが
    隣接しているかどうかを判定するステップと、 タイム・スロットの前記第1の2つ以上のサブセットが
    隣接している場合に、タイム・スロットの前記第1の2
    つ以上のサブセットを、前記第1のタイム・スロットの
    サブセットの前記複数のもののうちの少なくとも1つに
    含まれているオーバヘッド情報を消去することによっ
    て、スーパースロットの中に組み合わせるステップとを
    さらに含む方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法において、前記複
    数のステーションの第1のサブセットがタイム・フレー
    ム当たりに固定の数のタイム・スロットを必要としてい
    る一定ビット・レート(CBR)のトラヒックをそれぞ
    れが発信し、前記複数のステーションのうちの第2のサ
    ブセットがタイム・フレーム当たりに可変のタイム・ス
    ロットを必要としている可変ビット・レート(VBR)
    のトラヒックをそれぞれ発信するようになっている方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法において、前記方
    法は、 前記複数の各タイム・スロットのステータスを示してい
    る複数のステータス・メッセージを、前記共通のコント
    ローラから前記複数のステーションに対して提供し、前
    記複数のステータス・メッセージはダウンストリームの
    チャネルで提供されるステップと、 前記複数のステータス・メッセージに応答して、前記複
    数のステーションは、(a)前記複数のタイム・スロッ
    トの1つにおいて新しいパケットを送信し、(b)進行
    中のメッセージを前記複数のタイム・スロットのうちの
    1つで送信し続け、あるいは(c)前記複数のステーシ
    ョンの他のものが前記複数のタイム・スロットの1つに
    おいて送信できるようにする方法。
  6. 【請求項6】 通信システムであって、 多重アクセスのアップストリーム・チャネルおよびブロ
    ードキャストのダウンストリーム・チャネルを有してい
    る伝送メディアを経由して、複数のステーションが共通
    のコントローラと相互接続されており、前記のアップス
    トリームおよびダウンストリームの各チャネルが、複数
    のタイム・スロットを含んでいる各タイム・フレームの
    シーケンスを定義している伝送ネットワークと、 複数のタイム・スロットのうちの特定のサブセットに、
    タイム・フレームのシーケンスの1つのタイム・フレー
    ムにおいて複数のタイム・スロットの隣接した一連のタ
    イム・スロットの中に複数のメッセージを組み合わせる
    ための、特定のステーションの意志についての前記共通
    のコントローラに対する第1の指示と、タイム・フレー
    ムのシーケンスのタイム・フレームの特定のサブシーケ
    ンスにおいて特定のタイム・スロットを使うための前記
    特定のステーションの意志についての前記共通のコント
    ローラに対する第2の指示とを挿入するための、複数の
    ステーションの中の手段とを含むシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のシステムにおいて、前
    記複数のメッセージがオーバヘッド情報を含んでおり、
    そして前記組み合わせる手段が、複数のタイム・スロッ
    トのうちの前記隣接したタイム・スロットの中の前記複
    数のメッセージに含まれている前記オーバヘッド情報を
    消去することによって、スーパースロットを形成するた
    めの手段を含むシステム。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のシステムにおいて、前
    記オーバヘッド情報は、ガード・タイムおよびプリアン
    ブルを含み、そして前記組み合わせる手段は、複数のタ
    イム・スロットのうちの少なくとも2つの隣接している
    タイム・スロット間に普通に存在するガード・タイムお
    よびプリアンブルを消去するように構成されているシス
    テム。
JP11107334A 1998-04-15 1999-04-15 広帯域通信ネットワ―クにおいて多重アクセスを可能にする方法および装置 Pending JP2000036825A (ja)

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